JP4630735B2 - 無線局間距離測定方式 - Google Patents

無線局間距離測定方式 Download PDF

Info

Publication number
JP4630735B2
JP4630735B2 JP2005162228A JP2005162228A JP4630735B2 JP 4630735 B2 JP4630735 B2 JP 4630735B2 JP 2005162228 A JP2005162228 A JP 2005162228A JP 2005162228 A JP2005162228 A JP 2005162228A JP 4630735 B2 JP4630735 B2 JP 4630735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
frequency
phase shift
radio station
frequency phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005162228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006208355A (ja
Inventor
豪藏 鹿毛
幸一 鎌田
Original Assignee
東京レーダー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京レーダー株式会社 filed Critical 東京レーダー株式会社
Priority to JP2005162228A priority Critical patent/JP4630735B2/ja
Publication of JP2006208355A publication Critical patent/JP2006208355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630735B2 publication Critical patent/JP4630735B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

本発明は,電波を用いた距離測定技術に関し,特に,移動通信の分野において,移動局と固定局の間,または,移動局間の電波の伝搬時間を求め,その伝搬時間に相当する距離を高感度受信機を用いて測定する無線局間距離測定方式に関する。
移動通信の分野で,距離を電波で直接測定する方法は,GPSによる衛星を使った距離測定が困難な,ビル影や駅構内等で用いられる。
従来の電波による距離測定方法としては,(1)スペクトラム拡散されたデジタル信号の伝搬時間を測定する方法(例えば,特許文献1参照),(2)測量対処物へ同期信号を送信しておき,測量対処物からのキャリア周波数を違えた同期信号を受信して,伝搬時間を測定する方法(例えば,特許文献2参照)があった。
特開2001−69555号公報 特開平9−197036号公報
上記(1)のスペクトラム拡散されたデジタル信号の伝搬時間を測定する方法は,伝搬時間測定のため,相関検出技術が複雑であるとともに,非常に広い周波数帯域が必要とされる欠点があった。
他方,上記(2)の測量対処物からのキャリア周波数を違えた同期信号を折り返す方法は,単調な周期性信号では,キャリア周波数を違えるときに,位相の不確定性が発生して,そのために折り返してきた波からは伝搬時間の測定が困難である。そこで,同期信号として,単に送出電波の立ち上がりだけを検出する方法と,何らかのデジタル信号を用いる方法があった。
しかし,単に送出電波の立ち上がりだけを検出する方法は,移動通信特有の激しいフェージング環境下において,受信の立ち上がり時刻を正確に検出することが困難であり,同期信号としてデジタル信号を用いる場合には,十分な測定精度を得るため,高速のデジタル信号を送信する必要があり,結果として,やはり広い周波数帯域が必要であった。
また,従来の方法において,高速のデジタル信号を使う場合には,1〜2GHz帯以上の高いキャリア周波数を使用する無線システムに限られており,キャリア周波数が低い無線システムでは,信号の周波数帯域幅とキャリア周波数の比が大きくなりすぎて,実用には適さなかった。
本発明は,従来の距離測定方法の問題点を解決して,限られた周波数帯域において,しかも単調な波形(例えば,正弦波)で,移動局と固定局の間,あるいは移動局間の電波伝搬時間を求め,(相対的)距離を電波で直接測定する距離測定手段を提供することを目的とする。
また,本発明によって,数百MHz程度の低いキャリア周波数であっても数百m程度の距離測定は可能になるだけでなく,狭い受信帯域による高感度受信を実現し,送信電力が小さい場合であっても,十分離れた距離の測定を可能とする。
本発明は,上記課題を解決するため,周波数の異なる2つの波を送信し,相手局において2つの波を受信すると,それぞれ周波数シフトして折り返し,折り返してきた2つの波と相手局へ送信した2つの波を用いて,相手局で周波数シフト時に付加された周波数や位相の不確定成分の影響を受けずに無線局間の伝搬時間が測定できるように相殺した新たな2つの波を生成し,その2つの波の位相差により伝搬時間を測定することを主要な特徴とするが,それだけでなく,折り返してきた波の周波数差又は周波数和の成分を抽出するために帯域の非常に狭いフィルタを用いて,高感度受信を実現している。
