JP4640727B2 - 棟換気装置およびその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、小屋裏空間内の空気を外部へ排出可能な棟換気装置およびその施工方法に関する。
従来、棟換気装置として、例えば特許文献1に開示された構成のものがある。
この棟換気装置は、屋根の棟 部分に設けた屋根開口部を覆うように下部材を設け、この下部材の上方側に、該下部材との間に梁行方向一端側から他端側にわたって空気を流通させると共に棟 部分で屋根開口部に連通する通風路を形成するように上部材を間隔をおいて取り付ける構成とされている。この構成によれば、部品点数削減による低コスト化を図れるとされている。
特開2004−278064号公報
ところで、棟換気装置では、部品点数削減を図ることも重要な課題ではあるものの、当該装置では屋根の形式や使用する瓦等によって大きさが異なる。そのため、施工者は、大きさの異なる棟換気装置を予め用意するなど施工の段取りに手間が掛かる。
また、棟換気装置は、足場の悪い屋根部分で施工されるものであることから、特に施工性が良好であることが求められる。また、棟換気装置は、強い風や雨に晒されることが多いことから、耐久性も求められる。
また、棟換気装置は、外観上最も人の注目を集める屋根部分(しかもその頂部)に構築されるものであるから、仕上がりの形態が無様なもの(例えば、横方向に波を打っているような形態)であっては価値が半減してしまう。
本発明の目的は、屋根の形式や使用する瓦等によって高さや上方カバー部の水平方向の張り出し長さを自由に変えることができ、施工性および耐久性が良く仕上がりの形態も良好である棟換気装置およびその施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、屋根の棟部分に設けられた屋根開口部を横方向から覆う側方カバー部と当該側方カバー部の上方に配設され当該屋根開口部を上側から覆う上方カバー部とを備え、前記側方カバー部が、前記屋根開口部を横方向から挟むようにして対向しかつ屋根部分に基端部が固定されかつ横方向に直列に配設される所定個数の固定側板と、当該各固定側板に第1の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めされる所定個数の移動側板とからなり、前記上方カバー部が、前記側方カバー部に固定される所定個数の固定上板および当該各固定上板に第2の係合部を介して横方向に移動可能に係合される所定個数の移動上板からなる上方板部と、当該上方板部よりも下方に平行に配設された所定個数の補助上方板とからなり、前記側方カバー部内の空間と前記上方カバー部内の空間には、前記屋根開口部からの空気を外側に排出する空気排出路が形成された棟換気装置である。
また、請求項2の発明は、前記移動上板と前記補助上方板との間で前記側方カバー部の外側に位置する部位に上方を向くように配列された排気口を有する排気出口部を設け、当該排気出口部に対応しかつ前記側方カバー部の外側部分に位置するように排水用の貫通穴を前記補助上方板に設けた請求項1記載の棟換気装置である。
請求項3の発明は、前記第1の係合部が、前記固定側板および前記移動側板のいずれか一方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該各突起を被嵌する当該固定側板および当該移動側板の他方に設けられた穴部とからなり、前記第2の係合部が、前記固定上板および前記移動上板のいずれか一方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該固定上板および当該移動上板の他方に当該各突起を被嵌するように設けられた穴部とからなる請求項1又は2記載の棟換気装置。
請求項4の発明は、前記第1の係合部が、前記固定側板および前記移動側板のいずれか一方に設けられた突起と、当該固定側板および当該移動側板の他方に当該突起を被嵌するように高さ方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからなり、前記第2の係合部が、前記固定上板および前記移動上板のいずれか一方に周期的に繰り返される所定形状の突起と、当該固定上板および当該移動上板の他方に当該突起を被嵌するように水平方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからなる請求項1又は2記載の棟換気装置。
