JP4635507B2 - 発光素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製造装置コストが安価で、モールドの材料が限定されない発光素子の製造方法に関する。
ナノインプリント・リソグラフィーは、微細凹凸構造を形成したモールド(成形型)を、基板に塗布した樹脂に押し付けることで、樹脂にモールドの微細凹凸構造を転写するものであって、モールドを作製するだけで良く、従来のリソグラフィーのように、光源、レンジ、マスクセット、電子銃などが不要であるため、低コストかつ量産性の高いリソグラフィー技術として注目されている。
また、電子ビーム・リソグラフィー法を用いてモールドを作製すれば、フォトリソグラフィーよりも微細で、テーパなどの三次元の任意形状パターンも形成可能である。
ナノインプリント・リソグラフィー技術には、流体圧力を利用したものが提案されているが(特許文献1参照)、一般的には、熱インプリント式と光インプリント式とがある。
熱インプリント式は、モールドを熱可塑性樹脂に押し付ける前に、モールドと基板とを高温加熱して熱可塑性樹脂を軟化させるとともに、押し付け後に冷却して熱可塑性樹脂を硬化させ、モールドを離型する方式である。
光インプリント式は、モールドを光硬化性樹脂に押し付けた後に紫外線を照射して光硬化性樹脂を硬化させ、モールドを離型する方法である。
特表2004−504718号公報
しかしながら、熱インプリント式では、加熱・冷却システムが必要であるので、製造装置コストが高くなるという問題があり、光インプリント式では、紫外光は、モールドを透過させて光硬化性樹脂に当てる必要があるため、モールドは、石英のような紫外光を透過させる材料に限定されるとともに、紫外線照射システムが必要であるので、製造装置コストが高くなるという問題がある。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、高価な加熱・冷却システムや紫外線照射システムが不要であるとともに、モールドの材料が限定されない発光素子の製造方法を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、発明に係る第1の発光素子の製造方法は、一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、熱エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、前記半導体層を発光させて、この光に起因する熱エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、かつ、前記モールドの少なくとも基板側に、前記半導体層の光を吸収して発熱する発熱材料を備え、この発熱材料の熱エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化する工程を含むことを特徴とする。
発明に係る第2の発光素子の製造方法は、一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、光エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、前記半導体層を発光させて、この光に起因する光エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、かつ、前記転写層は、前記半導体層の光を透過するとともに、波長が変換された光を吸収して軟化または硬化する性状を有し、前記モールドの少なくとも基板側に、前記半導体層の光の波長を変換する波長変換層を備え、この波長変換層で波長が変換された光エネルギーの吸収によって、前記転写層を軟化または硬化する工程を含むことを特徴とする。
発明に係る第3の発光素子の製造方法は、一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、熱若しくは光エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、前記半導体層を発光させて、この光に起因する熱若しくは光エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、かつ、実装機のハンドルに前記モールドを設けて、このハンドルで前記透明基板をハンドリングして、実装用基板に実装し、この実装時に、前記モールドを前記透明基板の転写層に押し付けて微細凹凸構造を転写する工程を行うことを特徴とする。
前記発光素子の製造方法において、前記転写層の微細凹凸構造をエッチング処理して、前記透明基板に前記転写層の微細凹凸構造を転写する工程を含むことができる。
