JP4635284B2 - 吸排ポンプ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば透析器の滲透膜を介して血液通路側から透析液側へ陰圧作用を及ぼすことによって限外濾過を行う透析装置の除水機構等に使用される吸排ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、透析膜は高除水化の実現に向けて著しい進歩を遂げている。このような透析膜の進歩に相関して、透析療法をさらに改善するには、透析装置における除水機構の信頼性と耐久性を一段と高めることが必要となる。
【0003】
また、透析療法の飛躍的な進歩に伴い、透析臨床における今後の効果的療法としてHDF(フェモダイアフィルトレーション)の開発が進められている。
【0004】
このHDFは、精製透析液等の補液を置換液として血液中に投与し、これと等量の除水を透析膜(ダイアライザ)を介して強制的に排除する方法であり、特に透析膜の進歩に伴って低分子量の除去を行うことが試みられている。
【0005】
ところで、従来から用いられていた除水システムは、これに作用する液の温度、液回路の圧力、動作速度による摩擦抵抗が増大する等、構成された機構に計量誤差を生じる要素が少なからず存在していたため、長期の年月に使用する際の耐用性に欠けるものであった。
【0006】
特に、吸排ポンプのピストン方式等においては、シリンダとの摺動部に摩耗が生じるため、長期間の使用により必然的に誤差が生じ、摺動部に血液中のタンパク質ペーストが付着することにより稼働が停止したり、透析液中の固形ゴミ及び炭酸カルシウム結晶体の挟み込みによる固着停止が生じ易く、また摺動摩耗によって液がリークする等の累積誤差を生じるという問題点があった。
【0007】
さらに、吸入排出の弁機構から液がリークすることによって誤差が発生しやすく、このため、従来から、長年に亙る継続使用の安全性と除水量の信頼性を向上した除水機構の開発に期待が持たれていたのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたもので、長期間の使用にも信頼性をもって耐用し得るように吸入排出弁を必要とせず、気密性を有する膜を介在することによって摺動摩耗部を持たない機械的構造を構成すると共に、高精度の除水計量を継続して行うことができる吸排ポンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の吸排ポンプは、駆動部の左右両側に同容量のシリンダが水平対向され、夫々のシリンダ内を相対移動する一対のピストンに被包した、布状芯地の両面に耐油性且つ耐薬品性の軟質ゴムを被覆して形成された薄膜から成る筒状ダイアフラムの有底部が各ピストンの頭部に固設されると共に、該筒状ダイアフラムの周部が折返された状態で該筒状ダイアフラムの周端に形成された肉厚部を夫々のシリンダ側に設けられた周溝に固定したことによって左右同容量の計量室が形成され、夫々の計量室には外部へ連通された吸排口が設けられ、夫々のシリンダの底部は中央に軸穴が形成されてなる左右の保持板によって閉塞され、左右の保持板間に設けられた駆動部に、夫々の保持板の軸穴にベアリングを介して回動自在に設けられた回転子受と、該回転子受の外周に固定された回転子と、該回転子の外周に微小隙間を介して設けられ左右の保持板に固定されてなる固定子とからなるモータが設けられ、該モータを駆動することによって両側の前記ピストンを左右相対方向に指定量だけ移動して両側の前記計量室を相対的に拡縮させることにより、夫々の計量室の吸排口より指定量の吸入と排出を交互に行うようにして、各吸排口を透析装置の除水機構に接続して使用するようにした吸排ポンプにおいて、前記モータが前記回転子受の内周に固設された回転軸を正逆両方向に回転するように構成されると共に、該回転軸を左右のシリンダ内に延長してなる左右の各延長部にボールネジが形成され、前記左右のシリンダ内を相対移動する一対のピストンの夫々の中心に形成された挿通孔にボールナットが固設され、夫々のボールナットが前記左右の各ボールネジにボールベアリングを介して従動自在に嵌合され、夫々のピストンの中心部内側に制限ラバーが固定され、該制限ラバーは左右の保持板に当接することによる前記ピストンの移動限界位置を規制すると共に、前記制限ラバーで規制される前記ピストンの左右の移動限界位置に対応して該ピストンの外周に設けられたマグネットの移動位置を感知するマグネットダイオードが前記シリンダに所定の離間距離を有して配設され、これらのマグネットダイオードの感知により、前記モータの停止、正転及び逆転を制御することによって、各ピストンを左右相対方向に指定量だけ移動するようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0013】
まず、本発明による吸排ポンプUPについて説明すると、図1に示すように、中央に配置された駆動部1の左右両側には同容量のシリンダ2、2が設けられている。左右夫々のシリンダ2、2の外側開口部は内部に同一の深さを備えたシリンダヘッド3、3によって閉塞され、夫々のシリンダ2、2の底部は中央に軸穴4が形成された保持板5、5によって閉塞され、シリンダヘッド3、3の周縁側から螺入した長ネジ6、6…がシリンダ2、2の周壁部を貫通して保持板5に至ることによって互いに結合されている。
【0014】
このような構成において、シリンダ2と保持板5との接合部は互いに嵌合する凹凸の段差間にシール部材7が施されることにより密閉が保たれ、シリンダ2とシリンダヘッド3との接合部は後述する筒状ダイアフラムDの周端に形成された肉厚部8が挟持されることによって密閉が保たれている。
【0015】
また、左右の保持板5、5はシール部材9、9…を介して連結ケース10によって結合されると共に、左右の保持板5、5が長ネジ11、11…によって固定されている。この吸排ポンプUPは、両側の保持板5、5に螺入されたネジ棒12、12にラバークッション13を介して基板14に固設支持されている(図4参照)。
【0016】
駆動部1は、図1に示すように、左右の保持板5、5の軸穴4、4の外周に左右のベアリング15、15を介して回転子受16が設けられ、この回転子受16の内周に回転軸30が固設されている。
【0017】
また、パルスモータPMを構成すべく、左右の保持板5、5間にて、回転子受16の外周に回転子17がネジ19で固定されると共に回転子17の外周に微小隙間を介して設けられた固定子20が左右の保持板5、5に長ネジ11で固定される。固定子20には巻線22が設けられ、該巻線22に接続されたリード線23は一方の保持板5のリード孔25から外方へ導き出される(図3参照)。このパルスモータPMを駆動することにより回転子17が正転または逆転方向に回転し、回転子受16を介して回転軸30が正逆方向に回転される。
【0018】
さらに、図1に示すように、回転軸30は左右のシリンダ2、2内に延長されると共に回転軸30の左右の延長部にはボールネジ27、27が形成され、左右のシリンダ2、2内を相対移動する一対のピストン31、31の中心に形成された挿通孔33の内端の凹溝35にボールナット32、32が固設され、さらに、左右夫々のボールナット32、32がボールベアリング28を介して回転軸30の両端部のボールネジ27、27に嵌合される。このような構成により、パルスモータPMによって駆動された回転軸30が正転または逆転方向に回転すると、ボールベアリング28の従動によって左右のピストン31、31が左右方向に相対移動する。
【0019】
また、図2に示すように、回転子受16の外周には回転子17に隣接してフォトセンサ用エンコーダ18がネジ19で固定され、このフォトセンサ用エンコーダ18の外周位置に対応して設けられた反射型フォトセンサ36が一方の保持板5に固設されている。このような構成により、フォトセンサ36によって検知されたエンコーダ18の回転数によって左右のピストン31、31の移動距離が検出される。
【0020】
なお、図1に示すように、夫々のピストン31の中心部内側には制限ラバー34が固定され、上記のポンピングの際には、制限ラバー34側に当接したピストン31(例えば、図1においては左側のピストン)の移動限界位置を規制するようにしている。
