JP4637853B2 - ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法 - Google Patents

ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4637853B2
JP4637853B2 JP2006543007A JP2006543007A JP4637853B2 JP 4637853 B2 JP4637853 B2 JP 4637853B2 JP 2006543007 A JP2006543007 A JP 2006543007A JP 2006543007 A JP2006543007 A JP 2006543007A JP 4637853 B2 JP4637853 B2 JP 4637853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
turbomachine
compressor impeller
fitting
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006543007A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006043556A1 (ja
Inventor
利彦 西山
恵市 稲葉
哲明 小川
博 杉戸
任久 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Publication of JPWO2006043556A1 publication Critical patent/JPWO2006043556A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4637853B2 publication Critical patent/JP4637853B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/026Shaft to shaft connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/28Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/30Vanes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/025Fixing blade carrying members on shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/027Arrangements for balancing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/04Units comprising pumps and their driving means the pump being fluid-driven
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/266Rotors specially for elastic fluids mounting compressor rotors on shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/28Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2300/00Materials; Properties thereof
    • F05D2300/50Intrinsic material properties or characteristics
    • F05D2300/502Thermal properties
    • F05D2300/5021Expansivity
    • F05D2300/50212Expansivity dissimilar

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法に関する。
従来、ターボチャージャに代表されるようなターボ機械のコンプレッサインペラは、タービンと一体に設けられた駆動軸に対してナットによって固定されていた。つまり、コンプレッサインペラには軸方向に貫通した貫通孔が穿設されており、この貫通孔に駆動軸を挿通するとともに、駆動軸の先端側に刻設されたねじ部分にナットを螺合し、締め付けて固定していたのである。
しかし、このような結合構造では、コンプレッサインペラに貫通孔が設けてあるために、その軸方向の中程で高応力が発生しやすく、耐久性を向上させるには限界があった。
そこで、貫通孔の代わりに、コンプレッサインペラに軸方向に沿った有底のねじ穴(貫通していない穴)を設け、このねじ穴に駆動軸を螺合させる結合構造が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、この特許文献1および特許文献2では、螺合部分のがたをなくしたり、同芯度を向上させたりするために、穴と駆動軸との締まり嵌めによる嵌合部分が設けられている。
この結合構造によれば、ねじ穴は駆動軸が確実に螺合される程度に短くてよいから、軸方向の中程まで設ける必要がなく、高応力が発生しにくいのである。
特表平5−504178号公報 米国特許第5,193,989号
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載のターボチャージャでは、その結合に際し、コンプレッサインペラ側のねじ穴に駆動軸が先ず螺合し、螺合させていく途中で互いが嵌合するため、同芯度が得られにくい螺合部分での結合が嵌合部分に影響し、本来は嵌合部分によって得るはずの同芯度が正確にでないという問題が生じる。この結果、生産性を損ねたり、駆動軸が撓んで変形するなど、回転時にアンバランスが生じ易くなり、耐久性を思うように向上させることができない。
本発明の目的は、コンプレッサインペラと駆動軸との結合状態を良好に維持できるターボ機械、このターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法を提供することにある。
第1発明に係るターボ機械は、
背面中央に突起部を有するコンプレッサインペラと、
このコンプレッサインペラの突起部に設けられた有底の結合穴に締まり嵌めにて嵌合される駆動軸と、
この駆動軸の嵌合部に応じた前記突起部の外周部分に、前記駆動軸と同心状に中間嵌めまたは隙間嵌めにて嵌合される筒状部材とを備えていることを特徴とする。
第2発明に係るターボ機械は、第1発明において、
前記突起部の有底の結合穴と前記駆動軸との嵌合は、JIS B 0401に規定される締まり嵌めであり、
前記突起部と前記筒状部材との嵌合は、JIS B 0401に規定される中間嵌めまたは隙間嵌めであることを特徴とする。
