JP4630555B2 - アミン誘導体 - Google Patents

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本発明は、メラニン凝集ホルモン(以下、MCHと略記することもある)拮抗作用を有し、肥満症の予防・治療剤などとして有用なアミン誘導体に関する。
摂食行動はヒトを含め、多くの生物にとって、欠くことの出来ない行為である。そのため、摂食行動に異常をきたすと正常な生命活動に狂いが生じ、疾患につながる場合が多い。近年、食事環境の変化に伴い、肥満が社会的な問題になりつつある。肥満はさらに糖尿病、高血圧、動脈硬化症などの生活習慣病の重大なリスクファクターであるだけでなく、体重増加が膝などの関節に過度の負担を与えることにより、関節炎や疼痛をもたらすことも広く知られている。また、ダイエットブームなどにより、減量を望む潜在人口も多い。一方、遺伝的あるいはストレスなどの神経症などが原因で起きる過食症などの摂食障害も多数報告されている。
そのため、肥満の予防・治療剤あるいは摂食抑制剤の開発研究が古くから活発に進められており、中枢性食欲抑制薬としてはマジンドール(mazindol)が市販されている。
一方、レプチンに代表される食欲調節因子が最近数多く見いだされつつあり、これらの食欲調節因子の働きを制御する新たな抗肥満薬あるいは食欲抑制薬の開発が進められている。なかでもメラニン凝集ホルモンは、視床下部由来のホルモンで、食欲亢進作用を有することが知られている。さらに、MCHノックアウトマウスは日常行動が正常であるにもかかわらず、正常マウスと比べて、摂食量が有意に減少し、かつ体重も軽いことが報告されている(非特許文献1参照)。これらのことから、MCH拮抗薬ができれば優れた食欲抑制薬あるいは抗肥満薬になると期待されている。
一方、アミン誘導体としては、下記の化合物が知られている。
1)βアミロイド蛋白産生・分泌阻害剤として、式
Figure 0004630555
[式中、Arは置換基を有していてもよい芳香族基;
XおよびYは同一または異なって、-O-,-S-,-CO-,-SO-,-SO2-,-NR8-,-CONR8-,-SO2NR8-および-COO-から選ばれる2価の基(R8は水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基またはアシルを示す)またはこれらの2価の基を1または2個含んでいてよい2価のC1−6脂肪族炭化水素基;R1およびR2は水素原子または 置換基を有していてもよいC1−6アルキルを示し、R1とR2は隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成してもよく、A環はさらに置換基を有していてもよい単環式芳香環を示す]で示される化合物またはその塩が報告されている(特許文献1参照)。
2)MCH拮抗剤として、式
Figure 0004630555
[式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基;Xは主鎖原子数1−6のスペーサー;Yは結合手または主鎖原子数1ないし6のスペーサー;Arは4ないし8員非芳香環と縮合していてもよく、さらに置換基を有していてもよい単環式芳香環;R1およびR2は同一または異なって水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2はArとともにスピロ環を形成するか、R2は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していてもよい]で示される化合物またはその塩が報告されている(特許文献2参照)。
3)MCH拮抗剤として、式
Figure 0004630555
[式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基;
XおよびYは同一または異なって主鎖の原子数1ないし6のスペーサー;
Arは置換基を有していてもよい縮合多環式芳香環;
R1およびR2は同一または異なって水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成してもよく、R2は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、Rは隣接する窒素原子、YおよびArとともに縮合環を形成していてもよい]で示される化合物またはその塩が報告されている(特許文献3参照)。
4)カテプシンB基質として、式:Bz−X−Arg−MCA (Bzはベンゾイル基、MCAは7−メチルクマリンアミド、Xは4−アミノメチル−フェニルアラニン、4−グアニジン−フェニルアラニン、4−アミノメチル−N−イソプロピルフェニルアラニン等を示す)で示される化合物が記載されている(非特許文献2参照)。
5)降圧、鎮痛、消炎、向精神作用を有するアミノアルコール誘導体を、式
Figure 0004630555
[式中、Aは炭素数2ないし5の直鎖または分枝アルキレン;
Yは-N(R4)(R5) [R4,R5は同一または異なって水素,低級アルキル,アシルを示す]または-OR6 [R6は水素,低級アルキル,アリール,アシルを示す];
R1は水素,低級アルキル;
R2,R3は同一または異なって水素,低級アルキル,アラルキルあるいは隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基;
Xは水素,ハロゲン,低級アルキルを示す]で示される反応により製造することが報告されている(特許文献4参照)。
6)血圧降下、鎮痛、向精神作用を有するアミノアルコール誘導体として、式
Figure 0004630555
[式中、Rはアミノ、水酸基、低級アルコキシ、アシルオキシ、アロイルオキシ、アシルアミノ,アロイルアミノ;Aは低級アルキレン;R1は水素またはアシル;R2は水素または低級アルキル;環Pは窒素原子とともにピペリジン、4−置換ピペリジンまたは4−置換ピペラジンを形成する基を示す]で示される化合物またはその酸付加塩が報告されている(特許文献5参照)。
7)降圧、鎮痛、消炎、向精神作用を有するアミノケトン誘導体として、式
Figure 0004630555
[式中、Aは炭素数2ないし5の直鎖または分枝アルキレン;
Wは-N(R2)(R8) [R2は水素,低級アルキル; R8は水素,アシルを示す]または-OR4
[R4は水素,低級アルキル,アリール,アシルを示す];
R1は水素,低級アルキル;
R5,R6は同一または異なって水素,低級アルキル,アラルキルあるいは隣接する窒素原子とともに1−ピロリジニル,ピペリジノ,4−カルバモイル−4−ピペリジノピペリジノ,4−ヒドロキシ-4-(p-トリル)ピペリジノ,モルホリノ,4−置換-1-ピペラジニル;
Xは水素,ハロゲン,低級アルキルを示す]で示される化合物またはその塩が記載されている(特許文献6参照)。
8)TNF-α産生抑制剤および/またはIL−10産生促進剤として、式
Figure 0004630555
[式中、Qは基X-Y [Xは置換基を有していてもよいアミノ等;Yはアルキレンを示す]を示すか、あるいは複素環;
Zはアルキレン等;
R1,R2は水素,ハロゲン,アルキル,アミノ,ニトロ,水酸基;
R3は低級アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルを示す]で示される化合物またはその塩が報告されている(特許文献7参照)。
9)炎症、アレルギー等の治療に有用な、式
Figure 0004630555
[式中、R1は水素,ハロ,シアノ,シアノアルキル,アルキル,アルコキシ,フェノキシ,フェニル,アルコキシカルボニル, -NR13R14, -N(R15)SO2R16, ハロゲン化されたアルコキシ,ハロゲン化されたアルキル,アリールアルコキシ,水酸基,フェニルアルキル,アルコキシカルボニルビニル, -S(O)nR7, アルコキシカルボニルアルキル,カルボキシアルキル, -CONR11R12,カルバモイルビニル, -OSO2R21,4,5-ジヒドロチアゾール−2−イル,4,4−ジメチル−2−オキサゾリン−2−イルまたは-NR60R61;またはR1は-(O)z-L3G [zは0または1;L3はC1-4アルキレン鎖;Gは-NR22R23,-S(O)mR26, -CONR27R28, -OR29
R2およびR3は独立して水素,ハロ,アルキル,アルコキシ, -NR13R14, ハロゲン化されたアルコキシ,ハロゲン化されたアルキル,水酸基,-S(O)nR7または-NR60R61
L1は結合, アルキレン、シクロアルキレンまたはシクロアルキリデン;
Tは結合,O,S,SO2,カルボニル基または1,3−ジオキソラン−2−イリデン;
L2はアルキレン、シクロアルキレンまたはシクロアルキリデン;
R6は水素または(アルコキシカルボニルまたは水酸基で置換されていてもよい)アルキル;
Qは(アルキルまたは水酸基で置換されていてもよい)C1-9アルキレン鎖;
Yは置換されていてもよいイミダゾール環を示す]で示される化合物またはその塩が報告されている(特許文献8参照)。
ネイチャー(Nature)、396巻、670頁、1998年 Biochimica et Biophysica Acta、1547巻、82-94頁、2001年 国際公開第WO00/31021号パンフレット 国際公開第WO01/21577号パンフレット 国際公開第WO01/82925号パンフレット 特開昭51−141829号公報 特開昭61−2663号公報 特開昭51−141831号公報 特開2001−72660号公報 国際公開第WO95/00493号パンフレット
メラニン凝集ホルモン拮抗作用を有し、肥満症の予防・治療剤などとして有用な化合物の開発が切望されている。
本発明者らはMCH拮抗作用を有する化合物について鋭意検討を行なった結果、式
Figure 0004630555
[式中、Arは置換基を有していてもよい単環式芳香環を;
Yはハロゲン化されていてもよいアルキレン基を示し;
R1およびR2は、(1)同一または異なって、水素原子またはC1-6アルキルを示すか、(2)R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成するか、(3)R1とYとは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し、R2は水素原子またはC1-6アルキルを示す。]で表される化合物に、式
Figure 0004630555
[式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;
Rは水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、置換基を有していてもよいフェニルまたは置換基を有していてもよいピリジルを;
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、置換基を有していてもよいフェニル、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいピリジル、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニルまたはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルを示す)で表される基を導入した、式
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す。ただし、R1とR2とが隣接する窒素原子とともに形成する含窒素複素環がピペラジンの場合またはRがC1-4アルキルの場合、Ar1は置換基を有する環状基を示す。]で表される化合物またはその塩[以下、化合物(I)と略記することがある]が優れたMCH拮抗作用を有することを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
1)化合物(I);
2)R1およびR2が、同一または異なって、水素原子またはC1-6アルキルを示すか、R1とR2とが隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成する化合物(I);
3)Ar1が式:Ar3−Ar2− (式中、Ar2は置換基を有していてもよい環状基を、Ar3は置換基を有していてもよい芳香環基を示す)で示される基である化合物(I);
4)Rが水素原子である化合物(I);
5)Ra1、Ra2、Ra3およびRa4が水素原子である化合物(I);
6)Arがベンゼン環である化合物(I);
7)YがC1-6アルキレン基である化合物(I);
8)R1とR2とが隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成する化合物(I);
9)含窒素複素環がピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリンまたはチオモルホリンである前記8)記載の化合物(I);
10)4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
4-(シクロプロピルメトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド;
4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド;
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(2-シクロプロピルエトキシ)ベンズアミド;
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;または
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドである化合物(I);
11)化合物(I)またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
12)メラニン凝集ホルモン拮抗剤である前記11)記載の医薬;
13)メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防・治療剤である前記11)記載の医薬;
14)肥満症の予防・治療剤である前記11)記載の医薬;
15)摂食抑制剤である前記11)記載の医薬;
16)うつ病の予防・治療剤である前記11)記載の医薬;
17)不安症の予防・治療剤である前記11)記載の医薬;
18)メラニン凝集ホルモン拮抗剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
19)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるメラニン凝集ホルモン受容体拮抗方法;
20)メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防・治療剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
21)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるメラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防または治療方法;
22)肥満症の予防・治療剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
23)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における肥満症の予防または治療方法;
24)摂食抑制剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
25)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における摂食抑制方法;
26)うつ病の予防・治療剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
27)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるうつ病の予防または治療方法;
28)不安症の予防・治療剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
29)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における不安症の予防または治療方法;
などに関する。
本発明化合物は、優れたMCH受容体拮抗作用を有しており、肥満症などの予防・治療剤として有用である。
以下に化合物(I)における各置換基の定義について詳述する。
Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「環状基」としては、芳香族基、非芳香族環状炭化水素基、非芳香族複素環基などが挙げられる。
ここで、「芳香族基」としては、単環式芳香族基および縮合多環式芳香族基が挙げられる。
該単環式芳香族基としては、例えばフェニル、5または6員芳香族複素環基が挙げられる。
「5または6員芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜3個)を含む5または6員芳香族複素環基などが挙げられる。具体的には、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニルなどが挙げられる。
「単環式芳香族基」の具体例としては、フェニル、2−または3−チエニル、2−,3−または4−ピリジル、2−または3−フリル、2−,4−または5−チアゾリル、2−,4−または5−オキサゾリル、1−,3−または4−ピラゾリル、2−ピラジニル、2−,4−または5−ピリミジニル、1−,2−または3−ピロリル、1−,2−または4−イミダゾリル、3−または4−ピリダジニル、3−,4−または5−イソチアゾリル、3−,4−または5−イソオキサゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イルなどが挙げられる。
「縮合多環式芳香族基」は、好ましくは2ないし4環式、さらに好ましくは2または3環式の芳香族基である。該「縮合多環式芳香族基」としては、例えば縮合多環式芳香族炭化水素基、縮合多環式芳香族複素環基などが挙げられる。
該「縮合多環式芳香族炭化水素基」としては、例えば、炭素数9ないし14の縮合多環式(2または3環式)芳香族炭化水素基(例、ナフタレニル、インデニル、フルオレニル、アントラセニルなど)などが挙げられる。
該「縮合多環式芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜4個)を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮合多環式(好ましくは2または3環式)芳香族複素環基などが挙げられる。「縮合多環式芳香族複素環基」は、さらに好ましくは10員縮合多環式芳香族複素環基である。
「縮合多環式芳香族複素環基」の具体例としては、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ナフト[2,3−b]チオフェニル、イソキノリル、キノリル、インドリル、キノキサリニル、フェナントリジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キナゾリニル、シンノリニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、アクリジニル、フェナジニル、フタルイミド、チオキサンテニルなどが挙げられる。
「縮合多環式芳香族基」の具体例としては、1−または2−ナフチル;2−,3−,4−,5−または8−キノリル;1−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノリル;1−,2−,3−,4−,5−,6−または7−インドリル;1−,2−,4−または5−イソインドリル;1−,5−または6−フタラジニル;2−,3−または5−キノキサリニル;2−,3−,4−,5−または6−ベンゾチエニル;2−,3−,4−,5−または6−ベンゾフラニル;2−,4−,5−または6−ベンゾチアゾリル;1−,2−,4−,5−または6−ベンズイミダゾリルなどが挙げられる。
「非芳香族環状炭化水素基」としては、例えばC3−8シクロアルキル、C3−8シクロアルケニルなどが挙げられる。
ここで、C3−8シクロアルキルの具体例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどが挙げられる。
C3−8シクロアルケニルの具体例としては、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニルなどが挙げられる。
「非芳香族複素環基」としては、例えば、単環式非芳香族複素環基、縮合多環式非芳香族複素環基などが挙げられる。
該「単環式非芳香族複素環基」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜3個)を含む5ないし8員の単環式非芳香族複素環基などが挙げられる。具体的には、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロチアゾリル、テトラヒドロイソチアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、テトラヒドロイソオキサゾリル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジル、ジヒドロピリジル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロピリダジニル、ヘキサメチレンイミニル、ジオキサニルなどが挙げられる。
「縮合多環式非芳香族複素環基」は、好ましくは2ないし4環式、さらに好ましくは2または3環式の非芳香族複素環基である。該「縮合多環式非芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜4個)を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮合多環式(好ましくは2または3環式)非芳香族複素環基などが挙げられる。具体的には、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンズイミダゾリル、ジヒドロベンズオキサゾリル、ジヒドロベンゾチアゾリル、ジヒドロベンズイソチアゾリル、ジヒドロナフト[2,3−b]チオフェニル、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノキサリニル、テトラヒドロフェナントリジニル、ヘキサヒドロフェノチアジニル、ヘキサヒドロフェノキサジニル、テトラヒドロフタラジニル、テトラヒドロナフチリジニル、テトラヒドロキナゾリニル、テトラヒドロシンノリニル、テトラヒドロカルバゾリル、テトラヒドロ−β−カルボリニル、テトラヒドロアクリジニル、テトラヒドロフェナジニル、テトラヒドロチオキサンテニル、ジヒドロベンゾピラニル、テトラヒドロベンズオキセピニルなどが挙げられる。
Ar1で示される「環状基」は、好ましくは、フェニル、5または6員芳香族複素環基、5ないし8員の単環式非芳香族複素環基などであり、さらに好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニルなどである。
Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ヒドロキシ−C1−10アルキル(例、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル)、C6−14アリールオキシ−C1−6アルキル(例、フェノキシメチルなど)、C1−6アルキル−C6−14アリール−C2−6アルケニル(例、メチルフェニルエテニルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ、置換基を有していてもよいC7−19アラルキル、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ、アミノ、アミノ−C1−10アルキル(例、アミノメチル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチルなど)、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ−C1−6アルキル(例、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロピルアミノエチル、ブチルアミノエチル、ジメチルアミノメチル、ジエチルアミノメチル、ジプロピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチルアミノエチルなど)、置換基を有していてもよい芳香環基、置換基を有していてもよい非芳香環基、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アシル−C1−6アルキル、アシルアミノ−C1−6アルキル、アシルオキシ−C1−6アルキルなどが挙げられる。
Ar1で示される「環状基」は、上記置換基を、環状基の置換可能な位置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有していてよい。また、置換基数が2個以上である場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−10アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなど)が挙げられる。具体例としては、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフルオロヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−10アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシなど)などが挙げられる。具体例としては、例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−10アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、オクチルチオ、ノニルチオ、デシルチオなど)などが挙げられる。具体例としては、例えばメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、オクチルチオ、ノニルチオ、デシルチオなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「C7−19アラルキル」としては、例えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ」における「C6−14アリールオキシ」としては、例えば、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ」における「C7−19アラルキルオキシ」としては、例えば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、トリフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、5−フェニルペンチルオキシなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい芳香環基」における「芳香環基」としては、前記Ar1として例示した「芳香族基」が挙げられる。該「芳香環基」は、好ましくは、フェニル、ナフチル、5または6員芳香族複素環基、9または10員の縮合多環式芳香族複素環基などであり、さらに好ましくは、フェニル、5または6員芳香族複素環基などである。なかでも、フェニル、ピリジルなどが好ましい。
前記「置換基を有していてもよい非芳香環基」における「非芳香環基」としては、前記Ar1として例示した「非芳香族環状炭化水素基」および「非芳香族複素環基」が挙げられる。該「非芳香環基」は、好ましくは、C3−8シクロアルキル、5ないし8員の単環式非芳香族複素環基などであり、さらに好ましくはシクロヘキシルなどである。
前記「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル」における「C3−6シクロアルキル−C1−6アルキル」としては、例えばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ」における「C3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ」としては、例えばシクロプロピルメトキシ、シクロプロピルエトキシ、シクロブチルメトキシ、シクロブチルエトキシ、シクロペンチルメトキシ、シクロペンチルエトキシ、シクロヘキシルメトキシ、シクロヘキシルエトキシ、シクロヘキシルプロポキシなどが挙げられる。
前記「C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ」としては、例えばメトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシメトキシ、エトキシエトキシなどが挙げられる。
前記した「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ」、「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ」、「置換基を有していてもよい芳香環基」、「置換基を有していてもよい非芳香環基」、「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ」における「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ヒドロキシ−C1−10アルキル(例、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル)、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、アミノ−C1−10アルキル(例、アミノメチル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチルなど)、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ−C1−6アルキル(例、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロピルアミノエチル、ブチルアミノエチル、ジメチルアミノメチル、ジエチルアミノメチル、ジプロピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチルアミノエチルなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、5ないし6員複素環カルボニル、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、5ないし6員複素環カルバモイル、カルバモイル−C1−6アルキル(例、カルバモイルメチル、カルバモイルエチル、カルバモイルプロピルなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル−C1−6アルキル(例、メチルカルバモイルメチル、メチルカルバモイルエチル、メチルカルバモイルプロピル、ジメチルカルバモイルメチル、ジメチルカルバモイルエチル、ジメチルカルバモイルプロピル、エチルカルバモイルメチル、エチルカルバモイルエチル、エチルカルバモイルプロピル、ジエチルカルバモイルメチル、ジエチルカルバモイルエチル、ジエチルカルバモイルプロピルなど)、5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル、5ないし6員複素環カルバモイル−C1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなど) 、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル−C1−6アルコキシ(例、メチルカルバモイルメトキシ、エチルカルバモイルメトキシ、ジメチルカルバモイルメトキシ、ジエチルカルバモイルメトキシなど)、5ないし6員非芳香族複素環基(例、ピロリジニル、ピペリジニルなど)などが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
ここで、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ」としては、それぞれ前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示したものが用いられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)などが挙げられる。具体例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロペンチル、4−クロロシクロヘキシルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロパノイル、2-メチルプロパノイル、ブタノイル、3-メチルブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)などが挙げられる。具体例としては、例えば、アセチル、モノクロロアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、プロパノイル、2-メチルプロパノイル、ブタノイル、3-メチルブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなどが挙げられる。
前記「5ないし6員複素環カルボニル」および「5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル」における「5ないし6員複素環カルボニル」としては、例えば、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、1-ピロリジニルカルボニルなどが挙げられる。
該「5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル」としては、例えばモルホリノカルボニルメチル、モルホリノカルボニルエチル、モルホリノカルボニルプロピル、ピペリジノカルボニルメチル、ピペリジノカルボニルエチル、ピペリジノカルボニルプロピル、1-ピロリジニルカルボニルメチル、1-ピロリジニルカルボニルエチル、1-ピロリジニルカルボニルプロピルなどが挙げられる。
前記「5ないし6員複素環カルバモイル」および「5ないし6員複素環カルバモイル−C1−6アルキル」における「5ないし6員複素環カルバモイル」としては、例えばモルホリノカルバモイル、ピペリジノカルバモイル、1-ピロリジニルカルバモイル、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイルなどが挙げられる。
該「5ないし6員複素環カルバモイル−C1−6アルキル」としては、例えばモルホリノカルバモイルメチル、モルホリノカルバモイルエチル、モルホリノカルバモイルプロピル、ピペリジノカルバモイルメチル、ピペリジノカルバモイルエチル、ピペリジノカルバモイルプロピル、1-ピロリジニルカルバモイルメチル、1-ピロリジニルカルバモイルエチル、1-ピロリジニルカルバモイルプロピルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニルなど)などが挙げられる。具体例としては、例えばメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、4,4,4−トリフルオロブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(例、アセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミドなど)などが挙げられる。具体例としては、例えばアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミドなどが挙げられる。
前記Ar1における「置換基」として例示した「アシル」としては、例えば、式:−CO−R3、−CO−OR3、−CO−NR3R4、−CS−NR3R4、−SO−R3、−SO−R3、−PO(−OR3)−OR4または−PO−R3 〔式中、R3は(i)水素原子、(ii)置換基を有していてもよい炭化水素基、または(iii) 置換基を有していてもよい複素環基; R4は水素原子またはC1−6アルキルを示し;R3とR4とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していてもよい〕で表される基などが挙げられる。
R3で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば、鎖状または環状炭化水素基(例、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル−アルキルなど)などが挙げられる。このうち、以下のような炭素数1ないし19個の鎖状または環状炭化水素基などが好ましい。また、上記シクロアルキルおよびシクロアルキル−アルキルにおけるシクロアルキルはベンゼン環と縮合していてもよい。
a)C1−6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど);
b)C2−6アルケニル(例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、2−ブテニルなど);
c)C2−6アルキニル(例えば、エチニル、プロパルギル、2−ブチニルなど);
d)ベンゼン環と縮合していてもよいC3−6シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど);
e)C6−14アリール(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、2−アンスリルなど);
f)C7−19アラルキル(例えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルなど);
g) ベンゼン環と縮合していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(例えば、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルプロピルなど)。
「炭化水素基」は、好ましくはC1−6アルキル、C6−14アリール、C7−19アラルキル、ベンゼン環と縮合していてもよいC3−6シクロアルキル、ベンゼン環と縮合していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキルなどである。
前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環基、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル、モノまたはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル、ホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニルオキシなどが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
ここで、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ」および「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ」としては、それぞれ前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示したものが用いられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」および「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環基」における「5ないし10員芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし10員の単環式または2環式芳香族複素環基が挙げられる。具体的には、例えば、2−または3−チエニル;2−,3−または4−ピリジル;2−または3−フリル;2−,4−または5−チアゾリル;2−,4−または5−オキサゾリル;1−,3−または4−ピラゾリル;2−ピラジニル;2−,4−または5−ピリミジニル;1−,2−または3−ピロリル;1−,2−または4−イミダゾリル;3−または4−ピリダジニル;3−イソチアゾリル;3−イソオキサゾリル;1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;1,2,4−オキサジアゾール−3−イル;2−,3−,4−,5−または8−キノリル;1−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノリル;1−,2−,3−,4−,5−,6−または7−インドリル;1−,2−,4−または5−イソインドリル;1−,5−または6−フタラジニル;2−,3−または5−キノキサリニル;2−,3−,4−,5−または6−ベンゾフラニル;2−,4−,5−または6−ベンゾチアゾリル;1−,2−,4−,5−または6−ベンズイミダゾリルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル」における「C6−14アリール−カルボニル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル」における「C6−14アリールオキシ−カルボニル」としては、例えばフェニルオキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル」における「C7−19アラルキルオキシ−カルボニル」としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル、ジフェニルメチルオキシカルボニル、トリフェニルメチルオキシカルボニル、1−ナフチルメチルオキシカルボニル、2−ナフチルメチルオキシカルボニル、2,2−ジフェニルエチルオキシカルボニル、3−フェニルプロピルオキシカルボニル、4−フェニルブチルオキシカルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル」における「5ないし6員複素環カルボニル」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル」における「C6−14アリール−カルバモイル」としては、例えば、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル」における「5ないし6員複素環カルバモイル」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル」における「C6−14アリールスルホニル」としては、例えば、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ」における「C6−14アリール−カルボニルオキシ」としては、例えば、ベンゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ」における「C6−14アリール−カルバモイルオキシ」としては、例えば、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニルオキシ」における「5ないし6員複素環カルボニルオキシ」としては、例えば、ニコチノイルオキシ、イソニコチノイルオキシ、2−テノイルオキシ、3−テノイルオキシ、2−フロイルオキシ、3−フロイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、ピペリジノカルボニルオキシ、ピロリジン−1−イルカルボニルオキシなどが挙げられる。
前記した「置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環基」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ」および「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニルオキシ」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
R3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし14員(単環、2または3環式)複素環基、好ましくは(i) 芳香族複素環基、(ii)5ないし10員非芳香族複素環基または(iii)7ないし10員複素架橋環基などが挙げられる。
ここで、「芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1ないし4個)を含む5ないし14員、好ましくは5ないし10員の芳香族複素環基などが挙げられる。具体的には、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ナフト[2,3−b]チオフェニル、フェノキサチイニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタルイミドなどの芳香族複素環基、またはこれらの基が1ないし複数個(好ましくは1または2個)の芳香環(例、ベンゼン環等)と縮合して形成された基などが挙げられる。
「5ないし10員非芳香族複素環基」としては、例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、2−または4−イミダゾリニル、2−オキサゾリニル、オキサゾリジニル、2−または3−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、2−チアゾリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ヘキサメチレンイミニル、モルホリニル、チオモルホリニルなどが挙げられる。
「7ないし10員複素架橋環基」としては、例えば、キヌクリジニル、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどが挙げられる。
該「複素環基」は、好ましくは、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし10員の(単環式または2環式)複素環基であり、その具体例としては、2−または3−チエニル;2−,3−または4−ピリジル;2−または3−フリル;2−,4−または5−チアゾリル;2−,4−または5−オキサゾリル;1−,3−または4−ピラゾリル;2−ピラジニル;2−,4−または5−ピリミジニル;1−,2−または3−ピロリル;1−,2−または4−イミダゾリル;3−または4−ピリダジニル;3−イソチアゾリル;3−イソオキサゾリル;1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;1,2,4−オキサジアゾール−3−イル;2−,3−,4−,5−または8−キノリル;1−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノリル;1−,2−,3−,4−,5−,6−または7−インドリル;1−,2−,4−または5−イソインドリル;1−,5−または6−フタラジニル;2−,3−または5−キノキサリニル;2−,3−,4−,5−または6−ベンゾフラニル;2−,3−,4−,5−または6−ベンゾチエニル;2−,4−,5−または6−ベンゾチアゾリル;1−,2−,4−,5−または6−ベンズイミダゾリルなどの芳香族複素環基;
例えば、1−,2−または3−ピロリジニル;1−,2−,4−または5−イミダゾリジニル;2−または4−イミダゾリニル;2−,3−または4−ピラゾリジニル;ピペリジノ;2−,3−または4−ピペリジニル;1−または2−ピペラジニル;モルホリノなどの非芳香族複素環基などが挙げられる。
該「置換基を有していてもよい複素環基」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
R4で示される「C1−6アルキル」としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。
R3とR4とが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」としては、例えば、炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子を含んでいてもよく、さらにベンゼン環と縮合していてもよい3ないし10員(好ましくは3ないし8員)含窒素複素環が挙げられる。具体例としては、アジリジン、アゼチジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、ヘプタメチレンイミン、ヘキサヒドロピリミジン、1,4−ジアゼパン、チアゾリジン、イミダゾリジン、ヘプタヒドロインドール、デカヒドロキノリン、デカヒドロイソキノリン、およびこれらの不飽和環状アミン(例、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン、1H−イミダゾール、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール、2,3−ジヒドロインドール、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンなど)などが挙げられる。なかでもピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、モルホリン、チオモルホリンなどが好ましい。
該「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。該置換基は、好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなどである。
該「アシル」は、好ましくは、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロパノイル、2-メチルプロパノイル、ブタノイル、3-メチルブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェニルオキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニルなど)、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニルなど)、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル(例、ニコチノイル、テトラヒドロフロイルなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、4−メトキシフェニルカルバモイル、3,4−ジメトキシフェニルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル(例、ピリジルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニルなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニルなど)、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−カルボニル(例、シクロプロピルカルボニル、シクロヘキシルカルボニルなど)、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル-C1−6アルキル−カルボニル(例、シクロプロピルメチルカルボニル、シクロプロピルエチルカルボニル、シクロペンチルメチルカルボニル、シクロヘキシルメチルカルボニルなど)などである。
ここで、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」および「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。
「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル」および「置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル」としては、前記R4で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」としてそれぞれ例示したものが用いられる。
「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−カルボニル」および「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル-C1−6アルキル−カルボニル」における置換基としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記Ar1における「置換基」として例示した「アシルアミノ」としては、例えば、前記「アシル」で1ないし2個置換されたアミノが挙げられ、好ましくは、式:−NR5−COR6、−NR5−COOR6、−NR5−SOR6、−NR5−CONR6R7、−NR5−PO(−OR6)−OR7 または−NR5−PO−R6 〔式中、R5は水素原子またはC1−6アルキル;R6は前記R3と同意義;R7はR4と同意義を示す〕で表されるアシルアミノなどが挙げられる。
R5で示される「C1−6アルキル」としては、前記R4として例示したものが挙げられる。
該「アシルアミノ」は、好ましくは、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(例、メチルカルボキサミド、トリフルオロメチルカルボキサミド、プロピルカルボキサミド、イソプロピルカルボキサミド、ブチルカルボキサミドなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボキサミド(例、フェニルカルボキサミド、2−メトキシフェニルカルボキサミド、4−メトキシフェニルカルボキサミド、プロパノイルメチルフェニルカルボキサミドなど)、N−(置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル)−N−C1−6アルキルアミノ(例、N−4−メトキシベンゾイル−N−メチルアミノなど)、置換基を有していてもよいC7−19アラルキル−カルボキサミド(例、ベンジルカルボキサミドなど)、置換基を有していてもよい芳香族複素環−カルボキサミド(例、ベンゾチオフェン−2−イルカルボキサミドなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリールアミノ−カルボニルアミノ(例、フェニルアミノカルボニルアミノなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニルアミノ(例、4−メトキシフェニルスルホニルアミノなど)などである。
ここで、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボキサミド」、「N−(置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル)−N−C1−6アルキルアミノ」、「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル−カルボキサミド」、「置換基を有していてもよい芳香族複素環−カルボキサミド」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールアミノ−カルボニルアミノ」および「置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニルアミノ」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記Ar1における「置換基」として例示した「アシルオキシ」としては、例えば、前記「アシル」1個で置換されたオキシが挙げられ、好ましくは、式:−O−COR8、−O−COOR8、−O−CONHR8、−O−PO(OH)−OR8または−O−PO−R8 〔式中、R8は前記R3と同意義を示す〕で表されるアシルオキシなどが挙げられる。
該「アシルオキシ」は、好ましくは、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、4−メトキシベンゾイルオキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、トリフルオロメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシなど)、ニコチノイルオキシなどである。
なお、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記Ar1における「置換基」として例示した「アシル−C1−6アルキル」、「アシルアミノ−C1−6アルキル」および「アシルオキシ−C1−6アルキル」としては、それぞれ、前記「アシル」、「アシルアミノ」または「アシルオキシ」で置換されたC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)が挙げられる。
Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」は、好ましくは、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、置換基を有していてもよい芳香環基、置換基を有していてもよい非芳香環基、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ、アシル、アシル−C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ、アシルアミノ、アシルオキシ、アシル−C1−6アルキルなどである。
Ar1は、好ましくは、式:Ar3−Ar2− (式中、Ar2は置換基を有していてもよい環状基を、Ar3は置換基を有していてもよい芳香環基を示す)で示される基である。
ここで、Ar2で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「環状基」としては、前記Ar1として例示した「芳香族基」、「非芳香族環状炭化水素基」および「非芳香族複素環基」が挙げられる。該「環状基」は、好ましくは、フェニル、5または6員芳香族複素環基、5ないし8員の単環式非芳香族複素環基などであり、さらに好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニルなどである。
Ar2で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」としては、前記Ar1における置換基として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし4個、好ましくは1ないし3個である。また、置換基数が2個以上である場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。該置換基は、好ましくはハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)などである。
Ar3で示される「置換基を有していてもよい芳香環基」としては、前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示したものが挙げられる。該「芳香環基」は、好ましくは、フェニル、ナフチル、5または6員芳香族複素環基、9または10員の縮合多環式芳香族複素環基などであり、さらに好ましくは、フェニル、5または6員芳香族複素環基などである。なかでも、フェニル、ピリジルなどが好ましい。
該「芳香環基」は、置換可能な位置に、例えば1ないし4個、好ましくは1ないし3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが挙げられる。なかでも、ハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、トリフルオロメトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ(好ましくは、メチルチオなど)、C1−3アルキレンジオキシ(好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(好ましくは、アセチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくは、イソプロピルカルボキサミドなど)などが好ましい。
前記した式:Ar3−Ar2− (式中の記号は前記と同意義を示す)で示される基の具体例としては、1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、2−,3−または4−ビフェニリル;3−(1−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ベンゾフラニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ベンズオキサゾリル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(3−インドリル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−インドリル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;4−フェニルチアゾール−2−イル;4−(2−ベンゾフラニル)チアゾール−2−イル;4−フェニル−1,3−オキサゾール−5−イル;5−フェニル−イソチアゾール−4−イル;5−フェニルオキサゾール−2−イル;4−(2−チエニル)フェニル;4−(3−チエニル)フェニル;3−(3−ピリジル)フェニル;4−(3−ピリジル)フェニル;6−フェニル−3−ピリジル;5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル;4−(2−ナフチル)フェニル;4−(2−ベンゾフラニル)フェニル;4,4’−テルフェニル;5−フェニル−2−ピリジル;2−フェニル−5−ピリミジニル;4−(4−ピリジル)フェニル;2−フェニル−1,3−オキサゾール−5−イル;2,4−ジフェニル−1,3−オキサゾール−5−イル;3−フェニル−イソオキサゾール−5−イル;5−フェニル−2−フリル;4−(2−フリル)フェニル;4−(3−フリル)フェニル;4−(2−ベンゾチエニル)フェニル;4−フェニル−1−ピロリジニル;4−フェニル−1−ピペリジニルなどが挙げられる。これらのなかでも、2−,3−または4−ビフェニリル;4−(2−チエニル)フェニル;4−(3−チエニル)フェニル;4−(2−フリル)フェニル;4−(3−フリル)フェニル;6−フェニル−3−ピリジル;5−フェニル−2−ピリジル;4−(2−ナフチル)フェニル;4−(2−ベンゾフラニル)フェニル;4−(2−ベンゾチエニル)フェニル;4−フェニル−1−ピペリジニルなどが好ましい。
ここで、置換基の好適な例としては、ハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、トリフルオロメトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ(好ましくは、メチルチオなど)、C1−3アルキレンジオキシ(好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(好ましくは、アセチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくは、イソプロピルカルボキサミドなど)などが挙げられる。
Ar1の好適な例としては、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシなど)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC6−14アリールオキシ(好ましくはフェノキシ)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ(好ましくはベンジルオキシ)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルキル(好ましくはシクロプロピルメチル)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ(好ましくはシクロプロピルメトキシ、シクロプロピルエトキシ)、アシル[好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、ブチルスルホニルなど)など]、アシル−C1−6アルキル[好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル−C1−6アルキル(例、プロパノイルメチル、プロパノイルエチル、2-メチルプロパノイルメチル、ブタノイルメチル、3-メチルブタノイルメチル、ペンタノイルメチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル(例、プロピルスルホニルメチル、ブチルスルホニルメチルなど)、C6−14アリール−カルボニル−C1−6アルキル(例、ベンゾイルメチルなど)、C3−6シクロアルキル−カルボニル−C1−6アルキル(例、シクロプロピルカルボニルメチル、シクロブチルカルボニルメチルなど)、5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル(例、テトラヒドロフロイルメチルなど)など]、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ(好ましくはメトキシメトキシ、エトキシエトキシ)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ(好ましくはメチルチオ、ブチルチオなど)、アシルアミノ[好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(例、プロピルカルボキサミド、イソプロピルカルボキサミド、ブチルカルボキサミドなど)、置換基(好ましくはC1−6アルキル−カルボニル−C1−6アルキル)を有していてもよいC6−14アリール−カルボキサミド(好ましくはフェニルカルボキサミド、プロパノイルメチルフェニルカルボキサミドなど)など]、アシルオキシ[好ましくはC1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシなど)]などから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、フェニル、5または6員芳香族複素環基、または5ないし8員の単環式非芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニル)も挙げられる。
上記した置換基のなかでも、ハロゲン原子、C1−3アルキレンジオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ、アシル、アシル−C1−6アルキルなどが好ましい。
Yで示されるハロゲン化されていてもよいアルキレン基」における「アルキレン基」としては、例えばC1−6アルキレン基[例えば、−CH−、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−、−CH(CH)−、−CH(CH5)−、−CH(CH(CH))−、−C(CH)−、−(CH(CH))−、−(CH)C(CH)−、−(CH)C(CH)−]などが挙げられる。
該アルキレン基は、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換されていてもよい。ハロゲン原子は、好ましくはフッ素である。また、アルキレン基が2個以上のハロゲン原子で置換されている場合、ハロゲン原子の種類は同一であっても異なっていてもよい。
Yは、好ましくはC1−6アルキレン基であり、さらに好ましくは、−CH−、−CH(CH)−、−CH(CH5)−、−CH(CH(CH))−などである。
Rで示される「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル」としては、前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示した「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル」のうち、炭素数が1ないし6のものが用いられる。該「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル」は、好ましくはC1−6アルキルであり、なかでもメチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどが好ましい。
また、Rで示される「置換基を有していてもよいフェニル」および「置換基を有していてもよいピリジル」における「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していてもよい芳香環基などが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
ここで、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ」および「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ」としては、前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示したものが用いられる。
「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」および「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものが用いられる。
「置換基を有していてもよい芳香環基」としては、前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における置換基として例示したものが用いられる。
Rは、好ましくは水素原子である。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4で示される「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ」および「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ」としては、前記Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示した「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ」および「ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ」のうち、炭素数が1ないし6のものがそれぞれ用いられる。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4で示される「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル」および「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」として例示したものがそれぞれ用いられる。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4で示される「置換基を有していてもよいフェニル」および「置換基を有していてもよいピリジル」における「置換基」としては、前記Rとして例示したものがそれぞれ用いられる。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4で示される「ハロゲン原子」としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4で示される「モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ」としては、例えばC1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル)でモノ−またはジ−置換されたアミノが挙げられる。具体的には、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなどが挙げられる。
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4は、好ましくは、同一または異なって、水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルである。Ra1、Ra2、Ra3およびRa4は、さらに好ましくは、水素原子である。
Arで示される「置換基を有していてもよい単環式芳香環」における「単環式芳香環」としては、ベンゼン、5または6員芳香族複素環が挙げられる。
該「5または6員芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜3個)を含む5または6員芳香族複素環などが挙げられる。具体的には、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアゾール、チアジアゾール、フラザンなどが挙げられる。
「単環式芳香環」は、好ましくはベンゼン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、さらに好ましくはベンゼン環である。
Arで示される「単環式芳香環」がベンゼン環、ピリジン環、フラン環またはチオフェン環であるとき、式
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基、および式
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基の置換位置は、式
Figure 0004630555
で示されるベンゼン環の1,4位;ピリジン環の2,5位;フラン環の2,5位または2,4位;チオフェン環の2,5位または2,4位であることが好ましい。
Arで示される「単環式芳香環」は、式
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基、および式
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基以外に、さらに置換基を有していてもよい。このような「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」における「置換基」と同様のものが用いられる。
置換基の数は、1ないし4個、好ましくは1ないし2個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
該置換基は、好ましくはハロゲン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルチオ(好ましくは、メチルチオなど)、ヒドロキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−10アルキルアミノ(好ましくは、メチルアミノ、ジメチルアミノなど)、ホルミル、カルボキシ、C1−6アルコキシ−カルボニル(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくはメチルカルボキサミド、トリフルオロメチルカルボキサミドなど)、5ないし6員非芳香族複素環基(好ましくはピロリジニルなど)などであり、さらに好ましくはハロゲン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシなど)などである。
Arは、好ましくは無置換のベンゼン環である。
RおよびRで示される「C1-6アルキル」としては、前記R5として例示したものが用いられる。なかでもメチル、エチル、プロピル、イソプロピルが好ましい。
RとRとが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」としては、前記R3とR4とが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」として例示したものが用いられる。なかでもアゼチジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、1,3−チアゾリジン、1H−イミダゾール、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール、2,3−ジヒドロインドール、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンなどが好ましく、さらに、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、モルホリン、チオモルホリンなどが好ましい。とりわけ、ピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリンまたはチオモルホリンが好ましい。
該「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「置換基」としては、例えば、前記「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」において例示した「置換基」に加え、Ar1で示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」として例示した「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」および「置換基を有していてもよい芳香環基」が用いられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
該置換基は、好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル(好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチルなど);ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル(好ましくはシクロヘキシルなど);カルバモイル;モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(好ましくはメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなど);5ないし6員複素環カルボニル(好ましくはモルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、1-ピロリジニルカルボニルなど);ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル(好ましくはメチルスルホニルなど);ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくはアセトアミドなど);ヒドロキシ−C1−6アルキル(好ましくはヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルなど);カルバモイル−C1−6アルキル(好ましくはカルバモイルメチル、カルバモイルエチル、カルバモイルプロピルなど);モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル−C1−6アルキル(好ましくはメチルカルバモイルメチル、メチルカルバモイルエチル、メチルカルバモイルプロピル、ジメチルカルバモイルメチル、ジメチルカルバモイルエチル、ジメチルカルバモイルプロピル、エチルカルバモイルメチル、エチルカルバモイルエチル、エチルカルバモイルプロピル、ジエチルカルバモイルメチル、ジエチルカルバモイルエチル、ジエチルカルバモイルプロピルなど);5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル(好ましくはモルホリノカルボニルメチル、モルホリノカルボニルエチル、モルホリノカルボニルプロピル、ピペリジノカルボニルメチル、ピペリジノカルボニルエチル、ピペリジノカルボニルプロピル、1-ピロリジニルカルボニルメチル、1-ピロリジニルカルボニルエチル、1-ピロリジニルカルボニルプロピルなど);モノ−またはジ−C1−6アルキル−カルバモイル−C1−6アルコキシ(好ましくはエチルカルバモイルメトキシなど);置換基を有していてもよいC7−19アラルキル(好ましくはベンジルなど);置換基を有していてもよい芳香環基(好ましくはフェニルなど)などである。
該「置換基を有していてもよいC7−19アラルキル」および「置換基を有していてもよい芳香環基」における置換基としては、ハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシなど)などが好ましい。置換基の数は、例えば1ないし3個、好ましくは1ないし2個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
また、上記した「5ないし6員複素環カルボニル」および「5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル」は、ハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシなど)などから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよい。
「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「置換基」は、さらに好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなどである。
R1とYとが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」としては、前記RとRとが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」として例示したものが用いられる。
化合物(I)のなかでも、R1およびR2が、同一または異なって、水素原子またはC1-6アルキルを示すか、R1とR2とが隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成する化合物が好ましく、R1とR2とが隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成する化合物がさらに好ましい。
化合物(I)において、R1とR2とが隣接する窒素原子とともに形成する含窒素複素環がピペラジンの場合またはRがC1-4アルキルの場合、Ar1は置換基を有する環状基を示す。
化合物(I)の好適な例としては、以下の化合物が挙げられる。
1)Ar1が、式:Ar3−Ar2− で示される基であり、
Ar2がハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル、5または6員芳香族複素環基、または5ないし8員の単環式非芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニル)、かつ
Ar3がハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、トリフルオロメトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ(好ましくは、メチルチオなど)、C1−3アルキレンジオキシ(好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(好ましくは、アセチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくは、イソプロピルカルボキサミドなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル、または5または6員芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジルなど);
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4が、同一または異なって、水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル;
RおよびRが、同一または異なって、水素原子またはC1−6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル);
YがC1−6アルキレン基(好ましくは−CH−、−CH(CH)−、−CH(CH5)−、−CH(CH(CH))−);
Rが水素原子;かつ
Arが、ハロゲン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をさらに有していてもよい単環式芳香環(好ましくはベンゼン環、ピリジン環)である化合物。
2)Ar1が、式:Ar3−Ar2− で示される基であり、
Ar2がハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル、5または6員芳香族複素環基、または5ないし8員の単環式非芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニル)、かつ
Ar3がハロゲン原子(好ましくは、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、トリフルオロメトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ(好ましくは、メチルチオなど)、C1−3アルキレンジオキシ(好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(好ましくは、アセチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(好ましくは、イソプロピルカルボキサミドなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル、または5または6員芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジルなど);
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4が、同一または異なって、水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルであり;
RおよびRが、隣接する窒素原子とともに、
ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル(好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル(好ましくはメチルスルホニルなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい3ないし8員含窒素複素環(好ましくはピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、モルホリン、チオモルホリン)を形成し;
YがC1−6アルキレン基(好ましくは−CH−、−CH(CH)−、−CH(CH5)−、−CH(CH(CH))−);
Rが水素原子;かつ
Arが、ハロゲン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をさらに有していてもよい単環式芳香環(好ましくはベンゼン環、ピリジン環)である化合物。
3)Ar1が、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシ、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC6−14アリールオキシ(好ましくはフェノキシ)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ(好ましくはベンジルオキシ)、置換基(好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルコキシなど)を有していてもよいC3−6シクロアルキル−C1−6アルコキシ(好ましくはシクロプロピルメトキシ、シクロプロピルエトキシなど)、アシル[好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、ブチルスルホニルなど)など]、アシル−C1−6アルキル[好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル−C1−6アルキル(例、プロパノイルメチル、プロパノイルエチル、2-メチルプロパノイルメチル、ブタノイルメチル、3-メチルブタノイルメチル、ペンタノイルメチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル−C1−6アルキル(例、プロピルスルホニルメチル、ブチルスルホニルメチルなど)、C6−14アリール−カルボニル−C1−6アルキル(例、ベンゾイルメチルなど)、C3−6シクロアルキル−カルボニル−C1−6アルキル(例、シクロプロピルカルボニルメチル、シクロブチルカルボニルメチルなど)、5ないし6員複素環カルボニル−C1−6アルキル(例、テトラヒドロフロイルメチルなど)など]などから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル、5または6員芳香族複素環基、または5ないし8員の単環式非芳香族複素環基(好ましくはフェニル、ピリジル、ピペリジニル);
Ra1、Ra2、Ra3およびRa4が、同一または異なって、水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルであり;
RおよびRが、隣接する窒素原子とともに、
ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキル(好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル(好ましくはメチルスルホニルなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい3ないし8員含窒素複素環(好ましくはピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン(アゼパン)、モルホリン、チオモルホリン)を形成し;
YがC1−6アルキレン基(好ましくは−CH−、−CH(CH)−、−CH(CH5)−、−CH(CH(CH))−);
Rが水素原子;かつ
Arが、ハロゲン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルなど)およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシなど)から選ばれる1ないし3個の置換基をさらに有していてもよい単環式芳香環(好ましくはベンゼン環、ピリジン環)である化合物。
4)
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (実施例2);
4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (実施例7);
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (実施例33);
4-(シクロプロピルメトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド (実施例40);
4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (実施例97);
N-{2-[4-(1-アゼパンニルメチル)フェニル]エチル}-4-(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド (実施例127);
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(2-シクロプロピルエトキシ)ベンズアミド (実施例128);
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (実施例137);または
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド (実施例148)。
化合物(I)が塩である場合、このような塩としては、例えば、無機塩基との塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
これらの塩のなかでも、薬学的に許容し得る塩が好ましい。例えば、化合物(I)は、酸性官能基を有する場合、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩など)などの無機塩、アンモニウム塩などであってもよい。また、化合物(I)は、塩基性官能基を有する場合、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩などの無機塩;または酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩などの有機塩であってもよい。
化合物(I)は、無水物、水和物のいずれであってもよい。水和物の場合、0.5ないし3個の水分子を有していてもよい
さらに、化合物(I)は、同位元素(例、H、14C、35Sなど)で標識されていてもよい。
化合物(I)が、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体を含有する場合には、これらも化合物(I)として含有されるとともに、自体公知の合成手法、分離手法によりそれぞれを単品として得ることができる。例えば、化合物(I)に光学異性体が存在する場合には、該化合物から分割された光学異性体も化合物(I)に包含される。
該光学異性体は、自体公知の方法により製造することができる。具体的には、光学活性な合成中間体を用いる、または、最終物のラセミ体の混合物を常法に従って光学分割することにより光学異性体を得る。
光学分割法としては、自体公知の方法、例えば、以下に詳述する分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法等が用いられる。
1)分別再結晶法
ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデル酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシンなど)と塩を形成させ、これを分別再結晶法によって分離し、所望により、中和工程を経てフリーの光学異性体を得る方法。
2)キラルカラム法
ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマトグラフィーの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)あるいは、ダイセル社製 CHIRALシリーズなどのキラルカラムに光学異性体の混合物を添加し、水、種々の緩衝液(例えば、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例えば、エタノール、メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリフルオロ酢酸、ジエチルアミンなど)を単独あるいは混合した溶液として展開させることにより、光学異性体を分離する。また、例えば、ガスクロマトグラフィーの場合、CP−Chirasil−DeX CB(ジーエルサイエンス社製)などのキラルカラムを使用して分離する。
3)ジアステレオマー法
ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によってジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)などを経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な処理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光学異性体を得る方法。例えば、化合物(I)が分子内にヒドロキシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合物と光学活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ酢酸等)などとを縮合反応に付すことにより、それぞれエステル体またはアミド体のジアステレオマーを得ることができる。一方、化合物(I)がカルボン酸基を有する場合、該化合物と光学活性アミンまたはアルコール試薬とを縮合反応に付すことにより、それぞれアミド体またはエステル体のジアステレオマーが得られる。分離されたジアステレオマーは、酸加水分解あるいは塩基性加水分解反応に付すことにより、元の化合物の光学異性体に変換される。
化合物(I)のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分解などを起こして化合物(I)に変化する化合物をいう。化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化された化合物[例、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化された化合物など];化合物(I)の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物など);化合物(I)のカルボキシ基がエステル化、アミド化された化合物[例、化合物(I)のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物など]などが挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
化合物(I)は、例えば以下に詳述する[製造法1]ないし[製造法3]、あるいはこれらに準ずる方法によって製造することができる。
なお、下記の[製造法1]ないし[製造法3]において、原料化合物として用いられる化合物は、それぞれ塩として用いてもよい。このような塩としては、前記した化合物(I)の塩として例示したものが用いられる。
下記の各製造法において、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、エステル化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応などを行う場合、これらの反応は、自体公知の方法にしたがって行われる。このような方法としては、例えばオーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS)第2版、アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS, INC.)1989年刊;コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション (Comprehensive Organic Transformations) VCH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法などが挙げられる。
[製造法1]
化合物(I)は、例えば下記アミド化反応によって製造される。
(アミド化反応)
Figure 0004630555
[式中の記号は前記と同意義を示す]
該「アミド化反応」には、下記の「脱水縮合剤を用いる方法」と「カルボキシの反応性誘導体を用いる方法」が含まれる。
i) 脱水縮合剤を用いる方法
化合物(III)、1ないし5当量の化合物(II)、および1ないし2当量の脱水縮合剤を、不活性溶媒中で反応させる。必要に応じ、1ないし1.5当量の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)および(または)触媒量ないし5当量の塩基の共存下に反応を行ってもよい。
該「脱水縮合剤」としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(WSC)などが挙げられる。なかでもWSCが好ましい。
「不活性溶媒」としては、例えば、ニトリル系溶媒(好ましくはアセトニトリル)、アミド系溶媒(好ましくはDMF)、 ハロゲン化炭化水素系溶媒(好ましくはジクロロメタン)、エーテル系溶媒(好ましくはTHF)などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
「塩基」としては、例えば
1)例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム tert−ブトキシドなど)などの強塩基;
2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)などの無機塩基;および
3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類;例えばピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩基性複素環化合物などの有機塩基などが挙げられる。
上記した塩基のなかでも、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどが好ましい。
反応温度は、通常室温(1ないし30℃、以下同様)である。反応時間は、例えば10ないし24時間である。
ii)カルボキシの反応性誘導体を用いる方法
化合物(II)の反応性誘導体と1ないし5当量(好ましくは1ないし3当量)の化合物(III)とを、不活性溶媒中で反応させる。必要に応じ、1ないし10当量、好ましくは1ないし3当量の塩基の共存下に反応を行ってもよい。
化合物(II)の「反応性誘導体」としては、例えば酸ハライド(例、酸クロリド、酸ブロミドなど)、混合酸無水物(例、C1−6アルキル−カルボン酸、C6−10アリール−カルボン酸またはC1−6アルキル炭酸との酸無水物など)、活性エステル(例、置換基を有していてもよいフェノール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールまたはN−ヒドロキシスクシンイミドとのエステルなど)などが挙げられる。
該「置換基を有していてもよいフェノール」における「置換基」としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個である。
該「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ」としては、前記Ra1として例示したものがそれぞれ用いられる。
「置換基を有していてもよいフェノール」の具体例としては、例えばフェノール、ペンタクロロフェノール、ペンタフルオロフェノール、p−ニトロフェノールなどが挙げられる。反応性誘導体は、好ましくは酸ハライドである。
「不活性溶媒」としては、例えばエーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセトニトリル、THF、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好ましい。
「塩基」としては、前記と同様のものが用いられる。該塩基は、好ましくは、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエチルアミン、ピリジンなどである。
反応温度は、通常−20℃ないし50℃、好ましくは室温である。反応時間は、通常5分間ないし40時間、好ましくは1ないし18時間である。
前記化合物 (III)は、自体公知の方法、例えばWO01/82925に記載の方法あるいはこれに準ずる方法により製造することができる。
前記化合物 (II)は、自体公知の方法により製造することができる。
[製造法2]
Ar1が置換基を有していてもよい非芳香族環状アミノ基である化合物(Ia)は、例えば下記ウレア化反応によっても製造される。
(ウレア化反応)
Figure 0004630555
[式中、Ar1aは置換基を有していてもよい非芳香族環状アミノ基を、その他の記号は前記と同意義を示す]
Ar1aで示される「置換基を有していてもよい非芳香族環状アミノ基」としては、前記Ar1として例示した「置換基を有していてもよい環状基」のうち、環状基が非芳香族環状アミノ基であるものが用いられる。ここで、非芳香族環状アミノ基の具体例としては、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニルなどが挙げられる。
本反応は、化合物(Ib)と1ないし5当量(好ましくは1ないし1.5当量)の化合物(IV)とを、塩基の共存下、不活性溶媒中で反応させることによって行われる。
「塩基」としては、前記「脱水縮合剤を用いる方法」において例示したものが用いられる。該塩基は、好ましくは、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエチルアミン、ピリジンなどである。塩基の使用量は、例えば化合物(Ib)に対し、1ないし10当量、好ましくは1ないし3当量である。
「不活性溶媒」としては、例えば、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセトニトリル、DMF、アセトン、エタノール、ピリジンなどが好ましい。
反応温度は、通常約−20℃ないし100℃、好ましくは室温ないし80℃である。反応時間は、例えば約0.5時間ないし1日である。
前記した化合物(IV)は、自体公知の方法により製造することができる。
また、化合物(Ib)は、例えば前記した[製造法1]にしたがって製造することができる。
[製造法3]
式(I)においてAr1が式: Ar3−Ar2a− (式中、Ar2aは置換基を有していてもよい芳香族基を、Ar3は前記と同意義を示す)で示される基である化合物(Id)は、例えば下記アリールカップリング反応によって製造することもできる。
(アリールカップリング反応)
Figure 0004630555
[式中、LはヒドロキシあるいはC1−6アルコキシを;L2はハロゲン原子あるいはトリフルオロメタンスルホニルオキシを;その他の記号は前記と同意義を示す]
Lで示されるC1−6アルコキシとしては、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどが挙げられる。
L2で示されるハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられる。なかでも塩素、臭素が好ましい。
Ar2aで示される「置換基を有していてもよい芳香族基」としては、前記Ar2で示される「置換基を有していてもよい環状基」のうち、環状基が芳香族基であるものが挙げられる。
化合物(Id)において、とりわけ、Ar3およびAr2aが、ともに置換基を有していてもよいフェニルであり、Ar3−Ar2a−が置換基を有していてもよいビフェニリルである場合が好ましい。
アリールカップリング反応は、自体公知の方法、例えば、アクタ ケミカ スカンジナビア(Acta. Chemica Scandinavia),221−230頁、1993年等に記載の方法、あるいはこれに準ずる方法に従って行うことができる。
本反応は、例えば化合物(Ic)と1ないし3当量(好ましくは1ないし1.5当量)の化合物(V)とを、塩基および遷移金属触媒の存在下、不活性溶媒中で反応させることにより行われる。
該「塩基」としては、前記「脱水縮合剤を用いる方法」において例示したものが用いられる。該塩基は、好ましくは、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどである。
「塩基」の使用量は、例えば化合物(Ic)に対して、通常約1ないし10当量である。
「遷移金属触媒」としては、例えば、パラジウム触媒、ニッケル触媒などが挙げられる。該「パラジウム触媒」としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、酢酸パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、パラジウム−炭素などが挙げられる。該「ニッケル触媒」としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(0)などが挙げられる。
該「遷移金属触媒」の使用量は、化合物(Ic)に対して、通常約0.01ないし1当量、好ましくは約0.01ないし0.5当量である。
反応温度は、通常、室温ないし150℃、好ましくは約80℃ないし150℃である。反応時間は、例えば約1ないし48時間である。
該「不活性溶媒」としては、例えば、水、アルコール系溶媒、芳香族系溶媒などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、水、エタノール、トルエンなどの単独またはこれら二種以上の混合溶媒が好ましい。
前記した化合物(V)は、自体公知の方法により製造することができる。
また、化合物(Ic)は、例えば前記した[製造法1]にしたがって製造することができる。
前記「アルコール系溶媒」としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノールなどが用いられる。
前記「エーテル系溶媒」としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどが用いられる。
前記「ハロゲン化炭化水素系溶媒」としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素などが用いられる。
前記「芳香族系溶媒」としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンなどが用いられる。
前記「炭化水素系溶媒」としては、例えば、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサンなどが用いられる。
前記「アミド系溶媒」としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどが用いられる。
前記「ケトン系溶媒」としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどが用いられる。
前記「スルホキシド系溶媒」としては、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)などが用いられる。
前記「ニトリル系溶媒」としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルなどが用いられる。
かくして得られた化合物(I)において、分子内の官能基は、自体公知の化学反応を組み合わせることにより目的の官能基に変換することもできる。該化学反応の例としては、酸化反応、還元反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、エステル化反応、アリールカップリング反応、脱保護反応などが挙げられる。
前記の各反応において、原料化合物が置換基としてアミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、カルボニル基を有する場合、これらの基にペプチド化学などで一般的に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。
アミノ基の保護基としては、例えば、ホルミル、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、ベンゾイル、C7−10アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、C7−14アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルなど)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノメチレン、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが用いられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。
カルボキシ基の保護基としては、例えば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、C7−11アラルキル(例、ベンジルなど)、フェニル、トリチル、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが用いられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。
ヒドロキシ基の保護基としては、例えば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェニル、トリチル、C7−10アラルキル(例、ベンジルなど)、ホルミル、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、ベンゾイル、C7−10アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが用いられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピルなど)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。
カルボニル基の保護基としては、例えば、環状アセタール(例、1,3−ジオキサンなど)、非環状アセタール(例、ジ−C1−6アルキルアセタールなど)などが用いられる。
上記した保護基の除去方法は、自体公知の方法、例えば、プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、 John Wiley and Sons 刊(1980)に記載の方法などに準じて行うことができる。例えば、酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム、トリアルキルシリルハライド(例えば、トリメチルシリルヨージド、トリメチルシリルブロミドなど)などを使用する方法、還元法などが用いられる。
化合物(I)は、公知の手段、例えば、溶媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結晶、クロマトグラフィーなどによって単離精製することができる。また、化合物(I)の原料化合物またはその塩は、前記と同様の公知の手段などによって単離精製することができるが、単離することなくそのまま反応混合物として次の工程の原料として供されてもよい。
化合物(I)およびそのプロドラッグ(以下、本発明化合物と略記することがある)は、優れたMCH受容体拮抗作用を有するため、MCHに起因する疾患の予防・治療剤として有用である。 また、本発明化合物は、毒性(例、急性毒性、慢性毒性、遺伝毒性、生殖毒性、心毒性、薬物相互作用、癌原性)も低く、経口吸収性および脳内移行性に優れている。
したがって、本発明化合物は、哺乳動物(例えば、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ウマ、ブタ、ウシ、サル、ヒトなど)に対し、MCHに起因する疾患の予防・治療剤などとして安全に投与される。
ここで、MCHに起因する疾患としては、例えば肥満症[例、悪性肥満細胞症(malignant mastocytosis)、外因性肥満 (exogenous obesity)、過インシュリン性肥満症(hyperinsulinar obesity)、過血漿性肥満(hyperplasmic obesity)、下垂体性肥満(hypophyseal adiposity)、減血漿性肥満症(hypoplasmic obesity)、甲状腺機能低下肥満症(hypothyroid obesity)、視床下部性肥満(hypothalamic obesity)、症候性肥満症(symptomatic obesity)、小児肥満 (infantile obesity)、上半身肥満(upper body obesity)、食事性肥満症 (alimentary obesity)、性機能低下性肥満(hypogonadal obesity)、全身性肥満細胞症(systemic mastocytosis)、単純性肥満(simple obesity)、中心性肥満(central obesity)など]、摂食亢進症(hyperphagia)、情動障害、性機能障害、うつ病、不安症などが挙げられる。
本発明化合物は、糖尿病、糖尿病合併症(例、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症、糖尿病性腎症など)、動脈硬化症、膝関節炎などの生活習慣病の予防・治療剤としても有用である。
さらに、本発明化合物は、摂食抑制剤としても有用である。
本発明化合物は、食事療法(例、糖尿病の食事療法など)、運動療法と併用することもできる。
また、本発明化合物は、メラニンまたはメラノサイトの異常に基づく色素異常症の予防または治療に用いることができる。ここで、色素異常症としては、色素増強、色素減少などが挙げられる。色素増強としては、抗癌剤などに起因する薬剤性色素沈着;内分泌・代謝障害疾患(例、Addison病)、遺伝性疾患、慢性肝障害、腎不全、黒色表皮種、全身性強皮症などの疾患に伴う色素沈着および色素失調症などが挙げられる。また、色素減少としては、フェニルケトン尿症、全身性または限局性白皮症、結節性硬化症に伴う葉状白斑または尋常性白斑;全身性強皮症に伴う色素脱失などが挙げられる。
本発明化合物は、しみ、そばかす、日焼けなどによる色素沈着症の予防または治療;さらには、美容上の目的による色素増強または色素減弱にも用いることができる。
本発明の医薬は、本発明化合物を、そのままあるいは薬理学的に許容される担体とともに、自体公知の手段に従って製剤化することによって製造される。
ここで、薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質、例えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などが挙げられる。また、製剤化の際に、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤などの添加物を用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどが挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)などが挙げられる。
溶剤としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。
溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。
懸濁化剤としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられる。
等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトールなどが挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、ベンジルアルコールなどが挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げられる。
本発明の医薬の剤型としては、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤などの経口剤;注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤など)、外用剤(例、経鼻投与製剤、経皮製剤、軟膏剤など)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤など)、徐放剤(例、徐放性マイクロカプセルなど)、ペレット、点滴剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤などの非経口剤などが挙げられる。これらの製剤は、経口的または非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与することができる。
本発明の医薬中の本発明化合物の含有量は、例えば、医薬全体の約0.1ないし100重量%である。
本発明化合物の投与量は、投与対象、投与ルート、疾患などにより適宜選択される。
例えば、本発明化合物を、肥満症の成人患者(体重約60kg)に経口投与する場合の1日当たりの投与量は、約0.1ないし約500mg、好ましくは約1ないし約100mg、さらに好ましくは約5ないし約100mgであり、この量を1日1ないし数回に分けて投与することができる。
本発明化合物は、例えば「本発明化合物の肥満症治療効果の増強」、「本発明化合物のうつ病または不安症治療効果の増強」、「本発明化合物の使用量の低減」などを目的として、本発明化合物に悪影響を及ぼさない併用用薬剤と併用することができる。このような併用用薬剤としては、例えば「糖尿病治療薬」、「糖尿病合併症治療薬」、「MCH拮抗剤以外の抗肥満薬」、「高血圧治療薬」、「高脂血症治療薬(動脈硬化症治療薬)」、「関節炎治療薬」、「抗不安薬」、「抗うつ薬」などが挙げられる。これらの併用用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組合わせて用いてもよい。
上記「糖尿病治療薬」としては、例えばインスリン抵抗性改善薬、インスリン分泌促進薬、ビグアナイド剤、インスリン、α−グルコシダーゼ阻害薬、β3アドレナリン受容体作動薬などが挙げられる。
インスリン抵抗性改善薬としては、例えばピオグリタゾンまたはその塩(好ましくは塩酸塩)、トログリタゾン、ロシグリタゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、レグリキサン(Reglixane)(JTT−501)、GI−262570、ネトグリタゾン(Netoglitazone)(MCC−555)、YM−440、DRF−2593、BM−13−1258、KRP−297、R−119702、CS-011、FK-614、WO99/58510に記載の化合物(例えば(E)-4-[4-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリルメトキシ)ベンジルオキシイミノ]-4-フェニル酪酸)、テサグリタザール(Tesaglitazar)(AZ−242)、ラガグリタザール(Ragaglitazar)(NN-622)、BMS-298585、ONO-5816、BM-13-1258、LM-4156、MBX-102、LY-519818、MX-6054、LY-510929などが挙げられる。
インスリン分泌促進薬としては、例えばスルフォニル尿素剤が挙げられる。該スルフォニル尿素剤の具体例としては、例えばトルブタミド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、 グリクロピラミドおよびそのアンモニウム塩、グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリドなどが挙げられる。
上記以外にも、インスリン分泌促進薬としては、例えばレパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド(KAD−1229)、JTT−608などが挙げられる。
ビグアナイド剤としては、例えばメトホルミン、ブホルミン、フェンホルミンまたはそれらの塩(例、塩酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩)などが挙げられる。
インスリンとしては、例えばウシ,ブタの膵臓から抽出された動物インスリン;ブタの膵臓から抽出されたインスリンから酵素的に合成された半合成ヒトインスリン;大腸菌,イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトインスリンなどが挙げられる。インスリンとしては、0.45から0.9(w/w)%の亜鉛を含むインスリン亜鉛;塩化亜鉛,硫酸プロタミンおよびインスリンから製造されるプロタミンインスリン亜鉛なども用いられる。さらに、インスリンは、そのフラグメントあるいは誘導体(例、INS-1など)であってもよい。
なお、インスリンには、超速効型、速効型、二相型、中間型、持続型など種々のものが含まれるが、これらは患者の病態により適宜選択できる。
α−グルコシダーゼ阻害薬としては、例えばアカルボース、ボグリボース、ミグリトール、エミグリテートなどが挙げられる。
β3アドレナリン受容体作動薬としては、例えばAJ−9677、BMS−196085、SB−226552、AZ40140、CP−331684などが挙げられる。
上記以外にも、「糖尿病治療薬」としては、例えばエルゴセット、プラムリンタイド、レプチン、BAY-27-9955などが挙げられる。
上記「糖尿病合併症治療薬」としては、例えばアルドース還元酵素阻害薬、グリケーション阻害薬、プロテインキナーゼC阻害薬などが挙げられる。
アルドース還元酵素阻害薬としては、例えばトルレスタット;エパルレスタット;イミレスタット;ゼナレスタット;フィダレスタット(SNK−860);ゾポルレスタット;ARI−509;AS−3201などが挙げられる。
グリケーション阻害薬としては、例えばピマゲジンなどが挙げられる。
プロテインキナーゼC阻害薬としては、例えばNGF、LY-333531などが挙げられる。
上記以外にも、「糖尿病合併症治療薬」としては、例えばアルプロスタジル、塩酸チアプリド、シロスタゾール、塩酸メキシレチン、イコサペント酸エチル、メマンチン(memantine)、ピマゲドリン(pimagedline;ALT-711)、神経栄養因子およびその増加薬(例、NGF、NT-3、BDNF、WO01/14372に記載のニューロトロフィン産生・分泌促進剤(例えば4-(4-クロロフェニル)-2-(2-メチル-1-イミダゾリル)-5-[3-(2-メチルフェノキシ)プロピル]オキサゾールなど)等)、神経再生促進薬(例、Y-128等)などが挙げられる。
上記「MCH拮抗剤以外の抗肥満薬」としては、例えばリパーゼ阻害薬、食欲抑制薬、β3アドレナリン受容体作動薬などが挙げられる。
リパーゼ阻害薬としては、例えばオルリスタット、ATL-962などが挙げられる。
食欲抑制薬としては、例えばマジンドール、デクスフェンフラミン、フルオキセチン、シブトラミン、バイアミンなどが挙げられる。
β3アドレナリン受容体作動薬としては、上記「糖尿病治療薬」として例示した「β3アドレナリン受容体作動薬」が挙げられる。
上記以外にも、「MCH拮抗剤以外の抗肥満薬」としては、例えばリプスタチンなどが挙げられる。
上記「高血圧治療薬」としては、例えばアンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、カリウムチャンネル開口薬、アンジオテンシンII拮抗薬などが挙げられる。
アンジオテンシン変換酵素阻害薬としては、例えばカプトプリル、エナラプリル、アラセプリル、(塩酸)デラプリル、リジノプリル、イミダプリル、ベナゼプリル、シラザプリル、テモカプリル、トランドラプリル、(塩酸)マニジピンなどが挙げられる。
カルシウム拮抗薬としては、例えばニフェジピン、アムロジピン、エホニジピン、ニカルジピンなどが挙げられる。
カリウムチャンネル開口薬としては、例えばレブクロマカリム、L-27152、AL0671、NIP-121などが挙げられる。
アンジオテンシンII拮抗薬としては、例えばロサルタン、カンデサルタンシレキシチル、バルサルタン、イルベサルタン、CS-866、E4177などが挙げられる。
上記「高脂血症治療薬(動脈硬化症治療薬)」としては、例えばHMG−CoA還元酵素阻害薬、フィブラート系化合物などが挙げられる。
HMG−CoA還元酵素阻害薬としては、例えばプラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、リパンチル、セリバスタチン、イタバスタチン、ロスバスタチン(ZD−4522)またはそれらの塩(例、ナトリウム塩、カルシウム塩など)などが挙げられる。
フィブラート系化合物としては、例えばベザフィブラート、クリノフィブラート、クロフィブラート、シンフィブラートなどが挙げられる。
上記「関節炎治療薬」としては、例えばイブプロフェンなどが挙げられる。
上記「抗不安薬」としては、例えばクロルジアゼポキシド、ジアゼパム、オキサゾラム、メダゼパム、クロキサゾラム、ブロマゼパム、ロラゼパム、アルプラゾラム、フルジアゼパムなどが挙げられる。
上記「抗うつ薬」としては、例えば、フルオキセチン、フルボキサミン、イミプラミン、パロキセチン、サートラリンなどが挙げられる。
前記した併用用薬剤の投与時期は限定されず、本発明化合物と併用用薬剤とを、投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併用用薬剤の投与量は、臨床上用いられている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができる。
併用用薬剤の投与形態は、特に限定されず、投与時に、本発明化合物と併用用薬剤とが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、1)本発明化合物と併用用薬剤とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、2)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、3)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、4)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、5)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明化合物、併用用薬剤の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが挙げられる。
本発明化合物と併用用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患等により適宜選択することができる。
化合物(I)において、部分構造式: -CO-N(R)-C(Ra1)(Ra2)-C(Ra3)(Ra4)- [式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基が、-CH2-NH-CO-CH2-, -NH-CO-CH2-CH2-, -NH-CO-CH=CH-, -CH2-CH2-NH-CO-, -NH-CO-CH2-O-, -NH-CO-C(Ph)=CH-, -NH-CO-CH=C(4-Cl-Ph)-, -CH2-CH2-CO-NH-, -CH=CH-CO-NH-, -CH2-CO-NH-CH2-, -NH-CO-CH(CH3)-O-, -SO2-NH-CH2-CH2-, -SO2-CH2-CH2-CH2-, -CH2-CH2-C≡C-, -CH2-CH2-CO-CH2-, -CO-CH2-CH2-CO-, -CO-CH2-CH2-CH(OH)-, -CO-CH2-CH=CH-, -CO-CH2-CH2-CH2-または-CH2-CH2-CH2-CO- [式中、Phはフェニル基を、4-Cl-Phは4−クロロフェニル基を示す]である化合物、その塩およびそのプロドラッグ(以下、化合物群Aと略記することがある)は、MCH受容体拮抗作用を有するため、本発明化合物と同様に、哺乳動物に対し、MCHに起因する疾患の予防・治療剤として用いることができる。
ここで、塩およびそのプロドラッグとしては、化合物(I)の塩および化合物(I)のプロドラッグとして例示したものが用いられる。化合物群Aの具体例としては、後述する参考例38〜75 、90〜114 に記載の化合物などが挙げられる。
化合物群Aは、化合物(I)と同様に製造することができる。
化合物群Aは、本発明化合物と同様に製剤化することができ、さらに併用用薬剤と併用することもできる。
本発明は、さらに以下の参考例、実施例、製剤例、実験例によって詳しく説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
以下の参考例、実施例中、「室温」は1ないし30℃を示し、有機層の乾燥には無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸ナトリウムを用いた。「%」は特記しない限り重量パーセントを意味する。
赤外吸収スペクトルは、フーリエ変換形赤外分光光度計を用い、拡散反射法で測定した。
FABMS(pos)は、高速原子衝撃質量分析法(Fast Atom Bombardment Mass Spectrometry)における(+)法で測定した質量スペクトルである。
本明細書中で用いられている略号は下記の意味を示す。
s : シングレット(singlet)
d : ダブレット(doublet)
t : トリプレット(triplet)
q : クァルテット(quartet)
m : マルチプレット(multiplet)
br : ブロード(broad)
J : カップリング定数(coupling constant)
Hz : ヘルツ(Hertz)
CDCl: 重クロロホルム
DMSO−d:重ジメチルスルホキシド
THF : テトラヒドロフラン
DMF : N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO : ジメチルスルホキシド
WSCD : 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
WSC : 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩
H−NMR:プロトン核磁気共鳴
(通常フリー体をCDCl中で測定した。)
IR : 赤外吸収スペクトル
Me : メチル
Et : エチル
HOBt:1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール
IPE:ジイソプロピルエーテル
DMAP : 4-ジメチルアミノピリジン
参考例1
3-[4-(メトキシカルボニル)フェニル]プロピオン酸
Figure 0004630555
メチル 4-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)ベンゾエート(5.05g, 22.7mmol)のメタノール(120ml)溶液に0℃で一規定水酸化ナトリウム水溶液(22.7ml)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を濃縮後、残渣を水に溶かし、ジエチルエーテルで洗浄した。水層に六規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をクロロホルムに溶かし、不溶物をろ去した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物 (3.61g) を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.71 (2H, d, J = 8.0 Hz), 3.01 (2H, d, J = 8.0 Hz), 3.90 (3H, s), 7.28 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.97 (2H, t, J = 8.0 Hz).
参考例2
メチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエート
Figure 0004630555
参考例1で得られた3-[4-(メトキシカルボニル)フェニル]プロピオン酸(5.00g, 24.0mmol)、トリエチルアミン(4.34ml, 31.2mmol)とDPPA(6.21ml, 28.8mmol)のtert-ブタノール溶液(120ml)を90℃で5時間攪拌した後、溶媒を留去した。残渣に酢酸エチルを加え、10%クエン酸水溶液、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:1) により精製し、ヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物(2.46g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.35 (9H, s), 2.76 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.17 (2H, m), 3.83 (3H, s), 6.90 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.4 Hz).
参考例3
tert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルカルバメート
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエート(550mg, 1.97mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に0℃で水素化リチウムアルミニウムを加え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え0.5規定塩酸と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、無色油状物を得た。得られた油状物(495mg, 1.97mmol)とトリエチルアミン(274ml, 1.97mmol)のジメチルホルムアミド溶液(10ml)に0℃でメタンスルホニルクロリド(152ml, 1.97mmol)を加え、1時間攪拌した後、ピロリジン(329ml, 3.94mmol)と炭酸カリウム(816mg, 5.91mmol)を加え、60℃で16時間攪拌した。反応液に0.5規定塩酸を加え、ジエチルエーテルで洗浄後、水層に炭酸カリウムを加え塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、表題化合物(527mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (9H, s), 1.78 (4H, m), 2.55 (4H, m), 2.77 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.36 (2H, m), 3.58 (2H, s), 4.55 (1H, s), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J = 7.8 Hz).
参考例4
2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミン
Figure 0004630555
参考例3で得られたtert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルカルバメート(526mg, 1.73mmol)にトリフルオロ酢酸(9ml)を加え、2時間攪拌した後、減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して、表題化合物(239mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.80 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.74 (2H, m), 2.96 (2H, m), 3.59 (2H, s), 7.14 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.0 Hz).
参考例5
N-[4-(2-アミノエチル)ベンジル]-N,N-ジメチルアミン トリフルオロ酢酸塩
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.24 (6H, s), 2.79 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.99(2H, t, J = 7.2Hz), 3.42 (2H, s), 4.75 (3H, br), 7.12 (2H, m), 7.19 (2H, m).
参考例6
2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.60-1.80 (6H, m), 2.80-3.30 (8H, m), 4.20 (2H, d, J = 4.4 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.59 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.18 (2H, br).
参考例7
2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:2.79 (3H, s), 2.80-3.20 (4H, m), 3.20-3.80 (8H, m), 4.27 (2H, br), 7.34 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.58 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.10 (2H, br).
参考例8
2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.55 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.74 (6H, m), 2.96 (4H, m), 3.43 (2H, m), 4.42 (2H, d, J = 1.9 Hz), 7.36 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.52 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.25 (3H, br), 10.85 (1H, s).
参考例9
2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩
Figure 0004630555
参考例2で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.60 (4H, m), 1.84 (4H, m), 2.98 (6H, m), 3.26 (2H, m), 4.27 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.31 (3H, br), 11.20 (1H, s).
参考例10
tert-ブチル 2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルカルバメート
Figure 0004630555
tert-ブチル-2-(4-ホルミルフェニル)エチルカーバメート(3.0g, 12.0 mmol)、2-メチルピロリジン(1.44 ml, 14.4 mmol)、酢酸(1.4 ml, 24.0 mmol)のTHF(100 ml)溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.1 g, 24.0 mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液に10%炭酸水素ナトリウム溶液(100 ml)を加え、酢酸エチル(200 ml)で抽出した。抽出液は飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル = 4:1)により精製し表題化合物(3.10g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.39-1.51 (2H, m), 1,44 (9H, s), 1.59-1.75 (2H, m), 1.88-1.99 (1H, m), 2.34-2.41 (1H, m), 2.77 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.87-2.94 (1H, m), 3.10 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.35-3.37 (2H, q like), 3.99 (1H, d, J = 12.8 Hz), 4.53 (1H, br), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例11
2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩
Figure 0004630555
参考例10で得られたtert-ブチル 2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルカルバメート(3.10 g, 9.70 mmol)のメタノール(50 ml)溶液に4規定塩化水素-酢酸エチル(60 ml)を加え、16時間攪拌した後、減圧下濃縮して、表題化合物(2.8g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.37 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.63-1.96 (3H, m), 2.15-2.24 (1H, m), 2.80-3.22 (6H, m), 3.24-3.46 (1H, m), 4.10 (1H, m), 4.49 (1H, m), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.23 (2H, br).
参考例12
エチル 4-(3-エトキシ-1-メチル-3-オキソプロピル)ベンゾエート
Figure 0004630555
4-アセチル安息香酸エチルエステル(5.00g, 26.0mmol)をジエチルホスホノ酢酸エチル(6.71ml, 33.8mmol)とtert-ブトキシカリウム(4.38g, 39.0mmol)のテトラヒドロフラン溶液(130ml)に0℃で加え、室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製した。得られた油状物と10%パラジウム炭素(1g)のエタノール(150ml)液を水素雰囲気下で2時間攪拌し、セライトろ過した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、表題化合物(5.67g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.31 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (3H, d, J = 7.2 Hz), 2.59 (2H, m), 3.32 (1H, m), 4.05 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.34 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.28 (2H, d, J = 6.6 Hz), 7.96 (2H, d, J = 6.6 Hz).
参考例13
tert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピルカルバメート
Figure 0004630555
参考例12で得られたエチル 4-(3-エトキシ-1-メチル-3-オキソプロピル)ベンゾエートを用いて、参考例1、参考例2 、参考例3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.24 (3H, d, J = 7.2 Hz), 1.41 (9H, s), 1.79 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.93 (1H, m), 3.16 (1H, m), 3.40 (1H, m), 3.58 (2H, s), 4.42 (1H, m), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.26 (2H, d, J = 7.8 Hz).
参考例14
2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
tert-ブチル 2-(4-アセチルフェニル)エチルカルバメートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.38 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.75 (4H, m), 2.34 (2H, m), 2.53 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.15 (1H, q, J = 6.3 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例15
2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
tert-ブチル 2-(4-アセチルフェニル)エチルカルバメートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (2H, m), 1.37 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.54 (4H, m), 1.86 (2H, m), 2.35 (4H, m), 2.72 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.36 (1H, q, J = 6.3 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例16
2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
tert-ブチル 2-(4-アセチルフェニル)エチルカルバメートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
ESIMS(pos) 233 [M+H]+
参考例17
2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
tert-ブチル 2-(4-アセチルフェニル)エチルカルバメートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.16 (2H, m), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.61 (4H, m), 2.72 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.96 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.74 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例18
2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
tert-ブチル 2-(4-アセチルフェニル)エチルカルバメートを用いて、参考例3、参考例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.22 (2H, m), 1.35 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.52 (3H, s), 2.41 (8H, m), 2.72 (2H, t, J = 6.6 Hz), 2.95 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.34 (1H, q, J = 6.9 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例19
N-[2-(4-アセチルフェニル)エチル]-4-ブロモベンズアミド
Figure 0004630555
4-ブロモ-N-(2-フェニルエチル)ベンズアミド(10.0g, 32.9mmol)と塩化アセチル(3.04ml, 42.7mmol)のジクロロメタン(80ml)溶液に塩化アルミニウム(11.0g, 82.2mmol)を加え、室温で1日間攪拌した。反応液を氷に加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (9.79g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:2.55 (3H, s), 2.92 (2H, d, J = 6.9 Hz), 3.51 (2H, m), 7.39 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.89 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.67 (1H, d, J = 5.4 Hz).
参考例20
4-ブロモ-N-{2-[4-(1-ヒドロキシエチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例19で得られたN-[2-(4-アセチルフェニル)エチル]-4-ブロモベンズアミド(9.79g, 28.3mmol)のメタノール(140ml)とテトラヒドロフラン(30ml)混合溶液に水素化ホウ素ナトリウム(2.14g, 56.6mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (8.76g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.29 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.81 (2H, m), 3.45 (2H, m), 4.67 (1H, m), 5.07 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.77 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.66 (1H,
d, J = 5.4 Hz).
参考例21
4-ブロモ-N-{2-[4-(1-クロロエチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例20で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-ヒドロキシエチル)フェニル]エチル}ベンズアミド(1.65g, 4.74mmol)の塩化チオニル(24ml)溶液を室温で1時間攪拌した後、反応液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、炭酸水素カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (1.52g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.77 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.84 (2H, m), 3.47 (2H, m), 5.32 (1H, m), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.77 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.68 (1H, d, J = 5.4 Hz).
参考例22
4'-クロロ-N-[2-(4-メトキシフェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
2-(4-メトキシフェニル)エタンアミン(500mg, 3.31mmol)、4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸(846mg, 3.64mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(760mg, 4.96mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に0℃でエチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(951mg, 4.96mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、1規定水酸化ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮することにより、表題化合物 (1.03g) を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.89 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.71 (2H, m), 3.80 (3H, s),
6.13 (1H, t, J = 5.3 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 9.1 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.58 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.6 Hz).
参考例23
4-ブロモ-N-{2-[4-(4-クロロブタノイル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
4-ブロモ-N-(2-フェニルエチル)ベンズアミドと塩化4-クロロブチリルを用いて参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ2.06 (2H, m), 2.92 (2H, m), 3.15 (2H, m), 3.52 (2H, m), 3.71 (2H, m), 7.39 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.90 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.66 (1H, m).
参考例24
4-ブロモ-N-{2-[4-(シクロプロピルカルボニル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例23で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(4-クロロブタノイル)フェニル]エチル}ベンズアミド(4.10g, 10.0mmol)と85%水酸化カリウム(993mg, 15.0mmol)のテトラヒドロフラン(60ml)-メタノール(60ml)溶液を室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、酢酸エチル-イソプロピルエーテル(1:5)で粉末にすることにより、表題化合物 (3.38g) を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ1.01 (4H, m), 2.85-2.96 (3H, m), 3.52 (2H, m), 7.39 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.65 (1H, t, J = 6.0 Hz).
参考例25
2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチルアミン
Figure 0004630555
実施例136で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}ベンズアミド(1.12g, 2.89mmol)の濃塩酸(14ml)溶液を100℃で1日間攪拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで洗浄し、炭酸カリウムで塩基性とした。これを酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=1:1) により精製することにより、表題化合物 (305mg) を得た。
1H NMR (CDCl3) δ1.75-1.83 (2H, m), 1.93-2.05 (1H, m), 2.11-2.31 (5H, m), 2.74 (2H, m), 2.95-3.03 (3H, m), 3.24 (1H, m), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例26
N-メチル-2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン(9.26g, 31.8mmol)とトリエチルアミン(15.5ml, 111mmol)のテトラヒドロフラン(200ml)溶液にクロロ炭酸メチル(2.46ml, 31.8mmol)を0℃で滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた淡黄色固体をテトラヒドロフラン(200ml)に溶かし、水素化リチウムアルミニウム(1.21g, 32.0mmol)を0℃で加え、3時間加熱還流した。反応液を0℃に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、表題化合物 (4.05g) を得た。
1H NMR (CDCl3) δ1.38 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.75 (4H, m), 2.34 (2H, m), 2.44 (3H, s), 2.55 (2H, m), 2.77 (4H, m), 3.15 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.0 Hz).
参考例27
(E)-N-(4-ブロモフェニル)-3-(4-ホルミルフェニル)-2-プロペンアミド
Figure 0004630555
(E)-3-(4-ホルミルフェニル)-2-プロペン酸を用いて実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ:6.95 (1H, d, J = 15.9 Hz), 7.53 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.66 (3H, m), 7.84 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.4 Hz), 10.02 (1H, s), 10.45 (1H, s).
参考例28
4-(1-ピロリジニルメチル)安息香酸 塩酸塩
Figure 0004630555
メチル 4-(1-ピロリジニルメチル)ベンゾエート 塩酸塩(3.18g, 12.4mmol)の6規定塩酸(30ml)溶液を100℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下留去した後、テトラヒドロフランで粉末にすることにより、表題化合物(1.74g)を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ:2.11 (4H, m), 3.40 (4H, m), 4.47 (2H, s), 7.65 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.12 (2H, d, J = 8.8 Hz).
参考例29
N-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
4-ブロモアニリンと[4-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]酢酸を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:4.41 (2H, d, J = 5.7 Hz), 4.67 (2H, s), 5.06 (1H, t, J = 5.7 Hz), 6.94 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.19 (1H, s).
参考例30
4-(1-ピロリジニルメチル)ベンズアルデヒド
Figure 0004630555
4-(ジメトキシメチル)ベンズアルデヒド(25.0g, 120mmol)、ピロリジン(10.0ml, 120mmol)、酢酸(6.87ml, 120mmol)と無水硫酸ナトリウム(34.1g, 240mmol)のジクロロメタン(300ml)液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(38.2g, 180mmol)を加え、3日間攪拌した。反応液に炭酸カリウムを加え、溶媒を減圧下留去した。残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製した。得られた油状物に1規定塩酸(300ml)を加え、2時間後にジエチルエーテルで洗浄した。水層を炭酸カリウムで塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、表題化合物(22.7g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.80 (4H, m), 2.52 (4H, m), 3.68 (2H, s), 7.50 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.82 (2H, d, J = 8.1 Hz), 9.98 (1H, s).
参考例31
(E)-2-フェニル-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペン酸 塩酸塩
Figure 0004630555
エチル ブロモ(フェニル)アセテート(9.73g, 40.0mmol)にトリエチルフォスファイト(8.58ml, 50mmol)を加え、160℃で1時間攪拌した後、さらにトリエチルフォスファイト(8.58ml, 50mmol)を加え、1時間攪拌した。過剰のトリエチルフォスファイトを減圧下留去した後、残渣をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かした。この溶液を、60%水素化ナトリウム(1.60g, 40.0mmol)のテトラヒドロフラン(50ml)液に0℃で滴下した。10分間攪拌した後、参考例30で得られた4-(1-ピロリジニルメチル)ベンズアルデヒド(7.58g, 40.0mmol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を滴下し、1時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下留去した後、残渣にイソプロピルエーテルを加え、飽和食塩水で洗浄し、1規定塩酸で抽出した。水層をイソプロピルエーテルで洗浄後、水層を炭酸カリウムで塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、油状物(10.3g)を得た。得られた油状物(1.00g, 2.98mmol)の濃塩酸(15ml)液を100℃で1日間攪拌した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリルとテトラヒドロフランで洗浄することにより、表題化合物(150mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.85 (2H, m), 1.97 (2H, m), 2.98 (2H, m), 3.33 (2H, m), 4.23 (2H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, m), 7.38 (5H, m), 7.76 (1H, s), 10.72 (1H, br).
参考例32
(4-クロロフェニル)[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]メタノン
Figure 0004630555
[4-(ブロモメチル)フェニル](4-クロロフェニル)メタノン(6.71g, 21.7mmol)、炭酸カリウム(5.99g, 43.3mmol)とピロリジン(3.62ml, 43.3mmol)にアセトニトリル(55ml)を加え、80℃で16時間攪拌した。溶媒を濃縮後、ジエチルエーテルを加え、1N塩酸で抽出した。抽出液に炭酸カリウムを加え塩基性にした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、表題化合物(4.79g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.71 (4H, m), 2.46 (4H, m), 3.67 (2H, s), 7.49 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.69 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.4 Hz).
参考例33
(Z)-3-(4-クロロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペン酸 塩酸塩
Figure 0004630555
参考例32 で得られた(4-クロロフェニル)[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]メタノン(1.00g, 3.34mmol)とtert-ブチル (ジエトキシホスホリル)アセテート(1.18ml, 5.00mmol)のテトラヒドロフラン(17ml)液に60%水素化ナトリウム(200mg, 5.00mmol)を0℃で加え、4時間室温で攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、炭酸カリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、油状物(10.3g)を得た。得られた油状物(1.33g, 3.34mmol)の4規定塩化水素−酢酸エチル(17ml)液を室温で1日間攪拌した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をイソプロパノールとアセトニトリルで洗浄することにより、表題化合物(425mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.88 (2H, m), 1.99 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.34 (2H, m), 4.34 (2H, d, J = 5.7 Hz), 6.45 (1H, s), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.1 Hz), 10.37 (1H, br).
参考例34
2-(4-ホルミルフェノキシ)プロピオン酸
Figure 0004630555
エチル 2-ブロモプロパノエート(6.38ml, 49.1mmol)、4-ヒドロキシベンズアルデヒド(5.00g, 40.9mmol)と炭酸カリウム(6.79g, 49.1mmol)のアセトニトリル(25ml)液を60℃で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、油状物を得た。得られた油状物(9.10g, 40.9mmol)のエタノール(200ml)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(61.4ml)を加え、室温で16時間攪拌した後、減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、1規定塩酸と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (5.68g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.71 (3H, d, J = 6.6 Hz), 4.91 (1H, q, J = 6.6 Hz), 6.99 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.83 (2H, d, J = 8.4 Hz), 9.87 (1H, s).
参考例35
N-(4-ブロモフェニル)-2-(4-ホルミルフェノキシ)プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例34 で得られた2-(4-ホルミルフェノキシ)プロパン酸と4-ブロモアニリンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.71 (3H, d, J = 6.6 Hz), 4.91 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.44 (4H, s-like), 7.89 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.03 (1H, s), 9.92 (1H, s).
参考例36
N-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(2-オキソプロピル)フェノキシ]プロパンアミド
Figure 0004630555
2-ブロモ-N-(4-ブロモフェニル)プロパンアミド(3.00g, 10.2mmol)、1-(4-ヒドロキシフェニル)アセトン(1.54g, 10.2mmol)、炭酸カリウム(2.83g,20.5mmol)のDMF (20ml)液を室温で4時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、1規定水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、溶媒を減圧下留去した。得られた粗結晶をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物(2.75g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.17 (3H, s), 3.68 (2H, s), 4.60 (2H, s), 6.95 (2H, m), 7.18 (2H, m), 7.48 (4H, m), 8.24 (1H, s).
参考例37
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[4-(2-オキソプロピル)フェノキシ]プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例36 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(2-オキソプロピル)フェノキシ]プロパンアミドと4-クロロフェニルボロン酸を用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.18 (3H, s), 3.68 (2H, s), 4.63 (2H, s), 6.98 (2H, m), 7.19 (2H, m), 7.40 (2H, m), 7.52 (4H, m), 7.67 (2H, m), 8.32 (1H, s).
参考例38
N-(4-ブロモベンジル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]アセトアミド
Figure 0004630555
4-ブロモベンジルアミン塩酸塩(971mg, 4.37mmol)、[4-(ブロモメチル)フェニル]酢酸(1.00g, 4.37mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(590mg, 4.37mmol)とトリエチルアミン(668μl, 4.80mmol)のジメチルホルムアミド(11ml)溶液に0℃でエチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(837mg, 4.37mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、酢酸エチル-イソプロピルエーテル(1:5)で粉末にした。得られた粉末(850mg, 2.24mmol)、ピロリジン(561μl, 6.37mmol)と炭酸カリウム(930mg, 6.37mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を80℃で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残査をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (437mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.44 (2H, s), 3.52 (2H, s), 4.21 (2H, d, J = 6.0 Hz), 7.14-7.23 (3H, m), 7.46 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.53 (2H, t, J = 6.0 Hz).
融点:107-109℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 387 [M+H]+
参考例39
N-[(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)メチル]-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]アセトアミド
Figure 0004630555
参考例38 で得られたN-(4-ブロモベンジル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]アセトアミドと4-クロロフェニルボロン酸を用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.46 (2H, s), 3.53 (2H, s), 4.29 (2H, d, J = 5.7 Hz), 7.21 (4H, s-like), 7.30 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.49 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.59 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.66 (2H, d, J = 9.0 Hz), 8.55 (2H, t, J = 6.0 Hz).
融点:151-153℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
参考例40
N-(4-ペンチルフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル) フェニル]プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例1で得られた3-[4-(メトキシカルボニル)フェニル]プロピオン酸を用いて、実施例2 、参考例3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.85 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.26 (4H, m), 1.53 (2H, m), 1.66 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.49 (2H, m), 2.57 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.87 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.50 (2H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.18 (4H, m), 7.44 (2H, d, J = 8.7 Hz), 9.78 (1H, s).
融点:104-105℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 379 [M+H]+
参考例41
N-(4-ブロモフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル] プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例1で得られた3-[4-(メトキシカルボニル)フェニル]プロピオン酸を用いて、実施例2 、参考例3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.66 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.60 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.88 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.50 (2H, s), 7.18 (4H, m), 7.45 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.54 (2H, d, J = 9.0 Hz), 10.01 (1H, s).
融点:137-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 387 [M+H]+
参考例42
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル) フェニル] プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例41 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル] プロパンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.66 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.63 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.90 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.50 (2H, s), 7.19 (4H, m), 7.47 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.59-7.68 (6H, m), 10.00 (1H, s).
融点:179-181℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
参考例43
(E)-N-(4-ブロモフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555
参考例27 で得られた(E)-N-(4-ブロモフェニル)-3-(4-ホルミルフェニル)-2-プロペンアミド(400mg, 1.21mmol)とピロリジン(303μl, 3.63mmol)の酢酸-メタノール-テトラヒドロフラン(3ml×3)溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(770mg, 3.63mmol)を加え、室温で2日間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:1) により精製し、ヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物(123mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.70 (4H, m), 2.46 (4H, m), 3.62 (2H, s), 6.78 (1H, d, J = 15.6 Hz), 7.37 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.49-7.60 (5H, m), 7.67 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.31 (1H, s).
融点:184-186℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 385 [M+H]+
参考例44
(E)-N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル) フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555
参考例43 で得られた(E)-N-(4-ブロモフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル) フェニル]-2-プロペンアミドを用いて実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.71 (4H, m), 2.45 (4H, m), 3.61 (2H, s), 6.83 (1H, d, J = 15.3 Hz), 7.38 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.59 (3H, m), 7.67 (4H, m), 7.80 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.32 (1H, s).
融点:207-209℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 417 [M+H]+
参考例45
N-[2-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)エチル]-4-(1-ピロリジニルメチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例28 で得られた4-(1-ピロリジニルメチル)安息香酸 塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.69 (4H, m), 2.43 (4H, m), 2.89 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.50 (2H, m), 3.61 (2H, s), 7.36 (4H, m), 7.50 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.78 (2H, d, J = 8.0 Hz), 8.57 (1H, t, J = 7.8 Hz).
融点:187-189℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
参考例46
N-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
参考例29 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]アセトアミド(1.00g, 2.97mmol)とトリエチルアミン(0.496ml, 3.57mmol)のジメチルホルムアミド溶液(15ml)に0℃でメタンスルホニルクロリド(0.253ml, 3.27mmol)を加え、1時間攪拌した後、ピロリジン(0.745ml, 8.92mmol)と炭酸カリウム(1.23g, 8.92mmol)を加え、60℃で16時間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え、ジエチルエーテルで洗浄後、水層に炭酸カリウムを加え塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、ジイソプロピルエーテルで粉末にすることにより表題化合物(484mg)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.38 (4H, m), 3.48 (2H, s), 4.67 (2H, s), 6.92 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.19 (1H, s).
融点:143-145℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 389 [M+H]+
参考例47
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
参考例46 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.50 (2H, s), 4.69 (2H, s), 6.94 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.65 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.18 (1H, s).
融点:167-169℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 421 [M+H]+
参考例48
(E)-N-(4-ブロモフェニル)-2-フェニル-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555

参考例31 で得られた(E)-2-フェニル-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペン酸 塩酸塩を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.38 (4H, m), 3.50 (2H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.23 (2H, m), 7.38 (4H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.07 (1H, s).
融点:158-160℃(酢酸エチル-ヘキサン)
FABMS(pos) 461 [M+H]+
参考例49
(E)-N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-フェニル-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555

参考例48 で得られた(E)-N-(4-ブロモフェニル)-2-フェニル-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 3.51 (2H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.27 (2H, m), 7.39 (4H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.67 (4H, m), 7.80 (2H, d, J = 8.8 Hz), 10.05 (1H, s).
融点:146-147℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 493 [M+H]+
参考例50
N-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミド
Figure 0004630555

参考例1で得られた3-[4-(メトキシカルボニル)フェニル]プロピオン酸を用いて、実施例2 、参考例3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.68 (2H, m), 2.87 (2H, m), 3.50 (2H, s), 7.17 (4H, m), 7.35 (1H, m), 7.55 (1H, dd, J = 2.1, 10.5 Hz), 7.85 (1H, m), 9.76 (1H, s).
融点:101-102℃(酢酸エチル-ヘキサン)
FABMS(pos) 405 [M+H]+
参考例51
N-(4'-クロロ-3-フルオロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミド
Figure 0004630555

参考例50 で得られたN-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミド を用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.40 (4H, m), 2.71 (2H, m), 2.90 (2H, m), 3.52 (2H, s), 7.20 (4H, m), 7.52 (3H, m), 7.57-7.63 (1H, m), 7.72 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.00 (1H, m), 9.78 (1H, s).
融点:141-143℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 437 [M+H]+
参考例52
N-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555

4-(ヒドロキシメチル)フェノキシ酢酸を用いて、実施例2 、参考例46 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.49 (2H, s), 4.73 (2H, s), 6.91 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.39 (1H, m), 7.62 (1H, dd, J = 2.4, 10.5 Hz), 7.79 (1H, m), 9.93 (1H, s).
融点:102-103℃(酢酸エチル-ヘキサン)
FABMS(pos) 407 [M+H]+
参考例53
N-(4'-クロロ-3-フルオロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555

参考例52 で得られたN-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.41 (4H, m), 3.51 (2H, s), 4.77 (2H, s), 6.94 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.52 (3H, m), 7.65 (1H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.95 (1H, m), 9.94 (1H, s).
融点:121-123℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 439 [M+H]+
参考例54
(Z)-N-(4-ブロモフェニル)-3-(4-クロロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555

参考例33 で得られた(Z)-3-(4-クロロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペン酸 塩酸塩を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.69 (4H, m), 2.43 (4H, m), 3.59 (2H, s), 6.64 (1H, s), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.32 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.4 Hz), 10.26 (1H, s).
融点:144-146℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 495 [M+H]+
参考例55
(Z)-N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-3-(4-クロロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555

参考例54 で得られた(Z)-N-(4-ブロモフェニル)-3-(4-クロロフェニル)-3-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.69 (4H, m), 2.43 (4H, m), 3.58 (2H, s), 6.68 (1H, s), 7.21 (4H, m), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.47 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.62 (6H, m), 10.25 (1H, s).
融点:178-180℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 527 [M+H]+
参考例56
3-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミド
Figure 0004630555
3-(4-ブロモフェニル)プロパン酸と4-(1-ピロリジニルメチル)アニリンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.59 (2H, d, J = 7.8 Hz), 2.87 (2H, d, J = 7.8 Hz), 3.48 (2H, s), 7.19 (4H, m), 7.45 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.7 Hz), 9.84 (1H, s).
融点:132-134℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 387 [M+H]+
参考例57
3-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例56 で得られた3-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロパンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 2.65 (2H, m), 2.95 (2H, m), 3.49 (2H, s), 7.20 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.4 Hz), 9.89 (1H, s).
融点:173-175℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
参考例58
(E)-3-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555
(E)-3-(4-ブロモフェニル)-2-プロペン酸と4-(1-ピロリジニルメチル)アニリンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.51 (2H, s), 6.83 (1H, d, J = 15.9 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (1H, d, J = 15.9 Hz), 7.55-7.65 (6H, m), 10.17 (1H, s).
融点:183-185℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 385 [M+H]+
参考例59
(E)-3-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミド
Figure 0004630555
参考例58 で得られた(E)-3-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-2-プロペンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.69 (4H, m), 2.42 (4H, m), 3.53 (2H, s), 6.88 (1H, d, J = 15.6 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.61 (1H, d, J = 15.6 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.69-7.78 (8H, m), 10.17 (1H, s).
融点:204-207℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 417 [M+H]+
参考例60
2-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)ベンジル]アセトアミド
Figure 0004630555
4-(1-ピロリジニルメチル)ベンジルアミンと(4-ブロモフェニル)酢酸を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 3.45 (2H, s), 3.52 (2H, s), 4.23 (2H, d, J = 6.0 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.22 (4H, m), 7.48 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.51 (1H, t, J = 6.0 Hz).
融点:150-152℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 387 [M+H]+
参考例61
2-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)ベンジル]アセトアミド
Figure 0004630555
参考例60 で得られた2-(4-ブロモフェニル)-N-[4-(1-ピロリジニルメチル)ベンジル]アセトアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 3.52 (4H, m), 4.25 (2H, d, J = 6.0 Hz), 7.20 (4H, m), 7.37 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.55 (1H, t, J = 6.0 Hz).
融点:174-176℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
参考例62
N-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例35 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-2-(4-ホルミルフェノキシ)プロパンアミドとピロリジンを用いて、参考例43 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。

1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.53 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.66 (4H, m), 2.37 (4H, m), 3.46 (2H, s), 4.82 (1H, q, J = 6.6 Hz), 6.88 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.47 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.59 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.21 (1H, s).
融点:116-118℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 403 [M+H]+
参考例63
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]プロパンアミド
Figure 0004630555
参考例62 で得られたN-(4-ブロモフェニル)-2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]プロパンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.55 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.66 (4H, m), 2.39 (4H, m), 3.48 (2H, s), 4.86 (1H, q, J = 6.6 Hz), 6.91 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.23 (1H, s).
融点:123-125℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 435 [M+H]+
参考例64
4-ブロモ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンゼンスルホンアミド
Figure 0004630555

参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩(300mg, 1.03mmol)とトリエチルアミン(0.473ml, 3.40mmol)のテトラヒドロフラン(5ml)溶液に4-ブロモベンゼンスルホニルクロリド(290mg, 1.13mmol)を加え室温で4時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、ヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物 (404mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.38 (2H, m), 1.47 (4H, m), 2.28 (4H, m), 2.65 (2H, m), 2.97 (2H, m), 3.36 (2H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.79 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.83 (1H, m).
融点:109-110℃(酢酸エチル-ヘキサン)
参考例65
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-スルホンアミド
Figure 0004630555

参考例64 で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンゼンスルホンアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.37 (2H, m), 1.45 (4H, m), 2.27 (4H, m), 2.67 (2H, m), 2.97 (2H, m), 3.33 (2H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.74-7.88 (7H, m).
融点:136-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例66
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-{4-[2-(1-ピロリジニル)プロピル]フェノキシ}アセトアミド
Figure 0004630555

N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[4-(2-オキソプロピル)フェノキシ]アセトアミドとピロリジンを用いて、参考例43 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (3H, d, J=6.1Hz), 1.81 (4H, m), 2.47 (2H, m), 2.67 (4H, m), 3.08 (1H, dd, J=12.5, 3.2Hz), 4.61 (2H, s), 6.92 (2H, m), 7.15 (2H, m), 7.39 (2H, m), 7.51 (4H, m), 7.66 (2H, m), 8.33 (1H, s),
融点:176-177℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例67
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[2-メトキシ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド(2.02g, 13.3mmol)、2-ブロモ-N-(4-ブロモフェニル)アセトアミド(3.00g, 10.2mmol)と炭酸カリウム(2.12g, 15.4mmol)にプロピオニトリル(10ml)を加え、80℃で1日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去した後、得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル(1:5)で粉末にすることによりフェノキシ酢酸アミド誘導体(2.93g)を得た。この化合物を用いて、参考例43、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.41 (4H, m), 3.49 (2H, s), 3.81 (3H, s), 4.67 (2H, s), 6.79 (1H, dd, J = 7.8, 2.1 Hz), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.64-7.76 (6H, m), 10.16 (1H, s).
融点:89-91℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例68
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[2-クロロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
3-クロロ-4-ヒドロキシベンズアルデヒドを用いて、参考例67と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.41 (4H, m), 3.51 (2H, s), 4.83 (2H, s), 7.02 (1H, s, J = 8.4 Hz), 7.20 (1H, dd, J = 8.4, 1.8 Hz), 7.36 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.49 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.68 (6H, m), 10.25 (1H, s).
融点:121-123℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例69
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[3-クロロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
2-クロロ-4-ヒドロキシベンズアルデヒドを用いて、参考例67と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.69 (4H, m), 2.46 (4H, m), 3.60 (2H, s), 3.76 (2H, s), 6.98 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.10 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.40 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.65-7.76 (6H, m), 10.21 (1H, s).
融点:136-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例70
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[2-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
3-フルオロ-4-ヒドロキシベンズアルデヒドを用いて、参考例67と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.40 (4H, m), 3.50 (2H, s), 4.80 (2H, s), 7.05 (2H, m), 7.16 (1H, d, J = 11.4 Hz), 7.49 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.64-7.74 (6H, m), 10.28 (1H, s).
融点:158-160℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例71
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[3-メトキシ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
4-ヒドロキシ-2-メトキシベンズアルデヒドを用いて、参考例67と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.66 (4H, m), 2.41 (4H, m), 3.49 (2H, s), 3.77 (3H, s), 4.71 (2H, s), 6.53 (1H, dd, J = 8.1, 2.4 Hz), 6.66 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.19 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.65-7.70 (4H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.19 (1H, s).
融点:133-135℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例72
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-[2-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェノキシ]アセトアミド
Figure 0004630555
4-ヒドロキシ-3-メチルベンズアルデヒドを用いて、参考例67と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.24 (3H, s), 2.38 (4H, m), 3.46 (2H, s), 4.71 (2H, s), 6.81 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.10 (1H, s), 7.49 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.64-7.70 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.17 (1H, s).
融点:142-144℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例73
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェノキシ}アセトアミド
Figure 0004630555
1-(4-ヒドロキシフェニル)エタノン(1.81g, 13.3mmol)、2-ブロモ-N-(4-ブロモフェニル)アセトアミド(3.00g, 10.2mmol)と炭酸カリウム(4.25g, 30.7mmol)にDMF(20ml)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去した後、得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル(1:5)で粉末にすることによりフェノキシ酢酸アミド誘導体(3.44g)を得た。この化合物を用いて、参考例20、参考例21、実施例10、実施例6と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.26 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.65 (4H, m), 2.27 (2H, m), 2.43 (2H, m), 3.13 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.93 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.23 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.63-7.69 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.18 (1H, s).
融点:156-158℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例74
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-{3-フルオロ-4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェノキシ}アセトアミド
Figure 0004630555
1-(2-フルオロ-4-ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて、参考例73と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.28 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.65 (4H, m), 2.32 (2H, m), 2.43 (2H, m), 3.52 (1H, m), 4.73 (2H, s), 6.79-6.86 (2H, m), 7.38 (1H, m), 7.48 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.63-7.69 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 9.0 Hz), 10.20 (1H, s).
融点:154-156℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例75
N-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-2-{3-メチル-4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェノキシ}アセトアミド
Figure 0004630555
1-(4-ヒドロキシ-2-メチルフェニル)エタノンを用いて、参考例73と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.21 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.66 (4H, m), 2.29 (5H, m), 2.42 (2H, m), 3.32 (1H, m), 4.66 (2H, s), 6.77-6.80 (2H, m), 7.32 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.63-7.69 (4H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.7 Hz), 10.15 (1H, s).
融点:130-132℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
参考例76
2-ブロモ-5-(1-ピロリジニルメチル)ピリジン
Figure 0004630555
2-ブロモ-5-(ブロモメチル)ピリジン(9.06g, 36.1mmol)、ピロリジン(3.62ml, 43.3mmol)と炭酸カリウム(9.98g, 72.2mmol)のアセトニトリル(45ml)溶液を室温で6時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製することにより、表題化合物(7.31g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.49 (4H, m), 3.58 (2H, s), 7.42 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 8.0, 2.2 Hz), 8.29 (1H, d, J = 2.2 Hz).
参考例77
1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン
Figure 0004630555
3-ブチン-1-オール(700mg, 10.0mmol)とトリエチルアミン(2.05ml, 15mmol)のテトラヒドロフラン溶液(50ml)に0℃でメタンスルホニルクロリド(1.72g, 15mmol)を0℃で加え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣に4-(4-クロロフェニル)ピペリジン塩酸塩(2.30g, 10.0mmol)、炭酸カリウム(1.38g, 10.0mmol)とアセトニトリル(50ml)を加え、60℃で16時間攪拌した。反応液に2規定塩酸を加え、酢酸エチルで洗浄後、水層に8規定水酸化ナトリウム水溶液を加え塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去することにより、表題化合物(1.31g)を固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.66-1.84 (4H, m), 1.97-2.19 (3H, m), 2.37-2.69 (5H, m), 3.01-3.06 (2H, m), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz).
参考例78
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-(4-フルオロフェニル)-4-オキソ-1-ブタノン
Figure 0004630555
4-(4-クロロフェニル)ピペリジンと4-(4-フルオロフェニル)-4-オキソブタン酸を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.37-1.42 (1H, m), 1.57-1.65 (1H, m), 1.73-1.84 (2H, m), 2.64 (1H, m), 2.72-2.84 (3H, m), 3.09-3.29 (3H, m), 4.05-4.09 (1H, m), 4.46-4.50 (1H, m), 7.26-7.38 (6H, m), 8.06 (2H, m).
参考例79
4-(4-クロロフェニル)-1-(4-フェニルブタノイル)ピペリジン
Figure 0004630555
4-(4-クロロフェニル)ピペリジンとフェニルブタン酸を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.49-1.59 (2H, m), 1.83-1.87 (2H, m), 1.95-2.02 (2H, m), 2.36 (2H, m), 2.55-2.74 (4H, m), 3.02-3.10 (1H, m), 3.85-3.89 (1H, m), 4.77-4.81 (1H, m), 7.10 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.18-7.28 (7H, m).
参考例80
1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソブチル}フェニル)エタノン
Figure 0004630555
参考例79 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-(4-フェニルブタノイル)ピペリジンを用いて、参考例19 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.34-1.54 (2H, m), 1.73-1.88 (4H, m), 2.36 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.55 (4H, m), 2.66-2.80 (3H, m), 3.02-3.10 (1H, m), 3.89-3.93 (1H, m), 4.52-4.56 (1H, m), 7.26 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.32-7.37 (4H, m), 7.88 (2H, d, J = 8.4 Hz).
参考例81
1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソブチル}フェニル)エタノール
Figure 0004630555
参考例80 で得られた1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソブチル}フェニル)エタノンを用いて、参考例20と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.49 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.59 (2H, m), 1.83-1.88 (2H, m), 1.99 (2H, m), 2.37 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.56-2.74 (4H, m), 3.03-3.12 (1H, m), 3.87-3.91 (1H, m), 4.77-4.81 (1H, m), 4.87 (1H, m), 7.10 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (4H, m).
参考例82
1-{4-[4-(1-クロロエチル)フェニル]ブタノイル}-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン
Figure 0004630555

参考例81 で得られた1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソブチル}フェニル)エタノールを用いて、参考例21 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.50-1.63 (2H, m), 1.83-1.88 (5H, m), 1.99 (2H, m), 2.37 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.56-2.75 (4H, m), 3.03-3.11 (1H, m), 3.86-3.91 (1H, m), 4.77-4.81 (1H, m), 5.08 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例83
N-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]ブタノイル}ベンジル)アセトアミド
Figure 0004630555

N-[4-(4-クロロブタノイル)ベンジル]アセトアミドと4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、実施例10と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.56-1.70 (2H, m), 1.75-1.78 (2H, m), 1.92-2.07 (7H, m), 2.43 (3H, m), 2.99 (4H, m), 4.49 (2H, d, J = 6.3 Hz), 5.77 (1H, m), 7.10 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.36 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.94 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例84
5-ブロモ-2-(1-ピロリジニルカルボニル)ピリジン
Figure 0004630555

2,5-ジブロモピリジン(5.00g, 21.1mmol)、(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.44g, 0.63mmol)、ピロリジン(1.73g, 24.27mmol)およびトリエチルアミン(4.33ml, 31.65mmol)のトルエン(50ml)溶液を一酸化炭素(5気圧)雰囲気下ステンレスボトル中、70℃で6時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液(200ml)にあけ、酢酸エチル(200ml x2)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)で精製し、淡黄色固体を得た。
参考例85
4-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-N-メトキシ-N-メチルブタンアミド
Figure 0004630555

4-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)酪酸とN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を用いて実施例2 と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.98-2.03 (2H, m), 2.47 (2H, t, J = 7.2 Hz), 2.72 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.18 (3H, s), 3.64 (3H, s), 7.27 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.38 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.45-7.51 (4H, m).
参考例86
4-(4-アセチルフェニル)-N-メトキシ-N-メチルブタンアミド
Figure 0004630555
4-(4-アセチルフェニル)酪酸とN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を用いて実施例2 と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.99 (2H, m), 2.45 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.59 (3H, s), 2.74 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.18 (3H, s), 3.64 (3H, s) 7.30 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.89 (2H, d, J = 8.2 Hz).
参考例87
4-[4-(1-ヒドロキシエチル)フェニル]-N-メトキシ-N-メチルブタンアミド
Figure 0004630555
参考例86 で得られた4-(4-アセチルフェニル)-N-メトキシ-N-メチルブタンアミドを用いて参考例20 と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.49 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.80 (1H, d, J = 3.6 Hz), 1.96 (2H, m), 2.44 (2H, t, J = 7.2 Hz), 2.67 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.17 (3H, s), 3.63 (3H, s), 4.86-4.90 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 7.8 Hz).
参考例88
4-[4-(1-クロロエチル)フェニル]-N-メトキシ-N-メチルブタンアミド
Figure 0004630555
参考例87 で得られた4-[4-(1-ヒドロキシエチル)フェニル]-N-メトキシ-N-メチルブタンアミドを用いて参考例21 と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.84 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (2H, m), 2.44 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.17 (3H, s), 3.63 (3H, s), 5.09 (1H, q, J = 8.1 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.1 Hz).
参考例89
N-メトキシ-N-メチル-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}ブタンアミド
Figure 0004630555
参考例88 で得られた4-[4-(1-クロロエチル)フェニル]-N-メトキシ-N-メチルブタンアミドとピロリジンを用いて、実施例10と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.38 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.73-1.77 (4H, m), 1.96 (2H, m), 2.33-2.38 (2H, m), 2.43 (2H, t, J = 7.2 Hz), 2.51-2.55 (2H, m), 2.66 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.15 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.17 (3H, s), 3.62 (3H, s), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J = 7.8 Hz).
参考例90
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[5-(1-ピロリジニルメチル)-2-ピリジル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
参考例76 で得られた2-ブロモ-5-(1-ピロリジニルメチル)ピリジン(243mg, 1.01mmol)、参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン(500mg, 2.02mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム (58.3mg, 50.5μmol)のピロリジン(5ml)を80℃で2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製して、ヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物 (278mg) を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (8H, m), 2.11-2.24 (2H, m), 2.50 (5H, m), 2.64-2.76 (4H, m), 3.05-3.11 (2H, m), 3.60 (2H, s), 7.15 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.33 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 8.2, 2.2 Hz), 8.47 (1H, d, J = 2.2 Hz).
融点:86-88℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 408 [M+H]+
参考例91
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[5-(1-ピロリジニルメチル)-2-ピリジル]-2-ブタノン 三塩酸塩
Figure 0004630555
参考例90 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[5-(1-ピロリジニルメチル)-2-ピリジル]-3-ブチニル}ピペリジン(200mg, 0.490mmol)のメタノール(1ml)溶液にHgO(35.3mg, 0.163mmol)の40%硫酸水溶液(5ml)を加え、60℃で6時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製した。得られた油状物に4規定塩化水素-酢酸エチルを加え、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (84.4mg) を得た。
1H-NMR (free base, CDCl3) δ:1.78 (8H, m), 1.98-2.10 (2H, m), 2.50 (5H, m), 2.66-2.79 (4H, m), 2.94-2.99 (2H, m), 3.61 (2H, s), 3.93 (2H, s), 7.10-7.26 (5H, m), 7.26 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.68 (1H, m), 8.48 (1H, m).
FABMS(pos) 426 [M+H]+
参考例92
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソ-1-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
メチル 4-[4-(ブロモメチル)フェニル]-4-オキソブタノエートを用いて、参考例32 、参考例28 、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.37-1.79 (8H, m), 2.43 (4H, m), 2.61-2.80 (4H, m), 3.07-3.23 (3H, m), 3.64 (2H, s), 4.08 (1H, m), 4.50 (1H, m), 7.32 (4H, m), 7.46 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.94 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:105-106℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 439 [M+H]+
参考例93
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソ-1-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノール
Figure 0004630555
参考例92 で得られた4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソ-1-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノンを用いて、参考例20と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.43 (2H, m), 1.67-1.86 (8H, m), 2.40 (6H, m), 2.55-2.82 (2H, m), 3.05 (1H, m), 3.54 (2H, s), 3.87 (1H, m), 4.57 (2H, m), 5.19 (1H, m), 7.25-7.37 (8H, m).
融点:110-112℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 441 [M+H]+
参考例94
4-(4-クロロフェニル)-1-{(E)-4-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブテノイル}ピペリジン
Figure 0004630555
メチル 4-[4-(ブロモメチル)フェニル]-4-オキソブタノエートを用いて、参考例32と同様の操作を行った。得られた油状物(1.27g, 4.61mmol)のメタノール(11ml)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(174mg, 4.61mmol)を加え2時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去してアルコール体(1.17g)を得た。得られたアルコール体に濃塩酸(20 ml)を加え、100℃で16時間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣にトルエンを加え濃縮した。得られたカルボン酸を用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.59 (2H, m), 1.78 (4H, m), 1.88 (2H, m), 2.49 (4H, m), 2.61-2.76(2H, m), 3.16 (1H, m), 3.34 (2H, d, J = 6.6 Hz), 3.59 (2H, s), 4.02 (1H, m), 4.80 (1H, m), 6.33 (1H, dt, J = 6.6, 16.2 Hz), 6.48 (1H, d, J = 16.2 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.28 (6H, m).
融点:105-106℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 423 [M+H]+
参考例95
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[4-(4-メチル-1-ピペラジニル)フェニル]-4-オキソ-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例78 で得られた4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-(4-フルオロフェニル)-4-オキソ-1-ブタノン(1.00g, 2.67mmol)とN-メチルピペラジン(0.89ml, 8.02mmol)のジメチルスルホキシド溶液(6ml)を100℃で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (1.06g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.42-1.78 (4H, m), 2.23 (3H, s), 2.44-2.51 (7H, m), 2.65-2.80 (3H, m), 3.13 (5H, m), 4.07 (1H, m), 4.47 (1H, m), 6.98 (2H, d, J = 9.2 Hz), 7.31 (4H, m), 7.85 (2H, d, J = 9.2 Hz).
融点:152-153℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 454 [M+H]+
参考例96
1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-4-オキソブチル}フェニル)-4-メチルピペラジン
Figure 0004630555
参考例95 で得られた4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[4-(4-メチル-1-ピペラジニル)フェニル]-4-オキソ-1-ブタノン(500mg, 1.10mmol)とトリエチルシラン(0.53ml)のトリフルオロ酢酸溶液(2ml)を室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、8規定水酸化ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をNH-シリカカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:2) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (129mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.43 (2H, m), 1.75 (4H, m), 2.21 (3H, s), 2.31 (2H, m), 2.41-2.54 (7H, m), 2.76 (1H, m), 3.06 (5H, m), 3.90 (1H, m), 4.54 (1H, m), 6.83 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.30 (4H, m).
融点:119-120℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 440 [M+H]+
参考例97
4-(4-クロロフェニル)-1-(4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}ブタノイル)ピペリジン 塩酸塩
Figure 0004630555
参考例82 で得られた1-{4-[4-(1-クロロエチル)フェニル]ブタノイル}-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、実施例10と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3, free base) δ:1.38 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.49-1.63 (2H, m), 1.74 (4H, m), 1.82-1.86 (2H, m) , 1.98 (2H, m), 2.35 (4H, m), 2.50-2.74 (6H, m), 3.02-3.10 (1H, m), 3.14 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.84-3.89 (1H, m), 4.77-4.81 (1H, m), 7.10 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.22-7.28 (4H, m).
FABMS(pos) 439 [M+H]+
参考例98
1-[4-(アミノメチル)フェニル]-4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例83 で得られたN-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]ブタノイル}ベンジル)アセトアミド(150mg, 0.363mmol)の濃塩酸(2ml)溶液を100℃で16時間攪拌した。反応液を炭酸カリウムで塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去した後、ヘキサンで粉末にすることにより表題化合物(104mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.55-1.79 (6H, m), 1.95-2.08 (4H, m), 2.45 (3H, m), 3.00 (4H, m), 3.94 (2H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.95 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:94-96℃(酢酸エチル-ヘキサン)
参考例99
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例98 で得られた1-[4-(アミノメチル)フェニル]-4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-ブタノン(50.0mg, 0.135mmol)、1,4-ジブロモブタン(16.1μl, 0.135mmol)と炭酸ナトリウム(42.9mg, 0.404mmol)のジメチルホルムアミド(1ml)溶液を80℃で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:3) により精製することにより、表題化合物(13.7mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.60-1.81 (8H, m), 1.95-2.06 (4H, m), 2.41-2.50 (7H, m), 2.97-3.03 (4H, m), 3.66 (2H, s), 7.10 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.93 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:63-65℃(酢酸エチル-ヘキサン)
FABMS(pos) 425 [M+H]+
参考例100
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[2-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
1-ブロモ-4-ブロモメチル-2-フルオロベンゼン、ピロリジン、および参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、実施例10、参考例90と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.77-1.86 (8H, m), 2.09-2.25 (2H, m), 2.41-2.75 (9H, m), 3.04-3.06 (2H, m), 3.56 (2H, s), 7.01-7.32 (7H, m).
参考例101
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[3-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
1-ブロモ-4-ブロモメチル-3-フルオロベンゼン、ピロリジン、および参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、実施例10、参考例90と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.69-1.84(8H,m), 2.12-2.25 (2H, dt like), 2.43-2.75 (9H, m), 3.05-3.11 (2H, d like), 3.65 (2H, s), 7.03-7.17 (4H, m), 7.24-7.34 (3H, m).
FABMS(pos) 425 [M+H]+
参考例102
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[2-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
1-(4-ブロモ-3-メチルベンジル)ピロリジンと参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、参考例90と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。

1H-NMR (CDCl3) δ:1.73-1.92 (8H, m), 2.14-2.23 (2H, m), 2.34 and 2.40 (3H, s), 2.44-2.52 (5H, m), 2.60-2.75 (4H, m), 3.07-3.11 (2H, m), 3.55 and 3.57 (2H, s), 7.12-7.28 (7H, m).
参考例103
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[3-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
1-(4-ブロモ-2-メチルベンジル)ピロリジンと参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、参考例90と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.75-1.81 (8H, m), 2.14-2.22 (2H, m), 2.31 and 2.35 (3H, s), 2.44-2.54 (5H, m), 2.59-2.64 (2H, m), 2.69-2.75 (2H, m), 3.06-3.10 (2H, m), 3.55 and 3.58 (2H, s), 7.12-7.29 (7H, m).
参考例104
4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[6-(1-ピロリジニルメチル)-3-ピリジル]-3-ブチニル}ピペリジン
Figure 0004630555
参考例84 で得られた5-ブロモ-2-(1-ピロリジニルカルボニル)ピリジン(500mg, 2.00mmol)のエーテル(20ml)溶液に水素化アルミニウムリチウム(150mg, 4.00mmol)を添加し、15分間攪拌した。反応溶液に酢酸エチル(5ml)、水(5ml)を順次加え、セライトを用いてろ過した。ろ液を酢酸エチル(20ml)水(20ml)で分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた5-ブロモ-2-(1-ピロリジニルメチル)ピリジンと参考例77 で得られた1-(3-ブチニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジンを用いて、参考例90と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.71-1.83 (8H, m), 2.13-2.25 (2H, m), 2.44-2.77 (9H, m), 3.05-3.11 (2H, br m), 3.76 (2H, s), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.27-7.35 (3H, m), 7.64 (1H, dd, J = 2.2 Hz, 8.2 Hz), 8.57 (1H, d, J = 2.2 Hz).
FABMS(pos) 408 [M+H]+
参考例105
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[2-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン 2塩酸塩
Figure 0004630555
参考例100 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[2-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジンを用いて、参考例91と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (free base , CDCl3) δ:1.66-2.11 (10H, m), 2.40-2.51 (9H, m), 2.95-3.06 (4H, m), 3.64 (2H, s), 7.08-7.28 (6H, m), 7.83 (1H, t, J = 8.0 Hz).
FABMS(pos) 443 [M+H]+
参考例106
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[3-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例101 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[3-フルオロ-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジンを用いて、参考例91と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.54-1.82 (8H, m), 1.94-2.08 (2H, m), 2.39-2.60 (9H, m), 2.93-3.00 (4H, m), 3.73 (2H, s), 7.08-7.26 (5H, m), 7.48-7.76 (2H, m).
FABMS(pos) 443 [M+H]+
参考例107
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[2-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例102 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[2-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジンを用いて、参考例91と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.70-1.81 (8H, m), 1.90-2.04 (4H, m), 2.34 and 2.38 (3H, s), 2.34-2.50 (9H, m), 2.90-3.05 (2H, m), 3.57 and 3.61 (2H, s), 7.03-7.27 (6H, m), 7.63-7.67 (1H, m).
FABMS(pos) 439 [M+H]+
参考例108
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[3-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例103 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[3-メチル-4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-3-ブチニル}ピペリジンを用いて、参考例91と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.64-1.80 (8H, m), 1.93-2.09 (4H, m), 2.36 and 2.41 (3H, s), 2.36-2.55 (9H, m), 2.94-3.04 (2H, m), 3.59 and 3.62 (2H, s), 7.08-7.31 (6H, m), 7.75-7.78 (1H, m).
FABMS(pos) 439 [M+H]+
参考例109
4-[4-(4-クロロフェニル)-1-ピペリジニル]-1-[6-(1-ピロリジニルメチル)-3-ピリジル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例104 で得られた4-(4-クロロフェニル)-1-{4-[6-(1-ピロリジニルメチル)-3-ピリジル]-3-ブチニル}ピペリジンを用いて、参考例91と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.53-1.81 (8H, m), 1.97-2.08 (2H, m), 2.41-2.70 (9H, m), 2.97-3.03 (4H, m), 3.84 (2H, s), 7.09 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.24 (2H, d overlapping with CDCl3, 7.54 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.23 (1H, dd, J = 1.9 Hz, 8.4 Hz), 9.13 (1H, d, J = 1.9 Hz)
FABMS(pos) 426 [M+H]+
参考例110
4-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-1-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]-1-ブタノン
Figure 0004630555
1-(4-ブロモベンジル)ピロリジン(240mg, 1.00mmol)のTHF (7ml)溶液にn-ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.6M, 0.63ml)を窒素雰囲気下-78℃で滴下した。得られる溶液を-78℃で30分間攪拌後-40℃に昇温し、参考例85 で得られた4-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-N-メトキシ-N-メチルブタンアミド(320mg, 1.00mol)のTHF(3ml)溶液を滴下した。得られる溶液を-40℃で30分間攪拌した後、室温で16時間攪拌した。反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(40ml)にあけ、酢酸エチル(40ml x2)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=20:1)により精製し、得られた無色固体をイソプロピルエーテル中で破砕して表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.76-1.82 (4H, m), 2.04-2.18 (2H, m), 2.47-2.54 (4H, m), 2.76 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.00 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.65 (2H, s), 7.28 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.36-7.53 (8H, m), 7.88 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:114-115℃(イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 418 [M+H]+
参考例111
1-フェニル-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}-1-ブタノン 塩酸塩
Figure 0004630555
フェニルマグネシウムブロミド(2mol/l THF溶液、1.6ml)のトルエン(7ml)溶液に氷冷下、参考例89 で得られたN-メトキシ-N-メチル-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}ブタンアミド(200mg, 0.66mmol)のトルエン(3ml)溶液を窒素雰囲気下滴下した。室温で1時間攪拌後、反応溶液を水(40ml)にあけ、酢酸エチル(40ml x2)で抽出した。抽出液を10%炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)により精製し、無色油状物を得た。該油状物を酢酸エチル(10ml)に溶解し、氷冷下で4N-塩酸(酢酸エチル溶液;0.2ml)を滴下して5分間攪拌し、減圧下溶媒を留去した。残渣をイソプロピルエーテルおよびヘキサンを用いて粉末化し、ヘキサンで洗浄して表題化合物を得た。
1H-NMR (free base, CDCl3) δ:1.39 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.73-1.77 (4H, m), 2.03-2.12 (2H, m), 2.34-2.37 (2H, m), 2.53-2.59 (2H, m), 2.70 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.98 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.15 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.23-7.35 (3H, m), 7.40-7.44 (2H, m), 7.92 (2H, d like).
融点:116-117℃(ヘキサン)
FABMS(pos) 322 [M+H]+
参考例112
1-[1,1'-ビフェニル-4-イル]-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例89 で得られたN-メトキシ-N-メチル-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}ブタンアミドと4-ビフェニルマグネシウムブロミドを用いて参考例111と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.39 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.71-1.80 (4H, m), 2.10 (2H, m), 2.34-2.39 (2H, m), 2.51-2.56 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.01 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.16 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.15 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.24-7.27 (2H, m), 7.37-7.50 (3H, m), 7.60-7.68 (4H, m), 7.99 (2H, m).
融点:70-72℃(ヘキサン)
FABMS(pos) 398 [M+H]+
参考例113
1-(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}-1-ブタノン
Figure 0004630555
参考例89 で得られたN-メトキシ-N-メチル-4-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}ブタンアミドと4-ブロモ-4'-クロロビフェニルを用いて参考例110と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.39 (3H, d, J = 6.6 Hz),1.73-1.75 (4H, m), 2.09 (2H, m), 2.34-2.41 (2H, m), 2.51-2.61 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.7 Hz), 3.00 (2H, t, J = 7.7 Hz), 3.16 (1H, q, J = 6.6 Hz), 7.15 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.26 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.99 (2H, d, J = 8.2 Hz).
融点:81-82℃(ヘキサン)
FABMS(pos) 432 [M+H]+
参考例114
1-[1-(4-{3-[(4'-クロロ-1,1'-ビフェニル-4-イル)スルホニル]プロピル}フェニル)エチル]ピロリジン
Figure 0004630555
1-ブロモ-4-[(3-フェニルプロピル)チオ]ベンゼン(5.00g, 16.3mmol)のクロロホルム(80ml)溶液にmCPBA(10.2g, 40.7mmol)を加え、室温で2時間攪拌後、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルに溶かし、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=3:1) により精製して、ヘキサンで粉末にすることにより、スルホン誘導体 (4.81g) を得た。この化合物を用いて、参考例19-21、実施例10、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.37 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.76 (4H, m), 2.07 (2H, m), 2.32 (2H, m), 2.51 (2H, m), 2.69 (2H, m), 3.13 (3H, m), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.46 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.92 (2H, d, J = 8.7 Hz).
実施例1
4-(4-クロロフェニル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミン(229mg, 1.12mmol) のジメチルアセトアミド(5.6ml)溶液に0℃でカルボニルジイミダゾール(218mg, 1.34mmol)を加え1時間攪拌した後、4-(4-クロロフェニル)ピペリジン塩酸塩(286mg, 1.23mmol) を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=3:1) により精製して、ヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物 (151mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.57 (2H, m), 1.77 (5H, m), 2.49 (4H, m), 2.63 (1H, m), 2.83 (4H, m), 3.50 (2H, m), 3.58 (2H, m), 3.99 (2H, m), 4.48 (1H, m), 7.13 (4H, m), 7.27 (4H, m).
融点:116-117℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 426 [M+H]+
実施例2
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミン(108mg, 0.529mmol)、4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸(148mg, 0.624mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(71.4mg, 0.624mmol)のジメチルホルムアミド(1.5ml)溶液に0℃でエチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(122mg, 0.624mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をNH-シリカカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (112mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 2.83 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.47 (2H, m), 3.51 (2H, s), 7.20 (4H, m), 7.53 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.76 (4H, m), 7.91 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.62 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:165-167℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
実施例3
4-ペンチル-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.86 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.27 (4H, m), 1.57 (2H, m), 1.67 (4H, m), 2.41 (4H, m), 2.60 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.81 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.44 (2H, m), 3.52 (2H, s), 7.18 (4H, m), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.44 (1H, m).
融点:91-93℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 379 [M+H]+
実施例4
4-(2-オキソペンチル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.82 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.48 (2H, m), 1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 2.44 (2H, m), 2.81 (2H, m), 3.48 (2H, m), 3.51 (2H, s), 3.81 (2H, s), 7.19 (4H, m), 7.24 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.2 Hz), 8.50 (1H, m).
融点:115-117℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 393 [M+H]+
実施例5
4-ブロモ-2-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例13 で得られたtert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピルカルバメートを用いて、参考例4、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.33 (3H, d, J = 7.2 Hz), 1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 3.03 (1H, m), 3.46 (1H, m), 3.59 (2H, s), 3.79 (1H, m), 6.50 (1H, m), 7.16-7.30 (5H, m), 7.37 (1H, m), 7.92 (1H, m).
融点:80-82℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
実施例6
4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例5で得られた4-ブロモ-2-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピル}ベンズアミド(300mg, 0.715mmol) 、4-クロロフェニルボロン酸 (224mg, 1.43mmol) と2N炭酸ナトリウム水溶液 (715ml) のテトラヒドロフラン溶液(7ml)にテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム (24.8mg, 21.5mmol) を窒素雰囲気下加えた。これを90℃で16時間攪拌した後、室温にまで冷却した。反応液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製して、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (142mg) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.24 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.67 (4H, m), 2.41 (4H, m), 3.03 (1H, m), 3.40 (2H, m), 3.53 (2H, s), 7.22 (4H, m), 7.52-7.65 (5H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.6 Hz), 8.33 (1H, m).
融点:119-121℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 451 [M+H]+
実施例7
4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.68 (4H, m), 2.42 (4H, m), 2.83 (2H, m), 3.48 (2H, m), 3.54 (2H, s), 7.21 (4H, m), 7.53-7.70 (5H, m), 7.79 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.39 (1H, m).
融点:128-131℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 437 [M+H]+
実施例8
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例13 で得られたtert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピルカルバメートを用いて、参考例4、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.23 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.68 (4H, m), 2.43 (4H, m), 3.09 (1H, m), 3.33-3.44 (2H, m), 3.56 (2H, s), 7.22 (4H, m), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.75 (4H, m), 7.88 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.55 (1H, m).
融点:156-157℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 433 [M+H]+
実施例9
4-ペンチル-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例13 で得られたtert-ブチル 2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]プロピルカルバメートを用いて、参考例4、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.85 (3H, t, J = 6.8 Hz), 1.22 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.28 (4H, m), 1.57 (2H, m), 1.67 (4H, m), 2.39 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.04 (1H, m), 3.37 (2H, m), 3.51 (2H, s), 7.20 (6H, m), 7.68 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.38 (1H, m).
融点:91-92℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 393 [M+H]+
実施例10
4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555

参考例21 で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-クロロエチル)フェニル]エチル}ベンズアミド(1.49g, 4.06mmol)、ピロリジン(1.02ml, 12.2mmol)と炭酸カリウム(1.68g, 12.2mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を80℃で16時間攪拌した。反応液にジエチルエーテルを加え、飽和食塩水で洗浄後、1規定塩酸で抽出した。抽出液をジエチルエーテルで洗浄後、炭酸カリウムを加えて塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテル-ヘキサン(1:1)で粉末にすることにより、表題化合物 (1.00g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.26 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.64 (4H, m), 2.25 (2H, m), 2.42 (2H, m), 2.81 (2H, m), 3.14 (1H, m), 3.46 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.66 (1H, t, J = 6.0 Hz).
融点:124-126℃(酢酸エチル-ヘキサン)
FABMS(pos) 401 [M+H]+
実施例11
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.27 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.64 (4H, m), 2.27 (2H, m), 2.44 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.15 (1H, m), 3.49 (2H, m), 7.20 (4H, m), 7.53 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.75 (4H, m), 7.91 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.62 (1H, t, J = 5.4 Hz).
融点:152-153℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 433 [M+H]+
実施例12
4'-メトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.27 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.64 (4H, m), 2.28 (2H, m), 2.43 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.17 (1H, m), 3.52 (2H, m), 3.81 (3H, s), 7.04 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.24 (4H, m), 7.68 (4H, m), 7.88 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.58 (1H, t, J = 6.0 Hz).
融点:163-165℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 429 [M+H]+
実施例13
4'-フルオロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.27 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.64 (4H, m), 2.28 (2H, m), 2.42 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.16 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.15-7.36 (6H, m), 7.72-7.81 (4H, m), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.62 (1H, t, J = 5.2 Hz).
融点:141-143℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 417 [M+H]+
実施例14
4'-メチル-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.28 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.65 (4H, m), 2.29 (2H, m), 2.35 (3H, s), 2.43 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.15 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.16-7.26 (4H, m), 7.29 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.90 (2H, d, J = 8.0 Hz), 8.60 (1H, m).
融点:160-163℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 413 [M+H]+
実施例15
N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.27 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.64 (4H, m), 2.27 (2H, m), 2.44 (2H, m), 2.84 (2H, m), 3.15 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.84 (4H, m), 7.95 (4H, m), 8.66 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:149-151℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 467 [M+H]+
実施例16
N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.28 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.65 (4H, m), 2.29 (2H, m), 2.43 (2H, m), 2.83 (2H, m), 3.17 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.78 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.86 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.65 (1H, t, J = 5.4 Hz).
融点:135-137℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 483 [M+H]+
実施例17
6-(4-メトキシフェニル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ニコチンアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.60 (2H, s), 3.75 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.87 (3H, s), 6.14 (1H, t, J = 5.9 Hz), 7.01 (2H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.31 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.72 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.99 (2H, m), 8.07 (1H, dd, J = 8.2, 2.4 Hz), 8.87 (1H, d, J = 1.8 Hz).
融点:177-178℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例18
4'-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.73 (2H, q, J = 6.7 Hz), 6.13 (1H, t, J = 5.5 Hz), 7.13 (2H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.29 (2H, m), 7.55 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:178-179℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例19
4-(ベンジルオキシ)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, q, J = 6.7 Hz), 5.09 (2H, s), 6.00 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.95 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.37 (5H, m), 7.63 (2H, d, J=9.4 Hz).
融点:131℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例20
2-フルオロ-4-(3-メチルブトキシ)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.68 (2H, m), 1.79 (5H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.71 (2H, m), 4.00 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.55 (1H, dd, J = 14.2, 2.2 Hz), 6.66 (1H, m), 6.75 (1H, dd, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.02 (1H, t, J = 9.2 Hz).
融点:86-87℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例21
3,4'-ジフルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.60 (2H, s), 3.75 (2H,m), 6.79 (1H, m), 7.20 (8H, m), 7.43 (1H, dd, J = 8.1, 1.8 Hz), 7.55 (2H, m).
融点:139-140℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例22
4-ブトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.49 (2H, m), 1.78 (6H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.99 (2H, t, J = 6.5 Hz), 6.02 (1H, t, J = 5.8 Hz), 6.88 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.29 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:114℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例23
3'-イソブチリルアミノ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.78 (4H, m), 2.53 (5H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.60 (2H, s), 3.73 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.16 (1H, t, J = 5.6 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.30 (3H, m), 7.34 (1H, t, J = 1.5 Hz), 7.40 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.49 (1H, m), 7.62 (2H, m), 7.73 (2H, m), 7.89 (1H, s).
融点:185-186℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例24
4-(2-オキソ-2-フェニルエチル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.91 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.60 (2H, s), 3.70 (2H, m), 4.32 (2H, s), 6.08 (1H, t, J = 5.9 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.29 (4H, m), 7.46 (2H, m), 7.58 (1H, m), 7.65 (2H, d, J=8.5 Hz), 8.00 (2H, m).
融点:148℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例25
N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.60 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.13 (1H, t, J = 5.0 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (2H, m), 7.62 (2H, m), 7.70 (4H, m), 7.77 (2H, d, J=8.6 Hz).
融点:185-186℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例26
N-(2-{4-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}エチル)-4'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例5で得られたN-[4-(2-アミノエチル)ベンジル]-N,N-ジメチルアミン トリフルオロ酢酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.24 (6H, s), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.40 (2H, s), 3.73 (2H, q, J = 6.8 Hz), 3.85 (3H, s), 6.13 (1H, t, J = 6.1 Hz), 6.98 (2H, m), 7.20 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.26 (2H, m), 7.55 (4H, m), 7.72 (2H, d, J=8.5 Hz).
融点:197℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例27
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (2H, m), 1.56 (4H, m), 2.37 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.45 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.15 (1H, t, J = 5.7 Hz), 7.19 (2H, m), 7.28 (2H, m), 7.42 (2H, m), 7.53 (2H, m), 7.58 (2H, m), 7.76 (2H, d, J=8.4 Hz).
融点:176℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例28
4'-クロロ-N-(2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.28 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.50 (2H, s), 3.73 (2H, m), 6.16 (1H, t, J = 5.9 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.29 (2H, m), 7.50 (6H, m), 7.76 (2H, m).
融点:177℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例29
4'-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.37 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.45 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.15 (1H, t, J = 5.6 Hz), 7.15 (4H, m), 7.29 (2H, m), 7.56 (4H, m), 7.75 (2H,m).
融点:175℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例30
4'-フルオロ-N-(2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.28 (3H, s), 2.47 (8H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.50 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.14 (1H, t, J = 5.6 Hz), 7.14 (2H, m) 7.20 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.29 (2H, m), 7.56 (4H, m), 7.76 (2H, d, J = 8.5 Hz).
融点:170℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例31
N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例10で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.28 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.65 (4H, m), 2.28 (2H, m), 2.45 (2H, m), 2.84 (2H, m), 3.16 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, m), 7.50 (2H, m), 7.73 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.64 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:136-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 399 [M+H]+
実施例32
4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
4-ブロモ-N-(2-フェニルエチル)ベンズアミドを用いて、参考例19-21、実施例10と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.59 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.63 (5H, m), 1.85 (1H, m), 2.27 (2H, m), 2.49 (2H, m), 2.79 (2H, m), 2.99 (1H, m), 3.47 (2H, m), 7.17 (4H, m), 7.66 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.65 (1H, m).
融点:90-92℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 415 [M+H]+
実施例33
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例32で得られた4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)ベンズアミドを用いて、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.60 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.63 (5H, m), 1.85 (1H, m), 2.27 (2H, m), 2.43 (2H, m), 2.84 (2H, m), 2.98 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.33 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.77 (4H, m), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.62 (1H, m).
融点:151-153℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 447 [M+H]+
実施例34
4'-クロロ-N-[2-(4-{1-[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]エチル}フェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例21で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-クロロエチル)フェニル]エチル}ベンズアミドを用いて、実施例10、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.69 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.08 (3H, d, J = 6.6 Hz),
1.27 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.44-1.61 (6H, m), 2.57 (1H, m), 2.82 (2H, m), 3.02 (1H, m), 3.50 (2H, m), 4.02 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.33 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.77 (4H, m), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.62 (1H, m).
融点:137-139℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
実施例35
4'-クロロ-N-[2-(4-{1-[3-(メチルスルホニル)-1-ピロリジニル]エチル}フェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例21で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-クロロエチル)フェニル]エチル}ベンズアミドを用いて、実施例10、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.29 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.07 (2H, m), 2.37 (1H, m), 2.62-2.87 (5H, m), 2.89, 2.90 (3H, sx2), 3.26 (1H, m), 3.51 (2H, m), 3.70 (1H, m), 7.21 (4H, m), 7.53 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.76 (4H, m), 7.91 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.63 (1H, t, J = 5.4 Hz).
元素分析値 C28H31ClN2O3Sとして
計算値:C, 65.80; H, 6.11; N, 5.48.
実験値:C, 65.66; H, 6.13; N, 5.39.
FABMS(pos) 511 [M+H]+
実施例36
4'-クロロ-N-(2-{4-[2-メチル-1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
4-ブロモ-N-(2-フェニルエチル)ベンズアミドを用いて、参考例19-21、実施例10、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.71 (6H, m), 1.62 (4H, m), 2.15 (1H, m), 2.30-2.35 (4H, m), 2.84 (2H, m), 2.98 (1H, m), 3.50 (2H, m), 7.15 (4H, m), 7.55 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.77 (4H, m), 7.91 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.65 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:143-145℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 461 [M+H]+
実施例37
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(4-チオモルホリニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例21で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-クロロエチル)フェニル]エチル}ベンズアミドを用いて、実施例10、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.28 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.56 (4H, m), 2.59 (4H, m), 2.84 (2H, m), 3.49 (2H, m), 3.57 (1H, m), 7.20 (4H, m), 7.54 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.74 (4H, m), 7.91 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.63 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:168-169℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル-ヘキサン)
FABMS(pos) 465 [M+H]+
実施例38
4-ペンチル-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.88 (3H, t, J = 6.3 Hz), 1.31 (4H, m), 1.40 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.61 (2H, t, J = 8.1 Hz), 1.76 (4H, m), 2.38 (2H, m), 2.55 (2H, m), 2.63 (2H, t, J = 7.1 Hz), 2.91 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.18 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.70 (2H, q, J = 6.9 Hz), 6.09 (1H, m), 7.18 (4H, m), 7.28 (2H, m), 7.59 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:76-77℃(酢酸エチル-ヘキサン)
ESIMS(pos) 393 [M+H]+
実施例39
4-ブトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.40 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.48 (2H, m), 1.73 (6H, m), 2.36 (2H, m), 2.57 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.18 (1H, q, J = 6.3 Hz), 3.71 (2H, q, J = 7.2 Hz), 3.99 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.04 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.17 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.7 Hz).
融点:99-100℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例40
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.35 (2H, m), 0.64 (2H, m), 1.28 (1H, m), 1.40 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.76 (4H, m), 2.39 (2H, m), 2.54 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.18 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.83 (2H, d, J = 7.0 Hz), 6.04 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.17 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:122-123℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例41
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.39 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.76 (4H, m), 2.36 (2H, m), 2.54 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.16 (1H, q, J = 6.2 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.2 Hz), 5.10 (2H, s), 6.03 (1H, m), 6.96 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.26-7.41 (7H, m), 7.64 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:132-133℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例42
4-(2-オキソ-2-フェニルエチル)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.53 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.84 (4H, m), 2.60 (2H, m), 2.79 (2H, m), 2.92 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.46 (1H, q, J = 7.0 Hz), 3.69 (2H, q, J = 7.0 Hz), 4.32 (2H, s), 6.30 (1H, m), 7.18-7.68 (11H, m), 8.00 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:123-124℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例43
2-フルオロ-4-(3-メチル-2-オキソブチル)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.12 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.39 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.76 (4H, m), 2.36 (2H, m), 2.52 (2H, m), 2.71 (1H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.17 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.71 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.77 (2H, s), 6.72 (1H, m), 6.93 (1H, d, J = 12.9 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.02 (1H, t, J = 8.1 Hz).
融点:97-98℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例44
N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4-ペンチルベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.85, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 0.89 (3H, m), 1.25 (6H, m), 1.37, 1.47 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.39-1.52 (2H, m), 1.62-1.87 (4H, m), 2.38-2.59 (2H, m), 2.77 (1H, m), 2.90 (2H, m), 3.70 (2H, m), 3.85 (1H, m), 6.12 (1H, m), 7.13-7.38 (6H, m), 7.62 (2H, m).
FABMS(pos) 407 [M+H]+
実施例45
4-ブトキシ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.85, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 0.97 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.37, 1.47 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.39-1.52 (2H, m), 1.62-1.87 (6H, m), 2.38-2.59 (2H, m), 2.77 (1H, m), 2.90 (2H, m), 3.70 (2H, m), 3.85 (1H, m), 3.96 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.14 (1H, m), 6.86 (2H, m), 7.10-7.34 (4H, m), 7.64 (2H, m).
FABMS(pos) 409 [M+H]+
実施例46
4-(4-メチル-2-オキソペンチル)-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.84, 1.09 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 0.88 (7H, m), 1.37, 1.45 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.59-2.16 (4H, m), 2.31-2.58 (4H, m), 2.74 (1H, m), 2.88 (2H, m), 3.74 (4H, m), 3.86 (1H, m), 6.29 (1H, m), 7.14-7.43 (6H, m), 7.65 (2H, m).
FABMS(pos) 435 [M+H]+
実施例47
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.85, 1.09 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.33, 1.45 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.62-1.87 (4H, m), 2.36-2.54 (2H, m), 2.74 (1H, m), 2.89 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.85 (1H, m), 5.08 (2H, s), 6.14 (1H, m), 6.95 (2H, m), 7.18-7.43 (9H, m), 7.67 (2H, m).
FABMS(pos) 443 [M+H]+
実施例48
N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(2-オキソ-2-フェニルエチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.83, 1.09 (3H, dx2, J = 6.3 Hz), 1.35, 1.44 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.53-1.90 (4H, m), 2.35-2.56 (2H, m), 2.74 (1H, m), 2.90 (2H, m), 3.70 (2H, m), 3.79 (1H, m), 4.31 (2H, s), 6.31 (1H, m), 7.13-7.68 (11H, m), 8.00 (2H, m).
FABMS(pos) 455 [M+H]+
実施例49
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.34 (2H, m), 0.64 (2H, m), 0.84, 1.08 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.25 (1H, m), 1.35, 1.42 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.53-1.94 (4H, m), 2.33-2.55 (2H, m), 2.73 (1H, m), 2.89 (2H, m), 3.68 (3H, m), 3.82 (2H, d, J = 6.3 Hz), 6.27 (1H, m), 6.85 (2H, m), 7.17 (3H, m), 7.28 (1H, m), 7.65 (2H, m).
FABMS(pos) 407 [M+H]+
実施例50
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.85, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.35, 1.46 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.55-1.92 (4H, m), 2.35-2.56 (2H, m), 2.76 (1H, m), 2.90 (2H, m), 3.73 (2H, m), 3.85 (1H, q, J = 6.9 Hz), 6.37 (1H, m), 7.18 (2H, m), 7.47-7.55 (8H, m), 7.76 (2H, m).
FABMS(pos) 447 [M+H]+
実施例51
4'-フルオロ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.87, 1.11 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.39, 1.47 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.58-1.90 (4H, m), 2.45-2.58 (2H, m), 2.83 (1H, m), 2.92 (2H, m), 3.74 (2H, m), 3.90 (1H, q, J = 6.9 Hz), 6.23 (1H, m), 7.10-7.45 (6H, m), 7.59 (4H, m), 7.76 (2H, m).
FABMS(pos) 431 [M+H]+
実施例52
N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.86, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.35, 1.45 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.54-2.00 (4H, m), 2.36-2.57 (2H, m), 2.73 (1H, m), 2.93 (2H, m), 3.74 (2H, m), 3.90 (1H, q, J = 6.9 Hz), 6.44 (1H, m), 7.20-7.79 (10H, m), 7.76 (2H, m).
FABMS(pos) 481 [M+H]+
実施例53
4'-メトキシ-N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.86, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.35, 1.46 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.56-2.04 (4H, m), 2.41-2.53 (2H, m), 2.75 (1H, m), 2.92 (2H, m), 3.75 (3H, m), 3.85 (3H, s), 6.31 (1H, m), 6.76 (2H, m), 6.96 (2H, m), 7.20 (2H, m), 7.40-7.54 (4H, m), 7.73 (2H, m).
FABMS(pos) 443 [M+H]+
実施例54
N-(2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例16で得られた2-{4-[1-(2-メチル-1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.85, 1.10 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.36, 1.44 (3H, dx2, J = 6.6 Hz), 1.59-2.07 (4H, m), 2.37-2.54 (2H, m), 2.77 (1H, m), 2.93 (2H, m), 3.75 (2H, m), 3.84 (1H, q, J = 6.9 Hz), 6.15 (1H, m), 7.15-7.32 (6H, m), 7.59 (4H, m), 7.76 (2H, m).
FABMS(pos) 497 [M+H]+
実施例55
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.55 (4H, m), 2.36 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.16 (1H, m), 7.17-7.27 (4H, m), 7.41 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.57 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.75 (2H, d, J = 7.8 Hz).
融点:152-153℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例56
4'-フルオロ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.54 (4H, m), 2.35 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.39 (1H, q, J = 7.2 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.0 Hz), 6.15 (1H, m), 7.10-7.27 (6H, m), 7.55 (4H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.0 Hz).
融点:133-134℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例57
4'-メトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.38 (2H, m), 1.55 (4H, m), 2.35 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.74 (2H, q, J = 6.3 Hz), 3.85 (3H, s), 6.14 (1H, m), 6.97 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.17-7.27 (4H, m), 7.52-7.59 (4H, m), 7.72 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:156-157℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例58
4'-メチル-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.38 (2H, m), 1.53 (4H, m), 2.34 (4H, m), 2.41 (3H, s), 2.93 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.37 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.15 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (4H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:172-173℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例59
N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.54 (4H, m), 2.34 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.16 (1H, m), 7.17-7.37 (4H, m), 7.37-7.47 (3H, m), 7.60 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:136-137℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例60
N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.55 (4H, m),
2.35 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.74 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.17 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (4H, m), 7.59 (4H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:138-139℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例61
N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.35 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.40 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.74 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.16 (1H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.20 (2H, m), 7.61-7.73 (6H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:150-152℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例62
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.38 (2H, m), 1.53 (4H, m), 2.34 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.38 (1H, q, J = 6.8 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.2 Hz), 5.09 (2H, s), 6.02 (1H, m), 6.95 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15-7.40 (9H, m), 7.62 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:124-125℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例63
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.34 (2H, m), 0.65 (2H, m), 1.25 (1H, m), 1.35 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.38 (2H, m), 1.53 (4H, m), 2.34 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.38 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H, d, J = 6.8 Hz), 6.03 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.16 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.23 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:141-142℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例64
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.11 (2H, m), 0.48 (2H, m), 0.85 (1H, m), 1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.38 (2H, m), 1.55 (4H, m), 1.75 (2H, q, J = 6.6 Hz), 2.36 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.40 (1H, q, J = 6.8 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 4.05 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.04 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.23 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:125-126℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例65
4-イソブトキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.36 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.38 (2H, m), 1.55 (4H, m), 2.09 (1H, m), 2.34 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.8 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.03 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.15 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.23 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:93-94℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例66
4-イソペンチルオキシ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.95 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.35 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.38 (2H, m), 1.53 (4H, m), 1.71 (2H, m), 1.83 (1H, m), 2.34 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.38 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.6 Hz), 4.00 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.03 (1H, m), 6.86 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.16 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.31 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:91-92℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例67
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.75 (3H, m), 6.15 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.32 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.52 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:147-148℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例68
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.61 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.75 (3H, m), 6.15 (1H, m), 7.10-7.25 (4H, m), 7.32 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.54 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:128-129℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例69
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.58 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.72 (3H, m), 3.86 (3H, s), 6.14 (1H, m), 6.99 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16-7.35 (4H, m), 7.56 (4H, m), 7.73 (2H, d, J = 8.0 Hz).
融点:136-137℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例70
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-メチル[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.40 (3H, s), 2.61 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.74 (3H, m), 6.14 (1H, m), 7.16-7.35 (6H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.0 Hz).
融点:146-148℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例71
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.75 (3H, m), 6.18 (1H, m), 7.18-7.48 (7H, m), 7.61 (4H, m), 7.76 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:104-105℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例72
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.57 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.75 (3H, m), 6.16 (1H, m), 7.16-7.33 (6H, m), 7.78 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:97-99℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例73
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.75 (3H, m), 6.19 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.32 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.66 (6H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:107-109℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例74
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(ベンジルオキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.57 (8H, m), 2.61 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.73 (3H, m), 5.10 (2H, s), 6.02 (1H, m), 6.90 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14-7.40 (9H, m), 7.64 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:121-122℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例75
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.37 (2H, m), 0.65 (2H, m), 1.27 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.57 (8H, m), 2.61 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.68 (3H, m), 3.82 (2H, d, J = 7.0 Hz), 6.02 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.31 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.8 Hz).
融点:95-96℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例76
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(2-シクロプロピルエトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.11 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (8H, m), 1.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 2.61 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.75 (3H, m), 4.05 (2H, t, J = 6.9 Hz), 6.01 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.31 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.7 Hz).
融点:87-88℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例77
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(イソブトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.33 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.58 (8H, m), 2.08 (1H, m), 2.61 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.72 (5H, m), 6.13 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.7 Hz).
融点:76-77℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例78
N-(2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチル)-4-(イソペンチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例17で得られた2-{4-[1-(1-アゼパニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.35 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (8H, m), 1.69 (2H, q, J = 6.6 Hz), 1.83 (1H, m), 2.61 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.70 (3H, m), 4.00 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.03 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.15 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.31 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.7 Hz).
融点:78-79℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例79
4'-メトキシ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.25 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.92 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.35 (1H, q, J = 6.9 Hz), 3.72 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.85 (3H, s), 6.15 (1H, m), 6.97 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.57 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:152-154℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例80
4'-メチル-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.26 (3H, s), 2.40 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.35 (1H, q, J = 6.9 Hz), 3.72 (2H, q, J = 6.9 Hz), 6.15 (1H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (4H, m), 7.49 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.1 Hz).
融点:165-167℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例81
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.56 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.89 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.34 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.3 Hz), 5.09 (2H, s), 6.05 (1H, m), 6.96 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.39 (5H, m), 7.65 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:129-130℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例82
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.34 (2H, m), 0.63 (2H, m), 1.26 (1H, m), 1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.26 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.92 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.33 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.82 (2H, d, J = 6.9 Hz), 6.02 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.63 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:117-119℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例83
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.11 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.85 (1H, m), 1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 2.26 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.34 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 4.06 (2H, t, J = 6.9 Hz), 6.04 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:102-103℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例84
4-イソブトキシ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.35 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.08 (1H, m), 2.26 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.34 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.04 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:92-93℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例85
4-イソペンチルオキシ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.35 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.68 (2H, q, J = 6.6 Hz), 1.83 (1H, m), 2.26 (3H, s), 2.42 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.35 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.6 Hz), 4.01 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.04 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.26 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:91-92℃(酢酸エチル-ヘキサン)
実施例86
4-ブロモ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.12-2.64 (11H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.36 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.70 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.11 (1H, br), 7.10-7.30 (4H, m), 7.55 (4H, s-like).
融点:110-112℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例87
4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.20-2.66 (11H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.36 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.6 Hz), 6.15 (1H, br), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.52 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.58 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.5 Hz).
融点:151-152℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例88
4'-フルオロ-N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.17-2.63 (11H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.36 (1H, q, J = 7.0 Hz), 3.73 (2H, q, J = 6.4 Hz), 6.16 (1H, br), 7.08-7.32 (6H, m), 7.48-7.64 (4H, m), 7.76 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:134-135℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例89
N-(2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチル)-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例18で得られた2-{4-[1-(4-メチル-1-ピペラジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 2.15-2.65 (11H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.37 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.74 (2H, q, J = 6.5 Hz), 6.17 (1H, br), 7.13-7.36 (6H, m), 7.54-7.68 (4H, m), 7.78 (2H, d, J = 8.4 Hz).
融点:140-143℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例90
4'-クロロ-3-フルオロ-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン三塩酸塩を用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.28 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.1 Hz), 3.49 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.75 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (3H, m), 7.43 (3H, m), 7.51 (2H, m), 8.15 (1H, t, J = 8.3 Hz).
融点:116-117℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例91
4'-フルオロ-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.46 (1H, m), 1.67 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.10 (1H, q, J = 9.0 Hz), 2.38 (1H, m), 2.88 (1H, d, J = 2.7 Hz), 2.93 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.12 (1H, d, J = 12.7 Hz), 3.73 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 12.9 Hz), 6.12 (1H, m), 7.13 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.28 (2H, m), 7.55 (4H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:172-173℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例92
4'-クロロ-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.45 (1H, m), 1.67 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.10 (1H, q, J = 8.8 Hz), 2.38 (1H, m), 2.88 (1H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.11 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.73 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 12.7 Hz), 6.13 (1H, t, J = 5.5 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.41 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.57 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.5 Hz).
融点:176-177℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例93
4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.36 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.45 (2H, s), 3.75 (2H, m), 6.79 (1H, m), 7.20 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.26 (3H, m), 7.44 (3H, m), 7.52 (2H, m), 8.16 (1H, t, J = 8.3 Hz).
融点:134℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例94
4-(4-メチル-2-オキソペンチル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.88 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.79 (4H, m), 2.14 (1H, m) 2.33 (2H, d, J = 6.7 Hz), 2.52 (4H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.60 (2H, s), 3.71 (4H, m), 6.08 (1H, t, J = 5.8 Hz), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.29 (2H, m), 7.64 (2H, d, J = 8.3 Hz).
融点:137-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例95
2-フルオロ-4-(3-メチル-2-オキソブチル)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.13 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.79 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.71 (1H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.1 Hz), 3.59 (2H, s), 3.72 (2H, m), 3.77 (2H, s), 6.72 (1H, m), 6.95 (1H, dd, J = 12.8, 1.5 Hz), 7.06 (1H, dd, J = 8.1, 1.7 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.28 (2H, m), 8.03 (1H, t, J = 8.1 Hz).
融点:98-99℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例96
4-シクロプロピルメトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.27 (1H, m), 1.78 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.82 (2H, d, J = 6.8 Hz), 6.01 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.88 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:136-137℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例97
4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.60 (2H, s), 3.73 (2H, m), 3.85 (3H, s), 6.13 (1H, t, J = 6.1 Hz), 6.98 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.29 (2H, m), 7.55 (4H, m), 7.72 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:184-185℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例98
3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.59 (2H, s), 3.76 (2H, m), 6.78 (1H, m), 7.20 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (3H, m), 7.48 (1H, dd, J=8.2, 1.8 Hz), 7.70 (4H, m), 8.18 (1H, t, J = 8.2 Hz).
融点:139℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例99
3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.59 (2H, s), 3.75 (2H, m), 6.78 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.28 (5H, m), 7.44 (1H, dd, J=8.3, 1.7 Hz), 7.59 (2H, m), 8.16 (1H, t, J = 8.2 Hz).
融点:131-132℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例100
3-フルオロ-4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.60 (2H, s), 3.75 (2H, m), 3.86 (3H, s), 6.79 (1H, m), 6.99 (2H, m), 7.25 (5H, m), 7.44 (1H, dd, J=8.3, 1.7 Hz), 7.54 (2H, m), 8.13 (1H, t, J = 8.3 Hz).
融点:149℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例101
3-フルオロ-4'-メチル-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.40 (3H, s), 2.50 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.59 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.78 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (5H, m), 7.47 (3H, m), 8.12 (1H, t, J = 8.3 Hz).
融点:147-148℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例102
3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.59 (2H, s), 3.76 (2H, m), 6.79 (1H, m), 7.20 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.29 (3H, m), 7.44 (4H, m), 7.58 (2H, m), 8.15 (1H, t, J = 8.3 Hz).
融点:134-135℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例103
N-{2-[4-(1-ピロリジニルチル)フェニル]エチル}-4'-(トリフルオロメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2、実施例6と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.60 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.13 (1H, t, J = 6.2 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (4H, m), 7.59 (4H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:181-183℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例104
4'-メチル-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.79 (4H, m), 2.40 (3H, s), 2.51 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.60 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.13 (1H, t, J = 5.8 Hz), 7.20 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.27 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.30 (2H, m), 7.51 (2H, m), 7.61 (2H, m), 7.74 (2H, m).
融点:176-178℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例105
N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.78 (4H, m), 2.51 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.60 (2H, s), 3.74 (2H, m), 6.15 (1H, t, J = 5.5 Hz), 7.20 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.30 (2H, m), 7.42 (3H, m), 7.61 (4H, m), 7.76 (2H, m).
融点:169-171℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例106
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.35 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.17 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.27 (1H, m), 1.45 (1H, m), 1.68 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.09 (1H, m), 2.38 (1H, m), 2.90 (3H, m), 3.11 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.68 (2H, m), 3.82 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3.99 (1H, d, J = 12.7 Hz), 6.00 (1H, t, J = 5.4 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, m), 7.62 (2H, d, J = 9.4 Hz).
融点:116-118℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例107
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.46 (1H, m), 1.66 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.09 (1H, m), 2.38 (1H, m), 2.90 (3H, m), 3.11 (1H, d, J = 12.7 Hz), 3.69 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 12.9 Hz), 5.09 (2H, s), 6.00 (1H, t, J = 6.1 Hz), 6.96 (2H, d, J = 9.4 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, m), 7.37 (5H, m), 7.63 (2H, m).
融点:129-131℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例108
2-フルオロ-4-(3-メチルブトキシ)-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.16 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.45 (1H, m), 1.65 (2H, m), 1.68 (2H, m), 1.81 (1H, m), 1.94 (1H, m), 2.09 (1H, m), 2.37 (1H, m), 2.89 (3H, m), 3.12 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.71 (2H, m), 4.00 (3H, m), 6.56 (1H, dd, J = 14.3, 2.5 Hz), 6.68 (1H, m), 6.76 (1H, dd, J=8.9, 2.5 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, m), 8.03 (1H, t, J = 9.1 Hz).
融点:70-74℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例109
4'-クロロ-N-[2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例8で得られた2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.08 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.44 (6H, m), 2.49 (2H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.74 (4H, m), 6.13 (1H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.35 (2H, m), 7.43 (2H, m), 7.55 (4H, m), 7.75 (2H, d, J = 8.5 Hz).
融点:157-158℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例110
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.68 (2H, q, J = 6.7 Hz), 1.78 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.05 (2H, t, J = 6.7 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.9 Hz), 6.88 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.63 (2H, d, J = 9.4 Hz).
融点:129℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例111
4-イソブトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.78 (4H, m), 2.09 (1H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.74 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.01 (1H, t, J = 5.8 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:120℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例112
4-(3-メチルブトキシ)-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.68 (2H, q, J = 6.9 Hz), 1.81 (5H, m), 2.50 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.59 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.01 (2H, m), 6.00 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.87 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:106℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例113
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 1.68 (2H, q, J = 6.8 Hz), 2.36 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.44 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.05 (2H, m), 6.01 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.88 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.26 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:143℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例114
4-イソブトキシ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.09 (1H, m), 2.36 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.44 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.74 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.00 (1H, t, J = 5.9 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:139℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例115
4-(3-メチルブトキシ)-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.44 (2H, m), 1.57 (4H, m), 1.68 (2H, q, J = 6.7 Hz), 1.83 (1H, m), 2.36 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.44 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.01 (2H, m), 6.00 (1H, t, J = 5.8 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, m), 7.62 (2H, d, J = 9.3 Hz).
融点:135℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例116
4-ベンジルオキシ-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.36 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.44 (2H, s), 3.69 (2H, m), 5.09 (2H, s), 6.00 (1H, m), 6.96 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.26 (2H, m), 7.36 (5H, m), 7.63 (2H, d, J = 9.4 Hz).
融点:137-138℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例117
4-(シクロプロピルメトキシ)-N-{2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例6で得られた2-[4-(1-ピペリジニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.27 (1H, m), 1.43 (2H, m), 1.57 (4H, m), 2.37 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.44 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.82 (2H, d, J = 6.8 Hz), 6.00 (1H, t, J = 6.0 Hz), 6.88 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (2H, m), 7.62 (2H, d, J = 9.3 Hz).
融点:154℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例118
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.85 (1H, m), 1.17 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.45 (1H, m), 1.66 (4H, m), 1.94 (1H, m), 2.09 (1H, q, J = 9.0 Hz), 2.38 (1H, m), 2.90 (3H, m), 3.11 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.69 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 12.7 Hz), 4.06 (2H, m), 5.99 (1H, m), 6.88 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.27 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:115-116℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例119
4-イソブトキシ-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.16 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.46 (1H, m), 1.66 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.09 (2H, m), 2.38 (1H, m), 2.90 (3H, m), 3.11 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.69 (2H, m), 3.74 (2H, d, J = 6.6 Hz), 3.99 (1H, d, J = 12.7 Hz), 5.99 (1H, t, J = 5.0 Hz), 6.87 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.27 (2H, m), 7.62 (2H, m).
融点:105℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例120
4-(3-メチルブトキシ)-N-(2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例11で得られた2-{4-[(2-メチル-1-ピロリジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.17 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.45 (1H, m), 1.69 (4H, m), 1.83 (1H, m), 1.94 (1H, m), 2.10 (1H, q, J = 9.0 Hz), 2.37 (1H, m), 2.90 (3H, m), 3.12 (1H, d, J = 12.6 Hz), 3.70 (2H, m), 4.00 (3H, m), 6.00 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.88 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:91-93℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例121
4-ベンジルオキシ-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.28 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.49 (2H, s), 3.69 (2H, m), 5.10 (2H, s), 6.02 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.97 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.27 (2H, m), 7.38 (5H, m), 7.65 (2H, m).
融点:143-144℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例122
4-シクロプロピルメトキシ-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.28 (1H, m), 2.28 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.49 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.83 (2H, d, J = 6.7 Hz), 6.02 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.89 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.27 (2H, m), 7.64 (2H, d, J = 9.4 Hz).
融点:162℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例123
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.69 (2H, q, J = 6.8 Hz), 2.29 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.91 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.50 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.06 (2H, t, J = 6.8 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.90 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.28 (2H, m), 7.64 (2H, m).
融点:132-133℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例124
4-イソブトキシ-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.03 (6H, d, J = 6.8 Hz), 2.09 (1H, m), 2.28 (3H, s), 2.47 (8H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.49 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.74 (2H, d, J = 6.4 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.88 (2H, d, J = 9.3 Hz), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.28 (2H, m), 7.64 (2H, m).
融点:130℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例125
4-(3-メチルブトキシ)-N-(2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例7で得られた2-{4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}エチルアミン 三塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.4 Hz), 1.68 (2H, q, J = 6.7 Hz), 1.83 (1H, m), 2.28 (3H, s), 2.46 (8H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.49 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.01 (2H, m), 6.02 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.88 (2H, m), 7.18 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.28 (2H, m), 7.64 (2H, m).
融点:117℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例126
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(ベンジルオキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例9で得られた2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.62 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.62 (2H, s), 3.70 (2H, m), 5.10 (2H, s), 6.01 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.97 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.38 (5H, m), 7.64 (2H, m).
融点:116-120℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例127
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例9で得られた2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.35 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.27 (1H, m), 1.62 (8H, m), 2.62 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.62 (2H, s), 3.69 (2H, m), 3.83 (2H, m), 6.01 (1H, t, J = 6.0 Hz), 6.89 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.30 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:122-123℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例128
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(2-シクロプロピルエトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例9で得られた2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.62 (8H, m), 1.69 (2H, q, J = 6.8 Hz), 2.63 (4H, m), 2.91 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.62 (2H, s), 3.70 (2H, m), 4.06 (2H, t, J = 6.8 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.4 Hz), 6.89 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:112℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例129
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(イソブトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例9で得られた2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.02 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.62 (8H, m), 2.09 (1H, m), 2.63 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.62 (2H, s), 3.70 (2H, m), 3.74 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.01 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.88 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.30 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:104-106℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例130
N-{2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチル}-4-(3-メチルブトキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例9で得られた2-[4-(1-アゼパニルメチル)フェニル]エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.62 (8H, m), 1.68 (2H, m), 1.83 (1H, m), 2.63 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.62 (2H, s), 3.69 (2H, m), 4.01 (2H, t, J = 7.0 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.6 Hz), 6.88 (2H, m), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30 (2H, m), 7.63 (2H, m).
融点:107-108℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例131
4-ベンジルオキシ-N-[2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチル]ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例8で得られた2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.08 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.49 (6H, m), 2.48 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.70 (2H, q, J = 6.7 Hz), 3.80 (2H, s), 5.10 (2H, s), 6.00 (1H, t, J = 5.0 Hz), 6.96 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.37 (7H, m), 7.64 (2H, d, J = 8.7 Hz).
融点:124℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例132
4-シクロプロピルメトキシ-N-[2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチル]ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例8で得られた2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.08 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.28 (4H, m), 1.60 (3H, m), 2.49 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.69 (2H, m), 3.79 (2H, s), 3.83 (2H, m), 6.01 (1H, t, J = 4.52 Hz), 6.88 (2H, d, J = 8.85 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.33 (2H, d, J = 7.9 Hz),
7.63 (2H, d, J = 8.85 Hz).
融点:141-142℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例133
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-N-[2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチル]ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例8で得られた2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.12 (2H, m), 0.49 (2H, m), 0.85 (1H, m), 1.08 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.31 (3H, m), 1.58 (3H, m), 1.69 (2H, q, J = 6.8 Hz), 2.48 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.70 (2H, m), 3.80 (2H, s), 4.06 (2H, t, J = 6.8 Hz), 6.02 (1H, t, J = 5.3 Hz), 6.89 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.63 (2H, m).
融点:99-102℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例134
N-[2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル] メチル}フェニル)エチル]-4-(イソペンチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例8で得られた2-(4-{[(2R,6S)-2,6-ジメチル-1-ピペリジニル]メチル}フェニル)エチルアミン 二塩酸塩を用いて、実施例2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.08 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.29 (3H, m), 1.58 (3H, m), 1.68 (2H, q, J = 6.7 Hz), 1.82 (1H, m), 2.49 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.69 (2H, m), 3.80 (2H, s), 4.01 (2H, t, J = 6.7 Hz), 6.02 (1H, t, J = 5.4 Hz), 6.88 (2H, m), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.63 (2H, m).
融点:108℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例135
4'-クロロ-N-(2-{4-[2-(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例22で得られた4'-クロロ-N-[2-(4-メトキシフェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド(700mg, 1.91mmol)のジクロロメタン(10ml)溶液に0℃で1.0 mol/l三臭化ホウ素ジクロロエタン溶液(4.21ml, 4.21mmol)を滴下し、室温で15時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮することにより、脱メチル体 (620mg)を得た。4'-クロロ-N-[2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド(620mg)、N-(2-クロロエチル)-N,N-ジエチルアミン 塩酸塩(364mg, 2.11mmol)、炭酸カリウム(876mg, 6.34mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)の溶液を室温で6時間、100℃で4日間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、1規定水酸化ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をNH-シリカカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;クロロホルム:酢酸エチル:ヘキサン=1:1:2) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (318mg) を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.07 (6H, t, J = 7.2 Hz), 2.64 (4H, q, J = 7.2 Hz), 2.88 (4H, m), 3.71 (2H, m), 4.04 (2H, t, J = 6.5 Hz), 6.12 (1H, t, J = 6.1 Hz), 6.88 (2H, d, J = 9.1 Hz), 7.15 (2H, m), 7.43 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.9Hz), 7.59 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.5 Hz).
融点:178-179℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例136
4-ブロモ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例24で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(シクロプロピルカルボニル)フェニル]エチル}ベンズアミド(3.00g, 8.06mmol)と塩化マグネシウム(76.7mg, 0.806mmol)のメチルホルムアミド(2.83ml, 48.4mmol)溶液を200℃で1日間攪拌した。反応液に炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残査をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物 (1.86g) を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.57 (1H, m), 1.78 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.08-2.24 (2H, m), 2.81 (2H, m), 2.98 (1H, m), 3.12 (1H, m), 3.45 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.65 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:133-134℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例137
4'-クロロ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例136 で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}ベンズアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.57 (1H, m), 1.78 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.09-2.24 (2H, m), 2.84 (2H, m), 2.99 (1H, m), 3.13 (1H, m), 3.49 (2H, m), 7.23 (4H, m), 7.55 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.77 (4H, m), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.68 (1H, t, J = 5.4 Hz).
融点:169-171℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 419 [M+H]+
実施例138
4-シクロプロピルメトキシ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例25 で得られた2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.33 (2H, m), 0.57 (2H, m), 1.23 (1H, m), 1.57 (1H, m), 1.69-1.85 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.08-2.24 (2H, m), 2.80 (2H, m), 2.99 (1H, m), 3.13 (1H, m), 3.44 (2H, m), 3.86 (2H, d, J = 6.9 Hz), 6.97 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.79 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.43 (1H, t, J = 5.4 Hz).
融点:143-145℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 379 [M+H]+
実施例139
4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
実施例136 で得られた4-ブロモ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}ベンズアミドを用いて、実施例6 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:1.55 (1H, m), 1.76 (2H, m), 2.05 (3H, s), 2.09-2.22 (2H, m), 2.84 (2H, m), 3.00 (1H, m), 3.13 (1H, m), 3.49 (2H, m), 3.81 (3H, s), 7.05 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.18-7.27 (4H, m), 7.67-7.73 (4H, m), 7.89 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.61 (1H, t, J = 5.7 Hz).
融点:165-167℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 415 [M+H]+
実施例140
4-シクロプロピルメトキシ-2-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4 で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.31 (2H, m), 0.55 (2H, m), 1.20 (1H, m), 1.64 (4H, m), 2.38 (4H, m), 2.77 (2H, m), 3.42 (2H, m), 3.50 (2H, s), 3.85 (2H, d, J = 7.2 Hz), 6.78-6.86 (2H, m), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.55 (1H, t, J = 9.0 Hz), 8.07 (1H, m).
融点:90-92℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 397 [M+H]+
実施例141
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-2-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例4 で得られた2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチルアミンを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ:0.12 (2H, m), 0.42 (2H, m), 0.80 (1H, m), 1.60 (2H, m), 1.65 (4H, m), 2.39 (4H, m), 2.78 (2H, m), 3.42 (2H, m), 3.51 (2H, s), 4.06 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.80-6.88 (2H, m), 7.16 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.56 (1H, t, J = 9.0 Hz), 8.08 (1H, m).
融点:66-68℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
FABMS(pos) 411 [M+H]+
実施例142
4'-クロロ-N-(2-{4-[(2-メチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)メチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555

参考例2 で得られたメチル 4-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}ベンゾエートを用いて、参考例3 と同様の操作を行うことによりtert-ブチル (2-{4-[(2-メチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)メチル]フェニル}エチル)カーバメートを得た。これを用いて、参考例4 と同様の操作を行うことにより (2-{4-[(2-メチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)メチル]フェニル}エチル)アミン 塩酸塩を得た。これを用いて、実施例2 と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:2.08 (3H, s), 2.96 (2H, t, J = 7.1 Hz), 3.28 (2H, t, J = 9.9 Hz), 3.68 - 3.77 (4H, m), 4.31 (2H, s), 6.30 (1H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.79 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.02 (1H, s).
融点:170 - 172℃(イソプロピルエーテル
施例144
4-シクロプロピルメトキシ-2-フルオロ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555

4-(シクロプロピルメトキシ)-2-フルオロ安息香酸(242mg, 1.15mmol)とジメチルホルムアミド(1滴)のテトラヒドロフラン(3ml)溶液に二塩化オキサリル(113μl, 1.30mmol)を0℃で滴下し、室温で30分攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、得られた残渣をテトラヒドロフラン(3ml)に溶かし、参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミン(310mg, 1.02mmol)とトリエチルアミン(558μl, 4.00mmol)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液に0℃で滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、表題化合物 (200mg) を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.66 (2H, m), 1.24 (1H, m), 1.34 (2H, m), 1.36 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.55 (4H, m), 2.35 (4H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.39 (1H, q, J = 6.9 Hz), 3.71 (2H, q, J = 6.9 Hz), 3.82 (2H, d, J = 6.9 Hz), 6.53 (1H, d, J = 14.4 Hz), 6.54 (1H, m), 6.76 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.03 (1H, t, J = 9.3 Hz).
実施例145
4-(2-シクロプロピルエトキシ)-2-フルオロ-N-(2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例15で得られた2-{4-[1-(1-ピペリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例144と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.02 (2H, m), 0.38 (2H, m), 0.72 (1H, m), 1.24 (2H, m), 1.26 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.44 (4H, m), 1.56 (2H, q, J = 6.6 Hz), 2.23 (4H, m), 2.79 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.27 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.59 (2H, q, J = 6.3 Hz), 3.82 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.42 (1H, d, J = 14.4 Hz), 6.48 (1H, m), ), 6.64 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.91 (1H, t, J = 9.3 Hz).
実施例146
4-シクロプロピルメトキシ-N-メチル-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例26で得られたN-メチル-2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例144と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.36 (2H, m), 0.63 (2H, m), 1.22 (1H, m), 1.42 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.78 (4H, m), 2.45 (2H, m), 2.45 (2H, m), 2.57 (2H, m), 2.86 (3H, m), 2.95 (1H, m), 3.19 (1H, m), 3.44 (1H, m), 3.78 (4H, m), 6.81-6.89 (2H, m), 6.94 (1H, m), 7.12 (1H, m), 7.15 (2H, m), 7.33 (2H, m).
実施例147
N-メチル-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
Figure 0004630555
参考例26で得られたN-メチル-2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例144と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.41 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.75 (4H, m), 2.37 (2H, m), 2.55 (2H, m), 2.86 (3H, m), 2.98 (1H, m), 3.15 (2H, m), 3.52 (1H, m), 3.79 (1H, m), 6.93 (1H, m), 7.13 (1H, m), 7.24-7.62 (11H, m).
実施例148
4-(2-シクロプロピルエトキシ)- N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例144と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (2H, m), 0.48 (2H, m), 0.84 (1H, m), 1.41 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.64 (2H, m), 1.76 (4H, m), 2.35 (2H, m), 2.54 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.9 Hz), 3.16 (1H, q, J = 6.3 Hz), 3.69 (2H, q, J = 6.6 Hz), 4.05 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.02 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.63 (2H, d, J = 9.0 Hz).
融点:102 - 103℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
実施例149
4-(3-メチルブトキシ)-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチル)ベンズアミド
Figure 0004630555
参考例14で得られた2-{4-[1-(1-ピロリジニル)エチル]フェニル}エチルアミンを用いて、実施例144と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.96 (6H, d, J = 6.2 Hz), 1.39 (3H, d, J = 6.2 Hz), 7.76 (6H, m), 2.37 (2H, m), 2.54 (2H, m), 2.90 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.16 (1H, q, J = 6.3 Hz), 3.68 (2H, q, J = 6.0 Hz), 4.01 (2H, t, J = 6.6 Hz), 6.02 (1H, m), 6.87 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.6 Hz).
融点:103 - 104℃(酢酸エチル-イソプロピルエーテル)
製剤例1
(1)実施例8で得られた化合物 50mg
(2)ラクトース 34mg
(3)トウモロコシ澱粉 10.6mg
(4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
(6)カルボキシメチルセルロースカルシウム 20mg
計 120mg
常法に従い上記(1)〜(6)を混合し、錠剤機を用いて打錠することにより、錠剤が得られる。
実験例1 被験化合物のGTPγSバインディングアッセイを用いたアンタゴニスト活性の測定
WO01/82925に記載のヒトSLC-1発現CHO細胞クローン57およびラットSLC-1発現CHO細胞クローン44を用いて、以下の方法によりSLC-1発現CHO細胞膜画分を調製した。5 mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)を添加したリン酸緩衝生理食塩水(pH 7.4)にヒトおよびラットSLC-1発現CHO細胞(1x108個)を浮遊させ、遠心した。細胞のペレットにホモジネートバッファー(10 mM NaHCO3、5 mM EDTA、pH 7.5)を10 ml加え、ポリトロンホモジナイザーを用いてホモジネートした。400×gで15分間遠心して得られた上清をさらに100,000×gで1時間遠心し、膜画分の沈澱物を得た。この沈澱物を2 mlのアッセイバッファー[50 mM Tris-HCl(pH 7.5)、1 mM EDTA、0.1% BSA(ウシ血清アルブミン)、10 mM MgCl2、100 mM NaCl、1μM GDP(グアノシン5'-二リン酸)、0.25 mM PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)、1mg/ml ペプスタチン、20 mg/ml ロイペプチン、10 mg/ml フォスフォラミドン]に懸濁し、100,000×gで1時間遠心した。沈澱物として回収された膜画分を再び20 mlのアッセイバッファーに懸濁し、分注後 -80℃で保存し、使用の都度解凍して用いた。
被験化合物のアンタゴニスト活性の測定は以下の通り実施した。ポリプロピレン製の96穴プレートに、アッセイバッファーで希釈したSLC-1発現CHO細胞膜画分171μlを分注した後、DMSO溶液で希釈した3x10-10M MCH 2μl、種々の濃度に希釈した被験化合物溶液2μl、および[35S]-Guanosine5'-(γ-thio) triphosphate(第一化学薬品 社製) 25μlを、それぞれ添加した(細胞膜終濃度:20μg/ml、[35S]-Guanosine5'-(γ-thio)triphosphate終濃度:0.33nM)。この反応液を25℃で1時間、攪拌しながら反応させた後、グラスフィルター(GF-C)を用いて吸引ろ過し、さらに洗浄液(50mM Tris-HCl緩衝液 pH7.5)300μlで3回洗浄した。グラスフィルターに液体シンチレーターを50 ml添加し、残った放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定した。
結合阻害率(%)=(被験化合物と MCHを添加したときの放射活性−DMSO溶液を添加したときの放射活性)/(MCHを添加したときの放射活性−DMSO溶液を添加したときの放射活性)x100として、 結合阻害率(%)から被験化合物のIC50値を算出した。
結果を以下に示す。

化合物番号 阻害活性(IC 50 値:nM)
実施例67 3
本発明化合物は、優れたMCH受容体拮抗作用を有しており、肥満症などの予防・治療剤として有用である。

Claims (18)


  1. Figure 0004630555
    [式中、
    Ar1は、式:Ar3−Ar2
    (式中、
    Ar2は、ハロゲン原子およびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、フェニレン、ピリジレンまたはピペリジニレンを;
    Ar3は、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、C1−3アルキレンジオキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルおよびハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミドから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、フェニルまたはピリジルを示す)
    で示される基を;
    Rは水素原子を;
    Ra1、Ra2、Ra3およびRa4は、同一または異なって、水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルを;
    Arは、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれさらに有していてもよい、ベンゼン環またはピリジン環を;
    YはC1−6アルキレン基を示し;
    R1およびR2は、
    (1)同一または異なって、水素原子またはC1-6アルキルを示すか、
    (2)R1とR2とは隣接する窒素原子とともに、ハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、ピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリンまたはチオモルホリンを形成する。]
    で表される化合物またはその塩。
  2. Ra1、Ra2、Ra3およびRa4が水素原子である請求項1記載の化合物。
  3. Arがベンゼン環である請求項1記載の化合物。
  4. R1とR2とが隣接する窒素原子とともにハロゲン化されていてもよいC1−10アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、ピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリンまたはチオモルホリンを形成する請求項1記載の化合物。
  5. 4'-クロロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
    4'-クロロ-3-フルオロ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
    4'-クロロ-N-(2-{4-[1-(1-ピロリジニル)プロピル]フェニル}エチル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
    4'-メトキシ-N-{2-[4-(1-ピロリジニルメチル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;または
    4'-クロロ-N-{2-[4-(1-メチル-2-ピロリジニル)フェニル]エチル}[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミドである請求項1記載の化合物。
  6. 請求項1記載の化合物もしくはその塩を含有してなる医薬。
  7. メラニン凝集ホルモン拮抗剤である請求項6記載の医薬。
  8. メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防・治療剤である請求項6記載の医薬。
  9. 肥満症の予防・治療剤である請求項6記載の医薬。
  10. 摂食抑制剤である請求項6記載の医薬。
  11. うつ病の予防・治療剤である請求項6記載の医薬。
  12. 不安症の予防・治療剤である請求項6記載の医薬。
  13. メラニン凝集ホルモン拮抗剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
  14. メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防・治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
  15. 肥満症の予防・治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
  16. 摂食抑制剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
  17. うつ病の予防・治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
  18. 不安症の予防・治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩の使用。
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