JP4639715B2 - ドットパターン割り当て方法、ドットパターン割り当て装置、印刷装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、発明の他の形態は、同機能を実現するプログラム及びデータ構造に関する。
インクジェット方式の場合、不良ノズル(例えば不調ノズル、不吐出ノズルをいう。)その他の原因により、濃度ムラやスジが発生する可能性が少なからず存在する。このため、不良ノズルの存在を考慮した処理技術の確立が要請されている。
例えば特許文献1には、複数回の走査で一つの記録領域を印刷するマルチパス記録方式において、不良ノズルを印刷に使用しないように間引きパターンを生成する方法が開示されている。
従って、稼働中に新たな不良ノズルが発生した場合にも、濃度ムラやスジが新たに発生するのを抑制できる処理技術の確立が要請されている。
まず、印刷ヘッドとして、色及び濃度が同じインクを吐出できるラインヘッドが複数列配置されているものが利用可能であるものとする。
また、1つの画素をn行×n列のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するものとする。
この場合に、発明の一つの形態では、1つの画素を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定する処理方式を適用する。
例えば、1つの画素が2行×2列のドットパターンで構成される場合(すなわち4個のドットで構成される場合)であれば、4個のドットを複数列のラインヘッドに均等に割り当てる処理方式を適用する。どのドットパターンをどのラインヘッドに割り当てるかについては、様々な組み合わせが考えられる。
例えば、2画素×2画素の画素範囲で、4個の画素を構成するドットを複数列のラインヘッドに均等に割り当てる処理方式を適用する。ここで、1つの画素が2行×2列のドットパターンで構成される場合(すなわち4個のドットで構成される場合)であれば、16個のドットを複数列のラインヘッドに均等に割り当てる処理方式を適用する。
勿論、どのドットパターンをどのラインヘッドに割り当てるかについては、様々な組み合わせが考えられる。例えば、各ラインヘッドに割り当てるドットを画素単位で制御する方法が考えられる。また例えば、個々のドット単位で制御する方法も考えられる。
ラインヘッドには、印刷幅に亘って最高解像度と同じ密度でノズルが配置されたヘッドの他、記録媒体の移動方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に相対移動される方式の印刷ヘッドに搭載されるものが含まれる。
また、前述した技術は、ドットパターン割り当て方法に限らず、ドットパターン割り当て装置、印刷装置、プログラム及びデータ構造としても実現できる。具体例については、後述する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これらに限定されるものではない。
まず、印刷ヘッドの構成を簡単に説明する。この実施例の場合、印刷ヘッドには、印刷幅に亘って最高解像度と同じ密度でノズルが配置されたラインヘッドを使用する。また、この印刷ヘッドは、印刷装置の本体(筐体)に対して着脱できるものとする。
印刷ヘッドには、インクを装填したインクカートリッジを着脱するためのスロットが形成されている。各スロットの底部には、インクをノズルに導くための開口が形成されている。開口は、流路を通じて対応するノズル群と接続されている。従って、インクは、インクカートリッジから開口及び流路を通じてノズル群に供給される。
各ノズル群には、ノズル1Aが、最高解像度と同じ密度で印刷幅と同じ長さに亘って配置されている。この実施例の場合、ノズルピッチは、600dpiとする。ノズル群N1とN2は、同じ種類のインクに対応する。すなわち、同色かつ同濃度のインクに対応する。
この場合、1つの画素は4つのドットで形成される。4つのドットは、ノズル群N1及びN2を均等に使用して形成する。図1の場合、1つの画素1Bの形成には、実線1Cで囲んで示す4つのノズルが用いられる。
1つの画素の形成に使用するインク滴の吐出回数を、前後2列のノズル群N1、N2に均等に分配することにより、以下の効果が期待できる。
まず、記録媒体の移動方向である縦のラインに対するインクの吐出が前後2列のノズル群で分担される。このため、一方のノズル群に不良ノズルが発生したとしても、その影響を他方のノズル群により補うことが可能となる。
従って、ノズル群を1つだけ用いる場合に観察されていた濃度ムラやスジを抑制することが可能となる。
図2に、1画素を1つのノズル群を用いて形成する場合の印刷例を示す。図中、網掛けを付した○印は、対応するノズルから吐出したインク滴で形成されたドットを表す。また、○印の中の数字は、ドットを形成するインク滴を吐出したノズル群を表している。図2の場合は、1つのノズル群だけを使用するので、「1」の数字のみが記載されている。また、「O」は奇数位置のノズルを、「E」は偶数位置のノズルを表している。このように、1つの画素を複数のノズルを用いて印刷する場合でも、1つのノズル群しか用いない場合には、吐出不足によるスジ3や不吐出によるスジ5が確認される。
図3の場合、1つの画素は4つのノズルを用いて印刷される。従って、1つの画素の構成に使用されるノズルの一つに吐出不良又は不吐出が発生しても、他の3つのドットは正常な状態で形成できる。
このため、領域7及び9に示すように、記録媒体の移動方向に不良ドット又はドット抜けが連続することは無い。結果的に、図2の場合に比して画質が改善されることになる。また、1つの画素を4つのドットを用いて表現するため、階調変化も少なくて済む。
実際、ヘッドの取付誤差や記録媒体の送り誤差が存在しても、画素サイズがノズルの並び方向と記録媒体の移動方向のそれぞれについて2倍であるため、1画素当たりのズレ量は、1画素を1ドットで形成する場合の半分となる。従って、画素の位置ずれを原因とするモワレ(干渉縞)の発生を抑制できる。
また、各ノズル群のインクの吐出は、記録媒体の移動方向に対して交互になる。このため、各ノズルの平均的な駆動周期は2倍になり、ノズル下部の液室にインクが再充填されるまでの時間の余裕を拡大できる。結果的に、液室内の液面が安定する。このことは、インクの安定吐出のために有利であり、不調ノズルを減少させる上でも有効である。
ここでは、各画素を2×2ドットで構成する場合に、2列のノズル群N1、N2の出力機会を均等にするドットパターンの割り当て例を説明する。
(1)割り当て例1
図4は、図3に示した割り当て例と同じである。この例の場合、2つのノズル群N1、N2に対応するドットが複数の画素に亘って市松模様形成するように配置される。すなわち、全画素について同じパターンが繰り返され、ノズルの並び方向についても、記録媒体の移動方向についても、ノズル群N1とN2に対応するドットが交互に現れる。
この配置例の場合、前述したように、1つのノズル群に生じた不良ノズルの影響を半減することができる。
また、この割り当て例の場合、1つの画素を単位として、4つのドットが2つのノズル群に均等に割り当てられる。
図5に、他の割り当て例を示す。この割り当て例も、記録媒体の移動方向について、ノズル群N1とN2に対応するドットが交互に現れる。この点で、割り当て例1と同じである。
ただし、ノズルの並び方向については、割り当て例1と異なる。すなわち、図5の場合、ノズル群N1、N2に対応するドットは、画素単位で交互に現れる点で異なっている。例えば、図5の1番上の列の場合、各ドットは、左端から順番に、「1」、「1」、「2」、「2」と現れ、以下繰り返す。
すなわち、この割り当て例の場合、ノズルの並び方向については、画素単位で異なる割り当てパターンが交互に出現する一方、記録媒体の移動方向については、ノズル群N1とN2に対応するドットが交互に出現する。なお、記録媒体の移動方向については、画素単位で同じパターンが連続する。
結果として、画素内だけでなく、2行×2列で与えられる4つの画素を単位として、同じ割り当てパターンがノズルの並び方向と、記録媒体の移動方向に繰り返し出現する。
この4つの画素範囲を基本ブロックという。この割り当て例の場合、基本ブロック内において、各ドットがノズル群N1、N2に均等に割り当てられる。
図6に他の割り当て例を示す。この割り当て例は、割り当て例2の割り当てパターンの向きを入れ替えた関係にある。すなわち、ノズル群N1とN2に対応するドットが交互に現れるのは、ノズルの並び方向についてである。一方、ノズル群N1、N2に対応するドットが画素単位で交互に現れるのは、記録媒体の移動方向についてである。
従って、この割り当て例の場合は、不良ノズルの影響を同一画素内において、他の正常なノズルで補間することはできない。ただし、画素単位では、他方のノズル群によるドットの形成が交互に行われる。このため、不良ノズルの影響は半減され、画質の改善を実現できる。
この場合も、画素内だけでなく、2行×2列で与えられる4つの画素を単位として、同じ割り当てパターンがノズルの並び方向と、記録媒体の移動方向に繰り返し出現する。また、この場合も、基本ブロック内において、各ドットがノズル群N1、N2に均等に割り当てられる。
図7に他の割り当て例を示す。この割り当て例は、割り当て例1の変形パターンである。この割り当て例は、ノズルの並び方向と記録媒体の移動方向について、1画素毎に画素内のドットパターンを左右反転する。
すなわち、図7の最上段の場合、各ドットは、左端から順番に、「1」、「2」、「2」、「1」と現れ、以下繰り返す。また、図7の左端の場合、各ドットは、上から順番に、「1」、「2」、「2」、「1」と現れ、以下繰り返す。
この場合も、画素内だけでなく、2行×2列で与えられる4つの画素を単位として、同じ割り当てパターンがノズルの並び方向と、記録媒体の移動方向に繰り返し出現する。また、この場合も、基本ブロック内において、各ドットがノズル群N1、N2に均等に割り当てられる。
図8に、他の割り当て例を示す。この割り当て例は、画素単位でノズル群N1、N2に対応付け、ノズルの並び方向と記録媒体の移動方向について、ノズル群N1、N2に対応付ける画素を交互に入れ替える例である。
図8の例であれば、左上隅の画素を構成する4つのドットは全てノズル群N1で形成される。また、その右側と下側の画素を構成する4つのドットは全てノズル群N2で形成される。
この場合は、画素内における相互補間は望めないが、2行×2列で与えられる4つの画素を単位として、同じ割り当てパターンがノズルの並び方向と、記録媒体の移動方向に繰り返し出現する。また、この場合も、基本ブロック内において、各ドットがノズル群N1、N2に均等に割り当てられる。
図9に、前述した印刷方式を実現する印刷装置11の回路構成例を示す。
なお、印刷装置11には、図1に示すノズル構成を有する印刷ヘッドが搭載されているものとする。すなわち、印刷装置11には、600dpiのノズルピッチを有する印刷ヘッドが搭載されているものとする。図9は、300dpiの解像度で画像を再現する場合に使用する信号処理部の回路構成を表している。
印刷装置11は、入力画像バッファ13、輝度・濃度変換部15、ガンマ変換部17、ハーフトーニング部19、ドットパターン割当部21、ヘッド駆動回路23で構成される。
このうち、入力画像バッファ13は、文字、画像その他の印刷データを一時的に蓄積する記憶デバイスである。例えば、半導体メモリやハードディスクが使用される。なお、モノクロ印刷の場合、印刷データは各画素に対応する輝度データとして与えられる。
輝度・濃度変換部15は、輝度値を256段階の濃度データに変換する処理デバイスである。
ガンマ変換部17は、濃度データをガンマ特性に従って補正する処理デバイスである。ガンマ変換部17は、インク量や記録媒体の材質等に応じて濃度データを変換する。
図10に、ハーフトーニング部19の回路構成例を示す。ハーフトーニング部19は、誤差拡散処理部19Aと量子化部19Bとで構成される。
ここで、加算器19A1は、補正値を濃度データに加算する演算器として作用する。この加算処理が、以前に発生した量子化誤差を周辺画素に拡散する補正処理に対応する。なお、補正値は、誤差バッファ19A2から与えられる。
丸め処理後の濃度データのうち一部は、量子化部19Bにおいて“0”又は“1”に変換される。ここで、“0”はドット無し、“1”はドット有りを表す。
また、丸め処理後の濃度データのうち一部は、減算器19A4において丸め処理前の値から減算される。この減算処理が、量子化誤差の算出処理に対応する。
算出された量子化誤差は、乗算器19A5において誤差拡散係数と乗算され、乗算結果が補正値として誤差バッファ19A2に格納される。以上が、ハーフトーニング部19で実行される処理内容である。
ドット振分部21Bは、パターンテーブル21Cを参照し、2値の濃度データに適したドットパターンを割り当てる処理を実行する。
ここで、パターンテーブル21Cには、濃度データが“1”及び“0”に対応するドットパターンが格納されている。この実施例の場合、濃度データ“1”に対応するドットパターンとして、図11(A)と(B)が格納されている。図11(A)はノズル群N1用であり、図11(B)はノズル群N2用である。
ヘッド駆動回路23は、駆動データバッファ21Dから読み出した駆動データに基づいて、それぞれ対応するノズル群を駆動する処理デバイスである。すなわち、ヘッド駆動回路23は、駆動データに対応する位置のノズルからインク滴を吐出させるように動作する。かくして、記録媒体上には300dpiの解像度で画像が印刷される。
図12に、前述した印刷方式を実現する印刷装置31の回路構成例を示す。
この実施例では、ドットパターン割当部33の振り分け処理をソフトウェア処理で実現する場合について説明する。従って、ドットパターン割当部33を除く回路構成は、図10と同じものを使用する。
ドットパターン割当部33は、2値データバッファ33Aと、ドット振分部33Bと、パターンテーブル33Cと、駆動データバッファ33Dとで構成される。これらの構成要素は、図10の場合と同じである。
違いは、ドット振分部33Bの振り分け処理が以下に説明する処理手順で行われる点と、パターンテーブル33Cに格納されているドットパターンが1つである点である。
図13の場合、読み出しポインタ(3,3)で与えられる画素の濃度データは“1”である。また、読み出しポインタ(4,3)で与えられる画素の濃度データは“1”である。同様に、読み出しポインタ(3,4)と(4,4)で与えられる画素の濃度データは“0”である。
因みに、図14は、16ドットを単位とするパターン値について表している。ここでは、図4に示すドットパターンを前提に説明する。
まず、パターンテーブル33Cの構造を説明する。パターンテーブル33Cは、16個の領域として管理されている。各領域には、マスク番号(MASK0〜15)が付されている。読み出しポインタは、このマスク番号を指定する。
マスク番号=4*(2*((Y%4)/2)+(Y%2))+2*((X%4)/2)+X%2
なお、前式において、演算子%は、除算演算の余りを求めることを意味する。例えば、“5%2”であれば、“1”が求める値となる。2で除算するこの例の場合、演算子%で与えられる値は“0”か“1”のいずれかである。
また、前式において、演算子/は、除算演算の商を求めることを意味する。例えば、“3/2”であれば、“1”が求める値となる。
ここで、前式の第1項は、パラメータYを正規化した値が、4行×4列のいずれの行に対応するかを決定する式である。なお、第1項のうち“2*((Y%4)/2)”は、図14に示す4行×4列の上2行に対応するか、下2行に対応するかを決定する式である。また、第1項のうち“Y%2”は、前式で決定した2行のうち1行目か2行目かを決定する式である。
かかる式によって、Y座標を正規化した際の位置が確定する。すなわち、“0”、“4”、“8”、“12”のいずれの行であるかが確定する。
次に、前式の第2項と第3項を説明する。これら2項は、X座標を正規化した際の位置を確定する式である。まず、第2項は、左2列か右2列のいずれかを決定するための式である。また、第3項は、決定した2列のうちの右側か左側かを決定するための式である。
かかる式によって、X座標を正規化した際の位置が確定する。すなわち、“0”、“1”、“2”、“3”のいずれであるかが確定する。
各領域には、図14に示すように、採用したドットパターンに対応する“1”又は“0”の値がマスク番号と関連づけて格納されている。
ここで、パターン値の“1”は、ノズル群N1のオン制御とノズル群N2のオフ制御を意味し、パターン値の“0”を付した箇所は、ノズル群N1のオフ制御とノズル群N2のオン制御を意味する。
従って、実際の駆動データは、これらパターン値と濃度データとの論理積によって決定されることになる。もっとも、ノズル群N2についは、パターン値の論理反転値と濃度データとの論理積によって決定する。
同様に、マスク番号“1”に対応するノズル群N1用の駆動データは、“濃度データ*パターン値”の演算の結果、“0”となる。また、マスク番号“1”に対応するノズル群N2用の駆動データは、“濃度データ*パターン値の論理反転値(1)”の演算の結果、“1”となる。
この演算結果は、前述した実施例で説明した図11と一致する。このように、駆動データは、ソフトウェア処理によっても確定することができる。また、この場合、パターンテーブル33Cに格納するドットパターンが1種類で済む。
(a)前述の実施例の場合、パターンテーブルに1種類のドットパターンが格納されているものとして説明した。
しかし、パターンテーブルに複数のドットパターンを格納することもできる。この場合、いずれのドットパターンを参照するかは、印刷内容やユーザーの設定に応じて印刷処理の実行前に選択すれば良い。
(b)前述の実施例の場合、同色かつ同濃度のインクの吐出が可能な2つのラインヘッドが印刷ヘッドに搭載されている場合について説明した。
しかし、発明に係る技術は、3列以上のラインヘッドが印刷ヘッドに搭載されている場合にも適用できる。
しかし、1つの画素をn行×n列(nは、3以上の自然数)で与えられる計n^2個のドットで表現する場合にも適用できる。
(d)前述の実施例の場合、基本ブロックを2行×2列の計4個の画素で定義した。
しかし、基本ブロックをk行×k列(kは、3以上の自然数)で与えられる計k^2個の画素で定義しても良い。
しかし、ラインヘッドは、記録媒体に対してシリアル駆動されるヘッドに搭載されている場合にも適用できる。なお、この種のラインヘッドは、マルチヘッドとも呼ばれる。この場合、実施例の説明で使用したノズルの並び方向は主走査方向と、記録媒体の移動方向は副走査方向と読み替えれば良い。
(f)前述の実施例における同色かつ同濃度のインクは、黒インクだけでなく、カラーインク(マゼンタ系のインク、シアン系のインク、イエロー系のインク)でも良い。
1つのドットを複数発のドットで構成することで、ドット径の可変や濃度の可変による階調表現能力を一段と高めることができる。
(h)前述の実施例では、ドット径はいずれも同じものとして説明したが、インク滴量の調整によりドット径を可変しても良い。
また、インク濃度に応じてドット径を可変しても良い。ドット径の可変により、階調表現能力を一段と高めることができる。
(j)前述の実施例では、印刷装置内の信号処理をハードウェア的に説明したが、印刷装置の信号処理がファームウェアや実行プログラムによって規定される場合には、各信号処理をソフトウェア的に実現しても良い。
なお、実行プログラムは、半導体メモリ、ハードディスク、光学式記憶媒体その他の記憶媒体に格納されることが望ましい。
(k)前述の実施例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される各種の変形例及び応用例も考えられる。
1A ノズル
11 印刷装置
13 入力画像バッファ
15 輝度・濃度変換部
17 ガンマ変換部
19 ハーフトーニング部
21、33 ドットパターン割当部
21A、33A 2値データバッファ
21B、33B ドット振り分け部
21C、33C パターンテーブル
21D、33D 駆動データバッファ
23 ヘッド駆動回路
Claims (9)
- 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置されている場合にあって、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
1つの画素を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定する
ことを特徴とするドットパターン割り当て方法。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置されている場合にあって、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
k行×k列(kは、2以上の自然数)で与えられる画素範囲において、当該画素範囲を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定する
ことを特徴とするドットパターン割り当て方法。 - 請求項2に記載のドットパターン割り当て方法であって、
1つの画素を構成するn行×n列のドットパターンを、1つのラインヘッドに割り当てる
ことを特徴とするドットパターン割り当て方法。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置されている場合であって、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
1つの画素を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定するドットパターン割当部
を有することを特徴とするドットパターン割り当て装置。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置されている場合にあって、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
k行×k列(kは、2以上の自然数)で与えられる画素範囲において、当該画素範囲を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定するドットパターン割当部
を有することを特徴とするドットパターン割り当て装置。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置された印刷ヘッドと、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、1つの画素を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定するドットパターン割り当て部と
を有することを特徴とする印刷装置。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置された印刷ヘッドと、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
k行×k列(kは、2以上の自然数)で与えられる画素範囲において、当該画素範囲を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定するドットパターン割り当て部と
を有することを特徴とする印刷装置。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置された印刷ヘッドを制御する印刷制御装置として機能するコンピュータに、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
k行×k列(kは、2以上の自然数)で与えられる画素範囲において、当該画素範囲を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定する処理を実行させる
ことを特徴とするプログラム。 - 記録媒体の移動方向に沿った同一ライン上に、色及び濃度が同じインクを固定された状態で吐出できるラインヘッドが、印刷ヘッド上に複数列配置された印刷ヘッドを制御する印刷制御装置として機能するコンピュータに、
1つの画素をn行×n列(nは、2以上の自然数)のドットパターンで構成し、1つの画素をノズルピッチの1/nの解像度で表現するとき、
k行×k列(kは、2以上の自然数)で与えられる画素範囲において、当該画素範囲を構成するドット数が、m列(mは、2以上の自然数)のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、かつ、前記同一ライン上に吐出されるドット数が、前記m列のラインヘッドに均等又はほぼ均等に割り当てられるように、各ラインヘッドに対するドットの割り当て数を決定する処理を実行させる
ことを特徴とするプログラム。
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