図1は,本発明の概要を説明するための図である。本発明においては,無線局1の第1の発振手段101から,周波数f1 の第1の波を発振し,第2の発振手段102から周波数f2 (f2 ≠f1 )の第2の波を発振し,送信手段103からそれぞれの波を無線局2に送信する。
無線局2の受信手段201が,第1の波及び第2の波を受信する。そして,周波数位相シフト手段202が,それぞれの波の周波数と位相を所定の周波数位相シフト用の波によりシフトする。この周波数位相シフト手段202による周波数と位相のシフト処理により,第1の波から周波数f3 の第3の波が生成され,第2の波から周波数f4 (f4 ≠f3 )の第4の波が生成される。送信手段203は,生成された第3の波及び第4の波を無線局1に送信する。周波数位相シフト手段202によって周波数f1 ,f2 の波の周波数をシフトするのは,送信手段203によって無線局2から無線局1へ送信する波が,無線局2の受信手段201によって受信され,無線局1からの波と混同してしまわないようにするためである。
無線局1の受信手段104が第3の波及び第4の波を受信すると,周波数位相シフト手段105は,第3の波及び第4の波から第5の波を生成し,第1の波と第2の波から第6の波を生成し,これらの波を出力する。
ここで,第6の波の周波数は,第5の波の周波数と一致しているため,第6の波をもとにして,クロック信号発生手段107から同期したクロック信号を得て,このクロック信号を使ってフィルタ108を動作させると,フィルタ108の中心周波数を正確に第5の波の中心周波数に一致させることができる。
測定手段106は,生成された第5の波と第6の波の位相差に基づいて,無線局1と無線局2の間の電波の伝搬時間を測定する。電波の速度と伝搬時間とから無線局1と無線局2間の距離を求めることができる。
本発明は,電波の伝搬時間を測定することによる距離測定方式であるから,本発明を使って,移動局と固定局の間,あるいは,移動局間の電波の伝搬時間を直接得ることも可能である。この場合,後述する本発明の実施例の表示器において,片道の伝搬時間τ,または,往復の伝搬時間2τを表示するようにすればよい。
すなわち,本発明は,単調な周期性信号を使って伝搬時間を測定する方式であるから,周波数帯域を広げることなく,電波で直接,移動局と固定局,あるいは移動局間の距離の測定が可能であるという効果がある。本発明によれば,単調な周期性信号を測定に使用しているにもかかわらず,折り返す電波の周波数や位相の不確定性は,受信側で相殺されて,伝搬時間の測定に全く影響しないというメリットがある。また,狭帯域での測定が可能であることは,さらに,無線周波数として,数百MHz程度の低い周波数帯でも実用できることを意味する。
さらに,本発明においては,第5の波を抽出するためのフィルタとして,第5の波の中心周波数とフィルタの中心周波数を完全に一致させることができるため,原理的には,周波数帯域が無限小の狭いフィルタを用いることが可能である。従って,十分なS/N比の信号が得られ,高感度な受信が可能となる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態は,第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する高感度距離測定方式であって,第1の無線局及び第2の無線局は,それぞれ以下に述べる手段を備える。
前記第1の無線局は,
第1の波を発振する第1の発振手段と,
第2の波を発振する第2の発振手段と,
第1の波を電波として送信する第1の送信手段と,
第2の波を電波として送信する第2の送信手段とを備え,
第1の波と第2の波の電波を第2の無線局へ送信する。
前記第2の無線局は,
送信された第1の波を受信する第1の受信手段と
送信された第2の波を受信する第2の受信手段と,
周波数位相シフト用の波を発振する第3の発振手段と,
第1の受信手段で受信した第1の波と周波数位相シフト用の波を入力して,前記第1の波の周波数と位相をシフトして第3の波を出力する第1の周波数位相シフト手段と,
第2の受信手段で受信した第2の波と周波数位相シフト用の波を入力して,前記第2の波の周波数と位相をシフトして第4の波を出力する第2の周波数位相シフト手段と,
第3の波を送信する第3の送信手段と
第4の波を送信する第4の送信手段とを備え,
第3の波と第4の波を第1の無線局へ送信する。
さらに,第1の無線局は,
第3の波を受信する第3の受信手段と,
第4の波を受信する第4の受信手段と,
受信した前記第3の波と前記第4の波を入力して第5の波を出力する第3の周波数位相シフト手段と,
第1の波と第2の波を入力して第6の波を出力する第4の周波数位相シフト手段と,
第6の波と同期したクロック信号を発生させる手段と,
そのクロック信号で動作し,第3の周波数位相シフト手段に含まれ,第5の波を抽出するフィルタと,
第5の波と前記第6の波の位相関係を使って前記第1の無線局と第2の無線局の間の伝搬時間を測定する伝搬時間測定手段とを備え,
伝搬時間によって前記第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態は,第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する高感度距離測定方式であって,第1の無線局及び第2の無線局は,それぞれ以下に述べる手段を備える。
第1の無線局は,
第1の波を発振する第1の発振手段と,
第1の波と第2の波の差の周波数(又は和の周波数)の第7の波を発振する第4の発振手段と,
第1の波と前記第7の波を入力して前記第2の波を得る第5の周波数位相シフト手段と,
第1の波を電波として送信する第1の送信手段と,
第2の波を電波として送信する第2の送信手段とを備え,
第1の波と第2の波の電波を第2の無線局へ送信する。
前記第2の無線局は,第1の実施の形態と同様に,
送信された第1の波を受信する第1の受信手段と
送信された第2の波を受信する第2の受信手段と,
周波数位相シフト用の波を発振する第3の発振手段と,
第1の受信手段で受信した第1の波と周波数位相シフト用の波を入力して,前記第1の波の周波数と位相をシフトして第3の波を出力する第1の周波数位相シフト手段と,
第2の受信手段で受信した第2の波と周波数位相シフト用の波を入力して,前記第2の波の周波数と位相をシフトして第4の波を出力する第2の周波数位相シフト手段と,
第3の波を送信する第3の送信手段と
第4の波を送信する第4の送信手段とを備え,
第3の波と第4の波を第1の無線局へ送信する。
さらに,第1の無線局は,
第3の波を受信する第3の受信手段と,
第4の波を受信する第4の受信手段と,
受信した第3の波と第4の波を入力して第5の波を出力する第3の周波数位相シフト手段と,
第7の波と同期したクロック信号を発生させる手段と,
そのクロック信号で動作し,第3の周波数位相シフト手段に含まれ,第5の波を抽出するフィルタと,
第5の波と第7の波の位相関係を使って前記第1の無線局と第2の無線局の間の伝搬時間を測定する伝搬時間測定手段とを備え,
伝搬時間によって前記第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する。
〔第3の実施の形態〕
また,本発明の第3の実施の形態は,上記第1〜2の実施の形態において,
第1の無線局の第1の送信手段と第2の送信手段とを共通に使用する第1の共通送信手段を設け,第1の波と第2の波を合成して,第1の共通送信手段によって送信する。
〔第4の実施の形態〕
また,本発明の第4の実施の形態は,上記第1〜3の実施の形態において,
第2の無線局の第1の受信手段と第2の受信手段とを共通に使用する第1の共通受信手段を設け,第1の無線局から送信された第1の波と第2の波を第1の共通受信手段によって受信し,その出力を,分離して使用する。
〔第5の実施の形態〕
また,本発明の第5の実施の形態は,上記第1〜4の実施の形態において,
第2の無線局の第3の送信手段と第4の送信手段とを共通に使用する第2の共通送信手段を設け,第3の波と第4の波を合成して,第2の共通送信手段によって送信する。
〔第6の実施の形態〕
また,本発明の第6の実施の形態は,上記第1〜5の実施の形態において,
第1無線局の第3の受信手段と第4の受信手段とを共通に使用する第2の共通受信手段を設け,第2の無線局から送信された第3の波と第4の波を第2の共通受信手段によって受信し,その出力を,分離して使用する。
〔第7の実施の形態〕
また,本発明の第7の実施の形態は,上記第1〜6の実施の形態において,
第2の無線局に,第1の周波数位相シフト手段と第2の周波数位相シフト手段とを設ける代わりに,共通周波数位相シフト手段を設け,第1の無線局から送信された第1の波と第2の波を合成した状態の信号を共通周波数位相シフト手段に入力し,共通周波数位相シフト手段によって周波数と位相をシフトすることにより,第1の波と第2の波の周波数と位相をそれぞれシフトした第3の波と第4の波を含む信号を出力する。
以下,図面を参照しながら,無線局1と無線局2の間の伝搬時間を求めることにより,無線局1と無線局2の間の距離を電波で直接測定する本発明の実施例について説明する。ここでは,説明を簡略化するため,増幅器やフィルタ等の遅延時間は無視している。
図2は,本発明の実施例1を示す図である。無線局1においては,周波数f1 の波を発振する発振器3と周波数f2 の波を発振する発振器4がある。それぞれの発振器出力は,発振器3の出力が,増幅器5とアンテナ6からなる第1の送信機より送信されて,発振器4の出力が,増幅器7とアンテナ8からなる第2の送信機より送信される。
アンテナ6から送信された波をX1 ( t ) ,アンテナ8から送信された波をX2 ( t ) として,ω1 =2 πf1 ,ω2 =2 πf2 とすると,送信された波は,それぞれ,次式のように表される。本説明では,振幅については本質的でないため,記載を省略する。
1 ( t ) =cos(ω1 t +θ1 ) …(1)
2 (t)=cos(ω2 t+θ2 ) …(2)
無線局2においては,それぞれの波X1 (t)とX2 (t)が伝搬時間τ遅延して受信される。
アンテナ6から送信された波は,アンテナ9,受信増幅器10,帯域通過フィルタ11からなる第1の受信機により受信され,
1 (t)=X1 (t−τ)=cos{ω1 (t−τ)+θ1 } …(3)
を出力する。
他方,アンテナ8から送信された波は,アンテナ12,受信増幅器13,帯域通過フィルタ14からなる第2の受信機により受信され,
2 (t)=X2 (t−τ)=cos{ω2 (t−τ)+θ2 } …(4)
を出力する。
本発明の実施例1では,発振器15で周波数位相シフト用の波(周波数Δf,位相Δθ)を発振させておき,それぞれ受信した波Y1 (t),Y2 (t)を周波数位相シフト手段16及び19によって周波数と位相をシフトする。ここでは,説明を簡単にするために,始めに,f1 >f2 >Δf>0の場合について述べる。
周波数位相シフト手段16はミキサー17と高域通過フィルタ18から構成され,Y1 (t)の周波数と位相について,加算する方向(MIX−UP:以下同様)にシフトする。すなわち,周波数位相シフト手段16の出力として,
1 (t)=cos{ω1 (t−τ)+θ1 +(Δωt+Δθ)} …(5)
を得る。ここで,Δω=2πΔfである。
周波数位相シフト手段19はミキサー20と高域通過フィルタ21から構成され,Y2 (t)の周波数と位相について,加算する方向にシフトする。すなわち,周波数位相シフト手段19の出力として,
2 (t)=cos{ω2 (t−τ)+θ2 +(Δωt+Δθ)} …(6)
を得る。
周波数と位相のシフトした波Z1 (t)は増幅器22,アンテナ23からなる第3の送信機によって送信され,他方,Z2 (t)は増幅器24,アンテナ25からなる第4の送信機によって送信される。
無線局1においては,それぞれの波Z1 (t)とZ2 (t)が伝搬時間τ遅延して受信される。
アンテナ23から送信された波は,アンテナ26,受信増幅器27,帯域通過フィルタ28からなる第3の受信機により受信され,
1 (t)=Z1 (t−τ)
=cos{ω1 (t−2τ)+θ1 +Δω(t−τ)+Δθ} …(7)
を出力する。
他方,アンテナ25から送信された波は,アンテナ29,受信増幅器30,帯域通過フィルタ31からなる第4の受信機により受信され,
2 (t)=Z2 (t−τ)
=cos{ω2 (t−2τ)+θ2 +Δω(t−τ)+Δθ} …(8)
を出力する。
無線局1では,X1 (t),X2 (t),R1 (t),R2 (t)の4つの波をマルチ周波数位相シフト手段32へ入力し,その結果を使って,無線局1と無線局2の伝搬時間を求める。
図2に示す第1の実施例の場合,マルチ周波数位相シフト手段32は,2つの周波数位相シフト手段33及び34からなる。
周波数位相シフト手段33は,ミキサー35と帯域通過フィルタ36からなり,受信した波R1 (t)とR2 (t)の周波数と位相について,減算する方向(MIX−DOWN:以下同様)にシフトする。その結果,周波数位相シフト手段33の出力は,
R(t)=cos{(ω1 −ω2 )(t−2τ)+(θ1 −θ2 )} …(9)
となる。
周波数位相シフト手段34は,ミキサー37と低域通過フィルタ38からなり,無線局1で発振している2つの波X1 (t)とX2 (t)を入力して,周波数と位相について,減算する方向にシフトして,次の波を得る。
X(t)=cos{(ω1 −ω2 )t+(θ1 −θ2 )} …(10)
式(9)と式(10)を比べると,周波数は同じで,位相差だけが2(ω1 −ω2 )τの値異なる。
本発明の実施例1では,X(t)と同期したクロック信号をクロック信号発生器41で発生しておき,このクロック信号を用いて,帯域通過フィルタ36を動作させている。この場合,X(t)とR(t)が全く同じ周波数であるため,クロック信号はR(t)とも周波数的に完全に同期しており,帯域通過フィルタ36としては,例えばNパスフィルタのように,中心周波数が完全にf1 −f2 と一致するフィルタが使用可能である。従って,式(9)で表されるR(t)を抽出するために,帯域通過フィルタ36の周波数帯域幅として十分小さな帯域幅のものを使用することが可能である。
そこで,式(9)で表されるR(t)と,式(10)で表されるX(t)の位相差を求めて,
[測定した位相差]/{2(ω1 −ω2 )}
なる値を時間測定器39で求めれば,片道の伝搬時間τが得られる。
往復の伝搬時間2τを得るには,
[測定した位相差]/(ω1 −ω2
を求めるようにすればよい。以下の実施例でも同様である。時間測定器39としては,R(t)とX(t)の時間差を直接測定して1/2しても,伝搬時間τを得ることが出来る。
以上のように,式(9)および,式(10)で表される同じ周波数の2つの波の位相差に着目して伝搬時間を測定するため,波そのものに仮に不確定成分があったとしても,それらは2つの波の間で相殺されることになり,伝搬時間の測定には影響しない。したがって,安定した精度のよい測定が可能である。
得られた伝搬時間τに電波の伝搬速度をかけると無線局1と無線局2の間の距離が得られるので,その値を表示器40で表示すれば,伝搬時間に相当する距離が表示される。往復の距離を求める場合は,往復の伝搬時間2τに伝搬速度をかけると得られる。以下の実施例でも同様である。
測定可能な最大伝搬時間τ[MAX]は,次の関係により得られる。
τ[MAX]=π/(ω1 −ω2 )=1/{2(f1 −f2 )} …(11)
例えば,f1 −f2 =100kHzであれば,τ[MAX]=5μsecであり,この伝搬時間は,1.5kmの距離に相当する。
図2の本発明の実施例1では,周波数位相シフト手段16,19,33,34の周波数と位相に関してシフトする極性は,周波数位相シフト手段16,19は加算する方向(MIX−UP)に,周波数位相シフト手段33,34は減算する方向(MIX−DOWN)にシフトしたが,それぞれの周波数位相シフト手段でシフトする極性について,それ以外に複数の組み合わせが可能である。
1 >f2 >Δf>0の場合について,測定可能な最大伝搬時間τ[MAX]とそれぞれの周波数位相シフト手段の極性の関係例を表1に示す。「加算」は周波数の絶対値が大きくなる方向(MIX−UP)にシフトする意味であり,減算は周波数の絶対値が減少する方向(MIX−DOWN)にシフトする意味である。
Figure 0004630735
1 >Δf>f2 >0の場合について,測定可能な最大伝搬時間τ[MAX]とそれぞれの周波数位相シフト手段の極性の関係例を表2に示す。
Figure 0004630735
Δf>f1 >f2 >0の場合について,測定可能な最大伝搬時間τ[MAX]とそれぞれの周波数位相シフト手段の極性の関係例を表3に示す。
Figure 0004630735
τ[MAX]=1/{2(f1 −f2 )}となる場合は,伝搬距離が長い場合の測定に適しており,他方,τ[MAX]=1/{2(f1 +f2 )}となる場合は,伝搬時間が短く至近距離の場合の測定に適している。
図3は,本発明の実施例2を示す図である。図2と図3の差異は,周波数f2 の波と測定の基準になる波X(t)の発生のメカニズムが異なる。
図3においては,測定の基準になる波X(t)を発振器42で発振させておく。このときのX(t)は,本発明の実施例1のときと同じで,
X(t)=cos{(ω1 −ω2 )t+(θ1 −θ2 )} …(12)
で表される。
本発明の実施例2では,式(12)で表される波X(t)と,周波数f1 の波,すなわち,
1 (t)=cos(ω1 t+θ1 ) …(13)
をミキサー44と低域通過フィルタ45とからなる周波数位相シフト手段43へ入力して,周波数f2 の波
2 (t)=cos(ω2 t+θ2 ) …(14)
を得ている。
本発明の実施例2においても,無線局1から無線局2へ送られる2つの波は,第1の実施例と同じであり,無線局2から周波数位相シフトして,無線局1へ折り返して来た波も,実施例1と同じであるため,実施例1と同様な測定結果が得られる。
図4は,本発明の実施例3を示す図である。この実施例では,実施例1における図2の第1の送信機と第2の送信機に相当する増幅器5,アンテナ6と,増幅器7,アンテナ8とを,図4の加算器46,及び増幅器47とアンテナ48からなる第1の共通送信手段で構成して,図2の第1の受信機と第2の受信機に相当するアンテナ9,受信増幅器10,帯域通過フィルタ11とアンテナ12,受信増幅器13,帯域通過フィルタ14を,アンテナ49,受信増幅器50,帯域通過フィルタ11,14からなる第1の共通受信手段で構成している。
さらに,図2の第3の送信機と第4の送信機に相当する増幅器22,アンテナ23と,増幅器24,アンテナ25とを,図4の加算器51,及び増幅器52とアンテナ53からなる第2の共通送信手段で構成しており,図2の第3の受信機と第4の受信機に相当するアンテナ26,受信増幅器27,帯域通過フィルタ28とアンテナ29,受信増幅器30,帯域通過フィルタ31を,図4のアンテナ54,受信増幅器55,帯域通過フィルタ28,31からなる第2の共通受信手段で構成している。
本発明の実施例1〜実施例2では,周波数f1 とf2 が非常に離れている場合にそれぞれ,周波数毎に専用の増幅器を用いた例であるが,実施例3では,お互いの周波数f1 とf2 が近いときには,増幅器を共通に使用可能であり,経済的である。
また,増幅器を共通化した場合,増幅器による遅延時間のバラツキが,別々に構成される場合に比べて,軽減されるメリットがある。
図5に,本発明の図2〜図4で使用される帯域通過フィルタ36の実現例を示す。このフィルタは,本発明の図1では,フィルタ108に相当する。また,図5の各部の動作波形例を図6に示す。
図5において,フィルタの入力波形をIN(t)として,図6に示すように,周期Tの正弦波の成分について述べる。この周期は,図2の帯域通過フィルタ36において使用される場合には,抽出すべき信号の周期として,
T=1/(f1 −f2 ) …(15)
なる関係がある。
図5に示す例では,帯域通過フィルタとして,Nパスフィルタを使っている。このフィルタは,抵抗56(抵抗の値R)と,クロック信号CLKで切り替わって充放電の動作をしているコンデンサ58〜67(容量の値はいずれもC),及びそれぞれのコンデンサへの接続を切り替える電子スイッチ57,そして,波形の急激な変化する成分を抑える低域通過フィルタ68からなる。
本発明では,入力波形IN(t)は,周波数がf1 −f2 であり,クロック信号は,同じ周波数の波X(t)と同期して作られている。すなわち,クロック信号CLKは,入力波形IN(t)と同期しているのであるから,クロック信号CLKの周期の整数倍は,正確に周期Tと一致させることができる。図5及び図6では,この整数の値nを,n=10とした場合である。
それぞれのコンデンサは,電子スイッチ57によって,抵抗56と接続された間だけ充放電が可能になる。この接続は,T/10毎に切り替えられ,それぞれのコンデンサが抵抗と接続している時間は,周期Tの間で,T/10である。
1つのコンデンサに着目すると,正確な周期Tで,T/10の時間だけ,時定数CRで充放電が行われる。このことは,入力波形が正確にTの周期の波形だけ生き残り,それ以外の波形は減衰してしまうことを意味する。
図6において,抵抗56と電子スイッチ57の間の波形S(t)は,周期T毎に,T/10の間だけ,充放電された波形が示されている。電子スイッチでそれぞれのコンデンサを切り替えているため,階段状に見える。波形S(t)を低域通過フィルタ68へ通すことにより,点線で示す滑らかな波形R(t)が得られる。
本発明で使用する帯域通過フィルタ36では,クロック信号CLKの周期が正確に入力波形IN(t)の「1/整数」の関係で表されるために,時定数CRを限りなく大きくしても,正確に周期Tの波形だけ抽出できる。そのことは,正弦波信号を抽出する場合に,帯域通過フィルタ36は,中心周波数が入力の正弦波と全く同じ周波数であるため,その周波数帯域を限りなく小さくすることができ,S/Nを非常に高くできることを意味する。
例えば,受信周波数帯域幅が3kHz程度で,送信機からの距離が10m程度までしか受信できない受信機があったとして,帯域通過フィルタ36の受信帯域を0.3Hzにしたとすると,S/Nは40dB改善され,受信可能な距離は,数百m〜1kmまで広がることが期待される。
帯域通過フィルタ36としては,Nパスフィルタに限らず,クロック信号が入力波形IN(t)と同期していれば,他のデジタルフィルタを使って,十分な狭帯域化が可能である。
前述した実施例3では,図4に示すように受信した2つの波Y1 (t),Y2 (t)を帯域通過フィルタ11,14で分離し,それぞれ周波数位相シフト手段16,19で周波数と位相とをシフトしている。
これに対し,受信した2つの波Y1 (t),Y2 (t)を分離することなく,合成したままの状態で,それぞれ周波数と位相をシフトしておいて,その後適当なフィルタで必要とする波を取り出しても,同様に本発明を実現することができる。
この場合,受信した2つの波を同じ方向にシフトするのであれば,周波数位相シフト手段16,19は,より簡単にすることができる。
図7は,本発明の実施例4を示す図である。図7において,無線局1の構成は図4に示した実施例3と同様である。無線局2では,無線局1から受信した波Y1 (t),Y2 (t)をそれぞれ通過させる帯域通過フィルタ11,14を用いる代わりに,Y1 (t),Y2 (t)の2つの波を通過させる帯域通過フィルタ70を用いる。無線局1から受信した波を帯域通過フィルタ70に入力し,その出力を周波数位相シフト手段71に入力する。周波数位相シフト手段71により,2つの波Y1 (t),Y2 (t)を合成したままの状態で,両方まとめて同じ方向に周波数と位相とをシフトする。その信号を増幅器52とアンテナ53とを介して無線局1へ送信する。
本発明の概要を説明する図である。 本発明の実施例1を示す図である。 本発明の実施例2を示す図である。 本発明の実施例3を示す図である。 帯域通過フィルタの実現例を示す図である。 図5の各部の動作波形例を示す図である。 本発明の実施例4を示す図である。
符号の説明
1,2 無線局
3,4,15,42 発振器
5,7,22,24,47,52 増幅器
6,8,9,12,23,25,26,29,48,49,53,54 アンテナ
10,13,27,30,50,55 受信増幅器
11,14,28,31,36,70 帯域通過フィルタ
16,19,33,34,43,71 周波数位相シフト手段
17,20,35,37,44,72 ミキサー
18,21,73 高域通過フィルタ
32 マルチ周波数位相シフト手段
38,45,68 低域通過フィルタ
39 時間測定器
40 表示器
41 クロック信号発生器
46,51 加算器
56 抵抗
57 電子スイッチ
58,59,60,61,67 コンデンサ
101 第1の発振手段
102 第2の発振手段
103,203 送信手段
104,201 受信手段
106 測定手段
107 クロック信号発生手段
108 フィルタ

Claims (2)

  1. 電波を用いて第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する無線局間距離測定方式であって,
    前記第1の無線局は,
    周波数が異なる第1の波と第2の波を電波として送信する1または複数の送信手段を備え,
    前記第2の無線局は,
    前記第1の波と前記第2の波を受信する1または複数の受信手段と,
    周波数位相シフト用の波を発振する発振手段と,
    受信した前記第1の波と前記周波数位相シフト用の波を入力して,前記第1の波の周波数と位相をシフトした第3の波を出力する第1の周波数位相シフト手段と,
    受信した前記第2の波と前記周波数位相シフト用の波を入力して,前記第2の波の周波数と位相をシフトした第4の波を出力する第2の周波数位相シフト手段と,
    前記第3の波と前記第4の波を送信する1または複数の送信手段とを備え,
    さらに,前記第1の無線局は,
    前記第3の波と前記第4の波を受信する1または複数の受信手段と,
    受信した前記第3の波と前記第4の波を入力して,前記第1の波と前記第2の波と前記周波数位相シフト用の波との周波数の大小関係および前記第1の周波数位相シフト手段と前記第2の周波数位相シフト手段とにおけるシフトの極性に応じて,前記第3の波と前記第4の波の差又は和の周波数及び位相を有する第5の波を出力する第3の周波数位相シフト手段と,
    前記第1の波と前記第2の波と前記周波数位相シフト用の波との周波数の大小関係および前記第1の周波数位相シフト手段と前記第2の周波数位相シフト手段とにおけるシフトの極性に応じて,前記第1の波と前記第2の波の差又は和の周波数及び位相を有する第6の波を生成または発振する信号出力手段と,
    前記第6の波と同期したクロック信号を発生させるクロック信号発生手段と,
    前記第5の波と前記第6波の位相関係を使って前記第1の無線局と前記第2の無線局の間の伝搬時間を測定する伝搬時間測定手段とを備え,
    かつ,前記第3の周波数位相シフト手段は,
    前記クロック信号発生手段が発生したクロック信号で動作し,前記第5の波を抽出するフィルタを備え,
    前記伝搬時間測定手段により測定した伝搬時間によって前記第1の無線局と前記第2の無線局の間の距離を測定する
    ことを特徴とする無線局間距離測定方式。
  2. 電波を用いて第1の無線局と第2の無線局の間の距離を測定する無線局間距離測定方式であって,
    前記第1の無線局は,
    周波数が異なる第1の波と第2の波を電波として送信する1または複数の送信手段を備え,
    前記第2の無線局は,
    前記第1の波と前記第2の波を受信する1または複数の受信手段と,
    周波数位相シフト用の波を発振する発振手段と,
    前記周波数位相シフト用の波を使って,受信した前記第1の波と第2の波を合成した状態で周波数と位相をシフトすることにより,第3の波と第4の波を出力する第1の周波数位相シフト手段と,
    前記第3の波と前記第4の波を送信する1または複数の送信手段とを備え,
    さらに,前記第1の無線局は,
    前記第3の波と前記第4の波を受信する1または複数の受信手段と,
    受信した前記第3の波と前記第4の波を入力して,前記第1の波と前記第2の波と前記周波数位相シフト用の波との周波数の大小関係および前記第1の周波数位相シフト手段におけるシフトの極性に応じて,前記第3の波と前記第4の波の差又は和の周波数及び位相を有する第5の波を出力する第2の周波数位相シフト手段と,
    前記第1の波と前記第2の波と前記周波数位相シフト用の波との周波数の大小関係および前記第1の周波数位相シフト手段におけるシフトの極性に応じて,前記第1の波と前記第2の波の差又は和の周波数及び位相を有する第6の波を生成または発振する信号出力手段と,
    前記第6の波と同期したクロック信号を発生させるクロック信号発生手段と,
    前記第5の波と前記第6の波の位相関係を使って前記第1の無線局と前記第2の無線局の間の伝搬時間を測定する伝搬時間測定手段とを備え,
    かつ,前記第2の周波数位相シフト手段は,
    前記クロック信号発生手段が発生したクロック信号で動作し,前記第5の波を抽出するフィルタを備え,
    前記伝搬時間測定手段により測定した伝搬時間によって前記第1の無線局と前記第2の無線局の間の距離を測定する
    ことを特徴とする無線局間距離測定方式。
JP2005162228A 2004-12-28 2005-06-02 無線局間距離測定方式 Expired - Fee Related JP4630735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162228A JP4630735B2 (ja) 2004-12-28 2005-06-02 無線局間距離測定方式

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004378655 2004-12-28
JP2005162228A JP4630735B2 (ja) 2004-12-28 2005-06-02 無線局間距離測定方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006208355A JP2006208355A (ja) 2006-08-10
JP4630735B2 true JP4630735B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=36965362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162228A Expired - Fee Related JP4630735B2 (ja) 2004-12-28 2005-06-02 無線局間距離測定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4630735B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4520365B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-04 東京レーダー株式会社 無線通信方式
WO2008102686A1 (ja) * 2007-02-22 2008-08-28 Nec Corporation マルチバンドトランシーバおよび該トランシーバを用いた測位システム
CN106164701B (zh) * 2014-03-31 2019-11-05 株式会社村田制作所 位置检测系统
US10976419B2 (en) 2017-03-17 2021-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Distance measuring device and distance measuring method
JP6912301B2 (ja) * 2017-03-17 2021-08-04 株式会社東芝 測距装置
JP6896659B2 (ja) * 2018-01-25 2021-06-30 株式会社東芝 測距装置
JP7122647B2 (ja) * 2018-08-09 2022-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 距離測定装置、距離測定システムおよび距離測定方法
CN112448717A (zh) * 2019-08-27 2021-03-05 西门子(深圳)磁共振有限公司 用于磁共振无线线圈的时钟生成装置、方法及无线线圈

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321B2 (ja) * 1983-06-10 1992-01-07 Fuji Electrochemical Co Ltd
JP2004507714A (ja) * 2000-06-06 2004-03-11 バッテル メモリアル インスティテュート Rf位相デルタの判定による距離/測距
JP4485285B2 (ja) * 2004-08-12 2010-06-16 東京レーダー株式会社 移動速度測定方法及び移動速度測定方式
JP4520365B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-04 東京レーダー株式会社 無線通信方式

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511558B1 (ja) * 1970-12-30 1976-01-19
JP4000321B2 (ja) * 2004-07-05 2007-10-31 東京レーダー株式会社 距離測定方法及び距離測定方式

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321B2 (ja) * 1983-06-10 1992-01-07 Fuji Electrochemical Co Ltd
JP2004507714A (ja) * 2000-06-06 2004-03-11 バッテル メモリアル インスティテュート Rf位相デルタの判定による距離/測距
JP4485285B2 (ja) * 2004-08-12 2010-06-16 東京レーダー株式会社 移動速度測定方法及び移動速度測定方式
JP4520365B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-04 東京レーダー株式会社 無線通信方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006208355A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4630735B2 (ja) 無線局間距離測定方式
JP4293194B2 (ja) 距離測定装置、及び距離測定方法
JP4464416B2 (ja) 光波測距方式及び測距装置
KR101418380B1 (ko) 이동 통신 시스템 및 그것의 거리 측정 방법
US10656258B2 (en) Measurement accuracy classifier for high-resolution ranging
JPH0298685A (ja) 距離測定装置
CN108072870A (zh) 利用载波相位提高突发通信测距精度的方法
CN108169736A (zh) 雷达系统中的同相(i)和正交(q)不平衡估计
JP2006226847A (ja) 無線センシング装置及び無線センシング方法
JP4000321B2 (ja) 距離測定方法及び距離測定方式
JP4485285B2 (ja) 移動速度測定方法及び移動速度測定方式
CN110988901A (zh) 一种tdc结合相位激光测距方法及系统
JP3818204B2 (ja) レーダ装置
RU2623718C1 (ru) Модем сигналов передачи времени по дуплексному каналу спутниковой связи
JP3611115B2 (ja) 測距装置及びこの測距装置を備えたレーダ装置
CN211293246U (zh) 一种基于无线同步技术的微变形遥测系统
JP2892971B2 (ja) マルチパスディレイスプレッド測定装置及び方法
JP2017125807A (ja) M符号変調マイクロ波測距装置
RU2225012C2 (ru) Фазометр с гетеродинным преобразованием частоты
JP2590724B2 (ja) 反射干渉波測定装置
RU95412U1 (ru) Нелинейная радиолокационная станция для обнаружения радиоэлектронных устройств управления взрывом
RU2321341C1 (ru) Импульсный сверхширокополосный датчик
JP2011039020A (ja) 距離測定装置
JP3731335B2 (ja) 距離測定システム及び距離測定機
US20120146836A1 (en) Measurement agent, a tag, a method for measuring, a method for serving measuring and a computer program product

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees