JP5696582B2 - 走行糸条の検査方法および糸条の製造方法 - Google Patents
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Description
(a)前記画像データから、糸条と該糸条に含まれる欠陥部分を抽出する第1のデータ処理手順と、
(b)前記第1のデータ処理手順により抽出された抽出部データの輪郭線を抽出する第2のデータ処理手順と、
(c)前記第2のデータ処理手順により抽出された輪郭部データから、糸条の走行方向に平行な線分を除去して残存部データを得る第3のデータ処理手順と、
(d)前記第3のデータ処理手順により得られた残存部データを、予め設定した閾値と比較し欠陥の有無を判定して、欠陥データを得る第4のデータ処理手順を有してなる走行糸条の検査方法である。
撮像手段:ラインセンサカメラ(8192画素、DALSA社製P2−43−8K−40)
糸条の走行面と照明手段がなす角度θ1:50°
糸条の走行面と撮像手段がなす角度θ2:50°
糸条の走行速度:340m/分
照明手段と糸条の走行面の距離WD:100mm。
CPU:IntelCore2Duo E7300(2.66GHz)
メモリ:2GB
OS:“WindowsXP(登録商標)”
画像処理ライブラリソフト:HALCON(Ver.8.0、MVTec社製)
テストに用いた画像データの1枚あたりのサイズ:8192×1000画素。
実施した結果、表1に示すように、特許文献2、特許文献3に各々記載の検査方法では、平均処理時間が120msecもしくは110msecとなったことに対して、本発明では66msecであった。このテストで用いた画像処理システムで高速に走行する、例えば340m/分で糸条に対して遅れること無く検査するためには、撮像手段が画像データを撮像することに要する時間や撮像した画像データをデータ処理手段に転送する時間を考慮すると目標として処理時間が80msec以下で完了する必要がある。
2:照明手段
3:データ処理手段
40:毛玉が第1のデータ処理手順によって抽出された毛玉抽出部
41:毛玉抽出部40から第2のデータ処理手順によって輪郭部が抽出された毛玉輪郭部
42:毛玉輪郭部41から第3のデータ処理手順によって抽出された毛玉残存部
50:毛羽が第1のデータ処理手順によって抽出された毛羽抽出部
51:毛羽抽出部50から第2のデータ処理手順によって輪郭部が抽出された毛羽輪郭部
52:毛羽輪郭部51から第3のデータ処理手順によって抽出された毛羽残存部
60:単繊維群の一部が糸条から離間して走行している形態が、第1のデータ処理手順によって抽出された抽出部
61:走行糸条間に形成された背景部分に浮遊する浮遊物が、第1のデータ処理手順によって抽出された抽出部
B{B1〜Bn-1}:走行糸条間に形成された背景部分
b{b1〜bn-1}:背景部分Bが第1のデータ処理手順によって抽出された対応部分
ID:画像データ取得処理装置
P1:第1の側
P2:第2の側
R1、R2:糸条搬送ロール
YCD:糸条の走行方向
YCP:糸条の走行面
YT{YT1〜YTn}:走行糸条
yt{yt1〜ytn}:走行糸条YTが第1のデータ処理手順によって抽出された対応部分
WD:照明手段と糸条の走行面の距離
θ1:糸条の走行面と照明手段がなす角度
θ2:糸条の走行面と撮像手段がなす角度
Claims (13)
- 走行する糸条を撮像する撮像手段を備えた走行糸条の検査方法であって、前記撮像手段により得られた画像データをデータ処理するデータ処理手段が、
(a)前記画像データから、糸条と該糸条に含まれる欠陥部分を抽出する第1のデータ処理手順と、
(b)前記第1のデータ処理手順により抽出された抽出部データの輪郭部を抽出する第2のデータ処理手順と、
(c)前記第2のデータ処理手順により抽出された輪郭部データから、糸条の走行方向に平行な線分を除去して残存部データを得る第3のデータ処理手順と、
(d)前記第3のデータ処理手順により得られた残存部データを、予め設定した閾値と比較し欠陥の有無を判定して、欠陥データを得る第4のデータ処理手順を有してなる走行糸条の検査方法。 - 走行する糸条を照明する照明手段が、糸条の走行面に対して前記撮像手段と同じ側の位置であり、かつ、前記撮像手段が前記照明手段によって糸条の走行面で生じる正反射光を撮像する位置に設けられている、請求項1に記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第3のデータ処理手順において、得られた残存部データを膨張させて膨張部データを得る第5のデータ処理手順を含んでいる、請求項1または2に記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第5のデータ処理手順において、得られた膨張部データと前記第2のデータ処理手順により得られた輪郭部データが、前記照明手段で照明した部分を通過した時刻と糸条の幅方向が一致する領域を抽出する第6のデータ処理手順を含んでいる、請求項3に記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により、走行中の糸条に含まれる欠陥として糸条を構成する単繊維群においてその一部の単繊維が切れた部分や捌けた部分の有無を判定する、請求項1〜4に記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データから、欠陥が含まれる糸条を特定する、請求項1〜5のいずれかに記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データから、欠陥を含んだ周辺部の画像データを記録する、請求項1〜6のいずれかに記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データから、走行中の糸条に含まれる欠陥として糸条を構成する単繊維群の一部が切れて塊となった部分の有無を判定する第7のデータ処理手順を有している、請求項1〜7のいずれかに記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データが、糸条の明るさと欠陥の明るさを判別できるものであり、前記第7のデータ処理手順において、糸条の明るさと欠陥の明るさの差から該欠陥の形状を判定する第8のデータ処理手順を含んでいる、請求項8に記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データから、走行中の複数の糸条において、隣接する糸条の空間にある浮遊物を抽出する第9のデータ処理手順を有している、請求項1〜9のいずれかに記載の走行糸条の検査方法。
- 前記第4のデータ処理手順により得られた欠陥データから、糸条を構成する単繊維群の一部が糸条から離間して走行している部分を抽出する第10のデータ処理手順を有してなる、請求項1〜10のいずれかに記載の走行糸条の検査方法。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の走行糸条の検査方法を用いて、走行糸条を検査する検査工程を有する、糸条の製造方法。
- 請求項12に記載の糸条の製造方法において、前記検査工程で得られた検査結果を基に、製造工程に生じた異常を特定し、製造工程の条件を変更する操作手順を含んでいる、糸条の製造方法。
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