【0021】
また、片側のピストン31(図1における左側のピストン)の外周にはマグネット46が埋め込まれ、制限ラバーで34で規制されるピストン31の左右の移動限界位置に対応してマグネット46の移動位置を感知するマグネットダイオード47、47が片側のシリンダ2にネジ止めされた支持板48に所定の離間距離を有して配設されている。これらのマグネットダイオード47、47の感知により、パルスモータPMを停止すると共に逆回転するための電気信号を入力するようにしている。
【0022】
また、図1及び図5に示すように、保持板5には上下位置にパルスモータPMの過熱を防止するためにU字形を成す水冷管26、26が貫通され、両方の水冷管26、26が外部でチューブ26aによって連結されている。
【0023】
さらに、図1に示すように、左右夫々のピストン31、31に被包した筒状ダイアフラムDの有底部37をリテーナ38で押えてネジ39で固定すると共に、筒状ダイアフラムDの周部が折返された状態にされ、この状態で筒状ダイアフラムDの周端に形成された肉厚部8が上記のシリンダ2、2の外端面に形成された周溝40、40に嵌合されると共に、長ネジ6、6…でシリンダ2の外端に固定されたシリンダヘッド3によって密閉状に保持されている。
【0024】
筒状ダイアフラムDは布状芯地の両面に耐油性且つ耐薬品性の軟質ゴムを被覆して形成された薄膜から成り、有底形の筒状であって周端に肉厚部8が形成され、上記のように周端の肉厚部8がシリンダヘッド3とシリンダ2との間に固定された状態で折返し形状41が形成され、この折返し形状41を収容するために、ピストン31の外周には外周溝31aが形成されている。
【0025】
このような構成によって、左右夫々のシリンダ2、2内においては、シリンダヘッド3、3とダイアフラムDとの間に同容量の空間、即ち同容量の吸入量と排出量を有する計量室42、42が形成され、ピストン31の移動によってダイヤフラムDはシリンダ2またはシリンダヘッド3の内周面を摺動することなく、折返し形状41の位置を変動することによって夫々の計量室42、42内の容量を変動するようにしている。
【0026】
これらの計量室42、42には吸排口43、43が設けられ、パルスモータPMの駆動によって回転する回転軸に従動するボールナットの直線移動によって左右のピストン31、31を夫々のシリンダ2、2内で左右に往復移動すると、左右の計量室42、42が互いに拡縮されることにより、一方の計量室42が吸入動作を行っているときには、反対側の計量室42は排出動作するという相関的な作動を行うことになる。
【0027】
また、左右いずれかのシリンダ2(図示においては右側のシリンダ2)には左右の筒状ダイアフラムD、D間に陰圧口44が接続され、この陰圧口44を介してシリンダ2、2内における左右の筒状ダイアフラムD、D間を陰圧にすべく、後述する吸引作用によって外方への吸引がなされており、これによってピストン31、31の移動に伴う左右の筒状ダイアフラムD、Dの折返し形状41を安定した状態で維持するようにしている。
【0028】
なお、左右夫々のシリンダヘッド3、3の周部下端には排出口45、45が接続され、この排出口45、45を開放することにより、計量室42、42内の水洗い後の排水や液流入による空気抜きを行うことができる。
【0029】
上記のような吸排ポンプUPに構成された回転子受16と回転軸30の組み合わせによる動力伝達手段によれば、動力伝達効率が非常に高く、摩耗が少なく、耐久性を有し、高精度のポンピングを遂行することが可能となる。
【0030】
また、筒状ダイアフラムDは、ポンピングの際、上記のように折返し形状の位置を変化させることによって計量室41の容積を変動することができるため、摺動抵抗がなく、密閉状の計量室41の形成によって内部に収容された液が漏洩することがない。
【0031】
以下、上記のように構成された吸排ポンプUPを使用した透析装置の適用例1及び2を説明する。
【0032】
(適用例1)