ここで、締まり嵌めは、穴径を基準としたときに、10%程度大きな径の軸を、圧入、強圧入、焼き嵌め、冷やし嵌め等によって有底穴に嵌合させることにより実現することができる。
また、中間嵌めは、滑合、押し込み、打込等によって筒状部材を突起部に嵌合させることによって実現することができる。
具体的には、穴径を6mmから10mmとしたときに、表1に示される軸径の公差域クラスを選択することによって締まり嵌め、中間嵌め、隙間嵌めを適宜採用することができる。
Figure 0004637853
第3発明に係るターボ機械は、第1発明または第2発明において、
前記筒状部材は、前記コンプレッサインペラよりも線膨張係数の小さい材料により形成されていることを特徴とする。
ここで、コンプレッサインペラに用いる材料としては、例えば、アルミニウム(線膨張係数:23.9×10−61/℃)、ジュラルミン(線膨張係数:27.3×10−61/℃)等を採用することができる。
一方、筒状部材に用いる材料としては、例えば、炭素鋼(線膨張係数:10.1〜12.1×10−61/℃)、クロム鋼(線熱膨張係数:9.5〜11.3×10−61/℃)、ニッケル鋼(線熱膨張係数:18.0×10−61/℃)等を採用することができる。
第4発明に係るターボ機械は、第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記駆動軸には段差状の肩部が設けられ、
この肩部と前記コンプレッサインペラとの間には、前記駆動軸に挿入されたスリーブが挟持されていることを特徴とする。
第5発明にターボ機械は、第4発明において、
前記スリーブは、前記駆動軸の肩部と前記コンプレッサインペラとの間で、軸方向に面圧を受けた状態で挟持されていることを特徴とする。
第6発明に係るターボ機械は、第4発明または第5発明において、
前記スリーブには、前記筒状部材が一体に設けられていることを特徴とする。
第7発明に係るターボ機械は、第4発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記駆動軸を回転自在に保持するハウジングと、
前記駆動軸に固定されるスラストカラーと、
このスラストカラーおよび前記スリーブの間に挟持され、前記ハウジングに固定されるスラストベアリングとを備えていることを特徴とする。
第8発明に係るターボ機械は、第7発明において、
前記スリーブには、前記ハウジングとの間で潤滑油および高圧空気をシールするシール手段が設けられていることを特徴とする。
第9発明に係るターボ機械は、第4発明ないし第8のいずれかにおいて、
前記スリーブと前記駆動軸とには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第1の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とする。
第10発明に係るターボ機械は、第1発明ないし第9発明のいずれかにおいて、
前記環状部材と前記コンプレッサインペラとには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第2の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とする。
第11発明に係るターボ機械は、第1発明ないし第10発明のいずれかにおいて、
前記コンプレッサインペラと前記駆動軸とには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第3の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とする。
第12発明に係るターボ機械は、第1発明ないし第11発明のいずれかにおいて、
前記コンプレッサインペラには、
前記駆動軸および前記有底穴の嵌合状態と、前記突起部外周部分および前記筒状部材の嵌合状態との分離を容易にする脱着手段が設けられていることを特徴とする。
ここで、脱着手段は、コンプレッサインペラに結合された駆動軸に沿ってコンプレッサインペラの突起部とは反対側に設けられるのが好ましく、例えば、雌ねじ穴状、雄ねじ状、およびボス等によって脱着手段を構成することができる。
第13発明に係るコンプレッサインペラは、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラであって、背面中央から突出した筒状の突起部を有し、この突起部の内周部分は、前記ターボ機械の駆動軸と締まり嵌めにて嵌合するための第1の結合部とされ、前記突起部の外周部分は、前記駆動軸と同心状に配置される筒状部材と中間嵌めまたは隙間嵌めにて勘合するための第2の結合部になっていることを特徴とする。
第14発明に係るターボ機械の製造方法は、
背面中央に突起部を有するコンプレッサインペラと、
このコンプレッサインペラの突起部に設けられた有底の結合穴に嵌合される駆動軸と、
この駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、
前記駆動軸の嵌合部に応じた前記突起部の外周部分に、前記駆動軸と同心状に嵌合される筒状部材とを備えたターボ機械の製造方法であって、
前記ハウジング内に前記駆動軸を挿入し、該駆動軸の先端を前記ハウジングから露出させる工程と、
前記筒状部材を前記駆動軸に挿入する工程と、
前記駆動軸の先端を、前記コンプレッサインペラの結合穴に締まり嵌めにて嵌合するとともに、前記筒状部材を前記突起部の外周部分中間嵌めまたは隙間嵌めにて嵌合する工程とからなることを特徴とする。
以上において、第1発明によれば、コンプレッサインペラの突起部には駆動軸が嵌合しているが、この突起部の外周に筒状部材が嵌合してているため、ターボ機械の駆動によって駆動軸やコンプレッサインペラが高温となり、コンプレッサインペラが膨張して駆動軸の嵌合状態が緩んできても、外周側の筒状部材の嵌合状態が強まり、コンプレッサインペラの突起部から駆動軸が抜けやすくなるのを防止して耐久性を確実に向上させることができる。
また、突起部の有底の結合穴と駆動軸の嵌合が締まり嵌めで、突起部と筒状部材の嵌合が中間嵌めまたは隙間嵌めとされることにより、有底の結合穴に駆動軸を圧入等して突起部の外周が拡張しても、突起部と筒状部材との間の嵌合が緩くなっているので、筒状部材を確実に突起部外周に嵌合させることができる。
第3発明によれば、筒状部材をコンプレッサインペラよりも線膨張係数の小さい材料によって形成することにより、コンプレッサインペラが高温となって膨張しても、筒状部材の高温に伴う膨張がコンプレッサインペラよりも小さいので、外周での嵌合がよりきつくなり、駆動軸およびコンプレッサインペラの嵌合を強固に維持することができる。
第4発明によれば、コンプレッサインペラやスリーブを駆動軸での適切な軸方向位置に配置できる。
第5発明によれば、スリーブがコンプレッサインペラと肩部との間で面圧を受けた状態で挟持されているので、スリーブを駆動軸と共に確実に回転させることができる。
第6発明によれば、筒状部材がスリーブに一体に設けられているため、部材点数や組込工数を低減できる。
