JP4642167B2 - 密閉型電池用封口装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は密閉型電池、特にリチウムイオン二次電池等の二次電池において防爆安全装置を組み込んだ密閉型電池の防爆安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、AV機器やパソコン等の事務機器とか携帯通信機等の電源機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源としては、高容量化したアルカリ蓄電池やリチウム二次電池に代表される非水電解質二次電池が適していることから、非水電解質二次電池は高エネルギー密度で負荷特性の優れた密閉型電池とすることが促進されている。
【0003】
従来の密閉型電池用封口装置の一例を図19〜図21に示す。図において、110は金属キャップ、120は金属スペーサ、130は中央に凹状の湾曲部131と図21に示すように前記湾曲部131の側方に刻印により形成された薄肉部132を有する上部金属箔、140は有底皿形状の絶縁ガスケット、150は図20に示すように、帯状で中央部に凸状の膨らみ部151を設け、その周辺にC字状のスリット部152およびそのスリット部152の両端部に打ち抜き部153を設けた下部金属箔、160は中央部にガス通気孔161を有するカップ形状の金属ケースで、一方の電極に連結されるリード端子に接合されている。 以上の構成の密閉型電池用封口装置は電池の外装ケースの封口部分に気密に装着されている。そして、前記の密閉型電池用封口装置では、上部金属箔130と下部金属箔150とが両者の中央部の溶接部Sのみを介して電気的に導通されており、電流遮断圧力は下部金属箔150のスリット部152により形成された未切断部の破断強度によって設定される。すなわち、前記打ち抜き部153を通じて上部金属箔130に作用している電池の内部圧力が所定値に上昇した際、上部金属箔130の凹状の湾曲部131が下方から上方に加圧され、図19に仮想線で示すように、凸状に反転し、それに伴って下部金属箔150の溶接部Sが引き上げられ、スリット部152の未切断部が破断され、上部金属箔130と下部金属箔150とは離間する。従って金属ケース160を介して電極に導通している下部金属箔150と、金属スペーサ120を介して金属キャップ110に導通している上部金属箔130とは、その接触が絶たれて通電電流が遮断される。さらに、電池内部圧力が上昇すると上部金属箔130の薄肉部132が破れ、その破断部より電池内のガスは電池外部に放出されることになる。
【0004】
上記のように、エネルギー密度の高い密閉型電池では充電器等の機器の故障や過充電あるいは誤使用があった場合に、化学反応に伴って電池内部に異常にガスが発生し、電池内部圧力が過大となる。
【0005】
この場合には、電池が破裂したり使用機器に損傷を与える危惧があるが、この種の電池には、電池内部圧力が設定値を超えた場合にガスを電池外に放出する防爆装置が設けられている。
【0006】
さらに、非水電解質二次電池では急激に温度が上昇し発火の危険性もあるため、電池内部の圧力上昇によってガスの放出に先立って通電電流を完全に遮断する安全機構が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来例の密閉型電池用封口装置においては、上部金属箔130の薄肉部132の加工精度にばらつきが生じ易く、その管理が非常に難しいため、内部ガス放出のための破断圧のばらつきが生じる。又上部金属箔130の湾曲部131や、スリット部152により形成された未切断部についての加工精度にばらつきが生じ易く、その管理が難しいため、通電遮断のための破断圧のばらつきが生じる。このため防爆安全機構の信頼性の向上が望まれている。また、上部金属箔130と下部金属箔150とはレーザー等で溶接しており、上部金属箔130ならびに下部金属箔150が共に薄いものであるため溶接部Sに微小なクラックが発生し、漏液の原因となる。また、上部金属箔130の湾曲部131を反転させるために上下寸法の大きな空間が必要となり、これが封口装置の薄型化を困難としている。
【0008】
本発明は、前記する問題点を解消して密閉型電池の防爆安全機構の信頼性を向上させると共に薄型化および耐漏液性能の向上を図ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記する課題を解決するために、本願の第1発明は、封口部内に配した樹脂シートまたは金属箔からなる受圧シートの一部分を受圧部とし、この受圧シートの受圧部の周囲をその上下に位置する封口部構成部材で拘束し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、樹脂シートの受圧部が膨張して破断し電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする。
【0010】
上記構成により、受圧シートの受圧部の肉厚(膜厚)と受圧面積とを所定値に設定することが、従来例の上部金属箔の薄肉部を所定値に設定することより容易になり、破断圧を高精度でばらつきの少ないものとすることができる結果、内部圧力が異常上昇したときのガス放出による防爆安全機構の信頼性を向上させることができる。
【0011】
本願の第2発明は、封口部の絶縁樹脂ガスケットを有底皿形状に形成し、この絶縁樹脂ガスケットの底部に前記絶縁樹脂ガスケットのガスケット本体に一体に形成されている薄肉部を設けて受圧部とし、この絶縁樹脂ガスケットの受圧部の周囲をその上方に位置する封口部構成部材で拘束し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、絶縁樹脂ガスケッ
