JP4638361B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動きのある被写体の撮影に適した撮像装置に関し、動きぶれや残像の少ないダイナミックレンジ拡大画像を撮影できる画像撮像装置に関するものである。
近年、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられる撮像素子としては、CCD等の固体撮像素子が使用されている。しかし、固体撮像素子を用いた撮像装置では、銀塩方式の撮像装置の場合に比べて、入射光量に対するダイナミックレンジが狭い。撮像装置のダイナミックレンジが狭いと、撮影した画像に黒つぶれや白とびが発生するという問題がある。
そこで、従来、ダイナミックレンジを拡大することができる撮像装置として、異なる露光量の複数の画像信号を用いてダイナミックレンジの広い画像を合成するものが知られている(例えば特許文献1参照)。従来の撮像装置では、撮像素子の1フレーム目の撮影で得られる画像信号とその時の露光量に基づいて、適正露光量を求める。そして、これに基づいて2フレーム目の撮像素子による撮影を、適正露光量またはオーバー露光、アンダー露光によって行う。そして、1フレーム目と2フレーム目の画像信号をメモリに記憶し、メモリに記憶した1フレーム目と2フレーム目の画像信号を合成することによって、1枚のダイナミックレンジの拡大された画像を生成する。
特開平9−107499号公報(第3−4頁、第2図)
しかしながら、従来の撮像装置においては、異なる露光量(適正露光量またはオーバー露光、アンダー露光)で撮影された二つの画像信号が、1フレーム期間ごとの時間間隔で固体撮像素子から読み出される。例えば、オーバー露光(長時間露光)の画像信号とアンダー露光(短時間露光)の画像信号が、1フレーム期間ごとにCCDから交互に読み出される。そのため、動きのある被写体を撮影した場合には、長時間露光の画像と短時間露光の画像との間に画像ぶれが生じてしまうことになる。したがって、従来の撮像装置では、二つの画像を合成して得られる画像に動きぶれや残像が生じるという問題があり、その結果、フレームレートを高くするのが困難であるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、動きのある被写体の撮影に適しており、動きぶれや残像の少ないダイナミックレンジ拡大画像を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、全画素が二つの画素グループに分割され、前記二つの画素グループごとに所定のフレーム期間内にそれぞれ異なる露光時間の映像信号を読み出し、前記二つの画素グループの露光時間が前記所定のフレーム期間ごとに入れ替えられる撮像手段と、前記撮像手段で得られた映像信号を、所定のフレーム期間前の映像信号として記録する記録手段と、前記撮像手段で得られた映像信号を、露光時間の長い長時間露光信号と露光時間の短い短時間露光信号に分離する分離手段と、前記二つの画素グループのうち、一方の画素グループの現在の長時間露光信号に基づいて、他方の画素グループに対応する補間画素グループの長時間露光信号を生成する第1補間画素作成手段と、前記他方の画素グループの現在の短時間露光信号に基づいて、前記一方の画素グループに対応する補間画素グループの短時間露光信号を生成する第2補間画素作成手段と、前記撮像手段で得られた現在の映像信号と前記記録手段に記録された所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の動きを検出する動き検出手段と、前記被写体の動きの程度に応じて、前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号を合成して、補間用長時間露光信号を生成する第1補間用信号生成手段と、前記被写体の動きの程度に応じて、前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号を合成して、補間用短時間露光信号を生成する第2補間用信号生成手段と、前記現在の長時間露光信号を前記補間用長時間露光信号で補間して、全画素分の長時間露光信号を生成する第1補間合成手段と、前記現在の短時間露光信号を前記補間用短時間露光信号で補間して、全画素分の短時間露光信号を生成する第2補間合成手段と、前記全画素分の長時間露光信号と前記全画素分の短時間露光信号を合成して、全画素分の合成映像信号を生成する映像信号合成手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、二つの画素グループごとに露光時間の異なる映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)が読み出され、長時間露光信号と短時間露光信号に分離される。この二つの画素グループの露光時間は、所定のフレーム期間ごとに入れ替えられる。そして、所定のフレーム期間前の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号を生成し、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を補間する。このようにして、二つの画素グループに分割された二つのフレーム期間分の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、一つのフレーム期間分の全画素分の合成映像信号が生成される。これにより、ダイナミックレンジを拡大した全画素分の合成映像信号を得ることができる。また、この構成により、動きのある被写体を撮影した場合には、現在の映像信号と所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の動きが検出される。そして、被写体の動きの程度に応じて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号が生成され、現在の長時間露光信号と短時間露光信号が補間される。したがって、動きのある被写体を撮影した場合であっても、現在の画像(現在の長時間露光信号と短時間露光信号)と補間用の画像(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)との間の画像ぶれが少ない。これにより、生成された全画素分の長時間露光信号と短時間露光信号、全画素分の合成映像信号に動きぶれや残像が生じるのが抑えられ、フレームレートを高くすることができる。