第7発明によれば、スラストベアリングがスリーブとスラストカラーとの間に挟持されているので、スリーブおよびスラストカラーを介して駆動軸が軸方向にずれるのを確実に防止できる。また、スラストベアリングを2部品間で挟持する構造であるから、スリーブに周方向に沿った溝を設け、この溝に馬蹄形のスラストベアリングを配置する構造とは異なり、円環状のスラストベアリングを用いることができ、回転面を全周にわたってバランスよく支持できる。
第8発明によれば、スリーブには潤滑油および高圧空気をシールするシール手段が設けられているため、コンプレッサインペラ側での高圧の給気が駆動軸の潤滑部分に入り込んで漏れたり、潤滑部分の潤滑油が過給空気側に漏れ出して混ざったりするといった心配がない。
第9発明によれば、スリーブと駆動軸とには第1の滑り抑制手段が設けられているので、スリーブと駆動軸とを一体に回転させることができ、これらの間で焼付等が生じるのを防止できる。
第10発明、第11発明によれば、筒状部材とコンプレッサインペラとには第2の滑り抑制手段が設けられ、コンプレッサインペラと駆動軸とには第3の滑り抑制手段が設けられているので、互いの嵌め合いだけで結合されている場合に比して、結合面への負担を軽減でき、滑りに対して確実に対抗できる。
第12発明によれば、コンプレッサインペラに脱着手段を設けることにより、脱着手段を用いてコンプレッサインペラおよび駆動軸の嵌合部分を容易に分離することができるので、故障時の修理も容易に行うことができる。
第13発明によれば、コンプレッサインペラを、突起部の外周部分および内周部分の両方の結合部を利用してターボ機械に組み込むため、内周部分を利用して結合していた従来に比して結合強度を大きくでき、耐久性を向上させることができる。
第14発明によれば、ハウジングに駆動軸を挿入した後に、筒状部材を駆動軸に挿入し、コンプレッサインペラの結合穴への圧入と、筒状部材の突起部への圧入を順次行うことができるため、作業が容易であり、組み込み時間の短縮を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るターボ機械を示す断面図。 図2は、ターボ機械の要部を示す断面図。 図3は、本発明の第2実施形態に係る結合部分の断面図。 図4は、本実施形態の駆動軸の正面図。 図5は、本実施形態のスリーブの正面図。 図6は、本実施形態のコンプレッサインペラの正面図。 図7Aは、本発明の第3実施形態に係る結合部分の図7BのA−A線における断面図。 図7Bは、本実施形態の駆動軸の側面図。 図8Aは、本実施形態のスリーブの側断面図。 図8Bは、本実施形態のスリーブの背面図。
符号の説明
1…ターボチャージャ(ターボ機械)、13…コンプレッサインペラ、15…駆動軸、16…ハウジング(非回転部材)、18…肩部、19…突起部、19A…第2の結合部、20…結合穴、20A…第1の結合部、30…スリーブ、31…スラストカラー、32…スラストベアリング、33…筒状部(筒状部材)、34…シールリング(シール手段)、43,56…第1の滑り抑制手段、46…第2の滑り抑制手段、49,53…第3の滑り抑制手段。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態以降において、次説する第1実施形態と同じ部材には同一符合を付し、第2実施形態以降でのそれらの詳細な説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るターボチャージャ(ターボ機械)1を示す断面図、図2は、ターボチャージャ1の要部を示す断面図である。
ターボチャージャ1は、図1に示されるように、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンに搭載されるものであって、図示しないエンジンへの吸気管路の途中に接続されるコンプレッサ11と、排気管路の途中に接続される排気タービン12とを備える。
コンプレッサ11は、回転することで外部からの吸気を圧縮するコンプレッサインペラ13を有している。
コンプレッサインペラ13は、図示を略したが、正面視略円形状のハブに回転方向に配列される複数の羽根を取り付けたものであり、アルミ合金製の鋳造品により形成される。このコンプレッサインペラ13の略中央は山形状に突出し、その先端の平坦部分には、脱着手段としての雌ねじ穴131が形成されている。この雌ねじ穴131は、後述する製造手順によりコンプレッサインペラ13と駆動軸15の嵌合がなされた後、再度これらを分離する場合に用いられ、本実施形態では、雌ねじ穴131に図示を略した取り外し工具を螺合して引き抜く際、分離の容易化を図るために設けられている。
排気タービン12は、流入する排気ガスによって回転するタービンホイール14を有し、タービンホイール14にはスチール製の駆動軸15が摩擦圧接やTIG溶接、あるいはMIG溶接等で一体に形成されている。そして、この駆動軸15はハウジング16内に設けられたフルフロートベアリング17によって回転可能に支持されており、駆動軸15の先端側にコンプレッサインペラ13が結合されている。
以下には、図2を参照して、コンプレッサインペラ13と駆動軸15との結合部分について詳説する。
コンプレッサインペラ13の背面側の中央、つまりタービンホイール14と対向する側の中央には、当該タービンホイール14側に突出した突起部19が設けられている。この突起部19部分には軸方向の奥側に向かって結合穴20が設けられている。
この結合穴20は、駆動軸15を挿入して結合するための穴であるが、コンプレッサインペラ13を貫通する従来のような貫通孔ではなく、有底の穴である。結合穴20の内周部分は、駆動軸15が結合される第1の結合部20Aになっている。
駆動軸15の先端側には、コンプレッサインペラ13の結合穴20に挿入されてその第1の結合部20Aと嵌合する嵌合軸部15Aが設けられ、嵌合軸部15Aよりも基端側には、スリーブ30が挿入される挿入部15Bが設けられている。
嵌合軸部15Aと第1の結合部20Aとの嵌合状態は、穴基準の締まり嵌めとされている(JISによる嵌め合い記号では、例えばH6/u6)。この他に、従来のようなねじ止めといった構造はなく、コンプレッサインペラ13と駆動軸15とは嵌合のみによって結合されている。
スリーブ30は、コンプレッサインペラ13側の面が開口された略円筒状体から構成され、アルミ製のコンプレッサインペラ13よりも線膨張係数の小さいスチール製である。
このスリーブ30には、駆動軸15が挿入される挿通孔30Aが設けられているとともに、挿通孔30Aよりもコンプレッサインペラ13側には、挿通孔30Aと連通した嵌合穴部33Aを有する筒状部(筒状部材)33が一体に設けられている。
筒状部33の嵌合穴部33Aは、挿通孔30Aよりも径が大きく、コンプレッサインペラ13の突起部19が挿入されて嵌合するようになっている。つまり、挿入される突起部19の外周部分は嵌合穴部33Aと結合される第2の結合部19Aになっている。
嵌合穴部33Aと第2の結合部19Aとの嵌合状態は、穴基準の隙間嵌めあるいは中間嵌めであり(JISによる嵌め合い記号では、例えばH6/h6、H6/k6)、嵌合軸部15Aと第1の結合部20Aとの嵌合の方がきつく設定されている。
このことにより、駆動軸15とコンプレッサインペラ13との同芯度は、嵌合穴部33Aと第2の結合部19Aとの嵌合に影響されることなく、確実に確保されるようになっている。なお、ここでも、ねじ止めといった構造はなく、コンプレッサインペラ13と筒状部33(スリーブ30)とは嵌合のみによって結合されている。
このように、突起部19の第2の結合部19Aには、コンプレッサインペラ13よりも線膨張係数の小さい筒状部33が嵌合しているため、駆動軸15やコンプレッサインペラ13が高温となり、コンプレッサインペラ13側がより熱膨張して結合穴20が拡径しようとしても、その膨張を筒状部33によって抑制でき、突起部19の結合穴20から駆動軸15が抜けやすくなるのを防止でき、耐久性を確実に向上させることができる。
しかも、コンプレッサインペラ13側には貫通孔ではなく、有底の結合穴20が設けられているので、コンプレッサインペラ13の内部中央での高応力が発生しにくくなり、耐久性を大幅に向上させることができる。
また、駆動軸15とコンプレッサインペラ13とが螺合しているのではなく、第1の結合部20Aおよび嵌合軸部15Aにより互いが締まり嵌めの嵌合のみで結合されているため、嵌合部分の同芯度により精度良く組立できるうえ、螺号構造の従来とは異なって駆動軸15の変形やねじ山部分のかじり等が一切発生せず、組立性も良好である。
また、スリーブ30は、コンプレッサインペラ13を駆動軸15に嵌合させることで、駆動軸15に設けられた段差状の肩部18側に押圧されており、コンプレッサインペラ13と肩部18との間に軸方向の面圧を受けた状態で挟持されている。従って、スリーブ30は駆動軸15に対して結合している訳ではないが、面圧を受けた状態に挟持されていることにより、コンプレッサインペラ13およびスリーブ30は駆動軸15での適切な軸方向位置に配置され、また、スリーブ30は駆動軸15と一体に回転するようになっている。
そして、スリーブ30と肩部18との間にはスラストカラー31が配置されており、このスラストカラー31もまた、面圧を受けた状態で挟持され、やはり駆動軸15に固定されて一体に回転する。
さらに、スリーブ30に設けられたスラストカラー31との当接部30Bの外周側には、当該スリーブ30とスラストカラー31とに挟持されるようにしてスラストベアリング32が配置されている。このスラストベアリング32は、当接部30Bが挿通可能な円環状とされ、ハウジング16に設けられた凹部空間16A内に固定されている。円環状のスラストベアリング32は、馬蹄形のスラストベアリングとは異なり、スリーブ30やスラストカラー31の回転面を全周にわたってバランスよく支持できる。
そして、スリーブ30は、ハウジング16の凹部空間16Aに収容されるようにして配置されているのであるが、前述の筒状部33が凹部空間16Aからコンプレッサインペラ13側に僅かに突設されている。この筒状部33の基端側外周部には凹溝が全周にわたって設けられ、凹溝内には一対のシールリング(シール手段)34が軸方向に並設して嵌め込まれている。
シールリング34は、スラストベアリング32を覆うようにして凹部空間16A内に配置された保持リング35に接触しており、凹部空間16Aの内外をシールしている。つまり、スラストベアリング32に供給される潤滑油が、シールリング34によって凹部空間16A側からコンプレッサインペラ13側に漏れ出したり、コンプレッサインペラ13側で生じた高圧の給気が、凹部空間16A内での潤滑部分を通して漏れたりする心配がない。なお、保持リング35の外側には係止リング36が設けられ、保持リング35が凹部空間16Aから外れるのを防止している。
このようなターボチャージャ1を製造する場合、まず、ハウジング16内にフルフロートベアリング17を配置しておき、このフルフロートベアリング17内にタービンホイール14と一体の駆動軸15を排気タービン12側から挿入する。
この後、ハウジング16の凹部空間16Aから突出した駆動軸15に対してスラストカラー31を挿入し、凹部空間16A内にスラストベアリング32、保持リング35、係止リング36を順に配置し、さらに、駆動軸15にスリーブ30を挿入する。
この際、スリーブ30には、筒状部33が一体に設けられているので、筒状部33を別体で組み込む必要がない。
そして、駆動軸15の嵌合軸部15Aを結合穴20に圧入するとともに、突起部19の外周面に筒状部33を圧入し、嵌合させる。以上により、ターボチャージャ1へのコンプレッサインペラ13の組み込みが完了する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、駆動軸15の先端は円柱形状とされ、円形状の有底穴20に圧入嵌合され、さらに、円柱状の突起部19に円筒状の筒状部33が嵌合固定されていた。
これに対して、本発明の第2実施形態では、図3に示されるように、コンプレッサインペラ13、駆動軸15、及びスリーブ30の結合部分に、回転方向への滑りを抑制する滑り抑制手段43、46、49が設けられている点が相違する。尚、図4は、駆動軸15の正面図を表し、図5は、スリーブ30の正面図を表し、図6は、コンプレッサインペラ13の正面図を表している。
図3に示されるように、駆動軸15には、スリーブ30が取り付けられる部分には雄ねじ部41が刻設され、スリーブ30には、当該雄ねじ部41と螺合する雌ねじ部42が刻設され、この部分の螺合により駆動軸15にスリーブ30が取り付けられるとともに、駆動軸15回りでスリーブ30が滑ったり空転したりするのを防止している。すなわち、これらのねじ部41,42により本発明に係る第1の滑り抑制手段43が形成されている。
また、コンプレッサインペラ13において、図6に示されるように、突起部19の外周部基端側には、平行な一対の平坦面44で二面幅部分が形成されており、スリーブ30の筒状部33には、図5に示されるように、前記平坦面44に係止される係止溝45が設けられている。突起部19とスリーブ30とが嵌合した状態では、平坦面44に係止溝45が係止し、筒状部33と突起部19との間で回転方向の滑りが抑制されるようになっている。すなわち、平坦面44および係止溝45により本発明に係る第2の滑り抑制手段46が形成されている。
さらに、図4に示されるように、駆動軸15において、嵌合軸部15Aの基端側にも、平行な一対の平坦面47で二面幅部分が形成されており、コンプレッサインペラ13の突起部19には、図6に示されるように、前記平坦面47に係止される係止溝48が設けられている。駆動軸15と突起部19とが嵌合した状態では、平坦面47に係止溝48が係止し、駆動軸15と突起部19との間で回転方向の滑りが抑制されるようになっている。すなわち、平坦面47および係止溝48により本発明に係る第3の滑り抑制手段49が形成されている。
