JP4635940B2 - 自動交換式切削工具 - Google Patents
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Description
さらに、工具本体の先端部外周には、軸線に対して傾斜して設けられた切刃が備えられており、この切刃が、工具本体がなす円錐の斜面に沿って、つまり、軸線に斜交する方向に移動可能とされている。
したがって、被切削材に予め形成された下穴の仕上げ加工を行うとともにこの下穴の開口部周縁を切削する加工を自動運転にて行うことができ、切削加工のコストを低減することができる。
この自動交換式切削工具1は、軸線O回りに回転される工具本体2と、この工具本体2の工具先端側(図1において左側)に向けて前記軸線Oに沿って延びる穴加工工具としての長尺状のリーマ3と、工具本体2の工具先端側外周に向けて配置される切刃4とを有している。
リーマ3は、概略円柱状をなしており、その先端側部分に刃先部3Aが形成されるとともに、後端側部分がシャンク部3Bとされている。
外周スリーブ11の工具先端側部分は、工具後端側(図1において右側)に向かうにしたがい外径が大きくなる多段円錐状をなしており、軸線O方向中央部に胴部14が形成され、この胴部14の工具後端側を向く面14Aは軸線Oと直交する平坦面とされている。また、胴部14には、自動工具交換装置(ATC)のアーム(図示なし)によって把持される環状の環状溝14Bが形成されている。
この胴部14よりも工具後端側部分には、工具後端側に向かうにしたがい漸次外径が小さくなるテーパシャンク部15が形成されている。
このスライダー部材には、前記貫通孔22に挿入される結合ピン24が備えられており、結合ピン24の先端が前記大径孔17へと突出可能とされている。
内周スリーブ13に形成された内周孔は、先端面に向けて開口した第1孔30と、この第1孔30よりも一段小径とされた第2孔31と、この第2孔31よりもさらに一段小径の第3孔32とが連設されて構成されている。この第1孔30には、前記ナット部材28の工具後端側部分が嵌入されている。
チャック部材34、35は、第2孔31に嵌挿可能な外径を有する概略円筒状に形成されており、工具先端側に配置されるチャック部材34は前記ナット部材28の工具後端側を向く面に当接させられ、工具後端側に配置されるチャック部材35は第2孔31の工具先端側を向く底面に当接させられるとともに、これら一対のチャック部材34、35の間には軸線O方向に間隔が開けられて配置されている。さらに、これらのチャック部材34、35の内周側には、互いに他方のチャック部材35、34側に向かうにしたがい漸次拡径するテーパ部34A、35Aが形成されている。
工作機械に備えられた工具保持部60には、前記外周スリーブ11のテーパシャンク部15が挿入される装着孔61が設けられ、この装着孔61には、図1及び図2に示すように、外周連結軸部62、中間連結軸部63、内周連結軸部64の3つの連結軸部が同軸状に配置され、軸線O方向に互いに摺動可能に構成されている。これらの連結軸部62、63,64には、径方向外側に向けて突出した突出部65と径方向内側に凹んだ逃げ部66とが周方向において交互に配置され、これらの突出部65及び逃げ部66は軸線Oを中心とした円弧状に形成されている。
同様に、中間連結孔部53の係止爪部55がなす円弧の長さは、中間連結軸部63の逃げ部66がなす円弧の長さよりも短くされ、中間連結孔部53の切欠部56がなす円弧の長さは、中間連結軸部63の突出部65がなす円弧の長さよりも長くなるように形成されている。また、内周連結孔部54の係止爪部55がなす円弧の長さは、内周連結軸部64の逃げ部66がなす円弧の長さよりも短くされ、内周連結孔部54の切欠部56がなす円弧の長さは、内周連結軸部64の突出部65がなす円弧の長さよりも長くなるように形成されている。
同様に、中間連結孔部53の係止爪部55の軸線O方向長さは、中間連結軸部63の逃げ部66の軸線O方向長さよりも短くされ、中間連結孔部53の切欠部56の軸線O方向長さは、中間連結軸部63の突出部65の軸線O方向長さよりも長くなるように形成されている。また、内周連結孔部54の係止爪部55の軸線O方向長さは、内周連結軸部64の逃げ部66の軸線O方向長さよりも短くされ、内周連結孔部54の切欠部56の軸線O方向長さは、内周連結軸部64の突出部65の軸線O方向長さよりも長くなるように形成されている。
まず、予めガイドピン67がガイド溝47の一端に位置するように位置調整された工具本体2をATCのアームに把持して、工具保持部60の装着孔61に外周スリーブ11のテーパシャンク部15を挿入する。
この連結状態においては、軸線O方向に外周連結孔部52に形成された係止爪部55の工具先端側を向く面と外周連結軸部62に形成された突出部65の工具後端側を向く面とが密着し、他の連結孔部53,54に形成された係止爪部55の工具先端側を向く面と他の連結軸部63,64に形成された突出部65の工具後端側を向く面との間には隙間が形成されている。
したがって、こうして切削加工する際には、中間連結孔部53、内周連結孔部54の後端面が中間連結軸部63及び内周連結軸部64に密着させられることになる。
また、スライド部材に切刃を有するバイトを装着したもので説明したが、これに限定されることはなく、切刃を有する切削インサートを装着したものであってもよい。
2 工具本体
3 リーマ(穴加工工具)
4 切刃
11 外周スリーブ
12 中間スリーブ
13 内周スリーブ
41 第1キー溝(相対回転防止手段)
42 第1キー部材(相対回転防止手段)
43 第2キー溝(相対回転防止手段)
44 第2キー部材(相対回転防止手段)
45 プランジャ(相対移動規制手段)
46 結合部材(相対移動規制手段)
47 ガイド溝(ガイド部)
51 取付部
52 外周連結孔部(連結部)
53 中間連結孔部(連結部)
54 内周連結孔部(連結部)
55 係止爪部
56 切欠部
60 工具保持部
62 外周連結軸部(被連結部)
63 中間連結軸部(被連結部)
64 内周連結軸部(被連結部)
65 突出部
66 逃げ部
Claims (4)
- 軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端に前記軸線に沿って延びる穴加工工具が装着されるとともに前記工具本体の先端側外周に切刃が配置され、前記工具本体の後端側に工作機械の工具保持部と連結される取付部が形成された自動交換式切削工具であって、
前記工具本体は、外周スリーブと、該外周スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された中間スリーブと、該中間スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された内周スリーブとで構成され、前記中間スリーブと前記内周スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する相対移動規制手段を備えており、前記内周スリーブに前記穴加工工具が装着されるとともに、前記中間スリーブに前記切刃が接続されており、これら外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとが、前記軸線方向に互いに移動可能に配置され、
前記取付部は、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとにそれぞれ形成された3つの連結部で構成され、前記工具保持部は、これら3つの連結部と連結される3つの被連結部が同軸状に配置されて構成されており、
前記連結部及び前記被連結部のうちの一方が連結軸部とされるとともに他方が連結孔部とされ、前記連結軸部には、径方向外側に向けて突出した突出部と径方向内側に向けて凹んだ逃げ部とが周方向で交互に配置され、前記連結孔部には、径方向外側に凹んだ切欠部と径方向内側に向けて突出した係止爪部とが周方向で交互に配置されており、
前記突出部と前記切欠部との周方向位置が一致した状態で前記連結軸部が前記連結孔部に挿入可能とされ、前記被連結部と前記連結部とを相対的に回転させて前記突出部と前記係止爪部とを係合することにより、前記工具本体が前記工作機械の前記工具保持部に連結されることを特徴とする自動交換式切削工具。 - 前記工具本体には、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとの周方向の相対回転を防止する相対回転防止手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の自動交換式切削工具。
- 前記工具本体には、前記外周スリーブと前記中間スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する他の相対移動規制手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動交換式切削工具。
- 前記工具本体には、前記工具本体の前記工具保持部に対する相対回転移動を案内するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動交換式切削工具。
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