JP5705444B2 - 断熱用スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、窓や出入り口等の建物開口部に設置して該建物開口部における断熱を行えるようにした断熱用スクリーン装置に関するものである。
建物開口部等における断熱を行う簡易なスクリーン装置としては、単一の巻取り軸に二つ折りにしたスクリーンの両端を重ねて取り付け、折返し部を吊下した該スクリーンの下端折返し部と巻取り軸から導出した上部とにおいて、二つ折りされている2枚のスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するスペーサを介在させるようにしたものが特許文献1等において知られている。
この種のスクリーン装置においては、二つ折りしたスクリーンの両端を重ねて巻取り軸に取り付け、二重にしたスクリーンを巻取り軸に巻くことになるため、該二重のスクリーンが巻取り軸から巻き戻されると、該二重の外側に巻かれたスクリーンが内側に巻かれたスクリーンよりも該内側スクリーンの厚さ分だけ巻径が大きいことから、外側のスクリーンの巻き戻し長さが内側のスクリーンのそれよりも長くなり、そのため、スクリーンの折返し部にボトムバーを固定的に設けておくと、その姿勢が建物開口部の上部から下部に降下する間に回動することになる。
そのため、特許文献1に開示されているスクリーン装置では、スクリーンの折返し部内に円筒状のボトムバー(スペーサ)を回転自在に挿入し、巻取り軸の外側と内側に巻かれたスクリーンの長さの差がボトムバーの姿勢に影響を与えないようにしている。
しかしながら、スクリーンの折返し部内に円筒状のボトムバーを回転自在に挿入した構造では、スクリーンを張設したときに、該スクリーンの折返し部を介してボトムバーが建物開口部の下枠に当接することになり、スクリーン自体の強度はさほど大きいものでもないため、度重なるスクリーンの張設でその折返し部が建物開口部の下枠に当接し、しかも該下枠やスペーサとの摩擦を繰り返すと、スクリーンが該折返し部で破断するに至り、特に該スクリーンの折返し部はその内部にボトムバーを挿入して張力を付与しているので、部分的にでも破断するとその破断が早期に進行することになる。
特開2005−146518号公報
本発明の技術的課題は、巻取り軸に巻いた複数のスクリーンの下端にボトムバーを取り付け、上記複数のスクリーンの間に断熱のための空気層を設けるようにしたスクリーン装置において、巻取り軸の内側と外側に巻かれたスクリーンの長さの差がボトムバーの姿勢に影響を与えないようにし、該ボトムバーが一定の姿勢を保持しながら昇降するようにした断熱用スクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、単一の巻取り軸に内側及び外側の2枚のスクリーンの一端部を重ねた状態で巻取り自在に取り付け、該スクリーンの巻取り軸から導出した部位において、上記重ねたスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するためのガイド筒を配設し、上記空気層を介して吊下する上記各スクリーンの下端に単一のボトムバーを取り付け、吊下した上記各スクリーンの間の空気層の側端を閉じると共に上記各スクリーンの側端をガイドするレール枠に、上記ボトムバーの側端を該ボトムバーが一定の姿勢で昇降するようにガイドするガイド部を設け、上記内側と外側に巻かれたスクリーンの巻径の差により生じるスクリーン吊下時の外側スクリーンのたるみを除去する手段が、上記両スクリーンまたはいずれか一方のスクリーンの下端に沿って設けた係合部材と、上記係合部材に対向するボトムバーの前部縁及び/または後部縁に形成した上記係合部材と係合する係合部とにより形成され、上記係合部材は、上記ボトムバーの係合部に対して上記たるみを吸収する範囲内で上下方向に摺動自在としたことを特徴とする断熱用スクリーン装置が提供される。
また、本発明によれば、単一の巻取り軸に内側及び外側の2枚のスクリーンの一端部を重ねた状態で巻取り自在に取り付け、該スクリーンの巻取り軸から導出した部位において、上記重ねたスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するためのガイド筒を配設し、上記空気層を介して吊下する上記各スクリーンの下端に単一のボトムバーを取り付け、吊下した上記各スクリーンの間の空気層の側端を閉じると共に上記各スクリーンの側端をガイドするレール枠に、上記ボトムバーの側端を該ボトムバーが一定の姿勢で昇降するようにガイドするガイド部を設け、上記内側と外側に巻かれたスクリーンの巻径の差により生じるスクリーン吊下時の外側スクリーンのたるみを除去する手段が、上記ガイド筒を上下摺動自在に保持させると共に、上記外側のスクリーンのたるみを除去するのに必要な上方への付勢力を上記ガイド筒に付与するスプリングを備えることにより形成されていることを特徴とする断熱用スクリーン装置が提供される。