加えて、駆動軸15の先端には、先端側に向かって突出した係合片51が設けられており、この係合片51が突起部19の結合穴20の奥部分に設けられた係合孔52に入り込んで係合するようになっている。これら係合片51および係合孔52の係合によっても、駆動軸15と突起部19との間で回転方向の滑りが抑制されており、従って、係合片51および係合孔52は、本発明での別の第3の滑り抑制手段53を形成しているといえる。
〔第3実施形態〕
図7A、図7Bおよび図8A、図8Bにはそれぞれ、本発明の第3実施形態として、駆動軸15およびスリーブ30のさらに別の変形例が示されている。前記第2実施形態での第1の滑り抑制手段43は、駆動軸15の雄ねじ部41、およびスリーブ30の雌ねじ部42で形成されていたが、本実施形態では、二面幅構造により第1の滑り抑制手段56が形成されている。
具体的には、図7A、図7Bに示すように、駆動軸15の挿入部15B(スリーブ30が挿入される部分)基端側には、平行な一対の平坦面54で二面幅部分が形成されており、図8A、図8Bに示すスリーブ30の挿通孔30Aの外側開口部分には、前記平坦面54に係止される係止溝55が設けられている。駆動軸15にスリーブ30が挿入された状態では、平坦面54に係止溝55が係止し、駆動軸15とスリーブ30との間で回転方向の滑りが抑制されるようになっている。つまり、平坦面54および係止溝55により第1の滑り抑制手段56が形成されている。他の部分の形状は第2実施形態と略同じである。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第2、第3実施形態では、第1〜第3の滑り抑制手段43,46,49,53,56が設けられていたが、駆動軸15とスリーブ30とにおいて第1の滑り抑制手段43,56が設けられ、駆動軸15とコンプレッサインペラ13とにおいて第3の滑り抑制手段49,53が設けられていれば、必然的にコンプレッサインペラ13とスリーブ30との間で滑りが生じることはないので、第2の滑り抑制手段46は省略可能である。
前記実施形態では、筒状部33がスリーブ30に一体に設けられていたが、このような筒状部33を円環状の筒状部材としてスリーブ30とは別体に設けてもよい。そして、別体の筒状部材を採用した場合でも、筒状部材の材料をコンプレッサインペラ13よりも線膨張係数の小さいものとし、突起部19に対しては嵌め合い嵌合させればよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに搭載されるターボチャージャの他、コンプレッサインペラ、およびこれを駆動する駆動軸を備えたターボ圧縮機、ターボジェット、ターボ送風機、ターボ冷凍機等のターボ機械に利用できる。

Claims (14)

  1. ターボ機械において、
    背面中央に突起部を有するコンプレッサインペラと、
    このコンプレッサインペラの突起部に設けられた有底の結合穴に締まり嵌めにて嵌合される駆動軸と、
    この駆動軸の嵌合部に応じた前記突起部の外周部分に、前記駆動軸と同心状に中間嵌めまたは隙間嵌めにて嵌合される筒状部材とを備えていることを特徴とするターボ機械。
  2. 請求項1に記載のターボ機械において、
    前記突起部の有底の結合穴と前記駆動軸との嵌合は、JIS B 0401に規定される締まり嵌めであり、
    前記突起部と前記筒状部材との嵌合は、JIS B 0401に規定される中間嵌めまたは隙間嵌めであることを特徴とするターボ機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載のターボ機械において、
    前記筒状部材は、前記コンプレッサインペラよりも線膨張係数の小さい材料により形成されていることを特徴とするターボ機械。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記駆動軸には段差状の肩部が設けられ、
    この肩部と前記コンプレッサインペラとの間には、前記駆動軸に挿入されたスリーブが挟持されていることを特徴とするターボ機械。
  5. 請求項4に記載のターボ機械において、
    前記スリーブは、前記駆動軸の肩部と前記コンプレッサインペラとの間で、軸方向に面圧を受けた状態で挟持されていることを特徴とするターボ機械。
  6. 請求項4または請求項5に記載のターボ機械において、
    前記スリーブには、前記筒状部材が一体に設けられていることを特徴とするターボ機械。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、
    前記駆動軸に固定されるスラストカラーと、
    このスラストカラーおよび前記スリーブの間に挟持され、前記ハウジングに固定されるスラストベアリングとを備えていることを特徴とするターボ機械。
  8. 請求項7のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記スリーブには、前記ハウジングとの間で潤滑油および高圧空気をシールするシール手段が設けられていることを特徴とするターボ機械。
  9. 請求項4ないし請求項8のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記スリーブと前記駆動軸とには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第1の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とするターボ機械。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記環状部材と前記コンプレッサインペラとには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第2の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とするターボ機械。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記コンプレッサインペラと前記駆動軸とには、互いに係合することで回転方向への滑りを抑制する第3の滑り抑制手段が設けられていることを特徴とするターボ機械。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のターボ機械において、
    前記コンプレッサインペラには、
    前記駆動軸および前記有底穴の嵌合状態と、前記突起部外周部分および前記筒状部材の嵌合状態との分離を容易にする脱着手段が設けられていることを特徴とするターボ機械。
  13. ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラであって、
    背面中央から突出した筒状の突起部を有し、
    この突起部の内周部分は、前記ターボ機械の駆動軸と締まり嵌めにて嵌合するための第1の結合部とされ、
    前記突起部の外周部分は、前記駆動軸と同心状に配置される筒状部材と中間嵌めまたは隙間嵌めにて勘合するための第2の結合部になっていることを特徴とするコンプレッサインペラ。
