JP4631950B2 - 車両用スパッツ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用スパッツ装置に関する。
車両には、車輪の前方にスパッツを設けて、走行中の空気流を制御するようにしたものがある。たとえば特許文献1には、スパッツを下降、あるいは上昇させて、車両のヨーイング制御またはローリング制御を行わせるようにした車両用可動スパッツが記載されている。
ところで、実際の車両では、車両の運動状態に応じて、車両に作用する空気流をより一層制御して、車両の運動性能を向上させることが望まれている。
特開平5−105124号公報
本発明は上記事実を考慮し、車両の運動状態に応じて、車両に作用する空気流をより一層制御して、車両の運動性能を向上させることが可能な車両用スパッツ装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車輪の前方に配置されたスパッツ本体と、車輪の前方に配置されたスパッツ本体と、前記スパッツ本体を車両幅方向に回動するように駆動するスパッツ回動手段と、車両の旋回方向に対するオーバーステアあるいはアンダーステアの少なくとも一方を検出するステア状態検出手段と、前記ステア状態検出手段によって車両のオーバーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向に回動させるように前記スパッツ回動手段を制御し、前記ステア状態検出手段によって車両のアンダーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させるようにスパッツ回動手段を制御する制御手段と、を有する。
したがって、車両のステア状態がステア状態検出手段によって検出されると、検出結果に基づいて、制御手段が、スパッツ回動手段を制御し、スパッツ本体が回動される。具体的には、車両のオーバーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されているスパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されているスパッツ本体を車両旋回方向に回動させる。また、車両のアンダーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されているスパッツ本体を車両旋回方向に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されているスパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させる。車両のオーバーステアあるいはアンダーステアを修正する方向への空気力モーメントが付与されるようにスパッツ本体を回動させるので、操縦安定性を向上させることができる。
なお、ここでいう「車両幅方向に回動」とは、回動によって回動端が車両幅方向に移動するような回動をすべて含む。すなわち、回動中心が上下方向の成分を持っている回動は、すべて該当する。この回動により、車両前後方向に見たときのスパッツ本体の面積が変化する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記スパッツ本体がすべての前記車輪の前方に配置され、前記制御手段が、前記ステア状態検出手段による検出結果に基づいてすべての前記スパッツ本体を回動させるように前記スパッツ回動手段を制御する、ことを特徴とする。
ステア状態検出手段による検出結果に基づいてすべてのスパッツ本体を回動させるので、一部のスパッツ本体のみを回動させる構成と比較して、空気流を有効に利用して車両旋回時の操縦安定性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記スパッツ本体が、車幅方向の長さを可変とされていることを特徴とする。
スパッツ本体の車幅方向の長さを変えることで、空気流を受ける面積を調整して、操縦安定性をさらに向上させることが可能になる。たとえば、特定部位のスパッツ本体の長さを長くすることで、この部位で空気流を受ける面積を大きくし、より一層操縦安定性を向上させることができる。
本発明は上記構成としたので、車両の運動状態に応じて、車両に作用する空気流をより一層制御して、車両の運動性能を向上させることが可能となる。
図1には、本発明の第1参考例の車両用スパッツ装置12を備えた車両10が示されている。各図面において、車両前方を矢印FRで、車両上方を矢印UPで、車両幅方向外側を矢印OUTでそれぞれ示す。なお、この第1参考例及び後述する第2参考例では、車両のスリップアングルをより小さくするものであるが、本発明の第1実施形態(これも後述する)において、第1参考例及び第2参考例の構成が適宜参照される。
なお、図1から分かるように、第1参考例では、車両のフロントタイヤ14Fのみに対応して車両用スパッツ装置12が設けられ、リアタイヤ14Rに対応する車両用スパッツ装置は設けられていないが、後述する第1実施形態のように、リアタイヤ14Rにも対応して、車両用スパッツ装置12と同一構造の車両用スパッツ装置112が設けられていてもよい。また、以下では、左右で車両用スパッツ装置12、112を区別する必要があるときは、左側に対してL、右側に対してR、の符号を付して区別する。
図2には、車両用スパッツ装置(以下、「スパッツ装置」と略す)12の具体的構成が示されている。なお、図2では一例として、左側に位置するスパッツ装置12Lを示しているが、右側に位置するスパッツ装置12Rは、車両中心線に対し対称の構造および配置とされる。
図2に示すように、スパッツ装置12は、下面が開放された箱状の回動ボックス16を有している。回動ボックス16の車幅方向外側端部からは、上方に向けて回動軸18が突出されて、図示しない車両本体の挿通孔に離脱不能に挿通されている。回動ボックス16は、この回動軸18を中心として、矢印Aで示すように回動する。
回動ボックス16の車幅方向内側端部には、連設ピン20を介して、ラックバー22が固定されている。ラックバー22は、回動軸18を中心とした円弧状に形成されており、車体に形成された収容凹部24に収容されている。ラックバー22の外側面にはラックギヤ26が形成され、モータ28で駆動されるピニオンギヤ30と噛み合っている。したがって、モータ28の駆動によるピニオンギヤ30の回転で、ラックバー22が収容凹部24内を案内されつつ、矢印B方向に移動する。このラックバー22の移動によって、回動ボックス16も回動軸18まわりに回動する。モータ28、ピニオンギヤ30及びラックバー22(ラックギヤ26)で、スパッツ回動手段32が構成されている。
回動ボックス16内には、2枚のスパッツ板34、36が収容されている。図3にも示すように、これらのスパッツ板34、36は略同一のサイズとされ、車両前後方向に重なるように配置されている。図3(A)及び(B)に詳細に示すように、車両前方側に位置するスパッツ板34の後面には、車幅方向に沿った2本の係合溝38が形成され、車両後方側のスパッツ板36の前面には、係合溝38に収容されて離脱不能に係合する係合凸部40が突出されている(図2において、上側の係合溝38に係合する係合凸部40は図示省略)。
また、スパッツ板34にはモータ42及びピニオンギヤ44が取り付けられており、このピニオンギヤ44は、スパッツ板36の上面に形成されたラックギヤ46と噛み合っている。モータ42の駆動によってピニオンギヤ44が回転すると、係合凸部40が係合溝38に係合した状態を維持しつつ、スパッツ板36がスパッツ板34に対して車幅方向(矢印C方向)にスライドする。モータ42、ピニオンギヤ44及びラックギヤ46で、スパッツ幅変更手段48が構成されている。
スパッツ板34からは上方に向けて昇降ガイド板50が延出されており、回動ボックス16に形成されたガイド孔52に挿通されている。回動ボックス16の上面にはモータ54及びピニオンギヤ56が取り付けられており、ピニオンギヤ56は、昇降ガイド板50に形成されたラックギヤ58と噛み合っている。モータ54の駆動によってピニオンギヤ56が回転すると、昇降ガイド板50がガイド孔52に挿通されてガイドされた状態を維持しつつ、昇降ガイド板50とスパッツ板34とが矢印D方向に昇降する。モータ54、ピニオンギヤ56及びラックギヤ58で、スパッツ昇降手段60が構成されている。
以下、スパッツ回動手段32、スパッツ幅変更手段48及びスパッツ昇降手段60をまとめて、スパッツ駆動手段62と総称する。スパッツ駆動手段62は、図4に示すように、それぞれのタイヤに対応するスパッツ装置12ごとに独立して、制御手段64により制御されるようになっている。
車両10には、図1及び図4に示すように、この車両の運動状態を検出してスリップアングルを演算するスリップアングルセンサ66が備えられている。このスリップアングルセンサ66で演算されたスリップアングルの演算値が、制御手段64のそれぞれに送られる。なお、スリップアングルセンサ66としては、たとえば、ヨーレイトセンサ、横Gセンサ、車輪速センサ等を適切に組み合わせて使用し、これら各センサで得られたデータと、車両10の進行しようとする方向(前輪中心面の向きとのずれ)から、スリップアングルを推定することができる。
このような構成とされた本実施形態では、図5に示すフローに従って、スパッツ板34、36の駆動制御が行われる。
まず、図1、図6(A)に示すように、車両走行前、あるいは、車両走行開始直後では、スパッツ板34、36(回動ボックス16)は、車両前後方向に対して直行する向きとされている。また、走行時の空気抵抗をより少なくする観点から、図7に示すように、スパッツ板36はスパッツ板34との重なり範囲が最大となり、正面から見たときの面積が小さくなる位置とされている。さらに、同様の観点から、スパッツ板34、36は最も上昇した位置とされている。
車両走行中は、まず、ステップS102で、スリップアングルを推定する。そして、ステップS104では、このスリップアングルの絶対値が、あらかじめ設定されたしきい値θよりも大きいか否かを判断する。小さい場合には、ステップS102に戻るが、大きい場合には、ステップS106において、適切なスパッツ駆動量を制御手段64が演算する。この「適切なスパッツ駆動量」とは、スリップアングルを小さくしてしきい値θよりも小さくするために、スパッツ板34、36を回動させるための回動方向及び回動角度、スライドさせるためのスライド量、昇降させるための昇降量である。
そして、ステップS108において、スパッツ板34、36を駆動するので、これによりスリップアングルを小さくし、操縦安定性を向上させることができる。このとき、ステップS106で得られた昇降量に基づいて、まずモータ54を駆動して図8に示すようにスパッツ板34、36を所定量降下させ、次に、同じくステップS106で得られたスライド量に基づいてモータ42を駆動し、図2に示すようにスパッツ板36をスパッツ板34に対し所定量スライドさせておく。
ここで、たとえば、スパッツ板34、36を回動させてスリップアングルを小さくする場合には、車両旋回方向の内側のスパッツ装置12は車両旋回方向に回動させて進行方向から見た面積を大きくし、外側に配置されているスパッツ装置12は車両旋回方向と反対に回動させて、進行方向から見た面積を小さくする。図9に示す例では、車両10が左に旋回し、進もうとする向きW1に対して進行方向D1が右向きのスリップアングルが生じているので、進行方向から見たスパッツ板34、36の大きさを、左側のスパッツ装置12Lで大きくなるように旋回方向である左回りに、右側のスパッツ装置12Rで小さくなるように旋回方向と反対である右回りに回動させる。
なお、必要に応じて、モータ42を駆動し、スパッツ板36をスパッツ板34に対しスライドさせて、スリップアングルを小さくしてもよい。すなわち、上記したように、スリップアングルを小さくするためには、車両旋回方向の内側のスパッツ板34、36は進行方向から見た面積を大きくし、外側のスパッツ板34、36は進行方向から見た面積を小さくすればよい。同様に、モータ54を駆動してスパッツ板34、36を昇降させ、スリップアングルを小さくしてもよい。すなわち、このようなスパッツ板34、36の進行方向から見た面積変化動作を、回転だけでなくスライドや昇降によって行ってもよい。
また、スパッツ板34、36の昇降量や、スパッツ板36のスライド量は、スリップアングルを調整すべき量に応じて適切に設定すればよいが、スライドさせる場合には、スライドしたスパッツ板36が他の部材と接触しないようにする必要があり、スライド範囲が制限される。また、昇降させる場合にも、路面と干渉しないようにする必要がある。
また、本実施形態では、上記したようなスリップアングルを小さくする制御だけでなく、スリップアンクルに応じて、旋回方向に空気力モーメントを付与するようにスパッツ板34、36を制御することも可能である。この場合には、図5に示すフローにおいて、ステップS106で計算するスパッツ駆動量を、所望の空気力モーメントが得られるスパッツ駆動量に変更すればよい。そしてこのように、車両旋回時に所望の空気力モーメントが得られるようにスパッツ板34、36を制御することで、結果的に車両のスリップアングルを小さくして操縦安定性を向上させることができる。
なお、上記では、図7に示す状態から図2に示す状態へとスパッツ装置12を駆動する際に、まず、図8に示すようにスパッツ板34、36を降下させ、ついでスパッツ板36をスライドさせる構成を挙げたが、図10に示すように、まず、スパッツ板36をスライドさせ、次にスパッツ板34、36を降下させてもよい。
また、本発明において、スパッツ板34、36を降下させる構成や、スパッツ板36をスライドさせる構成は必須ではなく、スパッツ板34、36に常に走行風が当たる状態で、昇降不能、スライド不能に固定されていてもよい。この構成でも、少なくともスパッツ板34、36(回動ボックス16)が回動可能となっていれば、回動によって、スリップアングルの調整ができる。
図11及び図12には、本発明の第2参考例に係る車両80が示されている。第2参考例では、第1参考例と同一構成のスパッツ装置12を、フロントタイヤ14Fだけでなく、リアタイヤ14Rにも対応させて設けている。
第2参考例では、このようにすべてのタイヤに対応させてスパッツ装置12を設けているので、たとえばスリップアングルを小さくしたい場合に、図12に示すように、すべてのスパッツ装置12を駆動させることで、第1参考例よりもさらに効果的に、スリップアングルを小さくできる。たとえば、すべてのスパッツ板34、36を同一方向へ回動させて、車両旋回方向に対してスパッツ板34、36が空気流を受ける面積を大きくして、空気流をより有効に利用できるようにしてもよい。
図13及び図14には、本発明の第1実施形態のスパッツ装置112を備えた車両110が示されている。第1実施形態では、車両110のフロントタイヤ14Fだけでなく、リアタイヤ14Rにも対応してスパッツ装置112が設けられている。
第1実施形態のスパッツ装置112では、第1参考例のスリップアングルセンサ66に代えて(あるいは併用して)、図15にも示すように車両110のオーバーステアあるいはアンダーステアを検出できるステア状態センサ116が備えられている。このステア状態センサ116で検出されたステア状態に基づいて、車両の操縦安定性を向上させるように、スパッツ装置112が制御される。すなわち、車両110のオーバーステアあるいはアンダーステアが検出されたときには、ドライバーが意図する進行方向と、実際の車両110の進行方向とにズレが生じている。そこで、たとえば、車両110の左旋回時においてオーバーステアが検出されたときには、車両旋回方向の内側のスパッツ装置112は車両旋回方向と反対の右回りへ回動させ、外側のスパッツ装置112は車両旋回方向である左回りへと回動させる。また、車両110の左旋回時においてアンダーステアが検出されたときには、車両旋回方向の内側のスパッツ装置112は車両旋回方向である左回りへ回動させ、外側のスパッツ装置112は車両旋回方向と反対の右回りへと回動させる。これにより、車両110のオーバーステアあるいはアンダーステアを修正する方向への空気力モーメントが付与されるようにスパッツ装置112が制御されることになるので、車両110の操縦安定性が向上する。
たとえば図13に示すように、ドライバーの進行したい方向W1が左方向であり、車両には左回りのモーメントが発生している(矢印D1で示す進行方向を参照)オーバーステアの場合には、右回り(車両旋回方向と反対方向)の空気力モーメントM1が作用するように、スパッツ装置112を駆動する。これとは逆に、たとえば図14に示すように、ドライバーの進行したい方向W2が左方向であり、車両には右回りのモーメントが発生している(矢印D2で示す進行方向を参照)アンダーステアの場合には、左回り(車両旋回方向と同方向)の空気力モーメントM2が作用するように、スパッツ装置112を駆動する。
なお、第1実施形態において、第1参考例と同様に、モータ42を駆動してスパッツ板36をスパッツ板34に対しスライドさせたり、モータ44を駆動してスパッツ板34、36を昇降させたりしてもよい。
また、第1実施形態において、適切な回転モーメントが得られるのであれば、必ずしも4つのスパッツ装置112のすべてを駆動する必要はない。ただし、たとえばオーバーステアの場合には、図13に矢印S1で示すように、特にリアタイヤ14Rがスリップしようとすることが多いので、リアタイヤ14Rに対応するスパッツ装置112を積極的に駆動して右回りのモーメントを得るようにすることが好ましい。また、アンダーステアの場合には、図14に矢印S2で示すように、特にフロントタイヤ14Fがスリップしようとすることが多いので、フロントタイヤ14Fに対応するスパッツ装置112を積極的に駆動して、左回りのモーメントを得るようにすることが好ましい。
第1実施形態のステア状態センサ116としては、ドライバーが意図する進行方向をステアリングアングルセンサ等で検出し、これと実際の車両110の進行方向との差を演算する構成のものを挙げることができる。
以上説明したように、本発明では、車両のステア状態に基づいてスパッツ装置を駆動することで、車両の操縦安定性をより向上させることができる。また、車両に作用する空力抵抗を過度に大きくしないようにスパッツ装置を駆動することも可能であり、これによって車両の燃費性能を向上させることもできる。また、車両旋回状態だけでなく、車両直進状態においてもスパッツ装置を駆動し、より一層、車両の燃費性能や操縦安定性を向上させてもよい。車両直進状態での制御には、たとえば車速検出手段で検出された車速のデータ(車速だけであってもよいが、加速度等が加味されるようにすることが好ましい)に基づいて制御すればよい。もちろん、旋回状態での制御においても、車速検出手段で検出された車速のデータを用いることができる。
上記では、車両の左右で対になったスパッツ装置を例に挙げたが、たとえば車幅方向の中央に1つのみスパッツ装置が設けられていても、このスパッツ装置を車幅方向に回動させれば、車両に適切な回転モーメントを作用させたることが可能となる。
本発明の第1参考例に係る車両の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の具体的構成を示す斜視図である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置においてスパッツ板がスライドした状態を示し、(A)はスライド量が少ない場合、(B)はスライド量が多い場合である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の制御ブロックを示す概略ブロック図である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の概略構成を示す平面図であり、(A)は回動していない状態、(B)および(C)は回動した状態である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の動作を説明するための斜視図である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の動作を説明するための斜視図である。 本発明の第1参考例に係る車両をスパッツを動作させた状態で示す概略平面図である。 本発明の第1参考例のスパッツ装置の動作を説明するための斜視図である。 本発明の第2参考例に係る車両の概略構成を示す平面図である。 本発明の第2参考例に係る車両をスパッツを動作させた状態で示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両をスパッツを動作させた状態で示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両をスパッツを動作させた状態で示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態のスパッツ装置の制御フローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両
12 スパッツ装置
12L スパッツ装置
12R スパッツ装置
14F フロントタイヤ
14R リアタイヤ
16 回動ボックス
18 回動軸
20 連設ピン
22 ラックバー
24 収容凹部
26 ラックギヤ
28 モータ
30 ピニオンギヤ
32 スパッツ回動手段
34 スパッツ板(スパッツ本体)
36 スパッツ板(スパッツ本体)
38 係合溝
40 係合凸部
42 モータ
44 ピニオンギヤ
46 ラックギヤ
48 スパッツ幅変更手段
50 昇降ガイド板
52 ガイド孔
54 モータ
56 ピニオンギヤ
58 ラックギヤ
60 スパッツ昇降手段
62 スパッツ駆動手段
64 制御回路(制御手段)
66 スリップアングルセンサ
80 車両
110 車両
112 スパッツ装置
112 車両用スパッツ装置
116 ステア状態センサ(ステア状態検出手段)

Claims (3)

  1. 車輪の前方に配置されたスパッツ本体と、
    前記スパッツ本体を車両幅方向に回動するように駆動するスパッツ回動手段と、
    車両の旋回方向に対するオーバーステアあるいはアンダーステアの少なくとも一方を検出するステア状態検出手段と、
    前記ステア状態検出手段によって車両のオーバーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向に回動させるように前記スパッツ回動手段を制御し、前記ステア状態検出手段によって車両のアンダーステアが検出されたとき、車両旋回方向に対して内側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向に回動させると共に、車両旋回方向に対して外側に配置されている前記スパッツ本体を車両旋回方向と反対に回動させるようにスパッツ回動手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする車両用スパッツ装置。
  2. 前記スパッツ本体がすべての前記車輪の前方に配置され、
    前記制御手段が、前記ステア状態検出手段による検出結果に基づいてすべての前記スパッツ本体を回動させるように前記スパッツ回動手段を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用スパッツ装置。
  3. 前記スパッツ本体が、車幅方向の長さを可変とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スパッツ装置。
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