JP4635940B2 - 自動交換式切削工具 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばエンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴を仕上げ加工するとともに当該バルブ穴の開口部周縁を加工するための切削工具であって、工作機械の工具保持部に自動で着脱される自動交換式切削工具に関する。
従来、エンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴を仕上げ加工するとともにこのバルブ穴の開口部を所定の形状に加工するための切削工具として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されているように、被切削材に予め設けられた下穴に挿入されて該下穴の内壁面を仕上げ加工するための穴加工工具と、下穴の開口部を加工するための切刃とを備えたものが提供されている。
この種の切削工具においては、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の後端側部分に工作機械の工具保持部に装着される取付部が形成され、工具本体の先端面に穿設された装着孔に、長尺の略円柱状をなす穴加工工具としてリーマが前記軸線と同軸に装着されている。
さらに、工具本体の先端部外周には、軸線に対して傾斜して設けられた切刃が備えられており、この切刃が、工具本体がなす円錐の斜面に沿って、つまり、軸線に斜交する方向に移動可能とされている。
上記の切削工具は、工具本体後端側に形成された取付部が工作機械の工具保持部に取り付けられ、工具本体が軸線回りに回転されつつ軸線方向先端側に向かって送られることにより、工具本体の装着孔に装着されたリーマが、例えばエンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴からなる下穴を所定の内径に加工するとともに、工具本体先端部外周に設けられた切刃が、このバルブ穴の開口部にバルブヘッドが当接するバルブシート面を加工するようになっている。
特許第2748846号公報 特開平06−304804号公報
ところで、上述した従来の切削工具においては、工作機械の工具保持部に工具本体を着脱する作業を手作業にて行っており、このような切削工具の交換作業に多くの時間と労力を要するととともに、作業者による取付精度のばらつきによって加工精度が劣化するおそれがあった。また、上述したような切削加工を自動運転によって行うことができず、切削加工のコストを低減できないといった問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、軸線に沿って延びる穴加工工具及び工具本体先端側に切刃を備えた切削工具であって、工作機械に自動運転にて交換可能な自動交換式切削工具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端に前記軸線に沿って延びる穴加工工具が装着されるとともに前記工具本体の先端側外周に切刃が配置され、前記工具本体の後端側に工作機械の工具保持部と連結される取付部が形成された自動交換式切削工具であって、前記工具本体は、外周スリーブと、該外周スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された中間スリーブと、該中間スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された内周スリーブと構成され、前記中間スリーブと前記内周スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する相対移動規制手段を備えており、前記内周スリーブに前記穴加工工具が装着されるとともに、前記中間スリーブに前記切刃が接続されており、これら外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとが、前記軸線方向に互いに移動可能に配置され、前記取付部は、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとにそれぞれ形成された3つの連結部で構成され、前記工具保持部は、これら3つの連結部と連結される3つの被連結部が同軸状に配置されて構成されており、前記連結部及び前記被連結部のうちの一方が連結軸部とされるとともに他方が連結孔部とされ、前記連結軸部には、径方向外側に向けて突出した突出部と径方向内側に向けて凹んだ逃げ部とが周方向で交互に配置され、前記連結孔部には、径方向外側に凹んだ切欠部と径方向内側に向けて突出した係止爪部とが周方向で交互に配置されており、前記突出部と前記切欠部との周方向位置が一致した状態で前記連結軸部が前記連結孔部に挿入可能とされ、前記被連結部と前記連結部とを相対的に回転させて前記突出部と前記係止爪部とを係合することにより、前記工具本体が前記工作機械の前記工具保持部に連結されることを特徴とする。