  14. 背面中央に突起部を有するコンプレッサインペラと、
    このコンプレッサインペラの突起部に設けられた有底の結合穴に嵌合される駆動軸と、
    この駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、
    前記駆動軸の嵌合部に応じた前記突起部の外周部分に、前記駆動軸と同心状に嵌合される筒状部材とを備えたターボ機械の製造方法であって、
    前記ハウジング内に前記駆動軸を挿入し、該駆動軸の先端を前記ハウジングから露出させる工程と、
    前記筒状部材を前記駆動軸に挿入する工程と、
    前記駆動軸の先端を、前記コンプレッサインペラの結合穴に締まり嵌めにて嵌合するとともに、前記筒状部材を前記突起部の外周部分中間嵌めまたは隙間嵌めにて嵌合する工程とからなることを特徴とするターボ機械の製造方法。
JP2006543007A 2004-10-19 2005-10-18 ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法 Expired - Fee Related JP4637853B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004304473 2004-10-19
JP2004304473 2004-10-19
PCT/JP2005/019126 WO2006043556A1 (ja) 2004-10-19 2005-10-18 ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006043556A1 JPWO2006043556A1 (ja) 2008-05-22
JP4637853B2 true JP4637853B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=36202971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006543007A Expired - Fee Related JP4637853B2 (ja) 2004-10-19 2005-10-18 ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7909578B2 (ja)
EP (1) EP1803941A1 (ja)
JP (1) JP4637853B2 (ja)
KR (1) KR100861968B1 (ja)
CN (1) CN100476214C (ja)
WO (1) WO2006043556A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502492A (ja) * 2011-12-23 2015-01-22 ネーピア・ターボチャージャーズ・リミテッド コネクタ

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20071100A1 (it) * 2007-05-30 2008-11-30 Nuovo Pignone Spa Sistema di ancoraggio per le giranti di una macchina rotativa a fluido
KR101182122B1 (ko) * 2008-04-08 2012-09-13 가부시키가이샤 아이에이치아이 터보 챠저
DE102008056058A1 (de) * 2008-08-04 2010-02-11 Mtu Friedrichshafen Gmbh Abgasturbolader und Verfahren zur Montage eines solchen Abgasturboladers
DE102008056059B4 (de) * 2008-08-04 2010-11-18 Mtu Friedrichshafen Gmbh Abgasturbolader und Verfahren zur Montage eines Abgasturboladers
DE102009015862A1 (de) * 2009-04-01 2010-10-07 Siemens Aktiengesellschaft Getriebeverdichterrotor für Kaltgasanwendungen
DE102009035629A1 (de) * 2009-07-31 2011-02-17 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Ladevorrichtung, insbesondere Abgasturbolader für ein Kraftfahrzeug
JP4856748B2 (ja) * 2009-10-22 2012-01-18 本田技研工業株式会社 過給機
DE102009060056A1 (de) * 2009-12-22 2011-06-30 BorgWarner Inc., Mich. Wellenverband eines Abgasturboladers
JP5689607B2 (ja) * 2010-03-17 2015-03-25 東京電力株式会社 軸流圧縮機
WO2012112889A2 (en) 2011-02-18 2012-08-23 Ethier Jason Fluid flow devices with vertically simple geometry and methods of making the same
US8801379B2 (en) * 2011-06-15 2014-08-12 Honeywell International Inc. Wheel and replaceable nose piece
WO2013078115A1 (en) * 2011-11-23 2013-05-30 Borgwarner Inc. Exhaust-gas turbocharger
GB2498361A (en) * 2012-01-10 2013-07-17 Napier Turbochargers Ltd Silicon carbide reinforced aluminium alloy turbocharger impeller
WO2013106303A1 (en) * 2012-01-13 2013-07-18 Borgwarner Inc. Sealing system and turbocharger incorporating the same
CN104220714B (zh) * 2012-04-24 2018-07-27 博格华纳公司 用于涡轮增压器的锥形凸台式止推轴承
DE112013002029T5 (de) * 2012-05-16 2015-03-05 Borgwarner Inc. Schleuderscheiben-Öldichtung und Turbolader mit Schleuderscheiben-Öldichtung
