JP4640238B2 - 車両周囲映像作成装置及び車両周囲映像作成方法 - Google Patents

車両周囲映像作成装置及び車両周囲映像作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の車載カメラで撮影された映像を合成して連続した1つの車両周囲映像を作成する車両周囲映像作成装置及び車両周囲映像の作成方法に関する。
従来、車両の死角領域の視界を確保して運転者の運転操作を支援する目的で、車両に搭載された複数の車載カメラで車両周囲の映像を撮影してこれら複数の車載カメラで撮影された映像を合成し、連続した1つの車両周囲映像を作成して、車室内の表示装置に表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1等を参照。)。
この種の車両周囲映像作成装置では、一般に、車両右側に設置された右サイドカメラで車両右側方領域の映像を撮影し、車両左側に設置された左サイドカメラで車両左側方領域の映像を撮影するが、右サイドカメラや左サイドカメラは、車両の左右のドアミラーに設置される場合がある。右サイドカメラや左サイドカメラをドアミラーに設置した場合、ドアミラーは車両のボディ部分より外側に突出しているため、広い視野角を確保するのが容易で車両の左右両側方の領域の映像を撮影するには有利であるが、以下のような問題もある。
すなわち、車両周囲映像の表示が求められるシーンとしては狭い駐車スペースへの駐車時や細街路の通行時などが考えられるが、このようなシーンでは、可動式のドアミラーを格納した状態にして運転操作をする場合も多い。そして、ドアミラーが格納されると、ドアミラーに設置された右サイドカメラや左サイドカメラの位置が変化するので、これら右サイドカメラや左サイドカメラで撮影された映像をそのまま用いても、連続性のある適切な車両周囲映像を作成することができない。
このような問題への対策としては、例えば、特許文献2に記載されているように、ドアミラー格納後のカメラ位置で撮影された映像に対して画像処理を施すことにより、あたかもドアミラー格納前のカメラ位置で撮影された映像のように変換することが考えられる。特許文献2に記載の技術では、ドアミラーの開閉状態を状態センサで検出し、ドアミラーが閉状態(格納された状態)のときには、ドアミラーに設置されたカメラの撮影映像に対して、ドアミラー閉に対応したパラメータを用いたアフィン変換処理を行うことで、違和感のない映像を作成するようにしている。
特開2001−339716号公報 特開2004−194071号公報
しかしながら、ドアミラーの格納時には、ドアミラーに設置された右サイドカメラや左サイドカメラが撮影可能な領域は、ドアミラー格納前に撮影可能であった領域とは異なる領域となるため、車両周囲映像として表示したい車両周囲の領域の中で、右サイドカメラや左サイドカメラでは撮影できない領域が生じることになる。このため、ドアミラー格納時に、右サイドカメラや左サイドカメラの撮影映像に対して特許文献2に記載されているような画像処理を施した上で車両周囲映像を作成したとしても、映像に欠落部分が生じて、連続性のある適切な車両周囲映像を作成することができない。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、車両のドアミラーに設置された車載カメラを含む複数の車載カメラの撮影映像を用いて車両周囲映像を作成する際に、ドアミラー格納時であっても、連続性のある適切な車両周囲映像を作成することが可能な車両周囲映像作成装置及び車両周囲映像作成方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記目的を達成するために、ドアミラーに設置された車載カメラが撮影すべき車両周囲の領域の中で、ドアミラーが格納されることに伴って当該ドアミラーに設置された車載カメラでは撮影できなくなる領域を補完対象領域として特定し、ドアミラーの格納時には、補完対象領域の映像を、ドアミラーが格納される前に複数の車載カメラで撮影された過去の映像の中の対応する領域の映像で補完して車両周囲映像を作成するようにした。
本発明によれば、ドアミラーが格納されることに伴って撮影できなくなる補完対象領域の映像が、ドアミラーが格納される前に撮影された過去の映像で補完されるので、ドアミラー格納時であっても、連続性のある適切な車両周囲映像を作成することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、車両前方、後方、左右両側方の各領域の映像を4つの車載カメラでそれぞれ撮影し、これら4つの車載カメラの撮影映像を車両上方の仮想視点から見下ろした俯瞰映像に視点変換すると共にこれらを合成して、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰映像として車室内のディスプレイに表示させる俯瞰映像表示システムを例に挙げて、このような俯瞰映像表示システムを構成する映像処理装置に本発明を適用した例について説明するが、本発明は、ここで挙げる例に限らず、複数の車載カメラで撮影した車両周囲の映像を合成し、1つの連続した映像としてディスプレイに表示させる各種の映像表示システムで用いられる映像処理装置に対して広く適用可能である。
[システム構成]
本実施形態の俯瞰映像表示システムの概略構成を図1に示す。この俯瞰映像表示システムは、図1に示すように、本発明を適用した映像処理装置10を主要な構成要素として備えており、この映像処理装置10の入力側に、フロントカメラ1、リアカメラ2、右サイドカメラ3、左サイドカメラ4の4つの車載カメラや、車両ドアミラーの開閉状態を検出するドアミラー開閉センサ5、車両の走行速度を検出する車速センサ6、車両の操舵角度を検出する舵角センサ7などの各種センサ類が接続されている。また、映像処理装置10の出力側には、車室内に設置された液晶表示器などのディスプレイ8が接続されている。
フロントカメラ1は、図2に示すように、車両V前方の例えばフロントバンパーなどに設置され、車両V前方の所定の被撮影領域A1の映像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。また、リアカメラ2は、車両V後方の例えばリアバンパーなどに設置され、車両V後方の所定の被撮影領域A2の映像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。
右サイドカメラ3は、車両V右側のドアミラーDMに設置され、ドアミラーDMが格納されていない状態(開いた状態)のときに、車両V右側方の所定の被撮影領域A3の映像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。また、左サイドカメラ4は、車両V左側のドアミラーDMに設置され、ドアミラーDMが格納されていない状態のときに、車両V左側方の所定の被撮影領域A4の映像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。なお、図2中の矢印は車両Vの向きを表している。
本実施形態の俯瞰映像表示システムでは、以上の4つの車載カメラ1,2,3,4で撮影した被撮影領域A1,A2,A3,A4の映像をそれぞれ映像処理装置10に取り込み、映像処理装置10においてこれらの撮影映像を俯瞰映像に変換すると共に繋ぎ合わせることで、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰映像を作成する。そして、映像処理装置10で作成した車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰映像をディスプレイ8に表示させることで、車両の運転者の運転操作を支援する。このとき、右サイドカメラ3が設置されている車両V右側のドアミラーDMや左サイドカメラ4が設置されている車両V左側のドアミラーDMが格納された状態(閉じた状態)となると、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の位置が変化するため、車両V右側方の所定の被撮影領域A3や車両V左側方の所定の被撮影領域A4の中で、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影できない領域が発生する。このような場合に、映像処理装置10が、車両の左右のドアミラーDMが格納される前と同じ手法で俯瞰映像を作成すると、作成される俯瞰映像の一部に映像の欠落が生じることになり、連続性が損なわれた俯瞰映像がディスプレイ8に表示されて、運転者に違和感を与えることになる。
そこで、本発明を適用した映像処理装置10は、ドアミラーDMの格納前に4つの車載カメラ1,2,3,4で撮影された映像を一時的に記憶しておくようにし、ドアミラー格納時には、被撮影領域A3や被撮影領域A4の中で右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影できない領域(補完対象領域)の映像を、一時的に記憶しておいたドアミラー格納前の車載カメラ1,2,3,4の撮影映像の中の対応する領域の映像で補完して、欠落部分のない俯瞰映像を作成するようにしている。
[映像処理装置の構成]
図3は、本発明を適用した映像処理装置10の内部構成を示す図である。映像処理装置10は、図3に示すように、4つの車載カメラ1,2,3,4の撮影映像がフレーム単位で格納される4つの入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dと、表示対象となる俯瞰映像を作成する俯瞰映像作成部12と、この俯瞰映像作成部12により作成された俯瞰映像がフレーム単位で格納される出力フレームバッファ13とを備える。また、この映像処理装置10は、本発明に特徴的な構成として、4つの入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納された車載カメラ1,2,3,4の撮影映像がコピーされるフレームバッファ14a,14b,14c,14dを備える。
俯瞰映像作成部12は、マイクロコンピュータなどで構成され、予め組み込まれた所定の映像処理プログラムを実行することで、表示対象となる俯瞰映像を作成する。具体的には、俯瞰映像作成部12は、車両VのドアミラーDMが格納されない開状態にあるときは、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに各々格納された車載カメラ1,2,3,4の撮影映像の各画素を、例えば、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dのアドレスと出力フレームバッファ13のアドレスとの対応関係を記載したアドレス変換テーブルなどに従って出力フレームバッファ13上に再配置することで、表示対象となる俯瞰映像を作成する。俯瞰映像作成部12で作成されて出力フレームバッファ13に格納された俯瞰映像の映像データは、車載カメラ1,2,3,4のフレーム撮影周期、すなわち俯瞰映像作成部12での処理周期に同期して、出力フレームバッファ13からディスプレイ8へと出力される。これにより、ディスプレイ8には、車両周囲全域を車両上方の仮想視点から見下ろした様子を表す俯瞰映像が、動画として表示されることになる。
また、この俯瞰映像作成部12は、本発明に特徴的な機能として、ドアミラー開閉状態判定機能15、車両移動判定機能16、車両移動量算出機能17、補完対象領域特定機能18、対応領域特定機能19、映像補完機能20の各機能を有しており、車両VのドアミラーDMが格納された閉状態にあるときは、これら各機能によって右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影できない領域の映像を過去の映像で補完して、欠落部分のない俯瞰映像を作成する。
すなわち、車両VのドアミラーDMが格納されるまでの間は、ドアミラー開閉センサ5からドアミラー開を示す信号が映像処理装置10に入力されるので、俯瞰映像作成部12のドアミラー開閉状態判定機能15により、このドアミラー開閉センサ5からの信号に基づいて車両VのドアミラーDMが開状態にあると判定される。この場合は、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の撮影映像に欠落は生じないので、俯瞰映像作成部12は、上述したように、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納されている最新の車載カメラ1,2,3,4の撮影映像を、アドレス変換テーブルなどを用いて加工することで、表示対象となる俯瞰映像を作成する。また、このとき、俯瞰映像作成部12は、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納されている最新の車載カメラ1,2,3,4の撮影映像をフレームバッファ14a,14b,14c,14dにコピーして、一時的に記憶させておく。このフレームバッファ14a,14b,14c,14dに記憶される車載カメラ1,2,3,4の撮影映像は、車両VのドアミラーDMが開状態にある間は、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dの更新周期、すなわち車載カメラ1,2,3,4のフレーム撮影周期に同期して更新されることになる。
一方、車両VのドアミラーDMが格納されると、ドアミラー開閉センサ5からドアミラー閉を示す信号が映像処理装置10に入力されるので、俯瞰映像作成部12のドアミラー開閉状態判定機能15により、このドアミラー開閉センサ5からの信号に基づいて車両VのドアミラーDMが閉状態にあると判定される。この場合、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dからフレームバッファ14a,14b,14c,14dへの撮影映像のコピーが中断される。すなわち、フレームバッファ14a,14b,14c,14dには、車両VのドアミラーDMが格納される直前に車載カメラ1,2,3,4により撮影された過去の撮影画像が保持されることになる。
また、ドアミラー開閉状態判定機能15により車両VのドアミラーDMが閉状態にあると判定されると、車両移動判定機能16により、車速センサ6からの信号に基づいて車両Vが移動中であるか否かが判定され、車両移動中であれば、車両移動量算出機能17により、車速センサ6や舵角センサ7からの信号に基づいて車両Vの移動量が算出される。具体的には、車両移動量算出機能17は、車速センサ6からの信号をもとに車両VのドアミラーDMが格納されてから現在までの時間間隔の中で車両Vが移動した移動距離を求めるとともに、舵角センサ7からの信号をもとに車両Vの移動方向を求め、これら車両Vの移動距離と移動方向とからその移動量をベクトル量として算出する。この車両移動量算出機能17による車両Vの移動量の算出は、車両VのドアミラーDMが閉状態とされている間、所定周期で繰り返し行われる。
また、ドアミラー開閉状態判定機能15により車両VのドアミラーDMが閉状態にあると判定された場合、補完対象領域特定機能18により、図2に示した車両右側方の所定の被撮影領域A3や車両左側方の所定の被撮影領域A4の中で、車両VのドアミラーDMが格納されることに伴って右サイドカメラ3や左サイドカメラ4では撮影できなくなる領域が、補完対象領域として特定される。なお、この補完対象領域は、ドアミラーDMの格納前及び格納後の位置が一定であれば常に同じ領域となるので、その領域を一度特定して情報として記憶させておけば、その後は、記憶しておいた情報を読み出すだけでよい。
また、ドアミラー開閉状態判定機能15により車両VのドアミラーDMが閉状態にあると判定された場合、対応領域特定機能19により、フレームバッファ14a,14b,14c,14dに保持されている車載カメラ1,2,3,4の過去の撮影映像の中で、補完対象領域特定機能18により特定された補完対象領域に対応する領域が特定される。そして、映像補完機能20により、補完対象領域の映像が、車載カメラ1,2,3,4の過去の撮影映像の中で対応領域特定機能19により特定された領域の映像で補完された上で、表示対象となる俯瞰映像が作成される。
このとき、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両が移動していなければ、車両右側方の被撮影領域A3の中の補完対象領域に対応する領域や、車両左側方の被撮影領域A4の中の補完対象領域に対応する領域は、右サイドカメラ3で撮影されてフレームバッファ14cに保持されている過去の撮影映像や、左サイドカメラ4で撮影されてフレームバッファ14dに保持されている過去の撮影映像の中から、一意に特定することができる。一方、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両Vが移動していれば、この車両Vの移動に伴って補完対象領域に対応する領域も変化することになり、その領域は、右サイドカメラ3の過去の撮影映像や左サイドカメラ4の過去の撮影映像の中だけでなく、フロントカメラ1の過去の撮影映像やリアカメラ2の過去の撮影映像の中の領域ともなり得る。そこで、対応領域特定機能19は、車両移動判定機能16により車両移動中と判定された場合には、車両移動量算出機能17により算出された車両Vの移動量に基づいて、フレームバッファ14a,14b,14c,14dに保持されている過去の車載カメラ1,2,3,4の撮影映像の中で、補完対象領域に対応する領域を特定するようにしている。
また、車両VのドアミラーDMが格納されている場合でも、被撮影領域A3や被撮影領域A4の一部(補完対象領域を除く部分)については、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影可能であるので、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影映像の中のこれらの映像部分は、俯瞰映像作成部12での俯瞰映像の作成に用いることができる。ただし、これらの被撮影領域A3や被撮影領域A4の補完対象領域を除く部分の最新の映像は、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の位置がドアミラーDMの格納に伴って回動することにより、ドアミラーDMの格納前の映像と比べると異なる向きの映像となっている。そこで、俯瞰映像作成部12でドアミラー格納時の俯瞰映像を作成する場合、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影映像の中で、補完対象領域以外の被撮影領域A3や被撮影領域A4の映像部分については、映像を回転させた状態で俯瞰映像の作成に用いる。なお、このような映像の回転処理は、例えば、上述したようなアドレス変換テーブルを用いて表示対象となる俯瞰映像を作成する場合、車両VのドアミラーDMの格納に伴う右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の位置の変化量を表すパラメータに応じて、アドレス変換テーブルに変更を加えることにより実現できる。
[映像処理装置の動作]
次に、本発明を適用した映像処理装置10の動作について、具体的な例を挙げながら更に詳しく説明する。なお、以下では、本発明を適用した映像処理装置10の動作を分かり易く説明するために、図4に示すように、車両Vの周囲を取り囲むように矩形のマーカーラインが描かれ、車両Vの向きに対して垂直な方向に2本の直線のマーカーラインが描かれていることを前提とし、このような環境で映像処理装置10がマーカーラインが映り込んだ車両周囲全域の俯瞰映像を作成するものとする。
図4に示したような環境で、車両VのドアミラーDMが格納されていない状態(開いた状態)であれば、映像処理装置10は、上述したように、車載カメラ1,2,3,4の最新の撮影映像をアドレス変換テーブルなどを用いてそれぞれ視点変換して合成することで、図5に示すような車両周囲のマーカーラインが正しく映り込んだ俯瞰映像を作成し、ディスプレイ8に表示させることができる。なお、この図5に示す俯瞰映像において、映像領域B1がフロントカメラ1の撮影映像を視点変換したものであり、映像領域B2がリアカメラ2の撮影映像を視点変換したものであり、映像領域B3が右サイドカメラ3の撮影映像を視点変換したものであり、映像領域B4が左サイドカメラ4の撮影映像を視点変換したものである。この図5に示すように、車両VのドアミラーDMが格納されていない状態では、車両周囲の被撮影領域A1,A2,A3,A4の映像をそれぞれ映像領域B1,B2,B3,B4とし、これら映像領域B1,B2,B3,B4を繋ぎ合せた一連の俯瞰映像が作成されることになる。なお、図5に示す俯瞰映像の例において、中心部分にある車両の映像は、コンピュータグラフィックス等で作成されて俯瞰映像の中心部分に描画された仮想の映像である。
左サイドカメラ4に着目して詳しく説明すると、車両VのドアミラーDMが格納されていない状態では、図6(a)に示すように、左サイドカメラ4の撮影範囲C4が、車両Vの左側方の被撮影領域A4と一致している。したがって、この左サイドカメラ4の撮影映像を車両V上方の仮想視点から見下ろした映像に視点変換すれば、図5に示した俯瞰映像の映像領域B4のように、被撮影領域A4のマーカーラインを正しく表示することができる。
これに対して、車両VのドアミラーDMが格納された場合には、ドアミラーDMの格納に伴って左サイドミラー4の位置が変化するために、図6(b)に示すように、左サイドカメラ4の撮影範囲C4が、車両Vの左側方の被撮影領域A4に対して斜めの向きになり、被撮影領域A4とは一致しなくなる。したがって、この左サイドカメラ4の撮影映像を、車両VのドアミラーDMが格納されていないときと同様に視点変換して俯瞰映像を作成すると、作成された俯瞰映像の映像領域B4は、図6(c)に示すように、マーカーラインの向きが実際の向きとは異なる映像となって、映像領域B1や映像領域B2との連続性が損なわれることになる。このような車両VのドアミラーDMが格納された場合の影響は、右サイドミラー3に対しても同様に生じるため、俯瞰映像全体としては、映像領域B1,B2,B3,B4間の全てにおいて連続性が損なわれた映像となり、運転者にとって非常に見にくい映像となってしまう。なお、図6(c)に示した俯瞰映像の映像領域B3,B4における網掛け部分は、車両Vのボディ部分が映り込んだ映像である。
そこで、本発明を適用した映像処理装置10は、車両VのドアミラーDMが格納された場合には、以下のような手法で連続性の確保された俯瞰映像を作成する。
すなわち、映像処理装置10は、まず、車両Vの右側方の被撮影領域A3や車両Vの左側方の被撮影領域A4のうちで、車両VのドアミラーDMが格納された状態の右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影可能な領域については、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影映像の中の対応する領域の映像を視点変換すると共に回転させて、図7に示すように、俯瞰映像の映像領域B3,B4における一部の映像として用いる。これにより、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影画像に映り込んでいるマーカーラインは、俯瞰映像の映像領域B3,B4において、正しい向きに表示されることになる。
ただし、車両VのドアミラーDMが格納された状態では、被撮影領域A3,A4の中の一部の領域(図7の映像領域B3,B4のうちで黒塗り部分に対応する領域)は右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の撮影範囲外となり、これら右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影映像からは、これらの領域に対応する映像が得られない。このため、右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の最新の撮影映像だけでは、俯瞰映像の映像領域B3,B4に映像の欠落が生じることになる。そこで、映像処理装置10は、図8に示すように、被撮影領域A3,A4の中で、車両VのドアミラーDMが格納されることにより右サイドカメラ3や左サイドカメラ4では撮影できなくなる領域を補完対象領域とし、この補完対象領域の映像を、ドアミラーDMが格納される直前に右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影された過去の撮影映像の中の対応する領域の映像で補完して、俯瞰映像を作成するようにしている。なお、図8では、ドアミラーDMが格納される直前に左サイドカメラ4で撮影された過去の撮影映像を視点変換して得た映像領域を図中の左側、ドアミラーDMが格納された後に左サイドカメラ4で撮影された撮影映像を視点変換すると共に回転させて得た映像領域を図中の右側に示し、補完対象領域(図中右側の映像領域の中の黒塗り部分の領域)の映像を過去の映像で補完している様子を表している。
以上のように、本発明を適用した映像処理装置10では、車両VのドアミラーDMが格納されて右サイドカメラ3や左サイドカメラ4の位置が変化した場合には、被撮影領域A3,A4の中で右サイドカメラ3や左サイドカメラ4では撮影できなくなる領域を補完対象領域とし、この補完対象領域の映像を、ドアミラーDMが格納される直前に右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影された過去の撮影映像の中の対応する領域の映像で補完して、表示対象となる俯瞰映像を作成するようにしている。これにより、ディスプレイ8には、ドアミラーDMの格納前と同様の図5に示したような俯瞰映像、すなわち、車両周囲のマーカーラインが正しく映り込んだ連続性のある俯瞰映像を表示させることが可能となる。
ところで、以上は、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両Vが移動していない場合を想定して映像処理装置10の基本的な動作を説明したが、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両Vが移動した場合には、過去の撮影映像中における補完対象領域に対応する領域が車両Vの移動に伴って変化するので、車両Vの移動量に応じた処理が必要となる。
具体的に説明すると、例えば、時刻t1において図9(a)に示す位置で車両VのドアミラーDMが格納され、その後、車両Vが前進して時刻t2(t1<t2)においては図9(b)の位置にまで移動したとする。この場合、車両Vの右側方の被撮影領域A3や車両Vの左側方の被撮影領域A4は、時刻t1では図9(a)中の破線で示す領域であるが、時刻t2では図9(b)中の破線で示す領域となる。このため、時刻t2において、ドアミラーDMの格納に伴って右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影できなくなる補完対象領域の映像を、時刻t1でドアミラーDMが格納される直前の過去の撮影映像で補完しようとしたときに、補完に用いる映像として上述した車両Vの停止時と同様の映像を用いると、時刻t2において映像が欠落している領域とは異なる領域の映像で俯瞰映像の欠落部分が補完されることになる。その結果、図9(c)に示すように、実際の形状とは異なる形状のマーカーラインが映り込んだ俯瞰映像が作成されてしまうことになる。
そこで、映像処理装置10は、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両Vが移動した場合には、図10に示すように、ドアミラーDMが格納される直前に車載カメラ1,2,3,4により撮影された過去の撮影映像の中から、補完対象領域に対応する領域の映像を、車両Vの移動量に基づいて特定するようにしている。そして、補完対象領域の映像を、過去の撮影映像の中から車両Vの移動量に基づいて特定した領域の映像で補完して、俯瞰映像を作成するようにしている。これにより、車両VのドアミラーDMが格納されてから車両Vが移動した場合であっても、図11に示すように、車両周囲のマーカーラインが正しく映り込んだ連続性のある俯瞰映像を作成し、ディスプレイ8に表示させることが可能となる。
なお、本発明を適用した映像処理装置10では、以上のように、補完対象領域の映像を過去の撮影映像で補完した場合、補完した映像部分については、例えば、当該映像部分を太枠で囲む、或いは当該映像部分を色付きの線で囲む、或いは当該映像部分全体に薄く色付けするなどの手法で、他の映像部分と識別可能な形態として、俯瞰映像を作成することが望ましい。これにより、車両の運転者は、ディスプレイ8に表示された俯瞰映像に過去の映像で補完された映像部分が含まれていることを容易に認識することが可能となる。
図12は、本発明を適用した映像処理装置10が車載カメラ1,2,3,4の撮影映像を用いてディスプレイ8に表示させる俯瞰映像を作成する際の一連の処理の流れを示すフローチャートである。なお、この図12に示す処理フローは、例えば、車両のイグニッションオンなどにより映像表示システムが起動されることに伴い開始され、車載カメラ1,2,3,4のフレーム撮影周期に同期して繰り返し実行される。
映像処理装置10は、まず、ステップS1において、車載カメラ1,2,3,4の撮影映像をそれぞれ取り込んで、フレーム単位で入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納する。次に、映像処理装置10は、ステップS2において、ドアミラー開閉センサ5からの信号に基づいて、車両のドアミラーが格納された状態にあるか否かを判定する。そして、車両のドアミラーが格納されていない開状態であれば、ステップS3において、ステップS1で入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納した車載カメラ1,2,3,4の撮影映像をフレームバッファ14a,14b,4c,14dにそれぞれコピーして、車載カメラ1,2,3,4の最新の撮影映像を一時的に記憶させた上で、ステップS7へと処理を移行する。なお、このステップS3における撮影映像のコピーは、ステップS2で車両のドアミラーが格納された状態にあると判定された場合には実施されない。したがって、車両のドアミラーが格納された後は、フレームバッファ14a,14b,4c,14dには、ドアミラーが格納される直前に車載カメラ1,2,3,4で撮影された撮影映像が保持されることになる。
ステップS2の判定で車両のドアミラーが格納された状態にあると判定した場合には、映像処理装置10は、ステップS4において、車速センサ6からの信号に基づいて、車両が移動中であるか否かを判定する。そして、車両が移動中であれば、ステップS5において、車速センサ6からの信号及び舵角センサ7からの信号に基づいて、車両のドアミラーが格納された時点から現在に至るまでの車両の移動量を算出して、ステップS6に進む。一方、車両が停止した状態にあれば、ステップS5の処理を行うことなくステップS6に進む。そして、ステップS6では、フレームバッファ14a,14b,4c,14dに保持されている過去の車載カメラ1,2,3,4の撮影映像の中から、ドアミラーの格納に伴って右サイドカメラ3や左サイドカメラ4で撮影できなくなった補完対象領域を補完するための映像を取得する。
次に、映像処理装置10は、ステップS7において、ドアミラーが格納されていない状態であれば、入力フレームバッファ11a,11b,11c,11dに格納されている車載カメラ1,2,3,4の最新の撮影映像を視点変換して繋ぎ合わせ、また、ドアミラーが格納されている状態であれば、さらに補完対象領域の映像をステップS6で取得した映像で補完して、表示対象となる俯瞰映像を作成する。そして、作成した俯瞰映像を出力フレームバッファ13からディスプレイ8に出力し、ディスプレイ8に車両周囲全域を車両上方の仮想視点から見下ろした様子を表す俯瞰映像を表示させる。
以上のステップS1からステップS7までの処理は、例えば、映像表示システムの電源オフやユーザによる表示停止操作など、俯瞰映像の表示を終了させる旨の何らかのトリガが発生するまで繰り返され、俯瞰映像の表示終了を示すトリガが発生してステップS8において表示終了が判定された段階で終了する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本発明を適用した映像処理装置10は、車載カメラ1,2,3,4の過去の撮影映像を一時的に記憶させておき、車両のドアミラーの格納時には、ドアミラーの格納に伴って右サイドカメラ3や左サイドカメラ4では撮影できなくなる補完対象領域の映像を、車載カメラ1,2,3,4の過去の映像の中の対応する領域の映像で補完して、表示対象となる俯瞰映像を作成するようにしている。したがって、この映像処理装置10によれば、車両のドアミラー格納時においても、連続性のある適切な俯瞰映像を作成して、運転者に違和感を与えない映像としてディスプレイ8に表示させることができる。
なお、車両のドアミラー格納時にドアミラー格納前と同様の俯瞰映像を作成する手法としては、例えば、アクチュエータなどでドアミラーに設置された車載カメラを動かして、車載カメラ自体をドアミラー格納前と同じ位置に移動させるという手法も考えられるが、車載カメラを動かすためのアクチュエータなどをドアミラー内部に埋め込むことは難しく、また、部品点数の増加によるコストアップが懸念される。これに対して、本発明を適用した映像処理装置10を用いれば、車両のドアミラー格納時にドアミラーに設置された右サイドカメラ3や左サイドカメラ4を動かすことなく適切な俯瞰映像を作成してディスプレイ8に表示させることができるので、装置の大型化やコストアップの問題も回避することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではなく、これらの開示から容易に導き得る様々な代替技術も含まれることは勿論である。例えば、上述した映像処理装置10では、車両のドアミラーが格納される直前に車載カメラ1,2,3,4で撮影された過去の撮影映像がフレームバッファ14a,14b,14c,14dに保持されるようにし、ドアミラー格納時の補完対象領域の映像を、これらフレームバッファ14a,14b,14c,14dに保持された車載カメラ1,2,3,4の過去の撮影映像の中の対応する領域の映像で補完するようにしているが、車両のドアミラーが格納される直前に作成された俯瞰映像が保持されるようにして、ドアミラー格納時の補完対象領域の映像を、この過去に作成された俯瞰映像の中の対応する領域の映像で補完するようにしてもよい。
本発明を適用した映像処理装置を備える映像表示システムの概略構成図である。 車載カメラの設置位置及び車載カメラにより撮影される被撮影領域を説明する図である。 本発明を適用した映像処理装置の内部構成を示す図である。 本発明を適用した映像処理装置の動作を説明するための図であり、矩形のマーカーライン及び2本の直線マーカーラインが描画されている環境を示す図である。 図4に示す環境で車両のドアミラーが格納されていない状態のときに映像処理装置により作成される俯瞰映像を示す図である。 ドアミラーの格納による影響を説明する図であり、(a)はドアミラー格納前の左サイドカメラの撮影範囲を示す図、(b)はドアミラー格納時の左サイドミラーの撮影範囲を示す図、(c)はドアミラー格納時にドアミラー格納前と同じ手法で作成したと仮定したときの俯瞰映像を示す図である。 ドアミラー格納時に、右サイドカメラや左サイドカメラで撮影可能な領域の映像を回転させて俯瞰映像に用いた場合に映像に欠落が生じることを説明する図である。 ドアミラー格納時に、右サイドカメラや左サイドカメラで撮影できなくなる補完対象領域の映像を、右サイドカメラや左サイドカメラの過去の撮影映像で補完する様子を示す図である。 車両が移動することによる影響を説明する図であり、(a)はドアミラーが格納された時点での車両左右の被撮影領域を示す図、(b)はドアミラーが格納された後に車両が移動したときの車両左右の被撮影領域を示す図、(c)は車両が移動していない場合と同じ手法で作成したと仮定したときの俯瞰映像を示す図である。 ドアミラー格納時で車両が移動している場合に、右サイドカメラや左サイドカメラで撮影できなくなる補完対象領域の映像を、車載カメラの過去の撮影映像で補完する様子を示す図である。 図10に示す補完対象領域の映像を補完する処理を経て作成される俯瞰映像を示す図である。 映像処理装置が車載カメラの撮影映像を用いてディスプレイに表示させる俯瞰映像を作成する際の一連の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 フロントカメラ
2 リアカメラ
3 右サイドカメラ
4 左サイドカメラ
5 ドアミラー開閉センサ
6 車速センサ
7 舵角センサ
8 ディスプレイ
10 映像処理装置
11a,11b,11c,11d 入力フレームバッファ
12 俯瞰映像作成部
13 出力フレームバッファ
14a,14b,14c,14d フレームバッファ

Claims (6)

  1. 車両のドアミラーに設置された車載カメラを含む複数の車載カメラで車両周囲の互いに異なる領域の映像を撮影し、これら複数の車載カメラで撮影された映像を合成して連続した1つの車両周囲映像を作成する車両周囲映像作成装置において、
    前記ドアミラーに設置された車載カメラが撮影すべき車両周囲の領域の中で、前記ドアミラーが格納されることに伴って当該ドアミラーに設置された車載カメラでは撮影できなくなる領域を補完対象領域として特定する補完対象領域特定手段と、
    前記ドアミラーが格納される前に前記複数の車載カメラで撮影された過去の映像を記憶しておく映像記憶手段と、
    前記ドアミラーの格納時に、前記補完対象領域特定手段で特定された補完対象領域の映像を、前記映像記憶手段に記憶されている過去の映像の中の対応する領域の映像で補完して前記車両周囲映像を作成する映像補完作成手段とを備えることを特徴とする車両周囲映像作成装置。
  2. 前記映像補完作成手段は、前記ドアミラーの格納時に車両が移動した場合には、当該車両の移動量に基づいて、前記映像記憶手段に記憶されている過去の映像の中で前記補完対象領域に対応する領域の映像を特定することを特徴とする請求項1に記載の車両周囲映像作成装置。
  3. 前記映像補完作成手段は、前記車両の移動量を当該車両の車速と舵角とから算出することを特徴とする請求項2に記載の車両周囲映像作成装置。
  4. 前記映像補完作成手段は、補完した映像部分を他の映像部分と識別可能な形態として前記車両周囲映像を作成することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両周囲映像作成装置。
  5. 前記車両周囲映像は、車両上方の仮想視点から車両周囲を見下ろした俯瞰映像であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両周囲映像作成装置。
  6. 車両のドアミラーに設置された車載カメラを含む複数の車載カメラで車両周囲の互いに異なる領域の映像を撮影し、これら複数の車載カメラで撮影された映像を合成して連続した1つの車両周囲映像を作成する車両周囲映像作成方法において、
    前記ドアミラーに設置された車載カメラが撮影すべき車両周囲の領域の中で、前記ドアミラーが格納されることに伴って当該ドアミラーに設置された車載カメラでは撮影できなくなる領域を補完対象領域として特定し、前記ドアミラーの格納時には、前記補完対象領域の映像を、前記ドアミラーが格納される前に前記複数の車載カメラで撮影された過去の映像の中の対応する領域の映像で補完して前記車両周囲映像を作成することを特徴とする車両周囲映像作成方法。
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