JP3816637B2 - 防爆型密閉電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、過充電時や短絡時などにそれを検知して電流を遮断する防爆安全機能を備えた防爆型密閉電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、AV機器あるいはパソコンなどの電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、特に時計やカメラなどの携帯型機器の駆動電源としては、高容量化した各種のアルカリ蓄電池やリチウム二次電池に代表される非水電解液(有機溶媒系電解液)二次電池が適しており、さらに、これら非水電解液二次電池は、高エネルギ密度で負荷特性の優れた密閉型とすることが促進されている。
【0003】
ところで、エネルギ密度の高い密閉型の非水電解液電池では、電池内部で発生するガスを対極で消費する、所謂ノイマン方式を採用できないため、過充電や過放電を避ける必要がある。ところが、充電器を含む機器の故障や過充電あるいは誤使用などが生じた場合には、電池内部の発電要素が化学反応を起こし、例えば、過充電や短絡などによる異常反応により電解液や活物質が分解し、その内部発熱に伴って電池内部に異常にガスが発生し、電池内圧が過大となる。このような問題の発生を未然に確実に防止するために、この種の電池には、電池内圧が設定値を超えたときに弁体を開いてガスを排出する防爆安全機構が従来から付加されている。さらに、非水電解液二次電池では、過充電状態となった場合に充電電流が流れ続けるため、電解液や活物質が分解し続けて急激に温度上昇するおそれもある。そこで、従来から、この種の電池には、電池内圧が所定値に上昇したのを検知することにより、ガスの排出に先立って通電電流を完全に遮断する確実な防爆安全機構が設けられている。
【0004】
例えば、図5に示すような防爆安全機構を備えた防爆型密閉電池が知られている(特開平7-105933号公報参照)。この電池は、下部弁体2と上部弁体3とが、各々の周縁部分を絶縁パッキン9を介在して重ね合わされるとともに、各々の中央部位を互いに溶接した溶着部4のみを介して電気的に接続されている。両弁体2,3は、上部に金属キャップ7を配置するとともに、絶縁ガスケット10を介在して電池ケース11の開口部に挿入され、電池ケース11を封口する。この電池は、正極リード体1が下部弁体2に取り付けられ、この下部弁体2に溶着部4を介して電気的接続された上部弁体3と金属キャップ7とが各々の周縁部を互いに接触させて電気的接続されることにより、正極側通電経路が形成されており、電池として正常に機能する。
【0005】
そして、電池に異常事態が発生して電池内圧が上昇した場合には、その圧力が下部弁体2の通気孔(図示せず)を介して上部弁体3に対し上方への押し上げ力として作用し、さらに、上部弁体3に溶着部4を介して連結された下部弁体2には、上部弁体3により上方に引き上げ力が作用する。この電池内圧が、下部弁体2に形成された円形薄肉の易破断部8の破断強度により設定された所定値以上に上昇すると、易破断部8は、上部弁体3が上方へ変形する応力による剪断力を受けて破断し、下部弁体2における易破断部8により囲まれた弁部14がくり抜かれて上部弁体3と一体となって下部弁体2から離間し、上記正極側通電経路が遮断され、通電電流の遮断により内部発熱の継続を防止する。また、何らかの原因により電池の内部温度が上昇し続けて電池内圧がさらに上昇した場合には、上部弁体3の平面視C字形状の薄肉部12が開裂してガスが金属キャップ7のガス排出孔13から電池の外部に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような防爆安全機構では、電流遮断を行うための電池内圧、つまり電流遮断圧力の設定が2次電池としての安全性を確保する上で特に重要となる。すなわち、電流遮断圧力をあまりにも高く設定すると、電池内圧の検知により電流を遮断しても、電池内部での化学反応が停止しなくなって異常発熱し、逆に、電流遮断圧力をあまりにも低く設定すると、通常の使用条件である充電時の発熱において電流が遮断されてしまい、2次電池としての使用期間が短くなって不経済となる。したがって、2次電池としての使用性と安全性とを共に確保するためには、電池内圧の適当な圧力範囲内で確実、且つ安定に電流遮断が行われる必要がある。
【0007】
ここで、下部弁体2の易破断部8をその破断強度により設定された電池内圧で確実に破断させるためには、下部弁体2と上部弁体3とが溶着部4を介して確実、且つ安定に連結されていることが必須条件となる。さらに、溶着部4の形成に際しては、超音波溶接またはレーザー溶接のいずれの溶接手段を用いる場合においても、両弁体2,3の各々の被溶接部位を互いに密着状態に安定に保持する必要がある。この場合、両弁体2,3の各々の中央の被溶接部位は、固定治具などを用いて両側から直接押し付ける手段などにより密着させることはできない。なぜならば、例えばレーザー溶接を行う場合には、一方の固定治具における被溶接部位との対向箇所にレーザー光の通過孔を、他方の固定治具における被溶接部位との対向箇所に熱影響を避けるための空間をそれぞれ必要とするためである。
【0008】
溶接を行うに際して、被溶接物が剛性体や厚みの大きいものである場合には、それ自体が変形しないことから、各々の被溶接部位を互いに密着状態に保持して支障なく溶接を行える。しかしながら、電池における被溶接物である両弁体2,3は、厚みの薄い金属箔であって変形し易く、しかも、下部弁体2における上方へ凸状となった弁部14は、その周囲に極めて厚みの薄い易破断部8が円形に形成されているため、不安定に支持されている。
【0009】
そのため、溶着部4を形成するに際して、上部弁体3の中央部位を下部弁体2の弁部14に押し付けると、弁部14が下方へ凹むように変形して逃げてしまう。また、下部弁体2は、被溶接部位を囲むように形成された極めて厚みの薄い易破断部8に損傷や変形による破断強度のばらつきが生じないように留意しなければならないことから、治具などにより変形しないよう支持することができない。
【0010】
したがって、両弁体2,3の被溶接部位を適当な圧力による密着状態に確実、且つ安定に保持することが困難となる。
【0011】
このように被溶接部位が互いに完全な密着状態になっていないと、例えばレーザー溶接を行う場合に、レーザー光が照射される一方の部材から他方の部材への熱伝導が不十分となり、形成された溶着部4にはその溶着強度にばらつきが生じ、さらには溶接不良が発生することもある。この溶着部4の溶着強度のばらつきは、同じ電池内圧での上部弁体3による弁部14の引き上げ力のばらつき、つまり電流遮断圧力のばらつきとなり、電池内圧が設定値に達した時点で確実に電流を遮断することができなくなる。
【0012】
さらに、図5の防爆安全機構では、絶縁パッキン9を介在して周縁部を重ね合わせた両弁体2,3を、その上部に金属キャップ7を載置した状態で絶縁ガスケット10を介在して電池ケース11内に挿入したのちに、電池ケース11の上端部分を内方にかしめ加工して封口する際に、易破断部8や弁部14が横方向および縦方向の力を受けて変形することがある。それにより、電流遮断圧力には、さらにばらつきが生じ易い。
【0013】
また、電流遮断圧力は易破断部8の破断強度によって設定されるので、易破断部8はその破断強度にばらつきが生じないように正確に形成する必要がある。これに対し図5の易破断部8は、円形の薄肉に形成されて、その厚みの全体の和により破断強度が設定されているため、全体にわたりμmオーダーの極めて薄く、且つ均一な厚みに正確に管理して形成しなければならない。そのため、刻印手段を高精度に制御する加工を施したとしても、極めて薄い厚みに形成することから、どうしても厚みにばらつきが生じる。このように、従来の防爆型密閉電池の防爆安全機構は、以上の種々の要因により、電流遮断圧力に高い信頼性を得ることができない。
【0014】
そこで本発明は、上述の問題点を解消し、上下の弁体を確実、且つ安定に溶接できる構成を備えて、信頼性の高い電流遮断機能を得られる防爆型密閉電池を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の防爆型密閉電池は、発電要素を収納した電池ケースの開口部が封口板により密閉され、前記封口板が、導電性の上部および下部の両弁体を、各々の周縁部間に絶縁パッキンを介在して重ね合わせ、且つ各々の一部を互いに溶着した接続部のみを介して電気的接続した状態で封口ケース内に収納してなり、前記下部弁体が、前記接続部を囲むように形成された通気孔またはスリット状の分離線部によって舌片状となった弁部と、この弁部と前記周縁部との境界部分により形成され、電池内圧が所定値に達した時に前記上部弁体の上方への変形による応力を受けて破断する易破断部とを備えるとともに、少なくとも前記易破断部と前記弁部における前記易破断部に対し離間する側で対向する端部とが、前記封口ケースにおける前記弁部に対向して配設された通気口の縁部に当接することにより、前記弁部が支持された構成となっている。
【0016】
この防爆型密閉電池は、過充電または短絡などの異常反応により電池内部にガスが大量に発生した場合、ガスにより電池内圧が下部弁体の易破断部の破断強度により設定された所定値まで上昇したときに、この圧力を封口ケースの通気口および下部弁体の通気孔または分離線部を通じて受ける上部弁体が上方へ向け凸状に変形し、それによって易破断部に剪断力が作用して、易破断部が破断する。それにより、下部弁体の弁部は、接続部を介して上部弁体と一体的に下部弁体から離れるため、接続部を通じてのみ導通していた両弁体が離間して通電電流が遮断され、電池の温度上昇や内圧上昇を抑制する。
【0017】
この防爆型密閉電池では、易破断部が下部弁体の周縁部と弁部との境界部分により形成されて長さが格段に短くなるから、易破断部を、その短くなった分だけ厚みを大きくして所定の破断強度に正確に形成できる。しかも、上下の弁体を相互に溶接して接続部を形成するに際して、両弁体をそれらの周縁部間に絶縁パッキンを介在して重ね合わせた状態で封口ケース内に挿入したときに、上部弁体の被溶接部位が弁部に当接して僅かに押圧するが、弁部は、少なくとも易破断部と弁部の一端部とが封口ケースの通気口の縁部に当接して支持されているとともに、比較的大きな厚みの易破断部が適当な強度を有しているから、弁部は変形して下方に逃げる状態となることがなく、弁部と上部弁体との所要部位が一定の圧力で互いに密着する状態に安定に保持される。それにより、両弁体を確実、且つ安定に溶接して溶着強度にばらつきのない接続部を形成でき、易破断部を正確な破断強度に形成できることと合わせて電流遮断圧力に高い信頼性を得られる。
【0018】
また、溶接加工時には、封口ケースの通気口を通して下方からも溶接状態の良否を容易に識別できる。さらに、両弁体からなる防爆安全機構は、封口ケース内に収納されて封口板として組み立てられたのちに、電池ケースに内装されるから、電池ケースの上端部分を内方にかしめ加工して封口する際に、易破断部や弁部に変形などが生じることがなく、この点からも電流遮断圧力にばらつきが発生するのを確実に防止できる。
【0019】
上記発明において、下部弁体および上部弁体はそれぞれ可撓性を有する金属箔からなり、前記下部弁体の弁部は上方へ向け膨出した湾曲形状に形成され、前記上部弁体の前記弁部に対向する箇所には下方へ向け膨出した湾曲形状の凹状部が形成され、前記弁部と前記凹状部の各々の中央部位が互いに弾力的に接触した状態で溶着されて接続部が形成された構成とすることが好ましい。
【0020】
それにより、上下の両弁体の各々の被溶接部位をより一層安定に密着状態に保持することができるから、溶接加工を安定に行って溶着強度にばらつきのない接続部を確実に形成することができる。
【0021】
また、前記発明において、弁部は、接続部を中心とする円形に形成されて、その一部が単一の易破断部を介して周縁部に連結され、封口ケースの通気口は、前記弁部よりも径の小さい円形に形成されて、前記弁部に対し各々の中心を合致させて対向配置された構成とすることができる。
【0022】
それにより、易破断部は単一としたことにより厚みを一層大きくして所定の破断強度に設定できるととにも、この厚みの大きい易破断部と弁部の外周端部のほぼ全体とが通気口の縁部に当接して弁部を支持する。そのため、弁部は、上部弁体の一部が当接して押圧されたときに下方へ変位するのを確実に防止でき、弁部と上部弁体とを確実な密着状態に安定に保持できる。
【0023】
さらに、前記発明において、弁部は、コ字形状の第1の通気孔と長方形状の第2の通気孔とに囲まれた長方形状に形成されているとともに、前記第1の通気孔の両端孔縁と前記第2の通気孔とのそれぞれの間に易破断部が形成され、一対の前記易破断部と前記弁部の前記易破断部から離間する側の端部とが封口ケースの通気口の縁部に当接して前記弁部を支持している構成とすることもできる。
【0024】
この構成においても、溶接により接続部を形成するに際して、上部弁体を弁部に当接させて僅かに押圧したときに、弁部は、封口ケースに当接する一対の易破断部と弁部端部とにより3点支持されていることから、変形して下方に逃げる状態となることがなく、弁部と上部弁体とを一定の圧力で互いに密着状態に安定に保持できる。それにより、弁部と上部弁体との密着部位を溶接して溶着強度にばらつきのない所要の接続部を確実に形成できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る防爆型密閉電池を示す縦断面図、図2(a)は下部弁体の要部の平面図、(b)は(a)のA−A線で切断した要部の縦断面図である。この電池は、電池ケース17の開口部が封口板18により封口されており、この封口板18は、可撓性を有する薄い金属箔からなる上部弁体19と、この上部弁体19に対設された可撓性を有する薄い金属箔からなる下部弁体20と、両弁体19,20の各々の周縁部分の間に介在された絶縁パッキン21と、上部弁体19の周縁部の上面に重ね合わされた導電性スペーサ22と、この導電性スペーサ22上に載置された複数の排気孔23aを有する金属キャップ23と、複数の通気口24aを有し、上記の各部材を積層状態で挿入させて保持するアルミニウム製の封口ケース24とを備えている。
【0026】
上部弁体19は、例えば厚さが0.10mmの可撓性を有するアルミニウム円板からなり、中心から偏位した部分が下方に向け湾曲形状に膨出した凹状部27と、この凹状部27の周囲にC字形状の刻印を用いて形成された易破断性の薄肉部28とを有している。一方、下部弁体20は、例えば厚さが0.10mmの可撓性を有するアルミニウム円板からなり、凹状部27との対向箇所が上方に向け膨出した凸状の弁部29を有している。両弁体19,20は、凹状部27と弁部29との各々の中央部位を局部的にレーザー溶接することにより互いに溶着されてなる接続部34のみを介して電気的導通状態に連結されている。
【0027】
下部弁体20には、図2(a)に明示するように、弁部29を囲むように形成された平面視C字形状のスリットからなる分離線部30と、この分離線部30の両端部にそれぞれ連設されて相対向する三角形状の一対の通気孔31,31と、この両通気孔31,31が相対向する残存部分からなる易破断部33とが設けられている。また図1に示すように、下部弁体20には、封口ケース24の通気口24aに対向して形成された連通口32が設けられている。分離線部30と一対の通気孔31,31とは打ち抜き加工により同時に形成され、弁部29は分離線部30の内方箇所を上方に凸形状に成形加工して形成されている。易破断部33は、対称配置に形成された三角形状の両通気孔31,31の先鋭な角部が相対向されていることにより、図2(a)に破線で示すように破断部位がほぼ確実に規定されており、その破断部位の長さと厚みにより電池内圧を受けたときの破断強度が設定されている。
【0028】
上記封口板は以下のような工程を経て製作される。すなわち、絶縁パッキン21を介在して重ね合わせた状態で接続部34により連結された両弁体19,20を、下部弁体20の弁部29および連通口32を封口ケース24の通気口24aにそれぞれ対向するよう位置決めして封口ケース24内に挿入し、導電性スペーサ22および金属キャップ23を封口ケース24内に順次挿入して上部弁体19上に重ね合わせた状態で封口ケース24の上部を内方にかしめ加工して組み立てられている。この封口ケース24のかしめ加工時に内方に屈曲される絶縁パッキン21の上部は、封口ケース24と金属キャップ23との間に介在して、それらを絶縁する。また、図2(a)に明示しているように、分離線部30により形成された弁部29は、これが対向する封口ケース24の通気口24aよりも径の大きい円形に設定されている。
【0029】
一方、電池ケース17内には、正極リード体37が取り付けられた正極板38と、負極リード体39が取り付けられた負極板40とが、セパレータ41を介在して渦巻き状に巻回された状態で収納され、さらに、電解液42が注入されている。負極リード体39は、導電性補強板43に溶接により接続され、この補強板43を介して電池ケース17に電気的に接続されている。上述のように組み立てられた封口板18は、封口ケース24に正極リード体37が溶接により接続されたのちに、周囲に絶縁ガスケット44を介在して電池ケース17の開口部に挿入され、電池ケース17の内方へ突出した環状の支持部47に支持される。そののちに、電池ケース17の上端部分が内方にかしめ加工されることにより、封口板18が電池ケース17を密閉する。
【0030】
次に、上記防爆型密閉電池の作用について説明する。通電電流は、正極板38、正極リード体37、封口ケース24、下部弁体20から接続部34を介して上部弁体19、導電性スペーサ22および金属キャップ23に至る通電経路に流れ、電池として機能する。ところで、リチウム二次電池などでは、充電器の故障などによる無制御での過充電や短絡などが発生した場合、電池の安全許容電流を超え、電池内圧が上昇することが多い。この場合、さらに継続して電池に電流が流れると、電解液および活物質の分解などを伴いながら電池温度が急激に上昇して、過大量のガスあるいは蒸気を発生させるおそれがある。そこで、電池内圧を検知して通電電流を完全に遮断する防爆安全機能が作用する。
【0031】
すなわち、電池内圧が下部弁体20の易破断部33の破断強度によって設定された所定値まで上昇すると、この圧力を封口ケース24の通気口24aと下部弁体20の連通口32および通気口24aと下部弁体20の通気孔31をそれぞれ通じて受ける上部弁体19は、図3に示すように、凹状部27が反転して上方へ向け凸状に変形し、それによって下部弁体20の弁部29が引き上げられて易破断部33に剪断力が作用し、易破断部33が破断する。それにより、弁部29は上部弁体19と一体となって下部弁体20から分離するため、接続部34を通じてのみ導通していた両弁体19,20が離間して上記通電経路が遮断され、通電電流も遮断されて内部発熱の継続を防止する。ここで、上部弁体19の薄肉部28は易破断部33よりも高い破断強度に設定されており、上部弁体19は、電流遮断時にそのままの状態を維持して、電解液42が漏れ出るのを防止するため、電解液42が外部に漏出して機器を腐食するといったことが生じない。
【0032】
また、上記のように電流が遮断されても、何らかの原因により、電池の内部温度の上昇が止まらずに電池内圧が上昇し続けた場合には、大量のガスまたは蒸気が発生する。それにより、電池内圧が上部弁体19の薄肉部28の破断強度によって設定された所定値に達すると、その薄肉部28が開裂し、充満していたガスが金属キャップ23の排気孔23aから電池の外部に排出される。ここで、弁部29は、C字形状の薄肉部28の径よりも小さい径のほぼ円形に設定されて、薄肉部28内に包含される相対位置で対設されている。したがって、離間して上部弁体19に付着している弁部29は、上部弁体19における薄肉部28の破断により開口したガス排出孔を塞ぐことがなく、大量のガス発生時にも内部ガスを迅速に外部排出することができる。
【0033】
この電池の防爆安全機構では、易破断部33の破断強度が一対の通気孔31,31を結ぶ直線の長さと厚みとにより設定されており、その直線の長さは、図5の薄肉円形の易破断部8に比較して格段に短い。したがって、図5と同等の破断強度に設定する場合、易破断部33は、図5の易破断部8に比較して長さが格段に短くなった分だけ厚くすることができる。
【0034】
この実施の形態では、易破断部33が下部弁体20の他の箇所と同一厚みに形成しながら所定の破断強度を得られる長さに設定されており、易破断部33を含む下部弁体20全体の厚みを一定に形成することは容易に行えるから、易破断部33は、一対の通気孔31,31の間隔のみの管理により所定の破断強度に正確に設定できる。この一対の通気孔31,31の間隔は、打ち抜き加工に用いる加工具の形状により一義的に正確に決定されるから、易破断部33を所定の破断強度に正確に形成でき、電流遮断圧力に高い信頼性を得られる。また、従来の高精度な制御を必要とする刻印加工を用いることなく、1回の打ち抜き加工により一対の通気孔31,31と分離線部30とを同時に形成できるから、量産性に優れている。
【0035】
さらに、この電池の最も大きな特徴は、両弁体19,20を確実、且つ安定に溶接して溶着強度にばらつきのない接続部34を形成できる構成を備えていることである。すなわち、図2(a)に示すように、分離線部30により舌片状に形成された弁部29は、これが対向する封口ケース24の通気口24aよりも径の大きい円形に設定されているから、図(b)に示すように、弁部14の外周端部および易破断部33が封口ケース24における通気口24aの縁部に当接する。
【0036】
しかも、易破断部33は上述のように下部弁体20の他の箇所と同一の比較的大きな厚みに形成されているから、図5に示した従来の防爆安全機構の弁部14を不安定に支持する易破断部8とは異なり、易破断部33は弁部29を安定に支持できる。
【0037】
また、弁部29の下部弁体20の周縁部の上面からの突出長および凹状部27の上部弁体19の周縁部の下面からの突出長は、これらの和が絶縁パッキン21の厚みよりも僅かに大きく設定されている。したがって、封口板18の組み立てに際して、両弁体19,20をそれらの周縁部間に絶縁パッキン21を介在して封口ケース24内に挿入し、上部弁体19の上に導電性スペーサ22を重ね合わせたときに、上部弁体19の凹状部27が弁部29の中心部に当接して僅かに押圧するが、弁部29は、これの外周端部および易破断部33が通気口24aの縁部に当接して支持されているから、変形して下方に逃げる状態となることがなく、弁部29と凹状部27との各々の中心部位とは一定の圧力で互いに密着する状態に安定に保持される。それにより、弁部29と凹状部27との密着部位に例えば上方からレーザー光を照射して接続部34を形成するときに、溶接欠陥などが生じることがなく、溶着強度にばらつきのない所要の接続部34を確実に形成できる。
【0038】
また、溶接加工時には、封口ケース24の通気口24aを通して下方からも溶接状態の良否を容易に識別することができるとともに、通気口24aが熱退避用空間として機能するので、安定した溶接加工を行える。なお、上記実施の形態では、弁部29の外周端部のほぼ全体が通気口24aの孔縁部に当接する構成としたが、少なくとも易破断部33と弁部29における易破断部33から離間する側で対向する端部との2箇所を通気口24aの縁部に当接させれば、弁部29を安定に支持できる。また、易破断部33は比較的大きな厚みを有して弁部29と周縁部とを安定に連結しているから、封口ケース24の下方から通気口24aを通じてレーザー光を照射してレーザー溶接を行うこともできる。
【0039】
さらに、両弁体19,20からなる防爆安全機構は、封口ケース24内に収納されて封口板18として組み立てられたのちに、電池ケース17に内装される。
【0040】
したがって、電池ケース17の上端部分を内方にかしめ加工して封口する際に、易破断部33や弁部29は、封口ケース24により保護されて何ら力を受けることがなく、変形などによる電流遮断圧力のばらつきを防止できる。
【0041】
図4は本発明の他の実施の形態に係る防爆型密閉電池の要部を示し、(a)は下部弁体20と封口ケース24との要部の平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。この実施の形態が前記実施の形態と相違するのは、下部弁体20に、接続部34を囲むコ字形状の第1の通気孔48と長方形状の第2の通気孔49とが形成され、第1の通気孔48の両端と第2の通気孔49との間にそれぞれ易破断部50,50が形成され、弁部51が両通気孔48,49と一対の易破断部50,50により囲まれたほぼ長方形状になっている構成のみである。なお、易破断部50は、一対設けられることから、(c)に示すように薄肉に形成されて、双方の破断強度の和により電流遮断圧力が設定されている。
【0042】
長方形状の弁部51は、その長手方向の一端部つまり(a),(b)における左端部が封口ケース24の通気口24aの縁部に当接し、他端部つまり(a),(b)における右端部の両端が(c)に示すように易破断部50を介して通気口24aの縁部に当接していることにより、封口ケース24に3箇所で安定に支持されている。したがって、溶接により接続部34を形成するに際して、上部弁体19の凹状部27が弁部51の中心部に当接して僅かに押圧したときに、弁部51は、封口ケース24に3点支持されていることから、変形して下方に逃げる状態となることがなく、弁部51と凹状部27との各々の中心部位とは一定の圧力で互いに密着状態に安定に保持される。それにより、弁部51と凹状部27との密着部位に溶着強度にばらつきのない所要の接続部34を確実に形成できる。
【0043】
また、一対の易破断部50,50は、図5の易破断部8に比較して長さが格段に短くなった分だけ厚くすることができ、弁部51を安定に支持できるとともに、両通気孔48,49の間隔のみの管理により設定すべき電流遮断圧力に対応した所定の破断強度に正確に形成できる。また、易破断部50を形成する薄肉部は、破断部位を規定できる程度の厚みに形成すれば足りるから、図5の易破断部8のような厚みの正確な管理を行う必要がない。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の防爆型密閉電池によれば、易破断部を、長さが格段に短くなった分だけ厚みを大きくして所定の破断強度に正確に形成できる。また、封口ケースの通気口の縁部に当接した易破断部と弁部の一端部とにより弁部を支持した構成となっているので、上下の弁体を相互に溶接して接続部を形成するに際して、弁部の変形を防止して弁部と上部弁体との所要部位を一定の圧力で互いに密着する状態に安定に保持でき、しかも、封口ケースの通気口を通じて下方からも溶接状態の良否を識別できるから、両弁体を確実、且つ安定に溶接して溶着強度にばらつきのない接続部を正確に形成できる。さらに、両弁体は封口ケース内に収納されているから、電池ケースの上端部分を内方にかしめ加工して封口する際に、易破断部や弁部に変形などが生じることがない。したがって、本発明の電池は電流遮断圧力に高い信頼性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る防爆型密閉電池を示す縦断面図。
【図2】(a)は同上電池における下部弁体の要部の縦断面図、(b)は(a)のA−A線断面図。
【図3】同上電池における電流を遮断した状態の要部の縦断面図。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係る防爆型密閉電池を示し、(a)は下部弁体の要部の平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図5】従来の防爆型密閉電池の一部の縦断面図。
【符号の説明】
17 電池ケース
18 封口ケース
19 上部弁体
20 下部弁体
21 絶縁パッキン
24 封口ケース
24a 通気口
27 凹状部
29,51 弁部
30 分離線部
31 通気孔
33,50 易破断部
34 接続部
38 正極板(発電要素)
40 負極板(発電要素)
42 電解液(発電要素)
48 第1の通気孔
49 第2の通気孔

Claims (4)

  1. 発電要素を収納した電池ケースの開口部が封口板により密閉され、
    前記封口板は、導電性の上部および下部の両弁体が、各々の周縁部間に絶縁パッキンを介在して重ね合わされ、且つ各々の一部を互いに溶着した接続部のみを介して電気的接続された状態で封口ケース内に収納されてなり、
    前記下部弁体は、
    前記接続部を囲むように形成された通気孔またはスリット状の分離線部によって舌片状となった弁部と、
    この弁部と前記周縁部との境界部分により形成され、電池内圧が所定値に達した時に前記上部弁体の上方への変形による応力を受けて破断する易破断部とを備えるとともに、
    少なくとも前記易破断部と前記弁部における前記易破断部に対し離間する側で対向する端部とが、前記封口ケースにおける前記弁部に対向して配設された通気口の縁部に当接することにより、前記弁部が支持された構成となっていることを特徴とする防爆型密閉電池。
  2. 下部弁体および上部弁体はそれぞれ可撓性を有する金属箔からなり、
    前記下部弁体の弁部は上方へ向け膨出した湾曲形状に形成され、前記上部弁体の前記弁部に対向する箇所には下方へ向け膨出した湾曲形状の凹状部が形成され、
    前記弁部と前記凹状部の各々の中央部位が互いに弾力的に接触した状態で溶着されて接続部が形成されている請求項1に記載の防爆型密閉電池。
  3. 弁部は、接続部を中心とする円形に形成されて、その一部が単一の易破断部を介して周縁部に連結され、
    封口ケースの通気口は、前記弁部よりも径の小さい円形に形成されて、前記弁部に対し各々の中心を合致させて対向配置されている請求項1または請求項2に記載の防爆型密閉電池。
  4. 弁部は、コ字形状の第1の通気孔と長方形状の第2の通気孔とに囲まれた長方形状に形成されているとともに、前記第1の通気孔の両端孔縁と前記第2の通気孔とのそれぞれの間に易破断部が形成され、
    一対の前記易破断部と前記弁部の前記易破断部から離間する側の端部とが封口ケースの通気口の縁部に当接して前記弁部を支持している請求項1または請求項2に記載の防爆型密閉電池。
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