まず、本発明の透析装置における血液回路と、脱気のための循環回路を備えた透析液送液回路について説明する。
【0033】
図6に示すように、血液回路は透析器(ダイアライザ)Dの一端に血液ポンプBPを接続してあり、この血液ポンプBPの作動によって人体より吸出された指定量の血液が透析器Dの滲透膜面を通過して透析器Dの下流側へ流出し、再び人体に返血される。
【0034】
このような血液回路において、血液ポンプBPと透析器Dとを連絡する回路にはシリンジポンプHPと動脈側トラップATとが接続され、シリンジポンプHPから抗凝固剤が適量に注入混合されると共に、動脈側トラップATで気泡が除去される。
【0035】
また、透析器Dの下流側の回路においては、静脈側トラップVTで気泡が除去され、さらに気泡検出器52で気泡の検出を行い、気泡が発見されたときには回路を圧閉することによって瞬時に送血を停止するクランプ53等の安全機構が設けられている。
【0036】
次に、透析液送液回路は、送液路(IN)側から送給された組成混合済の新鮮透析液を濾過する除塵用フィルタ54と、送液の圧力表示を行う圧力計55と、送液を定圧力に保つ圧力調整器56と、送液回路の開閉を行う電磁弁V1とを順次通過して脱気のための循環回路に至る。
【0037】
この脱気のための循環回路は、上記のように定圧力にされた透析液中の溶存空気を除去するために構成され、除気量を調整するために回路を小断面積にした流体抵抗器57と、透析液を吸引送出する脱気ポンプP1と、その作用で透析液中の溶存空気を膨張拡大すると共に表面張力によって気泡の集合を促進し、また透析液温度を血液温度と同等に保持する加温ヒータHとを備え、さらに透析液の気泡を除気する気泡分離槽59を備えている。
【0038】
このような構成において、加温ヒータHには電力を用い、送液の下流側で常時温度を検知してヒータ電流を制御し、指定温度に調整する。
【0039】
また、上記の気泡分離槽59内にはフロート60が設けられ、容器の上端に設けられた開閉弁61を容器中の空気総量によって動作させることにより、容器内の液を一定の水位に保ち、除気された透析液をやや陽圧に貯留すると共に開閉弁61の吐出口より除気された気体を排液路(OUT)側に流出するようにしてある。
【0040】
そして、気泡分離槽59で除気された透析液を一方向弁62を経て流体抵抗器57の上流側に帰還させ、脱気ポンプP1の吸引力によって継続的に脱気のための循環回路を循環させることにより、透析液中の気体を120ppm程度に除去し、これによって気体混入のない除水量の計量を遂行して、本装置における除水量の高精度な計量に資するようにしてある。
【0041】
次に、本装置による除水機構の概要を述べると、上記の脱気のための循環回路を循環して除気された新鮮透析液を一方の計量チャンバー、例えば図6に示す計量チャンバーBの新鮮液室FRに送る。この計量チャンバーBは計量チャンバーAと同様に、後述する隔膜64で容室を二分してあり、同容量の新鮮液室FRと排液室URとを有する。
【0042】
この計量チャンバーBの排液室URには事前の行程で透析器Dを通過した透析液の排液が充満しており、新鮮透析液が送液回路の脱気ポンプP1によって新鮮液室FRに流入すると、この液圧で排液室UR内の排液が排液路(OUT)に流出される。このように、透析液の供給と、これと等量の排液を行う回路を給排系回路と云う。
【0043】
また、この給排系回路の動作と同期して、計量チャンバーAの新鮮液室FRに前行程で充満した新鮮透析液を、脱気ポンプP2の吸引によって透析器Dを通過させながら吸引し、この透析器Dからの排液を計量チャンバーAの排液室URに流入させる。このように、前行程で充満した新鮮液室FRの透析液を、透析器Dを通過してこれと等量の排液を同一の計量チャンバーAの排液室URに流入させる回路を閉鎖系回路と云う。
【0044】
本適用例においては、この閉鎖系回路の排液室URの吸排口の近傍に吸排ポンプUPを接続し、この吸排ポンプUPの作動によって、閉鎖系回路に陰圧を発生させ、透析器Dの滲透膜を介して血液通路より限外濾過した水分を移動させる。これにより、継続した連続的な除水動作を行うと共に吸排ポンプUPによって高精度且つ信頼性の高い除水計量を行うようにしている。
【0045】
また、上記の流路を切り替えることにより、計量チャンバーAと計量チャンバーBの役割を変換して、上記の給排系動作、閉鎖系動作、及び除水計量動作を継続的に行うことができる。
【0046】
次に、除水機構について説明する。まず、計量チャンバーAと計量チャンバーBは同様の構成を有するもので、これらの計量チャンバーA、B内には中央に設けられた隔膜64によって二分割された同容量の容室を形成している。これらの容室へ流入する液の区別から、各計量チャンバーA、Bの容室を新鮮液室FRと排液室URとが区別され、一方の容室に液が流入して隔膜64を押圧すると、他方の容室の内壁面に密着させられ、このとき他方の容室内の液を完全に排出させる、という相関的な動作を行う。
【0047】
このような計量チャンバーAと計量チャンバーBとの新鮮液室FRと排液室URの各吸排口に接続された回路は夫々分岐して、図示のように計量チャンバーAの新鮮液室FRには電磁弁V3と電磁弁V4とが接続され、計量チャンバーAの排液室URには電磁弁V5と電磁弁V6とが接続され、計量チャンバーBの排液室URには電磁弁V7と電磁弁V8とが接続され、計量チャンバーBの新鮮液室FRには電磁弁V9と電磁弁V10とが接続されている。これらの電磁弁は不図示の制御装置に接続され、開栓及び閉栓を自動的に行うようにされている。
【0048】
そして、計量チャンバーAの電磁弁V3と計量チャンバーBの電磁弁V10は合流し、流量調整弁63を介して上記の脱気のための循環回路(送液回路)に接続されている。
【0049】
また、計量チャンバーAの電磁弁V4と計量チャンバーBの電磁弁V9は合流して流量調節弁67に接続され、流量検知器68を経て三方弁V2を介して透析器Dの給液側DIに接続されている。流量検知器68には内蔵されたフロート68aの位置検出を光学的また磁気方式等で行う素子を備え、電気信号に変換されて不図示の制御装置に送信するようにしている。
【0050】
さらに、計量チャンバーAの電磁弁V5と計量チャンバーBの電磁弁V8は合流して排液路(OUT)に接続してある。
【0051】
さらにまた、計量チャンバーAの電磁弁V6と計量チャンバーBの電磁弁V7は合流して脱気ポンプP2と脱気槽69と一方向弁70を有する循環回路に接続され、この循環回路は分岐して三方弁V2に接続される一方、透析器Dの排液側DOに接続されている。
【0052】
このような循環回路においては、脱気ポンプP2の吸引能力によって透析器Dを経由する透析液が吸引され、脱気槽69にて採取した気泡は分離して上方の排気通路から排気電磁弁V11を介して排液路(OUT)に流入する。また、透析器Dを通過した透析液と吸排ポンプUPによって強制的に吸引された水分は、脱気槽69において脱気された後、計量チャンバーAと計量チャンバーBの夫々の排液室URへ送水される。
【0053】
このような計量チャンバーAの排液室URと計量チャンバーBの排液室URとは、吸排ポンプUPの左右夫々の吸排口43、43に接続されることにより、吸排ポンプUPの左右の計量室42、42に直接流通するようにされている。このような構成により、吸排ポンプUPの左右の計量室42、42は、計量チャンバーA、Bの各排液室UR、URと同等の液圧力を有するため、液回路中の圧力変化を受けることがなく、吸排ポンプUPの正確な除水計量を確保することが可能となる。
【0054】
なお、吸排ポンプUPの陰圧口44は、脱気ポンプP1の上流側に接続され、脱気ポンプP1の吸引能力によって吸排ポンプUP内の左右の筒状ダイアフラムD、D間を常時陰圧にして、ピストン31、31の移動に伴う左右の筒状ダイアフラムD、Dの折返し形状41を安定した状態で維持するようにしている(図1参照)。
【0055】
ただし、左右のピストン31、31の移動中において、脱気ポンプP2の吐出量が勝っている場合は、左右の計量室42、42内は陽圧となるため、脱気ポンプP1による吸排ポンプUP内の左右の筒状ダイアフラムD、D間を陰圧にする必要がなく、また、左右の計量室42、42が大気圧より常に高い圧力を保持する場合、上記の陰圧作用の必要はなく、このような場合、吸排ポンプUPの陰圧口44を脱気ポンプP1の上流側に接続するような構成は不要となる。
【0056】
以下、上記の構成による除水の計量動作について述べる。ここでは、図6に示すように計量チャンバーAを閉鎖系回路に用い、計量チャンバーBを給排系回路に用いてあるが、各電磁弁を切り換えることによって、これらの役割が相互に逆転することにより、透析装置全体としての給排系動作と閉鎖系動作と除水動作とを継続して行うことができる。
【0057】
図6に示す給排系回路は、計量チャンバーBにおいて、電磁弁V7と電磁弁V9を閉栓すると共に電磁弁V8と電磁弁V10とを開栓し、送液回路中の脱気ポンプP1の送液能力により、計量チャンバーBの新鮮液室FRに流入充満された新鮮透析液が隔膜64を排液室URの方向に押圧して、前行程で排液室URに充満された排液を開栓された電磁弁V8を経て排液路(OUT)側へ流出する。
【0058】
さらに、吸排ポンプUPにおいては、前行程で図示の右側計量室42Rに吸引充満された除水量を右側ポンプ31Rの右側移動によって押圧することにより、開栓された電磁弁V8を通して上記の計量チャンバーBの排液動作と同期して排液路(OUT)側へ流出する。
【0059】
次に、図6に示す閉鎖系回路は、計量チャンバーAにおいて、電磁弁V3と電磁弁V5を閉栓すると共に、電磁弁V4と電磁弁V6を開栓し、脱気ポンプP2の吸引能力によって透析器Dからの排液が電磁弁V6を通過し、計量チャンバーAの排液室URに流入して隔膜64を新鮮液室FR側へ押圧すると、前行程で新鮮液室FRに充満していた新鮮透析液が開栓された電磁弁V4を通過して透析器Dの給液側へ流入する。
【0060】
また、除水量は吸排ポンプUPのパルスモータPMに供給する電流信号(パルス信号)で指定され、吸排ポンプUPのピストン31の移動によって計量室42を拡大することによって指定量の除水を透析器Dに対して行い、この計量室42内に吸引充満する。この際、吸排ポンプUPのエンコーダ18はモータ回転方向とポンプ中立点(左右動作の中心)の検知と指定した除水量分の回転の確認及び過剰回転防止の検出を行う。
【0061】
そして、計量チャンバーAの排液室URに排液が流入して隔膜64が新鮮液室FR側へ押圧されることによってこの新鮮液室FR内の新鮮透析液が全容量を排出したときに、計量チャンバーA内は排液で充満されて流入が止まる。
【0062】
このとき、閉鎖系回路に設けられた流量検知器68のフロート68aが瞬時に下降してフロート68aの位置検出が行われると、制御装置の指令で各電磁弁の開栓と閉栓が逆の状態に切り換えられ、排液が充満した計量チャンバーAは給排系回路につながり、新鮮透析液が充満した計量チャンバーBは閉鎖系回路となり、上記と同様の給排系動作と閉鎖系動作及び除水動作が継続的に行われる。
【0063】
(適用例2)
この適用例は、図6に示す透析装置の除水機構において、吸排ポンプUPの他に、図7に示すように、同構造の吸排ポンプUPを置換液ポンプUPRとして使用した透析回路を構成したものであり、適用例1の動作に加え、強制的に置換液を血液回路の静脈側トラップチャンバーVTに注入するようにしたHDF療法の透析装置を構成するものである。
【0064】
この置換液ポンプUPRの一方側計量室(図7においては左側計量室42L)の吸排口43Lに接続された回路は分岐されて、夫々の回路を電磁弁SVで交互に開栓及び閉栓するようにしてあり、一方の回路は静脈側ドリップチャンバーVTに接続され、他方の回路は電磁弁V2と透析器Dの給液側DIとの接続回路に連結されている。この連結部と電磁弁V2との間には精密浄化フィルターETが接続されている。
【0065】
また、置換液ポンプUPRの他方側計量室(図7においては右側計量室42R)の吸排口43Rに接続された回路は透析器Dの排液側DOに接続された脱気ポンプP2に接続されている。
【0066】
さらに、置換液ポンプUPRの陰圧口44は、吸排ポンプUPの陰圧口44が接続された脱気ポンプP1の上流側に接続され、この置換液ポンプUPRにおいても脱気ポンプP1の吸引能力によって左右の筒状ダイアフラムD、D間を常時陰圧にして、ピストン31、31の移動に伴う左右の筒状ダイアフラムD、Dの折返し形状41を安定した状態で維持するようにしている(図1参照)。
【0067】
このような構成において、図7に示すように、電磁弁SVの静脈側ドリップチャンバーVTに至る回路を開栓すると共に透析器Dの給液側DIに至る回路を閉栓した状態で、左側計量室42Lを圧縮する方向に置換液ポンプUPRを作動すると、予め左側計量室42Lに注入された新鮮透析液等の置換液が静脈側ドリップチャンバーVTに注入されると同時に、右側計量室42Rの容積が拡大することにより、静脈側ドリップチャンバーVTに注入された透析液等の補液と等量の除水を透析器Dの透析膜を介して強制的に排除するようにしている。この排液は、人体より送り出した血液から透析器Dの透析膜を介して移行した排出分子を含んだ濾過液である。
【0068】
また、電磁弁SVの静脈側ドリップチャンバーVTに至る回路を閉栓すると共に透析器Dの給液側に至る回路を開栓した状態で、右側計量室42Rを圧縮する方向に置換液ポンプUPRを作動すると、電磁弁V4の開栓に伴う吸排ポンプUPの作動によって計量チャンバーAの隔膜64が新鮮液室FRを圧縮する方向に移動することによって、この新鮮液室FRから送液された透析液は精密浄化フィルターETを経て置換液ポンプUPRの右側計量室42Rに注入される。
【0069】
これと同時に、置換液ポンプUPRの右側計量室42Rが圧縮されることにより、該右側計量室42R内の排液が脱気ポンプP2、開栓された電磁バルブV11、開栓された電磁バルブV7を経て計量チャンバーBの排液室URに注入される。
【0070】
上記のHDF療法は、精製透析液等の補液を置換液として血液中に投与し、これと等量の除水を透析膜を介して強制的に排除する方法であり、特に透析膜の進歩に伴って低分子量の除去を行うことが可能となる。
【0071】
また、このように透析液を置換液とすることをオンラインHDFといい、本発明による吸排ポンプUPを上記のように置換液ポンプUPRとして使用することにより、漏洩のない高精度のポンピング動作を高耐久性にて維持することが可能となる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の吸排ポンプは、長期間の臨床を継続するのに不具合な機能をなくし、故障の発生を回避し得る構造化を達成したものであり、ボールナットと回転軸の組み合わせによって伝達効率が非常に高い動力源を構成することができ、摩耗が少なく、耐久性を有する高精度のポンピングを遂行することが可能である。
【0073】
また、本発明の吸排ポンプの左右のピストンに設けられた筒状ダイアフラムによる密閉状の計量室が構成され、筒状ダイアフラムの折返し形状を変動することによって夫々の計量室の容積を変動し得るため、摺動抵抗がない高精度のポンピング動作を高耐久性にて維持することが可能であり、構造的に液の漏洩がなく、例えば血液より浸透するたんぱく質、脂肪等の付着や流液構造中のゴミや透析液の変化で発生する炭酸カルシウム結晶粉末等の固形物でポンプ動作が制限されずに、信頼性のある安全なポンプ動作を高精度で持続することが可能となる。
【0074】
また、このような本発明の吸排ポンプを使用した透析装置の除水機構、或は本発明の吸排ポンプを置換液ポンプとして使用することにより透析液等の補液を置換液として血液中に投与すると共に等量の除水を透析膜を介して強制的に排除するHDF療法を遂行する透析装置において、透析膜の進歩に伴って低分子量の除去を行うことを可能とし、除水計量誤差の発生が多い弁機構を持たないことで、保守点検を不要とした構造化が達成される。
【0075】
以上の構成を成した本発明の吸排ポンプは、大量除水の療法においても信頼性の高い精度を得、臨床中の機能トラブルを発生することなく実行することが可能であり、保守における耐久性と点検の容易さを達成し、実用性の高い改善された装置を提供することを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸排ポンプの内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明による吸排ポンプの駆動部の拡大断面図である。
【図3】本発明による吸排ポンプの上面図である。
【図4】本発明による吸排ポンプの一方側側面図である。
【図5】本発明による吸排ポンプの他方側側面図である。
【図6】本発明による吸排ポンプの適用例1の回路図である。
【図7】本発明による吸排ポンプの適用例2の回路図である。
【符号の説明】
UP…吸排ポンプ、UPR…置換液ポンプ、PM…パルスモータ、D…筒状ダイアフラム、D…透析器、ET…精密浄化フィルター、SV、V1〜V11…電磁バルブ、1…駆動部、2…シリンダ、3…シリンダヘッド、4…軸穴、5…保持板、6…長ネジ、7…シール部材、8…肉厚部、9…シール部材、10…連結ケース、11…長ネジ、12…ネジ棒、13…ラバークッション、14…基板、15…ベアリング、16…回転子受、17…回転子、18…フォトセンサ用エンコーダ、20…固定子、21…ネジ、22…巻線、23…リード線、24…シールド、25…リード孔、26…水冷管、27…ネジ溝、28…ボールベアリング、30…回転軸、31…ピストン、33…挿通孔、34…制限ラバー、36…反射型フォトセンサ、37…有底部、38…リテーナ、40…周溝、41…折返し形状、31a…外周溝、42…計量室、43…吸排口、44…陰圧口、45…排出口、46…マグネット、47…マグネットダイオード。

Claims (1)

  1. 駆動部の左右両側に同容量のシリンダが水平対向され、夫々のシリンダ内を相対移動する一対のピストンに被包した、布状芯地の両面に耐油性且つ耐薬品性の軟質ゴムを被覆して形成された薄膜から成る筒状ダイアフラムの有底部が各ピストンの頭部に固設されると共に、該筒状ダイアフラムの周部が折返された状態で該筒状ダイアフラムの周端に形成された肉厚部を夫々のシリンダ側に設けられた周溝に固定したことによって左右同容量の計量室が形成され、夫々の計量室には外部へ連通された吸排口が設けられ、夫々のシリンダの底部は中央に軸穴が形成されてなる左右の保持板によって閉塞され、左右の保持板間に設けられた駆動部に、夫々の保持板の軸穴にベアリングを介して回動自在に設けられた回転子受と、該回転子受の外周に固定された回転子と、該回転子の外周に微小隙間を介して設けられ左右の保持板に固定されてなる固定子とからなるモータが設けられ、該モータを駆動することによって両側の前記ピストンを左右相対方向に指定量だけ移動して両側の前記計量室を相対的に拡縮させることにより、夫々の計量室の吸排口より指定量の吸入と排出を交互に行うようにして、各吸排口を透析装置の除水機構に接続して使用するようにした吸排ポンプにおいて、
    前記モータが前記回転子受の内周に固設された回転軸を正逆両方向に回転するように構成されると共に、該回転軸を左右のシリンダ内に延長してなる左右の各延長部にボールネジが形成され、前記左右のシリンダ内を相対移動する一対のピストンの夫々の中心に形成された挿通孔にボールナットが固設され、夫々のボールナットが前記左右の各ボールネジにボールベアリングを介して従動自在に嵌合され、
    夫々のピストンの中心部内側に制限ラバーが固定され、該制限ラバーは左右の保持板に当接することによる前記ピストンの移動限界位置を規制すると共に、
    前記制限ラバーで規制される前記ピストンの左右の移動限界位置に対応して該ピストンの外周に設けられたマグネットの移動位置を感知するマグネットダイオードが前記シリンダに所定の離間距離を有して配設され、これらのマグネットダイオードの感知により、前記モータの停止、正転及び逆転を制御することによって、各ピストンを左右相対方向に指定量だけ移動するようにしたことを特徴とする吸排ポンプ。
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