JP2005239022A - 浮体連結作業方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水面に浮遊する浮体同士の連結作業又は浮体と岸壁との間の連結作業を、容易且つ安全でしかも迅速にできるという浮体連結作業方法を提供する。
【解決手段】 小形の浮台3の上面にユニバーサルジョイント401を用いて3軸方向に揺動できる構造の連結装置4をボルトでもって脱着自在に設置した連結浮台5を、浮体1,2間の水面に浮かべ、連結浮台5をウインチ装置を用いて一方の浮体1に移動させて連結浮台5の連結装置4の一端を浮体1の周縁に固定し、次に浮体1と連結浮台5を他方の浮体2に近付けて、連結浮台5の連結装置4の他端を浮体2の周縁に取付け、その後連結浮台5の連結装置4と浮台3との取付けを外して浮台3を分離して浮体1,2間の水面から退去させて浮体1,2を連結装置4で連結する。
【選択図】図1


Description

本発明は、海・湖・河川等の水面上に浮遊する浮体を岸壁へ係留又は浮体同士を連結する浮体の連結作業方法に関する。
従来、浮体の連結装置としては特許文献1に開示されているものがある。この装置は、浮体の対向間に設けられる連結継手としてボールジョイントを用いたものである。ボールジョイントは回動の軸方向性がないから、海域での波浪による浮体の揺動に対して柔軟に応答できる効果を有している。
本出願人は、このボールジョイントを用いた連結装置の欠点を解消するためユニバーサルジョイントを用いた新しい構造の浮体連結装置(カップリング装置)を開発した。
ところで、浮体は10〜1000トンと質量が大きいため、及び強い波浪に耐え得る強度を得るため、連結装置は大型化して重量も1トンを超える大きいものとなることが多い。又浮体同士又は浮体と岸壁との間に連結金具は浮体又は岸壁の所定位置に正確に取付けられる必要がある。
この連結装置の取付け作業は、浮体を水面に浮かべて浮体上で行う作業である。浮体は水面の波浪で揺動して不安定な状態であるため、連結装置の取付作業はきわめて難しく且つ危険な作業となっていた。
更に連結装置は1トン近くの重量となるため、クレーン装置、ウインチ装置、保持装置等の重量のある作業機を用いることとなるが、これら装置が浮体の連結する周縁側に設置されることで、更に浮体が傾斜したりして不安定となりがちでより危険性が高くなっていた。
特開2003−191888号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、浮体・岸壁への連結装置の取付け作業が容易で安全で且つ迅速に行えるという浮体連結作業方法を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮台上に連結装置を脱着自在に取付けた連結浮台を浮体間に浮かべ、連結浮台を一方の浮体に移動させ、移動された連結浮台上の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、その後一方の浮体・連結浮台と他方の浮体とを引き寄せて連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後連結浮台の浮台を分離して取り除いて水面に浮かべた浮体間を連結装置で連結する、浮体連結作業方法
2) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを浮体に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を一方の浮体の周縁に固着し、連結浮きブロックと他方の浮体とを引き寄せて連結浮きブロックの浮きブロックを他方の浮体の周縁の凹部に嵌入して同浮きブロックを他方の浮体周縁に固着して浮体間に連結装置を連結する、浮体連結作業方法
3) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、連結装置の両端それぞれに小型の浮きブロックを取付けて連結装置を浮きブロック間に架設した連結ブリッジ浮体を浮体間に浮かべ、同連結ブリッジ浮体を一方の浮体に移動させて一方の浮体周縁の凹部に連結ブリッジ浮体の一方の浮きブロックを嵌合して固着し、連結ブリッジ浮体と他方の浮体とを引き寄せて他方の浮きブロックを他方の浮体の周縁の凹部に嵌入して固定して連結装置を浮体間に取付ける、浮体連結作業方法
4) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる左右に分割可能な浮きドック上に連結装置を載置した連結浮きドック体を浮体間の水面に浮かべ、浮体を互いに近付けて同連結浮きドック体を浮体に近付けて同連結浮きドック体の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、他方の浮体と連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後に浮きドックにバラストを入れて連結浮きドック体を沈降させ、浮きドックを左右に分離して浮体間から浮きドックを除いて浮体間に連結装置を取付ける、浮体連結作業方法
5) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、所定間隔離した左右の小型の浮きブロックを連接部材で取外し自在に連結するとともに同連接部材に連結装置を取り外し可能に吊下げた連結吊下浮体を浮体間に浮かべ、浮体を引き寄せて一方の浮体と連結吊下浮体と他方の浮体とを近接させ、同連結吊下浮体の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後連接部材と左右の浮きブロックとの連結及び連接部材と連結装置の吊下連結を解いて浮きブロックと連接部材を分離して浮体間から取り除くようにして浮体間に連結装置を取付ける、浮体連結作業方法
6) 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を一方の浮体に近付けてそのリンクアームの先端を一方の浮体の周縁に固着し、連結浮沈体と他方の浮体とを引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを他方の浮体の周縁の凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体間を連結装置で連結する、浮体連結作業方法
7) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮台上に連結装置を脱着自在に取付けた連結浮台を浮体と岸壁との間に浮かべ、連結浮台を浮体に移動させ、移動された連結浮台上の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結浮台を岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固定し、その後連結浮台の浮台を分離して取り除いて水面に浮かべた浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法
8) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体と岸壁の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを浮体に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を浮体の周縁に固着し、連結浮きブロックを岸壁に引き寄せ、連結浮きブロックの浮きブロックを岸壁に形成された凹部に嵌入して同浮きブロックを岸壁に固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法
9) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、連結装置の両端それぞれに小型の浮きブロックを取付けて連結装置を浮きブロック間に架設した連結ブリッジ浮体を浮体と岸壁との間に浮かべ、同連結ブリッジ浮体を浮体に移動させて浮体周縁の凹部に連結ブリッジ浮体の一方の浮きブロックを嵌合して固定し、連結ブリッジ浮体を岸壁に引き寄せて他方の浮きブロックを岸壁に形成した凹部に嵌入して固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法
10) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる左右に分割可能な浮きドック上に連結装置を載置した連結浮きドック体を浮体と岸壁との間の水面に浮かべ、同連結浮きドック体を浮体に近付けて同連結浮きドック体の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結浮きドック体を岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固着し、その後に浮きドックにバラストを入れて連結浮きドック体を沈降させ、浮きドックを左右に分離して浮体と岸壁との間から浮きドックを除き、浮体を岸壁に連結装置で連結する浮体連結作業方法
11) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、所定間隔離した左右の小型の浮きブロックを連接部材で取外し自在に連結するとともに同連接部材に連結装置を取り外し可能に吊下げた連結吊下浮体を浮体と岸壁との間に浮かべ、同連結吊下浮体を浮体に近付けて同連結吊下浮体の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結吊下浮体とを岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固着し、その後連接部材と左右の浮きブロックとの連結及び連接部材と連結装置の吊下連結を解いて浮きブロックと連接部材を分離して浮体と岸壁との間から取り除くようにして浮体間を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法
12) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体と岸壁との間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を浮体に近付けてそのリンクアームの先端を浮体の周縁に固着し、連結浮沈体を岸壁に引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを岸壁に形成した凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法
13) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体と岸壁の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを岸壁に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を岸壁に固着し、連結浮きブロックを浮体に引き寄せ、連結浮きブロックの浮きブロックを浮体に形成された凹部に嵌入して同浮きブロックを岸壁に固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法
14) 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体と岸壁との間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を岸壁に近付けてそのリンクアームの先端を岸壁周縁に固着し、連結浮沈体を浮体に引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを浮体に形成した凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法
15) 浮きブロックを、凹部へ嵌入方向に従って先細り状となるようにし、浮体又は岸壁の凹部の嵌合面も嵌入方向に従って縮巾し、浮きブロックの凹部への嵌合を円滑にでいるようにした、前記2),3),8),9),13)記載の浮体連結作業方法
16) 浮沈ブロックを凹部へ嵌入方向に従って先細り状となるようにし、浮体又は岸壁の凹部の嵌合面も嵌入方向に従って縮巾し、浮きブロックの凹部への嵌合を円滑にでいるようにした、前記6),12)記載の浮体連結作業方法
17) 連結装置として、3軸方向の回転をすべて可能に連結する連結機構を有する装置を使用した前記1)〜16)記載の浮体連結作業方法
にある。
本発明では、連結装置は浮体間の水面上又は水面下にあり、浮力のある小型の浮台,浮きブロック,浮きドック,浮沈ブロックによって支持されていて、これら浮台,浮きブロック,浮きドック,浮沈ブロック等の浮力によって水面上又は水面中を容易に移動できる。浮体間又は浮体と岸壁との間を簡単に移動できて、これに搭載した連結装置を浮体・岸壁に移動させられ、これらと取付ける作業も容易となる。更に、これら浮きブロック等の浮力体は連結装置取付け後連結装置から分離されて水面を移動して容易に除去されるか、又は浮体又は岸壁の凹部に嵌合して浮体又は岸壁と一体化されることとなるので、連結装置の作業に大型のクレーン装置、吊下げ装置は不要となるばかりか重量ある作業機の搬送・設置の作業もなく、工期は大巾に短縮して且つ容易となるという効果がある。
本発明に用いられる浮台,浮きブロック,浮きドックは、内部を中空にして箱形にして浮力を得るタイプと、発泡樹脂等の軽量のプラスチックを充填して浮力を得るタイプとがあり、波浪が激しい水面、重量のある連結装置を浮上させるには、不蝕処理した強度のある鋼製の金属でもって製造することが好ましい。又これらのブロック・浮台・ドック等の浮力はバラスト等を入れて浮力を調整して連結装置の水面上高さを変えられることが好ましい。
本発明における浮体及び連結浮台,連結浮きブロック,連結ブリッジ浮体,連結浮きドック体,連結吊浮体,連結浮沈体,連結浮体を移動又は引き寄せるには、ワイヤを取り付けてウインチ装置を作動させてワイヤ引き寄せ方法を採用するのが実用的である。あるいは浮体は曳航船を使って動かしてもよい。
連結浮台等の連結装置を取付けた浮力体を浮体に近付ける方法として、浮力体を動かす場合と、浮体を動かす場合と、浮力体と浮体とを両方とも動かす場合とがあり、いずれを採用するかは現場の状況・浮体・浮力体の大きさ等で適宜決める。これらの近接の形態は本発明に含まれるものである。
連結装置と一方の浮体・他方の浮体の取付け順番、又は連結装置と浮体又は岸壁との取付けの順番は、浮体の大きさ、取付け・嵌合の易しさ等を考慮して適宜な順番とする。又は両端を同時に浮体・岸壁に取付けることができれば同時に取付けてもよく本発明はこれらの態様を含むものであり、又浮体同士又は浮体と岸壁側と同時に連結装置の両端を取付けてもよい。
図1〜6に示す実施例1は、請求項1にかかわる発明の実施例であって、海上の大型鋼製浮体を連結する作業方法例で、連結浮台を使用し、連結装置は小型の浮台上に脱着自在に設けた例である。
図1は、実施例1の作業工程を示す説明図である。
図2は、実施例1の連結作業を示す説明図である。
図3は、実施例1に用いた連結装置の構造を示す一部切欠斜視図である。
図4は、実施例1に用いた連結装置の分解斜視図である。
図5は、実施例1に用いた連結装置の外観図である。
図6は、実施例1に用いた連結装置の外観図である。
図中、1,2は数十〜数千トン重量の鋼製又はコンクリート製あるいは鋼とコンクリートのハイブリッド製の浮体,3は小型の中空鋼製の浮台、4はユニバーサルジョイントを用いて上下,旋回,左右の3軸方向に揺動できるように連結するユニバーサルジョイントを用いた連結装置、5は浮台3の上面に連結装置4をボルトで脱着自在に取付けた連結浮台である。図中Aは係留アーム、Gは岸壁、Wは海、Sは作業船を示す。
又、図中401〜408は連結装置4の構成部品を示すもので、401はユニバーサルジョイント、402は可動ヨーク、402aは回転軸、402bはピン穴、403は固定ヨーク、403aはピン穴、404はクロスピン、404aはクロスピンボディ、404bは軸穴、404cはピン、404dは球体、404eはエンドキャップ、405は取付フランジ、405aは取付ボルト、406はスラスト軸受、407はラジアル軸受、408は軸止フランジである。
実施例1のユニバーサルジョイント401は、図3,4に示すように基端部の後方に連結方向へ伸びる回転軸402aを備えた可動ヨーク402と固定ヨーク403をクロスピンボディ404aを介して対向配置し、独立したピン404cを可動ヨーク2のピン穴402bと固定ヨーク403のピン穴403aを通じてクロスピンボディ404aの軸穴404bに球体404dとともにそれぞれ軸挿し、エンドキャップ404eでピン穴402b,403aを封止して構成している。
図5,6に示すように、上記ユニバーサルジョイント401の固定ヨーク403を一方の浮体1,2の外面に取付プレート409を介して固着し、反対側の可動ヨーク402の回転軸402aにスラスト軸受406及びラジアル軸受407を嵌挿するとともに取付フランジ405を介して軸止フランジ408を軸着し、取付フランジ405を他方の浮体Fの外面に取付プレート409を介して固着する。岸壁Gに隣接する浮体1,2は、岸壁G側に上記ユニバーサルジョイント401を取り付けた係留アームAを介装して係留する。なお、スラスト軸406及びラジアル軸受407は一般的に金属製を用いるが、樹脂系摺動材を採用することもある。樹脂系摺動材は金属製の軸受と比較して剛性が低いから浮体1,2の揺動による衝撃力を効果的に緩和できる。また、バネ等の付勢手段を採用することもできる。
この実施例1では、地上又は作業船あるいは浮体1,2上にて、小型の浮台3の上面に図3〜6に示すユニバーサルジョイントを用いて3軸揺動できる連結装置4をボルトで脱着自在に設置して連結浮台5を製作する。
次に浮体1,2を浮かべた水面(海面)上に連結浮台5を浮かせ、連結浮台5を連結する浮体1,2間の水面まで移動させる。その後、連結浮台5をウインチ装置(図示せず)を用いてそのワイヤで引き寄せて一方の浮体1の方へ移動させ、連結浮台5の上の連結装置4の一端である固定ヨーク403を浮体1の周縁にボルトナット等で固定する。
次に、この浮体1と連結された連結浮台5とを他方の浮体2の方向に浮体間に掛け渡したワイヤのウインチ装置(図示せず)又は作業船Sによって引き寄せる。
そして連結浮台5の連結装置4の他端の取付フランジ405を浮体2側の取付プレート409にボルトナットで取付ける。
連結装置4の両端が浮体1,2側に取付けられた後、連結装置4と浮台5とを連結するボルトを外して分離し、その後浮台3を水面上移動させて浮体1,2間から退去させる。これによって、浮体1,2間を連結金具4を連結するものである。浮体1,2の連結分離は上記の逆の手順で行えばよい。
この実施例1の作業方法であれば、1トンに近い連結装置4を吊り上げ、吊り降ろして移動させるクレーン装置を必要とせずに連結作業が行える。従って仮設用クレーン装置の搬送・クレーン装置の浮体又は作業船への取付け作業又はクレーン船の準備が不要となって、作業工期を短くでき、且つ安全に且つコスト安く作業ができる。