トの受圧部が膨張して破断し電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする上記構成により、第1発明と同様に、内部圧力が異常上昇したときのガス放出による防爆安全機構の信頼性を向上させることができる上に、第1発明の樹脂シート等を省略でき構造の簡単化を図ることができる。
【0012】
本願の第3発明は、封口部内に樹脂シートとその上面に位置して易破断部を備えた金属薄板とを重ね合わせて配し、前記樹脂シートの一部分を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部をその上下に位置する封口部構成部材で拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、金属薄板の易破断部は、従来例の上部金属箔の湾曲部の反転に必要な空間を封口部に備える必要がないので、密閉型電池の薄型化を図ることができる。また金属薄板の易破断部は、従来例と異なり、溶接部を有しないため、電解液の外部漏出を防ぐ上で有利である。しかも従来の上部金属箔の湾曲部の反転の場合に比較し、前記易破断部の破断に対応する破断圧を高精度でばらつきの少ないものとすることができる結果、内部圧力が異常上昇したときの通電遮断による防爆安全機構の信頼性を向上させることができる。
【0014】
本願の第4発明は、封口部の絶縁樹脂ガスケットを有底皿形状に形成し、この絶縁樹脂ガスケットの底部上面に易破断部を備えた金属薄板を重ねて配し、前記絶縁樹脂ガスケットの底部に薄肉部を設けて受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板をその上方に位置する封口部構成部材と前記絶縁樹脂ガスケットとで拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする。
【0015】
上記構成により、第3発明と同様に、密閉型電池の薄型化を図ることができ、電解液の外部漏出を防ぐ上で有利であり、かつ内部圧力が異常上昇したときの通電遮断により防爆安全機構の信頼性を向上させることができ、さらに第3発明の樹脂シート等を省略でき構造の簡単化を図ることができる。
【0016】
本願の第5発明は、封口部内に樹脂シートとその上面に位置して易破断部を備えた金属薄板とを重ね合わせて配し、前記樹脂シートの一部分を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部品をその上下に位置する封口部構成部材で拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したとき、樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにし、更に電池の内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張破断して電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、第1発明と第3発明について説明したように、内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したときの通電遮断による防爆安全機構および更に内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したときのガス放出による防爆安全機構のいずれにおいても、その信頼性を向上させることができると共に、密閉型電池の薄型化を図り、電解液の外部漏出を防ぐ上で有利となる。
【0018】
本願の第6発明は、封口部の絶縁樹脂ガスケットを有底皿形状に形成し、この絶縁樹脂ガスケットの底部上面に易破断部を備えた金属薄板を重ねて配し、前記絶縁樹脂ガスケットの底部に薄肉部を設けて受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板をその上方に位置する封口部構成部材と前記絶縁樹脂ガスケットとで拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにし、更に電池の内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張破断して電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする。
【0019】
上記構成により、第5発明と同様に、内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したときの通電遮断による防爆安全機構および更に内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したときのガス放出による防爆安全機構のいずれにおいても、その信頼性を向上させることができると共に、密閉型電池の薄型化を図り、電解液の外部漏出を防ぐ上で有利となり、さらに第5発明の樹脂シート等を省略でき構造の簡単化を図ることができる。
【0020】
上記第2発明、第4発明、第6発明のそれぞれにおいて、絶縁樹脂ガスケットの受圧部をガスケット本体に一体に形成された薄肉部で構成することができるが、この受圧部をガスケット本体とは別体に形成された樹脂フィルムで構成し、この樹脂フィルムをガスケット本体のくり抜き部に結合した構成とすれば好適である。
【0021】
このように前記受圧部をガスケット本体とは別体の樹脂フィルムで構成することにより、受圧部の膨張破断や易破断部の破断に対応する設定圧をより一層高精度でばらつきの少ないものとすることができ、防爆安全機構の信頼性をより一層向上させることができる。
【0022】
そして絶縁樹脂ガスケットが樹脂フィルムを成形金型の所定位置に設定し、射出成形により成形されたものとすることにより、防爆安全機構の信頼性が非常に高い密閉型電池用封口装置を、高能率で製造することができる。
【0023】
さらに前記樹脂フィルムとして、内部ガスの透過に対しバリア性の高いものを用いると、気密性の維持を図ることができる。また前記樹脂フィルムとしてガスケット本体に同一の樹脂と内部ガスの透過に対しバリア性の高い樹脂とを複数層状に形成したものを用いると、気密性を維持しうると共に、樹脂フィルムとガスケット本体との結合性の向上を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
(第1実施形態)
図1〜図8は本発明の第1実施形態を示す。
【0026】
本実施の形態は、断面形状が小判形のリチウムイオン二次電池に実施したものである。図1、図2において、1aは平面視小判形の金属キャップであって、陽極の外部電極端子となり、その中央部11が隆起突出し、その周辺部12がリング状の平板部となり、さらに周辺部12のまわりがカシメられ易いように屈曲リブ部13となっている。なお14はガス逃し孔である。
【0027】
2は剛性を有する樹脂ガイド板(絶縁ガイド板)であって、その輪郭形状が金属キャップ1aとほぼ同一の平板で構成され、その中央部に左右に長い通気透孔21を有すると共に、この通気透孔21の右方に電気接続用の切欠き部22が円孔形状に形成され、また前記通気透孔21の左方に接合端子用孔23が円孔形状に形成されている。なお、この樹脂ガイド板2はポリプロピレン(PP)またはフッ素系樹脂で形成すると好適である。
【0028】
6aは厚み0.04〜0.10mmのアルミ箔からなる金属薄板であって、中央より若干左寄り位置に他の部分より巾の小さい狭小部69を有している。図2に示すように、金属薄板6aはその左右部が前記樹脂ガイド板2の左右部とほぼ同一の輪郭形状に形成されているが、左右部の中間部分が左方向に向けて漸次巾が狭くなるテーパ形状部61となっており、テーパ形状部61の先端の最狭巾の部分が前記狭小部69、すなわち易破断部となっている。又金属薄板6aの右部には、金属キャップ1aの周辺部12に接触する突部62が、金属薄板6aの左部には、接合端子75用の挿通孔63(図1)がそれぞれ形成されている。
【0029】
5aは有底皿形状の絶縁樹脂ガスケットであって、その底部52の中央の前記通気透孔21と重なる位置にそれより若干大きな面積で厚み0.05〜0.15mmの薄肉部53を有すると共に、その左方に接合端子75用の挿通孔54を有している。この薄肉部53の上面は底部52の他の部分の上面と面一である。前記薄肉部53はガスケット本体51と同材質の一体物として形成することも可能であるが、図示するように、前記薄肉部53をガスケット本体51とは別体の樹脂フィルムで形成し、これをガスケット本体51のくり抜き部55上に結合させることが好ましい。なお前記くり抜き部55は前記通気透孔21と重なる位置にそれとほぼ同形状に形成されている。さらに樹脂フィルム(薄肉部)53をガスケット本体51に熱溶着や接着剤を用いて結合することも可能であるが、図7、図8に示すように、矩形短冊状の樹脂フィルム(薄肉部)53を成形金型の上下金型101、102間の所定位置に設置し、射出成形によりガスケット本体51の成形と同時に樹脂フィルム53が結合されるようにして絶縁樹脂ガスケット5aを成形するようにすると一層好ましい。
【0030】
本実施形態では、図7、図8に示す成形方法を用いて絶縁樹脂ガスケット5aを形成しており、ガスケット本体51をPPで構成すると共に、樹脂フィルム53を内部ガスの透過に対しバリア性の高いもので構成している。具体的には、図6に示すように、前記樹脂フィルム53を、前記バリア性の高いポリビニールアルコール(PVA)の樹脂フィルム53aの両面にガスケット本体51と同一材質のPP樹脂フィルム53b、53cをラミネートした多層フィルムを用いている。この多層フィルムは、PVA樹脂フィルム53aによって前記バリア性を高めると共に、PP樹脂フィルム53b、53cによってガスケット本体51との結合性を高めると共に水分に弱いPVA樹脂フィルム53aの弱点を補うことができる。
【0031】
絶縁樹脂ガスケット5aは、カシメられる前は図3に示すような形状をし、その周囲立上がり壁56で囲まれる空間内に、金属薄板6a、絶縁ガイド板2、金属キャップ1aが順次挿入され、かつ図1に示すように、接合端子75によって金属薄板6aが絶縁樹脂ガスケット5aのガスケット本体51にリベット止めされる。なお図において、76は接合端子75の頭部と金属薄板6aとの間に介在させた座金である。
【0032】
上記のようにして構成された封口部100は、図1に示すように、陰極の外部電極端子となる外装ケース7の上部空間内に、外装ケース7に凹設した支持屈曲部71によって下方から支持されるようにして嵌入され、次いで外装ケース7の上端縁部72を内方にカシメることによって絶縁樹脂ガスケット5aの上端縁部57を内方に屈曲し、これにより前記封口部100を外装ケース7に固定する。
【0033】
なお、前記接合端子75は外装ケース7内の発電要素73から上方に伸びるリード74に接続されている。また前記金属キャップ1aと前記金属薄板6aとは、樹脂ガイド板2の電気接続用の切欠き部22内に突出形成した突部62を介して電気的に接続するように構成されている。前記突部62は金属薄板6aに突出形成したが、これを金属キャップ1a側に設けてもよい。
【0034】