また、本発明の撮影装置では、前記動き検出手段は、前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号を比較するとともに、前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号を比較することによって、被写体の動きを検出する構成を有している。
この構成により、互いに対応する補間画素グループと所定のフレーム期間前の長時間露光信号および短時間露光信号を比較することにより、被写体の動きを精度よく検出することができる。
また、本発明の撮影装置では、前記動き検出手段は、前記撮像手段で得られた現在の映像信号と前記記録手段に記録された所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の移動量を示す動きパラメータを決定し、前記第1補間用信号生成手段は、前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号に、前記動きパラメータを用いて重み付け処理を施すことによって、前記補間用長時間露光信号を生成し、前記第2補間用信号生成手段は、前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号に、前記動きパラメータを用いて重み付け処理を施すことによって、前記補間用短時間露光信号を生成する構成を有している。
この構成により、現在の映像信号と所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の移動量を示す動きパラメータが決定される。そして、その動きパラメータを用いて重み付け処理を施すことにより、被写体の動きに応じた補間用長時間露光信号および補間用短時間露光信号を生成することができる。例えば、被写体の移動量が大きい場合には、現在の長時間露光信号と短時間露光信号の重み付けの度合いを大きくする。これにより、被写体の動きに応じて現在の長時間露光信号と短時間露光信号を用いることができ、現在の画像(現在の長時間露光信号と短時間露光信号)と補間用の画像(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)との間の画像ぶれを抑えることができる。
また、本発明の撮影装置では、前記撮像手段において、前記一方の画素グループを構成する一または複数の縦画素列と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の縦画素列とが、横方向に交互に並んで前記二つの画素グループが形成されている構成を有している。
この構成により、二つの画素グループ(一方の画素グループおよび他方の画素グループ)を構成する縦画素列の画素は縦方向に連続している。これにより、全画素を二つの画素グループに分割したときでも、各画素グループの縦方向の解像度の低下を防止できる。すなわち、各画素グループの縦方向の解像度を、全画素の場合の解像度と同程度に保つことができる。
また、本発明の撮影装置では、前記撮像手段において、前記一方の画素グループを構成する一または複数の横画素行と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の横画素行とが、縦方向に交互に並んで前記二つの画素グループが形成されている構成を有している。
この構成により、二つの画素グループ(一方の画素グループおよび他方の画素グループ)を構成する横画素行の画素は横方向に連続している。これにより、全画素を二つの画素グループに分割したときでも、各画素グループの横方向の解像度の低下を防止できる。すなわち、各画素グループの横方向の解像度を、全画素の場合の解像度と同程度に保つことができる。
また、本発明の撮影装置では、前記撮像手段において、前記一方の画素グループを構成する一または複数の画素単位と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の画素単位とが、縦方向および横方向に交互に配置されて前記二つの画素グループが形成されている構成を有している。
この構成により、二つの画素グループ(一方の画素グループおよび他方の画素グループ)の画素は、画素単位ごとに縦方向および横方向に交互に配置されている。すなわち、二つの画素グループの画素は、縦方向および横方向に偏りなく配置されている。これにより、二つの画素グループの解像度の縦方向および横方向のバランスが向上する。
本発明は、二つの画素グループごとに異なる露光時間の映像信号を所定のフレーム期間ごとに交互に読み出し可能な撮像手段と、被写体の動きを検出する動き検出手段を設け、被写体の動きの程度に応じた補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号を用いて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を補間することにより、ダイナミックレンジを拡大した全画素分の合成映像信号を得ることができるとともに、全画素分の合成映像信号に動きぶれや残像が生じるのが抑えられ、フレームレートを高くすることができるという効果を有する撮像装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の撮像装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、ビデオカメラ等として用いられる撮像装置の場合を例示する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の撮像装置のブロック図を図1に示す。図1に示すように、撮像装置1は、CCDやCMOS等の撮像素子2と、撮像素子2の読み出しタイミングを制御するタイミングパルス発生器3と、撮像素子2で得られた映像信号を一時的に記録するフレームメモリ4を備えている。このフレームメモリ4には、例えば1フレーム分の映像信号が記録される。ここでは、撮像素子2が、本発明の撮像手段に相当し、フレームメモリ4が、本発明の記録手段に相当する。
撮像素子2(例えばCCD)の全画素は、二つの画素グループ(第1画素グループと第2画素グループ)に分割されている。図2は、二つの画素グループの画素の配置パターンを説明するための説明図である。この場合、図2に示すように、二つの画素グループは、一列の画素で構成された第1画素グループの縦画素列と、一列の画素で構成された第2画素グループの縦画素列とが、横方向に交互に並んで配置されている。例えば、第1画素グループの縦画素列が奇数列であり、第2画素グループの縦画素列が偶数列である。すなわち、撮像素子2の全画素は、一列ごとに二つの画素グループに分割されている。なお、図2では、説明の便宜上、撮像素子2の全画素の一部のみが図示されている。
この撮像素子2は、二つの画素グループごとに、1フレーム期間内にそれぞれ異なる露光時間の映像信号を読み出すことができ、かつ、二つの画素グループの露光時間は、1フレーム期間ごとに入れ替えられるように構成されている。本実施の形態では、撮像素子2は、タイミングパルス発生器3によって、各画素グループの読み出しタイミング(すなわち画素電荷の蓄積時間)が時分割でそれぞれ独立に制御される。
図3は、撮像素子2の画素電荷の蓄積時間と読み出しタイミングの制御動作の説明図である。図3に示すように、まず、第1フレームでは、すべての画素が長時間露光して画素電荷の蓄積を行って、第1画素グループのみが長時間露光信号を読み出した後、すべての画素の蓄積電荷をリセットする。つづいて、すべての画素が短時間露光して画素電荷の蓄積を行って、第2画素グループのみが短時間露光信号を読み出した後、すべての画素の蓄積電荷をリセットする。このとき、第1フレームで読み出された第1画素グループの長時間露光信号と第2画素グループの短時間露光信号は、フレームメモリ4に一時的に記録される。
つぎに、第2フレームでは、すべての画素が長時間露光して画素電荷の蓄積を行って、第2画素グループのみが長時間露光信号を読み出した後、すべての画素の蓄積電荷をリセットする。つづいて、すべての画素が短時間露光して画素電荷の蓄積を行って、第1画素グループのみが短時間露光信号を読み出した後、すべての画素の蓄積電荷をリセットする。
このようにして、撮像素子2では、二つの画素グループごとに、1フレーム期間内に長時間露光信号と短時間露光信号がそれぞれ独立に読み出され、かつ、二つの画素グループの露光時間が、1フレーム期間ごとに入れ替えられる。図では、長時間露光信号を読み出す画素が白い丸印で示されており、短時間露光信号を読み出す画素が斜線付きの丸印で示されている(例えば、図2参照)。
本実施の形態では、1フレーム期間中に長時間露光信号と短時間露光信号がそれぞれ読み出される。それに対して、従来の撮像装置では、1フレーム期間ごとに長時間露光信号と短時間露光信号が読み出される。すなわち、従来の長時間露光信号と短時間露光信号の読み出し時間のずれが1フレーム分であるのに対して、本実施の形態の長時間露光信号と短時間露光信号の読み出し時間のずれΔTは、1フレーム期間Tよりも極めて短い(図3参照)。
また、撮像装置1は、撮像素子2で得られた現在の映像信号が入力される第1分離回路5と、フレームメモリ4に記録された1フレーム前の映像信号が入力される第2分離回路6を備えている。第1分離回路5は、入力された現在の映像信号を長時間露光信号と短時間露光信号に分離する。第2分離回路6は、入力された1フレーム前の映像信号を長時間露光信号と短時間露光信号に分離する。ここでは、第1分離回路5および第2分離回路6が、本発明の分離手段に相当する。
また、撮像装置1は、第1分離回路5で分離された現在の長時間露光信号が入力される第1二次元画素補間回路7と、第1分離回路5で分離された現在の短時間露光信号が入力される第2二次元画素補間回路8を備えている。第1二次元画素補間回路7では、一方の画素グループの長時間露光信号を用いて、一方の画素グループに存在しない補間画素グループの長時間露光信号が、二次元の画素補間を行うことによって生成される。また、第2二次元画素補間回路8では、一方の画素グループの短時間露光信号を用いて、一方の画素グループに存在しない補間画素グループの短時間露光信号が、二次元の画素補間を行うことによって生成される。ここでは、第1二次元画素補間回路7が、本発明の第1補間画素作成手段に相当し、第2二次元画素補間回路8が、本発明の第2補間画素作成手段に相当する。
本実施の形態では、上記の二次元画素補間回路7、8は、補間を行う画素(補間画素)の周囲に存在する複数の画素の画素信号(長時間露光信号または短時間露光信号)を加算平均することによって、補間画素の画素信号を生成する。例えば、図4に示すように、補間画素(破線で図示した画素)の画素信号が、補間画素の周囲の画素(実線で図示した画素)の画素信号を加算平均することによって生成される。このようにして、一方の画素グループの画素信号を用いて、他方の画素グループに対応する補間画素グループの画素信号が二次元画素補間によって生成される。
また、撮像装置1は、現在のフレームの映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)と1フレーム前の映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)を用いて、被写体の動きを検出する動き検出回路9を備えている。動き検出回路9には、上記の二次元画素補間回路7、8で生成された補間画素グループの映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)と、第2分離回路6で分離された1フレーム前の映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)が入力される。ここでは、動き検出回路9が、本発明の動き検出手段に相当する。
動き検出回路9は、現在のフレームの二次元補間画像と1フレーム前の画像の空間的に一致する同一位相の画素同士を比較することにより、フレーム間における画素ごとの動き(動き画素)を検出することができる。例えば、本実施の形態では、二次元画素補間された現在のフレームの長時間露光信号(または短時間露光信号)と1フレーム前の長時間露光信号(または短時間露光信号)を比較することによって、動き画素が検出される。この場合、長時間露光信号と短時間露光信号のいずれか一方でも、フレーム間における画素の動きが検出されれば、その動きのあった画素が動き画素として判定される。
図5は、動き画素の検出を概念的に示した説明図である。例えば、図5に示した例では、現在のフレームの長時間露光信号と1フレーム前の長時間露光信号を比較すると、斜線で示した画素が動き画素として検出される。その結果、その動き画素の移動量Δxが、被写体の移動量として求められる。そして、被写体の動きの程度に応じて、すなわち被写体の移動量Δxに応じて、動きパラメータα(0≦α≦1)が決定される。この動きパラメータαは、被写体の移動量Δxが大きいほど1に近く、被写体の移動量Δxが小さいほど0に近い値である。例えば、被写体に動きのない静止画像の場合には、動きパラメータαは0である。
また、撮像装置1は、現在のフレームの長時間露光信号を補間するための補間用長時間露光信号を生成する第1補間用信号生成回路10と、現在のフレームの短時間露光信号を補間するための補間用短時間露光信号を生成する第2補間用信号生成回路11を備えている。ここでは、第1補間用信号生成回路10が、本発明の第1補間用信号生成手段に相当し、第2補間用信号生成回路11が、本発明の第2補間用信号生成手段に相当する。
第1補間用信号生成回路10には、現在のフレームの長時間露光信号を用いて生成された補間画素グループの長時間露光信号と、第2分離手段で分離された1フレーム前の長時間露光信号が入力されるとともに、動き検出回路9で決定された動きパラメータαが入力される。そして、現在のフレームの補間画素グループの長時間露光信号と1フレーム前の長時間露光信号に、動きパラメータαを用いた重み付け処理を施すことにより、補間用長時間露光信号が合成される。ここでは、例えば、下記の式1を用いた重み付け処理が施される。
Lc=(1−α)×Lp+α×Lr (式1)
ここで、Lcは補間用長時間露光信号であり、Lpは1フレーム前の長時間露光信号であり、Lrは現在のフレームの補間画素グループの長時間露光信号である。
第2補間用信号生成回路11には、現在のフレームの短時間露光信号を用いて生成された補間画素グループの短時間露光信号と、第2分離手段で分離された1フレーム前の短時間露光信号が入力されるとともに、動き検出回路9で決定された動きパラメータαが入力される。そして、現在のフレームの補間画素グループの短時間露光信号と1フレーム前の短時間露光信号に、動きパラメータαを用いた重み付け処理を施すことにより、補間用短時間露光信号が合成される。ここでは、例えば、下記の式2を用いた重み付け処理が施される。
Sc=(1−α)×Sp+α×Sr (式2)
ここで、Scは補間用短時間露光信号であり、Spは1フレーム前の短時間露光信号であり、Srは現在のフレームの補間画素グループの短時間露光信号である。
なお、本実施の形態では、このようにして生成された映像信号(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)を、補間画素ということもできる。それに対して、現在のフレーム(例えば第2フレーム)で読み出された映像信号(長時間露光信号および短時間露光信号)は、上記の補間画素のような補間処理や合成処理がなされていないので、実画素ということもできる。
撮像装置1は、現在のフレームの長時間露光信号と補間用長時間露光信号が入力される第1選択回路12と、現在のフレームの短時間露光信号と補間用短時間露光信号が入力される第2選択回路13を備えている。第1選択回路12は、現在のフレームの長時間露光信号と補間用長時間露光信号を、列画素グループごとに交互に選択する。このようにして、現在の長時間露光信号が補間用長時間露光信号で補間され、全画素分の長時間露光信号が合成される。また、第2選択回路13は、現在のフレームの短時間露光信号と補間用短時間露光信号を、列画素グループごとに交互に選択する。このようにして、現在の短時間露光信号が補間用短時間露光信号で補間され、全画素分の短時間露光信号が合成される。ここでは、第1選択回路12が、本発明の第1補間合成手段に相当し、第2選択回路13が、本発明の第2補間合成手段に相当する。