図7に示す実施例2は、実施例1で用いた連結装置4を鋼製の浮きブロック23側面に取付けて水平に張り出させる1〜2トン程の連結浮きブロック24を使用し、浮きブロック23が浮体2の凹部2aに嵌合してボルトナット(図示せず)で脱着自在に浮体2側と一体的に取付けられる例である。尚、連結装置4を外す必要がない場合は溶接で結合させて強固な連結とすることもできる。
図7は、実施例2の作業工程を示す説明図である。
この実施例2では、実施例1同様に船上又は地上にて浮きブロック23の側面に連結装置4をボルトナット(図示せず)でもって取付けて連結浮きブロック24を製作し、これを浮体1,2間の水面上に移動させて浮かべ、この連結浮きブロック24を浮体1側に移動させ、連結浮きブロック24の連結装置の一端の固定ヨーク403を浮体1の周縁にボルトナットで固定する。
次に、浮体1と連結された連結浮きブロック24を他方の浮体2にウインチ装置等を用いて近付け、連結浮きブロック24の浮きブロック23を他方の浮体2の凹部2aに嵌入し、同浮きブロック23と浮体2の凹部2a周辺とをボルトを用いて脱着自在に固定する。これによって連結装置4は浮体1,2間に取付けられる。浮きブロック23は他方の浮体2の一部となって一体化して、そのまま使用される。
この実施例2では、浮きブロック23を介して浮体2に取付けられるので取付強度が高くなり、又浮きブロック23の連結後の分離退去作業がなくて済むという効果がある。他は実施例1の通りである。
図8で示す実施例3は、実施例2の浮きブロック33を連結装置4の両端に取付けた連結ブリッジ浮体35を使用する例であり、連結装置4の両端の浮きブロック33を浮体1,2に移動させて浮体1の凹部1aと浮体2の凹部2aにそれぞれ嵌入し、ボルトで連結する例であり、この例では浮体1,2と連結装置4との取付強度が浮きブロック33を使うことで更に高くなり、又浮きブロック33の分離・退去作業も不要であるという利点がある。他は実施例1,2と同様である。
図8は、実施例3の作業工程を示す説明図である。
図9,10に示す実施例4は、連結装置4をバラストの注入排出で浮沈調整できる左右に分割できる浮きドック43に連結装置4に載置して、連結浮きドック体45を製作し、この連結浮きドック体45を浮体1,2間に浮かべ、浮きドック43の上端に設けたボラード43aと浮体1,2の上面との間に引き寄せロープ46を張り渡し、このロープ操作で浮体1,2間及び浮体1,2と連結浮きドック体45の間を近付けるように操作する。近付けて連結装置4を浮体1,2に接触させ、連結装置4の一端の固定ヨーク403と他端の取付フランジ405とをそれぞれ浮体1,2の周縁にボルトで脱着自在に取付け、その後浮きドック43にバラストを入れて沈降させ、更に左右に分割し、その浮きドック43の左右部分45a,45bを連接する連接部材45cを分離する。これによって浮きドック43は左右に分割して浮体1,2間から除去退去させることができる。
これによって連結装置4は浮体1,2間に取付けられた状態で残されて浮体を連結させる例である。他は実施例1と同様である。
図9,10は、実施例4の作業工程を示す説明図である。
図11,12に示す実施例5は、所定間隔離した左右の小型の浮きブロック53を所定間隔離して連接部材54で取外し自在に取付け、同連接部材の中間に連結装置4を吊金具55によって取外し自在に吊り下げて連結吊下浮体56を形成する。次に浮きブロック53の上面の設けたボラード57と浮体1,2の上面のボラード11との間にロープ58を掛け渡し、このロープ58を用いて浮体1,2を互いに引き寄せ、連結吊下浮体56の連結装置4を各浮体1,2の周縁に接触させ、連結装置4の両端をそれぞれ浮体1,2の周縁に取外し自在に固着する。その後、吊金具55を外して連結装置4と連接部材54を分離し、更に連接部材54と浮体1,2との連結を解いて、左右の浮きブロック53と連接部材54を浮体1,2の間の水面から退去させる。
これによって連結装置4によって浮体1,2間が連結される。
図11は、実施例5の連結工程を示す説明図である。
図12は、実施例5の浮きブロックと連接部材の分離・退去工程を示す説明図である。
図13に示す実施例6は、バラストの注入・排出で浮沈できる鋼製タンクの浮沈ブロック63に連結装置4を設け、同連結装置の一端にリンクアーム(ヨークアーム)64を取付けた連結浮沈体65を形成し、同連結浮沈体を浮体1,2間の水面に浮かべ、同連結浮沈体65を浮力が大の状態にして移動させて一方の浮体1の周縁にリンクアーム64の先端を固着し、その後、一方の浮体1と連結浮沈体65とを他方の浮体2に近付け、浮沈ブロック63を他方の浮体2の下部周縁に形成した上方に開口した凹部2cの上方に位置させ、その後浮沈部63にバラストを注入して浮沈ブロック63を沈降させ、凹部2cに嵌合させる。浮沈ブロック63はリンクアーム64によって上下揺動可能にピン連結されている。その後浮沈ブロック63と浮体2とをボルト(図示せず)等で脱着自在に固着する。
この実施例6は、浮沈ブロック63の嵌合が浮沈ブロック63の沈降によってゆっくりとなされ、特別の吊り装置・クレーン装置が不要である。又浮沈ブロック63は浮体2と一体的に固着されるので、分離退出工程を不要にしている。
図13は、実施例6の連結作業工程の説明図である。
図14に示す実施例は、図13に示す実施例6の変形例で、浮体2の凹部2cの底面に芯合わせ用の下方に従って巾が狭くなる小さな嵌入溝2dを形成し、浮沈ブロック63の底面にこれと嵌合する嵌合突起63aを設けている。浮沈ブロック63を沈降させる際に、嵌合突起63aが嵌入溝2dに嵌み合って且つその縮巾の傾斜によって浮沈ブロック63が正確に凹部2cに嵌合するものである。他は実施例1,2と同様である。
(他の実施形態)
図15,16に示す他の実施例の形態は、実施例2のブロック体と浮体2の凹部2aとの他の形状形態例である。本発明の浮きブロック,浮沈ブロックを嵌入方向に従って先細り状にし、又凹部を嵌入方向に縮巾した形態例を示すものである。
図15aの(a)は、浮きブロック23の底面が嵌入方向に従って登り勾配となり、又凹部2aの底面も登り勾配となり、両者間に上下に位置ずれがあっても互いに近付けるにつれて勾配面によって案内されて確実に嵌入するものである。
図15(b)は、浮きブロック23・凹部2aが平面からみて台形状に先細り状となった例であり、同様に円滑で確実な嵌入が可能となる。
図15(c)及び図16は、浮きブロック23の側面に先細りの係合突起23dを設け、凹部2a側面にも嵌入方向に巾が狭くなる係合溝2jを形成し、浮きブロック23の凹部2aの嵌入とともに、係合突起23dが係合溝2jに嵌合傾斜面に沿って案内されて嵌合することで、確実且つ円滑に嵌入され、且つ強度も高く連結できるもとしている。
本発明の浮沈ブロックも、上記浮きブロック23と同じように、先細り状又は嵌合面を傾斜させることで、同様な効果を有するようにできる。
上記実施例1〜6は、浮体1,2間を連結する例であるが、一方が岸壁Gとなれば浮体と岸壁Gとを連結する方法として同様な作業工程で行えるものであり、一方の浮体が動かない岸壁に代わるだけであり、本願発明は浮体同士及び浮体と岸壁との連結方法を含むものである。
本発明は、海上の浮体を岸壁に係留する場合、又は海上又は河川・湖上の大型浮体を連結装置で互いに連結して広い海上フロート広場・海上空港の構築にも使用できる。又は海中養殖網の水面作業通路の構築等に使用できる。更に、大地震時等における災害復旧用の仮設浮体や同浮体への連絡橋等のすみやかな連結作業に使用できる。
実施例1の作業工程を示す説明図である。 実施例1の連結作業を示す説明図である。 実施例1に用いた連結装置の構造を示す一部切欠斜視図である。 実施例1に用いた連結装置の分解斜視図である。 実施例1に用いた連結装置の外観図である。 実施例1に用いた連結装置の外観図である。 実施例2の作業工程を示す説明図である。 実施例3の作業工程を示す説明図である。 実施例4の作業工程を示す説明図である。 実施例4の浮きドックの沈降と分割を示す説明図である。 実施例5の作業工程を示す説明図である。 実施例5の左右の浮きドックと連接部材の分離と除去を示す説明図である。 実施例6の作業工程を示す説明図である。 実施例6の変形例を示す説明図である。 本発明の浮きブロックの形状の他の形状形態を示す説明図である。 図15(c)のX−X端面図である。
符号の説明
1 浮体
1a 凹部
2 浮体
2a 凹部
2c 凹部
2d 嵌入溝
3 浮台
4 連結装置
401 ユニバーサルジョイント
402 可動ヨーク
402a 回転軸
402b ピン穴
403 固定ヨーク
403a ピン穴
404 クロスピン
404a クロスピンボディ
404b 軸穴
404c ピン
404d 球体
404e エンドキャップ
405 取付フランジ
405a 取付ボルト
406 スラスト軸受
407 ラジアル軸受
408 軸止フランジ
409 取付プレート
5 連結浮台
23 浮きブロック
24 連結浮きブロック
33 浮きブロック
35 連結ブリッジ浮体
43 浮きドック
43a ボラード
45 連結浮きドック体
46 ロープ
53 浮きブロック
54 連接部材
55 吊金具
56 連結吊下浮体
57 ボラード
58 ロープ
63 浮沈ブロック
63a 嵌合突起
64 リンクアーム
65 連結浮沈体
A 係留アーム
G 岸壁
W 海

Claims (17)

  1. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮台上に連結装置を脱着自在に取付けた連結浮台を浮体間に浮かべ、連結浮台を一方の浮体に移動させ、移動された連結浮台上の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、その後一方の浮体・連結浮台と他方の浮体とを引き寄せて連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後連結浮台の浮台を分離して取り除いて水面に浮かべた浮体間を連結装置で連結する、浮体連結作業方法。
  2. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを浮体に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を一方の浮体の周縁に固着し、連結浮きブロックと他方の浮体とを引き寄せて連結浮きブロックの浮きブロックを他方の浮体の周縁の凹部に嵌入して同浮きブロックを他方の浮体周縁に固着して浮体間に連結装置を連結する、浮体連結作業方法。
  3. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、連結装置の両端それぞれに小型の浮きブロックを取付けて連結装置を浮きブロック間に架設した連結ブリッジ浮体を浮体間に浮かべ、同連結ブリッジ浮体を一方の浮体に移動させて一方の浮体周縁の凹部に連結ブリッジ浮体の一方の浮きブロックを嵌合して固着し、連結ブリッジ浮体と他方の浮体とを引き寄せて他方の浮きブロックを他方の浮体の周縁の凹部に嵌入して固定して連結装置を浮体間に取付ける、浮体連結作業方法。
  4. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる左右に分割可能な浮きドック上に連結装置を載置した連結浮きドック体を浮体間の水面に浮かべ、浮体を互いに近付けて同連結浮きドック体を浮体に近付けて同連結浮きドック体の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、他方の浮体と連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後に浮きドックにバラストを入れて連結浮きドック体を沈降させ、浮きドックを左右に分離して浮体間から浮きドックを除いて浮体間に連結装置を取付ける、浮体連結作業方法。
  5. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、所定間隔離した左右の小型の浮きブロックを連接部材で取外し自在に連結するとともに同連接部材に連結装置を取り外し可能に吊下げた連結吊下浮体を浮体間に浮かべ、浮体を引き寄せて一方の浮体と連結吊下浮体と他方の浮体とを近接させ、同連結吊下浮体の連結装置の一端を一方の浮体の周縁に固着し、連結装置の他端を他方の浮体の周縁に固着し、その後連接部材と左右の浮きブロックとの連結及び連接部材と連結装置の吊下連結を解いて浮きブロックと連接部材を分離して浮体間から取り除くようにして浮体間に連結装置を取付ける、浮体連結作業方法。
  6. 水面に浮遊する複数の浮体を連結装置で連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を一方の浮体に近付けてそのリンクアームの先端を一方の浮体の周縁に固着し、連結浮沈体と他方の浮体とを引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを他方の浮体の周縁の凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体間を連結装置で連結する、浮体連結作業方法。
  7. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮台上に連結装置を脱着自在に取付けた連結浮台を浮体と岸壁との間に浮かべ、連結浮台を浮体に移動させ、移動された連結浮台上の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結浮台を岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固定し、その後連結浮台の浮台を分離して取り除いて水面に浮かべた浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法。
  8. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体と岸壁の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを浮体に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を浮体の周縁に固着し、連結浮きブロックを岸壁に引き寄せ、連結浮きブロックの浮きブロックを岸壁に形成された凹部に嵌入して同浮きブロックを岸壁に固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法。
  9. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、連結装置の両端それぞれに小型の浮きブロックを取付けて連結装置を浮きブロック間に架設した連結ブリッジ浮体を浮体と岸壁との間に浮かべ、同連結ブリッジ浮体を浮体に移動させて浮体周縁の凹部に連結ブリッジ浮体の一方の浮きブロックを嵌合して固定し、連結ブリッジ浮体を岸壁に引き寄せて他方の浮きブロックを岸壁に形成した凹部に嵌入して固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法。
  10. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる左右に分割可能な浮きドック上に連結装置を載置した連結浮きドック体を浮体と岸壁との間の水面に浮かべ、同連結浮きドック体を浮体に近付けて同連結浮きドック体の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結浮きドック体を岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固着し、その後に浮きドックにバラストを入れて連結浮きドック体を沈降させ、浮きドックを左右に分離して浮体と岸壁との間から浮きドックを除き、浮体を岸壁に連結装置で連結する浮体連結作業方法。
  11. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、所定間隔離した左右の小型の浮きブロックを連接部材で取外し自在に連結するとともに同連接部材に連結装置を取り外し可能に吊下げた連結吊下浮体を浮体と岸壁との間に浮かべ、同連結吊下浮体を浮体に近付けて同連結吊下浮体の連結装置の一端を浮体の周縁に固着し、連結吊下浮体とを岸壁に引き寄せて連結装置の他端を岸壁に固着し、その後連接部材と左右の浮きブロックとの連結及び連接部材と連結装置の吊下連結を解いて浮きブロックと連接部材を分離して浮体と岸壁との間から取り除くようにして浮体間を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法。
  12. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体と岸壁との間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を浮体に近付けてそのリンクアームの先端を浮体の周縁に固着し、連結浮沈体を岸壁に引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを岸壁に形成した凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法。
  13. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、小型の浮きブロックの側面に連結装置を水平に張り出すように取付けた連結浮きブロックを浮体と岸壁の間の水面に浮かべ、同連結浮きブロックを岸壁に移動させて移動された連結浮きブロックの連結装置の先端を岸壁に固着し、連結浮きブロックを浮体に引き寄せ、連結浮きブロックの浮きブロックを浮体に形成された凹部に嵌入して同浮きブロックを岸壁に固着して浮体を岸壁に連結装置で連結する、浮体連結作業方法。
  14. 水面に浮遊する浮体を連結装置で岸壁に連結する浮体連結作業方法であって、浮沈調整できる浮沈ブロックに連結装置を設け、同連結装置の一端に起伏自在なリンクアームを取付けた連結浮沈体を浮体と岸壁との間の水面上に浮かべ、同連結浮沈体を岸壁に近付けてそのリンクアームの先端を岸壁周縁に固着し、連結浮沈体を浮体に引き寄せ、連結浮沈体の浮沈ブロックを浮体に形成した凹部上に位置させ、その後浮沈ブロックを沈下させて浮沈ブロックを同凹部に嵌合させて固着して浮体を連結装置で岸壁に連結する、浮体連結作業方法。
  15. 浮きブロックを、凹部へ嵌入方向に従って先細り状となるようにし、浮体又は岸壁の凹部の嵌合面も嵌入方向に従って縮巾し、浮きブロックの凹部への嵌合を円滑にでいるようにした、請求項2,3,8,9,13記載の浮体連結作業方法。
  16. 浮沈ブロックを凹部へ嵌入方向に従って先細り状となるようにし、浮体又は岸壁の凹部の嵌合面も嵌入方向に従って縮巾し、浮きブロックの凹部への嵌合を円滑にでいるようにした、請求項6,12記載の浮体連結作業方法。
  17. 連結装置として、3軸方向の回転をすべて可能に連結する連結機構を有する装置を使用した請求項1〜16記載の浮体連結作業方法。
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