JP4635792B2 - 自動変速機 - Google Patents
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次に、本実施形態の自動変速機ATの各変速段における作動について説明する。
前進1速は、図2に示すように、第4クラッチC4と第2ブレーキB2の締結により得られる。このとき、まず第4クラッチC4の締結により第2キャリアPC2と第4サンギヤとが連結されるので、入力軸Inputから第2プラネタリギヤセットGS2の第2リングギヤR2に入力した回転が、減速されて第2キャリアPC2から出力され、第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4に入力される。
前進2速では、図2に示すように、前進1速時の第2ブレーキB2を解放し、第1ブレーキB1を締結する。つまり、前進2速は、第4クラッチC4と第1ブレーキB1を締結することで得られる。このときには、まず、第1ブレーキB1の締結により第3プラネタリギヤセットGS3において第3サンギヤS3が停止されるとともに、前進1速時と同様に、第4クラッチC4の締結によって第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤに入力される。
前進3速では、図2に示すように、前進2速時の第1ブレーキB1を解放し、第1クラッチC1を締結する。つまり、前進3速は、第1クラッチC1と第4クラッチC4とを締結することで得られる。このときには、まず、前進1速、2速時と同様に、第4クラッチC4の締結により第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4にに入力される。
前進4速では、図2に示すように、前進3速時の第1クラッチC1を解放し、第2クラッチC2を締結する。つまり、前進4速は、第2クラッチC2と第4クラッチC4とを締結することで得られる。このときにも前進1〜3速時と同様に第4クラッチC4の締結によって、第2プラネタリギヤセットGS2からの減速回転が第4プラネタリギヤセットGS4の第4サンギヤS4に入力される。
前進5速では、図2に示すように、前進4速時の第4クラッチC4を解放し、第3クラッチC3を締結する。つまり、前進5速は、第2クラッチC2と第3クラッチC3とを締結することで得られる。このときには、まず、前進4速時と同様に第2クラッチC2の締結によって、入力軸Inputの回転がそのまま第3サンギヤS3に伝達される。
前進6速では、図2に示すように、前進5速時の第2クラッチC2を解放し、第1クラッチC1を締結する。つまり、前進6速は、第1クラッチC1と第3クラッチC3とを締結することで得られる。このときには、前進5速時と同様に、第3クラッチC3の締結により入力軸Inputの回転がそのまま第3キャリアPC3に伝達されるとともに、前進3速時と同様に、第1クラッチC1の締結により第1プラネタリギヤセットGS1からの減速回転が第3サンギヤS3に入力される。
前進7速では、図2に示すように、前進6速時の第1クラッチC1を解放し、第1ブレーキB1を締結する。つまり、前進7速は、第3クラッチC3と第1ブレーキB1とを締結することで得られる。このときには、第1ブレーキB1の締結により、第3プラネタリギヤセットGS3において第3サンギヤS3が停止するから、前進5速、6速時と同様に入力軸Inputの回転がそのまま第3キャリアPC3に伝達されると、この回転が増速されて第3リングギヤR3(第4キャリアPC4)から出力ギヤOutputに出力される。つまり、前進7速では、入力回転が実質的に第3プラネタリギヤセットGS3のみを通って、増速されて出力されることになる。
後退速は、図2に示すように、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とを締結することで得られる。このときには、前進3速、6速と同様に、第1プラネタリギヤセットGS1によって常時減速された入力回転が、第1クラッチC1を介して第3プラネタリギヤセットGS3の第3サンギヤS3に伝達される。そして、前進1速時と同様に第2ブレーキB2の締結により第3キャリアPC3が停止されるので、前記のように第3サンギヤS3に伝達された減速回転が逆転して、第3リングギヤR3(第4キャリアPC4)から出力軸Outputに出力されるようになる。
上述の如く、本実施形態の自動変速機ATは、それぞれ入力回転を常時減速する第1、第2の2組のプラネタリギヤセットGS1,GS2と、第3、第4の2組のプラネタリギヤセットGS3,GS4からなる連結遊星歯車列とを備えており、第1〜第4の4つのクラッチC1〜C4と第1、第2の2つのブレーキB1,B2とを選択的に作動させて、入力軸Inputの回転と、第1、第2プラネタリギヤセットGS1,GS2からの2つの減速回転との少なくとも1つを前記連結遊星歯車列に入力することにより、前進7速と後退速とを得るようになっている。
B1 第1ブレーキ
B2 第2ブレーキ
C1 第1クラッチ、
C2 第2クラッチ
C3 第3クラッチ
C4 第4クラッチ
GS1 第1プラネタリギヤセット
GS2 第2プラネタリギヤセット
GS3 第3プラネタリギヤセット
GS4 第4プラネタリギヤセット
Input 入力軸
Output 出力ギヤ
PC1 第1キャリア
PC2 第2キャリア
PC3 第3キャリヤ
PC4 第4キャリヤ
R1 第1リングギヤ
R2 第2リングギヤ
R3 第3リングギヤ
R4 第4リングギヤ
S1 第1サンギヤ
S2 第2サンギヤ
S3 第3サンギヤ
S4 第4サンギヤ
Claims (6)
- 入力軸と同軸上に出力部を配設し、それぞれサンギヤ、キャリア及びリングギヤからなる第1〜第4の4組のプラネタリギヤセットを備え、第1〜第4の4つのクラッチと第1、第2の2つのブレーキとを選択的に作動させて、前記入力軸から出力部までの駆動力の伝達系路を切り替えることにより、少なくとも前進7速を得るようにした自動変速機において、
前記第1、第2の2組のプラネタリギヤセットは、それぞれ入力回転を常時減速して出力するように、所定の回転要素が前記入力軸に連結されており、
前記第3、第4の2組のプラネタリギヤセットは、いずれもシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、合わせて4つの回転要素を有するように互いに連結されて、連結遊星歯車列を構成しており、
前記第1及び第2プラネタリギヤセットは、それぞれ、前記連結遊星歯車列を中間に挟む軸方向の両側位置に配置されており、
前記出力部は、軸方向に前記第1及び第2プラネタリギヤセットの中間に配置されて、前記連結遊星歯車列の4つの回転要素のうちのいずれか1つに連結された出力ギヤである
ことを特徴とする自動変速機。 - 請求項1の自動変速機において、
第1及び第2プラネタリギヤセットの各々のサンギヤが変速機ケースに固定されていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項2の自動変速機において、
第1及び第2プラネタリギヤセットの一方がダブルピニオンタイプであり、他方がシングルピニオンタイプであることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1の自動変速機において、
第1プラネタリギヤセットは、第1サンギヤ、第1キャリア及び第1リングギヤからなり、該第1キャリアに支持されて互いに噛み合うプラネタリピニオンの一方が第1サンギヤに、また他方が第1リングギヤにそれぞれ噛み合うダブルピニオンプラネタリギヤセットであり、
第2プラネタリギヤセットは、第2サンギヤ、第2キャリア及び第2リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
前記第1サンギヤ及び第2サンギヤがそれぞれ変速機ケースに常時固定される一方、第1キャリア及び第2リングギヤはそれぞれ入力軸に常時連結されており、
第3プラネタリギヤセットは、第3サンギヤ、第3キャリア及び第3リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
第4プラネタリギヤセットは、第4サンギヤ、第4キャリア及び第4リングギヤからなるシングルピニオンプラネタリギヤセットであり、
前記第3リングギヤと第4キャリアと出力ギヤとが常時連結されるとともに、前記第3キャリアと第4リングギヤとが常時連結されており、
前記第1リングギヤと第3サンギヤとを断接する第1クラッチと、
前記入力軸と第3サンギヤとを断接する第2クラッチと、
前記第3サンギヤと変速機ケースとを断接する第1ブレーキと、
前記第3キャリアと変速機ケースとを断接する第2ブレーキと、
前記第3キャリアと第2リングギヤとを断接する第3クラッチと、
前記第4サンギヤと第2キャリアとを断接する第4クラッチと、を備え、
前記第2ブレーキ及び第4クラッチの締結により第1速が、前記第4クラッチ及び第1ブレーキの締結により第2速が、前記第1クラッチ及び第4クラッチの締結により第3速が、前記第4クラッチ及び第2クラッチの締結により第4速が、前記第2クラッチ及び第3クラッチの締結により第5速が、前記第1クラッチ及び第3クラッチの締結により第6速が、そして、前記第3クラッチ及び第1ブレーキの締結により第7速が、それぞれ得られるように構成されていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項4の自動変速機において、
第1及び第2プラネタリギヤセットは、それぞれ変速機ケースの軸方向一端部及び他端部に配置されていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項5の自動変速機において、
第1及び第2プラネタリギヤセットの各々のサンギヤが変速機ケースに固定されていることを特徴とする自動変速機。
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