JP4636732B2 - フェンス類の係留装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、海面上に浮遊するオイルが特定の海域に浸入するのを防止するオイルフェンスや水中の汚濁を防止するための水中汚濁防止膜などのフェンス類の端部を昇降自在に支持するためのフェンス類の係留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記したフェンス類の係留装置は、一般的に、たとえば特開平11−100831号公報に従来技術として記載されているように、スリットを有するスライドパイプ内に円筒状フロートが昇降自在に挿入され、このフロートにスリットを通してフェンス類の端部が接続された構造からなっており、また同公報に発明にかかる装置として記載されているように、岸壁等に鉛直方向に固定される金属製のスライドレールに金属製のスライダーが昇降自在に係合され、スライダーにはヒンジを介して円筒状フロートが接続され、フロートの母線に沿って突片が突設され、この突片にフェンス類の端部が押え板により固定された構造の係留装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の一般的な係留装置では、次のような点で改良すべき余地がある。すなわち、
▲1▼ スライドパイプ内の円筒状フロートを取り出したり、スライドレールに係合するスライダーを取り外したりする場合に、スライドパイプあるいはスライドレールの水面上方に突出する上端よりもかなり上方に引き上げ、完全に抜き出す必要があった。
【0004】
▲2▼ 水面上方へ引き上げるには、かなりの力を要するために船上での作業は時間がかかり、とくに海が荒れて波が高いときの作業は危険で困難であった。
【0005】
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、ガイド支柱からスライダーを比較的短時間で容易に取り外したりガイド支柱に取り付けたりでき、スライダーに対するフェンス類の端部の着脱も簡単に行えるフェンス類の係留装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためにこの発明にかかるフェンス類の係留装置は、オイルフェンスや汚濁防止膜などの浮沈式フェンス類の端部を、水底から水面上に上端部が突出するように立設したガイド支柱に昇降自在に支持するためのフェンス類の係留装置において、前記ガイド支柱の外周面に沿って上下方向に移動自在に装着され、前記フェンス類の一端部が着脱自在に連接されるスライダーを円周方向で二つに分割するとともに、少なくとも一側方の各分割線に沿って相対向する板状の接続用突出片を外方へ張り出して設け、一対の前記接続用突出片を接合しこれらを厚み方向に一連に貫通する複数本のボルト・ナット等の着脱可能な緊締具により取り外し可能に一体に接合し、前記スライダーの下面に緩衝具が下向きに突設されていることを特徴としている。
【0007】
上記の構成を有する本発明の係留装置によれば、ガイド支柱に沿ってスライダーを現状の位置であるいは上方に引き上げ、スライダーの一部を水面から上方へ突出させた状態で、ナットを緩めてボルトから取り外してボルトを引き抜き、フェンス類の端部を挟持している接続用突出片を開放する。これにより、スライダーの上部あるいは全体を分割できるので、そのままであるいはスライダーを少しずつ上方に引き上げ同様の作業を繰り返すことによって二つに分割することができる。したがって、スライダーをガイド支柱の上端からそれほど上方へ引き上げなくても、ガイド支柱からスライダーを取り外すことができる。
【0008】
一方、スライダーをガイド支柱に装着する場合には、分割したスライダー部の相対向する接続用突出片を接合してボルト・ナットにて締め付けた状態で、従来のスライダーと同様にガイド支柱の上方からガイド支柱の周囲に被せるように装着することができるほか、上記したスライダーの取り外し時の作業手順と逆の手順で分割したスライダーでガイド支柱の周囲を取り囲み、両側の接続用突出片を下部側から上部側へかけてボルト・ナットで固定する作業を複数回繰り返すことにより、接合することもできる。
【0009】
このため、ガイド支柱に対するスライダーの取り付けおよび取り外しの各作業が状況に応じ選択して行え、作業が従来に比べて容易にかつ短時間でできる。
【0010】
請求項2に記載のように、前記フェンス類の一端部を前記スライダーに連結したコネクターに着脱自在に連接したり、あるいは、請求項3に記載のように、前記フェンス類の一端部を前記接続用突出片間に挟持し、両突出片およびフェンス類端部を厚み方向に一連に貫通する複数本の前記緊締具により着脱可能に連接したりできる。
【0011】
請求項2記載の係留装置では、スライダーに対するフェンス類の着脱はコネクターを介して行うので、ガイド支柱からのスライダーの着脱とは関係なく行える。一方、請求項3記載の係留装置では、スライダーを現状位置であるいはガイド支柱の上方へ引き上げて接続用突出片を上部側から下部側へわたって開放する際に、フェンス類の端部を全部あるいは部分的にスライダーから引き出せる。この結果、スライダーの重量が軽くなり、スライダーは浮上するから、上記と同様の作業を繰り返すことにより、スライダーの開放と同時にフェンス類をスライダーから簡単に離脱させることができる。またスライダーをガイド支柱に装着する際に、接合する接続用突出片間でフェンス類の端部を段階的に挟むようにしてスライダーに取り付ける。
【0012】
請求項4に記載のように、分割された前記各スライダー部の一側を開閉可能に連結し、各スライダー部の他側方にだけ前記接続用突出片を設けることができる。
【0013】
請求項4記載の係留装置によると、ガイド支柱に対するスライダーの着脱作業の際に、スライダーの一方の接続用突出片の緊締具を取り外したり取り付けたりするだけで着脱できるので、着脱作業が簡単で作業時間も大幅に短縮される。
【0014】
請求項5に記載のように、分割された前記各スライダー部の上端面および下端面に、ガイドローラーを前記ガイド支柱の外周面に添接可能に内方へ一部を突出させ横向きの支軸により回転可能に設けることができる。
【0015】
請求項5記載の係留装置によれば、各スライダー部の上下のガイドローラーがガイド支柱に添接され、スライダーの内周面とガイド支柱の外周面とに一定の隙間が設けられた状態で、ガイドローラーが回転することによりスライダーがガイド支柱に沿って上下方向にスムーズに移動する。
【0016】
請求項6に記載のように、前記スライダーは上下両端を開口した円筒体で、分割された前記各スライダー部の一部に半円筒状の浮力体を一体に備えることができる。
【0017】
請求項6記載の係留装置によれば、スライダーが浮力体を備えるから、接続するフェンス類の端部に浮力体を取り付けておかなくても、必要かつ十分な浮力をもつ。このため、水中でスライダーを二分割してガイド支柱から取り外したり分割したスライダー部を結合してガイド支柱に取り付けたりする作業が容易に行い得る。なお、浮力体を給排気可能な構造にすれば、スライダーの浮力を任意に調整でき、また沈下も容易にできるので、いっそう便利である。
【0018】
請求項7に記載のように、前記スライダーは上下両端を開口した円筒体で、分割された前記各スライダー部の半円筒状外周壁に上下方向に間隔をあけて外方へ突出する複数の補強用リブを円周方向に形成していてもよい。
【0019】
請求項7記載の係留装置によれば、スライダーを小型化および軽量化できるので、水面上に引き上げ分割してガイド支柱から取り外したり、分割したスライダー部を水面上に引き上げた状態で連結し、ガイド支柱に取り付ける作業が容易に行い得る。なお、スライダーに接続するフェンス類の端部には、浮力体を取り付けてスライダーの浮上を補助することが好ましい。
【0020】
請求項8に記載のように、前記ガイド支柱が円柱状でその円周方向の一部に半径方向外方へ張り出す回止め片を上下方向に連続して突設し、該回止め片側で分割された前記各スライダー部の一端をそれぞれ開放し、回止め片の反対側で前記スライダー部の前記接続用突出片により前記フェンス類の一端部を挟持し、両接続用突出片およびフェンス類端部を厚み方向に一連に貫通する複数本の前記緊締具により取り外し可能に一体に接合することができる。
【0021】
請求項8記載の係留装置によれば、スライダーの一側にだけフェンス類を接続する場合に、フェンス類が長手方向と直交する方向に流されるなどして移動しようとすると、スライダーの開放端部がガイド支柱の一部から外方に張り出す回止め片に当接し、スライダーの回転が阻止され、フェンス類の移動も阻止される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるフェンス類の係留装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は本発明の実施例にかかるオイルフェンス用係留装置を示す斜視図、図2(a)は図1の係留装置を示す平面図で、図2(b)はオイルフェンス用係留装置のうち浮沈式オイルフェンスの一部を省略して示す正面展開図である。
【0024】
図1および図2に示すように、係留装置1は円柱状のガイド支柱2を備え、このガイド支柱2が水底から水面上に上端部が突出するように立設されている。ガイド支柱2の周囲には、円筒状のスライダー3が遊嵌され、上下方向に昇降自在に被装されている。スライダー3は、円周方向で二分割した半円筒形の鋼管製分割スライダー部3Aの両側縁に、板状の接続用突出片3c・3dをそれぞれ側方に張り出して一体に突設し、また半円筒状鋼管製フロート3bを各分割スライダー部3Aの外周面にその下端から上部にかけて一体に形設している。フロート3bは中空体で、内部にエアが密封されている。つまり、スライダー3は外径の小さい小円筒部3aと外径の大きい大円筒部3bとを上下二段に連設した形状からなり、大円筒部3bは中空の環状円筒体からなり、浮力体(フロート)に構成されている。円周方向で二分割され、各分割スライダー部3Aの両側の分割線に沿って板状の接続用突出片3c・3dが側方に張り出し相対向して設けられている。上下の各接続用突出片3c・3dは、本例ではそれぞれ一体に連続して形成され、厚み方向に一連に貫通する複数の取付孔(不図示)が穿設され、各取付孔に緊締具としてのボルト・ナット9が嵌着されている。この場合、ナットは相対向する一方の接続用突出片3c・3dの取付穴の位置に固着しておくとよい。
【0025】
また、各スライダー部3Aの上端面および下端面には、それぞれ一対のガイドローラー4が円周方向に間隔をあけ、ガイド支柱2の外周面に添接可能に半径方向内方へ一部を突出させて横向きの支軸4aにより回転可能に取付金具4bを介して配設されている。さらに各スライダー部3Aの下端面には、緩衝具5が一対のガイドローラー4の間において下向きに突設されている。そのほか、各スライダー部3Aの下端面には、一対の緩衝具6がそれぞれガイドローラー4の外側にも下向きに突設されている。
【0026】
スライダー3の両側には、浮沈式オイルフェンス7の一端がアダプター8およびコネクター10を介して接続されている。オイルフェンス7は、それぞれ所定深さの帯状体7aを備え、帯状体7aの深さ方向の中間位置においてエアチューブ(空洞部)7bが長さ方向に沿って一体に形成されている。帯状体7aは、たとえばゴム材を含浸させた布材から形成され、帯状体7aの下部に長さ方向に沿って多数のウエイト7wが間隔をあけて取着されている。
【0027】
また、オイルフェンス7のエアチューブ7bの両端又は一端は、対応するアダプター8の給排気路8aに接続されるが、各給排気路8aの下部には給排気エアホースの取付口8cが設けられており、各取付口8cには給排気管(エアホース)の一端が取着される。
【0028】
本例のコネクター10にはフレキシブルコネクターが使用されており、弾性体としての一定の厚みを有するゴム板からなるフレキシブルコネクター10の一端が金属製の連結具10aによりアダプター8に連結されており、このフレキシブルコネクター10の他端がスライダー3の一端に連接された接続用突出片3c・3d間に挟持され連結されている。このため、たとえば波風を受けて金属製アダプター8とオイルフェンス7との間が屈曲したときには空気通路が遮断されるので、オイルフェンス7のエアチューブ7bに対する給排気が不可能になったりオイルフェンス7が破損したりすることがあるが、そのようなおそれがない。
【0029】
次に、図3(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【0030】
本例の係留装置1’は、スライダー3’が上端から下端にかけて同一の内外径からなる鋼管製円筒体で形成され、円筒体の外周面には上下方向に間隔をあけて複数のリブ3fを設けて補強しており、浮力体は備えていない。上記実施例と同様に円周方向で等間隔に二分割され、両側の分割線に沿って板状の接続用突出片3cがそれぞれ側方に張り出して設けられている。上端面および下端面に一対のガイドローラー4が配設され、また下端面に緩衝具5および一対の緩衝具6が配設されているところは共通している。本例の係留装置1’は小型化・軽量化を図ったもので、浮力体を省いていることから、接続用突出片3c間に挟持して接続されるオイルフェンス7や汚濁防止用膜(不図示)の端部に補助浮力体11を設けることが望ましい。補助浮力体11には図3のような樹脂製発泡体のほか、たとえば金属製の中空体が使用される。なお、図示は省略するが、上下方向の複数のリブ3fとリブ3fの間のスペースに浮力体を設けることも可能で、この場合には補助浮力体11はとくに必要としない。
【0031】
図4(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【0032】
本例の係留装置1”は、基本的には上記第2実施例の係留装置1’に共通するものであるが、次の点が相違する。すなわち、ガイド支柱2が円周方向の一部に半径方向外方に突出する回止め片2aが円周方向の一部に上下方向に沿って一体に設けられており、円筒状のスライダー3”は一側に設けられた接続用突出片3cと反対側で円周方向の一部3gが上下方向にわたり開放され、この開放部3gが回止め片2aを挟むように配置されている。本例の係留装置1”も小型化・軽量化を図ったもので、浮力体を省いていることから、接続用突出片3c間に挟持して接続されるオイルフェンス7や汚濁防止用膜(不図示)の端部に補助浮力体11が設けられる。なお、上端面および下端面に一対のガイドローラー4が配設され、また下端面に緩衝具5および一対の緩衝具6が配設されているところは、上記各実施例の係留装置1・1’と共通している。
【0033】
次に、図5(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【0034】
本例の係留装置1−1は、オイルフェンス7などのフェンス類が接続用突出片3c・3d間ではなく、スライダー3の大円筒部(フロート)3bの周壁に溶接等により固設されたアダプター8に着脱可能に接続される。そして、スライダー3は半円筒形の分割スライダー部3Aに二分割され、図5(a)のようにガイド支柱2を取り囲むように両側の接続用突出片3c・3dを接合し、ボルトナットなどの緊締具9により固定される。
【0035】
図6(a)(b)および図7(a)(b)はそれぞれ係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図で、図6は接合状態、図7は開放状態である。
【0036】
本例の係留装置1−2は、スライダー3は上下方向全体にわたり浮力体(フロート)が付設され大円筒部3bに形成されている。また半円筒形の分割スライダー部3Aの一方の接続用突出片3dをヒンジ機構12により開閉可能に連結し、他方の接続用突出片3dを接合し、緊締具9により固定して連結する構造からなる。なお、ヒンジ機構12側の接続用突出片3dも緊締具9により緊締することにより、強い波風を受けても一対の分割スライダー部3Aが開放しないようにしている。そのほか、上記実施例(とくに図5)と共通の構成部材には同一の番号を付して示し、説明を省略する。
【0037】
以上に本発明の係留装置について複数の実施例を挙げて説明したが、下記のように実施することができる。たとえば、円柱状のガイド支柱2に代えて断面H形やT形のガイド支柱を使用し、ガイド支柱の断面形状に対応する断面鉤形のスライダーを使用しても同様に実施できる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明の係留装置には、次のような優れた効果がある。
【0039】
1)ガイド支柱からスライダーを比較的短時間で容易に取り外したりガイド支柱に取り付けたりでき、スライダーに対するフェンス類の端部の着脱も簡単に行える。
【0040】
とくに、ガイド支柱に対するスライダーの取り付けおよび取り外しの各作業が状況に応じ選択して行え、作業が従来に比べて容易にかつ短時間でできる。
【0041】
2)請求項2記載の発明では、スライダーに対するフェンス類の着脱はコネクターを介して行うので、ガイド支柱からのスライダーの着脱とは関係なく行え、スライダーの着脱が容易である。
【0042】
3)請求項3記載の発明では、ガイド支柱へのスライダーの着脱とスライダーに対するフェンス類の着脱とを同時に行える。
【0043】
4)請求項4記載の発明では、ガイド支柱に対するスライダーの着脱作業の際に、スライダーの一方の接続用突出片の緊締具を取り外したり取り付けたりするだけで着脱できるので、着脱作業が簡単で作業時間も大幅に短縮される。
【0044】
5)請求項5記載の発明では、スライダーの上下のガイドローラーがガイド支柱に添接され、スライダーの内周面とガイド支柱の外周面とに一定の隙間が設けられた状態で、ガイドローラーが回転することによりスライダーがガイド支柱に沿って上下方向にスムーズに移動する。
【0045】
6)請求項6記載の発明では、スライダーが浮力体を備えるから、接続するフェンス類の端部に浮力体を取り付けておかなくても、必要かつ十分な浮力をもつので、水中でスライダーを二分割してガイド支柱から取り外したり分割したスライダー部を結合してガイド支柱に取り付けたりする作業が容易に行い得る。
【0046】
7)請求項7記載の発明では、スライダーを小型化および軽量化できるので、水面上に引き上げ分割してガイド支柱から取り外したり、分割したスライダー部を水面上に引き上げた状態で連結し、ガイド支柱に取り付ける作業が容易に行い得る。
【0047】
8)請求項8記載の発明では、スライダーの一側にだけフェンス類を接続する場合に、フェンス類が長手方向と直交する方向に流されるなどして移動しようとすると、スライダーの開放端部がガイド支柱の一部から外方に張り出す回止め片に当接し、スライダーの回転が阻止され、フェンス類の移動も阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるオイルフェンス用係留装置を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は図1の係留装置を示す平面図で、図2(b)はオイルフェンス用係留装置のうち浮沈式オイルフェンスの一部を省略して示す正面展開図である。
【図3】図3(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【図4】図4(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【図5】図5(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す平面図および正面視展開図である。
【図6】図6(a)(b)は係留装置の他の実施例を示す接合状態における平面図および正面視展開図である。
【図7】図7(a)(b)は図6の係留装置の開放状態における平面図および正面視展開図である。
【符号の説明】
1・1’・1”・1−1・1−2 係留装置
2 ガイド支柱
3・3’・3” スライダー
3A 分割スライダー部
3a 小円筒部
3b 大円筒部(フロート)
3c・3d 突出片
4 ローラー
5・6 緩衝具
7 オイルフェンス
9 ボルト・ナット(緊締具)

Claims (8)

  1. オイルフェンスや汚濁防止膜などの浮沈式フェンス類の端部を、水底から水面上に上端部が突出するように立設したガイド支柱に昇降自在に支持するためのフェンス類の係留装置において、
    前記ガイド支柱の外周面に沿って上下方向に移動自在に装着され、前記フェンス類の一端部が着脱自在に連接されるスライダーを円周方向で二つに分割するとともに、少なくとも一側方の各分割線に沿って相対向する板状の接続用突出片を外方へ張り出して設け、一対の前記接続用突出片を接合しこれらを厚み方向に一連に貫通する複数本のボルト・ナット等の着脱可能な緊締具により取り外し可能に一体に接合し、前記スライダーの下面に緩衝具が下向きに突設されていることを特徴とするフェンス類の係留装置。
  2. 前記フェンス類の一端部を前記スライダーに連結したコネクターに着脱自在に連接した請求項1記載のフェンス類の係留装置。
  3. 前記フェンス類の一端部を前記接続用突出片間に挟持し、両突出片およびフェンス類端部を厚み方向に一連に貫通する複数本の前記緊締具により着脱可能に連接した請求項1記載のフェンス類の係留装置。
  4. 分割された前記各スライダー部の一側を開閉可能に連結し、各スライダー部の他側方にだけ前記接続用突出片を設けた請求項1記載のフェンス類の係留装置。
  5. 分割された前記各スライダー部の上端面および下端面に、ガイドローラーを前記ガイド支柱の外周面に添接可能に内方へ一部を突出させ横向きの支軸により回転可能に設けた請求項1記載のフェンス類の係留装置。
  6. 前記スライダーは上下両端を開口した円筒体で、分割された前記各スライダー部の一部に半円筒状の浮力体を一体に備えている請求項1又は請求項5記載のフェンス類の係留装置。
  7. 前記スライダーは上下両端を開口した円筒体で、分割された前記各スライダー部の半円筒状外周壁に上下方向に間隔をあけて外方へ突出する複数の補強用リブを円周方向に形成している請求項1又は請求項5記載のフェンス類の係留装置。
  8. 前記ガイド支柱が円柱状でその円周方向の一部に半径方向外方へ張り出す回止め片を上下方向に連続して突設し、該回止め片側で分割された前記各スライダー部の一端をそれぞれ開放し、回止め片の反対側で前記スライダー部の前記接続用突出片により前記フェンス類の一端部を挟持し、両接続用突出片およびフェンス類端部を厚み方向に一連に貫通する複数本の前記緊締具により取り外し可能に一体に接合する請求項1〜7のいずれかに記載のフェンス類の係留装置。
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