本発明に係る第1,2の発光素子の製造方法は、発光素子の発光を利用して、透明基板の転写層に微細凹凸構造を形成できるから、従来の熱インプリント式のような加熱・冷却システムや光インプリント式のような紫外線照射システムが不要になるので、製造装置コストが安価になる。また、モールドには、微細加工が困難なガラスなどの透過材料を使用する必要がなく、シリコンや金属などの微細加工が容易な材料を使用できるようになる。さらに、透明基板の転写層に微細凹凸構造を形成することで、効果的に全反射ロスが低減でき、発光素子の光取り出し効率が向上するようになる。さらにまた、転写層が半導体層の光を透過するため、発光素子の機能に悪影響を及ぼさなくなる。
本発明に係る第3の発光素子の製造方法は、第1,2の発光素子の製造方法の効果に加えて、実装時に、転写層に微細凹凸構造を転写する工程を行うことができるとともに、ハンドリングしてから押し付けるため、モールドと透明基板との位置精度が高くなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の発光素子1の製造工程図である。
図1(a)に示すように、透明基板〔例えば、サファイア(Al2O3)基板〕2の一面(図では下面)に、半導体層〔例えば、窒化ガリウム(GaN)層…N型GaN+P型GaN〕3を形成してなる発光素子1を設ける。かかる発光素子1の構造自体は公知である。
図1(以下で説明する図2〜4および図6,7も同じ。)では、製造工程で用いる発光素子1は、簡略のため発光素子1のチップを2つ、ウエハ上に製造したものを例示しているが、ウエハ上に更に多数の発光素子のチップを設けたものを使用してもよい。
前記各発光素子1の半導体層3には電極3a,3bを設けて、この電極3a,3bに通電することにより、半導体層3が発光(例えば、波長350nm)するようになる。
図1(a)の第1工程では、前記透明基板2の他面(図では上面)に、発光素子1の光によって硬化する転写層(光硬化性樹脂)5Aを設ける。この転写層5Aは、透明基板2の他面の全面に設ける他、一部に設けることもできる。
前記転写層5Aの光硬化性樹脂は、スピンコータ等で約1μmの厚みに塗布する。光硬化性樹脂としては、例えば帝人精機製TSR−820を用いることが好ましい。この光硬化性樹脂は、粘度が225cpsと低く、硬化後の体積収縮率が5.8%と小さいのが特徴であり、波長300〜400nmの光を照射することで硬化する。
前記透明基板2の転写層5Aの側に微細凹凸構造6aを形成したモールド6を配置する。このモールド6は、例えばシリコン(Si)基板に、ウエットエッチングで四角錐形状の凹部を約3.5μmピッチで縦横に形成して、微細凹凸構造6aとしたものである。この微細凹凸構造6aとしては、四角錐形状の他に、三角や六角などの多角錐や多角柱形状、半球形状等の凹部若しくは凸部であっても良い。
図1(b)の第2工程では、前記モールド6を例えば12MPaの圧力で転写層5Aに押し付ける。このとき、光硬化性樹脂は、液体(軟化)状態であるから、モールド6の微細凹凸構造6aに転写層5Aの光硬化性樹脂が入り込むようになる。
図1(c)の第3工程では、前記モールド6を転写層5Aに押し付けた状態で、電源供給用兼プレス用治具7の電極7a,7bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けることにより、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を例えば約2分間発光させると(矢印a参照)、この光に起因する光エネルギーによって転写層5Aが硬化する。
図1(d)の第4工程では、前記モールド6を転写層5Aから離型すると、転写層5Aにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Aに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
図1(e)の第5工程では、微細凹凸構造5aが形成された転写層5Aをレジストマスクとして用いて、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)を行うと、転写層5Aが除去されて、透明基板2の他面(図では上面)に、転写層5Aに形成された微細凹凸構造5aの形状が転写されて、透明基板2に微細凹凸構造2aが形成された状態となる。
図1(f)の第6工程では、ウェハーから個々の発光素子1のチップに切断して(矢印b参照)、実装工程に供給する。
第1実施形態の発光素子1の製造方法では、発光素子1の発光を利用して、透明基板2の転写層5Aに微細凹凸構造5aを形成できるから、従来の熱インプリント式のような加熱・冷却システムや光インプリント式のような紫外線照射システムが不要になるので、製造装置コストが安価になる。
また、モールド6には、微細加工が困難なガラスなどの透過材料を使用する必要がなく、シリコンや金属などの微細加工が容易な材料を使用できるようになる。
さらに、透明基板2の転写層5Aに微細凹凸構造5aを形成することで、効果的に全反射ロスが低減でき、発光素子1の光取り出し効率が向上するようになる。
特に、第1実施形態では、図1(e)の第5工程で、RIEによって透明基板2に微細凹凸構造2aを形成するから、光硬化性樹脂からなる転写層5Aを透明基板2から除去できるので、発光素子1の光取り出し効率がより向上するようになる。
図2は、第2実施形態の発光素子1の製造工程図である。
図2(a)の第1工程では、前記透明基板2の他面(図では上面)に、半導体層3の光を透過する転写層(熱可塑性樹脂)5Bを設ける。
前記モールド6の微細凹凸構造6aの表面(透明基板2の側)には、転写層5Bを透過した半導体層3の光を吸収して発熱するカーボンコーティング(発熱材料)6bを施している。なお、モールド6全体を発熱材料で形成しても良い。
図2(b)の第2工程では、前記モールド6を転写層5Bに押し付ける。このとき、転写層5Bの熱可塑性樹脂は、硬化状態であるから、モールド6の微細凹凸構造6aが転写層5Bの表面に乗った状態である。
図2(c)の第3工程では、前記モールド6を転写層5Bに押し付けた状態で、電源供給用兼プレス用治具7の電極7a,7bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けることにより、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を発光させると(矢印a参照)、この光(波長350nm)は、転写層5Bを透過して、モールド6の微細凹凸構造6aのカーボンコーティング6bに吸収されて発熱する。
これにより、転写層5Bは、モールド6との接触部を介してガラス転移温度以上まで加熱されて軟化し、モールド6を転写層5Bに押し付けることと相俟って、モールド6の微細凹凸構造6aに転写層5Bの軟化した熱可塑性樹脂が入り込むようになる。
図2(d)の第4工程では、前記モールド6を転写層5Bに押し付けた状態で、モールド6、転写層5Bなどを自然放熱によってガラス転移温度以下まで冷却すると、転写層5Bが硬化する。
図2(e)の第5工程では、前記モールド6を転写層5Bから離型すると、転写層5Bにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Bに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
図2(f)の第6工程では、ウェハーから個々の発光素子1のチップに切断して(矢印b参照)、実装工程に供給する。
第2実施形態の発光素子1の製造方法では、転写層5Bが半導体層3の光を透過するため、発光素子1の機能に悪影響を及ぼさなくなる。
図3は、第3実施形態の発光素子1の製造工程図であり、第2実施形態と相違するのは、転写層5Cとして、熱硬化性樹脂を用いた点である。
図3(a)の第1工程では、前記透明基板2の他面(図では上面)に、発光素子1の光を透過する転写層(熱硬化性樹脂)5Cを設ける。
図3(b)の第2工程では、前記モールド6を転写層5Cに押し付ける。このとき、熱硬化性樹脂は、液体(軟化)状態であるから、モールド6の微細凹凸構造6aに転写層5Cの熱硬化性樹脂が入り込むようになる。
図3(c)の第3工程では、前記モールド6を転写層5Cに押し付けた状態で、電源供給用兼プレス用治具7の電極7a,7bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けることにより、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を発光させると(矢印a参照)、この光(波長350nm)は、転写層5Cを透過して、モールド6の微細凹凸構造6aのカーボンコーティングに吸収されて発熱すると、この光に起因する熱エネルギーによって、モールド6との接触部を介して転写層5Cが硬化する。その後、半導体層3の発光を停止し、自然放熱によって転写層5Cをガラス転移温度以下まで冷却する。
図3(d)の第4工程では、前記モールド6を転写層5Cから離型すると、転写層5Cにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Cに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
図3(e)の第5工程では、ウェハーから個々の発光素子1のチップに切断して(矢印b参照)、実装工程に供給する。
第3実施形態の発光素子1の製造方法では、転写層5Cが半導体層3の光を透過するため、発光素子1の機能に悪影響を及ぼさなくなる。また、転写層5Cとして、熱硬化性樹脂を用いることができるので、耐熱性が高くなる。
図4は、第4実施形態の発光素子1の製造工程図であり、第3実施形態と相違するのは、前記モールド6の微細凹凸構造6aの表面(透明基板2の側)には、前記半導体層3の青色光(波長350μm)を吸収して赤色光を発光するように、光の波長を変換する蛍光体(波長変換層)を配合した樹脂6cをスピンコートでコーティングして施している点と、転写層5Dの熱硬化性樹脂として、発光素子1の青色光は透過するが、赤色光を吸収して発熱する添加材を添加した熱硬化性樹脂を用いる点である。
図4(a)の第1工程では、前記透明基板2の他面(図では上面)に、発光素子1の青色光は透過するが、赤色光を吸収して発熱する転写層(熱硬化性樹脂)5Dを設ける。
図4(b)の第2工程では、前記モールド6を転写層5Dに押し付ける。このとき、熱硬化性樹脂は、液体(軟化)状態であるから、モールド6の微細凹凸構造6aに転写層5Dの熱硬化性樹脂が入り込むようになる。
図4(c)の第3工程では、前記モールド6を転写層5Dに押し付けた状態で、電源供給用兼プレス用治具7の電極7a,7bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けることにより、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を発光させると(矢印a参照)、半導体層3から照射された波長350nmの青色光は、転写層5Dを透過して、モールド6の微細凹凸構造6aの表面の蛍光体に吸収されて、赤色光を発光する。転写層5Dの熱硬化性樹脂は、赤色光を吸収する添加材を添加しているため、赤色光を吸収して発熱し、この光に起因する熱エネルギーによって、転写層5Dが硬化する。その後、半導体層3の発光を停止し、自然放熱によって転写層5Dをガラス転移温度以下まで冷却する。
図4(d)の第4工程では、前記モールド6を転写層5Dから離型すると、転写層5Dにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Dに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
図4(e)の第5工程では、ウェハーから個々の発光素子1のチップに切断して(矢印b参照)、実装工程に供給する。
第4実施形態の発光素子1の製造方法では、転写層5Dが半導体層3の光を透過するため、発光素子1の機能に悪影響を及ぼさなくなる。また、転写層5Dとして、熱硬化性材料を用いることができ、耐熱性が高くなる。
第1〜第4実施形態において、電源供給用兼プレス用治具7を設けて、この治具7の電極7a,7bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けることにより、モールド6を透明基板2の転写層5A〜5Dに押し付ける際の固定と、半導体層3の通電とを同時に行うことができる。
図5は、第5実施形態の発光素子1の製造工程図である。
図5(a)の第1工程では、前記透明基板2の他面(図では上面)に、半導体層3の光によって硬化する転写層(光硬化性樹脂)5Aを設ける。なお、発光素子1はチップを用いる。
図5(b)の第2工程では、前記モールド6を設けた実装機のハンドル8で前記転写層5Aとともに透明基板2をハンドリングする。
図5(c)の第3工程では、発光素子1を実装用基板9にフリップチップ実装する場合、この実装時に、半導体層3の電極3a,3bを実装用基板9の電極9a,9bに押し付けると同時に、前記モールド6を前記透明基板2の転写層5Aに押し付ける。
この状態で、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を発光させると(矢印a参照)、この光に起因する光エネルギーによって転写層5Aが硬化する。
図5(d)の第4工程では、前記ハンドル8とともにモールド6を転写層5Aから離型すると、転写層5Aにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Aに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
第5実施形態の発光素子1の製造方法では、実装時に、転写層5Aに微細凹凸構造5aを転写する工程を行うことができるとともに、ハンドリングしてから押し付けるため、モールド6と透明基板2との位置精度が高くなる。
図6および図7は、第6実施形態の発光素子1の製造工程図である。
図6(a)の第1工程では、樹脂受け容器10内に、微細凹凸構造6aが上向きで前記モールド6をセットして、このモールド6の微細凹凸構造6aに前記転写層5Aとなる光硬化性樹脂を注入する。
図6(b)の第2工程では、電源供給用兼透明基板固定用治具11により、透明基板2の他面(図では下面)を下向きにした状態で、透明基板2をハンドリングする。
図6(c)の第3工程では、前記透明基板2の他面を前記モールド6の微細凹凸構造6aの転写層5Aに押し付ける。
図6(d)の第4工程では、前記電源供給用兼透明基板固定用治具11の電極11a,11bに半導体層3の電極3a,3bを押し付けて、電極3a,3bに通電して前記半導体層3を発光させると(矢印a参照)、この光に起因する光エネルギーによって転写層5Aが硬化する。
図7(a)の第5工程では、前記電源供給用兼透明基板固定用治具11とともに転写層5Aをモールド6から離型すると、転写層5Aにモールド6の微細凹凸構造6aの形状が転写されて、転写層5Aに微細凹凸構造5aが形成された状態となる。
図7(b)の第6工程では、前記電源供給用兼透明基板固定用治具11とともに透明基板2と転写層5Aとを180度で反転させて転写層5Aを上向きとする。
図7(c)の第7工程では、透明基板2から前記電源供給用兼透明基板固定用治具11を取り外す。