請求項の発明は、屋根の棟部分に設けられた屋根開口部を横方向から覆う各固定側板を当該屋根開口部を横方向から挟むようにして対向させて屋根部分に基端部を固定し、その後、当該各固定側板に移動側板を第1の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして側方カバー部を形成し、当該側方カバー部の横方向の繋ぎ目部分が中間に位置するように各固定上板を固定し、その後、当該各固定上板に移動上板を第2の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして上方カバー部を形成することを特徴とする換気装置の施工方法。
請求項1の発明によれば、側方カバー部が、横方向に直列に配設される所定個数の固定側板および移動側板とからなり、上方カバー部が、所定個数の固定上板および移動上板からなる上方板部と、当該上方板部よりも下方に平行に配設された所定個数の補助上方板とからなり、側方カバー部内の空間と上方カバー部内の空間には、屋根開口部からの空気を外側に排出する空気排出路が形成されているので、移動側板の高さを自由に変えて仮止めでき、移動上板の水平方向の張り出し長さも自由に変えて仮止めできるので、屋根の形式や使用する瓦等によって、その大きさを簡単に変えられる。また、仮止め時に移動側板や移動上板は、第1および第2の係合部によって仮止めされるので、格別な固定装置や仮止めするための補助者も必要とせず、その分簡単に施工することができる。
また、請求項2の発明によれば、移動上板と補助上方板との間で側方カバー部の外側に位置する部位に上方を向くように配列された排気口を有する排気出口部を設け、当該排気出口部に対応しかつ側方カバー部の外側部分に位置するように排水用の貫通穴を補助上方板に設けたので、請求項1の発明と同様な作用・効果を奏する他、屋根開口部分からの空気は、空気排出路を経て排気出口部から外部に円滑に排出される。この際、外気が屋根に沿って流れる傾向にあるので、当該外気は排水用の貫通穴を介して空気排出路に入り排気が排気出口部へ向かうように助勢するので、一段と排気が円滑に行われる。
雨が鉛直方向に降っている場合、排気出口部から入った雨滴は排水用の貫通穴から直に外に出てしまうので、空気排出路を逆に進入して屋根開口部分から小屋裏などに入り込まない。雨が斜めに降っている場合(あるいは水平方向に降る場合)、排気出口部の排気口は上方を向くように配列されているので、当該排気口の斜め方向の開口面積は狭い(水平方向の開口面積は零)ので、当該排気口に斜め方向から雨水量は少ない。しかも、雨水の勢いも弱まる。そのため、雨水は、この場合も上述したのと同じに排水用の貫通穴から直に外に出てしまう。したがって、雨水が屋根開口部分を介して小屋裏などに入り込まない。
請求項3の発明によれば、第1の係合部が、固定側板および移動側板のいずれか一方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該各突起を被嵌する当該固定側板および当該移動側板の他方に設けられた穴部とからなり、第2の係合部が、固定上板および移動上板のいずれか一方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該各突起を被嵌する当該固定上板および当該移動上板の他方に設けられた穴部とからなるので、請求項1又は2の発明と同様な作用・効果を奏する他、移動側板の仮止め時の高さ調節および移動上板の仮止め時の水平方向の張り出し長さを一段と細かくかつ正確にできる。
請求項4の発明によれば、第1の係合部が、固定側板および移動側板のいずれか一方に設けられた突起と、当該突起を被嵌する当該固定側板および当該移動側板の他方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからなり、第2の係合部が、固定上板および移動上板のいずれか一方に周期的に繰り返される所定形状の突起と、当該突起を被嵌する当該固定上板および当該移動上板の他方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからな
るので、請求項1又は2の発明と同様な作用・効果を奏する他、移動側板の仮止め時の高さ調節および移動上板の仮止め時の水平方向の張り出し長さを一段と細かくかつ正確にできる。