かくして本実施形態は、底部52に薄肉部53を有する有底皿形状の絶縁樹脂ガスケット5aの内側に、狭小部69を有する金属薄板6aと前記薄肉部53に重なり合うように位置する通気透孔21を有する絶縁ガイド板2と、陽極(電池の種類によって陰極となる場合もある)の外部電極端子となる金属キャップ1aを順次積重し、前記金属薄板6aと前記金属キャップ1aとは前記絶縁ガイド板2の切欠き部22を通じて導通し、前記金属薄板6aは電池内の電極(リード)74に導通する接合端子75により前記絶縁樹脂ガスケット5aに固定されていて、前記絶縁樹脂ガスケット5aの底部52の薄肉部53における前記くり抜き部55で囲まれる部分をを受圧部Pとし、この受圧部Pの周囲位置において金属薄板6aを絶縁樹脂ガスケット5aと絶縁ガイド板2とで拘束すると共に、金属薄板6aの狭小部(易破断部)69を前記受圧部Pの上方に位置するように配置した構成となっている。
【0035】
そして図4に示すように、電池の内部圧力が異常上昇することにより、第1の設定圧力に達したとき、前記受圧部Pが膨張し、これに伴い金属薄板6aの狭小部(易破断部)69が破断して、電池の外部端子(金属キャップ)1aと電池の内部電極(リード)74との電気的導通が遮断されるようにしている。すなわち、電池内部のガス圧が異常に上昇すると、ガス圧が絶縁樹脂ガスケット5aのくり抜き部55を通して薄肉部53に作用し、薄肉部53の受圧部Pを上方に押し上げる。薄肉部53は絶縁ガイド板2によりその周囲が通気透孔21に沿って上方より拘束されているので、通気透孔21内において、中央部が上方に押し上げられ球面状に上方に膨張変形し、前記ガス圧が第1の設定圧力に達したとき、金属薄板6aの強度的に最も弱い狭小部(易破断部)69を破断してテーパ形状部61を押し上げ、金属薄板6aの左右部間の電気的接続を遮断する。このため、電池の内部電極(リード)74と金属キャップ1aとは電気的に接続しなくなり、充電時においては充電が遮断され、それ以上の電池内部の温度上昇や圧力上昇が防がれる。
【0036】
次いで、図5に示すように、更に電池の内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したとき、前記受圧部Pが膨張破断して電池内部のガスGを電池外部に放出するようにしている。すなわち、内部圧力が第1の設定圧力より高い第2の設定圧力に達したとき、薄肉部53の膨張が極限に達して破断し、電池内部のガスGが前記くり抜き部55、薄肉部53の破断箇所、前記通気透孔21および金属キャップ1aのガス逃し孔14を通じて電池外部に放出される。これにより電池の爆発を防止している。
【0037】
次に本実施形態に対する変形例につき説明する。
【0038】
上記実施形態では、樹脂フィルム(薄肉部)53を矩形短冊状のもので構成しているが、図9に示すように連続帯状(フープ状)の樹脂フィルム53dを上下成形金型101、102間に供給して、射出成形によりガスケット本体51の成形と同時に樹脂フィルム53dが結合されるようにして絶縁樹脂ガスケット5mを成形し、前記樹脂フィルム53dを成形の前後のいずれかにおいて、絶縁樹脂ガスケット5mと同巾となるようにカットすれば、生産の能率向上を図ることができる。
【0039】
又上記実施形態では、樹脂フィルム53を3層構造のものとしているが、内部ガスに対しバリア性の高い樹脂を上層に、ガスケット本体に同一の樹脂を下層にした2層構造のものとすることができる。また内部ガスの透過に対しバリア性の高いフィルムとしては、PET、PVDC、PFA、ナイロン等のフィルムを単独で、またはPP樹脂と組み合わせた複層フィルムとして用いることができる。
【0040】
更に上記実施形態では、図4および図5に示すように内部圧力が第1の設定圧力に達したとき金属薄板6aの易破断部69が破断し、これより高い第2の設定圧力に達したときに前記受圧部Pが膨張破断するように構成されているが、内部圧力が第1の設定圧力に達したとき金属薄板6aの易破断部69が破断して通電遮断するようにのみ構成することも可能である。
【0041】
(第2実施形態)
図10に示す第2実施形態は、絶縁ガスケット5bの内側に、透孔81を有する金属板8と、絶縁樹脂シート9と、透孔31を有する金属ガイド板3と、陽極の外部端子となる金属キャップ1bを順次積重し、前記金属板8と前記金属ガイド板3とは絶縁樹脂シート9の切欠き部92を通じて電気的に導通しており、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記絶縁樹脂シート9において金属板8の透孔81と金属ガイド板3の透孔31に対応する受圧部Pが破断して電池内部のガスを電池外部に放出するように構成したものである。このように構成することによって、図19〜図21に示す従来例にあったような上部金属箔130の加工精度のばらつきによる破断圧のばらつきがなく、また上部金属箔130にクラックが生ずるような危惧がなくて、密閉型電池用封口装置のガス放出による防爆安全機構の信頼性を向上させることができる。
【0042】
前記金属キャップ1bは陽極(陰極の場合もある。)の外部端子となるもので、その周辺部12はリング状をなすものである。金属ガイド板3は中央に透孔31を有し、金属キャップ1bの下部に配設される。絶縁樹脂シート9は、厚み0.05〜0.15mmのPPやフッ素系樹脂製のものであり、電池の内部圧力が異常に高くなったときに金属板8の中央の透孔81より加わるガス圧によって上方に膨れ上り、周縁が金属ガイド板3で規制されるため、中央部が破断し電池内部のガスを放出することになる。絶縁ガスケット5bは、中央に大きな透孔58が設けられた断面は略L字状の環状体であって、図1に示す場合と同様に、外装ケースの上部開口縁によって周縁が内方にかしめられて、金属キャップ1b、金属ガイド板3、絶縁樹脂シート9ならびに金属板8の各周縁を包囲して外装ケースに固着するものである。なお絶縁樹脂シート9には切欠き部92が設けられていて、その切欠き部92を通じて金属ガイド板3の下向きの突出部32が金属板8に接触するものである。
【0043】
上記構成において、金属キャップ1bのリング状の周辺部12によって直接絶縁樹脂シート9の周縁部を下圧するように構成した場合は、金属ガイド板3をなくすことができ、全体のコスト低減を図ることができる。
【0044】
また金属板8に絶縁樹脂シート9を接着して両者を一体にした状態で組み込むことにより組立工程を簡略化し、耐漏液特性を向上させることができる。
【0045】
さらに、絶縁樹脂シート9として、第1実施形態で使用した内部ガスの透過に対しバリア性の高い樹脂フィルム53と同等のものを用いることができる等、第1実施形態での長所を有する構成を本実施形態に応用することができる(各実施形態間においても同様である。)。また第2実施形態は、内部ガスの圧力を受ける受圧シートとして絶縁樹脂シート9を用いているが、これに代えて金属箔を用いることも可能である。
【0046】
(第3実施形態)
図11〜図13に示す第3実施形態は、透孔58を有する絶縁ガスケット5bの内側に、透孔81を有する金属板8と、絶縁樹脂シート9と、狭小部69を有する金属箔シートからなる金属薄板6bと、通気透孔41を有する絶縁用シート4と、透孔31を有する金属ガイド板3と、陽極の外部端子となる金属キャップ1bを順次積重し、前記金属板8と前記金属ガイド板3が重合している部分における前記絶縁樹脂シート9ならびに前記絶縁用シート4の切欠き部92、42を通じて前記金属薄板6bにより、前記金属板8と前記金属ガイド板3とを電気的に導通し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記金属薄板6bにおいて金属板8の透孔81と絶縁用シート4の通気透孔41と金属ガイド板3の透孔31に対応する部分に設けた狭小部(易破断部)69が破断して、前記金属板8と前記金属ガイド板3との電気的導通が遮断されるように構成したものである。
【0047】
このように構成することによって、図19〜図21に示す従来例におけるようなレーザー溶接による上部金属箔130、下部金属箔150のクラックはなく、密閉型電池用封口装置の信頼性の向上および遮断機構の反転部が不要となり、電池の有効内容積の拡大と電池容量の向上を図ることができる。
【0048】
本実施形態において、図10に示した構成部分と同じ構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。帯状の金属薄板6bは、突出方向が異なる突部64、65を備えていて絶縁用シート4と絶縁樹脂シート9との間に挟着されるものである。そして絶縁用シート4の切欠き部42と絶縁樹脂シート9の切欠き部92に前記突部64、65が嵌入し、上向きの突部64が金属ガイド板3と接触し、下向きの突部65が絶縁樹脂シート9の下側にある金属板8と接触して、電池内の電極に接触する金属板8と金属薄板6bと金属ガイド板3ならびに金属キャップ1bとが電気的に導通する。そして金属薄板6bは第1実施形態の金属薄板6a(図2参照)と同様に形成され、図12に示すように、テーパ形状部61、易破断部となる狭小部69を備えている。なお本実施形態の金属薄板6bは、第1実施形態の金属薄板6aと異なり、狭小部69が金属ガイド板3の透孔31の端部に近接して位置するように形成されている。
【0049】
前記狭小部69は、図12に示すように、その左の金属薄板6bの中心線に対し両側に直角方向に拡大する拡大巾部66に連接している。このため電池内部のガス圧が異常に上昇すると、ガスは透孔58、透孔81を通って絶縁樹脂シート9の中央部(受圧部)Pを上方に押し上げ、図13に示すように、金属薄板6bの強度的に最も弱い狭小部69を切断してテーパ形状部61を押し上げる。この際前記拡大巾部66は金属ガイド板3によって上方に上がるのを規制され、テーパ形状部61のみが絶縁用シート4の通気透孔41を通じて金属ガイド板3の透孔31内に突出する。そして電池の内部圧力が降下した後でもテーパ形状部61の先端は拡大巾部66に接触することなく、切断状態が維持される。このように金属薄板6bは狭小部69で切断され、その状態を維持するので、電池内部の電極と金属キャップ1bとは電気的に接続しなくなり、通電路を金属薄板6bの切断により完全に遮断する安全機構が作動することになる。なお、本実施形態においては、狭小部69を金属ガイド板3の透孔31の端部に近い位置に設けているので、図13に示すように、第1実施形態に比較し、金属薄板6bの切断時におけるテーパ形状部61の先端と拡大巾部66との間の離開距離を大きくとることができる。
【0050】
上記構成において、金属薄板として、図14に示すように両サイドにそれぞれテーパ形状部67、67を設け、その中央に狭小部69が位置するように形成した金属薄板6cを用いることができる。しかしこの金属薄板6cは、破断時に図15に示すように、両テーパ形状部67、67が左右対称形で上方に突き上げられるので、内部のガスが排出されて電池内圧が下がったときには、衝撃等により両テーパ形状部67、67の先端同士が接触することが起り、図12に示すものに比較して保安機構を維持する点で問題がある。
【0051】
図16は、第3実施形態の変形例を示している。この変形例は、絶縁用シート4の通気透孔41の外形寸法を、金属ガイド板3の透孔31の外形寸法より小さくし、金属薄板6dの狭小部69が位置する方の金属ガイド板3の透孔31の端縁より絶縁用シート4の通気透孔41の端縁を透孔中央側に寄せた位置にしている。このように構成することにより図17に示すように、電池内部の圧力が異常上昇したときに、金属薄板6dの狭小部69が切断され、テーパ形状部61が絶縁用シート4の通気透孔41より上方に突出するが、電池内部の圧力低下後もテーパ形状部61の先端は絶縁用シート4に遮られ、元の位置に復帰することがない。従って、電池内部の圧力低下後において、振動や落下等によってテーパ形状部61が金属薄板6dの拡大巾部66に再接触することを確実に防ぐことができる。
