JP4630424B2 - ズームレンズ及びそれを有する光学機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はズームレンズ及びそれを用いた光学機器に関し、特にズームレンズの一部の単レンズを光軸と垂直方向に移動させることにより、該ズームレンズが振動(傾動)したときの撮影画像のブレを光学的に補正して静止画像を得るようにし撮影画像の安定化を図ったフィルム用カメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の光学機器等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、写真用カメラ、ビデオカメラ、そしてディジタルカメラ等においては、より高画質化や撮影条件の拡大の目的のため手振れ等による撮影画像のブレを補正する防振機能を有したズームレンズが要望されており、そのような防振機能を有した光学系が多く提案されている。
【0003】
防振機能を有したズームレンズとしては、例えば特開平5−232410号公報では、物体側より正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群ズームレンズにおいて第2群全体を光軸に対して垂直方向に移動させることによって像ブレ補正を行うズームレンズが提案されている。前記提案は、変倍時に機能する1つのレンズ群全体を偏心させることで、光学系にぶれが生じた際の結像位置の補正を行うものである。
【0004】
また、変倍時に機能するレンズ群の一部を偏心させて光学系にぶれが生じた際の結像位置の補正を行うものとして、特開平9−230236号公報では、物体側より順に正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群ズームレンズにおいて第3レンズ群を正と正の屈折力のレンズ群に分離し、片方のレンズ群を光軸と垂直方向に移動させることで像ブレ補正を行っている。また特開平7−128619号公報では物体側から正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群ズームにおいて第3レンズ群を負と正の屈折力のレンズ群に分離して、その正の屈折力のレンズ群を光軸と垂直方向に移動させることで像ブレ補正を行っている。
【0005】
特開平7−199124号公報では、正、負、正、そして正の屈折力の4つのレンズ群より成る4群構成の変倍光学系において、第3群全体を光軸と垂直方向に振動させて像ブレ補正を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に複数のレンズを画像ブレ補正のために光軸に対して垂直方向に移動させる構成では、移動させるレンズの重量が大きく、そのレンズを保持するレンズ枠部も大きなものとなってくる。このため、ブレ補正駆動を行う手ぶれ駆動系に大きな負担がかかり、その結果手振れ駆動系が大型化し、又偏心に対するレスポンスが遅れてくる。
【0007】
特開平9−230235号公報で提案されているズームレンズでは、1枚のレンズを像ブレ補正のために偏心させる構成となっているため、像ブレ補正のために移動させるレンズは軽量である。しかし、主に偏心により発生する諸収差の補正のために補正レンズを正、負のレンズの貼り合わせ構成としており、補正レンズの小型化、軽量化という面でまだ検討の余地があった。
【0008】
本発明は、ズームレンズの一部を構成する比較的小型軽量な一枚の単レンズを光軸と垂直方向に移動させて、ズームレンズが振動(傾動)したときの画像ブレを補正することにより、装置全体の小型化、機構上の簡素化及び駆動手段の負荷の軽減化を図りつつ画像ぶれを効果的に補正することができるズームレンズ及びそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、開口絞り、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群より構成され、広角端から望遠端への変倍に際して、少なくとも前記第1レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が光軸上を移動することによって各レンズ群間の空気間隔が変化するズームレンズであって、前記第3レンズ群は最も像側に負の屈折力の単レンズより成る第3nレンズを有し、該第3nレンズを光軸に対し垂直方向に移動させることによって、該ズームレンズが振動したときに生ずる画像ブレを補正し、前記第3nレンズの材質のアッベ数をν3n、前記第3nレンズの焦点距離をf3n、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ftとしたとき、
ν3n>45
−3.5<f3n/f3<−1.5
0.5<f3/√(fw・ft)<1.4
なる条件を満足することを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明は請求項1の発明において第iレンズ群の焦点距離をfiとしたとき、
1.2<f1/√(fw・ft)<2.2
−0.5<f2/√(fw・ft)<−0.3
0.6<f4/√(fw・ft)<1.6
