JP4633835B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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本発明は、データ信号を集約して、読み書き動作試験を効率的に行うデータ圧縮試験の機能を有する半導体集積回路に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリLSIにおいては、その記憶容量が年々増大してきている。これ等メモリLSIのアドレス空間は、記憶容量の増大により、入出力端子を16ビットあるいは32ビット(一般に、多ビット品と称する)にした場合にも、十分に確保されるようになってきている。例えば、32ビットのマイクロコンピュータで使用するワークメモリは、32ビットのメモリLSIを1個使用することで構成可能である。
一方、外部端子の数の増大に伴い、試験用の評価基板に搭載できるメモリLSIの数は、減る傾向にある。メモリLSIの試験の効率は、LSIテスタの入出力端子の数に依存する。例えば、LSIテスタの入出力チャネルの数が256である場合、8ビットの入出力端子を有するDRAMでは、同時に32個を試験可能であるが、32ビットの入出力端子を有するDRAMでは、同時に8個しか試験できない。この結果、試験コスト(特に出荷用の試験)が大幅に増大する。
近時、入出力端子の増加に伴う試験コストの増大を防止するために、メモリLSI内でデータ信号を集約し、読み書き動作試験を効率的に行うデータ圧縮機能を有するメモリLSIが開発されている。
図12は、データの圧縮機能を有するSDRAM(Synchronous DRAM)におけるメモリコア10を示している。このSDRAMは、32ビットの入出力端子を有している。以後、入出力端子を介して伝達される入出力データの各ビットをDQとも称する。
メモリコア10は、図の縦方向に8行、横方向に12列に配置された96個のメモリセルアレイ12を有している。
メモリセルアレイ12の一行は、ブロックBLK0〜BLK7のいずれかに割り当てられている。ブロックBLK0、BLK4、ブロックBLK1、BLK5、ブロックBLK2、BLK6、ブロックBLK3、BLK7は、それぞれ同時に活性化されるブロックである。4行×3列で構成される12個のメモリセルアレイ12は、所定のDQに対応している。図中、記号Aを付したメモリセルは、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15に対応している。記号Bを付したメモリセルは、DQ2、DQ3、DQ12、DQ13に対応している。記号Cを付したメモリセルは、DQ4、DQ5、DQ10、DQ11に対応している。記号Dを付したメモリセルは、DQ6、DQ7、DQ8、DQ9に対応している。記号Eを付したメモリセルは、DQ18、DQ19、DQ28、DQ29に対応している。記号Fを付したメモリセルは、DQ16、DQ17、DQ30、DQ31に対応している。記号Gを付したメモリセルは、DQ22、DQ23、DQ24、DQ25に対応している。記号Hを付したメモリセルは、DQ20、DQ21、DQ26、DQ27に対応している。記号A〜Hを付した12個のメモリセルアレイ12で構成されるメモリセルアレイ領域を、以後、グループA〜Hとも称する。
グループB、D、F、Hの端には、コラムデコーダ14が、それぞれ配置されている。グループC、DとグループE、Fとの間には、ロウデコーダ16が配置されている。ロウデコーダ16からは、横方向の両側のメモリセルアレイ12に向けてワード線WLが配線されている。
メモリセルアレイ12の間には、縦方向に沿って複数の主データ線対MDLPが形成され、横方向に沿って複数の副データ線対が形成されている。副データ線対SDLPは、黒丸で示したデータ線スイッチ18により主データ線対MDLPに接続されている。すなわち、データ線は、階層構造を有している。グループA、B、グループC、D、グループE、F、グループG、Hは、DQの番号を除いてそれぞれ同一の構造(鏡面対称を含む)である。このため、以後主に、グループA、Bについて説明する。
図13は、グループA、Bのレイアウトの詳細を示している。
各メモリセルアレイ12は、縦方向に沿って複数のビット線対BLPが形成されている。隣接するビット線対BLPは、互いの干渉を避けるため、別のビット番号のビット線対BLPを挟んで配線されている。ビット線対BLPは、白丸で示したコラム線スイッチ20により副データ線対SDLPに接続されている。ブロック間(例えば、BLK1とBLK2の間)に形成されたコラム線スイッチ20に接続されるビット線対BLPは、両ブロック内(BLK1とBLK2)に配線されている。ブロックBLK0、BLK3の端に形成されたコラム線スイッチ20に接続されるビット線対BLPは、ブロックBLK0、BLK3内にそれぞれ配線されている。
図中の太線で示した矢印は、読み出し動作および書き込み動作におけるデータの流れを示している。例えば、グループBのブロックBLK1のメモリセルアレイ12から読み出されるデータは、ビット線対BLP、コラム線スイッチ20、副データ線対SDLP、データ線スイッチ18、主データ線対MDLPを介してグループBの外部に伝達される(図13(i))。ブロックBLK4(グループA)のメモリセルアレイ12に書き込まれるデータは、主データ線対MDLP、データ線スイッチ18、副データ線対SDLP、コラム線スイッチ20、ビット線対BLPを介してグループAの外部からメモリセル(図示せず)に伝達される(図13(ii))。
各ブロック(例えば、図12に示したグループB、D、F、Hで構成されるBLK0)は、それぞれ2個のワード線救済回路22を有している。ワード線救済回路22は、冗長ワード線(図示せず)と、この冗長ワード線に接続される複数の冗長メモリセル(図示せず)とを有している。ブロックBLK0〜BLK7は、ワード線救済回路22を使用することで、それぞれ2個のワード線不良または2個のビット不良を救済できる。
各グループA〜Hは、少なくとも1個以上のビット線救済回路24を有している。ビット線救済回路24は、冗長ビット線対(図示せず)と、この冗長ビット線対に接続される複数の冗長メモリセル(図示せず)とを有している。グループA〜Hは、ビット線救済回路24を使用することで、1個のビット線不良または1個のビット不良を救済できる。
図14は、ブロックBLK0、BLK1の間に形成される制御回路26を示している。
ブロックBLK0、BLK1のビット線対BLPは、nMOSトランジスタからなるビット線スイッチ28を介して共有ビット線対SHBLPに接続されている。各ビット線スイッチ28は、コラムアドレスに応じて活性化される制御信号BT0、BT1でそれぞれ制御されている。共有ビット線対SHBLPには、センスアンプ30およびプリチャージ回路32が接続されている。プリチャージ回路32は、イコライズ信号BRSが高レベルのときに、共有ビット線対SHBLPと、制御信号BT0、BT1により共有ビット線対SHBLPに接続されているビット線対BLPとに、プリチャージ電圧VPRを供給する回路である。センスアンプ30およびプリチャージ回路32は、ビット線スイッチ28を介してブロックBLK0、BLK1に共有されている。共有ビット線対SHBLPは、nMOSトランジスタからなるコラム線スイッチ20を介して副データ線対SDLPに接続されている。コラム線スイッチ20のゲートは、コラムアドレスに応じて活性化されるコラム線選択信号CLで制御されている。副データ線対SDLPと主データ線対MDLPとを接続するデータ線スイッチ18は、nMOSトランジスタとインバータとで構成されている。データ線スイッチ18のゲートは、インバータを介してプリチャージ信号BRSで制御されている。例えば、ブロックBLK0の読み出し動作は、制御信号BT0およびコラム線選択信号CLが高レベルに変化し、制御信号BT1およびプリチャージ信号BRSが低レベルに変化し、ブロックBLK0のビット線対BLP、共有ビット線対SHBLP、副データ線対SDLP、主データ線対MDLPが接続されることで実行される。
図15は、ブロックBLK3、BLK4の間(グループA、Bの間)に形成される制御回路34を示している。
グループA、Bは、保持するデータのビット番号(DQ)が異なるため、それぞれに制御回路を有している。共有ビット線対SHBLPの端に接続されたビット線スイッチ28は、ゲートを接地線VSSに接続し、ビット線対BLPと反対側の端を開放している。ブロックBLK3では、プリチャージ回路32およびデータ線スイッチ18は、プリチャージ信号BRS3を受け、コラム線スイッチ20は、コラム線選択信号CLを受け、ビット線対BLPに接続されたスイッチ28は、制御信号BT3を受けている。ブロックBLK4では、プリチャージ回路32およびデータ線スイッチ18は、プリチャージ信号BRS4を受け、コラム線スイッチ20は、コラム線選択信号CLを受け、ビット線対BLPに接続されたビット線スイッチ28は、制御信号BT4を受けている。
このように、グループA、Bの境界部分には、グループA、Bにそれぞれ対応するセンスアンプ30、プリチャージ回路32等が配置されている。このため、ブロックBLK3、BLK4間は、他のブロック間に比べ、大きいレイアウト面積が必要になる。
図16は、従来のSDRAMにおける書き込みデータのデータ圧縮回路36を示してる。
データ圧縮回路36は、各入出力データ信号DQ0〜DQ7に対応する8個のバッファ回路38と選択回路40とを有している。バッファ回路38は、入出力データ信号DQ0〜DQ7をそれぞれ受け、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7として出力している。選択回路40は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7および圧縮試験のイネーブル信号TEST8を受け、書き込みデータ信号DIN0〜DIN7を出力している。
図17は、選択回路40の詳細を示している。
選択回路40は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7にそれぞれ対応する8個のスイッチ回路42と、これ等スイッチ回路42を制御するインバータ40a、40b、40cとで構成されている。スイッチ回路42は、インバータを介して端子D1に供給される信号を伝達するCMOS伝達ゲート42aと、端子D2に供給される信号を伝達するCMOS伝達ゲート42bとを有している。CMOS伝達ゲート42a、42bの出力は、互いに接続され、縦続接続された2つのインバータを介して端子DOに接続されている。CMOS伝達ゲート42a、42bは、イネーブル信号TEST8と同相の信号および逆相の信号で制御されている。
CMOS伝達ゲート42aは、イネーブル信号TEST8が低レベル(通常の動作)のときにオンする。CMOS伝達ゲート42bは、イネーブル信号TEST8が高レベル(データ圧縮試験)のときにオンする。各選択回路42の端子D2は、インバータ40cを介して書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号を受けている。すなわち、通常の動作では、書き込みデータ信号DINCZ0〜7が、それぞれ書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。データ圧縮試験の動作では、8ビットの入出力端子が1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DINCZ7は、書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。特に図示しないが、同じ構造の選択回路40が、入出力データ信号DQ8〜15、DQ16〜23、DQ24〜31についても形成されている。
このSDRAMを評価するLSIテスタの評価基板は、4ビット(DQ7、DQ15、DQ23、DQ31)の入出力チャネルを使用するだけで、1個のSDRAMの読み書き動作試験を実行できる。例えば、入出力チャネルの数が256であるLSIテスタでは、一度に64個のSDRAMの試験を実行可能になる。
データ圧縮試験は、ウェーハ状態でのプローブ試験(救済の判定)、およびパッケージに組み立て後の最終試験に、チップの動作を確認するために行われることが多い。
特開平6−333400号公報
ところで、データ圧縮試験では、入出力データを集約して試験しているため、試験で不良が見つかった場合にも、入出力データのどのビットが不良になっているかを判断できない。例えば、図13に×印で示したように、実際にはブロックBLK0のDQ2にビット不良があり、ワード線不良が発生した場合にも、データ圧縮試験では、その不良がグループA、B、C、Dのいずれで発生しているかは判断できない。このため、この不良をワード線救済回路22を使用して救済する場合、ブロックBLK0、BLK4のワード線救済回路22を両方使用しなくてはならなかった。すなわち、ブロックBLK4における正常に動作するワード線を救済するため救済効率(ワード線救済回路22の使用効率)が低下する。この結果、歩留りが低下し、製造コストが増大するという問題があった。
救済アドレス、救済DQは、データ圧縮試験の手法を使用せずに通常の読み書き動作試験によっても確認できる。しかし、この場合には、LSIテスタで同時に試験できるメモリLSIの数が減るため(上記の例では、64個から8個)、製造コスト(試験コスト)が大幅に増大してしまう。
さらに、各メモリセルアレイ12のDQ数(上記の例では4ビット)に対応するデータ圧縮試験の制御回路を追加し、圧縮するビット数を可変にすることで救済効率の低下を防止できる。しかし、この場合には、図17に示した選択回路の他に新たな選択回路を形成しなくてはならない。この結果、レイアウト面積が多大に必要になり、チップサイズが増大するおそれがある。
また、図15に示したブロックBLK3、BLK4間は、各ブロックBLK3、BLK4毎にセンスアンプ30、プリチャージ回路32を配置しているため、他のブロック間と異なり、レイアウト面積が大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、半導体集積回路のチップサイズを低減することにある。例えば、データ圧縮試験機能を有する半導体集積回路のチップサイズを低減することにある。
本発明の一形態では、半導体集積回路は、入出力データを伝達する複数の入出力端子と、複数のメモリセルアレイ領域と、各メモリセルアレイ領域に対応するビット線スイッチと、センスアンプとを備えている。各メモリセルアレイ領域は、入出力データのうち互いに異なる番号のビットが割り当てられ、互いに異なるアドレスが割り当てられている。ビット線スイッチは、各メモリセルアレイ領域のメモリセルにそれぞれ接続された複数のビット線を、メモリセルアレイ領域に形成された共有ビット線にそれぞれ接続する。センスアンプは、共有ビット線に接続されており、ビット線スイッチを介して伝達されるビット線のデータを増幅する。例えば、あるメモリセルアレイ領域がアクセスされたときに、そのメモリセルアレイに対応するビット線スイッチのみがオンされ、入出力データのうち所定のビットのデータがビット線と共有ビット線との間を伝達される。センスアンプは、共有ビット線に伝達されたデータを増幅する。別のメモリセルアレイ領域がアクセスされたときに、そのメモリセルアレイ領域に対応するビット線スイッチのみがオンされ、入出力データのうち前回と異なるビットのデータがビット線と共有ビット線との間を伝達される。センスアンプは、共有ビット線に伝達された前回と異なるビットのデータを増幅する。このように、センスアンプは、互いに異なるビットの入出力データに対して共有されている。この結果、センスアンプの数を減らすことができ、メモリセルアレイ領域のレイアウト面積が低減され、チップサイズが低減される。
本発明の一形態における好ましい例では、半導体集積回路は、共有ビット線と、各メモリセルアレイ領域に割り当てられたビットに対応するデータ線とをそれぞれ接続するデータ線スイッチを備えている。このため、メモリセルアレイ領域とデータ線との間に、そのメモリセルアレイに割り当てられた所定のビットのデータが確実に伝達される。
本発明の一形態における好ましい例では、共有ビット線には、各ビット線スイッチを介して2つのメモリセルアレイ領域がそれぞれ接続されている。一方のメモリセルアレイ領域のビットに対応するビット線スイッチの制御信号は、他方のメモリセルアレイのビットに対応するデータ線スイッチを非活性化する制御信号として使用されている。すなわち、一方のメモリセルアレイ領域のビット線が活性化されたとき、他方のメモリセルアレイ領域のビット線は非活性化される。このため、特別の信号生成回路を形成することなく、2つのメモリセルアレイ領域に対応するデータ線スイッチを容易に制御できる。
本発明の一形態における好ましい例では、半導体集積回路は、複数のビット線スイッチを同時にオンし、各メモリセルアレイ領域に一括して入出力データを書き込む試験モードを備えている。データ線スイッチの少なくとも一方は、試験モード時にオンされる。このため、一方のデータ線を使用することで、他方のデータ線に対応するメモリセルアレイ領域に対しても、入出力データを書き込むことができる。すなわち、データ圧縮試験を容易に実行できる。
本発明の一形態における好ましい例では、複数のビット線スイッチを同時にオンすることで、全てのメモリセルを選択し、これ等メモリセルにストレスを与えるバーンイン試験が実行される。
本発明では、センスアンプを互いに異なるビットの入出力データに対して共有でき、センスアンプの数を減らすことができる。この結果、メモリセルアレイ領域のレイアウト面積を低減でき、チップサイズを低減できる。
メモリセルアレイ領域とデータ線との間に、そのメモリセルアレイ領域に割り当てられた所定のビットのデータを確実に伝達できる。
特別の信号生成回路を形成することなく、2つのメモリセルアレイ領域に対応するデータ線スイッチを容易に制御できる。
一方のデータ線を使用することで、他方のデータ線に対応するメモリセルアレイ領域に対しても、入出力データを書き込むことができる。すなわち、データ圧縮試験を容易に実行できる。
ウェーハバーンイン試験を行う際に、書き込みデータを圧縮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の半導体集積回路の第1の実施形態におけるメモリコアを示している。従来技術と同一の回路については、同一の符号を付し、これら回路については、詳細な説明を省略する。
半導体集積回路は、シリコン基板上にCMOSプロセス技術を使用してデータの圧縮機能を有するSDRAMとして形成されている。SDRAMは、入出力データを伝達する32ビットの入出力端子を備えている。
このSDRAMのメモリコア50は、図の縦方向に8行、横方向に12列に配置された96個のメモリセルアレイ12を有している。メモリセルアレイ12は、複数のメモリセルを有している。特に図示していないが、メモリコア50の周囲には、データの書き込み用のライトアンプおよびデータの読み出し用のセンスバッファ等が形成されている。
メモリセルアレイ12の一行は、ブロックBLK0〜BLK7のいずれかに割り当てられている。ブロックBLK0、BLK4、ブロックBLK1、BLK5、ブロックBLK2、BLK6、ブロックBLK3、BLK7は、それぞれ同時に活性化されるブロックである。例えば、あるアドレスが外部から供給されたときに、ブロックBLK0、BLK4が同時に活性化される。4行×3列で構成される12個のメモリセルアレイ12は、所定のDQに対応している。これらのメモリセルアレイ12からなるメモリセルアレイ領域を、従来技術と同様に、グループA〜グループHと称する。
グループB、D、F、Hの端には、それぞれ、コラムデコーダ14が配置されている。グループC、DとグループE、Fとの間には、ロウデコーダ16が配置されている。ロウデコーダ16からは、横方向の両側のメモリセルアレイ12にワード線WLが配線されている。
メモリセルアレイ12の間には、縦方向に沿って複数の主データ線対MDLPが形成され、横方向に沿って複数の副データ線対SDLPが形成されている。副データ線対SDLPは、黒丸で示したデータ線スイッチ18により主データ線対MDLPに接続されている。すなわち、データ線は、階層構造を有している。
ブロックBLK3、BLK4の間には、上側のグループに対応するデータ線スイッチ18と下側のグループに対応するデータ線スイッチ18とが接続された副データ線対SDLPが形成されている。
図2は、グループA、Bのレイアウトの詳細を示している。ここでは、従来技術で説明した図13と相違する要素のみを説明する。なお、従来と同様に、各ブロック(例えば、図1に示したグループB、D、F、Hで構成されるBLK0)は、それぞれ2個のワード線救済回路22を有し、各グループA〜Hは、少なくとも1個以上のビット線救済回路24を有している。
ブロックBLK3およびブロックBLK4のビット線対BLPは、白丸で示したコラム線スイッチ20により、ブロックBLK3、BLK4間に形成された副データ線対SDLPに接続されている。すなわち、ブロックBLK3、BLK4間に形成された副データ線対SDLPは、ブロックBLK3の動作時にはDQ2、DQ3用として使用され、ブロックBLK4の動作時には、DQ0、DQ1用として使用される。
なお、データ線は、ブロック間に形成される構造に限定されず、例えば、メモリセルアレイ上を通って配線される構造でもよい。
図3は、ブロックBLK3、BLK4の間に形成される制御回路52を示している。なお、他のブロック間には、従来技術(図14)と同一の制御回路26が形成されれている。
ブロックBLK3、BLK4のビット線対BLPは、nMOSトランジスタからなるビット線スイッチ28を介して共有ビット線対SHBLPに接続されている。各ビット線スイッチ28は、コラムアドレスに応じて活性化される制御信号BT3、BT4でそれぞれ制御されている。すなわち、制御信号BT3は、ブロックBLK3のビット線対BLPを活性化する活性化信号であり、制御信号BT4は、ブロックBLK4のビット線対BLPを活性化する活性化信号である。共有ビット線対SHBLPには、センスアンプ30およびプリチャージ回路32が接続されている。センスアンプ30およびプリチャージ回路32は、ビット線スイッチ28を介してブロックBLK3、BLK4に共有されている。このため、制御回路52のレイアウト面積は、従来の制御回路34(図15)に比べて大幅に低減されている。
共有ビット線対SHBLPは、nMOSトランジスタからなるコラム線スイッチ20を介して副データ線対SDLPに接続されている。コラム線スイッチ20のゲートは、コラムアドレスに応じて活性化されるコラム線選択信号CLで制御されている。副データ線対SDLPと2組の主データ線対MDLPとを接続するために、2個のデータ線スイッチ18が形成されている。グループAに対応するデータ線スイッチ18のゲートは、インバータを介してブロックBLK3(グループB)を制御する制御信号BT3で制御されている。グループBに対応するデータ線スイッチ18のゲートは、インバータを介してブロックBLK4(グループA)を制御する制御信号BT4で制御されている。換言すれば、制御信号BT3は、ブロックBLK3のビット線スイッチ28を活性化すると同時に、ブロックBLK4に対応するデータ線スイッチ18を非活性化する。制御信号BT4は、ブロックBLK4のビット線スイッチ28を活性化すると同時に、ブロックBLK3に対応するデータ線スイッチ18を非活性化する。データ線スイッチ18のゲートを、互いに相手のブロックの制御信号BT3、BT4の反転信号で制御したため、制御回路は簡易になる。
例えば、ブロックBLK3の読み出し動作は、制御信号BT3およびコラム線選択信号CLが高レベルに変化し、制御信号BT4およびプリチャージ信号BRSが低レベルに変化し、ブロックBLK3のビット線対BLP、共有ビット線対SHBLP、共有の副データ線対SDLP、グループBに対応する主データ線対MDLPが接続されることで実行される。
図4は、書き込みデータのデータ圧縮回路54を示している。データ圧縮回路54は、入出力データ信号DQ0〜DQ7に対応する8個のバッファ回路38と選択回路56とを有している。選択回路56は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7およびデータ圧縮試験のイネーブル信号TEST4、TEST8を受け、書き込みデータ信号DIN0〜DIN7を出力している。イネーブル信号TEST4は、4ビットのデータ圧縮試験のときに高レベルになり、イネーブル信号TEST8は、8ビットのデータ圧縮試験のときに高レベルになる。すなわち、この実施形態のSDRAMは、入出力データのビット数(入出力端子数)を4分の1または8分の1にできる2種類の圧縮試験モードを有している。
図5は、選択回路56の詳細を示している。選択回路56は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7にそれぞれ対応する8個(1バイト)のスイッチ回路42と、これ等スイッチ回路42を制御するOR回路56a、インバータ56bと、書き込みデータ信号DIN0、DIN1、DIN4、DIN5に対応するスイッチ回路42に供給するデータ信号を選択するスイッチ回路58とで構成されている。スイッチ回路42は、第2スイッチ回路に対応し、スイッチ回路58は、第1スイッチ回路に対応している。スイッチ回路58は、2個のCMOS伝達ゲートと2個のインバータとで構成されている。スイッチ回路58は、イネーブル信号TEST4が高レベルの時に書き込みデータ信号DINCZ0の反転信号を出力し、イネーブル信号TEST4が低レベルの時に書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号を出力する回路である。
スイッチ回路42のCMOS伝達ゲート42a、42bは、イネーブル信号TEST4、TEST8のOR論理と同相の信号および逆相の信号で制御されている。CMOS伝達ゲート42aは、イネーブル信号TEST4、TEST8がともに低レベル(通常の動作)のときにオンする。CMOS伝達ゲート42bは、イネーブル信号TEST4、TEST8の一方が高レベル(4ビットのデータ圧縮試験または8ビットのデータ圧縮試験)のときにオンする。書き込みデータ信号DIN0、DIN1、DIN4、DIN5に対応する選択回路42の端子D2は、スイッチ回路58を介して書き込みデータ信号DINCZ0または書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号を受けている。書き込みデータ信号DIN2、DIN3、DIN6、DIN7に対応する選択回路42の端子D2は、インバータ56bを介して書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号を受けている。
このように、本実施形態では、従来と同一のスイッチ回路42を使用して、複数のデータ圧縮試験を行うことができる。これは、2段構成のスイッチ回路42、58で選択回路56を構成しているためである。すなわち、スイッチ回路42は、通常データ、試験用データのいずれかを選択し、スイッチ回路42の手前に形成されたスイッチ回路58は、複数の試験用データ(書き込みデータ信号DINCZ0、DINCZ7)のいずれかを選択する。書き込みデータ信号DIN0〜DIN7の負荷を従来と同一にできるため、タイミング設計は容易になる。また、複数の試験用データを、CMOS伝達ゲートで構成された簡易なスイッチ回路58で選択している。このため、レイアウト面積を最小限にして、データ圧縮試験の制御回路を形成できる。
次に、選択回路56の動作を説明する。通常動作モードでは、書き込みデータ信号DINCZ0〜7が、それぞれ書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。4ビットのデータ圧縮試験の動作では、4ビットの入出力端子が1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DINCZ0およびDINCZ7は、それぞれ書き込みデータ信号DIN0、DIN1、DIN4、DIN5および書き込みデータ信号DIN2、DIN3、DIN6、DIN7として伝達される。8ビットのデータ圧縮試験の動作では、8ビットの入出力端子が1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DINCZ7は、全ての書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。特に図示しないが、入出力データ信号DQ8〜15、DQ16〜23、DQ24〜31についても同じ選択回路56で制御されている。
このSDRAMを評価するLSIテスタの評価基板は、1個のSDRAMに対して4ビット(DQ7、DQ15、DQ23、DQ31)または8ビット(DQ0、DQ7、DQ8、DQ15、DQ16、DQ23、DQ24、DQ31)の入出力チャネルを使用するだけで、SDRAMの読み書き動作試験を実行できる。例えば、4ビットのデータ圧縮試験を不良の救済試験(ウェーハ状態での試験)に適用することで、実際に不良が発生したブロックのワード線救済回路22のみを使用して不良の救済ができる。したがって、データ圧縮試験を救済判定に適用した場合にも、救済効率(ワード線救済回路22の使用効率)を低下させることなく、かつLSIテスタでの同時測定するSDRAMの数を増大することができる。なお、救済効率を向上するためには、データ圧縮試験で確認される不良が、ワード線救済回路22の最小単位である一つのブロック内(例えばBLK0)に限定する必要がある。
8ビットのデータ圧縮試験を、組立後の最終試験に適用することで、最終試験のコストを低減できる。さらに、アクセス速度、消費電流等の電気的特性を測定する場合には、通常動作モードを使用できる。このように、試験工程に応じて最も効率のよい試験方法を選択し実行できる。また、DQの番号の異なるブロックBLK3、BLK4で使用するセンスアンプ30およびプリチャージ回路32を共有したため、制御回路52のレイアウト面積を、従来に比べて大幅に低減できる。
図6は、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態におけるデータ圧縮回路60を示している。第1の実施形態と同一の回路については、同一の符号を付し、これら回路については、詳細な説明を省略する。この実施形態のSDRAMは、16ビットの入出力端子を備えている。
データ圧縮回路60は、第1の実施形態のデータ圧縮回路54を2つまとめた回路である。データ圧縮回路60は、入出力データ信号DQ0〜DQ15に対応する16個のバッファ回路38と、2個の選択回路62と、試験用データである書き込みデータ信号DINを伝達するバッファ回路38とを有している。入出力データ信号DQ0〜DQ7に対応する選択回路62は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7、データ圧縮試験のイネーブル信号TEST4、TEST8、TEST、および書き込みデータ信号DINを受け、書き込みデータ信号DIN0〜DIN7を出力している。入出力データ信号DQ8〜DQ15に対応する選択回路62は、書き込みデータ信号DINCZ8〜DINCZ15、データ圧縮試験のイネーブル信号TEST4、TEST8、TEST、および書き込みデータ信号DINを受け、書き込みデータ信号DIN8〜DIN15を出力している。イネーブル信号TEST4は、4ビットのデータ圧縮試験のときに高レベルになり、イネーブル信号TEST8は、8ビットのデータ圧縮試験のときに高レベルになり、イネーブル信号TESTは、16ビットのデータ圧縮試験のときに高レベルになる。すなわち、この実施形態のSDRAMは、3種類のデータ圧縮試験機能を有している。その他の構成は、入出力端子が16ビットであることを除き、第1の実施形態と同一である。入出力端子が16ビットであるため、例えば、図1に示したメモリコア50において、グループE、F、G、HのDQ6〜DQ31は、グループA、B、C、Dとは別アドレスに対応している。
図7は、入出力データ信号DQ0〜DQ7に対応する選択回路62の詳細を示している。なお、入出力データ信号DQ8〜DQ15に対応する選択回路62の信号名を括弧内に示している。
選択回路62は、書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ7にそれぞれ対応する8個のスイッチ回路42と、これ等スイッチ回路42を制御するOR回路62aと、伝達回路62b、62c、62dからなるスイッチ回路63と、ラッチ回路62eと、書き込みデータ信号DIN2、DIN3、DIN6、DIN7に対応するスイッチ回路42に供給するデータ信号を選択するスイッチ回路64とで構成されている。スイッチ回路63、64は、第1スイッチ回路に対応している。
伝達回路62b、62c、62dは、CMOS伝達ゲートと、この伝達ゲートを制御するインバータとで構成されている。伝達回路62bは、イネーブル信号TEST4が高レベルの時にオンし、書き込みデータ信号DINCZ0をラッチ回路62eに伝達する。伝達回路62cは、イネーブル信号TEST8が高レベルの時にオンし、書き込みデータ信号DINCZ7をラッチ回路62eに伝達する。伝達回路62dは、イネーブル信号TESTが高レベルの時にオンし、書き込みデータ信号DIN(DQ8)をラッチ回路62eに伝達する。ラッチ62eは、2個のインバータ62f、62gの入力と出力とを互いに接続して構成されている。ラッチ回路62eのインバータ62gは、インバータ62fに貫通電流が発生することを防止している。すなわち、ラッチ62eが、インバータ62fのみで構成された場合、スイッチ回路63の伝達回路62b、62c、62dの出力が高インピーダンスのとき、インバータ62fの入力が不定になる。インバータ62gは、この不定状態をなくしている。
スイッチ回路64は、2個のCMOS伝達ゲートとインバータとで構成されている。スイッチ回路64は、イネーブル信号TESTが高レベルの時に書き込みデータ信号DINの反転信号を出力し、イネーブル信号TESTが低レベルの時に書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号を出力する回路である。
スイッチ回路42のCMOS伝達ゲート(図示せず)は、イネーブル信号TEST4、TEST8、TESTのOR論理と同相の信号および逆相の信号で制御されている。すなわち、スイッチ回路42は、イネーブル信号TEST4、TEST8、TESTが全て低レベル(通常の動作)のときに、端子D1で受けた信号を端子DOから出力する。スイッチ回路42は、イネーブル信号TEST4、TEST8、TESTのいずれかが高レベル(4ビットのデータ圧縮試験、8ビットのデータ圧縮試験、16ビットのデータ圧縮試験のいずれか)のときに、端子D2で受けた信号を端子DOから出力する。書き込みデータ信号DIN0、DIN1、DIN4、DIN5に対応する選択回路42の端子D2は、ラッチ62eを介して、書き込みデータ信号DINCZ0、DINCZ7、DIN(DQ8)の反転信号のいずれかを受けている。書き込みデータ信号DIN2、DIN3、DIN6、DIN7に対応する選択回路42の端子D2は、スイッチ回路64を介して書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号または書き込みデータ信号DINの反転信号を受けている。すなわち、通常の動作では、書き込みデータ信号DINCZ0〜7が、それぞれ書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。
4ビットのデータ圧縮試験の動作では、4ビットの入出力データが1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DINCZ0の反転信号およびDINCZ7の反転信号は、それぞれ書き込みデータ信号DIN0、DIN1、DIN4、DIN5および書き込みデータ信号DIN2、DIN3、DIN6、DIN7として伝達される。このとき、入出力データ信号DQ8〜DQ15に対応する選択回路62では、書き込みデータ信号DINCZ8の反転信号およびDINCZ15の反転信号は、それぞれ書き込みデータ信号DIN8、DIN9、DIN12、DIN13および書き込みデータ信号DIN10、DIN11、DIN14、DIN15として伝達される。4ビットのデータ圧縮試験は、第1の実施形態と同様に、救済判定等で使用される。
8ビットのデータ圧縮試験の動作では、8ビットの入出力データが1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DINCZ7の反転信号は、書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。このとき、入出力データ信号DQ8〜DQ15に対応する選択回路62では、書き込みデータ信号DINCZ15の反転信号は、書き込みデータ信号DIN8〜15として伝達される。8ビットのデータ圧縮試験は、組立後の最終試験等で使用される。
16ビットのデータ圧縮試験の動作では、16ビットの入出力データが1ビットに圧縮され、書き込みデータ信号DIN(DQ8)は、書き込みデータ信号DIN0〜7として伝達される。このとき、入出力データ信号DQ8〜DQ15に対応する選択回路62においても、書き込みデータ信号DIN(DQ8)は、書き込みデータ信号DIN8〜15として伝達される。16ビットのデータ圧縮試験は、後述するウェーハバーンイン試験で使用される。
ここで、各選択回路62には、通常動作で使用する書き込みデータ信号DINCZ8ではなく、試験専用のバッファ回路38が出力する書き込みデータ信号DINが供給されている。このため、書き込みデータ信号DINCZ8の負荷は、他の書き込みデータ信号DINCZ0〜7、9〜15と同一になる。通常動作時に、書き込みデータ信号DINCZ8だけ、書き込みタイミングが遅れることはない。
図8は、ブロックBLK3、BLK4の間に形成される制御回路66を示している。制御回路66では、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15に対応するデータ線スイッチ18aのゲートをNANDゲートが制御している。制御回路66の他の構成は、図3に示した制御回路52と同一である。NANDゲートは、一方の入力で制御信号BT3を受け、他方の入力で試験モード信号WBIXを受けている。試験モード信号WBIXは、ウェーハバーンイン試験時に活性化(低レベル)される信号である。この実施形態では、圧縮効率が最大の16ビットのデータ圧縮試験モードを利用して、ウェーハバーンイン試験が実行される。ウェーハバーンイン試験は、ウェーハ上の複数のSDRAMに、一括してバーンインを行う試験である。ウェーハバーンイン試験では、チップ上の試験パッドを使用してワード線等に直接高電圧を印加できるため、短時間で多くのSDRAMをスクリーニングできる。
ウェーハバーンイン試験では、チップ上の全てのメモリセルを選択するため、制御信号BT3、BT4は、全て高レベルになる。このとき、データ線スイッチ18は、オフする。書き込みデータは、試験モード信号WBIXデータの低レベルを受けてオンするデータ線スイッチ18aを介してメモリセルに伝達される。すなわち、データ圧縮試験モードを利用してウェーハバーンイン試験が実行される。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、スイッチ回路63とスイッチ回路42との間に試験用データをラッチするラッチ回路62eを備えた。このため、スイッチ回路63の伝達回路62b、62c、62dの出力が高インピーダンスのとき、インバータ62fの入力が不定になることを防止でき、インバータ62fに貫通電流が発生することを防止できる。
入出力データ信号DQ8を受け、受けた信号を書き込みデータ信号DINとしてスイッチ回路62d、64に供給する専用のバッファ回路38を備えた。このため、スイッチ回路42に供給される書き込みデータ信号DINCZ0〜DINCZ15の負荷を全て同じにできる。この結果、データ圧縮試験モードで使用する特定のビット(DQ8)のスイッチ回路42への供給タイミングがずれることを防止できる。
データ線スイッチ18aの制御に、試験モード信号WBIXの論理を加え、ウェーハバーンイン試験時に、データ線スイッチ18aをオンした。このため、一方の主データ線対MDLPを使用することで、他方の主データ線対MDLPに対応するブロックに対しても、入出力データを書き込むことができる。すなわち、ウェーハバーンイン試験を行う際に、書き込みデータを圧縮することができる。この結果、バーンイン試験において、書き込みデータを供給するためにチップ上のパッドに接続するプローブの本数を最小限にできる。
図9は、本発明の半導体集積回路の第3の実施形態を示している。第1の実施形態と同一の回路については、同一の符号を付し、これら回路については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、第1の実施形態の制御回路52にnMOSトランジスタ68a、68bを付加して制御回路68が構成されている。nMOSトランジスタ68a、68bは、高レベルの試験モード信号WBIZを受けてオンし、主データ線対MDLPを副データ線対SDLPに接続する機能を有している。試験モード信号WBIZは、ウェーハバーンイン試験時に活性化(高レベル)される信号である。
この実施形態においても、上述した第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、nMOSトランジスタを追加することで制御回路68が構成されるため、ブロックBLK3、BLK4の間のレイアウト面積を小さくすることができる。
なお、上述した第1の実施形態では、図5に示したように、スイッチ回路42をCMOS伝達ゲートで構成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、スイッチ回路70をクロックドインバータで構成してもよい。あるいは、図11に示すように、クロックドインバータを有するスイッチ回路72aと、スイッチ回路72aの電源を利用したインバータを有するスイッチ回路72bとを形成してもよい。スイッチ回路72aは、クロックドインバータにおける電源側のpMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのドレインから、電圧VD1、VS1、VD2、VS1をそれぞれ出力している。スイッチ回路72bは、これ等電圧VD1、VS1、VD2、VS1をpMOSトランジスタ、nMOSトランジスタのソースでそれぞれ受けている。このため、スイッチ回路72bにおいて制御用のpMOSトランジスタ、nMOSトランジスタを不要にできる。
上述した第1の実施形態では、データ線スイッチ18をnMOS伝達ゲートで構成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。レイアウト面積に余裕がある場合には、データ線スイッチ18をCMOS伝達ゲートで構成してもよい。
上述した第1の実施形態では、データ圧縮試験時に書き込みデータDINCZ0
、DINCZ7を使用した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。書き込みデータに使用するビットは、任意に決めてよい。
上述した第2の実施形態では、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15に対応する主データ線対MDLPをデータ線スイッチ18aを介して副データ線対SDLPに接続した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、DQ2、DQ3、DQ12、DQ13に対応する主データ線対MDLPをデータ線スイッチ18aを介して副データ線対SDLPに接続してもよく、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15、およびDQ2、DQ3、DQ12、DQ13に対応する主データ線対MDLPを、それぞれデータ線スイッチ18aを介して副データ線対SDLPに接続してもよい。
上述した第2の実施形態では、2個のインバータの入力と出力とを接続してラッチ回路62eを形成した例について述べた(図7)。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、一方のインバータをNANDゲートに置き換え、このNANDゲートの一方の入力にパワーオン時に活性化(低レベル)されるパワーオンリセット信号あるいはパワーオンリセット信号の論理を含む制御信号を供給してもよい。この結果、NANDゲートがリセット回路として動作し、パワーオン時にラッチ回路が確実に初期化される。また、貫通電流の発生を防止できる。
上述した第2の実施形態では、本発明をウェーハバーンイン試験に適用した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、組立後のSDRAMのバーンイン試験に適用してもよい。
上述した第3の実施形態では、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15に対応する主データ線対MDLPをnMOSトランジスタ68a、68bを介して副データ線対SDLPに接続した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、DQ2、DQ3、DQ12、DQ13に対応する主データ線対MDLPをnMOSトランジスタ68a、68bを介して副データ線対SDLPに接続してもよく、DQ0、DQ1、DQ14、DQ15、およびDQ2、DQ3、DQ12、DQ13に対応する主データ線対MDLPを、それぞれnMOSトランジスタ68a、68bを介して副データ線対SDLPに接続してもよい。
上述した実施形態では、本発明を、16本または32本の入出力端子を有するSDRAMに適用した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、64本またはそれ以上の入出力端子を有するSDRAMに適用してもよい。
上述した実施形態では、本発明をSDRAMに適用した例について述べた。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明をクロック非同期式の通常のDRAM、SRAMに適用してもよい。あるいは、DRAMのメモリコアを内蔵したシステムLSIに適用してもよい。
また、本発明が適用される半導体製造プロセスは、CMOSプロセスに限られず、Bi-CMOSプロセスでもよい。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
第1の実施形態におけるメモリコアを示すレイアウト図である。 図1の要部の詳細を示すレイアウト図である。 ブロックの間に形成される制御回路を示す回路図である。 第1の実施形態におけるデータ圧縮回路を示すブロック図である。 図4の選択回路の詳細を示す回路図である。 第2の実施形態におけるデータ圧縮回路を示すブロック図である。 図6の選択回路の詳細を示す回路図である。 第2の実施形態におけるブロックの間に形成される制御回路を示す回路図である。 第3の実施形態におけるブロックの間に形成される制御回路を示す回路図である。 選択回路の別の例を示す回路図である。 選択回路の別の例を示す回路図である。 従来のSDRAMのメモリコアを示すレイアウト図である。 図11の要部の詳細を示すレイアウト図である。 従来のSDRAMにおけるブロックの間に形成される制御回路を示す回路図である。 従来のSDRAMにおける別のブロックの間に形成される制御回路を示す回路図である。 従来のSDRAMにおけるデータ圧縮回路を示すブロック図である。 図16の選択回路の詳細を示す回路図である。
符号の説明
12 メモリセルアレイ
14 コラムデコーダ
16 ロウデコーダ
18 データ線スイッチ
18a データ線スイッチ
20 コラム線スイッチ
22 ワード線救済回路
24 ビット線救済回路
26 制御回路
28 ビット線スイッチ
30 センスアンプ
32 プリチャージ回路
38 バッファ回路
42 スイッチ回路
42a、42b CMOS伝達ゲート
50 メモリコア
52 制御回路
54 データ圧縮回路
56 選択回路
56a OR回路
56b インバータ
58 スイッチ回路
60 データ圧縮回路
62 選択回路
62a OR回路
62b、62c、62d 伝達回路
62e ラッチ回路
63 スイッチ回路
64 スイッチ回路
66 制御回路
68 制御回路
68a、68b nMOSトランジスタ
70 スイッチ回路
72a、72b スイッチ回路
BLK0〜BLK7 ブロック
BLP ビット線対
BRS プリチャージ信号
BT3、BT4 制御信号
CL コラム線選択信号
DIN0〜DIN7 書き込みデータ信号
DINCZ0〜DINCZ7 書き込みデータ信号
DQ0〜DQ7 入出力データ信号
MDLP 主データ線対
SDLP 副データ線対
SHBLP 共有ビット線対
TEST4、TEST8、TEST イネーブル信号
WBIX、WBIZ 試験モード信号
WL ワード線

Claims (5)

  1. 読み出したデータを出力するための第1および第2端子と、
    前記第1および第2端子にそれぞれ対応し、前記読み出したデータを前記第1および第2端子に伝達するための第1および第2データバス線と、
    前記第1および第2データバス線にそれぞれ対応する第1および第2メモリセルアレイ領域と、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域に共有され、選択された前記第1および第2メモリセルアレイ領域の一つからのデータを増幅するセンスアンプと、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域の選択に対応して、前記センスアンプを前記第1および第2データバス線に選択的に接続する第1および第2データ線スイッチとを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記センスアンプに接続される共有ビット線と、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域を前記共有ビット線にそれぞれ接続するための第1および第2ビット線スイッチとを備え、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域の一方に対応する前記第1および第2ビット線スイッチの一方を活性化するメモリセルアレイ領域選択信号は、前記第1および第2メモリセルアレイ領域の他方に対応する前記第1および第2データ線スイッチの他方を非活性化するために使用されることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1または請求項2記載の半導体集積回路において、
    前記第1および第2ビット線スイッチを同時にオンし、前記第1および第2メモリセルアレイ領域に一括して入出力データを書き込む試験モードを備え、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域にそれぞれ対応する前記第1および第2データ線スイッチの少なくとも一方は、前記試験モード時にオンすることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項3記載の半導体集積回路において、
    前記試験モードは、前記第1および第2メモリセルアレイ領域の全てのメモリセルを選択し、該メモリセルにストレスを与えるバーンイン試験モードであることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の半導体集積回路において、
    前記第1および第2メモリセルアレイ領域は、互いに同時に選択されない関係にあるメモリセルアレイ領域であることを特徴とする半導体集積回路。
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