JP4631602B2 - 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法 - Google Patents

光学フィルム重畳体の包装体および包装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4631602B2
JP4631602B2 JP2005240830A JP2005240830A JP4631602B2 JP 4631602 B2 JP4631602 B2 JP 4631602B2 JP 2005240830 A JP2005240830 A JP 2005240830A JP 2005240830 A JP2005240830 A JP 2005240830A JP 4631602 B2 JP4631602 B2 JP 4631602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaging
optical film
optical
antistatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005240830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007055632A (ja
Inventor
記裕 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2005240830A priority Critical patent/JP4631602B2/ja
Publication of JP2007055632A publication Critical patent/JP2007055632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4631602B2 publication Critical patent/JP4631602B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

本発明は、光学フィルム重畳体の包装体および包装方法に関する。詳しくは、より簡単で、型崩れを起こすことなく、更にはホコリなどの異物が混入したり、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたり、という不具合を起こさない光学フィルム重畳体の包装体および包装方法を提供する。
偏光フィルム、偏光分離フィルムおよび位相差フィルムなどの光学フィルム、またはそれらを複数枚積層した光学フィルムは、液晶表示装置を構成する光学部品のひとつとして有用であり、液晶表示装置の画面に合わせた形状である矩形の光学フィルムとして使用されている。
かかる光学フィルム(1)は、通常、液晶表示装置への取付け工程を簡便にするために、その片面または両面に接着層(2)が設けられる場合が多く、一方、接着層が設けられていない面は、光学フィルム表面を保護する目的で保護フィルム(3)が設けられることが多い。また、接着層(2)の上には、ホコリなどの異物が付着したり光学フィルム同士が接着したりするのを防ぐ目的で剥離フィルム(4)が貼着され、接着層を有する光学フィルム(5)として出荷される(図1)。なお、剥離フィルムは、液晶表示装置へ取り付けられる直前に取り除かれ、廃棄される。
かかる接着層を有する光学フィルム(5)は、その複数枚を積み重ねて光学フィルム重畳体(6)とし、さらにその全体を包装フィルム(7)で包んで、光学フィルム重畳体の包装体(8)とし、容器内に入れて梱包して出荷することが多い(図2)。包装フィルム(7)としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルムなど、通常の包装用フィルムが使用されている。また、ホコリなどの異物の混入を防止するために帯電防止処理をしたフィルム、更には、接着剤が包装フィルムに付着し、光学フィルムの端部の接着剤が欠損するのを避けるために剥離剤で表面処理したフィルムを用いることが知られている(特許文献1参照。)。
これら包装用フィルムで光学フィルム重畳体を包装した包装体は、運搬中に、光学フィルム重畳体が型崩れし、接着層を有する光学フィルム同士、また包装フィルムと擦れ合って、剥離フィルムの剥離を招き、ひいては接着剤と包装フィルムとの接触を起こすことがある。これを防止するために、光学フィルム重畳体を帯状の紐環で緊締した後、包装フィルムで包装する方法が知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、この方法は手間がかかるという問題を有しており、より簡単で、光学フィルム重畳体の型崩れを起こすことなく、更にはホコリなどの異物が混入したり、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたり、という不具合を起こさない光学フィルム重畳体の包装体が望まれている。
特開平10−175664号公報 特開2000−191994号公報
より簡単で、光学フィルム重畳体の型崩れを起こすことなく、更にはホコリなどの異物が混入したり、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたり、という不具合を起こさない光学フィルム重畳体の包装体および包装方法を提供する。
本発明は、光学フィルムを複数枚積み重ねた光学フィルム重畳体を包装フィルムで包装し、該包装フィルムが重なり合った縁端部を粘着テープで接着止めしてなる光学フィルム重畳体の包装体であって、
該包装フィルムが、(1)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらに光学フィルム重畳体と接触する内側が離型処理されているフィルム、または(2)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらにアンチブロッキング剤を含有するフィルムであり、
該包装フィルムの外側と粘着テープとの接着強さが、つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さで1.0N/24mm以上であることを特徴とする光学フィルム重畳体の包装体である。
光学フィルムが、偏光フィルム、偏光分離フィルム及び位相差フィルムからなる群より選ばれた少なくとも一種のフィルムである上記の光学フィルム重畳体の包装体である。
また、光学フィルムが、偏光フィルム、偏光分離フィルム及び位相差フィルムからなる群より選ばれた少なくとも二種のフィルムの積層体である上記の光学フィルム重畳体の包装体である。
更に、光学フィルムを複数枚積み重ねた光学フィルム重畳体を包装フィルムで包装し、該包装フィルムを重ね合わせた縁端部を粘着テープで接着止めする光学フィルム重畳体の包装方法であって、
該包装フィルムが、(1)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらに光学フィルム重畳体と接触する内側が離型処理されているフィルム、または(2)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらにアンチブロッキング剤を含有しているフィルムであり、
該包装フィルムの外側と粘着テープとの接着強さが、つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さで1.0N/24mm以上となる包装フィルムと粘着テープを用いて包装することを特徴とする光学フィルム重畳体の包装方法である。
より簡単で、光学フィルム重畳体の型崩れを起こすことなく、更にはホコリなどの異物が混入したり、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたり、という不具合を起こさない光学フィルム重畳体の包装体および包装方法が提供される。
本発明に適用される光学フィルムは、例えば偏光フィルム、偏光分離フィルムおよび位相差フィルムなどが挙げられる。また、これらの積層体でもよい。光学フィルム(1)は、通常、液晶表示装置への取付け工程を簡便にするために、その一方または両面に接着層(2)が設けられている。一方、接着層が設けられていない面は、光学フィルム表面を保護する目的で保護フィルム(3)が設けられている。そして、接着層(2)の上にはホコリなどの異物が付着したり矩形光学フィルム同士が接着したりするのを防ぐ目的で剥離フィルム(4)が貼着され、接着層を有する光学フィルム(5)として取り扱われる(図1)。なお、剥離フィルムは、液晶表示装置へ取り付けられる直前に取り除かれ、廃棄される。
偏光フィルムは、通常、ヨウ素または二色性染料で染色されたポリビニルアルコール(PVA)からなる偏光子フィルムの両面を、トリアセチルセルロース(TAC)製のフィルムで積層したものなどが使用される。偏光子フィルムの厚みは通常15〜30μm程度、TACフィルムの厚みは通常40〜200μm程度である。偏光子フィルムとTACフィルムとは通常ポリビニルアルコール系の接着剤などにより接着されている。
位相差フィルムは、例えばポリカーボネート系樹脂フィルムを延伸することで得られる一軸配向フィルムなどが使用され、その厚みは通常30〜100μm程度である。
また、特定の角度からの入射光は散乱し、それ以外の角度からの入射光はそのまま透過する性質を有する光制御フィルムなどのような方向性を有するフィルムも挙げられる。このような光制御フィルムとしては、住友化学株式会社製の“ルミスティー(登録商標)”が例示される。
さらに、光学フィルムは光制御フィルムと偏光板、位相差板との積層フィルムであってもよい。かかる光学フィルムの形状は、目的とする液晶表示装置の画面サイズに対応する大きさの矩形に加工されることが多い。
偏光フィルムは、透過軸方向に平行な光を透過し、透過軸と直交する吸収軸方向に平行な光を吸収する機能を有するフィルムであり、吸収型偏光フィルムとも称される。通常、偏光子およびその両側に積層した保護膜からなり、偏光子は、膜厚が10μm〜150μmのポリビニルアルコールフィルムに一軸延伸、二色性色素による染色およびホウ酸処理してなるフィルムである。保護膜としては、通常、酢酸セルロース系樹脂フィルム、例えば、トリアセチルセルロースフィルムが使用されている。例えば、“スミカラン(登録商標)SRW862A”(住友化学株式会社製)が挙げられる。
偏光分離フィルムは、透過軸方向に平行な光を透過し、透過軸と直交する反射軸方向に平行な光を反射する機能を有するフィルムであり、反射型偏光フィルム、非吸収型偏光フィルム、あるいは反射された光が再利用され輝度が向上するので輝度上昇フィルムとも称される。ポリエステル、特にポリエチレンナフタレートやポリエチレンナフタレート単位を主成分とする共重合体を原料として性能に優れたものが得られており、例えば、商品名“DBEF”(住友スリーエム株式会社製)として市販されている。
位相差フィルムは、樹脂フィルムの延伸によって位相差(レターデーション)を付与したフィルムであり、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂などが主に使用される。延伸には公知の方法が採用でき、ロール間延伸のような縦延伸や、テンター延伸のような横延伸が多く用いられる。また、延伸方向は一軸延伸でもよいが、液晶表示装置に使用する際の視野角調整のため、厚み方向の配向を施したものもある。位相差フィルムの位相差値は、所望の特性に合わせて適宜決定されるが、一般には、100〜1,000nmの範囲のものが多く用いられる。また、1/4波長フィルム又は1/2波長フィルムを使用することは、好ましい形態の一つである。例えば、ポリカーボネート製で厚み40μmの一軸延伸位相差フィルムである“スミカライト(登録商標)SEF440138”(住友化学株式会社製)が挙げられる。
接着層(2)を構成する接着剤は、透明で光学的に等方性のものであれば特に限定されず、通常は感圧型接着剤(粘着剤)が用いられる。感圧型接着剤としては、アクリル系感圧型接着剤、ウレタン系感圧型接着剤などが使用される。接着剤層の厚みは概ね10μm〜50μm程度である。
剥離フィルムとしては、通常、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどが使用され、その厚みは通常20〜40μmである。かかる剥離フィルムは、例えばその表面をシランカップリング剤などによって処理されることにより離型性を付与されてもよい。
光学フィルム(5)は、その複数枚を積み重ねることで光学フィルム重畳体(6)が形成される(図2)。光学フィルム重畳体(6)の積み重ねる枚数は特に限定されないが、得られる重畳体(6)の取り扱いが困難にならない程度に、サイズ、重量などを勘案して適宜選択され、例えば20〜500枚程度であり、高さが通常は5〜200mm程度になるように積み重ねる。
光学フィルム重畳体(6)は、包装フィルム(7)で包装して光学フィルム重畳体の包装体(8)とされる。その際に、光学フィルム重畳体(6)の上面や下面に、光学フィルム重畳体(6)に傷が付くのを防止する目的で保護シートなどが配置されてもよい。
光学フィルム重畳体(6)を包装フィルム(7)で包装する方法は、いわゆる風呂敷包装(図3)、キャラメル包装(図4)、また、包装フィルム(7)を十字に切ってから包む方法(図5)などが採用される。
包装フィルム(7)としては、例えば線状低密度ポリエチレン(LLDPE)をはじめとするポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、ナイロン(登録商標)(NY)などのポリアミド、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステルからなるフィルムまたは袋などが挙げられ、単層のフィルムでも、多層のフィルムでも、またそれらからなる袋であってもよい。光学フィルム重畳体(6)を入れた後に内部を真空にして密封されてもよいし、窒素などの不活性ガスにより置換されてもよい。かかる包装フィルム(7)は透明なものであれば、内部を容易に観察することができる。
包装フィルムとして、ホコリなどの異物の混入を防ぐために、帯電防止処理したもの、または帯電防止剤を含有したものを用いることが好ましい。
帯電防止処理する方法は既知の手法が採用される。例えば、帯電防止剤を包装フィルムにコーティングする方法などが例示される。コーティングする場合は、包装フィルムの片面もしくは両面にコーティングする場合があるが、片面にコーティングするだけでも実効性のあるホコリ付着防止能が発現されれば、その方が経済的に有利なので片面にコーティングする方を好ましく採用してもよい。
帯電防止剤を包装フィルムに含有させる方法は、例えば、包装フィルムの基材に帯電防止剤を混練して、包装フィルムに成形する方法などが例示される。
帯電防止剤としては、陰イオン性界面活性剤(例えば、アルキルベンゼンスルホネート、高級アルコール硫酸エステルなど)、非イオン性界面活性剤(例えば、多価アルコールの脂肪酸エステル、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物、及びアルキルアミンのエチレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、アルキルアミドのエチレンオキサイド付加物など)、陽イオン性界面活性剤(例えば、脂肪族アミン塩、4級アンモニウム塩など)、両性界面活性剤(例えばイミダゾリン型、ベタイン型など)を用いることができる。中でも、多価アルコールの脂肪酸エステル、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、アルキルアミドのエチレンオキサイド付加物、およびベタイン型両性界面活性剤などが好ましい。
包装フィルムとして、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたりすることを防止するために、包装フィルムの内側(光学フィルム重畳体と接する側)に離型処理したものを用いることが好ましい。
離型処理する方法は既知の手法が採用される。例えば、ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン系、ふっ素系や長鎖アルキル系等の適宜な離型剤をコーティングする方法が例示される。コーティングの方法としてはバーコート法、ドクターブレード法、リバースロールコート法、グラビアロールコート法、スピンコート法など、従来から知られている方法が利用できる。これら離型剤は、熱硬化、紫外線硬化や電子線硬化などで基材に固定化することができる。
また、包装フィルムとして、アンチブロッキング剤を含有するフィルムを用いることによっても、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたりすることを防止することができる。
アンチブロッキング剤は公知のものが制限なく採用できる。アンチブロッキング剤の粒径は0.1〜50μm程度が好ましく、素材はケイ酸アルミニウム、珪藻上、熱的に調製した二酸化ケイ素、コロイド状シリカゲル、マイクロシリカ、軽長石、カオリン、タルク、セメント、炭酸カルシウムおよびヒドロケイ酸マグネシウムなどの無機粒子、アクリル系モノマーおよび/またはスチレン系モノマーを主体とする架橋ポリマービーズなどが例示される。
樹脂中にアンチブロッキング剤を分散させる方法も公知の方法が制限なく採用できる。例えば、ミル、ニーダー、乳鉢、アトライタ、ローラー、押出機などの混練手段を用い、室温又は加熱下でシェアをかけながら混練する方法によって、アンチブロッキング剤を樹脂中に分散させることができる。また、樹脂を溶媒に溶解し、この溶液に粒子を分散させた後、溶媒を除去する方法も採用可能である。このアンチブロッキング剤が分散した樹脂組成物は、通常、厚み5〜200μm程度のフィルムに成形される。成形にあたっては、公知の各種方法が制限なく採用できる。例えば、室温又は加熱下で、プレス成形、延伸、ローラー圧延、インフレーション成形などによって成形することができる。また、アンチブロッキング剤が分散した樹脂組成物を溶媒に溶解し、支持体に流延後、溶媒を除去する方法も採用できる。
アンチブロッキング剤を含有するフィルムとして、特開平8−225655号公報に記載の架橋ポリマービーズを含有する延伸ポリオレフィン系樹脂フィルムが好ましく用いられる。
本発明では、JIS K 6854−2で規定する、つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さが約1.0N/24mm以上、好ましくは約3.0N/24mm以上となる包装フィルムと粘着テープを用いる。上限は特に制限されるものではなく、通常、約10N/24mm以下である。これ以上の接着強さとしてもそれに見合った特段の効果は得られない。
剥離接着強さは、包装フィルムに24mm幅の粘着テープを接着し、これを300mm/分のつかみ移動速度で180度剥離方向に引っ張ったときに要する力で表され、粘着テープの接着力、包装フィルムの種類、その表面状態によって変わる。
粘着テープとしては、例えば、市販の包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)、セロハンテープNo.29-24(日東電工包装システムズ株式会社製)、Scotch(登録商標)メンディングテープ810-3-24(住友スリーエム株式会社製)が使用される。粘着テープの種類によって剥離接着強さは異なり、また接着する包装フィルムによっても剥離接着強さが変わるので、剥離接着強さが約1.0N/24mm以上となるように包装フィルムと粘着テープを組み合わせて用いる。
また、上記した包装フィルムと粘着テープの剥離接着強さが小さい場合は、包装フィルムに公知の高接着処理を施し、剥離接着強さを大きくして使用される。高接着処理としては、例えばコロナ放電処理やプラズマ放電処理、クロム酸処理、オゾン処理、フレーム処理などが挙げられ、プライマー剤のコーティングも例示される。特にコロナ放電処理は、電極間に電圧をかけてコロナ放電を発生させ、その放電域に被処理物を通過させる方法であり、その均一性と大量生産に適応しやすいことから好ましく採用される。コロナ放電処理の条件は、放電時の単位長さあたりの出力(W/m)と被処理物の移動速度で設定され、例えば、出力300〜3000W/m程度、移動速度3〜30m/分程度が好ましい。
上記の包装フィルムを用いて、図3〜図5に示す方法等によって、光学フィルム重畳体を弛みが無いように包装する。その際に、上記したとおり、光学フィルム重畳体の上面や下面に保護シートなどを配置してもよい。
包装フィルムが重なり合った縁端部を上記の粘着テープで接着止めする。通常、重なり合った縁端部の全てを粘着テープで接着止めするが、必ずしも全てを接着止めする必要はない。
このようにして得られる光学フィルム重畳体の包装体は、場合によりポリオレフィン製の外袋に入れ、ダンボール等の箱に入れて梱包される。このとき、ダンボール等の箱の隙間には緩衝材を挿入される。光学フィルム重畳体の包装体は、ダンボール等の箱に入れられた梱包体で運搬される
本発明の、重なり合った縁端部を粘着テープで接着止めするという簡単な方法で得られる包装体は、運搬中に、光学フィルム重畳体が型崩れし、接着層を有する光学フィルム同士、また包装フィルムと擦れ合って、剥離フィルムの剥離を招くことがなく、さらにホコリなどの異物が混入したり、接着層が包装フィルムに付着して接着層が欠けたり、という不具合を起こすことがない。
以下、本発明を具体的に実施例で示すが、本発明は実施例に限定されるものではない。
つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さは、JIS K 6854−2に準じて測定した。測定装置として、引っ張り試験機AUTO GRAPH AGS-100D(株式会社島津製作所製)を使用した。
実施例1
トリアセチルセルロース(TAC)フィルムであるフジタック(登録商標)TD40UZ(富士写真フィルム株式会社製)の片面に、帯電防止処理液SB-8(ショーワ株式会社製)を塗布、風乾して帯電防止処理したTACフィルムを得た。このTACフィルムの帯電防止処理した面と反対面にスプレー式離型処理剤PANDO39D(株式会社スリーボンド製)を噴霧し、風乾して、包装フィルムとして片面に帯電防止処理、反対面に離型処理してあるTACフィルムを得た。
帯電防止処理してある面に包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、4.3N/24mmであった。
一方、光学フィルム重畳体として、偏光フィルムSRW862AP7-S/3(住友化学株式会社製)を100mm×80mmに切断し、50枚重ねたものを準備した。
次に処理したTACフィルムを作業室内に24時間静置後、帯電防止処理してある面を外側にして図5に示す十字に切ってから包む方法で光学フィルム重畳体を包装した。TACフィルムが重なり合った縁端部の全てを24mm幅の前記包装用セロハン粘着テープCT405Aで接着止めした。
この光学フィルム重畳体の包装体をポリエチレン製の外袋に入れ、さらにダンボール箱に入れて梱包した。このとき、ダンボールの隙間には緩衝材を挿入した。
続いて、この光学フィルム重畳体の包装体の入ったダンボール箱を高さ1mから落とす落下試験を50回繰り返した。試験後、包装体の外観および中身を確認した。その結果、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、異物や光学フィルムの接着層の付着もなく、光学フィルムには特に不具合が見あたらなかった。結果を表1に示す。
実施例2
帯電防止剤およびアンチブロッキング剤を含有するポリエチレンフィルムF208-3(日泉ポリテック株式会社製)に、実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、4.8N/24mmであった。
包装フィルムとしてこのポリエチレンフィルムを用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
その結果、実施例1と同様に、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、異物や光学フィルムの接着層の付着もなく、光学フィルムには特に不具合が見あたらなかった。結果を表1に示す。
実施例3
光学フィルム重畳体として、偏光フィルムSRF862AP8AG6-S/81(住友化学株式会社製)を347mm×280mmに切断し、30枚重ねたものを準備した。
この光学フィルム重畳体を用いた以外は実施例2と同様に包装し、落下試験を行った。
その結果、実施例1と同様に、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、異物や光学フィルムの接着層の付着もなく、光学フィルムには特に不具合が見あたらなかった。結果を表1に示す。
実施例4
片面に帯電防止処理、更に離型性能が付与されているPETフィルムNBO-0424(藤森工業株式会社製)の処理されていない面に、実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、8.8N/24mmであった。
包装フィルムとしてこのPETフィルムを、何ら処理されていない面を外側にして、用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
その結果、実施例1と同様に、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、異物や光学フィルムの接着層の付着もなく、光学フィルムには特に不具合が見あたらなかった。結果を表1に示す。
比較例1
包装フィルムとして、実施例1で使用したTACフィルムであるフジタック(登録商標)TD40UZ(富士写真フィルム株式会社製)を帯電防止処理および離型処理をせずにそのまま用いた。
このTACフィルムに実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、8.5N/24mmであった。
このTACフィルムを用いた以外は実施例1と同様に包装し、同じ落下試験をした。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
その結果、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。しかしながら、光学フィルムには異物の混入が見られ、一部の光学フィルムの接着層が包装フィルムに付着し、フィルム端面の接着層が一部欠けていた。結果を表1に示す。
比較例2
包装フィルムとして、実施例1で用いた片面に帯電防止処理、反対面に離型処理してあるTACフィルムを表裏反転して、すなわち離型処理してある面を外側にして用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
なお、離型処理してある面に実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、0.4N/24mmであった
落下試験結果は、包装体の外観は不良で落下試験前の包装形態を維持できておらず、粘着テープが剥がれて光学フィルム重畳体がばらばらになっていた。また、光学フィルムには異物の混入が見られなかったが、一部の光学フィルムの接着層が包装フィルムに付着し、フィルム端面の接着層が一部欠けていた。結果を表1に示す。
比較例3
包装フィルムとして、実施例4で用いた片面に帯電防止処理、更に離型性能が付与されているPETフィルムNBO-0424(藤森工業株式会社製)を表裏反転して、すなわち処理されている面を外側にして、用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
なお、処理してある面に実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、4.7N/24mmであった。
落下試験結果は、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、光学フィルムには異物の混入は見られなかったが、一部の光学フィルムの接着層が包装フィルムに付着し、フィルム端面の接着層が一部欠けていた。結果を表1に示す。
比較例4
包装フィルムとして、偏光フィルムの接着層を保護する剥離フィルムとして使用される離型処理されている(帯電防止処理はされていない)ポリエチレンテレフタレートフィルムを、離型処理がされている面を内側にして用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
なお、離型処理されていない面に実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、6.5N/24mmであった。
落下試験結果は、包装体の外観は良好で落下試験前の包装形態を維持できていた。また、光学フィルムには異物の混入が見られたが、フィルム端面の接着層の欠けはみられなかった。結果を表1に示す。
比較例5
包装フィルムとして、比較例4で用いた剥離フィルムを表裏反転して、すなわち離型処理されている面を外側にして、用いた以外は実施例1と同様に包装し、落下試験を行った。光学フィルム重畳体は実施例1と同じものを用いた。
なお、離型処理されている面に実施例1で用いた包装用セロハン粘着テープCT405A(ニチバン株式会社製)を貼り付け、その剥離接着強さを測定した結果は、0.3N/24mmであった。
落下試験結果は、包装体の外観は不良で落下試験前の包装形態を維持できておらず、粘着テープが剥がれて光学フィルム重畳体がばらばらになっていた。また、光学フィルムには異物の混入が見られ、一部の光学フィルムの接着層が包装フィルムに付着し、フィルム端面の接着層が一部欠けていた。結果を表1に示す。
Figure 0004631602
○:有り、×:無し
接着層を有する光学フィルムの模式図である。 光学フィルム重畳体と包装体の模式図である。 光学フィルム重畳体の包装体の模式図である。 光学フィルム重畳体の包装体の模式図である。 光学フィルム重畳体の包装体の模式図である。
符号の説明
1 光学フィルム
2 接着層
3 保護フィルム
4 剥離フィルム
5 接着層を有する光学フィルム
6 光学フィルム重畳体
7 包装フィルム
8 光学フィルム重畳体の包装体

Claims (4)

  1. 光学フィルムを複数枚積み重ねた光学フィルム重畳体を包装フィルムで包装し、該包装フィルムが重なり合った縁端部を粘着テープで接着止めしてなる光学フィルム重畳体の包装体であって、
    該包装フィルムが、(1)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらに光学フィルム重畳体と接触する内側が離型処理されているフィルム、または(2)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらにアンチブロッキング剤を含有するフィルムであり、
    該包装フィルムの外側と粘着テープとの接着強さが、つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さで1.0N/24mm以上であることを特徴とする光学フィルム重畳体の包装体。
  2. 光学フィルムが、偏光フィルム、偏光分離フィルム及び位相差フィルムからなる群より選ばれた少なくとも一種のフィルムである請求項1記載の光学フィルム重畳体の包装体。
  3. 光学フィルムが、偏光フィルム、偏光分離フィルム及び位相差フィルムからなる群より選ばれた少なくとも二種のフィルムの積層体である請求項1記載の光学フィルム重畳体の包装体。
  4. 光学フィルムを複数枚積み重ねた光学フィルム重畳体を包装フィルムで包装し、該包装フィルムを重ね合わせた縁端部を粘着テープで接着止めする光学フィルム重畳体の包装方法であって、
    該包装フィルムが、(1)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらに光学フィルム重畳体と接触する内側が離型処理されているフィルム、または(2)帯電防止剤を含有するか、少なくとも片面が帯電防止処理されており、さらにアンチブロッキング剤を含有しているフィルムであり、
    該包装フィルムの外側と粘着テープとの接着強さが、つかみ移動速度300mm/分における180度剥離接着強さで1.0N/24mm以上となる包装フィルムと粘着テープを用いて包装することを特徴とする光学フィルム重畳体の包装方法。


JP2005240830A 2005-08-23 2005-08-23 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法 Active JP4631602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240830A JP4631602B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240830A JP4631602B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007055632A JP2007055632A (ja) 2007-03-08
JP4631602B2 true JP4631602B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37919448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005240830A Active JP4631602B2 (ja) 2005-08-23 2005-08-23 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4631602B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110683209A (zh) * 2018-11-26 2020-01-14 住华科技股份有限公司 包装结构及包装其的包装箱结构

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959273B1 (ko) 2008-03-31 2010-05-24 주식회사 세일하이텍 백라이트 유닛용 광기능성 시트
CN106892211A (zh) * 2016-11-18 2017-06-27 住华科技股份有限公司 光学膜的包装方法、承载装置及应用其的包装箱
KR102294142B1 (ko) 2018-06-22 2021-08-26 산진 옵토일렉트로닉스 (쑤저우) 컴퍼니 리미티드 편광판 점착제 유출 여부 또는 유출 정도의 정량화 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10175664A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Nitto Denko Corp フィルム偏光板の保護構造
JP2001246869A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用合紙、平版印刷版用当て部材及び平版印刷版包装構造
JP2002145372A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd シート状レンズ製品の梱包構造
JP2002145371A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd シート状レンズ製品の梱包構造
JP2003154616A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Teijin Dupont Films Japan Ltd 積層フィルム及び表面保護フィルム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10175664A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Nitto Denko Corp フィルム偏光板の保護構造
JP2001246869A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用合紙、平版印刷版用当て部材及び平版印刷版包装構造
JP2002145372A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd シート状レンズ製品の梱包構造
JP2002145371A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd シート状レンズ製品の梱包構造
JP2003154616A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Teijin Dupont Films Japan Ltd 積層フィルム及び表面保護フィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110683209A (zh) * 2018-11-26 2020-01-14 住华科技股份有限公司 包装结构及包装其的包装箱结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007055632A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102224950B1 (ko) 편광판
CN101836245A (zh) 光学显示面板的制造方法
EP1464994B1 (en) Preventive film for polarizer and polarizing plate using the same
JP2007253992A (ja) 光学フィルム重畳体の包装方法
CN105445839B (zh) 偏光板
JP4631602B2 (ja) 光学フィルム重畳体の包装体および包装方法
JP2002303730A (ja) 光学部材
JP2023061955A (ja) 光学フィルム及び光学表示パネル
WO2017026403A1 (ja) 偏光板、画像表示装置、及び偏光板の製造方法
JP6812296B2 (ja) 単層体または積層体の製造方法
JP7317475B2 (ja) 表面保護フィルム用基材、該基材を用いた表面保護フィルム、および表面保護フィルム付位相差層付偏光板
TWI584005B (zh) 偏光板的保管方法、偏光板所具有之皺褶缺陷的消除或減低方法,及偏光板的製造方法
KR102328502B1 (ko) 화상 표시 장치의 제조 방법 및 화상 표시 장치
JP2000191994A (ja) フィルム積層接着剤層付光学フィルム重畳体の梱包体
JP2012048181A (ja) 偏光板およびそれを用いた液晶表示装置
JP2007055633A (ja) 光学フィルム重畳体の梱包体および梱包方法
JP2000347181A (ja) 光学部材及び液晶表示装置
KR20190032449A (ko) 매엽상의 광학 필름
JP2000206335A (ja) 保護フィルム貼着複合偏光板
KR20070096845A (ko) 광학 필름 중첩체의 포장 방법
JP4626449B2 (ja) 光学フィルム重畳体の梱包方法
JP6782676B2 (ja) 偏光板、及び液晶表示装置
JP7309843B2 (ja) 光学フィルム原反ロールの製造方法、および光学部材シートの製造方法
JPH06300918A (ja) 楕円偏光板の製造法
KR102221340B1 (ko) 편광판 매엽체의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080131

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080515

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4631602

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350