JP4631184B2 - データベース装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば発明報告書や、技術論文、取扱説明書などの文書を作成する際に使われるデータベース装置に関する。本発明によれば、過去に作成された文書を有効活用して、新しい文章を短期間、かつ低コストで作成することが可能となる。
【0002】
【従来の技術】
過去に出願された特許の明細書、あるいは過去に発表された論文等は様々なデータベースとして登録されている。これらのデータベースを利用することにより、過去の明細書や論文等を参考にして新たな文書を比較的簡単に作成することができる。しかし、このようなデータベースは、あくまでも過去の特許の明細書や論文などを、そのまま記録したものである。新しい特許の明細書や論文を作成する場合には、過去の文書の一部分しか使わない場合が多い。しかし、このようなデータベースでは、過去の特許の明細書や論文の全文を読まなければならない。
【0003】
そこで、新しい特許が出願される毎に、作成された明細書を『部品』としてデータベースに登録していくことが考えられる。例えば光ディスクの特許であれば、ピックアップの説明、ディテクターの説明、検出回路の説明、誤り訂正回路の説明、等という具合に、一つの明細書を構成要素毎に分解する。このように分解された部品を、データベースに登録しておく。このようなデータベースがあれば、新しい発明明細書を作成するとき、必要な部品だけをつなぎ合わせることで明細書の概要ができあがる。例えばピックアップの特許であれば、ピックアップの『部品』として入手された明細書の一部に手を加え、それ以外の部分は、既に登録された部品をそのまま使うことにより、詳細で判りやすい特許の明細書を短時間で作ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような『部品』を登録したデータベースを作成するには、多くの手間がかかるという不都合があった。発明報告書を書き上げた人物は、多くの時間を使って自分の書いた特許の明細書を部品に分解し、データベースに登録しなければならない。この手間があまりに大変だと、だれも部品の登録を行わなくなり、やがてはデータベースそのものが意味が無くなってしまうという不都合があった。
【0005】
このような問題を解決する方法として、例えば特開平10−83386号公報には、データベースを参照したユーザが、評価を行い、評価結果をフィードバックするシステムが提案されている。このようなシステムを構築することにより、有用な『部品』を作成して提供した著者は高い評価を得ることができる。このような評価がユーザに対する魅力となって、ますます有用な『部品』が登録されるようになると考えられる。
【0006】
しかし、このようなフィードバックシステムでは重大な問題がある。即ち、一度登録された『部品』を使って、別の人が一部分を改良し別の部品として登録した場合である。新しく登録された部品を使ったユーザは、全ての評価を改良した人に与えてしまうであろう。最初に部品の元を作った著者は、なんの評価も受けなくなってしまう。このような事態が発生すると、データベースに新しい部品を登録することは『割に合わない』作業となる。この結果データベースには有用な情報が蓄積されることが少なくなり、やがてその存在意義が薄れていくという不都合があった。
【0007】
本発明においては、部品を最初に登録した著作者に対しても正当な評価を与える。この結果多くの人が部品登録に積極的となるので魅力的な部品情報を収録したデータベースを構築することができる。さらに、部品に対して改良を加え、あらたな部品として登録した改良者に対しても、改良に要した努力に応じた評価を与える。この結果登録された部品は次々と改良がなされ、よりよい部品としてデータベースに蓄積される。
【0008】
このようなデータベースを使うことにより、新たな特許の明細書や論文を書こうとする著者は、短期間で論文や発明明細書の大部分を仕上げることが可能となる。この結果、真にオリジナルな部分に時間を割くことが可能となるので、結果として発明明細書や論文の品質が向上する。また、明細書や論文作成に必要となる時間も短縮されるので、結果としてより多くの発明や論文を世の中に出すことができる。本発明においては、以上のような効果をもたらすデータベース装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、
著作物が登録されるとともに、上記著作物に関する属性情報として、上記著作物を作成した著作者と、上記著作物に対する上記著作者の寄与の度合いを表す寄与情報とが記録されるデータベースと、
上記データベースから上記著作物が上記著作者以外の者によって読み出される際に、上記属性情報に基づいて上記著作者に対する報奨金のための課金を行う課金部と、
上記課金部から、上記読み出された上記著作物および上記属性情報を示す履歴情報が供給されて、上記履歴情報を記録する履歴部と
を備え、
上記履歴部は、上記読み出された上記著作物を改良した著作物が上記データベースに登録される際に、上記履歴情報に基づいて、改良者と改良前の著作者との寄与の割合を決定する係数を出力し、
上記係数に基づき、上記改良した著作物に関する属性情報として、上記改良前の著作者と上記改良者との寄与の割合を示す寄与情報が上記データベースに登録されることを特徴とするデータベース装置である。
【0010】
従ってこのデータベース装置を採用することにより、以下のよう作用をする。
著作物情報を作成した著作者及びその著作物情報を改良した改良者は、それぞれの寄与度に応じた正当な評価を受け取ることができる。この結果、多くの人が積極的に著作物情報をデータベースに登録するようになり、良質のデータベースを構成することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る文書作成支援装置1を示すブロック図である。この文書作成支援装置1は、発明者A11の作成した明細書A13および発明者B12の作成した明細書B14をデータベース(DB:Data Base)2に登録することにより、発明者C17が新たな明細書C18を作成するときに支援を行うものである。
【0023】
図1において、発明者A11は新たなアイデアに基づいて明細書A13を作成する。発明者A11は、完成した明細書A13を特許出願として特許庁へ提出する。同時に発明者A11は、明細書A13に記述した多くの文章と図面のうち、光ピックアップの部分が汎用的に使えると判断する。そこで発明者A11はaで示す光ピックアップの構成部分15を明細書A13から抜き出して整理し、光ピックアップP1としてデータベース2に登録する。このとき、発明者A11はaで示すように光ピックアップの図面情報や、その動作を説明するテキスト情報などを部品(パーツ)に分解して部品(パーツ)として登録する。またこのデータベース2には、aで示すように光ピックアップP1の情報に関連づけられて、登録者として発明者A11の名前と、寄与情報Kが同時に記録される。寄与情報Kは、登録された部品を作成するのに発明者A11がどの程度の貢献があったかを表す数値で、0から1までの値であらわす。この例においては、aで示すように光ピックアップP1の部品を作成したのは全て発明者A11であるから、この部品に対する発明者A11の寄与率は100%である。そこで寄与情報として最大値のK=1.0が記録される。
【0024】
同様にして、発明者B12は新たなアイデアに基づいて明細書B14を作成する。発明者B12は、完成した明細書B14を特許出願として特許庁へ提出すると同時に、明細書B14に記述した多くの文章と図面のうち、イコライザーの部分が汎用的に使えると判断する。そこで発明者B12はbで示すイコライザーの説明部分16を明細書B14から抜き出して整理し、イコライザーQ1としてデータベース2に登録する。このとき、bで示すように発明者B12はイコライザーの図面情報や、その動作を説明するテキスト情報などを登録することができる。まこのデータベースには、bで示すようにイコライザーQ1の情報に関連づけられて、登録者B12と寄与情報Kが同時に記録される。この例においては、bで示すようにイコライザーQ1の部品を作成したのは全て発明者B12であるから、この部品に対する発明者B12の寄与率は100%である。そこで寄与情報として最大値のK=1.0が記録される。
【0025】
このようにして発明者A11および発明者B12等により、データベース2には明細書A13および明細書B14を構成するための構成要素が部品a15およびb16として順次登録されていく。
【0026】
次に、後日発明者C17が新たな発明を考案した場合を説明する。図1において発明者C17は、図示しない端末を使ってデータベース2を検索し、光ピックアップP1の部品a15とイコライザーQ1の部品b16を引き出し、これらの部品a15およびb16を構成要素として新たな明細書C18を作成する。このとき光ピックアップP1とイコライザーQ1の部分a15およびb16は既に完成されているので、発明者C17は自分の発明に特有な部分を追加あるいは変更するだけで新たな明細書C18を完成させることができる。
【0027】
発明者C17は、このようにして完成した明細書C18を特許庁に出願する。同時に発明者C17は、報奨金計算端末3に対して、光ピックアップP1とイコライザーQ1の部品a15およびb16を使って明細書C18を完成させたことを入力する。
【0028】
報奨金計算端末3は、それぞれの部品a15およびb16に対して以下の数1式および数2式に示すような計算を行う。この計算結果に従って、あらかじめプールされていた預金から発明者A11と発明者B12に対して対価の支払いを行う。
【0029】
【数1】
報奨金A=光ピックアップP1のバイト数×α×β×寄与情報K
【0030】
【数2】
報奨金B=イコライザーQ1のバイト数×α×β×寄与情報K
【0031】
ここでαは定数であり、システム設計者によって自由に定められる値である。αの値によって、部品a15およびb16を登録した著者の発明者A11と発明者B12の人たちが受け取る報奨の額が変動する。システム設計者は、例えばデータベース2に登録された部品a15およびb16の数を増やしたいとき等に、αの値を大きく設定することにより、報奨金の額を大きくする。また報奨金としてプールされた予算の額が少ない場合には、αの値を小さく設定すればよい。
【0032】
またβは発明者C17が部品a15およびb16の有効性に関して評価を行った評価結果である。即ち、発明者C17がそれぞれの部品a15およびb16に対して、どの程度有効であったかを考え、0〜1までの数字βとして報奨金計算端末3入力する。このようにして、ユーザの評価結果に応じて報奨金の額を変動させることにより、ユーザが不必要な部品を引き出してしまった場合には、無駄な報奨が支払われることを防ぐことができる。
【0033】
βの値は、ユーザが入力する他に、自動的に計算することができる。即ち明細書C18の中に現れた文章と、光ピックアップP1とイコライザーQ1の部品a15およびb16に記述された文章との類似性を判別することにより、自動的に生成することも可能となる。さらに、簡単な実施の形態例においては、β=1として固定にしておいても構わない。以下の説明においては、煩雑になることを防ぐためにβ=1とした場合に関して説明する。
【0034】
以上説明した例においては、発明者A11と発明者B12がそれぞれの部品a15およびb16を100%製作しているので、両方とも寄与情報Kは1.0である。従ってそれぞれの部品a15およびb16を構成する情報量のバイト数に応じて報奨金が両方の著者に支払われる。
【0035】
図2は更新情報の登録を示す図である。
さて図2に示すように、発明者C17は明細書C18の中から、cで示す自分の改良を加えた光ピックアップの部分21をデータベース2に登録することができる。この場合、改良された光ピックアップの部品c21は、発明者A11が登録したものとは異なっている。そこで発明者C17は、cで示すように新しい部品光ピックアップP2として登録を行う。この光ピックアップP2には、cで示すように同時に属性情報が付けられてデータベース2に登録される。この属性情報は、aで示す光ピックアップP1の属性情報がそのままコピーされ、オリジナルの著者を表す(発明者=A11)の情報、発明者A11の寄与度を表す(K=1.0)の寄与情報がコピーされて付加される。さらに光ピックアップP2の属性情報には、cで示すように発明者C17が改良を行ったことを示す情報として(改良者=C17)の情報と、発明者C17の寄与度を表す寄与情報(K=0.2)が追加される。ここで、改良者はaで示す光ピックアップP1の部品の一部に手を加えただけであるから、改良者の寄与度は比較的小さい値となっている。
【0036】
改良者の寄与情報は、たとえば変更されたテキスト情報の文字数をカウントすることで得ることができる。また、もっと簡単には、改良者の自己申告によることもできる。
【0037】
図3は、情報使用による報奨金の流れを示す図である。
図3では、さらに別の発明者D31がデータベース2に対して検索を行い、蓄積されていた情報を元にして新たな明細書D32を作成した場合に関して説明している。発明者D31は、データベース2から部品c21として光ピックアップP2と、部品b16としてイコライザーQ1の両方を使って新たな明細書D32を作成している。
【0038】
このような場合、明細書D32に関しての報奨金は、発明者A11、B12、C17それぞれに対して支払われる。即ち、報奨金計算端末3は、それぞれの部品a15、b16、c21に対して以下の数3式から数5式に示すようなような計算を行う。この計算結果に従って、あらかじめプールされていた預金から発明者A11、発明者B12そして改良を行った発明者C17に対して報奨金A33、報奨金B34および報奨金C35の対価の支払いを行う。
【0039】
【数3】
報奨金A=光ピックアップP2のバイト数×α
×(発明者Aの寄与情報K)÷(発明者Aの寄与情報K+発明者Cの寄与情報K)
【0040】
【数4】
報奨金B=イコライザーQ1のバイト数×α×寄与情報K
【0041】
【数5】
報奨金C=光ピックアップP2のバイト数
×(発明者Cの寄与情報K)÷(発明者Aの寄与情報K+発明者Cの寄与情報K)
【0042】
このようにして各著者への報奨金を計算していくことにより、オリジナルの部品を製作した著者と、その後に改造を行った著者とが公平に報償金を受け取ることができる。この結果、データベース2に蓄積された情報は次第に洗練されより使いやすい部品となっていく。発明者は、過去に作成された文書を再利用することにより、無駄な作業から解放される。発明者は自身で行った発明の部分に明細書を作成するエネルギーを集中させることができる。この結果、本発明の文書作成支援装置1を使用することにより、全ての明細書が読みやすくかつ高品質になるという効果が発生する。
【0043】
以下に、上述したデータベース装置、文書作成支援装置およびこれらを用いた文書作成支援システムについて説明する。
図4は、データベース装置を示す図である。
図4において、著作者Aの著作物a41はデータベース2にパーツa41’として登録される。このとき、パーツa41’に関する属性情報として、著作者Aと、寄与情報1.0が記録される。また、著作者Bの著作物b42はデータベース2にパーツb42’として登録される。このとき、パーツb42’に関する属性情報として、著作者Bと、寄与情報1.0が記録される。
【0044】
次に、著作者Cは新たな著作物の作成のためにデータベース2に登録されているパーツa41’およびパーツb42’を読み出す。このときデータベース2に登録されているパーツa41’およびパーツb42’の読み出しの際に寄与情報に基づいて課金部43は著作者Aおよび著作者Bに対する報奨金のための課金を行う。また、課金部43から読み出しパーツ、読み出しの回数および寄与情報などの履歴は履歴部48に記録される。
【0045】
著作者Cは、44で示すように、データベース2からパーツa41’およびパーツb42’を読み出して、さらに新たに作成したパーツc47を加えた著作物を作成する。次に、著作者Cは、データベース2から読み出したパーツa41’およびパーツb42’を改良したパーツa’45およびパーツb’46と、新たに作成したパーツc47とを作成する。
【0046】
さらに、著作者Cが改良したパーツa’45およびパーツb’46と、新たに作成したパーツc47とをデータベース2に登録する際に、履歴部48から読み出しパーツ、読み出しの回数および寄与情報などに基づく係数が係数器49、50、51に供給される。改良パーツa’45およびパーツb’46と、新たに作成したパーツc47は係数器49、50、51により係数が乗算された後に、データベース2にパーツa’45’、パーツb’46’、パーツc47’として登録される。
【0047】
このとき、パーツa’45’に関する属性情報として、著作者Aについて、寄与情報0.8と、著作者Cについて、寄与情報0.2とが記録される。また、パーツb’46’に関する属性情報として、著作者Bについて、寄与情報0.6と、著作者Cについて、寄与情報0.4とが記録される。また、パーツc47’に関する属性情報として、著作者Cについて、寄与情報1.0が記録される。
【0048】
次に、著作者Dは新たな著作物の作成のためにデータベース2に登録されているパーツa’45’、パーツb’46’およびパーツc47’を読み出す。このときデータベース2に登録されているパーツa’45’、パーツb’46’およびパーツc47’の読み出しの際に寄与情報に基づいて課金部52は著作者A、著作者BおよびC著作者に対する報奨金のための課金を行う。また、課金部52から読み出しパーツ、読み出しの回数および寄与情報などの履歴は履歴部58に記録される。
【0049】
著作者Dは、53で示すように、データベース2からパーツa’45’、パーツb’46’およびパーツc47’を読み出して、さらに新たに作成したパーツd57を加えた著作物を作成する。次に、著作者Dは、データベース2から読み出したパーツa’45’、パーツb’46’およびパーツc47’を改良したパーツa”54、パーツb”55およびパーツc’56と、新たに作成したパーツd57とを作成する。
【0050】
さらに、著作者Dが改良したパーツa”54、パーツb”55およびパーツc’56と、新たに作成したパーツd57とをデータベース2に登録する際に、履歴部58から読み出しパーツ、読み出しの回数および寄与情報などに基づく係数が係数器59、60、61、62に供給される。改良パーツa”54、パーツb”55およびパーツc’56と、新たに作成したパーツd57は係数器59、60、61、62により係数が乗算された後に、データベース2にパーツa”54’、パーツb”55’、パーツc’56’、パーツd57’として登録される。
【0051】
このとき、パーツa”54’に関する属性情報として、著作者Aについて、寄与情報0.5と、著作者Cについて、寄与情報0.1と、著作者Dについて、寄与情報0.4とが記録される。また、パーツb”55’に関する属性情報として、著作者Bについて、寄与情報0.2と、著作者Cについて、寄与情報0.3と、著作者Dについて、寄与情報0.5とが記録される。また、パーツc’56’に関する属性情報として、著作者Cについて、寄与情報0.9と、著作者Dについて、寄与情報0.1とが記録される。また、パーツd57’に関する属性情報として、著作者Dについて、寄与情報1.0が記録される。
【0052】
なお、上述において、データベース2からのパーツの読み出しおよび登録の際の検索、読み出しパーツと改良パーツとの比較、課金部および履歴部における評価については、検索、比較、評価部63により実施された後にデータベース2に登録される。
【0053】
なお、上述したデータベース装置では、部品を改良した後の前の著作者の寄与情報は改良の程度に応じて下がる例を示したが、これに限らず、部品を改良した後の前の著作者の寄与情報は100%残るようにしても良く、また、部品を改良した後の前の著作者の寄与情報は改良の程度に応じて上がるようにしても良い。改良者と前の著作者との割合を変えるようにすればいずれでもよい。
【0054】
図5は、登録装置を示す図である。図5に示すパーツデータベース74、パーツ評価データベース76およびダウンロード実績データベース77は図4に示したデータベース2に対応するものである。図5に示す登録装置71は、図4に示したデータベース2にパーツを登録するものである。
【0055】
また、著作物は例えば、文書情報または図面情報であり、これらをパーツ化またはモディファイして、XML(extensible Markup Language)形式で属性情報を記録するようにしても良い。
【0056】
また、上述した検索、比較、評価部63は、人工知能を用いた評価システムで構成して、この処理の後にデータベース2に登録するようにしても良い。
【0057】
図5において、登録装置71から入力された新登録パーツS1が比較部73の一方の入力端子に供給される。読み出し制御部72は新登録パーツS1と比較すべき読み出し信号に応じた登録済みパーツS2をパーツデータベース74から読み出し、登録済みパーツS3を比較部73の一方の入力端子に供給する。比較部73は、新登録パーツS1と登録済みパーツS3とを比較して比較結果S4をパーツデータベース74に登録する。この比較結果S4は上述した図4に示したパーツ情報と、属性情報である。
【0058】
この登録済みパーツS2および比較結果S4は評価読み出し部75に供給される。また、登録装置71から新登録パーツS1についての評価値S6が評価読み出し部75に供給される。評価読み出し部75は、登録済みパーツS2に応じた登録済みパーツの評価値S5を読み出して、比較結果S4および評価値S6に基づいた新パーツの評価値S7をパーツ評価データベース76に登録する。
【0059】
なお、登録装置71から利用者コードS8がダウンロード実績データベース77に供給され、ダウンロード実績データベース77から利用者コードS8に応じたダウンロード実績S9が読み出し制御部72に供給される。読み出し制御部72はダウンロード実績S9に応じた係数を乗算した登録済みパーツS3を比較部73の一方の入力端子に供給する。
【0060】
なお、上述したダウンロード実績データベース77は必ず必要とするものではなく、必要に応じて設けられる。
【0061】
図6は、ダウンロード装置を示す図である。図6に示すパーツデータベース74、パーツ評価データベース76およびダウンロード実績データベース77は図4に示したデータベース2に対応するものである。図6に示すダウンロード装置81は、図4に示したデータベース2に登録されたパーツを改良またはそのまま使用するためにダウンロードするものである。
【0062】
図6において、ダウンロード装置81は、パーツ指定S11を読み出し制御部72に供給する。読み出し制御部72はパーツ指定S12をパーツデータベース74に供給して、パーツ指定S12に応じた登録済みパーツS13をパーツデータベース74から読み出して、登録済みパーツS14をダウンロード装置81に出力する。
【0063】
この登録済みパーツS13は評価読み出し部75に供給される。評価読み出し部75は、登録済みパーツS13の評価値をパーツ評価データベース76に登録して、登録済みパーツの評価値S16を読み出して課金部82に供給する。また、読み出し制御部72は登録済みパーツS13に応じた読み出し信号S18を課金部82に供給する。また、ダウンロード装置81は登録済みパーツS14に応じた評価値S15を課金部82に供給する。
【0064】
課金部82は、登録済みパーツの評価値S16、登録済みパーツS13に応じた読み出し信号S18および登録済みパーツS14に応じた評価値S15に基づいて、登録済みパーツS14の著作者の貢献度に基づく処理により得られた課金信号S19を金融機関83に出力する。
【0065】
金融機関83は、課金信号S19に基づいてAさんの口座84、Bさんの口座85、Cさんの口座86にそれぞれ報奨金の入金を行う。
【0066】
上述した実施の形態では、データベース登録する情報は文書情報について述べたが、これに限らず、XML、HTML(Hyper Text MarkupLanguage)、BML(Broadcast Markup Language)形式の情報でも良い。
【0067】
【発明の効果】
この発明のデータベース装置は、著作物が登録されるとともに、上記著作物に関する属性情報として、上記著作物を作成した著作者と、上記著作物に対する上記著作者の寄与の度合いを表す寄与情報とが記録されるデータベースと、上記データベースから上記著作物が上記著作者以外の者によって読み出される際に、上記属性情報に基づいて上記著作者に対する報奨金のための課金を行う課金部と、上記課金部から、上記読み出された上記著作物および上記属性情報を示す履歴情報が供給されて、上記履歴情報を記録する履歴部とを備え、上記履歴部は、上記読み出された上記著作物を改良した著作物が上記データベースに登録される際に、上記履歴情報に基づいて、改良者と改良前の著作者との寄与の割合を決定する係数を出力し、上記係数に基づき、上記改良した著作物に関する属性情報として、上記改良前の著作者と上記改良者との寄与の割合を示す寄与情報が上記データベースに登録されるデータベース装置であるので、著作物情報を作成した著作権者及びその著作物情報を改良した改良者は、それぞれの寄与度に応じた正当な評価を受け取ることができ、この結果、多くの人が積極的に文書情報をデータベースに登録するようになり、良質のデータベースを構成することを可能とすることができるという効果を奏する。
【0068】
また、上述において、上記著作物は文書情報であるので、文書情報のデータベースを構成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る文書作成支援装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】一度文書作成支援装置1から得られた情報を使って新たな発明を作成し、更新情報としての改良版の部品を登録する際の説明図である。
【図3】図2で更新されたデータベースからの情報を使った場合の情報使用による報奨金の流れを説明する図である。
【図4】文書作成支援装置1のデータベース装置を示す図である。
【図5】文書作成支援装置1の登録装置を示す図である。
【図6】文書作成支援装置1のダウンロード装置を示す図である。
【符号の説明】
1……文書作成支援装置、2……データベース、3……報奨金計算部、11……発明者A、12……発明者B、13……明細書A、14……明細書B、15……部品a、16……部品b、17……発明者C、18……明細書C、19……報奨金A、20……報奨金B、21……部品c、31……発明者D、32……明細書D、33……報奨金A、34……報奨金B、35……報奨金C、41……著作物a、41’……パーツa、42……著作物b、42’……パーツb、43……課金部、44……著作物(a+b+c)、45……パーツa’、46……パーツb’、47……パーツc、45’……パーツa’、46’……パーツb’、47’……パーツc、48……履歴部、49〜51……係数器、52……課金部、53……著作物(a’+b’+c+d)、54……パーツa”、55……パーツb”、56……パーツc’、57……パーツd、54’……パーツa”、55’……パーツb”、56’……パーツc’、57’……パーツd、58……履歴部、59〜62……係数器、63……検索、比較、評価部、71……登録装置、72……読み出し制御部、73……比較部、74……パーツデータベース、75……評価読み出し部、76……パーツ評価データベース、77……ダウンロード実績データベース、81……ダウンロード装置、82……課金部、83……金融機関、84……A口座、85……B口座、86……C口座

Claims (2)

  1. 著作物が登録されるとともに、上記著作物に関する属性情報として、上記著作物を作成した著作者と、上記著作物に対する上記著作者の寄与の度合いを表す寄与情報とが記録されるデータベースと、
    上記データベースから上記著作物が上記著作者以外の者によって読み出される際に、上記属性情報に基づいて上記著作者に対する報奨金のための課金を行う課金部と、
    上記課金部から、上記読み出された上記著作物および上記属性情報を示す履歴情報が供給されて、上記履歴情報を記録する履歴部と
    を備え、
    上記履歴部は、上記読み出された上記著作物を改良した著作物が上記データベースに登録される際に、上記履歴情報に基づいて、改良者と改良前の著作者との寄与の割合を決定する係数を出力し、
    上記係数に基づき、上記改良した著作物に関する属性情報として、上記改良前の著作者と上記改良者との寄与の割合を示す寄与情報が上記データベースに登録される
    データベース装置。
  2. 請求項1記載のデータベース装置において、
    上記著作物は文書情報を含む著作物情報であ
    データベース装置。
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