JP4632932B2 - アンテナ - Google Patents
アンテナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4632932B2 JP4632932B2 JP2005328606A JP2005328606A JP4632932B2 JP 4632932 B2 JP4632932 B2 JP 4632932B2 JP 2005328606 A JP2005328606 A JP 2005328606A JP 2005328606 A JP2005328606 A JP 2005328606A JP 4632932 B2 JP4632932 B2 JP 4632932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film antenna
- impedance
- vswr
- frequency
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
このように、間隔Dを約30mmとして良好な電気的特性を示すフィルムアンテナ100を図43に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラスに固着した際の電気的特性を図46および図47に示す。VSWRの周波数特性を示す図46を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約3.297に劣化していることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図47のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」から遠くなり、インピーダンスが不整合状態になっていることがわかる。
このように、間隔Dを約60mmとして良好でない電気的特性を示すフィルムアンテナ100を図43に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラスに固着した際の電気的特性を図50および図51に示す。VSWRの周波数特性を示す図50を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約4.404と若干劣化しているに過ぎないことがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図51のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて取り付けられていないフィルムアンテナ単体のインピーダンスとほぼ同様のインピーダンスとなっていることがわかる。
図1に示すフィルムアンテナ1は列車や車両の窓ガラスに貼着されて固着されるアンテナとされている。フィルムアンテナ1は、矩形のループアンテナ2を備えており、このループアンテナ2は矩形状の透明のフィルム15上に形成された矩形状のループエレメント10により構成されている。ループエレメント10のループ長は、使用周波数の約1波長の長さとされており、このループエレメント10における短辺の一つから次第に幅が狭くされるテーパ部11が延伸されている。テーパ部11に続いて平行2線からなる狭幅部12が形成されている。このテーパ部11と狭幅部12とによりフィルムアンテナ1の給電部が構成されている。狭幅部12の幅は数mm(典型的には約2mm)とされ、フィルムアンテナ1から突出されて端子部16が形成されている。この端子部16は給電箱13内に導入されており、給電箱13からは受信機へ導かれる同軸ケーブル等のケーブル14が導出されている。
ループアンテナ2の構成のみを図2に示す。図2に示すように、ループアンテナ2を構成しているループエレメント10の短辺の一つに形成されているテーパ部11の角度はθとされ、ループエレメント10の給電箱13側の短辺と給電箱13との間隔がL、狭幅部12の長さがLaとされる。代表的には、角度θは約80°、間隔Lは約60mm、長さLaは約25mmとされる。ただし、この値に特定されるものではない。
これらの図に示すように金属フレーム21に固着された窓ガラス20にフィルムアンテナ1は貼着されており、給電箱13は窓ガラス20が取り付けられている金属フレーム21上に固着される。なお、金属フレーム21は車体の一部である。この場合、フィルムアンテナ1および給電箱13は窓ガラス20および金属フレーム21の車内側の面に固着される。このように給電箱13は車内側に露出して固着されることから極力小型にすることが求められ、小型化される結果フィルムアンテナ1における狭幅部12の幅も狭いものとされる。このため、狭幅部12における平行2線の間隔は数mmの狭い間隔とされる。また、給電箱13は金属フレーム21と窓ガラス20との境界に固着されて、フィルムアンテナ1が極力金属フレーム21から離隔されてその影響を受けないようにしている。
まず、本発明にかかるフィルムアンテナ1において、間隔Lを約60mm、長さLaを約30mm、テーパ部11の角度θを約100°とした際のフィルムアンテナ1の単体の電気的特性を図10および図11に示す。この場合、フィルムアンテナ1の使用周波数は374MHzとされる。VSWRの周波数特性を示す図10を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約1.552と良好なVSWRが得られていることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図11のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」に近いほぼ整合したインピーダンスが得られていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図12および図13に示す。VSWRの周波数特性を示す図12を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約2.192と若干VSWRが劣化していることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図13のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」から若干遠くなり、やや不整合となるインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図16および図17に示す。VSWRの周波数特性を示す図16を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約1.987と若干劣化するが良好なVSWRが得られていることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図17のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」から若干遠くなるがほぼ整合したインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図20および図21に示す。VSWRの周波数特性を示す図20を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約2.563と若干劣化したVSWRとなることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図21のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」からより遠くなりやや不整合となるインピーダンスになっていることがわかる。
VSWRの周波数特性を示す図22を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約1.378と非常に良好なVSWRが得られていることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図23のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」に近い整合しているインピーダンスが得られていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図24および図25に示す。VSWRの周波数特性を示す図24を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約1.933と若干劣化するが良好なVSWRとなることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図25のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」からやや遠くなるが、ほぼ整合しているインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図28および図29に示す。