図7(d)の第8工程では、ウェハーから個々の発光素子1のチップに切断して(矢印b参照)、実装工程に供給する。
第6実施形態の発光素子1の製造方法では、モールド6の微細凹凸構造6aの上に転写層5Aとなる光硬化性樹脂を注入するから、低粘度の樹脂を注入できるので、転写性が良好になるとともに、透明基板2をモールド6の転写層5Aに自重で押し付けることができるので、押し付け装置が不要になる。
前記各実施形態において、転写層5Aとして光硬化性樹脂を用いる場合には、第1実施形態における第5工程〔図1(e)参照〕を行って、透明基板2に微細凹凸構造2aが形成された状態とすることが好ましいが、転写層5Bとして熱可塑性樹脂を用い、あるいは転写層5C,5Dとして熱硬化性樹脂を用いる場合でも、同様にして、透明基板2に微細凹凸構造2aが形成された状態とすることが可能である。
第1実施形態の発光素子の製造工程図である。 第2実施形態の発光素子の製造工程図である。 第3実施形態の発光素子の製造工程図である。 第4実施形態の発光素子の製造工程図である。 第5実施形態の発光素子の製造工程図である。 第6実施形態の発光素子の製造工程(前半)図である。 第6実施形態の発光素子の製造工程(後半)図である。
符号の説明
1 発光素子
2 透明基板
2a 微細凹凸構造
3 半導体層
3a,3b 電極
5A 転写層(光硬化性樹脂)
5B 転写層(熱可塑性性樹脂)
5C 転写層(熱硬化性樹脂)
5D 転写層(熱硬化性樹脂)
5a 微細凹凸構造
6 モールド
6a 微細凹凸構造
7 電源供給用兼プレス用治具
7a,7b 電極
8 実装機のハンドル
9 実装用基板
9a,9b 電極
10 樹脂受け容器
11 電源供給用兼透明基板固定用治具
11a,11b 電極

Claims (4)

  1. 一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、熱エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、
    微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、
    前記半導体層を発光させて、この光に起因する熱エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、
    前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、
    かつ、前記モールドの少なくとも基板側に、前記半導体層の光を吸収して発熱する発熱材料を備え、この発熱材料の熱エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化する工程を含むことを特徴とする発光素子の製造方法。
  2. 一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、光エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、
    微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、
    前記半導体層を発光させて、この光に起因する光エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、
    前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、
    かつ、前記転写層は、前記半導体層の光を透過するとともに、波長が変換された光を吸収して軟化または硬化する性状を有し、前記モールドの少なくとも基板側に、前記半導体層の光の波長を変換する波長変換層を備え、この波長変換層で波長が変換された光エネルギーの吸収によって、前記転写層を軟化または硬化する工程を含むことを特徴とする発光素子の製造方法。
  3. 一面に半導体層を形成した透明基板の他面に、熱若しくは光エネルギーによって、軟化または硬化する転写層を設ける工程と、
    微細凹凸構造を形成したモールドを前記転写層に押し付ける工程と、
    前記半導体層を発光させて、この光に起因する熱若しくは光エネルギーによって、前記転写層を軟化または硬化させて、この転写層に前記モールドの微細凹凸構造を転写する工程と、
    前記モールドを前記転写層から離型する工程とを含み、
    かつ、実装機のハンドルに前記モールドを設けて、このハンドルで前記透明基板をハンドリングして、実装用基板に実装し、この実装時に、前記モールドを前記透明基板の転写層に押し付けて微細凹凸構造を転写する工程を行うことを特徴とする発光素子の製造方法。
  4. 前記転写層の微細凹凸構造をエッチング処理して、前記透明基板に前記転写層の微細凹凸構造を転写する工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光素子の製造方法。
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