更に、本発明に係る断熱用スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記スクリーンを建物開口部の下端まで吊下した状態において各スクリーンが平行になるように形成される。
以上に詳述した本発明の断熱用スクリーン装置によれば、巻取り軸に巻いた内側及び外側の2枚のスクリーンの下端に取り付けたボトムバーを、その側端をレール枠により一定の姿勢で昇降するようにガイドして昇降させるので、巻取り軸の外側と内側に巻かれたスクリーンの長さの差がボトムバーの姿勢に影響を与えないようにすることができる。
また、スクリーンのたるみを除去する手段を付設したので、巻取り軸の外側と内側に巻かれたスクリーンの長さの差によりスクリーンがたるむのを防止することができる。
本発明に係る断熱用スクリーン装置の第1実施例を示すもので、(a)はボトムバーをレール枠の最上部に位置させた状態、(b)は該ボトムバーをレール枠の上下の中間に位置させた状態、(c)は該ボトムバーをレール枠の最下部に位置させた状態を示すそれぞれ縦断面図である。 上記第1実施例に係る断熱用スクリーン装置の一部を断面によって示す正面図である。 上記第1実施例における水平断面図である。 上記第1実施例におけるレール枠の斜視図である。 本発明に係る断熱用スクリーン装置の第2実施例を示すもので、(a)はボトムバーをレール枠の最上部に位置させた状態、(b)は該ボトムバーをレール枠の上下の中間に位置させた状態、(c)は該ボトムバーをレール枠の最下部に位置させた状態を示すそれぞれ縦断面図である。 上記第2実施例における水平断面図である。
まず、図1〜図4を参照して本発明に係る断熱用スクリーン装置の第1実施例について説明する。この断熱用スクリーン装置1は、スクリーン5を巻き取る単一の巻取り軸4を回転可能に収容した巻取りボックス2を備え、上記巻取り軸4は上記巻取りボックス2の両端のエンド部材3に周知の構造で回転自在に支持させて、該巻取り軸4内に設けたスプリング4aによりスクリーン5を巻き取る方向に回転するように付勢されている。上記スクリーン5は、図1からわかるように、内側及び外側の2枚の非通風性のスクリーン5a,5bからなり、それらのスクリーン5a,5bの各一端部を重ねた状態で上記単一の巻取り軸4に巻き取られ、巻取りボックス2内における巻取り軸4からスクリーン5a,5bを導出した部位には、内側及び外側のスクリーン5a,5bの間に位置して両スクリーン間に断熱のための空気層7を形成するためのガイド筒6を、エンド部材3に回転自在に支持させて配設している。
なお、上記巻取りボックス2は、取付けブラケット9により建物開口部の上部に設置されるものである。
上記空気層7を介して吊下する上記各スクリーン5a,5bは、それらの下端に単一のボトムバー10を取り付け、これによりスクリーン5a,5b間の空気層7の側端を除いて該空気層7が閉じられている。
また、図2及び図3に示すように、吊下した上記各スクリーン5a,5bの左右両側に位置させて一対のレール枠12,12を配設し、該レール枠12,12により各スクリーン5a,5b間の空気層7の側端を閉じると共に、以下に説明するように、上記スクリーン5a,5b及び上記ボトムバー10の側端をガイドさせている。上記レール枠12は、その中央の上下方向に延在する取付面に、該レール枠12自体を建物開口部に取り付けるためのネジ穴13が形成されたものである(図4参照)。
図1の(a)〜(c)において、上記内側のスクリーン5aは、巻取り軸4から巻き戻してそのまま垂下させるようにしているため、同図の(a)の状態と同図の(c)の状態で巻取り軸4から導出される位置が、該巻取り軸4における巻径に応じて相違している。一方、外側のスクリーン5bは、ガイド筒6によって垂下位置を決めているため、常に一定の位置から垂下する。しかしながら、少なくとも両スクリーン5a,5bが巻取り軸4から導出されて建物開口部の下端まで垂下した状態においては、効率的な断熱性を発揮させるために、それらのスクリーン5a,5bが平行であることが望まれる。そのため、図1の(c)の状態においてはスクリーン5a,5bが平行になるように形成している。但し、スクリーン5の導出の段階において常に内外のスクリーン5a,5bを平行に保つのであれば、内側のスクリーン5aについてもその垂下位置を決めるガイド筒を設ければよい。このようにスクリーン5a,5bを平行に保つのは、後述するように空気層7を閉空間にするために有効なものである。
なお、図示した第1実施例では、上記スクリーン5を内側及び外側の2枚のスクリーン5a,5bにより形成し、それらのスクリーン5a,5bの各一端部を単一の巻取り軸4に巻き取るようにしているが、上記スクリーン5は2枚に限るものではなく、2以上の複数枚によって複数の空気層が積層されたものとして構成することもでき、この場合にも複数のスクリーンを単一の巻取り軸4に巻き取るのは勿論であるが、必要に応じて複数のスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するためのガイド筒を配設し、各スクリーンを建物開口部の下端まで垂下した状態においては、それらが平行になるようにすることが望まれる。
上記第1実施例において、両スクリーン5a,5bの下端に取り付ける単一のボトムバー10は、その底面10aの前部縁及び後部縁にそれぞれ立設面10bが形成されたものであり、一方、上記レール枠12は、図3及び図4に示すように、その前後縁を内側に折曲してガイド部12aを形成することにより断面コ字状とし、それらのガイド部12aの内側に上記ボトムバー10の側端における前後部縁の立設面10bを挟んで、該ボトムバー10が一定の姿勢を保持して昇降するように形成している。このガイド部12a,12aには、上記ボトムバー10の立設面10bをガイドする凸条12bを上下方向に延在させて形成している。従って、図2〜図4からわかるように、上記レール枠12,12のガイド部12aにより、スクリーン5a,5bをガイドしてそれらの間の空気層7の側端を閉じるだけでなく、ボトムバー10の姿勢保持機構を構成させている。このように、ボトムバー10に一定の姿勢を保持させると、それが図1の(c)に示すように建物開口部の最下端に達したときに、該ボトムバー10の底面10aを水平に保って建物開口部の下端面に密接させることができる。
また、上記レール枠12におけるガイド部12a,12aの内側には、ボトムバー10の側端とスクリーン5a,5bの側端をガイドするガイド板12cを上下方向に延在するように形成している。これらは、図示したように、ボトムバー10の前後部縁間の長さに対して一対のスクリーン5a,5b間の距離が小さい場合に、レール枠12,12内の空間を通してスクリーン5a,5bの側端を迂回する空気流路が形成され、スクリーン5a,5b間の空気層7と該両スクリーン5a,5bの外側空間が連通するのを抑止するためのものである。しかしながら、上記ボトムバー10の前後部縁間の長さと一対のスクリーン5a,5b間の距離が殆ど同じ場合には、上記空気流路が形成されないので、上記ガイド板12cを設ける必要はない。
上記スクリーン5の下端にボトムバー10を連結するため、一対のスクリーン5a,5bの各下端に沿って、ボトムバー10と連結するための係合部材14を連結している。一方、上記係合部材14に対向するボトムバー10には、その底面10aの前部縁及び後部縁に形成した立設面10bの上部に、上記スクリーン5a,5bの下端の係合部材14と係合する係合部10cが形成されている。
更に具体的に説明すると、上記ボトムバー10の係合部10cは、該ボトムバー10における立設面10bの上部を、上記係合部材14に設けた折返し部14aを嵌入させる間隙を介して内側に折り返すことにより形成したものであり、また、上記スクリーン5a,5bの各下端に設けた係合部材14における上記折返し部14aは、上記ボトムバー10の係合部10cを嵌入させる間隙を介して該係合部材14を外側に折り返すことにより形成したものである。
前述したように、上記巻取り軸4に巻かれた内側と外側の2枚のスクリーン5a,5bは、それらの巻径の差により、スクリーン吊下時には外側のスクリーン5bが内側のスクリーン5aよりも長く導出される。そのため、上記ボトムバー10の姿勢保持機構により該ボトムバー10の姿勢を一定に保持してそれを昇降させると、図1の(a)〜(c)に示すように、ボトムバー10の昇降位置に応じて内側と外側のスクリーン5a,5bのいずれかの長さに余裕が生じて、それがたるみの原因になり、その長さに余裕があるスクリーン5aまたは5bに対して風その他の外力が作用すると、当該スクリーンにたるみが生じることになる。
スクリーン5a,5bのいずれかに上記たるみが生じるという問題を解消するため、上記スクリーン5a,5bでは、上記たるみを除去する手段を備えているが、まず、このたるみの除去手段の前提となる構成として、上記スクリーン5a,5bの下端の係合部材14における折返し部14aと、上記ボトムバー10の係合部10cとを、上記たるみを吸収できる範囲内で上下方向に摺動自在に係合させている。但し、その摺動範囲は、上記係合部材14における折返し部14aの先端がボトムバー10の係合部10cと係合する最深位置と、上記折返し部14aがボトムバー10の係合部10cから完全に離脱しないで僅かに係合する範囲内である。
上記ボトムバー10の係合部10cに対する係合部材14の折返し部14aの係合の態様について具体的に説明すると、図示した第1実施例では、図1の(a)に示すように、ボトムバー10をレール枠12の最上部に位置させた状態では、内側のスクリーン5aにおける係合部材14の折返し部14aが、ボトムバー10における係合部10cから離脱する直前の位置にあり、外側のスクリーン5bにおける係合部材14の折返し部14aはボトムバー10の係合部10cと最深位置まで係合した位置にある。また、図1の(b)に示すように、ボトムバー10がレール枠12の中間位置にある状態では、両スクリーン5a,5bにおける係合部材14の折返し部14aがボトムバー10の係合部10cと最深位置まで係合した位置にあり、この状態ではボトムバー10の重量によって両スクリーン5a,5bにたるみが生じない状態にある。
更に、図1の(c)に示すように、ボトムバー10をレール枠12の最下部に位置させた状態では、外側のスクリーン5bの導出長さが長くなるため、該スクリーン5bにおける係合部材14の折返し部14aが、ボトムバー10における係合部10cから離脱する直前の最下端位置にあり、内側のスクリーン5aにおける係合部材14の折返し部14aはボトムバー10の係合部10cと最深位置まで係合した位置にある。この状態では、外側のスクリーン5bにおける係合部材14の折返し部14aがボトムバー10の係合部10cから離脱する直前の位置にあるため、該外側のスクリーン5bに対して風その他の外力が作用すると、たるみが生じる可能性がある。
上記たるみを除去するための手段としては、例えば、上述した第1実施例では、外側のスクリーン5bの下端に沿って設けた係合部材14として通常は合成樹脂材を用いることになるが、それを重量のある金属材によって形成することにより、図1の(c)の状態で当該係合部材14の重量で外側のスクリーン5bをたるみが生じないようにするとか、外側のスクリーン5における係合部材14とボトムバー10との間に該係合部材14を図1の(c)の位置に弾性的に牽引するスプリングを設けて上記係合部材14の重量に代えることができる。
また、上記第1実施例においては、内側及び外側のスクリーン5a,5bの下端の係合部材14とボトムバー10の前部縁及び後部縁に形成した係合部10cとをそれぞれ上下方向に摺動自在に係合させた構成を備えているが、例えば、図1の(c)に示すようにボトムバー10をレール枠12の最下部に位置させた状態で、ボトムバー10と係合部材14とが、同図の(b)に示すように、両係合部材14の折返し部14aがボトムバー10の係合部10cと最深位置まで係合した位置にあるように調整すれば、上述したように係合部材14に重量を付加したり、スプリングの付勢力を作用させたりする必要がなく、単純に両スクリーン5a,5bの下端をボトムバーの前部縁及び後部縁に固定することができる。
但し、図1の(a)に示すようにボトムバー10をレール枠12の最上部に位置させた状態では、内側のスクリーン5aにたるみが生じることになるが、そのたるみは巻取りボックス2内おいて生じるものであり、外部に現れることがないので、該たるみがスクリーン5の張設・収納等の操作に悪影響を及ぼさない限り、そのたるみを取るための対策を講じなくてもよいが、必要に応じて、内側のスクリーン5aのたるみをなくすために、内側のスクリーン5aとボトムバー10だけに上述した折返し部14aを有する係合部材14と係合部10cを設けて、前述した係合部材14の重量やスプリングの付勢力を作用させることができる。
上記とは逆に、内側のスクリーン5aとボトムバー10とを固定的に連結し、外側のスクリーン5bとボトムバー10だけに上述した折返し部14aを有する係合部材14と係合部10cを設けて、図1の(c)に示すようにボトムバー10がレール枠12の最下部に位置した状態では、係合部材14の折返し部14aがボトムバー10の係合部10cから離脱する直前の位置にあるように調整することもでき、この場合に、外側のスクリーン5bがたるむのを抑制するには、上述したように係合部材14に重量を付加したり、スプリングの付勢力を作用させたりすればよい。
上記第1実施例においては、巻取り軸4内に設けたスプリング4aの付勢力によりスクリーン5を巻き取るようにした構成を備え、ボトムバー10に取り付けたプルボール18を下に引くことにより、スクリーン5を導出するようにしているが、スクリーン5の巻取りはそれに限定されるものではなく、巻取り軸4に連結されたスプロケットに巻掛けた鎖等の操作用部材、その他周知の操作機構によって操作可能にすることができる。
なお、図中の符号16は、巻取りボックス2内を通してスクリーン5a,5b間の空気層7が外気と連通するのを抑制するモヘアを示している。
次に、図5及び図6を参照して、本発明に係る断熱用スクリーン装置の第2実施例について説明する。図5に示すものは第1実施例の図1に対応し、図6に示すものは同図3に対応している。また、第1実施例と対応する部分には同一の符号を付している。
この第2実施例は、スクリーン5a,5bの吊下時におけるたるみを除去する手段として、外側のスクリーン5bに対して上下方向の引張力を作用させるようにしたものであり、更に具体的には、巻取りボックス2のエンド部材3に回転自在に支持させている外側のスクリーン5bのガイド筒6の軸受け21を、上記エンド部材3に上下摺動自在に保持させ、該軸受け21をスプリング22により上方に付勢している。上記スプリング22の付勢力は、外側のスクリーン5bのたるみを除去するに必要な程度のものである。
この第2実施例においても、巻取り軸4において、内側のスクリーン5aよりも外側のスクリーン5bの巻径がスクリーンの厚さ分だけ大きいことから、スクリーン5を図5の(c)の状態に吊下したときに、外側のスクリーン5bにたるみが生じることになるが、このたるみは、上記スプリング22の作用によって解消される。
なお、この第2実施例では、図5及び図6に示すように、第1実施例におけるレール枠12の前後縁を折曲して形成したガイド部12aの凸条12bに代えてモヘア23を用い、それらのモヘア23によってボトムバー10の側端における前後部縁の立設面10bを挟んで、該ボトムバー10が一定の姿勢を保持して昇降するように形成し、また、該モヘア23によってスクリーン5a,5bと上記ガイド部12aとの間からレール枠12内を通して空気が流通するのを抑止しているが、これらの点を除いて基本的構成は第1実施例の場合と変わるところがないので、第1実施例の構成と対応する上記以外の部分に同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
1 断熱用スクリーン装置
4 巻取り軸
5,5a,5b スクリーン
6 ガイド筒
7 空気層
10 ボトムバー
10c 係合部
12 レール枠
12a ガイド部
14 係合部材

Claims (3)

  1. 単一の巻取り軸に内側及び外側の2枚のスクリーンの一端部を重ねた状態で巻取り自在に取り付け、
    該スクリーンの巻取り軸から導出した部位において、上記重ねたスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するためのガイド筒を配設し、
    上記空気層を介して吊下する上記各スクリーンの下端に単一のボトムバーを取り付け、
    吊下した上記各スクリーンの間の空気層の側端を閉じると共に上記各スクリーンの側端をガイドするレール枠に、上記ボトムバーの側端を該ボトムバーが一定の姿勢で昇降するようにガイドするガイド部を設け、
    上記内側と外側に巻かれたスクリーンの巻径の差により生じるスクリーン吊下時の外側スクリーンのたるみを除去する手段が、上記両スクリーンまたはいずれか一方のスクリーンの下端に沿って設けた係合部材と、上記係合部材に対向するボトムバーの前部縁及び/または後部縁に形成した上記係合部材と係合する係合部とにより形成され、
    上記係合部材は、上記ボトムバーの係合部に対して上記たるみを吸収する範囲内で上下方向に摺動自在とした、
    ことを特徴とする断熱用スクリーン装置。
  2. 単一の巻取り軸に内側及び外側の2枚のスクリーンの一端部を重ねた状態で巻取り自在に取り付け、
    該スクリーンの巻取り軸から導出した部位において、上記重ねたスクリーンの間に断熱のための空気層を形成するためのガイド筒を配設し、
    上記空気層を介して吊下する上記各スクリーンの下端に単一のボトムバーを取り付け、
    吊下した上記各スクリーンの間の空気層の側端を閉じると共に上記各スクリーンの側端をガイドするレール枠に、上記ボトムバーの側端を該ボトムバーが一定の姿勢で昇降するようにガイドするガイド部を設け、
    上記内側と外側に巻かれたスクリーンの巻径の差により生じるスクリーン吊下時の外側スクリーンのたるみを除去する手段が、上記ガイド筒を上下摺動自在に保持させると共に、上記外側のスクリーンのたるみを除去するのに必要な上方への付勢力を上記ガイド筒に付与するスプリングを備えることにより形成されている、
    ことを特徴とする断熱用スクリーン装置。
  3. 上記スクリーンを建物開口部の下端まで吊下した状態において、巻取り軸から巻き戻してそのまま垂下させた内側のスクリーンと、上記ガイド筒によって吊下位置を決めている外側のスクリーンとが平行になるように形成している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の断熱用スクリーン装置。
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