また、撮像装置1は、全画素分の長時間露光信号と短時間露光信号が入力される合成回路14を備えている。合成回路14では、全画素分の長時間露光信号と短時間露光信号が合成されて、ダイナミックレンジが拡大された全画素分の合成映像信号が生成される。ここでは、合成回路14が、本発明の映像信号合成手段に相当する。そして、特に図示しないが、全画素分の合成映像信号は、階調補正回路に入力されて階調補正が施され、その後、輝度色差分離回路に入力されて輝度信号と色差信号に分離される。
以上のように構成された撮像装置1について、図6を用いてその動作を説明する。
本発明の第1の実施の形態の撮像装置1を用いて被写体の撮影が行われると、第1フレームで撮像素子2から読み出された映像信号は、画像がフレームメモリ4に一旦保存される。そして、次に第2フレームで撮像素子2から映像信号が読み出される。このとき、第1フレーム(前フレーム)の二つの画素グループの露光時間と、第2フレーム(現フレーム)の二つの画素グループの露光時間が入れ替えられる(図6参照)。
現フレームの映像信号は、第1分離回路5によって長時間露光信号と短時間露光信号に分離される。また、前フレーム(第1フレーム)の映像信号は、第2分離回路6において長時間露光信号と短時間露光信号に分離される。
現フレームの長時間露光信号は第1二次元画素補間回路7によって二次元画素補間され、補間画素グループの長時間露光信号が生成される。その後、第1補間用信号生成回路10において、補間画素グループの長時間露光信号と前フレームの長時間露光信号から、補間用長時間露光信号が生成される。このとき、第1補間用信号生成回路10では、動き検出回路9で決定した動きパラメータαを用いた重み付け処理が行われ、被写体の動きの程度に応じた補間用長時間露光信号が生成される。そして、第1選択回路12において、現フレームの長時間露光信号が補間用長時間露光信号で補間されて、全画素分の長時間露光信号が生成される。
一方、現フレームの短時間露光信号は第2二次元画素補間回路8によって二次元画素補間され、補間画素グループの短時間露光信号が生成される。その後、第2補間用信号生成回路11において、補間画素グループの短時間露光信号と前フレームの短時間露光信号から、補間用短時間露光信号が生成される。このとき、第2補間用信号生成回路11では、動き検出回路9で決定した動きパラメータαを用いた重み付け処理が行われ、被写体の動きの程度に応じた補間用短時間露光信号が生成される。そして、第2選択回路13において、現フレームの短時間露光信号が補間用短時間露光信号で補間されて、全画素分の短時間露光信号が生成される。
最後に、全画素分の長時間露光信号と短時間露光信号が合成回路14において合成され、ダイナミックレンジが拡大された全画素分の合成映像信号が得られる。
このような発明の第1の実施の形態の撮像装置1によれば、二つの画素グループごとに異なる露光時間の映像信号を1フレームごとに交互に読み出し可能な撮像素子2と、被写体の動きを検出する動き検出回路9を設け、被写体の動きの程度に応じた補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号を用いて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を補間することにより、ダイナミックレンジを拡大した全画素分の合成映像信号を得ることができるとともに、全画素分の合成映像信号に動きぶれや残像が生じるのが抑えられ、フレームレートを高くすることができる。
すなわち、本実施の形態では、二つの画素グループごとに露光時間の異なる映像信号(長時間露光信号と短時間露光信号)が読み出され、長時間露光信号と短時間露光信号に分離される。この二つの画素グループの露光時間は、1フレームごとに入れ替えられる。そして、1フレーム前の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号を生成し、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を補間する。このようにして、二つの画素グループに分割された2フレーム分の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、1フレーム分の全画素分の合成映像信号が生成される。これにより、ダイナミックレンジを拡大した全画素分の合成映像信号を得ることができる。
また、本実施の形態では、動きのある被写体を撮影した場合には、現在の映像信号と1フレーム前の映像信号に基づいて、被写体の動きが検出される。そして、被写体の動きの程度に応じて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号が生成され、現在の長時間露光信号と短時間露光信号が補間される。したがって、動きのある被写体を撮影した場合であっても、現在の画像(現在の長時間露光信号と短時間露光信号)と補間用の画像(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)との間の画像ぶれが少ない。これにより、生成された全画素分の長時間露光信号と短時間露光信号、全画素分の合成映像信号に動きぶれや残像が生じるのが抑えられ、フレームレートを高くすることができる。
また、本実施の形態では、一方の画素グループの現在の長時間露光信号と短時間露光信号に基づいて、補間画素グループの長時間露光信号と短時間露光信号が生成される。二つの画素グループは1フレームごとに入れ替えられるので、他方の画素グループに対応する補間画素グループは、1フレーム前の一方の画素グループに対応する。そして、被写体の動きに応じて、補間画素グループと1フレーム前の長時間露光信号および短時間露光信号を合成して、補間用長時間露光信号および補間用短時間露光信号を生成する。これにより、現在の長時間露光信号と短時間露光信号を用いて、被写体の動きに応じた補間用長時間露光信号および補間用短時間露光信号を生成することができる。したがって、動きのある被写体を撮影した場合であっても、現在の画像(現在の長時間露光信号と短時間露光信号)と補間用の画像(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)との間の画像ぶれを抑えることができる。
また、本実施の形態では、互いに対応する補間画素グループと1フレーム前の長時間露光信号および短時間露光信号を比較することにより、被写体の動きを精度よく検出することができる。
また、本実施の形態では、現在の映像信号と1フレーム前の映像信号に基づいて、被写体の移動量Δxを示す動きパラメータαが決定される。そして、その動きパラメータα(0≦α≦1)を用いて、上記の式1および式2のような重み付け処理を施すことにより、被写体の動きに応じた補間用長時間露光信号および補間用短時間露光信号を生成することができる。例えば、被写体の移動量Δxが大きい場合には、動きパラメータαを1に近づけて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号の重み付けの度合いを大きくする。これにより、被写体の動きに応じて現在の長時間露光信号と短時間露光信号を用いることができ、現在の画像(現在の長時間露光信号と短時間露光信号)と補間用の画像(補間用長時間露光信号と補間用短時間露光信号)との間の画像ぶれを抑えることができる。
また、被写体の移動量Δxが小さい場合には、動きパラメータαを0に近づけて、現在の長時間露光信号と短時間露光信号の重み付けの度合いを小さくする。すなわち、1フレーム前の長時間露光信号と短時間露光信号を主として用いて、補間用長時間露光信号および補間用短時間露光信号を生成する。これにより、二次元補間されていない信頼性の高い画像信号(1フレーム前の長時間露光信号と短時間露光信号)を使用して、解像度の高い画像を得ることができる。このように、本実施の形態では、被写体の動きに応じて動きパラメータαを変えることにより、被写体の動きに応じて最適な補間画素を得ることができる。
また、本実施の形態では、二つの画素グループ(第1画素グループおよび第2画素グループ)を構成する縦画素列の画素は縦方向に連続している。これにより、全画素を二つの画素グループに分割したときでも、各画素グループの縦方向の解像度の低下を防止できる。すなわち、各画素グループの縦方向の解像度を、全画素の場合の解像度と同程度に保つことができる。
図7には、二つの画素グループの画素の配置パターンの変形例が示される。図7に示すように、二つの画素グループは、二列の画素で構成された第1画素グループの縦画素列と、二列の画素で構成された第2画素グループの縦画素列とが、横方向に交互に並んで配置されてもよい。すなわち、撮像素子2の全画素は、二列ごとに二つの画素グループに分割されてもよい。
また、ここでは特に図示しないが、二つの画素グループは、三列以上の複数列の画素で構成された第1画素グループの縦画素列と、三列以上の複数列の画素で構成された第2画素グループの縦画素列とが、横方向に交互に並んで配置されてもよい。すなわち、撮像素子2の全画素は、複数列ごとに二つの画素グループに分割されてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の撮像装置1について説明する。本実施の形態の撮像装置1は、二つの画素グループの画素の配置パターンが第1の実施の形態と相違する。すなわち、本実施の形態の撮像装置1の構成および動作は、ここで特に言及しない限り、第1の実施の形態の構成と同様である。
図8(a)は、本実施の形態における二つの画素グループの画素の配置パターンを説明するための説明図である。図8(a)に示すように、二つの画素グループは、一行の画素で構成された第1画素グループの横画素行と、一行の画素で構成された第2画素グループの横画素行とが、縦方向に交互に並んで配置されている。例えば、第1画素グループの横画素行が奇数行であり、第2画素グループの横画素行が偶数行である。すなわち、撮像素子2の全画素は、一行ごとに二つの画素グループに分割されている。
このような発明の第2の実施の形態の撮像装置1においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態では、二つの画素グループ(第1画素グループおよび第2画素グループ)を構成する横画素行の画素は横方向に連続している。これにより、全画素を二つの画素グループに分割したときでも、各画素グループの横方向の解像度の低下を防止できる。すなわち、各画素グループの横方向の解像度を、全画素の場合の解像度と同程度に保つことができる。
図8(b)には、二つの画素グループの画素の配置パターンの変形例が示される。図8(b)に示すように、二つの画素グループは、二行の画素で構成された第1画素グループの横画素行と、二行の画素で構成された第2画素グループの横画素行とが、縦方向に交互に並んで配置されてもよい。すなわち、撮像素子2の全画素は、二行ごとに二つの画素グループに分割されてもよい。
また、ここでは特に図示しないが、二つの画素グループは、三行以上の複数行の画素で構成された第1画素グループの横画素行と、三行以上の複数行の画素で構成された第2画素グループの横画素行とが、縦方向に交互に並んで配置されてもよい。すなわち、撮像素子2の全画素は、複数行ごとに二つの画素グループに分割されてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態の撮像装置1について説明する。本実施の形態の撮像装置1は、二つの画素グループの画素の配置パターンが第1の実施の形態と相違する。すなわち、本実施の形態の撮像装置1の構成および動作は、ここで特に言及しない限り、第1の実施の形態の構成と同様である。
図9(a)は、本実施の形態における二つの画素グループの画素の配置パターンを説明するための説明図である。図9(a)に示すように、二つの画素グループは、一つの画素で構成された第1画素グループの画素単位と、一つの画素で構成された第2画素グループの画素単位とが、縦方向および横方向に交互に配置されている。すなわち、撮像素子2の全画素は、市松模様のように二つの画素グループに分割されている。
このような発明の第3の実施の形態の撮像装置1においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態では、二つの画素グループ(第1画素グループおよび第2画素グループ)の画素は、画素単位ごとに縦方向および横方向に交互に配置されている。すなわち、二つの画素グループの画素は、縦方向および横方向に偏りなく配置されている。これにより、二つの画素グループの解像度の縦方向および横方向のバランスが向上する。
図9(b)には、二つの画素グループの画素の配置パターンの変形例が示される。図9(b)に示すように、二つの画素グループは、二行×二列の画素で構成された第1画素グループの画素単位と、二行×二列の画素で構成された第2画素グループの画素単位とが、縦方向および横方向に交互に配置されてもよい。
また、ここでは特に図示しないが、二つの画素グループは、三行×三列以上の複数の画素で構成された第1画素グループの画素単位と、三行×三列以上の複数の画素で構成された第2画素グループの画素単位とが、縦方向および横方向に交互に配置されてもよい。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上の説明では、第1分離回路5と第2分離回路6という二つの分離回路を用いている。すなわち、撮像素子2で得られた映像信号をフレームメモリ4に記録した後、第2分離回路6で1フレーム前の映像信号を分離するとともに、第1分離回路5で現在の映像信号を分離する場合を例示した。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、一つの分離回路を用いて映像信号を分離した後、長時間露光信号と短時間露光信号をフレームメモリ4に記録しておいて、1フレーム前の長時間露光信号および短時間露光信号として用いてもよい。
また、以上の説明では、動き検出回路9が、現在の長時間露光信号および短時間露光信号と、1フレーム前の長時間露光信号および短時間露光信号とを比較して、被写体の動きを検出する場合を例示した。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、映像信号を分離回路で分離する前に、現在の映像信号と1フレーム前の映像信号を比較して、被写体の動きを検出してもよい。
以上のように、本発明にかかる撮像装置は、ダイナミックレンジを拡大した高解像度の合成映像信号を得ることができるとともに、合成映像信号に動きぶれや残像が生じるのが抑えられ、フレームレートを高くすることができるという効果を有し、ビデオカメラなどに用いられる撮像装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における撮像装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態における画素グループの説明図 本発明の第1の実施の形態における撮像素子(CCD)の動作説明のための説明図 本発明の第1の実施の形態における二次元画素補間回路の動作説明のための説明図 本発明の第1の実施の形態における動き検出回路の動作説明のための説明図 本発明の第1の実施の形態における撮像装置の動作説明のための説明図 本発明の第1の実施の形態における画素グループの変形例の説明図 (a)本発明の第2の実施の形態における画素グループの説明図 (b)本発明の第2の実施の形態における画素グループの変形例の説明図 (a)本発明の第3の実施の形態における画素グループの説明図 (b)本発明の第3の実施の形態における画素グループの変形例の説明図
符号の説明
1 撮像装置
2 撮像素子
3 タイミングパルス発生器
4 フレームメモリ
5 第1分離回路
6 第2分離回路
7 第1二次元画素補間回路
8 第2二次元画素補間回路
9 動き検出回路
10 第1補間用信号生成回路
11 第2補間用信号生成回路
12 第1選択回路
13 第2選択回路
14 合成回路

Claims (7)

  1. 全画素が二つの画素グループに分割され、前記二つの画素グループごとに所定のフレーム期間内にそれぞれ異なる露光時間の映像信号を読み出し、前記二つの画素グループの露光時間が前記所定のフレーム期間ごとに入れ替えられる撮像手段と、
    前記撮像手段で得られた映像信号を、所定のフレーム期間前の映像信号として記録する記録手段と、
    前記撮像手段で得られた映像信号を、露光時間の長い長時間露光信号と露光時間の短い短時間露光信号に分離する分離手段と、
    前記二つの画素グループのうち、一方の画素グループの現在の長時間露光信号に基づいて、他方の画素グループに対応する補間画素グループの長時間露光信号を生成する第1補間画素作成手段と、
    前記他方の画素グループの現在の短時間露光信号に基づいて、前記一方の画素グループに対応する補間画素グループの短時間露光信号を生成する第2補間画素作成手段と、
    前記撮像手段で得られた現在の映像信号と前記記録手段に記録された所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記被写体の動きの程度に応じて、前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号を合成して、補間用長時間露光信号を生成する第1補間用信号生成手段と、
    前記被写体の動きの程度に応じて、前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号を合成して、補間用短時間露光信号を生成する第2補間用信号生成手段と、
    前記現在の長時間露光信号を前記補間用長時間露光信号で補間して、全画素分の長時間露光信号を生成する第1補間合成手段と、
    前記現在の短時間露光信号を前記補間用短時間露光信号で補間して、全画素分の短時間露光信号を生成する第2補間合成手段と、
    前記全画素分の長時間露光信号と前記全画素分の短時間露光信号を合成して、全画素分の合成映像信号を生成する映像信号合成手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記動き検出手段は、
    前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号を比較するとともに、前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号を比較することによって、被写体の動きを検出することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記動き検出手段は、
    前記撮像手段で得られた現在の映像信号と前記記録手段に記録された所定のフレーム期間前の映像信号に基づいて、被写体の移動量を示す動きパラメータを決定し、
    前記第1補間用信号生成手段は、
    前記補間画素グループの長時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の長時間露光信号に、前記動きパラメータを用いて重み付け処理を施すことによって、前記補間用長時間露光信号を生成し、
    前記第2補間用信号生成手段は、
    前記補間画素グループの短時間露光信号と前記所定のフレーム期間前の短時間露光信号に、前記動きパラメータを用いて重み付け処理を施すことによって、前記補間用短時間露光信号を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段において、
    前記一方の画素グループを構成する一または複数の縦画素列と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の縦画素列とが、横方向に交互に並んで前記二つの画素グループが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段において、
    前記一方の画素グループを構成する一または複数の横画素行と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の横画素行とが、縦方向に交互に並んで前記二つの画素グループが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記撮像手段において、
    前記一方の画素グループを構成する一または複数の画素単位と、前記他方の画素グループを構成する一または複数の画素単位とが、縦方向および横方向に交互に配置されて前記二つの画素グループが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 全画素が二つの画素グループに分割され、前記画素グループごとに異なる露光時間の映像信号を読み出す撮像手段と、
    前記撮像手段で得られた映像信号を記録する記録手段と、
    前記撮像手段で得られた映像信号を、露光時間の長い長時間露光信号と露光時間の短い短時間露光信号に分離する分離手段と、
    前記二つの画素グループのうち、一方の画素グループの長時間露光信号に基づいて、他方の画素グループに対応する長時間露光信号を生成する第1補間画素作成手段と、
    前記他方の画素グループの短時間露光信号に基づいて、前記一方の画素グループに対応する短時間露光信号を生成する第2補間画素作成手段と、
    被写体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記被写体の動きに応じて、前記他方の画素グループに対応する長時間露光信号と前記記録手段から読み出した所定フレーム期間前の長時間露光信号を合成して、補間用長時間露光信号を生成する第1補間用信号生成手段と、
    前記被写体の動きに応じて、前記一方の画素グループに対応する短時間露光信号と前記記憶手段から読み出した前記所定フレーム期間前の短時間露光信号を合成して、補間用短時間露光信号を生成する第2補間用信号生成手段と、
    前記長時間露光信号を前記補間用長時間露光信号で補間して、全画素分の長時間露光信号を生成する第1補間合成手段と、
    前記短時間露光信号を前記補間用短時間露光信号で補間して、全画素分の短時間露光信号を生成する第2補間合成手段と、
    前記全画素分の長時間露光信号と前記全画素分の短時間露光信号を合成して、全画素分の合成映像信号を生成する映像信号合成手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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