上記の構成の自動交換式切削工具では、外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとが互いに軸線方向に移動可能に配置され、これら3つのスリーブに形成された連結部と工作機械の被連結部とを軸線方向に接近させたのちに相対回転させることで、工作機械の工具保持部にこの工具本体を取り付けることができるので、この切削工具の着脱を自動運転にて行うことができる。
すなわち、連結孔部の切欠部と連結軸部の突出部との周方向位置が一致した状態で連結孔部に連結軸部を挿入することが可能となり、こうして連結孔部に挿入された連結軸部を相対的に回転させることで、連結孔部の係止爪部と連結軸部の突出部との周方向位置が一致して係合され、連結軸部と連結孔部とが連結されるのである。
したがって、被切削材に予め形成された下穴の仕上げ加工を行うとともにこの下穴の開口部周縁を切削する加工を自動運転にて行うことができ、切削加工のコストを低減することができる。
ここで、前記工具本体に、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとの周方向の相対回転を防止する相対回転防止手段を備えることにより、3つの被連結部からなる工具保持部とこれら3つのスリーブのそれぞれに形成された連結部とを挿脱する際に、係止爪部と突出部とが干渉することを防止でき、自動運転による切削工具の交換を確実に行うことができる。
また、前記工具本体に、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する相対移動規制手段が備えることにより、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとが容易に軸線方向に移動することを抑制でき、自動運転による切削工具の交換を確実に行うことができる。
さらに、前記工具本体に、前記工具本体の前記工具保持部に対する相対回転移動を案内するガイド部を形成することにより、係止爪部と突出部とを確実に係合させて工具本体と工具保持部とを強固に連結させることができるとともに、連結部と被連結部とを挿脱する際に係止爪部と突出部とが干渉することを防止でき、自動運転による切削工具の交換を確実に行うことができる。
このように本発明によれば、軸線に沿って延びる穴加工工具及び工具本体先端側に切刃を備えた切削工具であって、工作機械に自動運転にて交換可能な自動交換式切削工具を提供することができる。
本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1から図3に自動交換式切削工具を示す。
この自動交換式切削工具1は、軸線O回りに回転される工具本体2と、この工具本体2の工具先端側(図1において左側)に向けて前記軸線Oに沿って延びる穴加工工具としての長尺状のリーマ3と、工具本体2の工具先端側外周に向けて配置される切刃4とを有している。
リーマ3は、概略円柱状をなしており、その先端側部分に刃先部3Aが形成されるとともに、後端側部分がシャンク部3Bとされている。
工具本体2は、図1に示すように、外周スリーブ11と中間スリーブ12と内周スリーブ13との3つのスリーブ11、12、13が同軸状に配置されて構成されている。
外周スリーブ11の工具先端側部分は、工具後端側(図1において右側)に向かうにしたがい外径が大きくなる多段円錐状をなしており、軸線O方向中央部に胴部14が形成され、この胴部14の工具後端側を向く面14Aは軸線Oと直交する平坦面とされている。また、胴部14には、自動工具交換装置(ATC)のアーム(図示なし)によって把持される環状の環状溝14Bが形成されている。
この胴部14よりも工具後端側部分には、工具後端側に向かうにしたがい漸次外径が小さくなるテーパシャンク部15が形成されている。
また、この外周スリーブ11の内周孔の先端側部分は小径孔16とされており、小径孔16の工具後端側に一段内径が大きくされた大径孔17が連設されている。小径孔16と大径孔17との接続部分には、大径孔17の工具後端側を向く底面17Aとこの底面17Aに連なるテーパ孔部18とが形成されている。また、小径孔16には、その内周側にリーマ3のシャンク部3Bが挿入されるブッシュ5が嵌入されている。
外周スリーブ11の先端側部分には、円錐形状の母線の方向(図1において矢印L方向)に沿って、つまり軸線Oに斜交する方向に沿って延びる凹溝20が形成されている。この凹溝20の工具回転方向前方側を向く底面には、凹溝20と平行に延びるセレーション部が形成されたスペーサー(図示なし)が配置され、このスペーサーの上に、前記セレーション部と嵌合する突条部を備えたスライド部材21が配置されている。また、この凹溝20の工具後端側及び径方向内側に配置された側壁面には、この側壁面に直交する方向に延びて前記大径孔17に貫通する貫通孔22が形成されている。
このスライド部材21は、図1に示すように「く」の字状に曲折しており、その工具後端側が前記凹溝20内に配置され、工具先端側部分には、外周スリーブ11の先端側外周に向けて前記切刃4が突出されるように、バイト23が配置されている。
このスライダー部材には、前記貫通孔22に挿入される結合ピン24が備えられており、結合ピン24の先端が前記大径孔17へと突出可能とされている。
また、前記大径孔17には、外形が略円筒状をなす中間スリーブ12が挿入されており、大径孔17の内周面と中間スリーブ12の外周面とが摺接するように配置されている。中間スリーブ12の工具先端側部分には、前記大径孔17の工具後端側を向く底面17A及びテーパ孔部18と対向するように平面部25及びテーパ面部26とが形成されており、このテーパ面部26には、テーパ面部26と直交するように延びるピン孔27が穿設されている。そして、前記結合ピン24の先端がこのピン孔27に挿入されることにより、前記スライド部材21と当該中間スリーブ12とが結合されている。
また、中間スリーブ12の内周孔の工具先端側には、その外周面にギア歯29が形成されたナット部材28が収容され、このナット部材28の工具後端側に内周スリーブ13が挿入されている。
内周スリーブ13に形成された内周孔は、先端面に向けて開口した第1孔30と、この第1孔30よりも一段小径とされた第2孔31と、この第2孔31よりもさらに一段小径の第3孔32とが連設されて構成されている。この第1孔30には、前記ナット部材28の工具後端側部分が嵌入されている。
前記第2孔31には、リーマ3を支持するためのチャック33が挿入されている。チャック33は、軸線O方向に縦列するように配置された一対のチャック部材34、35と、これらチャック部材34、35の径方向内側に配置されるコレット36とから構成されている。
チャック部材34、35は、第2孔31に嵌挿可能な外径を有する概略円筒状に形成されており、工具先端側に配置されるチャック部材34は前記ナット部材28の工具後端側を向く面に当接させられ、工具後端側に配置されるチャック部材35は第2孔31の工具先端側を向く底面に当接させられるとともに、これら一対のチャック部材34、35の間には軸線O方向に間隔が開けられて配置されている。さらに、これらのチャック部材34、35の内周側には、互いに他方のチャック部材35、34側に向かうにしたがい漸次拡径するテーパ部34A、35Aが形成されている。
コレット36は、その外周側が前記テーパ部34A、35Aと密着するような形状とされた概略円筒状をなしており、その円筒壁部には、該コレット36の中心軸を含む平面に沿った多数のスリット(図示なし)が形成されていて、このスリットに挟まれた部分が前記中心軸に対する径方向内側に撓むことにより、当該コレット36の内径が縮径される構成とされている。このコレット36の内周側にリーマ3のシャンク部3Bが挿入されている。
また、中間スリーブ12の工具先端側部分には、チャック33の工具先端側に配置されたナット部材28を軸線O方向に進退可能に移動させる移動部材37が配置されている。この移動部材37は、軸線Oと平行に延びる円柱状をなしており、移動部材37の工具後端側に、円板状をなしてその外周にウォーム歯38を有するウォームギア部39が形成されている。このウォーム歯38は前記ナット部材28の工具先端側外周面に形成されたギア歯29と歯合され、移動部材37を回転させることで前記ナット部材28を軸線O方向に移動可能な構成とされている。この移動部材37の工具先端側には、スパナ等の作業用工具を係合する係合孔40が形成され、この係合孔40が外周スリーブ11の先端面に露呈されている。
また、外周スリーブ11の大径孔17の工具後端側部分には、軸線Oと平行に延びる第1キー溝41が形成され、中間スリーブ12の外周面の後端側部分に、前記第1キー溝41に嵌入される第1キー部材42が備えられており、この第1キー溝41と第1キー部材42とが係合することで外周スリーブ11と中間スリーブ12との相対回転が防止されている。また、中間スリーブ12の内周孔には前記軸線Oと平行に延びる第2キー溝43が形成され、内周スリーブ13の外周面に、前記第2キー溝43に嵌入される第2キー部材44が備えられており、この第2キー溝43と第2キー部材44とが係合することで中間スリーブ12と内周スリーブ13との相対回転が防止されている。これら第1キー溝41と第1キー部材42及び第2キー溝43と第2キー部材44とが、本実施形態における相対回転防止手段とされている。
さらに、中間スリーブ12には、中間スリーブ12と内周スリーブ13とが軸線O方向に容易に相対移動しないように内周スリーブ13を押圧するプランジャ45が備えられている。また、外周スリーブ11と中間スリーブ12とは、外周スリーブ11の大径孔17の底面17A及びテーパ孔部18の部分に配置された結合部材46によって結合されており、外周スリーブ11と中間スリーブ12とが軸線O方向に容易に相対移動することが防止されている。これらプランジャ45と結合部材46とが、本実施形態における相対移動規制手段とされている。
そして、工具本体2の工具後端側には、工作機械の工具保持部60に取り付けられる取付部51が形成されている。
工作機械に備えられた工具保持部60には、前記外周スリーブ11のテーパシャンク部15が挿入される装着孔61が設けられ、この装着孔61には、図1及び図2に示すように、外周連結軸部62、中間連結軸部63、内周連結軸部64の3つの連結軸部が同軸状に配置され、軸線O方向に互いに摺動可能に構成されている。これらの連結軸部62、63,64には、径方向外側に向けて突出した突出部65と径方向内側に凹んだ逃げ部66とが周方向において交互に配置され、これらの突出部65及び逃げ部66は軸線Oを中心とした円弧状に形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、4つの突出部65と4つの逃げ部66とが交互にそれぞれ90°間隔で配置されており、隣り合う突出部65と逃げ部66とがなすそれぞれの円弧の中心線が交差する角度αが45°とされている。また、外周連結軸部62、中間連結軸部63、内周連結軸部64のそれぞれに形成された突出部65は、それぞれの突出部65がなす円弧の中心線が周方向で一致するように配置され、同様に、外周連結軸部62、中間連結軸部63、内周連結軸部64のそれぞれに形成された逃げ部66も、それぞれの逃げ部66がなす円弧の中心線が周方向で一致するように配置されている。
この工具保持部60に取り付けられる取付部51は、外周スリーブ11の工具後端側に形成された外周連結孔部52、中間スリーブ12の工具後端側に形成された中間連結孔部53、内周スリーブ13の工具後端側に形成された内周連結孔部54の3つの連結孔部によって構成されている。これらの連結孔部52、53、54には、径方向内側に向けて突出した係止爪部55と径方向外側に凹んだ切欠部56とが周方向において交互に配置され、これらの係止爪部55及び切欠部56は軸線Oを中心とした円弧状に形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、4つの係止爪部55と4つの切欠部56とが交互にそれぞれ90°間隔で配置されており、隣り合う係止爪部55と切欠部56とがなすそれぞれの円弧の中心線が交差する角度αが45°とされている。また、外周連結孔部52、中間連結孔部53、内周連結孔部54のそれぞれに形成された係止爪部55は、それぞれの係止爪部55がなす円弧の中心線が周方向で一致するように配置され、同様に、外周連結孔部52、中間連結孔部53、内周連結孔部54のそれぞれに形成された切欠部56についても、それぞれの切欠部56がなす円弧の中心線が周方向で一致するように配置されている。
そして、外周連結孔部52の係止爪部55がなす円弧の長さは外周連結軸部62の逃げ部66がなす円弧の長さよりも短くされ、外周連結孔部52の切欠部56がなす円弧の長さは外周連結軸部62の突出部65がなす円弧の長さよりも長くなるように形成されている。
同様に、中間連結孔部53の係止爪部55がなす円弧の長さは、中間連結軸部63の逃げ部66がなす円弧の長さよりも短くされ、中間連結孔部53の切欠部56がなす円弧の長さは、中間連結軸部63の突出部65がなす円弧の長さよりも長くなるように形成されている。また、内周連結孔部54の係止爪部55がなす円弧の長さは、内周連結軸部64の逃げ部66がなす円弧の長さよりも短くされ、内周連結孔部54の切欠部56がなす円弧の長さは、内周連結軸部64の突出部65がなす円弧の長さよりも長くなるように形成されている。
また、外周連結孔部52の係止爪部55の軸線O方向長さは、外周連結軸部62の逃げ部66の軸線O方向長さよりも短くされ、外周連結孔部52の切欠部56の軸線O方向長さは、外周連結軸部62の突出部65の軸線O方向長さよりも長くなるように形成されている。
同様に、中間連結孔部53の係止爪部55の軸線O方向長さは、中間連結軸部63の逃げ部66の軸線O方向長さよりも短くされ、中間連結孔部53の切欠部56の軸線O方向長さは、中間連結軸部63の突出部65の軸線O方向長さよりも長くなるように形成されている。また、内周連結孔部54の係止爪部55の軸線O方向長さは、内周連結軸部64の逃げ部66の軸線O方向長さよりも短くされ、内周連結孔部54の切欠部56の軸線O方向長さは、内周連結軸部64の突出部65の軸線O方向長さよりも長くなるように形成されている。
このように取付部51及び工具保持部60が構成されているため、それぞれの連結孔部52、53、54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の逃げ部66の周方向を一致させた場合には、それぞれの連結孔部52,53,54の切欠部56とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65の周方向位置が一致することになる。同様に、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65の周方向を一致させた場合には、それぞれの連結孔部52,53,54の切欠部56とそれぞれの連結軸部62,63,64の逃げ部66の周方向位置が一致することになる。
また、外周スリーブ11の胴部14の工具後端側を向く面14Aには、図3に示すように円弧状をなすガイド溝47が形成されている。このガイド溝47には、工作機械のうち外周スリーブ11の胴部14の工具後端側を向く面14Aと対向する部分に配置されたガイドピン67が係合されており、工作機械と工具本体2とはこのガイド溝47に案内されて相対回転するように構成されている。
なお、本実施形態では、ガイド溝47の円弧がなす中心角βは45°とされており、このガイド溝47の一端にガイドピン67が位置した状態で、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の逃げ部66の周方向とが一致し、ガイド溝47の他端にガイドピン67が位置した状態で、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65の周方向が一致するように構成されている。
工具本体2にリーマ3を装着する際には、コレット36の内周を拡径させた状態でリーマ3のシャンク部3Bをブッシュ5、ナット部材28、コレット36の内部へと挿入し、外周スリーブ11の先端面側に露呈された移動部材37の係合孔40にスパナ等の作業用工具を係合させて回転させることにより、ナット部材28を工具後端側へと移動させる。すると、ナット部材28の工具後端側を向く面がチャック部材34、35を押圧することになり、コレット36の内径が縮径するように変形し、リーマ3のシャンク部3Bを支持することになる。
上述のように軸線Oに沿って延びるリーマ3と、工具本体2先端側外周に切刃4とが備えられた自動交換式切削工具1は、次のようにして工作機械の工具保持部60に取り付けられる。
まず、予めガイドピン67がガイド溝47の一端に位置するように位置調整された工具本体2をATCのアームに把持して、工具保持部60の装着孔61に外周スリーブ11のテーパシャンク部15を挿入する。
すると、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の逃げ部66の周方向位置とが一致し、それぞれの連結孔部52,53,54の切欠部56とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65の周方向位置が一致することになり、外周連結孔部52に外周連結軸部62を、中間連結孔部53に中間連結軸部63を、内周連結孔部54に内周連結軸部64を挿入することができる。
こうしてそれぞれの連結孔部52,53,54にそれぞれの連結軸部62,63,64を挿入した後に、工具保持部60を回転させてガイドピン67がガイド溝47の他端に位置するように45°回転させることで、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65との周方向位置が一致する。この状態で工具保持部60の連結軸部62,63,64を後退させることにより、それぞれの連結軸部62,63,64と連結孔部52,53,54とが係合して、工具本体2が工具保持部60に連結される。
このように工具本体2を工具保持部60に連結することにより、テーパシャンク部15の外周面と装着孔61の内周面とがテーパ嵌合されるとともに、胴部14の工具後端側を向く面14Aとが工具保持部60に当接され、この工具本体2が強固に固定される。
この連結状態においては、軸線O方向に外周連結孔部52に形成された係止爪部55の工具先端側を向く面と外周連結軸部62に形成された突出部65の工具後端側を向く面とが密着し、他の連結孔部53,54に形成された係止爪部55の工具先端側を向く面と他の連結軸部63,64に形成された突出部65の工具後端側を向く面との間には隙間が形成されている。
このようにして工作機械の工具保持部60に連結された自動交換式切削工具1は、図1に示す連結状態から一旦中間連結軸部63及び内周連結軸部64が後退するのにともない、中間スリーブ12及び内周スリーブ13を介して切刃4及びリーマ3が後退した状態で工具本体先端部が被切削材に対向させられ、軸線O回りに回転されるとともに、次いで中間連結軸部63及び内周連結軸部64が前進させられることにより、中間スリーブ12及び内周スリーブ13を介して切刃4及びリーマ3に軸線O方向先端側に向けて送りが与えられ、工具先端側に突出したリーマ3が被切削材に予め形成された下穴に挿入されて、下穴の内壁面を仕上げ加工するとともに、工具本体2先端側外周に配置された切刃4によって下穴の開口部周縁部を切削加工するものである。
したがって、こうして切削加工する際には、中間連結孔部53、内周連結孔部54の後端面が中間連結軸部63及び内周連結軸部64に密着させられることになる。
本実施形態である自動交換式切削工具1によれば、工具本体2が互いに軸線O方向に移動可能な外周スリーブ11と中間スリーブ12と内周スリーブ13とで構成され、これらスリーブ11、12、13のそれぞれに連結孔部52、53、54が形成され、工作機械の工具保持部60に同軸状に配置された連結軸部62、63、64をこれら連結孔部52、53,54に挿入して工具本体2を相対回転させることで工具本体2を工具保持部60に連結できるので、ATCを使用してこの自動交換式切削工具1の着脱を行うことができる。よって、例えばエンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴と当該バルブ穴の開口部周縁の切削加工を自動運転にて行うことができ、切削加工のコストを低減することができる。
また、本実施形態では、内周スリーブ13に穴加工工具であるリーマ3が支持されるとともに、中間スリーブ12に軸線Oと斜交した方向に摺動可能なスライド部材21が連結されているので、上述したような切削加工を行う際に、中間連結軸部63を軸線O方向に移動させて中間スリーブ12を軸線O方向に移動させることでスライド部材21及びこのスライド部材21に装着された切刃4を軸線Oと斜交した方向に移動させることができ、下穴の開口部周縁をテーパ状に加工することができる。
また、外周スリーブ11と中間スリーブ12とが第1キー溝41及び第1キー部材42で係合され、中間スリーブ12と内周スリーブ13とが第2キー溝43及び第2キー部材44で係合されているので、これらスリーブ11、12、13に形成された連結孔部52、53,54の周方向の相対位置がずれることがなく、工具保持部60の連結軸部62、63,64をこれら連結孔部52、53、54に挿入する際に係止爪部55と突出部65とが干渉することを防止でき、自動運転によるこの自動交換式切削工具1の交換を確実に行うことができる。
また、中間スリーブ12に、中間スリーブ12と内周スリーブ13とが軸線O方向に容易に相対移動しないように内周スリーブ13を押圧するプランジャ45が備えられるとともに、外周スリーブ11と中間スリーブ12とは、外周スリーブ11の大径孔17の底面17A及びテーパ孔部18の部分に配置された結合部材46によって結合され、外周スリーブ11と中間スリーブ12とが軸線O方向に容易に相対移動することが防止されているので、これらのスリーブの連結孔部の軸線O方向の相対位置が容易にずれることがなく、自動運転によるこの自動交換式切削工具1の交換を確実に行うことができる。
また、外周スリーブ11の胴部14の工具後端側を向く面に円弧状をなすガイド溝47が形成され、このガイド溝47に工作機械に配設されたガイドピン67が係合されており、ガイド溝47の円弧がなす中心角が45°とされ、ガイド溝47の一端にガイドピン67が位置した状態で、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の逃げ部66の周方向位置が一致しするように構成されているので、ガイドピン67がガイド溝47の一端に位置するように、工具本体2及び工具保持部60を相対回転させることで、係止爪部55と逃げ部66との周方向位置の調整を確実に行うことができ、工具本体2の挿脱を確実に行うことができる。
さらに、ガイド溝47の他端にガイドピン67が位置した状態で、それぞれの連結孔部52,53,54の係止爪部55とそれぞれの連結軸部62,63,64の突出部65の周方向位置が一致するように構成されているので、ガイドピン67がガイド溝47の他端に位置するように工具本体2及び工具保持部60を相対回転させることで、係止爪部55と突出部65との周方向位置の調整を確実に行うことができ、自動運転による工具本体2と工具保持部60との連結を確実に行うことができる。
以上、本発明の実施形態である自動交換式切削工具について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、連結軸部の突出部及び逃げ部、連結孔部の係合爪部及び切欠部が周方向にそれぞれ4つ、90°間隔で配置されたものとして説明したが、これに限定されることはなく、図4に示すように、これら連結軸部の突出部及び逃げ部、連結孔部の係合爪部及び切欠部が周方向にそれぞれ3つ、120°間隔で配置されたものであってもよい。この場合、前記ガイド溝がなす円弧の中心角は60°とすることが好ましい。
また、工具本体の取付部が連結孔部で構成され、工具保持部が連結軸部で構成されたものとして説明したが、これに限定されることはなく、取付部が連結軸部で構成され、工具保持部が連結孔部で構成されたものであってもよい。
また、スライド部材に切刃を有するバイトを装着したもので説明したが、これに限定されることはなく、切刃を有する切削インサートを装着したものであってもよい。
本発明の実施形態である自動交換式切削工具の断面図である。 図1におけるX−X断面図である。 図1に示す自動交換式切削工具のガイド溝部分の詳細図である。 他の実施形態である自動交換式切削工具の取付部断面図である。
符号の説明
1 自動交換式切削工具
2 工具本体
3 リーマ(穴加工工具)
4 切刃
11 外周スリーブ
12 中間スリーブ
13 内周スリーブ
41 第1キー溝(相対回転防止手段)
42 第1キー部材(相対回転防止手段)
43 第2キー溝(相対回転防止手段)
44 第2キー部材(相対回転防止手段)
45 プランジャ(相対移動規制手段)
46 結合部材(相対移動規制手段)
47 ガイド溝(ガイド部)
51 取付部
52 外周連結孔部(連結部)
53 中間連結孔部(連結部)
54 内周連結孔部(連結部)
55 係止爪部
56 切欠部
60 工具保持部
62 外周連結軸部(被連結部)
63 中間連結軸部(被連結部)
64 内周連結軸部(被連結部)
65 突出部
66 逃げ部

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端に前記軸線に沿って延びる穴加工工具が装着されるとともに前記工具本体の先端側外周に切刃が配置され、前記工具本体の後端側に工作機械の工具保持部と連結される取付部が形成された自動交換式切削工具であって、
    前記工具本体は、外周スリーブと、該外周スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された中間スリーブと、該中間スリーブの内部に挿入され同軸状に配置された内周スリーブと構成され、前記中間スリーブと前記内周スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する相対移動規制手段を備えており、前記内周スリーブに前記穴加工工具が装着されるとともに、前記中間スリーブに前記切刃が接続されており、これら外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとが、前記軸線方向に互いに移動可能に配置され、
    前記取付部は、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとにそれぞれ形成された3つの連結部で構成され、前記工具保持部は、これら3つの連結部と連結される3つの被連結部が同軸状に配置されて構成されており、
    前記連結部及び前記被連結部のうちの一方が連結軸部とされるとともに他方が連結孔部とされ、前記連結軸部には、径方向外側に向けて突出した突出部と径方向内側に向けて凹んだ逃げ部とが周方向で交互に配置され、前記連結孔部には、径方向外側に凹んだ切欠部と径方向内側に向けて突出した係止爪部とが周方向で交互に配置されており、
    前記突出部と前記切欠部との周方向位置が一致した状態で前記連結軸部が前記連結孔部に挿入可能とされ、前記被連結部と前記連結部とを相対的に回転させて前記突出部と前記係止爪部とを係合することにより、前記工具本体が前記工作機械の前記工具保持部に連結されることを特徴とする自動交換式切削工具。
  2. 前記工具本体には、前記外周スリーブと前記中間スリーブと前記内周スリーブとの周方向の相対回転を防止する相対回転防止手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の自動交換式切削工具。
  3. 前記工具本体には、前記外周スリーブと前記中間スリーブとの前記軸線方向の相対移動を規制する他の相対移動規制手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動交換式切削工具。
  4. 前記工具本体には、前記工具本体の前記工具保持部に対する相対回転移動を案内するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動交換式切削工具。
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