CN102767398A (zh) * 2012-07-04 2012-11-07 联优机械(常熟)有限公司 透平膨胀机的叶轮与主轴的配合结构
GB201220300D0 (en) * 2012-11-12 2012-12-26 Cummins Ltd Turbomachine bearing assembly preloading arrangement
JP6333861B2 (ja) * 2013-02-22 2018-05-30 エコモーターズ,インコーポレーテッド ターボ機械シャフトへの電気ロータの嵌合
JP6232713B2 (ja) * 2013-03-06 2017-11-22 株式会社島津製作所 真空ポンプ
US20140322019A1 (en) * 2013-04-30 2014-10-30 Dresser Inc. Rotary element and compressor device comprised thereof
DE102013213023A1 (de) 2013-07-03 2015-01-08 Continental Automotive Gmbh Läufer für eine Turboladereinrichtung, Turboladereinrichtung mit einem Läufer und Welle für einen solchen Läufer
CN105378247B (zh) * 2013-07-26 2019-03-15 博格华纳公司 包括轴对称供给空腔的涡轮增压器吹扫密封件
US9664050B2 (en) 2013-10-25 2017-05-30 Ecomotors, Inc. Bearings for a turbomachine having an electric motor
JP6159418B2 (ja) * 2013-12-11 2017-07-05 三菱重工業株式会社 回転体及び該回転体の製造方法
US20170074287A1 (en) * 2014-03-11 2017-03-16 Borgwarner Inc. Compressor wheel-shaft assembly
US10030580B2 (en) 2014-04-11 2018-07-24 Dynamo Micropower Corporation Micro gas turbine systems and uses thereof
FR3027070B1 (fr) 2014-10-09 2019-08-02 Cryostar Sas Turbomachine tournant a des vitesses elevees
EP3308000A4 (en) * 2015-06-11 2019-05-01 Eaton Corporation REACH PLATE FOR TURBOCHARGER
CN105863740A (zh) * 2016-03-24 2016-08-17 中国北方发动机研究所(天津) 高可靠性增压器涡轮转轴互锁式连接结构
DE102016119233A1 (de) * 2016-10-10 2018-04-12 Ihi Charging Systems International Gmbh Laufzeug für einen Abgasturbolader und Abgasturbolader
DE102017207259A1 (de) * 2017-04-28 2018-10-31 Continental Automotive Gmbh Turbolader für eine Brennkraftmaschine, Turboladerläufer und Verdichterrad
JP7187668B2 (ja) * 2019-03-14 2022-12-12 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 コンプレッサホイール装置および過給機
CN110242354B (zh) * 2019-05-28 2024-03-29 华电电力科学研究院有限公司 一种改进的高效径向透平分布式余压发电系统及其工作方法
US11401942B2 (en) 2020-05-15 2022-08-02 Garrett Transportation I Inc Fastener arrangement for rotating group of turbomachine
US11674406B2 (en) 2021-08-06 2023-06-13 Pratt & Whitney Canada Corp. Variable gap between impeller rotor and static structure
US11719243B2 (en) * 2021-08-06 2023-08-08 Pratt & Whitney Canada Corp. Impeller rotor configured with wear resistant seal land
US20230323874A1 (en) * 2022-04-12 2023-10-12 Delphi Technologies Ip Limited Fluid pump with thrust bearing driver
US20240159244A1 (en) * 2022-11-16 2024-05-16 Emerson Climate Technologies, Inc. Foil bearing and driveshaft assemblies and compressor including same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093651A1 (de) * 2002-05-06 2003-11-13 Abb Turbo Systems Ag Befestigungsvorrichtung für ein laufrad auf einer welle
EP1394387A2 (en) * 2002-08-24 2004-03-03 ALSTOM (Switzerland) Ltd Turbochargers
JP2004144095A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Holset Eng Co Ltd 圧縮機羽根車アセンブリ

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100205U (ja) * 1972-02-28 1973-11-26
GB1430308A (en) 1973-04-06 1976-03-31 Woollenweber W E Rotatable assembly
US4340317A (en) * 1981-05-07 1982-07-20 Northern Research & Engineering Corp. Splineless coupling means
JPS6026197A (ja) * 1983-07-21 1985-02-09 Asahi Glass Co Ltd タ−ボ機械とそのための翼車片
JPS6023220U (ja) * 1983-07-22 1985-02-18 トヨタ自動車株式会社 タ−ボチャ−ジャ用ロ−タ
JPS611693U (ja) * 1984-06-11 1986-01-08 日産自動車株式会社 圧縮機インペラ
JPH0216079Y2 (ja) * 1985-03-19 1990-05-01
JPS6326701U (ja) * 1986-08-05 1988-02-22
US4986733A (en) * 1989-10-30 1991-01-22 Allied-Signal, Inc. Turbocharger compressor wheel assembly with boreless hub compressor wheel
JP2815697B2 (ja) * 1990-10-31 1998-10-27 日本特殊陶業株式会社 過給機およびタービン羽車体
US5176497A (en) * 1991-01-22 1993-01-05 Allied-Signal Inc. Boreless hub compressor wheel assembly for a turbocharger
US5193989A (en) * 1991-07-19 1993-03-16 Allied-Signal Inc. Compressor wheel and shaft assembly for turbocharger
JPH0521200U (ja) * 1991-09-02 1993-03-19 株式会社神戸製鋼所 遠心圧縮機用ロータ
US6116855A (en) * 1998-07-27 2000-09-12 Hypro Corporation Flexible impeller removal system
JP2003139156A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 組立回転体およびその締結機構
JP2004090130A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd TiAl基合金と鋼材の接合方法
US6896479B2 (en) * 2003-04-08 2005-05-24 General Motors Corporation Turbocharger rotor
US7052241B2 (en) * 2003-08-12 2006-05-30 Borgwarner Inc. Metal injection molded turbine rotor and metal shaft connection attachment thereto

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093651A1 (de) * 2002-05-06 2003-11-13 Abb Turbo Systems Ag Befestigungsvorrichtung für ein laufrad auf einer welle
EP1394387A2 (en) * 2002-08-24 2004-03-03 ALSTOM (Switzerland) Ltd Turbochargers
JP2004144095A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Holset Eng Co Ltd 圧縮機羽根車アセンブリ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502492A (ja) * 2011-12-23 2015-01-22 ネーピア・ターボチャージャーズ・リミテッド コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
KR100861968B1 (ko) 2008-10-07
EP1803941A1 (en) 2007-07-04
KR20070064347A (ko) 2007-06-20
US20070292268A1 (en) 2007-12-20
WO2006043556A1 (ja) 2006-04-27
US7909578B2 (en) 2011-03-22
JPWO2006043556A1 (ja) 2008-05-22
CN100476214C (zh) 2009-04-08
CN101040121A (zh) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4637853B2 (ja) ターボ機械、ターボ機械に用いられるコンプレッサインペラ、及びターボ機械の製造方法
CN102654065B (zh) 具有可变喷嘴涡轮的涡轮增压器
US6896479B2 (en) Turbocharger rotor
KR100923189B1 (ko) 과급기
EP1193370B1 (en) Turbocharger rotor with alignment couplings
JP4762737B2 (ja) ターボ機械、特にターボ過給機
US10364846B2 (en) Seal runner
US20050047910A1 (en) Methods and apparatus to reduce seal rubbing within gas turbine engines
EP3608522B1 (en) Turbocharger
CA2547486A1 (en) Expansion joint and method of assembling same
CA3197130A1 (en) Multi-material bushing for rotatably mounting a rotating structure to a stationary structure
US11525394B2 (en) Turbine shaft, turbocharger, and manufacturing method of turbocharger
US10954996B2 (en) Turbocharger bearing
JP2005291152A (ja) コンプレッサインペラと駆動軸との結合構造、およびこの結合構造を備えた装置
WO2022264313A1 (ja) コンプレッサホイールの取付構造および過給機
JP5609217B2 (ja) 過給機
US11220927B2 (en) Assembly for a turbomachine
JP5071345B2 (ja) ロータ
US11629605B2 (en) Turbine wheel and method of manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees