JP4631691B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
NOxを還元して排気中のNOxを浄化する技術が知られている。この触媒は、酸素を貯蔵する機能(O2ストレージ機能)を有しているため、NOx触媒へ還元剤を添加してNOx
の還元を行うと、該NOx触媒に貯蔵されている酸素が放出され、その間のNOx触媒の雰囲気はストイキとなる。このように酸素が放出されてNOx触媒の雰囲気がストイキとな
ることをO2ストレージ効果という。
ッチ雰囲気とならないため、フィードバック制御を行うとさらに多くの還元剤を供給することになる。これに対しフィードバック制御を禁止することにより、過剰な還元剤添加を抑制することができる。
を行うことができないので、それまでは還元剤添加量の学習制御を行うこともできなくなってしまう。逆に、還元剤添加量の学習制御を行うにはO2ストレージ効果が無くなるま
で還元剤を添加しなければならなくなり、多くの還元剤が必要となる。
内燃機関の排気通路に設けられ、酸素吸蔵能力およびNOx吸蔵能力を有する吸蔵還元
型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流の排気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流から該吸蔵還元型NOx触媒へ還元剤を添加する還元剤添加手段と、
前記還元剤添加手段による還元剤添加時に前記吸蔵還元型NOx触媒において反応する
酸素の量と前記吸蔵還元型NOx触媒の雰囲気に存在する酸素の量とが平衡しているか否
か判定する平衡判定手段と、
前記還元剤添加手段により還元剤が添加されてから前記平衡判定手段により平衡していると判定されるまで間の還元剤添加量とそのときの基準添加量との比較値を学習する学習手段と、
を具備することを特徴とする。
り検出される空燃比はストイキ近傍で略一定となる。平衡判定手段は、このように空燃比が一定となっている状態のときに「平衡している」と判定する。そして、還元剤の添加を開始してから、前記平衡判定手段により平衡していると判定されるまでに必要となる還元剤の量は、内燃機関の運転領域により定まる。
還元剤の添加量が、その運転領域において基準となる添加量(基準添加量ともいう。)から見かけ上ずれる。すなわち、前記平衡判定手段により平衡していると判定されるまでに必要となる還元剤の量は変わらないが、その量の還元剤を還元剤添加手段から添加させるための指令値(指令添加量ともいう。)が変化する。そして、指令添加量と基準添加量とを比較することにより、見かけ上の添加量が基準添加量からどれだけずれているのか検出することができる。学習手段は、この添加量のずれを学習する。これにより、次回還元剤添加時に添加量のずれを予め補正することができる。
判定手段をさらに備え、該触媒劣化判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化して
いると判定された場合には前記学習手段による学習を禁止することができる。
たときの酸素の放出が少なくなるため、前記平衡判定手段により平衡していると判定されている期間が短くなる。そのため、前記平衡判定手段による判定が困難となるおそれがある。このような場合には、学習手段による学習を禁止することで還元剤の消費量を抑制することができる。
判定手段をさらに備え、該触媒劣化判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化して
いると判定された場合には、前記学習手段による学習時における還元剤の添加量を劣化の度合いに応じて減量することができる。
ることにより、吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されている酸素の量に応じて還元剤の添加量
を減少させることができる。これにより、NOx還元時に過剰な還元剤が供給されること
を抑制できる。たとえば、吸蔵還元型NOx触媒の劣化の度合いが大きいほど還元剤の添
加量を増加させる期間を短くする。これにより、吸蔵還元型NOx触媒の雰囲気が過剰な
リッチとなることを抑制できる。
定することができる。
劣化判定が必要とされるまでの期間を算出する。ここで、劣化判定手段により劣化判定を行う場合には、還元剤が消費される。したがって、前記劣化判定頻度算出手段により算出された期間を経過していない場合には、劣化判定手段による劣化判定の必要度が低いとして劣化判定を禁止することにより、還元剤の消費量を減少させることができる。
。
に行われることができる。
触媒の温度が所定の上限値以下となれば、該吸蔵還元型NOx触媒の熱劣化の進行を抑制
することができる。また、内燃機関がより高回転高負荷で運転されているときであっても、還元剤添加量の学習を行うことが可能となる。なお、前記所定の上限値とは、吸蔵還元型NOx触媒の熱劣化を許容範囲内とすることのできる値の上限値としてもよい。
で、学習手段による学習精度を向上させることができる。
度、若しくは酸素の分圧により変わる。つまり、排気の空燃比、排気中の酸素濃度、若しくは酸素の分圧により吸蔵還元型NOx触媒から放出される酸素の量が変わるため、還元
剤を添加したときに前記平衡判定手段により平衡していると判定されている期間が変わる。これにより、吸蔵還元型NOx触媒の劣化判定の結果も変わり得る。その点、所定条件
を満たしている場合に劣化判定を行うことで、劣化判定の精度を向上させることができる。
つ、前記劣化判定手段は劣化判定を行うことができる。
判定手段により平衡していると判定されている期間が変わる。このように変化した期間は、吸蔵還元型NOx触媒の雰囲気の酸素濃度と相関がある。そして、この相関に基づいて
前記平衡判定手段により平衡していると判定されている期間、若しくは前記所定時間を補正することにより、劣化判定の精度を向上させることができる。なお、酸素濃度は、大気圧や外気温と相関があるため、これらの値に基づいて補正することもできる。
られている。吸蔵還元型NOx触媒3(以下、NOx触媒3という。)は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還
元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有する。なお、NOx触媒3は、パティキュレートフィルタに担持されていてもよい。また、NOx触媒3よりも下流の
排気通路2には、該排気通路2を流通する排気の空燃比を検出する空燃比センサ4が取り付けられている。なお、本実施例における空燃比センサ4は、本発明における空燃比検出手段に相当する。
剤たる燃料(軽油)を添加する燃料添加弁5を備えている。ここで、燃料添加弁5は、後述するECU10からの信号により開弁して燃料を噴射する。そして、燃料添加弁5から排気通路2内へ噴射された燃料は、排気通路2の上流から流れてきた排気の空燃比をリッチにすると共に、NOx触媒に吸蔵されていたNOxを還元する。NOx還元時には、NOx触媒3に流入する排気の空燃比を比較的に短い周期でスパイク的(短時間)にリッチとする、所謂リッチスパイク制御を実行する。なお、本実施例における燃料添加弁5は、本発明における還元剤添加手段に相当する。
放出する排気の空燃比となると、該NOx触媒3から放出された酸素と、燃料添加弁5か
ら供給された燃料とが反応して該燃料が消費される。この燃料と酸素とが反応しているときには、空燃比センサ4により検出される排気の空燃比は理論空燃比近傍の略一定値となる。そして、この略一定となる空燃比は、内燃機関1の運転領域により決まる。
る空燃比となっていることを示している。そして、本実施例では、NOx触媒3から酸素
の放出が開始されるときの燃料添加量に基づいて燃料添加量の学習を行う。
ィードバック制御する。このようにして求めた燃料添加量と、そのときの内燃機関1の運転領域から得られる添加すべき燃料添加量(指令値若しくは基準値ともいう。)と、を比較して、例えばその比を学習する。
値以下である等の条件を例示することができる。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
比が高くなってしまうため、排気の流速が所定値以上必要とされる。すなわち、燃料の拡散が小さいときに燃料添加量の学習を行うことにより、学習制御の精度を向上させることができる。たとえば、機関回転数が高く、若しくは機関負荷が高いときに燃料添加量の学習を行う。ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS109へ進む。ステップS109では、通常の燃料添加が行われる。この通常の燃料添加とは、NOx触媒3に吸蔵されているNOxの還元を行うための燃料添加である。
際には、空燃比センサ4により検出される排気の空燃比の所定期間における変化量が所定範囲内であるか否か判定される。この所定範囲は、排気の空燃比が略一定であるとすることのできる範囲である。なお、本実施例ではステップS104の処理を行うECU10が、本発明における平衡判定手段に相当する。ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS110へ進む。ステップS110では、燃料添加量が増量され、その後ステップS104へ戻る。そして、NOx触媒3から酸素が放出されるまで燃料添加量が増量される。
素が放出され始める燃料添加量を求めるために行われている。
素の放出が始まる燃料添加量の基準値)を、気筒内への燃料噴射量Qfおよび吸入空気量Gaから求める。この基準添加量Qadと燃料噴射量Qfおよび吸入空気量Gaとの関係は予め実験等により求めてマップ化しECU10に記憶させておく。そして、学習添加量と基準添加量Qadとの比を算出し、この比をECU10に記憶させておく。そして、次回燃料添加時には基準添加量Qadにこの比を掛け合わせた量を添加する。
料添加量に基づいて燃料添加量の学習を行うことができるので燃料消費量を抑制することができる。
Oxおよび酸素の吸蔵能力に顕著に現れる。NOx触媒3の劣化の度合い大きくなると燃料添加時に放出される酸素の量が少なくなるため、NOx触媒3から酸素が放出される時間
が短くなる。そのため、劣化の度合いが大きくなると、NOx触媒3から酸素の放出が開
始されるまでに添加される燃料量を求めることが困難となる。そこで、このような場合には燃料添加量の学習を中止して、それ以降の燃料添加の学習を禁止する。
なくなっていると考えられる。したがって、燃料添加時間の限界値を設定しておき、この限界値以下で燃料添加を行う。この限界値は、NOx触媒3に吸蔵され得る酸素の量に応
じて変更する。そのため、内燃機関1の運転状態(例えば機関回転数および機関負荷。以下同じ。)と限界値との関係を予め実験等により求めてマップ化しておく。ステップS202で肯定判定がなされた場合にはステップS203へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS104へ戻る。
が長時間行われることによる燃料の無駄な消費を抑制できる。これにより、燃費を向上させることができる。
燃比センサ4の出力信号が略一定となっている時間に基づいて該NOx触媒3の劣化判定
を行う。ここで、NOx触媒3に吸蔵される酸素量は該NOx触媒3の劣化の度合いが大きくなるほど少なくなるため、劣化の度合いが大きいほど燃料添加時に放出される酸素量が
少なくなる。そのため、燃料添加時に空燃比センサ4により得られる排気の空燃比が略一定となっている時間も劣化の度合いが進行するに伴って短くなる。この時間が予め定められた閾値(以下、基準放出時間という。)よりも短くなった場合にNOx触媒3が劣化し
たと判定することができる。そして、前記燃料添加量の学習制御を行った直後にNOx触
媒3の劣化判定を行うことにより、燃料添加弁5からの燃料添加量が正確に求められるので、劣化判定を精度良く行うことができる。なお、燃料添加時に空燃比センサ4により得られる排気の空燃比が略一定となっている時間に応じて、NOx触媒3の劣化の度合いを
求めるようにしてもよい。
定められた一定量(以下、劣化検出添加量とする。)としている。また、NOx触媒3の
温度により酸素の放出時間が変わるため、そのときのNOx触媒3の温度に基づいて基準
放出時間が決定される。
る。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。また、前記フローチャートと同じ処理が行われるものについては同じ符号を付して説明を省略する。なお、本実施例における図5のフローを実行するECU10は、本発明における触媒劣化判定手段に相当する。
に劣化判定条件が成立していると判定される。
燃料添加量が正確でないと、酸素放出時間が基準放出時間よりも短くなった場合に、燃料添加量が少ないために酸素放出時間が短くなっているのか、またはNOx触媒3の劣化の
度合いが大きくなっているために酸素の放出時間が短くなっているのか判断できないためである。また、NOx触媒3の酸素吸蔵量が所定量以上必要とされるのは、酸素吸蔵量が
少ないと酸素放出時間が短くなり、これによりNOx触媒3が劣化していなくても劣化し
ていると判定されてしまうからである。ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS109へ進む。
これらの関係は予めECU10に記憶させておく。ステップS305で肯定判定がなされ
た場合にはステップS306へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
いることを知らせたりすることができる。
には、NOx触媒3に吸蔵されている酸素を速やかに放出させるために、燃料添加量が増
量される。例えばNOx触媒3に吸蔵されているNOxを還元するためには、排気の空燃比をリッチ空燃比とする必要がある。ここで、NOx触媒3から酸素が放出されている間に
燃料添加量を増加させることにより、速やかに酸素の放出を完了させることができる。これにより、NOx触媒3に吸蔵されているNOxを還元可能な状態となる。すなわち、酸素の放出を速やかに完了させることにより、NOxの還元を速やかに行うことができる。
なくなり、排気の空燃比が略一定となっている時間が短くなる。そのため、燃料添加初期の燃料添加量の増量期間は短くてもよい。そこで、本実施例においては、この増量を行う期間を劣化の度合いが大きくなるほど短くする。これにより、燃料添加量が過剰になることによる排気の空燃比のリッチ側へのオーバーシュートを抑制することができる。
応じて短くすることができる。
ることができるので、NOx触媒3の雰囲気が過剰なリッチとなることを抑制できる。
には該学習制御や劣化判定を禁止して燃費の悪化を抑制する。ここで、燃料添加量の学習制御やNOx触媒3の劣化判定を行うと、通常のNOx還元時よりも燃料添加量が多くなるため、燃費が悪化する。これに対し燃料添加の学習制御やNOx触媒3の劣化判定を行っ
た後の所定期間はこれらを禁止することにより、必要以上に学習制御や劣化判定が行われ
ないようにすることができる。
ャートである。図7および図8は、1つのフローを2つの図に分割して示したものである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。また、前記フローチャートと同じ処理が行われるものについては同じ符号を付して説明を省略する。
化判定が行われてからの内燃機関1の運転時間、走行距離、または燃料添加弁5の駆動回数に応じてカウントアップされる。また、これらの値を組み合わせて用いても良い。ステップS501で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS109へ進む。
3の劣化判定が行われた直後にカウンタがクリアされる。
触媒3の劣化判定が行われる。なお、本実施例におけるステップS501を実行するECU10は、本発明における劣化判定頻度算出手段に相当する。
ないようにすることができるため、燃費の悪化を抑制することができる。
れる燃料の反応熱により、NOx触媒3の熱劣化や溶損が発生することを抑制する。ここ
で、前記燃料添加量の学習若しくはNOx触媒3の劣化判定を行うときには、通常のNOx還元時よりも多くの燃料が添加される。そのため、NOx触媒3の温度がより高くなる。
また、燃料添加量の学習は高回転、高負荷時に行われるためNOx触媒3が過熱しやすい
。そこで、本実施例では、NOx触媒3の温度上昇後の推定値が上限値以下の場合に限り
燃料添加量の学習若しくはNOx触媒3の劣化判定を行う。
ャートである。図9および図8は、1つのフローを2つの図に分割して示したものである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。また、前記フローチャートと同じ処理が行われるものについては同じ符号を付して説明を省略する。
定する。NOx触媒3の劣化判定において用いられる燃料量の予測値、および内燃機関1
の運転状態から推定若しくはセンサにより測定される排気の温度からNOx触媒3の温度
が最大でどのくらいになるか推定する。燃料添加量の予測値は、例えば前記実施例において添加され得る燃料の最大値として求められる。また、燃料添加量の予測値、排気の温度、および最大床温の関係を予め実験等により求めてマップ化しECU10に記憶させておいてもよい。
上昇するときの最大値を推定する。そして、NOx触媒3の温度が上昇した後に所定の上
限値以下である場合に限り燃料添加量の学習を行う。このようにして、燃料添加量の学習時におけるNOx触媒3の過熱を抑制することができる。
3の劣化判定を行うことにより、NOx触媒3の劣化判定の精度を向上させる。ここで、
NOx触媒3に吸蔵される酸素量は、該NOx触媒3の雰囲気における酸素の分圧(若しくは酸素濃度)によって変わる。すなわち、外気温度が低いために吸入空気中の酸素濃度が高い場合や、車両が標高の高い所を走行しているために吸入空気中の酸素濃度が低い場合等では、NOx触媒3の雰囲気における酸素の分圧(若しくは酸素濃度)が標準状態(S
ATP)からずれる。そのため、NOx触媒3に吸蔵される酸素の量も標準状態からずれ
るため、NOx触媒3の劣化判定を行うと誤判定するおそれがある。そこで、本実施例で
は、酸素の分圧や酸素濃度と相関のある外気温および大気圧に応じてNOx触媒3の劣化
判定に用いる前記基準放出時間を補正する。
チャートである。図9および図10は、1つのフローを2つの図に分割して示したものである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。また、前記フローチャートと同じ処理が行われるものについては同じ符号を付して説明を省略する。
して内燃機関1の排気通路2内を流通する排気の一部(以下、EGRガスという。)を吸気通路6へ再循環させるEGR装置7を備えている点で相違する。このEGR装置7は、EGR通路71およびEGR弁72を備えて構成されている。EGR通路71は、排気通路2と、吸気通路6と、を接続している。このEGR通路71を通って、EGRガスが再循環される。また、EGR弁72は、EGR通路71の通路断面積を調整することにより、該EGR通路71を流れるEGRガスの量を調整する。
3の劣化判定時に酸素吸蔵量が一定となるように排気中の酸素濃度が調整されていれば、NOx触媒3の酸素吸蔵量を利用した該NOx触媒3の劣化判定の精度をより向上させることができる。
ーチャートである。図12および図10は、1つのフローを2つの図に分割して示したものである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。また、前記フローチャートと同じ処理が行われるものについては同じ符号を付して説明を省略する。
させておく。ステップS901で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS109へ進む。
燃料噴射量である。
2 排気通路
3 吸蔵還元型NOx触媒
4 空燃比センサ
5 燃料添加弁
6 吸気通路
7 EGR装置
10 ECU
11 外気温センサ
12 大気圧センサ
71 EGR通路
72 EGR弁
Claims (12)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、酸素吸蔵能力およびNOx吸蔵能力を有する吸蔵還元
型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも下流の排気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流から該吸蔵還元型NOx触媒へ還元剤を添加する還元剤添加手段と、
前記還元剤添加手段による還元剤添加時に前記吸蔵還元型NOx触媒において反応する
酸素の量と前記吸蔵還元型NOx触媒の雰囲気に存在する酸素の量とが平衡しているか否
か判定する平衡判定手段と、
前記還元剤添加手段により還元剤が添加されてから前記平衡判定手段により平衡していると判定されるまで間の還元剤添加量とそのときの基準添加量との比較値を学習する学習手段と、
を具備することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化しているか否か判定する触媒劣化判定手段をさらに備
え、該触媒劣化判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化していると判定された場
合には前記学習手段による学習を禁止することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化しているか否か判定する触媒劣化判定手段をさらに備
え、該触媒劣化判定手段により前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化していると判定された場
合には、前記学習手段による学習時における還元剤の添加量を劣化の度合いに応じて減量することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記触媒劣化判定手段は、規定量の還元剤を添加したときに前記平衡判定手段により平衡していると判定されている期間が所定時間よりも短くなった場合に前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化していると判定することを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の
排気浄化装置。 - 前記学習手段により学習が行われてから次に学習手段による学習が必要とされるまでの期間を算出する学習頻度算出手段をさらに備え、前記学習頻度算出手段により算出された期間を経過するまでは、前記学習手段による学習を禁止することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記吸蔵還元型NOx触媒が劣化しているか否か判定する触媒劣化判定手段と、
前記触媒劣化判定手段による劣化判定が行われてから次に劣化判定が必要とされるまでの期間を算出する劣化判定頻度算出手段をさらに備え、前記劣化判定頻度算出手段により算出された期間を経過するまでは、前記劣化判定手段による劣化判定を禁止することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記学習手段による学習時の還元剤添加は、還元剤を添加した後に前記吸蔵還元型NOx触媒の温度が所定の上限値以下となるように行われることを特徴とする請求項1に記載
の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記劣化判定手段による劣化判定を行うときの還元剤添加は、還元剤を添加した後に前記吸蔵還元型NOx触媒の温度が所定の上限値以下となるように行われることを特徴とす
る請求項2から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記学習手段による学習は、内燃機関からの排気の空燃比が所定条件を満たしていると
きに行うことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記触媒劣化判定手段による判定は、内燃機関からの排気の空燃比が所定条件を満たしているときに行うことを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記内燃機関の所定の運転状態における該内燃機関の吸入空気量の検出値と目標値とを比較する吸入空気量比較手段をさらに備え、該吸入空気量比較手段による比較結果に基づいて前記学習手段による学習値を補正することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記平衡判定手段により平衡していると判定されている期間、若しくは前記所定時間を、前記吸蔵還元型NOx触媒の雰囲気の酸素濃度に基づいて補正しつつ、前記劣化判定手
段は劣化判定を行うことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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