JP4631540B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴吐出装置にかかり、より詳細には、吐出手段に電圧を印加して液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
従来のインクジェット記録装置において用いられる圧電素子の駆動波形は、電圧振幅や時間変化が任意であるアナログ駆動波形を用いていた。このため、予備波形信号の作成は容易であったが、駆動回路が大型化し、消費電力も大きくなるという欠点があった。
なお、予備波形信号は、ノズル近傍のインクを攪拌し、インクの増粘によるノズル目詰まりを防止するため、印字中や休止中において、非噴射ノズルの圧電素子に対し、インクメニスカスをインク滴が噴射しない程度に振動させる、非噴射パルス信号のことである。
上記のように、アナログ駆動波形を用いると駆動回路が大型化し、消費電力も大きくなることに鑑み、2値のデジタル駆動波形を用いることにより、駆動回路を小型化・低コスト化し、消費電力も低減させることが検討されている。
ところが、2値のデジタル駆動波形を用いると、駆動波形の自由度が大きく減るため、予備波形信号の作成が困難となった。2値のデジタル駆動波形において予備波形信号を作成する場合は、その電圧振幅が当然のことながら噴射波形と同じになる。これにより、予備波形信号による消費電力や余分な発熱が増加し、また、最悪の場合はヘッド毎やノズル毎の作製バラツキにより非噴射ノズルから誤吐出してしまう。
なお、従来、非印字時(パージ動作時)に、全圧電素子に、パルス幅が、印字時のパルス幅より短くかつパルス電圧が十分に立ち上がらない長さの非噴射パルス信号を印加することにより、電気信号の電圧のピーク値を低くするインクジェット記録装置が提案されている(特許文献1)。
特許第2525565号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、非印字時(パージ動作時)に全圧電素子に上記非噴射パルス信号を印加するものであるので、印字時における非噴射パルス信号については、予め定められた非噴射パルス信号を用いることになる。従って、印字が進むと、圧電素子の消費電力や余分な発熱が増加し、また、上記のようにインクが誤吐出してしまう可能性もある。
本発明は、上記事実に鑑み成されたもので、液滴を吐出する第1の吐出手段に所定の電圧を印加する際に液滴を吐出しない第2の吐出手段に電圧を印加しても、該第2の吐出手段から液滴が誤吐出することを防止することの可能な液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、液滴を吐出する状態と吐出しない状態をとることの可能な複数の吐出手段と、前記複数の吐出手段各々に選択的に電圧を印加する印加手段と、前記複数の吐出手段各々を、液滴を吐出する第1の吐出手段と、液滴を吐出しない第2の吐出手段との何れかに指定する指定手段と、前記指定された第1の吐出手段に吐出電圧を印加して液滴を吐出する際、前記指定された第2の吐出手段に印加する電圧の値を、初期電圧から変化させると共に最も変化させたときから該初期電圧に戻すと共に、該最も変化させた電圧の値が、初期電圧と吐出電圧との間の非吐出電圧になるように、前記印加手段を制御する制御手段と、を備え、前記吐出手段は、前記電圧の印加を受けて液滴を振動させる振動部を備え、前記制御手段は、前記第2の吐出手段に前記電圧を、前記振動の固有周期の1/10以下でかつ1/50以上の時間印加することを特徴とする
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記第2の吐出手段に前記電圧を、前記振動の固有周期の1/20以上の時間印加することを特徴とする。
以上説明したように本発明は、第1の吐出手段から液滴を吐出する際、第2の吐出手段に印加する、初期電圧から最も遠い電圧を、初期電圧と吐出電圧との間の非吐出電圧にするので、第1の吐出手段から液滴を吐出する際に第2の吐出手段に電圧を印加しても、該第2の吐出手段から液滴が誤吐出することを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置10の要部構成を示す図であり、ここでは記録用紙の搬送系を除き、主としてインクジェット記録ヘッド周辺部の構成を示している。
同図に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置10全体の動作を司る制御手段としてのコントローラ12と、供給された印刷データに基づいてインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド14と、を備えている。なお、コントローラ12は、後述する記憶手段としてのメモリを備えている。
インクジェット記録ヘッド14は、各々個別に設けられた吐出手段としての圧電素子(ピエゾ素子)30の変形によってインク滴を吐出する複数のイジェクタ32が2次元配置されて構成された複数のイジェクタ群34と、イジェクタ群34の各々に対応して設けられた駆動回路としての駆動IC(Integrated Circuit)16と、を備えている。
なお、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド14は、記録用紙の幅にほぼ等しい幅を有する長尺状のものとされている。すなわち、本インクジェット記録装置10は、当該インクジェット記録ヘッド14を固定したまま記録用紙のみを搬送しながら記録を行う、いわゆるFWA(Full Width Array)方式のインクジェット記録装置として構成されている。
また、本実施の形態に係るイジェクタ32は、インクが充填される圧力発生室と、当該圧力発生室と連通し、インクを吐出可能なインク吐出口と、前記圧力発生室の壁面の一部を構成し、振動することによって前記圧力発生室を膨張又は収縮させる振動板、及び記録すべき画像を示す画像データに応じて印加された電圧によって変形することにより前記振動板を振動させる圧電素子30を備えたアクチュエータと、を含んで構成されている。なお、壁面の一部が振動板を用いて構成された圧力発生室は振動部に対応する。
コントローラ12にはインクジェット記録ヘッド14に設けられた全ての駆動IC16が接続されており、駆動IC16の作動の制御は、クロック信号、印刷データ及びラッチ信号と、後述する第1の駆動波形信号〜第16の駆動波形信号等が用いられてコントローラ12によって行われる。
図2には、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド14の概略構成を示す平面図が示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド14は、複数のイジェクタ32が2次元配置されて構成されたイジェクタ群(ブロック)34A1、34B1、34A2、34B2・・・の各々を単位構造として、複数の単位構造が、所定の一方向(インクジェット記録ヘッド14の長手方向(長尺方向))に対して、隣接する単位構造に配置されているイジェクタ群の端部の一部領域が互いに重なり合うように配置されている。
そして、各イジェクタ群34A1、34B1、34A2、34B2・・・には、駆動IC16A1、16B1、16A2、16B2・・・が1対1で個別に設けられており、イジェクタ群と、対応する駆動ICとの間は、各々接続線18によって電気的に接続されている。なお、以下では、特定のものを示したい場合を除き、イジェクタ群34A1、34B1、34A2、34B2・・・を「イジェクタ群34」と略して表記する場合がある。また、以下では、特定のものを示したい場合を除き、駆動IC16A1、16B1、16A2、16B2・・・を「駆動IC16」と略して表記する場合がある。なお、各駆動IC16には後述する電源(電源64(可変電源)(図8参照))から電圧が印加される。
本実施の形態に係るイジェクタ群34は、配置領域の形状が、上底と下底とを結ぶ2つの斜辺の角度が互いに異なる台形形状とされている。そして、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド14では、一対のイジェクタ群34が、各々の上底同士がインクジェット記録ヘッド14の長手方向中心線に向かって互いに対向するように配設されると共に、各々に対応する駆動IC16も一体的に配設されることにより、単体部品としてヘッドユニット15を構成している。そして、インクジェット記録ヘッド14は、複数の当該ヘッドユニット15が長手方向に配列された状態で構成されている。
一方、図3には、本実施の形態に係る駆動IC16の構成が示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る駆動IC16は、シフトレジスタ42と、ラッチ回路44と、シフトレジスタ50N1〜50N16、セレクタ46と、レベルシフタ48と、駆動波形生成回路52と、を備えている。
コントローラ12から出力されたクロック信号及び印刷データはシフトレジスタ42に入力され、ラッチ信号はラッチ回路44に入力される。
印刷データは、インク滴を大滴、中滴、小滴、ないしインク滴を吐出しないことを指定するデータ(第1の駆動波形信号〜第16の駆動波形信号の何れかを選択するシリアルデータ)である。
なお、以下では、1つの圧電素子30に駆動波形を供給する場合について説明するが、他の圧電素子30についても同様であるので、説明は省略する。
シフトレジスタ42は、入力されたシリアルデータである印刷データをパラレルデータに変換してラッチ回路44へ出力する。
ラッチ回路44は、シフトレジスタ42から出力されたパラレルデータをラッチ信号の入力に応じてラッチ(自己保持)する。
セレクタ46には、コントローラ12から第1の駆動波形信号〜第16の駆動波形信号が選択対象信号として、シフトレジスタ50N1〜50N16を介して入力されると共に、ラッチ回路44によってラッチされた印刷データのパラレルデータがセレクト端子に入力される。従って、セレクタ46は、第1の駆動波形信号〜第16の駆動波形信号から、印刷データによって選択が指示されたものを選択して出力することになる。これにより、印刷データに基づいて、大滴、中滴、小滴のインク滴の吐出、ないしインク滴の非吐出が圧電素子30に指定される。なお、セレクタ46は、指定手段に対応する。
セレクタ46の駆動波形信号の出力端子はレベルシフタ48に接続されており、セレクタ46から出力された駆動波形信号はレベルシフタ48によってレベル変換されて出力される。なお、レベルシフタ48には、電源(電源62(図8も参照))から所定電圧レベル(本実施の形態では、40V超の所定レベル)の電力が供給されており、レベルシフタ48では、印刷データによって選択された駆動波形信号をレベル変換する。
なお、レベルシフタ48としては、従来既知のものを適用することができるが、本実施の形態では、図4に示される、PチャネルMOS FET(以下、「PMOS」という。)及びNチャネルMOS FET(以下、「NMOS」という。)による直列回路が4組用いられた回路構成のものが適用されている。
一方、図3に示すように、本実施の形態に係る駆動波形生成回路52は、PMOS52AとNMOS52Bのドレイン同士が接続されると共に、PMOS52AとNMOS52Bのゲートが接続されている。
ここで、駆動波形生成回路52におけるPMOS52Aのソースには、後述する可変電源からの所定電圧レベルV1(本実施の形態では、10Vから30Vまでの範囲内の所定レベル(例えば、15V))とされた電力が供給されると共に、NMOS52Bのソースは接地されてグランドレベルとされている。また、PMOS52A及びNMOS52Bの各ゲートにはレベルシフタ48の一方の出力端子が接続されており、セレクタ46によって選択された駆動波形信号で、かつレベルシフタ48によってレベル変換された駆動波形信号Sが入力される。
従って、駆動波形生成回路52では、レベルシフタ48から入力された駆動波形信号Sの信号レベルがハイレベルである場合はPMOS52Aがオフ状態でNMOS52Bがオン状態となるため、出力される電圧の電圧レベルはグランドレベルとなる。これに対し、レベルシフタ48から入力された駆動波形信号Sの信号レベルがローレベルである場合はPMOS52Aがオン状態でNMOS52Bがオフ状態となるため、出力される電圧の電圧レベルは電圧レベルV1となって、圧電素子30に印加される。
また、本実施の形態に係る駆動IC16に設けられているシフトレジスタ42は、駆動対象とするイジェクタ32と同数の印刷データを一度に保持できるように構成されている。これに対し、前述したように、シフトレジスタ42には、印刷データが、駆動対象とするイジェクタ32の数に、隣接配置されたイジェクタ群34のインクジェット記録ヘッド14短手方向に重なっているイジェクタ32の数を加算した数だけ連続して入力される。従って、駆動IC16には、イジェクタ群34の配置領域の形状である台形形状の各斜辺の角度に応じて、シフトレジスタ42によって保持可能な印刷データ量以上で、かつ当該保持可能な印刷データ量の2倍未満の範囲内の印刷データが入力されることになる。
ところで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10では、コントローラ12から各駆動IC16に入力する印刷データを、対応する単位構造に配置されているイジェクタ群34を駆動させる印刷データに、当該単位構造に隣接する単位構造に配置されているイジェクタ群34の互いに重なり合う領域に含まれるイジェクタ32に対する印刷データのみを含めた状態で入力するものとしている。このため、駆動IC16では、入力された印刷データから、自身が駆動させるイジェクタ群34を駆動させる印刷データのみを選択的に適用する必要がある。
これを簡易に実現するために、本実施の形態に係るコントローラ12にはクロック前処理部12Cが設けられている。
すなわち、図5に示すように、コントローラ12には、駆動IC16に供給するクロック信号を生成する発振器12Aと、不揮発性のメモリ12B(一例として、フラッシュ・メモリ)と、クロック前処理部12Cと、コントローラ12全体の動作を司るCPU(中央処理装置)12Dと、が備えられている。
メモリ12BはCPU12Dに接続されており、CPU12Dはメモリ12Bにアクセスすることができる。一方、クロック前処理部12Cには、2入力1出力のアンドゲート12C1が備えられており、アンドゲート12C1の一方の入力端には発振器12Aのクロック信号を出力する出力端が、他方の入力端にはCPU12Dが、各々接続されている。また、発振器12Aのクロック信号を出力する出力端はCPU12Dにも接続されている。そして、アンドゲート12C1の出力端は駆動IC16にクロック信号を供給するものとされている。
ここで、メモリ12Bには、駆動IC16に入力するクロック信号を、当該駆動IC16が駆動対象とするイジェクタ群34を駆動させる印刷データのシフトレジスタ42への入力タイミングに対応する信号のみ有効とし、他の印刷データ(すなわち、隣接する単位構造に配置されているイジェクタ群34の互いに重なり合う領域に含まれるイジェクタ32に対する印刷データ)のシフトレジスタ42への入力タイミングに対応する信号を無効とするマスクデータが予め記憶されている。なお、本実施の形態に係るマスクデータは、上記有効とするタイミングに対応するデータとして‘1’が、上記無効とするタイミングに対応するデータとして‘0’が、各々適用されている。
CPU12Dは、メモリ12Bからマスクデータを読み出し、一例として図6に模式的に示すように、発振器12Aから入力されているクロック信号に同期させると共に、駆動IC16のシフトレジスタ42への印刷データの入力タイミングに同期させた状態で、読み出したマスクデータをアンドゲート12C1にシリアルに出力する。これにより、アンドゲート12C1から駆動IC16に入力されるクロック信号は、当該駆動IC16の駆動対象とするイジェクタ群34を駆動させる印刷データのシフトレジスタ42への入力タイミングに対応する信号のみ有効とされ、他の印刷データのシフトレジスタ42への入力タイミングに対応する信号は無効とされる。従って、各駆動IC16では、自身が駆動対象としているイジェクタ群34のみを駆動させる駆動波形が生成され、当該イジェクタ群34のみが駆動されることになる。
図7には、印刷データとマスクデータの状態と、互いに隣接する単位構造(イジェクタ群34)に対応する2つの駆動IC16におけるシフトレジスタ42での印刷データのデータ転送の状態が模式的に示されている。なお、同図では、当該2つの駆動IC16に対して同一の印刷データ1、2、・・・(実際には、各々上記3ビットシリアルデータ)をシリアルに入力すると共に、一方の駆動IC16に対して図示したマスクデータを適用し、他方の駆動IC16に対しては当該マスクデータの反転データを適用した場合が示されている。また、同図における‘−’は、シフトレジスタ42内でデータ転送が発生しないことを示している。
同図に示すように、この場合、一方の駆動IC16におけるシフトレジスタ42では、マスクデータにおける‘0’とされたタイミングに対応する印刷データが間引かれた状態でデータ転送され、他方の駆動IC16におけるシフトレジスタ42では、マスクデータにおける‘1’とされたタイミングに対応する印刷データが間引かれた状態でデータ転送されることになる。
図8に示すように、各駆動IC16それぞれには、レベルシフタ48への電源62、駆動波形生成回路52への電源64から電圧が印加され、電源62、64は、コントローラ12により制御され、電源64から対応する各駆動IC16に印加する電圧(V1)が変化する。電源64及び駆動波形形成回路52は、印加手段に対応する。
電源62,64は各々同様の構成となっているので、以下電源64の構成のみを図9を参照して説明し、電源64の構成の説明を省略する。図10に示すように、第1電源23は、主電源から電力の供給を受けるスイッチング回路23Aと、コントローラ12からの信号を入力し、入力した信号の周波数によりスイッチング回路23Aへの電圧を変化して、スイッチング回路23Aからの出力電力を可変するf(周波数)‐V(電圧)変換機23Bを備えて構成している。
次に、図10を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の印刷時の作用を説明する。なお、図10は、パーソナル・コンピュータ等の外部装置から印刷すべき画像を示す画像データが入力された際にコントローラ12のCPU12Dで実行される印刷処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、錯綜を回避するために、1枚分の画像を印刷する場合について説明する。
同図のステップ100では、入力された画像データをメモリ12Bの所定領域に一旦格納し、次のステップ102では、当該画像データに基づいて、当該画像データにより示される2次元画像を示す印刷データをメモリ12Bの2次元メモリ空間における矩形領域に作成(展開)する。
次のステップ104では、メモリ12Bの2次元メモリ空間に展開された印刷データをインクジェット記録ヘッド14によって一度に印刷する長尺矩形状の画像に対応する印刷データ毎に分割し、分割した印刷データをインクジェット記録ヘッド14に設けられているイジェクタ群34の各々で用いる印刷データ毎に分割する。
この分割によって得られる各印刷データは、図11の上図に示すように、メモリ12Bの2次元メモリ空間において、対応するイジェクタ群34の配置領域の形状と同様の台形形状を示すものとなる。そこで、同図に示すように、各台形形状を、両端部を三角形形状とし、中間部を矩形形状とした3つの領域に分割した状態を想定する。
同図に示す例では、図2に示されるイジェクタ群34A1に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の3つの領域として、領域1A1及び領域3A1の2つの三角形形状の領域と、領域2A1の1つの矩形形状の領域に分割した状態が想定されている。同様に、イジェクタ群34B1に対応する上記3つの領域として、領域3B1及び領域1B1の2つの三角形形状の領域と、領域2B1の1つの矩形形状の領域に分割した状態が想定され、イジェクタ群34A2に対応する上記3つの領域として、領域1A2及び領域3A2の2つの三角形形状の領域と、領域2A2の1つの矩形形状の領域に分割した状態が想定され、イジェクタ群34B2に対応する上記3つの領域として、領域3B2及び領域1B2の2つの三角形形状の領域と、領域2B2の1つの矩形形状の領域に分割した状態が想定される。
次のステップ106では、インクジェット記録ヘッド14によって最初に印刷する長尺矩形状の画像に対応する印刷データ(以下、「処理対象印刷データ」という。)について、図11の下図に示すように、インクジェット記録ヘッド14の長手方向両端部に位置するイジェクタ群34(一端部に位置するイジェクタ群34はイジェクタ群34A1)に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の3つの領域のうち、当該長手方向端部に位置する領域に対してダミーデータ(同図では、‘dummy’と表記。)を補填する。なお、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10では、上記ダミーデータとして、イジェクタ32からインク滴を吐出させないデータを適用しているが、これに限定されるものではなく、任意のデータを適用することができる。
次のステップ108では、図12に示すように、イジェクタ群34毎の印刷データに対して、隣接するイジェクタ群34の互いに重なり合う領域に含まれるイジェクタ32に対する印刷データのみを含めた状態として、これらの印刷データを対応する駆動IC16にシリアルに入力する。
これにより、各イジェクタ群34では、互いに隣接するイジェクタ群34との間で互いに重なり合うイジェクタ32に対応する印刷データを共有することになる。なお、図12では、イジェクタ群34A1に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の領域(領域1A1、2A1、3A1が組み合わされた領域)を‘A1’と表記し、イジェクタ群34B1に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の領域(領域3B1、2B1、1B1が組み合わされた領域)を‘B1’と表記し、イジェクタ群34A2に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の領域(領域1A2、2A2、3A2が組み合わされた領域)を‘A2’と表記し、イジェクタ群34B2に対応する印刷データの2次元メモリ空間上の領域(領域3B2、2B2、1B2が組み合わされた領域)を‘B2’と表記している。
この場合、例えば、駆動IC16A1に入力される印刷データDA1、駆動IC16B1に入力される印刷データDB1、駆動IC16A2に入力される印刷データDA2、駆動IC16B2に入力される印刷データDB2は、各々次の(1)式〜(4)式のように模式的に示される。
DA1=dummy+A1+3B1 ・・・(1)
DB1=3A1+B1+1A2 ・・・(2)
DA2=1B1+A2+3B2 ・・・(3)
DB2=3A2+B2+1A3 ・・・(4)
ここで、例えば、印刷データDA1及び印刷データDB1は、次の(5)式及び(6)式で示すように展開される。
DA1=dummy+1A1+2A1+(3A1+3B1) ・・・(5)
DB1=(3A1+3B1)+2B1+(1B1+1A2) ・・・(6)
(5)式及び(6)式に示されるように、イジェクタ群34A1とイジェクタ群34B1とでは、領域3A1及び領域3B1からなる印刷データが共有されることになる。
コントローラ12は、以上のように印刷データを各駆動IC16のシフトレジスタ42に入力すると共に、前述したように各駆動IC16のシフトレジスタ42に対して、クロック前処理部12Cを介して不要な印刷データの入力タイミングに対応する信号がマスクされたクロック信号を入力しているので、各駆動IC16では、対応するイジェクタ群34のみによるインク滴の吐出が行われ、この結果として、インクジェット記録ヘッド14によって一度に印刷される長尺矩形状の画像が記録用紙に印刷されることになる。
そこで、次のステップ110では、この一度(一回)分の印刷の終了待ちを行い、次のステップ112にて、記録用紙をインクジェット記録ヘッド14の長手方向に直交する方向に一度の印刷画像の当該方向に対する幅に対応する距離だけ搬送する。
次のステップ114では、1枚分の画像の印刷が終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ106に戻り、肯定判定となった時点で本印刷処理プログラムを終了する。なお、上記ステップ106〜ステップ114の処理を繰り返し実行する際には、次に印刷すべき画像領域に対応する印刷データを処理対象印刷データとするようにする。
ところで、本実施の形態では、上記のように印刷処理を実行中、インク滴を吐出させるように指定された圧電素子30には、印刷データにより選択された駆動波形信号に応じた次の波形の電圧が印加される。
まず、大滴用の駆動波形信号が選択された場合、圧電素子30には、図13(A)に示すように、初期電圧V11から吐出電圧V0に到達し、一定時間経過した後に初期電圧V11に戻る形状を2回形成する波形を有する電圧が印加される。
中滴用の駆動波形信号が選択された場合、圧電素子30には、図13(B)に示すように、初期電圧V11から吐出電圧V0に到達し、一定時間経過した後に初期電圧V11に戻る形状を1回形成する波形を有する電圧が印加される。
小滴用の駆動波形信号が選択された場合、圧電素子30には、図13(C)に示すように、初期電圧V11から吐出電圧V0に到達し、一定時間経過した後に初期電圧V11に戻る形状を2回形成するが、2回目における、吐出電圧V0に到達してから初期電圧V11に戻る時間が、大滴用の波形(図13(A)参照)より短い波形を有する電圧が印加される。
一方、本実施の形態では、上記のように印刷処理を実行中、インク滴を吐出させないように指定された圧電素子30にも電圧をインクさせる。ノズル近傍のインクを攪拌し、インクの増粘によるノズル目詰まりを防止するためである。
この場合、従来は、図14(A)に示すように、初期電圧V11から吐出電圧V0に到達しないように、所定のパルス幅PWだけ電圧を印加していた。このパルス幅PWは標準のイジェクタを想定して定められている。
従って、標準のイジェクタよりも、圧力発生室においてインクに発生する振動の固有周期が短い場合には、図14(B)に示すように、同じパルス幅PWであっても、圧電素子30に印加される電圧は、インクの攪拌効果が十分得られる前に、初期電圧V11に戻ってしまう場合がある。
また、標準のイジェクタよりも、圧力発生室においてインクに発生する振動の固有周期が長い場合には、図14(C)に示すように、同じパルス幅PWであっても、圧電素子30に印加される電圧は、吐出電圧V0に到達してインクが誤吐出してしまう場合がある。
そこで、本発明者は、圧電素子30に、電圧を、電圧値及び印加時間各々を変化させて、印加させたときに、誤吐出があったかどうかを検出する実験を行った。その結果を図15(A)に示した。なお、この実験では、1ノズルでも誤吐出があった場合には×とし、全く誤吐出がなかった場合に○として、図15(A)に示した。
また、圧電素子に、電圧を、上記と同様に電圧値及び印加時間各々を変化させて、印加させたときに、インクの攪拌効果を検出する実験を行った。その結果を図15(B)に示した。なお、この実験では、上記電圧を印加後の放置時間が1分以上で劣化ノズルがなかったものは◎(攪拌効果大)、同様に15秒以上でなかったものは○(攪拌効果あり)、15秒で劣化ノズルが1ノズルでも発生したものは×(攪拌効果なし)として示した。
なお、上記実験では、固有周期Tcが10μsec、初期電圧V11と吐出電圧V0との差V1が15V、室温は25°Cで行った。
図15(A)に示した実験の結果から、印加する電圧を、初期電圧V11から吐出電圧V0に、上記差V1(15V)の80%以下の値分近づけた値までとすると、誤吐出防止を安定的に実現できたことが分る(領域P参照)。なお、100%とすると吐出電圧V0に到達してしまう。
また、図15(B)に示した実験結果から、印加する電圧を、初期電圧V11から吐出電圧V0に、上記差V1の20%以上の値分近づけた値までとすると、良好な攪拌効果が得られれ、電圧が差V1の50%以上の値分近づけた値までとすると、特に良好な攪拌効果(領域Q参照)が得られた。
そこで、印加する電圧は、初期電圧V11から吐出電圧V0に、まず、上記差V1(15V)の80%以下の値分近づけた値までとし、更には、20%以上、より好ましくは、50%以上近づけた値までとする。
また、図15(A)に示した実験の結果から、インクの誤吐出防止の点からは、電圧を印加する時間は、固有周期Tcの1/10(1μsec/10μsec)以下の時間であることが好ましいことが分かる。なお、固有周期Tcの1/10より大きい時間であっても、領域Kに示すように、印加する電圧を、初期電圧V11から吐出電圧V0に、上記差V1の10%の値分近づけた値までとすると、インク滴の誤吐出はないので、このように制御してもよい。しかし、図15(B)に領域Kに示すように、攪拌効果は得られない。よって、この点まで考慮すると、電圧を印加する時間は、固有周期Tcの1/10(1μsec/10μsec)以下の時間であることが好ましい。
また、図15(A)に示した実験結果から、電圧を印加する時間は、振動の固有周期Tcの1/50以上の時間であることが好ましいことが分る。しかし、図15(B)に示した実験結果から、電圧を印加する時間が、振動の固有周期Tcの1/20以上の時間であれば、液の攪拌効果がより大きいことがが分かる。
そこで、まず、電圧を印加する時間は、固有周期Tcの1/10以下の時間となる。また、この時間は固有周期Tcの1/50以上、より好ましくは、1/20以上の時間となる。
なお、電圧を印加する時間を、振動の固有周期Tcの1/100以上の時間としても、図15(A)で領域Rに示すように、インク滴の誤吐出はないので、このように制御してもよい。しかし、図15(B)に領域Rに示すように、攪拌効果は得られない。よって、この点まで考慮すると、電圧を印加する時間は、振動の固有周期Tcの1/50以上、より好ましくは1/20以上の時間となる。
以上を総合的に考慮すると、上記電圧は、差V1の80%以下であると共に50%以上であると共に、上記電圧を、固有周期Tcの1/10以下であると共に1/20以上の時間印加することがより好ましい。
このように設定すると、図16(A)に示す標準のイジェクタはもちろん、標準のイジェクタよりも、圧力発生室においてインクに発生する振動の固有周期が長い場合(図16(B))でも、また、短い場合(図16(C))でも、印加する電圧は、初期電圧V11から、上記差V1の80%の非吐出電圧Vnまで到達して初期電圧V1に戻ることになる。これにより、インクの誤吐出を防止することができると共に、インクの攪拌効果も良好となる。
上記実験(図15参照)は室温25℃で行ったものであるが、環境温度や稼動等によりイジェクタの温度が変化すると、インク粘度変化の効果とインク増粘速度変化の効果により、以上の実験結果が異なってくる。そこで、イジェクタの温度により上記時間を補正するようにする。
なお。この温度依存性は、インク種類によって異なるので、使用するインクの性質によっても補正するようにしてもよい。
ところで、本実施の形態では、図17に示すように、インク滴の大きさが大滴、中滴、小滴、及び、インク滴を吐出しない各場合について、複数の波形を用意している。これは、イジェクタの製造上のバラツキに応じて、適切な波形を選択し、適切な電圧を圧電素子30に印加するためである。なお、イジェクタの製造上のバラツキに応じて、適切な波形を選択する方法としては、製造後出荷前や、出荷後の実際に稼動した後に所定期間毎に、各波形毎にインク滴を吐出又は吐出させないように実験して、適切は波形を選択するようにする。なお、各波形のデータは上記メモリに記憶されている。
即ち、例えば、インク滴を吐出しないように指定された圧電素子30について説明する。コントローラ12からは、第13駆動波形信号〜第16駆動波形信号が入力される。ノズル毎のバラツキに応じて、コントローラ12は、メモリに記憶されたデータに基づいて、ラッチ信号で第13駆動波形信号〜第16駆動波形信号の中から最適なものをセレクタ46に選択させる。
セレクタ46は、ラッチ信号に従って、第13駆動波形信号〜第16駆動波形信号の中から最適な信号を選択し(図18(A)参照)、これをレベルシフタ48に出力する。
レベルシフタ48は、選択された何れかの駆動波形信号を電圧増幅し(図18(B)参照))、最後に、ドライバトランジスタにより正負を反転して、駆動波形生成回路52に入力される。駆動波形生成回路52では、電源64からの電圧V1を圧電素子30に印加するが、駆動波形に従った時間だけ電圧が圧電素子30に印加されるため、圧電素子30に印加される電圧は吐出電圧V0に到達せずに初期電圧V11に戻る。
前述した実施の形態では、液滴としてインクを用いる場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクに代えて、例えば、反応液を用いることもできる。詳細には、反応液の塗布量により濃度が変わる現象があり、反応液の濃度ばらつきを制御する際に、本発明を上記と同様に適用することができる。その他、インクジェット方法により、液晶表示素子の配向膜形成材料の塗布、フッラックスの塗布、接着剤の塗布などにも本発明を上記と同様に適用することができる。
実施の形態に係るインクジェット記録装置の要部構成を示す概略図である。 実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの概略構成を示す平面図である。 実施の形態に係る駆動ICの要部構成を示すブロック図(一部回路図)である。 実施の形態に係るレベルシフタの構成を示す回路図である。 実施の形態に係るコントローラのクロック信号の生成に関する部分の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る印刷データ及びマスクデータの出力タイミングの状態を示す模式図である。 実施の形態に係る印刷データとマスクデータの状態と、互いに隣接する単位構造(イジェクタ群)に対応する2つの駆動ICにおけるシフトレジスタでの印刷データのデータ転送の状態を示す模式図である。 電源の接続関係を示した図である。 電源のブロック図である。 実施の形態に係る印刷処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る印刷処理プログラムの説明に供する図であり、印刷データの状態推移を示す模式図である。 実施の形態に係る印刷処理プログラムの説明に供する図であり、印刷データの状態推移を示す模式図である。 (A)は大滴、(B)は中滴、(C)は小滴のインクを吐出させるための駆動波形信号を示した図である。 従来のパルス幅補正がないときの非吐出パルスの波形を示した図であり、(A)は時定数が標準、(B)は時定数が大、(C)は時定数が小の場合の波形を示した図である。 (A)は、圧電素子に、電圧を、電圧値及び印加時間各々を変化させて、印加させたときの誤吐出があったかどうかを検出した実験結果を示し、(B)は、圧電素子に、電圧を、電圧値及び印加時間各々を変化させて、印加させたときのインクの攪拌効果を検出した実験結果を示した図である。 本実施の形態における非吐出パルスの波形を示した図であり、(A)は時定数が標準、(B)は時定数が大、(C)は時定数が小の場合の波形を示した図である。 各駆動波形信号とインク滴の種類との関係を示した図である。 (A)は駆動波形、(B)はレベルシフタにより増幅された駆動波形、(C)は圧電素子に印加される電圧を示したタイミングチャートである。
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
12 コントローラ(制御手段)
14、14’ インクジェット記録ヘッド
16 駆動IC
30 圧電素子(吐出手段)
32 イジェクタ
34 イジェクタ群
46 セレクタ(指定手段)

Claims (2)

  1. 液滴を吐出する状態と吐出しない状態をとることの可能な複数の吐出手段と、
    前記複数の吐出手段各々に選択的に電圧を印加する印加手段と、
    前記複数の吐出手段各々を、液滴を吐出する第1の吐出手段と、液滴を吐出しない第2の吐出手段との何れかに指定する指定手段と、
    前記指定された第1の吐出手段に吐出電圧を印加して液滴を吐出する際、前記指定された第2の吐出手段に印加する電圧の値を、初期電圧から変化させると共に最も変化させたときから該初期電圧に戻すと共に、該最も変化させた電圧の値が、初期電圧と吐出電圧との間の非吐出電圧になるように、前記印加手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記吐出手段は、前記電圧の印加を受けて液滴を振動させる振動部を備え、
    前記制御手段は、前記第2の吐出手段に前記電圧を、前記振動の固有周期の1/10以下でかつ1/50以上の時間印加することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の吐出手段に前記電圧を、前記振動の固有周期の1/20以上の時間印加することを特徴とする請求項1記載の液滴吐出装置。
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