JP4640381B2 - 着色トレーサ異常検出装置および異常検出方法 - Google Patents

着色トレーサ異常検出装置および異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、外周面に光ファイバを収納する複数のスロット溝を有する光ケーブル用スペーサで、スロット溝位置を識別するトレーサマークの異常を検出する技術に関する。
複数の螺旋状の溝を外周面に有する樹脂層を抗張力体の周囲に形成した光ケーブル用スペーサは、多心光ファイバケーブルの中心材として広く使用されている。
図8は、光ケーブル用スペーサの断面構成を概略的に示す図である。光ケーブル用スペーサ1は、抗張力体(テンションメンバともいう)2の周囲に樹脂層3が形成されている。また樹脂層3の外周には、複数本の螺旋状またはSZ状の溝4が形成される。この溝4の内部に光ファイバケーブルが収納される。
上記のような光ケーブル用スペーサ1の製造においては、押出機で溶融された樹脂をノズルから押し出すときに、ノズルの口元に配置されたダイスが抗張力体2の引取速度に連動して回転している。そしてダイスの回転によって、螺旋状の溝4が外周面に形成された樹脂層3が成型されていく。また螺旋状の溝4が反転する所謂SZタイプの光ケーブル用スペーサ1では、ダイスの回転方向が反転しながら溶融樹脂の押出成型が行われる。
このような光ケーブル用スペーサ1を識別するために、光ケーブル用スペーサ1の外周部に着色トレーサ5を付与しておく構成が採られている。光ファイバの形状は一般的に同一のものが多く、光ファイバはそれぞれ同一ピッチで光ケーブル用スペーサの溝4に収容される。このため、例えば敷設現場などにおいて目的の光ファイバを迅速に識別することが困難となる。
そこで光ファイバを識別するために、溝4に沿って着色トレーサ5が付与されている。この場合、例えば白色のポリエチレンで抗張力体2の周囲に樹脂層を成型するとき、その樹脂材料とは異なる色、例えば黒色のトレーサ用樹脂材料を同時に押し出して、そのトレーサ用樹脂材料を螺旋状の溝4に平行して筋状に設ける。これにより黒色の着色トレーサ5が光ケーブル用スペーサ1に一体的に形成される。
このように着色トレーサ5は、光ケーブル用スペーサ1の樹脂成型時に、トレーサ用樹脂を同時に押し出して形成される。このときに押出機からダイスまでの樹脂流路内でトレーサ用樹脂が熱劣化し、そのヤケカスやブツなどが樹脂流路から流出することがある。このような場合には、着色トレーサ5が部分的に切れて形成されなくなったり、かすれて識別困難になるという異常が発生する。
このとき着色トレーサ5の異常が、光ケーブル用スペーサ1の所定の巻き取り長の最後まで継続する場合には、巻取ボビン交換時の端末チェックにより異常を検出できる。しかしながら、所定の巻き取り長に至る前の製造途中で異常が発生し、その後正常な状態に復旧してしまった場合には、異常を検出することが困難となっていた。
現状では、作業者が巻き取られた光ケーブル用スペーサ1を定期的に目視で確認し、異常な製品の流出を防止するようにしているが、この場合にも全長を確実に検査することができないという問題があった。
このような光ケーブル用スペーサの異常検知技術に関し、例えば特許文献1には、螺旋状の溝を表面に備える線材の溝内に発生した異物を検知する装置が開示されている。この装置は、ダイスの回転状態を検知して、溝の位置に同期した信号を発生する信号発生手段と、この信号に基づいてダイスの出口側における溝部を撮像するカメラと、カメラにより得られた画像データから溝内の異物を判別する画像処理装置と、画像処理装置で異物を判別した場合に異常を知らせる警告手段とを備えている。
また特許文献2には、非接触検査によって溝形態の異常を捉え、溝形態が設計値の許容誤差内に存在するか否かの判断を自動的に行い、そのデータを蓄積してその後の製造品質の改善に寄与させるようにした光ケーブル用溝付スペーサの溝形態異常検出方法が開示されている。この方法では、溝付スペーサを中心とする同心円上の等角度に配置される複数のCCDカメラにより溝付スペーサを撮像する。そして移動距離を検出するエンコーダの信号を演算装置に入力し、撮像タイミングを補正しながら複数のCCDカメラが撮像した画像データを画像取込装置に入力する。さらに画像データの明度を2値化した信号を演算装置に入力して、入力画像からトレーサを抽出し、等角度位置の画像軌跡から求められる溝ピッチと反転角度を、予め演算装置に記憶している製造設計値と比較して合否を判定している。
特開平11−72315号公報 特開2000−180678号公報
上記の特許文献による技術では、光ケーブル用スペーサに付与する着色トレーサの切れやかすれ、ヤケカスやブツ等の異物混入などの異常をその全長にわたって検出できない、という問題がある。
例えば、特許文献1の異物を検知する装置は、回転ダイスの出口に時間をかけて堆積した後、離脱するような異物を想定しているため、着色トレーサの異常には対応することができない。また各溝については、回転ダイス1回転につき1回しか検査することができず、カメラが撮像するタイミング以外での検査は行っていないため、光ケーブル用スペーサの全長検査を実現することはできない。
また特許文献2の異常検出方法では、光ケーブル用スペーサに黒色のトレーサを付与し、これを非接触で監視して溝形態の異常を検出するようにしている。しかしながらこの方法は、溝の反転角やピッチを測定することを主目的としており、着色トレーサの異常を検出するものではない。
また仮に着色トレーサの異常を検出できたとしても、設定が煩雑で運用が困難となる。つまり特許文献2の技術の延長で着色トレーサの異常を検出するロジックを追加することができたとしても、スロット溝数、トレーサ本数、種類を品種毎に設定する必要があり、運用が非常に困難になる、という問題が生じる。
着色トレーサは、光ケーブル用スペーサのリブの上に配置しているため、螺旋状もしくはSZ状の軌跡を描いている。また光ケーブル用スペーサの品種に応じて、着色トレーサの場所、本数、太さなどが異なっている。このため、上記特許文献2の技術の延長で着色トレーサ異常を全長検査しようとすると、着色トレーサ本数に応じたカメラを要し、カメラを螺旋状もしくはSZ状のスロット溝に同期させる必要がある。このような技術により全長検査を達成しようとしても、その技術的ハードルが高く、多大な費用がかかることが予想される。また品種毎に使用カメラ数、位置等を設定する必要があり、運用面にも大きな問題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、光ケーブル用スペーサに付与した着色トレーサの異常を全長にわたって確実に検出することができる着色トレーサ異常検出装置および検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る着色トレーサの異常検出装置は、光ケーブル用スペーサに付与される着色トレーサの異常を検出するための着色トレーサ異常検出装置である。そして着色トレーサの異常検出装置は、一方向に進行する光ケーブル用スペーサの表面の画像を撮影する手段と、光ケーブル用スペーサが進行する方向に、撮影した画像データの微分処理を行う手段と、微分処理後のデータを所定のしきい値を用いて二値化処理する手段と、二値化処理後のデータに従って、光ケーブル用スペーサ表面の着色トレーサの異常を検出する手段とを有している。
また着色トレーサの異常検出装置は、上記の二値化処理により二値化されたデータが示す異常値の間隔に基づいて、光ケーブル用スペーサの進行方向における異常部分の幅を検出する手段を有している。さらに着色トレーサの異常検出装置は、撮影する手段の撮影視野内に、光ケーブル用スペーサの色と背景の色とを同色とするための背景用反射板を有している。
さらに着色トレーサの異常検出装置は、光ケーブル用スペーサを照明する光源と、光源から出射した照明光の反射光が直接前記撮影する手段に入らないようにするための偏光板及び偏光フィルタとを有している。
また本発明に係る着色トレーサの異常検出方法は、一方向に進行する前記光ケーブル用スペーサの表面の画像を撮影するステップと、光ケーブル用スペーサが進行する方向に、撮影した画像データの微分処理を行うステップと、微分処理後のデータを所定のしきい値を用いて二値化処理するステップと、二値化処理後のデータに従って、光ケーブル用スペーサ表面の着色トレーサの異常を検出するステップとを有している。
本発明によれば、光ケーブル用スペーサに付与した着色トレーサの異常を全長にわたって確実に検出することができる。また本発明により、作業者の負担を必要とすることなく低コストで着色トレーサの異常を検出することができるようになる。
図1は、光ケーブル用スペーサの製造装置の一例を説明するための図である。図中、101は抗張力体サプライ、102は1層目予熱装置、103は1層目押出機、104は1層目冷却水槽、105は2層目予熱装置、106は2層目押出機、107は2層目冷却水槽、108は引取キャプスタン、109は巻取機である。
抗張力体サプライ101から供給された抗張力体(テンションメンバ)は、引取キャプスタン108により張力が調整されながら引き取られる。光ケーブル用スペーサの抗張力体としては、鋼線、鋼撚り線、あるいはFRP等が用いられる。そして供給された抗張力体は、1層目予熱装置102で予熱された後、1層目押出機103に導入される。1層目押出機103では、抗張力体の外周に1層目となる内層用樹脂が押出成型され、1層目冷却水層104で冷却されて光ケーブル用スペーサの内層コアが形成される。
そして形成された内層コアは、2層目予熱装置105で予熱された後、2層目押出機106に導入される。2層目押出機106では、2層目となる外層用樹脂が押出成型される。このときに外層用樹脂には、光ファイバテープ心線などの光ケーブルを収容するための螺旋状溝が形成される。そして押出成型された外層用樹脂は2層目冷却水槽107で冷却され、引取キャプスタン108で引き取られた後、巻取機109で巻き取られる。
1層目と2層目の樹脂材料は、例えば高密度ポリエチレンなどの同一の材料が用いられるが異なる材料であってもよい。ここでは張力体2と樹脂材料との密着度を高めたり、抗張力体2の周囲への樹脂材料の成型を容易に行うために2層の樹脂構造にしている。また光ケーブル用スペーサのサイズや種類によっては、3層以上の押出成型工程により、光ケーブル用スペーサを成型することもある。また予め別工程で抗張力体の周囲に内層用樹脂を成型した線状体を抗張力体サプライ101から供給し、その線状体の周囲に樹脂層を成型して光ケーブルスペーサとすることもできる。
図2は、本発明により異常検出を行う光ケーブル用スペーサの構成例を示す図である。本発明に係る異常検出装置及び異常検出方法は、光ケーブル用スペーサ1に付与されている着色トレーサ5の切れやかすれ、およびヤケカスやブツ等の異物の混入などの異常を検出するためのものである。
本例の光ケーブル用スペーサ1は、抗張力体(テンションメンバ)2の周囲に樹脂層3が成型され、その外周には複数本の螺旋状の溝4が形成される。図1に示すように、螺旋状の溝4は、所定の周期で反転された所謂SZ型の溝や、一方向に螺旋状となるS型またはZ型の溝である。二つの溝4の間にはリブ6が形成され、リブ6には着色トレーサ5が溝4に沿って筋状に設けられている。
そして図2の例では、着色トレーサ5の樹脂材料のヤケカスやブツ等の異物が混入した部分を領域Iとして示している。このような部分では、着色トレーサ5の不連続やかすれが生じて、品質上の問題となる。
また領域IIは、着色トレーサ5が正常に付与されている部分を代表して示している。さらに領域III、着色トレーサ5の異常検知を行うためのカメラの視野において、光ケーブル用スペーサ1とその背景との境界部分で溝4を通して背景部分が見える領域を示している。これらの領域I〜IIIにおける撮影画像の演算処理例は後述して具体的に説明する。
上記のように、着色トレーサを付与するためのトレーサ用樹脂が押出機からダイスまでの樹脂流路内における熱劣化等により、その樹脂のヤケカスやブツ等の異物が樹脂流路から流出してくる。これにより、上記領域Iのような異物混入と着色トレーサ5の不連続やかすれが生じる。以下に図3を参照して着色トレーサ5の成型ダイス部の構成例を説明する。
光ケーブル用スペーサを製造するための回転押出装置は、線状体2´の周囲に樹脂層3を形成し、螺旋状の溝4を形成して光ケーブル用スペーサ1を成型するためのものである。本回転押出装置は、光ケーブル用スペーサの最外層を成型するために用いるもので、ここでは線状体2´は、抗張力体2に1層目(もしくは2層目)の樹脂を成型したものが適用できる。線状体2´は矢印A方向に搬送される。
回転押出装置は、本体部21と、本体部21に対して回転可能な回転部22とを備えている。本体部21はクロスヘッド23を有し、このクロスヘッド23には、樹脂Jを供給するための押出機106が接続されている。押出機106から押し出された樹脂Jは、樹脂流路24を通って回転ダイス25に流入する。
さらにクロスヘッド23には、押出機106から押し出された樹脂Jを流す樹脂流路24とともに、補助押出機110から押し出されたトレーサ用樹脂Jmを流すトレーサ用樹脂流路26とが設けられている。トレーサ用樹脂Jmとしては、樹脂Jとは異なる色(例えば黒色)を有する樹脂が用いられる。
またクロスヘッド23には回転支持部27が固定され、2つの転がり軸受28を介して回転部22の回転ダイホルダ29が回転可能に支持されている。回転ダイホルダ29の内周面にはリング状の回転ダイス25が取り付けられる。この回転ダイス25は、線状体2´を貫通させると共に、樹脂流路24からの樹脂Jにより線状体2´の周りに樹脂層3を形成する。この回転ダイス25の内面には、樹脂層3に対して螺旋状の溝4を形成するための複数の突起が設けられている。
上記のような回転押出し装置において、押出機106からの樹脂Jが樹脂流路24を通ってクロスヘッド23の樹脂押出部30から押し出されると共に、補助押出機110からのトレーサ用樹脂Jmがトレーサ用樹脂流路26を通って回転ダイス25の樹脂押出口から押し出される。これにより、樹脂層3の表面に着色トレーサ5が付与された光ケーブル用スペーサ1が形成される。
上記のような構成において、トレーサ用樹脂流路26の内部では、トレーサ用樹脂の熱劣化などによりヤケカスやブツなどが発生する。このようなヤケカスやブツは、光ケーブル用スペーサ1に連続して均一に付与すべき着色トレーサ5の切れ(不連続)やかすれを生じさせる。
本発明に係る実施形態では、上記のような着色トレーサ5の不連続、およびヤケカスやブツ等の異物を検出するためのアルゴリズムにより、着色トレーサ5の不具合を確実に検出できるようにしている。
本願の発明者らは、着色トレーサ5の異常に関して調査を進めた結果、着色トレーサ5の異常として次の2種類があることが分かった。つまり(1)着色トレーサ5が突然消失し、その後復帰する場合と、(2)着色トレーサ5が徐々にかすれたり切れたりする場合とがあることが分かった。また着色トレーサ5の異常が発生した場合には、発生原因であるトレーサ用樹脂のヤケカスやブツなどの異物が光ケーブル用スペーサ1のリブ6の上に必ず出現することを確認した。
これらの現象に基づいて本発明に係る異常検出装置の実施形態では、撮影カメラによって光ケーブル用スペーサ1を連続して撮影し、その撮影した画像データの濃淡変化を用いてヤケカスやブツなどの異物を検出している。このときに光ケーブル用スペーサ1の進行方向に画像データを微分処理し、しきい値を用いて二値化して異常を判別する。これにより光ケーブル用スペーサ1のリブ6と溝4との境界で発生する濃淡と、正常に設けられた着色トレーサ5とをキャンセルし、着色トレーサ5の不具合となるヤケカスやブツなどの異物のみを検出できるようにしている。
そして異常検出装置では、ヤケカスやブツなどの異物を検出した場合に所定の警報を出力できるようにする。またこのときにしきい値を超える異常値のピークの間隔から異物の幅を検出し、その幅が所定の値を越えたときに警報を出力させることができる。
さらに異常検出装置では、異形である光ケーブル用スペーサ1の溝4の部分に背景が写り込んで誤動作となることを防ぐために、光ケーブル用スペーサ1とその背景とを同色にして安定的に異物を検出できるようにしている。また撮影に用いる照明の反射光による極度の輝度変化を防止するために、撮影カメラには偏光フィルタを備えるようにする。
以下にこれらの構成を持つ異常検出装置の実施形態をさらに詳しく説明する。
図4は、本発明による着色トレーサ異常検出装置の構成例を説明するための図である。着色トレーサ検出装置は、撮影カメラ11、照明12a、背景用反射板13、演算装置14、およびモニター15により構成されている。
撮影カメラ11としては、デジタル処理可能なCCDカメラもしくはCMOSカメラとレンズとをセットで使用する。また撮影カメラ11は、光ケーブル用スペーサ1の全周を検査するために、少なくとも2ヶ所以上に設置することが望ましい。また照明12aからの照明光の反射による極端な輝度変化を防止するために、各撮影カメラ11には、図示しない偏光フィルタを取り付けることが望ましい。
照明12aは、対象物である光ケーブル用スペーサ1を照らす照明であり、例えば汎用のLED照明を適用することができる。そして照明12aは、撮影カメラ11に取り付けられた偏光フィルタを有効に活用するために、偏光板12を具備することが望ましい。つまり偏光板12と偏光フィルタにより、照明12から出射した照明光の反射光が直接撮影カメラ11に入らないようにすることができ、これにより不要な反射光による誤動作を防ぐことができる。
また背景用反射板13は、撮影カメラ11で撮影した画像の背景を光ケーブル用スペーサ1と同色の白色にするための反射板である。
光ケーブル用スペーサ1は、その形状が異形であるため、撮影画像の背景と光ケーブル用スペーサの色とが異なると、背景と光ケーブル用スペーサ1との境界において、溝4の部分に背景が写り込んで誤動作となる(具体的には後述する)。このような誤動作を防ぐため、撮影カメラ11の撮影視野内に背景用反射板13を設け、撮影画像の背景と光ケーブル用スペーサ1の色とを同色にする。またこれにより、演算装置14で位置補正を実施しなくてもよくなる、というメリットが得られる。
演算装置14は、撮影カメラ11で撮影した画像から、着色トレーサ5のヤケカスやブツ等の異物を検出する装置である。演算装置14では、撮影カメラ11で撮影した画像を取り込み、その画像データに対して光ケーブル用スペーサ1の進行方向に微分処理を行い、さらに所定のしきい値を用いて二値化処理を行って、得られた二値化データにより着色トレーサの異常を検出する。そして検出した異常値の間隔に基づいて、光ケーブル用スペーサ1の進行方向における異物の幅を演算し、演算した異物の幅に応じて警報を発生させる。
モニター15は、撮影カメラ11で撮影した画像や、過去の異常画像などを表示するモニターである。
上記の演算装置14では、光ケーブル用スペーサ1の全長検査を行うために、
(カメラ撮像視野)÷(通過速度)未満
の演算処理能力を有することが望ましい。
例えば、撮影カメラ11の撮影視野を幅60mmとし、異常検出装置における光ケーブル用スペーサ1の通過速度を10m/minとした場合、
60mm/(10m/min×1000÷60)=0.36sec
となり、0.36sec未満の演算能力を有することが望ましい。
さらに演算装置14は、撮影カメラ11で撮影された画像データに対して光ケーブル用スペーサ1の進行方向に微分処理を行うことで、溝4および着色トレーサ5の正常部の濃淡変化をキャンセルし、着色トレーサ5の不連続部や、ヤケカスやブツ等の異物のみを抽出することができる。
演算装置14による着色トレーサの異常検出処理のメカニズムについて、図5〜図7を参照しながら以下に説明する。
(1)正常部の処理
図5は、着色トレーサの異常検出処理の一例を説明するための図で、着色トレーサ5が正常に付与されている部分を演算したときの例を示すものである。ここで図5の検出領域は、図2に示す領域IIの正常領域であるものとする。
図5において、図5(A)は、撮影カメラ11から取り込んだ画像データを示す図、図5(B)はその画像データをサーチウィンドウでスキャンしたときの濃淡データを示す図、図5(C)はその濃淡データを微分処理したデータを示す図、図5(D)は微分処理データを二値化したデータを示す図である。下記の図6及び図7についても同様のデータを示すものとする。
図5において、演算装置14は、撮影カメラ11から取り込んだ領域IIの撮影画像の画像データの検出領域を、数pix(ピクセル)角のウィンドウ(サーチウィンドウ)Wを用いて光ケーブル用スペーサ1の進行方向(X軸方向)に走査する。そして演算装置14では、サーチウィンドウWの内部の画像データの濃淡を平均化し、演算値として使用する。ここで図5(A)に示す画像データのラインLにおけるサーチウィンドウWの濃淡は、図5(B)のようになっている。
このときに正常部の溝4および着色トレーサ5は斜めになっていて、サーチウィンドウWの濃淡は緩やかに変化する。そしてサーチウィンドウWの走査方向Xに微分処理をかけると、変化量が緩やかであるため、図5(C)のような処理データになる。これに対して所定のしきい値以下の値をカットして2値化すると図5(D)のようになり、正常部の溝4および着色トレーサ5の濃淡がキャンセルされ、正常であると判断することができる。
図6は、着色トレーサの異常検出処理の他の例を説明するための図で、光ケーブル用スペーサ1の背景との境界部において、背景が暗い場合に誤作動するときの例を示すものである。ここで図6の検出領域は、図2に示す領域IIIの正常領域であるものとする。
図6(A)に示すような画像データをサーチウィンドウWにより走査したとき、図6(A)のラインLにおける画像データの濃淡は図6(B)のようになる。そしてこれを微分処理すると、図6(C)のような処理データになる。
このときに背景が暗いと、図6(A)の画像データにおいて、溝4の部分に背景の濃い部分が写り込んでしまい、図6(B)に示すような濃いデータ部分P1ができる。そしてこれを微分処理すると、図6(C)に示す立ち上がり部分P2ができてしまう。このような場合には、所定のしきい値を用いて2値化を行うと、図6(D)に示すように暗い背景の部分P3が異常と判断されてしまい、正常な状態であるにも関わらず異常となる誤作動が発生してしまう。
このような誤作動を防ぐために、本発明に係る実施形態では、光ケーブル用スペーサ1の撮影部分の背景を、光ケーブル用スペーサ1と同色(例えば白色)にすることにより、撮影データの濃淡変化がなくなって安定検出を可能とすることができる。
図7は、着色トレーサの異常検出処理の他の例を説明するための図で、着色トレーサの異常部分を演算したときの例を示すものである。図7の検出領域は、図2に示す領域Iの異常領域であるものとする。
着色トレーサ5の異常部では、上述のように着色トレーサ5に不連続部が生じたり、着色トレーサ5の樹脂のヤケカスやブツ等の異物が付着している。このときの画像データは、例えば図7(A)のようになっている。そしてこのような画像データをサーチウィンドウWで走査したとき、図7(A)のラインLにおける画像データの濃淡は図7(B)のようになる。濃淡データでは、着色トレーサ5の不連続部や異物などの異常部分により、濃淡の急激な変化が現れる。その異常部分と正常部分の境界部P4,P5では、濃淡の曲線がほぼ垂直に切り立った状態となる。
そしてこのような濃淡データを微分処理すると、図7(C)のような処理データとなる。ここではその正常部と異常部との境界部P4,P5の変化率が大きいため、微分演算後のデータにおいても突出部P6,P7が生じる。そして所定のしきい値を用いてその処理データを二値化すると、境界部分の値P8,P9がしきい値を越え、これにより異常であるものと判断することができる。
また演算装置14では、上記のような着色トレーサ5の異常が検出されたときに、その異常部分の幅を演算し、その幅が所定値より大きい場合に警報を発生させることができる。
この場合、例えば図7(D)の二値化データにより着色トレーサ5の異常が検出された場合、二つのピーク値P8,P9の距離に基づいて、所定の幅より大きい異物が検出された場合に警報を発生させるようにすることができる。この場合、異物の検知幅は、サーチウィンドWの走査方向X、つまり光ケーブル用スペーサ1の進行方向の幅である。
警報の方式については特に限定されるものではなく、所定の音声や映像によって警報を出力することができ、また所定の外部機器に警報信号を送出する動作を行ってもよい。
上記のような検出装置で検出できる異常部の大きさ(分解能)は、撮影カメラ11の視野やサーチウィンドウのPix(ピクセル)数などにより異なるが、例えば代表的な条件として、撮像するカメラの視野が横60mm×縦50mm、カメラの画素数が約30万画素(横600×縦500pix)、サーチウィンドウWが3×3pix(0.1mm/pixに相当)とするとき、異常検出装置で検出できる異常部の大きさ(分解能)は、1.0×1.0mmとなり、上記の代表条件ではこの大きさの異常部まで検出することが可能となる。
光ケーブル用スペーサの製造装置の一例を説明するための図である。 本発明により異常検出を行う光ケーブル用スペーサの構成例を示す図である。 光ケーブル用スペーサの成型ダイス部の構成例を説明するための図である。 本発明による着色トレーサ異常検出装置の構成例を説明するための図である。 本発明による着色トレーサの異常検出処理の一例を説明するための図で、 本発明による着色トレーサの異常検出処理の他の例を説明するための図で 本発明による着色トレーサの異常検出処理の他の例を説明するための図である。 光ケーブル用スペーサの断面構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1…光ケーブル用スペーサ、2…抗張力体、2´…線状体、3…樹脂層、4…溝、5…着色トレーサ、6…リブ、11…撮影カメラ、12a…照明、12…偏光板、13…背景用反射板、14…演算装置、15…モニター、21…本体部、22…回転部、23…クロスヘッド、24…樹脂流路、25…回転ダイス、26…トレーサ用樹脂流路、27…回転支持部、28…軸受、29…回転ダイホルダ、30…樹脂押出部、101…抗張力体サプライ、102…1層目予熱装置、103…1層目押出機、104…1層目冷却水層、105…2層目予熱装置、106…2層目押出機、107…2層目冷却水槽、108…引取キャプスタン、109…巻取機、110…補助押出機。

Claims (5)

  1. 光ケーブル用スペーサに付与される着色トレーサの異常を検出するための着色トレーサ異常検出装置であって、
    一方向に進行する前記光ケーブル用スペーサの表面の画像を撮影する手段と、
    前記光ケーブル用スペーサが進行する方向に、撮影した画像データの微分処理を行う手段と、
    微分処理後のデータを所定のしきい値を用いて二値化処理する手段と、
    二値化処理後のデータに従って、前記光ケーブル用スペーサ表面の着色トレーサの異常を検出する手段とを有することを特徴とする着色トレーサ異常検出装置。
  2. 前記二値化処理により二値化されたデータが示す異常値の間隔に基づいて、前記光ケーブル用スペーサの進行方向における異常部分の幅を検出する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の着色トレーサ異常検出装置。
  3. 前記撮影する手段の撮影視野内に、前記光ケーブル用スペーサの色と背景の色とを同色とするための背景用反射板を有することを特徴とする請求項1に記載の着色トレーサの異常検出装置。
  4. 前記光ケーブル用スペーサを照明する光源と、
    前記光源から出射した照明光の反射光が直接前記撮影する手段に入らないようにするための偏光板及び偏光フィルタを有することを特徴とする請求項1に記載の着色トレーサの異常検出装置。
  5. 光ケーブル用スペーサに付与される着色トレーサの異常を検出するための着色トレーサ異常検出方法であって、
    一方向に進行する前記光ケーブル用スペーサの表面の画像を撮影するステップと、
    前記光ケーブル用スペーサが進行する方向に、前記撮影した画像データの微分処理を行うステップと、
    微分処理後のデータを所定のしきい値を用いて二値化処理するステップと、
    二値化処理後のデータに従って、前記光ケーブル用スペーサ表面の着色トレーサの異常を検出するステップとを有することを特徴とする着色トレーサ異常検出方法。
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