VSWRの周波数特性を示す図28を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約1.974と若干劣化するが良好なVSWRとなることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図29のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」からやや遠くなるが、ほぼ整合しているインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図32および図33に示す。VSWRの周波数特性を示す図32を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約2.061と若干劣化してやや良好なVSWRとなることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図33のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」からやや遠くなるが、ほぼ整合しているインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図36および図37に示す。VSWRの周波数特性を示す図36を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約2.162と若干劣化したVSWRとなることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図37のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」から若干遠くなりやや不整合のインピーダンスになっていることがわかる。
このように間隔、長さおよび角度を設定したフィルムアンテナ1を図3に示すように金属フレーム21に取り付けられている窓ガラス20に貼着して固着した際の電気的特性を図40および図41に示す。VSWRの周波数特性を示す図40を参照すると、使用周波数374MHzにおいてVSWRは約2.488と若干劣化していることがわかる。また、インピーダンスの周波数特性を示す図41のスミスチャートを参照すると、使用周波数374MHzにおいて正規化されたインピーダンスの「1」からより遠くなりやや不整合のインピーダンスになっていることがわかる。
また、テーパ部11を設けるようにしてもフィルムアンテナ1の指向特性には影響を与えないことが確認されている。
Claims (3)
- 導電体に接している絶縁体上に固着される平面状のアンテナであって、
透明のフィルム上に形成された線状の矩形のループエレメントと、
該ループエレメントの短辺の一つから次第に幅が狭くされるテーパ部が延伸され、該テーパ部に続く平行2線が前記導体上へ取り付けられている給電手段に導入される給電部を備え、
前記テーパ部により前記給電手段に向かって前記給電部の幅が狭くなり、前記テーパ部に続く幅が狭くされた前記平行2線が前記給電手段に導入されていることを特徴とするアンテナ。 - 前記アンテナエレメントと前記給電手段との間隔とされる前記給電部の長さが約60mm以上とされることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
- 前記テーパ部の角度が約40°以上とされることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328606A JP4632932B2 (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328606A JP4632932B2 (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007135141A JP2007135141A (ja) | 2007-05-31 |
JP4632932B2 true JP4632932B2 (ja) | 2011-02-16 |
Family
ID=38156412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005328606A Expired - Fee Related JP4632932B2 (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4632932B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514028A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-22 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
JP2005102183A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-04-14 | Fujitsu Ten Ltd | 薄型アンテナ、アンテナ装置、及び受信装置 |
-
2005
- 2005-11-14 JP JP2005328606A patent/JP4632932B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514028A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-22 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
JP2005102183A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-04-14 | Fujitsu Ten Ltd | 薄型アンテナ、アンテナ装置、及び受信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007135141A (ja) | 2007-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5970132B2 (ja) | 窓フレーム | |
US8477069B2 (en) | Portable electronic device and antenna thereof | |
WO2019235297A1 (ja) | スプリットリング共振器および基板 | |
CN109301445A (zh) | 电子装置 | |
JP2008160411A (ja) | アンテナ装置及び携帯無線機 | |
JPWO2019208140A5 (ja) | ||
JP2010081567A (ja) | 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス | |
JP4259460B2 (ja) | 発光ダイオード付マイクロストリップアンテナ | |
JP4992762B2 (ja) | 車載統合アンテナ | |
JP2006217511A (ja) | ダイポールアンテナ | |
JP2019106690A (ja) | 無線通信機器 | |
JP4632932B2 (ja) | アンテナ | |
JP2011160236A (ja) | ガラスアンテナ及びそれを備える車両用窓ガラス板 | |
US11424536B2 (en) | Multiband compatible antenna and radio communication device | |
JP2011035520A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2018182556A (ja) | 低背型アンテナ装置 | |
JP6973347B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP4563959B2 (ja) | 車載アンテナ及びその搭載方法 | |
JP6283265B2 (ja) | 窓フレーム | |
JP4181085B2 (ja) | 誘電体導波管アンテナ | |
WO2012105456A1 (ja) | ガラスアンテナ及びそれを備える車両用窓ガラス | |
US10777942B2 (en) | Signal transmission cable | |
JP2005079974A (ja) | 平面アンテナ装置 | |
US8471777B2 (en) | Antenna apparatus | |
JP2006166377A (ja) | アンテナ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100824 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101116 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4632932 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |