JP2009161219A - 包装充填装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装充填装置は、屋根型用容器を搬送する搬送装置、充填ポンプ、充填管、ノズルを有し、充填ポンプ4は、シリンダ2とピストン1とダイアフラム3とを備え、ダイアフラム3は、シームレス網で形成された補強中心層とゴム状弾性層とからなる。好ましい態様においては、ダイアフラム3は、ピストン側の端部に支持部材を内蔵する。
【選択図】図1
Description
包装充填容器には、レンガ型包装充填、屋根型包装容器、紙製本体と本体端にインジェクション成形された蓋とからなる複合容器、及び紙製本体と本体端に接合されたプラスチック頂部とからなる複合容器などがある。
例えば、図5に示す態様の屋根型(ゲーブトップ)紙容器用包装充填機では、平行する2の包装充填ラインからなり、折目線が付けられた印刷済み積層包装材料が所定形状に裁断され、容器縦方向に縦シールした容器ブランクス31を得る。ブランクスの底が底部シール手段32でシールされ、充填ステーション34aで容器33の上部の開放口から流動性製品が充填手段34でヘッドスペースを残して充填され、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖され、予熱ステーション35a及びトップシールステーション35bで容器33の上端がトップシール手段35でヒートシールされて、部分拡大図に示すような屋根型包装充填容器36を得る。
充填製品がドレッシング、スープ、ソース、ジャム、果肉入りジュース、菓子、砂糖、塩、化学調味料などである場合、液体の表面張力によって流下防止ができないので、ノズル出口端にこの出口端を覆うバルブが設けられている。
この発明は、上記の不都合を解消し、包装充填装置の長時間運転を保証する充填ポンプを備える包装充填装置を提供する。
充填ポンプは、シリンダと、シリンダに嵌合し前進後退自在なピストンと、ピストンとシリンダとの間隙にはられた分離用薄膜状転動形ダイアフラムとを備え、
ダイアフラムは、繊維質シームレス網で形成された補強中心層と、中心層を被覆して密封するゴム状弾性層とからなる、ことを特徴とする。
この発明の包装充填装置は、容器を搬送する搬送装置、充填ポンプ、充填管、ノズル、移動装置を有する。
容器は、側壁と側壁に結合した閉鎖部と閉鎖部の反対端の開放部とによって画定されている。側壁と閉鎖部とで囲まれた空間に、開放部から流動性製品を充填することができる。
充填ポンプは、タンクに連通する入口バルブと充填管に連通する出口バルブとを有し、タンクから充填管へ流動性製品の流量を制御する。
充填管は、その入口から流動性製品を受け入れ、管内部を通過して、出口から流動性製品をノズルに出すことができる。
移動装置は、容器及び/又はノズルを、容器の閉鎖部内側近傍に配置される第1位置と、開放部から離れて配置される第2位置との間で相対的に移動させる。
縦断面図の図2(a)を参照して充填ポンプの例を示す。充填ポンプ4は、シリンダ2と、シリンダに嵌合し前進後退自在なピストン1と、2個の分離用薄膜状転動形ダイアフラム3、3とを備える。
ダイアフラムは、運動する部品と静止している部品のすきまにはられた分離用の薄膜であり、これによって2つの領域や室にある液体や媒体がお互いに混ざり合うのを防ぐ。転動形ダイアフラム(Rolling diaphragm)は、180度折り返され、シリンダ2とピストン1が相対運動するとき、ダイアフラム3の一方の面はシリンダ2またはピストン1の側壁から転がり接触しながら離れ、もう一方の面は側壁と転がり接触し始めるような構造を有する。
横断面図の図2(b)及び(c)を参照して充填ポンプのダイアフラムの不都合を示す。縦断面図の図2(a)のA−A横断面を示す図2(b)に示すように、ダイアフラムに数カ所、図示する例では、4箇所のたるみ3aが生じる不都合がある。これは、ダイアフラムの補強中心層が、シームレスな均一な網でない場合に生じる不都合である。また、図2(c)に示すように、1枚のシートから型絞り成形して得た補強中心層用の網では、成型時に生じた不均一な網部分3bになり、それから得られたダイアフラムでは、部分的に機械的強度不足が生じる不都合がある。
この発明のダイアフラムでは、繊維質であってシームレスな均一な網で形成された補強中心層とからなるので、たるみが生じず、また、均一な強度を持ち、耐久性に優れたいる。
この発明のダイアフラムは、補強中心層を被覆して密封するゴム状弾性層とからなるので、ダイアフラムは、運動するピストンと静止しているシリンダのすきまにはられて密封分離することができる。
この態様に充填ポンプによって、ポンプに連結された充填管に対して所望量の流動性製品を正確に排出し、流動性製品を定量的に包装容器内に充填することができる。
この発明によっては、包装充填装置の長時間運転を保証することができる。
図1は、この発明による包装充填装置の充填ポンプ例を分解した一部分解図である。
図2は、包装充填装置の充填ポンプ例における不都合を説明する参考図である。
図3は、この発明による充填ポンプのダイアフラム例を示す外観図及び断面図である。
図4は、この発明による包装充填装置の充填手段の一実施例を示す断面図である。
図5は、屋根型容器の包装充填装置を示す概略外観斜視図である。
この装置の例では、平行する2列の包装充填ラインからなり、ウェブ状の包装材料が容器1個分の所定形状に裁断され、容器縦方向に縦シールした容器ブランクス31を得る。ブランクスの底が底部シール手段32でシールされ、充填ステーション34aで容器(31、33)の上部の開放口から流動性製品が充填手段34でヘッドスペースを残して充填され、上部開放口が折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖され、予熱ステーション35a及びトップシールステーション35bで容器33の上端がトップシール手段35でヒートシールされて、部分拡大図に示すような屋根型包装充填容器36を得る。
この充填手段34は、入口バルブ34aと出口バルブ34bとを有し、タンク34cから充填管34dへ流動性製品40の流量を制御する充填ポンプ4と、流動性製品を出口バルブ34bから受け入れる入口および出口を有する充填管34dと、充填管の出口に配置されたノズル34eと、ノズルが容器の閉鎖部内側近傍に配置される第1位置とノズルが開放部から離れて配置される第2位置との間で容器及び/又はノズルを矢印方向(相対的に)移動させる移動装置(図示せず)とを有する。
充填ポンプ4が、流動性製品40をタンク34cから充填管34d、ノズル34eを経て、包装容器31内に充填する。
分解斜視図の図1を参照して充填ポンプの態様を示す。充填ポンプ4は、シリンダ2と、シリンダに嵌合し前進後退自在なピストン1と、2個の分離用薄膜状転動形ダイアフラム3、3とを備える。
ダイアフラム3の大径端部はシリンダ2の端部に、ダイアフラム3の小径端部はピストン1の端部に、それぞれ固定されて組み立てられる。
ローリングダイアフラムは、シリンダ2内をピストン1が前進後退運動するとき、ダイアフラム3の一方の面はシリンダ2またはピストン1の側壁から転がり接触しながら離れ、もう一方の面は側壁と転がり接触し始める。
図1(a)、(b)及び(c)を参照して充填ポンプのダイアフラムを示す。図1(a)に、繊維質であってシームレスな(継ぎ目のない)均一な網で形成された補強中心層3dを示す。なお、網目は図示せず。このダイアフラムでは、シームレスな均一な網で形成された補強中心層とからなるので、たるみが生じず、また、均一な強度を持ち、耐久性に優れたいる。
補強中心層3dが弾性ゴム状物質で全体的に被覆されて所定形状に成形されたム状弾性層3eを、図1(b)に示す。ダイアフラムは、運動するピストンと静止しているシリンダのすきまにはられ密封分離する。
この充填ポンプ4によって、ポンプ34cに連結された充填管34dに対して所望量の流動性製品40を正確に排出し、流動性製品40を定量的に包装容器31内に充填する。
2 ・・・シリンダ
3 ・・・ダイアフラム
4 ・・・充填ポンプ
31 ・・・容器
Claims (4)
- 側壁と該側壁に結合した閉鎖部と該閉鎖部の反対端の開放部とによって画定された容器を搬送する搬送装置、入口バルブと出口バルブとを有し、タンクから充填管へ流動性製品の流量を制御する充填ポンプ、流動性製品を該出口バルブから受け入れる入口および出口を有する充填管、該充填管の出口に配置されたノズル、該ノズルが該容器の該閉鎖部内側近傍に配置される第1位置と該ノズルが該開放部から離れて配置される第2位置との間で該容器及び/又はノズルを相対的に移動させる移動装置を有する包装充填装置において、
該充填ポンプは、シリンダと、該シリンダに嵌合し前進後退自在なピストンと、該ピストンと該シリンダとの間隙にはられた分離用薄膜状転動形ダイアフラムとを備え、
該ダイアフラムは、繊維質シームレス網で形成された補強中心層と、該中心層を被覆して密封するゴム状弾性層とからなる、
ことを特徴とする包装充填装置。 - 流動性製品が、低粘性液体食品、粘稠性液体食品、固形物含有液体食品、粉状食品又は粒状食品である、請求項1記載の包装充填装置。
- 該ダイアフラムは、該ピストン側の端部に支持部材を内蔵する、請求項1記載の包装充填装置。
- 該充填ポンプは、充填時に該出口バルブが開口し、該ピストンを前進させて流動性製品を該出口バルブから押出し、該ピストンの前進ストロークの終点位置で該出口バルブが閉鎖し、補給時に該入口バルブが開口し、該ピストンを後退させて流動性製品を該タンクから該入口バルブを経て補給し、該ピストンの後退ストロークの終点位置で該入口バルブが閉鎖する、請求項1記載の包装充填装置。
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- 2007-12-31 JP JP2007341582A patent/JP2009161219A/ja active Pending
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