【0052】
また第3実施形態の変形例として、金属キャップ1bのリング状の周辺部12によって、直接絶縁用シート4の周縁部を下圧すると共に、前記周辺部12が金属薄板6bの突部64に直接接触するように構成することができ、このように構成することにより金属ガイド板3を省略できる。
【0053】
第3実施形態では、電池の内部圧力が所定の設定圧力に達したときに、金属薄板6bの易破断部(狭小部)69が破断して通電遮断される場合について説明しているが、第1実施形態と同様、その後前記内部圧力が前記設定圧力より高い第2の設定圧力に達したとき、絶縁樹脂シート9の受圧部Pが膨張破断して、内部ガスを放出しうるように構成することができる。すなわち、電池内部のガス圧がさらに上昇すると、絶縁樹脂シート9の膨張部分が破断し、内部ガスは絶縁樹脂シート9の突き破った部分と、金属薄板6bの切断部、絶縁用シート4の透孔41、金属ガイド板3の透孔31を通じて、金属キャップ1bの内空間に達し、次いで金属キャップ1bの周辺部12と絶縁ガスケット5bとの間を通って(第1実施形態のように金属キャップ1aにガス逃し孔14を設けている場合には、このガス逃し孔14を通って)、電池外部に放散され、電池の爆発を防止することができる。
【0054】
(第4実施形態)
図18に示す第4実施形態は、底部52に薄肉部59を有する有底皿形状の絶縁ガスケット5cの内側に、狭小部(易破断部)69を有する金属薄板6aと、通気透孔41を有する絶縁樹脂シート4と、透孔31を有する金属ガイド板3と、陽極の外部端子となる金属キャップ1bを順次積重し、前記金属薄板6aと前記金属ガイド板3は前記絶縁用シート4の切欠き部42を通じて電気的に導通し、前記金属薄板6aは電池内の電極に電気的に導通する接合端子75により前記絶縁ガスケット5cに固定されている。
【0055】
本実施形態は、絶縁ガスケット5cの薄肉部59をガスケット本体51に一体形成している。また金属キャップ1bと金属薄板6aとの間に金属ガイド板3および絶縁用シート4が挟持され、絶縁用シート4の切欠き部42を通じて、金属キャップ1bに導通する金属ガイド板3と、前記接合端子75に導通する金属薄板6aの上向き突部64とが電気的に接続している。他の構成は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、電流遮断、内部ガス放出による防爆安全機構のいずれか一方又は両方の信頼性が良く、耐漏液性にすぐれ、さらに封口部の占める内容積が小さくて電池容量も向上した電池を提供することができる。
【0057】
又本発明によれば、構造簡単で内部ガスの透過に対しバリア性の高い密閉型電池用封口装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における密閉型電池の縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線矢視の電池への組付け前の封口装置の断面図。
【図4】易破断部および受圧部の作用を示す概略断面図。
【図5】易破断部および受圧部の作用を示す概略断面図。
【図6】絶縁樹脂ガスケットの要部の断面図。
【図7】絶縁樹脂ガスケットの製造工程を示す断面図。
【図8】絶縁樹脂ガスケットを示し、(a)はその平面図、(b)はその縦断面図。
【図9】第1実施形態の変形例に用いる絶縁樹脂ガスケットを示し、(a)はその製造工程を示す断面図、(b)はその平面図。
【図10】本発明の第2実施形態における密閉型電池用封口装置の縦断面図。
【図11】本発明の第3実施形態における密閉型電池用封口装置の縦断面図。
【図12】本発明の第3実施形態における密閉型電池用封口装置の金属ガイド板と金属薄板との位置関係を示す要部平面図。
【図13】同要部断面図。
【図14】第3実施形態の変形例における密閉型電池用封口装置の金属ガイド板と金属薄板との位置関係を示す要部平面図。
【図15】同要部断面図。
【図16】第3実施形態のさらに別の変形例における密閉型電池用封口装置の金属ガイド板と絶縁用シートと金属薄板との位置関係を示す要部平面図。
【図17】同要部断面図。
【図18】本発明の第4実施形態における密閉型電池用封口装置の縦断面図。
【図19】従来例の密閉型電池用封口装置の横断面図。
【図20】同下部金属箔の平面図。
【図21】同上部金属箔の平面図。
【符号の説明】
1a、1b 金属キャップ
2 樹脂ガイド板(絶縁ガイド板)
21 通気透孔
22 切欠き部
3 金属ガイド板
31 透孔
32 突出部
4 絶縁用シート
41 通気透孔
42 切欠き部
5a、5b、5c、5m 絶縁樹脂ガスケット(絶縁ガスケット)
53 薄肉部(樹脂フィルム)
59 薄肉部
6a、6b、6c 金属薄板
69 狭小部(易破断部)
61、67 テーパ形状部
62、64、65 突部
75 接合端子
8 金属板
81 透孔
9 絶縁樹脂シート(受圧シート)
91 通気透孔
92 切欠き部
P 受圧部

Claims (23)

  1. 絶縁ガスケットの内側に、透孔を有する金属板と、絶縁樹脂シートと、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属板と前記金属キャップとは前記絶縁樹脂シートの切欠き部にて接触し電気的に導通しており、前記絶縁樹脂シートにおいて前記金属板の透孔に対応する部分である受圧部がその周囲において金属キャップと前記金属板とにより拘束され、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記絶縁樹脂シートの受圧部が膨張して破断し電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  2. 絶縁ガスケットの内側に、透孔を有する金属板と、絶縁樹脂シートと、前記透孔に重なり合うように位置する透孔を有する金属ガイド板と、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属板と前記金属ガイド板とは絶縁樹脂シートの切欠き部を通じて電気的に導通しており、前記絶縁樹脂シートにおいて金属板の透孔に対応する部分である受圧部がその周囲において金属板と金属ガイド板とにより拘束され、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記絶縁樹脂シートの受圧部が膨張して破断し電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  3. 透孔を有する金属板と、絶縁樹脂シートとはラミネートまたは接着により一体化されたものであることを特徴とする請求項1または2記載の密閉型電池用封口装置。
  4. 封口部内に樹脂シートとその上面に位置して易破断部を備えた金属薄板とを重ね合わせて配し、前記樹脂シートの一部分を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部をその上下に位置する封口部構成部材で拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  5. 金属薄板の易破断部が、他の部分に比較し巾が狭くなった狭小部で構成されていることを特徴とする請求項記載の密閉型電池用封口装置。
  6. 絶縁樹脂ガスケットの内側に、透孔を有する金属板と、絶縁樹脂シートと、狭小部を有する金属薄板と、前記透孔に重なり合うように位置する通気透孔を有する絶縁用シートと、前記透孔および通気透孔に重なり合うように位置する透孔を有する金属ガイド板と、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属板と前記金属ガイド板が重合している部分における前記絶縁樹脂シートならびに絶縁用シートの切欠き部を通じて前記金属薄板により、前記金属板と前記金属ガイド板とを電気的に導通し、前記絶縁樹脂シートにおいて前記金属板の透孔に対応する部分である受圧部の周囲位置において、絶縁樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部を前記金属板と前記絶縁用シートおよび金属ガイド板とで拘束すると共に、金属薄板の狭小部が前記受圧部の上方に位置するように配置し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、絶縁樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の狭小部が破断して、前記金属板と前記金属ガイド板との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  7. 絶縁樹脂ガスケットの内側に、透孔を有する金属板と、絶縁樹脂シートと、狭小部を有する金属薄板と、前記透孔に重なり合うように位置する通気透孔を有する絶縁ガイド板と、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属板と前記金属キャップが重合している部分における前記絶縁樹脂シートならびに前記絶縁ガイド板の切欠き部を通じて前記金属薄板により、前記金属板と前記金属キャップとを電気的に導通し、前記絶縁樹脂シートにおいて前記金属板の透孔に対応する部分である受圧部の周囲位置において、絶縁樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部を前記金属板と前記絶縁ガイド板とで拘束すると共に、金属薄板の狭小部が前記受圧部の上方に位置するように配置し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、絶縁樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の狭小部が破断して、前記金属板と前記金属キャップとの電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  8. 封口部の絶縁樹脂ガスケットを有底皿形状に形成し、この絶縁樹脂ガスケットの底部上面に易破断部を備えた金属薄板を重ねて配し、前記絶縁樹脂ガスケットの底部に薄肉部を設けて受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板をその上方に位置する封口部構成部材と前記絶縁樹脂ガスケットとで拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  9. 金属薄板の易破断部が、他の部分に比較し巾が狭くなった狭小部で構成されていることを特徴とする請求項記載の密閉型電池用封口装置。
  10. 受圧部が絶縁樹脂ガスケットのガスケット本体に一体に形成されていることを特徴とする請求項記載の密閉型電池用封口装置。
  11. 受圧部が樹脂フィルムで形成され、ガスケット本体のくり抜き部に結合されて絶縁樹脂ガスケットが構成されていることを特徴とする請求項記載の密閉型電池用封口装置。
  12. 絶縁樹脂ガスケットが樹脂フィルムを成形金型の所定位置に設置し、射出成形により成形されたものであることを特徴とする請求項11記載の密閉型電池用封口装置。
  13. 樹脂フィルムが内部ガスの透過に対しバリア性の高いものであることを特徴とする請求項11記載の密閉型電池用封口装置。
  14. 樹脂フィルムがガスケット本体に同一の樹脂と内部ガスの透過に対しバリア性の高い樹脂とを複数層状に形成してなるものである請求項13記載の密閉型電池用封口装置。
  15. 底部に薄肉部を有する有底皿形状の絶縁樹脂ガスケットの内側に、狭小部を有する金属薄板と前記薄肉部に重なり合うように位置する通気透孔を有する絶縁用シートと、前記通気透孔に重なり合うように位置する透孔を有する金属ガイド板と、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属薄板と前記金属ガイド板とは前記絶縁用シートの切欠き部を通じて導通し、前記金属薄板は電池内の電極に導通する接合端子により前記絶縁樹脂ガスケットに固定されていて、前記絶縁樹脂ガスケットの底部の薄肉部を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板を絶縁樹脂ガスケットと絶縁用シートおよび金属ガイド板とで拘束すると共に、金属薄板の狭小部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の狭小部が破断し、電池内の電極に導通する接合端子と金属ガイド板との電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  16. 底部に薄肉部を有する有底皿形状の絶縁樹脂ガスケットの内側に、狭小部を有する金属薄板と前記薄肉部に重なり合うように位置する通気透孔を有する絶縁ガイド板と、陽極または陰極のいずれかの外部電極端子となる金属キャップを順次積重し、前記金属薄板と前記金属キャップとは前記絶縁ガイド板の切欠き部を通じて導通し、前記金属薄板は電池内の電極に導通する接合端子により前記絶縁樹脂ガスケットに固定されていて、前記絶縁樹脂ガスケットの底部の薄肉部を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板を絶縁樹脂ガスケットと絶縁ガイド板とで拘束すると共に、金属薄板の狭小部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、電池の内部圧力が異常上昇することにより、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の狭小部が破断し、電池内の電極に導通する接合端子と金属キャップとの電気的導通が遮断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  17. 金属薄板には順次巾が狭くなり最小巾の狭小部に至り、前記狭小部より幅が急に広くなる拡大巾部に連接するテーパー形状部を有することを特徴とする請求項または15記載の密閉型電池用封口装置。
  18. 狭小部は金属ガイド板の透孔の一端縁に近接して位置し、テーパー形状部は金属ガイド板の透孔内に位置するようにしたことを特徴とする請求項17記載の密閉型電池用封口装置。
  19. 絶縁用シートの通気透孔は金属ガイド板の透孔に対応していて、かつ金属薄板の狭小部が位置する側における金属ガイド板の透孔の一端縁より前記透孔の中央側に寄った位置に配設したことを特徴とする請求項18記載の密閉型電池用封口装置。
  20. 金属薄板には順次巾が狭くなり最小巾の狭小部に至り、前記狭小部より巾が急に広くなる拡大巾部に連接するテーパー形状部を有することを特徴とする請求項または16記載
    の密閉型電池用封口装置。
  21. 狭小部は絶縁ガイド板の通気透孔の一端縁に近接して位置し、テーパー形状部は絶縁ガイド板の通気透孔内に位置するようにしたことを特徴とする請求項20記載の密閉型電池用封口装置。
  22. 封口部内に樹脂シートとその上面に位置して易破断部を備えた金属薄板とを重ね合わせて配し、前記樹脂シートの一部分を受圧部とし、この受圧部の周囲位置において樹脂シートと金属薄板との重ね合わせ部をその上下に位置する封口部構成部材で拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したとき、樹脂シートの受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにし、更に電池の内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張破断して電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
  23. 封口部の絶縁樹脂ガスケットを有底皿形状に形成し、この絶縁樹脂ガスケットの底部上面に易破断部を備えた金属薄板を重ねて配し、前記絶縁樹脂ガスケットの底部に薄肉部を設けて受圧部とし、この受圧部の周囲位置において金属薄板をその上方に位置する封口部構成部材と前記絶縁樹脂ガスケットとで拘束すると共に、金属薄板の易破断部を前記受圧部の上方に位置するように配置し、かつ電池の外部電極端子と電池の内部電極とが金属薄板の易破断部を通じて電気的に導通するように構成し、電池の内部圧力が異常上昇して第1の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張し、これに伴い金属薄板の易破断部が破断して、電池の外部端子と電池の内部電極との電気的導通が遮断されるようにし、更に電池の内部圧力が上昇して第2の設定圧力に達したとき、前記受圧部が膨張破断して電池内部のガスを電池外部に放出するようにしたことを特徴とする密閉型電池用封口装置。
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