請求項の発明によれば、屋根の棟部分の屋根開口部を横方向から覆う各固定側板を当該屋根開口部を横方向から挟むようにして対向させて屋根部分に基端部を固定し、その後、当該各固定側板に移動側板を第1の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして側方カバー部を形成し、当該側方カバー部の横方向の繋ぎ目部分が中間に位置するように各固定上板を固定し、その後、当該各固定上板に移動上板を第2の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして上方カバー部を形成するので、側方カバー部の横方向の繋ぎ目部分が、上方カバー部によって跨ぐようにして覆われるので、仕上がりの形態も良好となる。また、構造強度が補強されるで、耐久性も一段と高まる。また、高さ方向や水平方向の張り出し長さを簡単に変えられるので、施工性も一段と良好になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本棟換気装置は、図1および図2に示すように、屋根(屋根部材4)の棟部分に設けられた屋根開口部5を横方向から覆う側方カバー部10と当該側方カバー部10の上方に配設され当該屋根開口部5を上側から覆う上方カバー部20とを備えた構成とされている。本棟換気装置は、図1中紙面と直交方向〔横方向(棟方向)〕にストレート形状とされている。なお、図1では、棟瓦(熨斗瓦7A,7B,7C)間などに詰められる盛り土は図示を省略してある。
具体的には、側方カバー部10が、屋根開口部5を横方向から挟むようにして対向しかつ屋根部分に基端部12が固定されかつ横方向に直列に配設される所定個数の固定側板11と、当該各固定側板11に第1の係合部60を介して横方向に移動可能に仮止めされる所定個数の移動側板15とからなる。固定側板11および移動側板15の各1個当たりの横方向長さは、図3(B)に示すように、所定長さL1とされている。
また、上方カバー部20は、側方カバー部10に固定される所定個数の固定上板21および当該各固定上板21に第2の係合部70を介して横方向に移動可能に係合される所定個数の移動上板からなる上方板部25と、当該上方板部25よりも下方に平行に配設された所定個数の補助上方板30とからなる。上方板部25および補助上方板30の各1個当たりの横方向長さは、図4に示すように、所定長さL2とされている。
各固定上板21には、上方突条部22が設けられている。この上方突条部22は、各固定上板21の上面よりも上方へ向けて所定長さだけ突出しており、冠瓦8を下方へ引っ張る縦緊結線81(例えば、銅線や亜鉛メッキ鉄線)を固定可能な係止部(23)を有している。この実施形態では、上記係止部は、図1および図5に示すように、固定上板21の長手方向(図5中左右方向)に所定間隔離れて形成された複数個の係止用穴23から形成されている。ここで、図5中2点鎖線で示すように、縦緊結線81を上記各係止用穴23に潜らせて固定できる。また、各係止用穴23を介して、図1中第1段目の熨斗瓦(7A,7A)同士を横方向に連結する横緊結線82を通すことができる。
また、本棟換気装置では、上記した側方カバー部10内の空間と上方カバー部20内の空間とによって、屋根開口部5からの空気を外側に排出する空気排出路40が形成された構成とされている。
なお、上記した第1の係合部60は、固定側板11および移動側板15のいずれか一方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の突起(61)と、当該各突起(61)を被嵌する当該固定側板11および当該移動側板15の他方に設けられた穴部(65)とからなる。この実施形態では、第1の係合部60は、固定側板11に高さ方向(図1中矢印E,F方向)に所定ピッチ間隔で配設された四角形状の複数個の突起61と、移動側板15に設けられた当該各突起61を被嵌する四角形状の穴部65とからなる。移動側板15の各穴部65も、上記した固定側板11の各突起61と同様に、高さ方向(矢印E,F方向)に当該各突起61と同様なピッチ間隔で配設されている。なお、固定側板11側に上記穴部(65)を、移動側板15に上記突起(61)を設けてもよい。
第2の係合部70は、固定上板21および移動上板25のいずれか一方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の突起(71)と、当該各突起(71)を被嵌する当該固定上板21および当該移動上板25の他方に設けられた穴部(75)とからなる。この実施形態では、固定上板21に複数個の突起71を水平方向に所定間隔で配設している。また、各突起71を被嵌する穴部75は、移動上板25に設けられている。
また、本棟換気装置では、移動上板25と補助上方板30との間で側方カバー部10の外側に位置する部位に上方を向くように配列された排気口51を有する排気出口部50を設け、当該排気出口部50に対応しかつ側方カバー部10の外側部分に位置するように排水用の貫通穴55を補助上方板30に設けた構成とされている。
なお、第1の係合部60が、固定側板11および移動側板15のいずれか一方に設けられた突起(61)と、当該突起(61)を被嵌する当該固定側板11および当該移動側板15の他方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の穴部(65)とからなり、第2の係合部70が、固定上板21および移動上板25のいずれか一方に周期的に繰り返される所定形状の突起(71)と、当該突起(71)を被嵌する当該固定上板21および当該移動上板21の他方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の穴部(75)とからなっていてもよい。上記した係合部(60,70)は、横方向の各部の高さ具合(図3(B)中設定高さHc)を調整したり、移動上板25の水平方向の張り出し長さを調整する場合などには、目印(移動させる距離の見当とつける際の目印)としての役目も果たす。
本棟換気装置の施工方法は、図3(A),(B)に示すように、屋根の棟部分に設けられた屋根開口部5を横方向〔図3中(B)矢印G,H方向〕から覆う各固定側板11を当該屋根開口部5を横方向から挟むようにして対向させて屋根部分に基端部12を固定し、その後、当該各固定側板11に移動側板15を第1の係合部60を介して横方向に移動可能に仮止めした後に図1中タッピングビス18等で本止めして側方カバー部10を形成し、図4に示すように、当該側方カバー部10の横方向の繋ぎ目部分19が中間に位置するように各固定上板21を固定し、その後、当該各固定上板21に移動上板25を第2の係合部70を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして上方カバー部20を形成する。
而して、上記構成の本棟換気装置によれば、移動側板の高さを自由に変えて仮止めでき、移動上板25の水平方向の張り出し長さも自由に変えて仮止めできるので、屋根の形式や使用する瓦等によって、その大きさを簡単に変えられる。また、仮止め時に移動側板15や移動上板25は、第1および第2の係合部(60,70)によって仮止めされるので、格別な固定装置や仮止めするための補助者も必要とせず、その分簡単に施工することができる。
また、屋根開口部5分からの空気は、空気排出路40を経て排気出口部50から外部に円滑に排出される。この際、外気が屋根4に沿って流れる傾向にあるので、当該外気は排水用の貫通穴55を介して空気排出路40に入り排気が排気出口部50へ向かうように助勢するので、一段と排気が円滑に行われる。
雨が鉛直方向に降っている場合、排気出口部50から入った雨滴は排水用の貫通穴55から直に外に出てしまうので、空気排出路40を逆に進入して屋根開口部5分から小屋裏(図示省略)などに入り込まない。雨が斜めに降っている場合(あるいは水平方向に降る場合)、排気出口部50の排気口51は上方を向くように配列されているので、当該排気口51の斜め方向の開口面積は狭い(水平方向の開口面積は零)ので、当該排気口51に斜め方向から雨水量は少ない。しかも、雨水の勢いも弱まる。そのため、雨水は、この場合も上述したのと同じに排水用の貫通穴55から直に外に出てしまう。したがって、雨水が屋根開口部5を介して小屋裏などに入り込まない。
また、移動側板15の仮止め時の高さ調節および移動上板25の仮止め時の水平方向の張り出し長さを一段と細かくかつ正確にできる。
さらに、側方カバー部10の横方向の繋ぎ目部分が、上方カバー部20によって跨ぐようにして覆われるので、仕上がりの形態も良好となる。また、構造強度が補強されるで、耐久性も一段と高まる。また、高さ方向や水平方向の張り出し長さを簡単に変えられるので、施工性も一段と良好になる。
なお、上記実施形態では、大きさが簡単に変えられる棟換気装置に、上板と補助上方板との間で側方カバー部10の外側に位置する部位に上方を向くように配列された排気口51を有する排気出口部50を設け、当該排気出口部50に対応しかつ側方カバー部10の外側部分に位置するように排水用の貫通穴55を補助上方板30に設けたが、大きさが変えられない棟換気装置でも、上記排気出口部と貫通穴とを設けてもよい。この場合も雨水が屋根開口部分を介して小屋裏などに入り込まない。
また、上板の中央部に、横方向に伸延する上方突条部を設け、当該上方突条部に最上段の棟瓦である冠瓦を下方へ引っ張る緊結線を固定するための係止部を設けたので、例えば最上段の熨斗瓦の上面に冠瓦を固定する際には、上方突条部の係止部に緊結線(銅線等)を止めて固定作業を行える。すなわち、最上段の熨斗瓦に近いところで、冠瓦とカバーの上方突条部とを簡単かつ迅速に緊結できる。
また、上板(固定上板21)の上面部に、最下段の棟瓦7Aの外側端部と当接して位置規制する位置規制突起部29を設けたので、当該位置規制突起部29に外側端部が当接するように棟瓦(例えば、熨斗瓦7A)を取り付けていけば、棟瓦は棟方向に直線状に配列されることになる。したがって、見栄えがよく施工も一段と簡単になる。また、地震や台風がきた場合でも、棟瓦(7A等)は上方カバー部20の位置規制突起部29によって位置規制されているので、当該カバー部20からずり落ちてしまうようなことはなく、耐久性も一段と向上する。
また、係合部(60,70)の形状は四角形状に限らない。例えば、図6に示すように、三角波形状としたり、図7に示すような形状としてもよい。図7の場合、係合させれば横方向(図7中紙面と直交方向)にのみ移動可能となる。したがって、一段と仮止めが確実に行える。
本発明の第1の実施形態を説明するための図である。 同じく、高さおよび水平方向の張り出し長さを変えた図である。 本棟換気装置の施工方法を説明するための図である。 本棟換気装置の施工方法を説明するための図である。 上方突条部の側面図である。 係合部の変形例(1)を説明するための図である。 係合部の変形例(2)を説明するための図である。
6 屋根開口部 10 側方カバー部11 固定側板15 移動側板20 上方カバー部21 固定上板25 移動上板30 補助上方板40 空気排出路50 排気出口部51 排気口60 第1の係合部61 突起65 穴部70 第2の係合部71 突起75 穴部

Claims (5)

  1. 屋根の棟部分に設けられた屋根開口部を横方向から覆う側方カバー部と当該側方カバー部の上方に配設され当該屋根開口部を上側から覆う上方カバー部とを備え、前記側方カバー部が、前記屋根開口部を横方向から挟むようにして対向しかつ屋根部分に基端部が固定されかつ横方向に直列に配設される所定個数の固定側板と、当該各固定側板に第1の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めされる所定個数の移動側板とからなり、前記上方カバー部が、前記側方カバー部に固定される所定個数の固定上板および当該各固定上板に第2の係合部を介して横方向に移動可能に係合される所定個数の移動上板からなる上方板部と、当該上方板部よりも下方に平行に配設された所定個数の補助上方板とからなり、前記側方カバー部内の空間と前記上方カバー部内の空間には、前記屋根開口部からの空気を外側に排出する空気排出路が形成されたことを特徴とする棟換気装置。
  2. 前記移動上板と前記補助上方板との間で前記側方カバー部の外側に位置する部位に上方を向くように配列された排気口を有する排気出口部を設け、当該排気出口部に対応しかつ前記側方カバー部の外側部分に位置するように排水用の貫通穴を前記補助上方板に設けた請求項1記載の棟換気装置。
  3. 前記第1の係合部が、前記固定側板および前記移動側板のいずれか一方に高さ方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該固定側板および当該移動側板の他方に当該各突起を被嵌するように設けられた穴部とからなり、前記第2の係合部が、前記固定上板および前記移動上板のいずれか一方に水平方向に所定間隔で配設された複数個の突起と、当該固定上板および当該移動上板の他方に当該各突起を被嵌するように設けられた穴部とからなる請求項1又は2記載の棟換気装置。
  4. 前記第1の係合部が、前記固定側板および前記移動側板のいずれか一方に設けられた突起と、当該固定側板および当該移動側板の他方に当該突起を被嵌するように高さ方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからなり、前記第2の係合部が、前記固定上板および前記移動上板のいずれか一方に周期的に繰り返される所定形状の突起と、当該固定上板および当該移動上板の他方に当該突起を被嵌するように水平方向に所定間隔で配設された複数個の穴部とからなる請求項1又は2記載の棟換気装置。
  5. 屋根の棟部分に設けられた屋根開口部を横方向から覆う各固定側板を当該屋根開口部を横方向から挟むようにして対向させて屋根部分に基端部を固定し、その後、当該各固定側板に移動側板を第1の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして側方カバー部を形成し、当該側方カバー部の横方向の繋ぎ目部分が中間に位置するように各固定上板を固定し、その後、当該各固定上板に移動上板を第2の係合部を介して横方向に移動可能に仮止めした後に本止めして上方カバー部を形成することを特徴とする換気装置の施工方法。
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