なる条件を満足することを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明は請求項1または2の発明において前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面は、光軸に対して回転対称な非球面形状であることを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明は請求項1から3のいずれか1項の発明において前記第4レンズ群の少なくとも1面は、光軸に対して回転対称な非球面形状であることを特徴としている。
【0013】
請求項5の発明の光学機器は請求項1から4のいずれか1項のズームレンズを有することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のズームレンズの数値実施例1のレンズ断面図である
【0021】
図2、図3、図4は数値実施例1の広角端、中間、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0022】
図5は本発明のズームレンズの数値実施例2のレンズ断面図である
【0023】
図6、図7、図8は数値実施例2の広角端、中間、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0024】
図9は本発明のズームレンズの数値実施例3のレンズ断面図である
【0025】
図10、図11、図12は数値実施例3の広角端、中間、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0026】
レンズ断面図において(A),(B),(C)は各々広角端、中間、望遠端を示している。収差図において(a)はブレ補正前(偏心前)の無限遠物体撮影状態での像高0の位置および15mm、−15mmの位置での収差図であり、(b)は0.3°の結像位置ブレ(画像ブレ)補正時(偏心時)の無限遠物体撮影状態での像高0の位置及び15mm,−15mmの位置である。
【0027】
レンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の前方に配置している。IPは像面であり、CCD等の撮像素子やフィルム等が配置されている。
【0028】
第3レンズ群L3は正の屈折力の第3p群L3pと負の屈折力の単一レンズよりなる第3nレンズL3nより成っている。第3nレンズL3nを光軸と垂直方向に移動させてズームレンズが振動したときに生ずる画像ブレを補正している。ALは非球面である。広角端から望遠端への変倍に際して矢印のように各レンズ群を物体側へ移動させている。変倍に際して絞りSPは第3群と共に移動している。
【0029】
本発明のズームレンズでは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、開口絞り、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、少なくとも該第1、第3、第4レンズ群が光軸上を移動することで各レンズ群間の空気間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍及び変倍による像面変動補正を行っている。そして第3レンズ群中の最も像側の負の屈折力の単レンズより成る第3nレンズL3nを光軸に対し垂直方向に移動することによりズームレンズが振動しブレが生じた際の結像位置(画像ブレ)の補正を行っている。
【0030】
以上のような構成とすることで、変倍に際して第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔を変化させることにより主に第2レンズ群で変倍作用を担い、第3レンズ群の移動で主に変倍に伴う像面変動の補正を行うと同時に第3レンズ群と第4レンズ群の空気間隔を変化させることにより変倍に伴う軸外収差の変動を補正している。又この際、第2レンズ群を光軸上固定としても良く、これによりズームレンズの変倍機構の簡略化が可能となる。そして、正の屈折力を持つ前記第3レンズ群中に負の屈折力を持つレンズ要素(第3nレンズ)を配置することにより、第3レンズ群中の正の屈折作用の部分で発生する諸収差をその負の屈折作用によりキャンセル(補正)している。又、その負の屈折力のレンズ要素を光軸に垂直方向に移動することで画像ぶれ補正を行う構成にすることで、少ない移動量で大きい像位置の補正を行うようにしている。同時に、絞り直後の正の屈折力を持つ第3レンズ群中の最も像側の負の屈折力のレンズ要素(第3nレンズ)を画像ぶれ補正レンズとすることで、画像ぶれの補正レンズの小径化を容易としている。
【0031】
またさらに、その負の屈折力のレンズ要素を1枚の単レンズで構成することにより、像位置補正のためのレンズ要素の小型軽量化を容易にし、移動機構の簡易化及び駆動トルクの軽減化を容易にしている。
【0032】
以上のように本実施形態では撮影画像の画像ブレを補正するために光軸に対し垂直方向に移動させる光学系をズームレンズ中の比較的軽量な1枚の単レンズにより構成することにより、簡単な構成と装置の小型化、駆動手段の付加の軽減を図った防振機能を有したズームレンズ達成している。
【0033】
本発明の目的とするズームレンズは以上の諸条件を満足することにより達成されるが、さらに良好なる光学性能を有しつつ、装置全体の小型化を図るには次の諸条件のうち少なくとも1つを満足させるのが良い。
【0034】
(ア−1)前記第3nレンズの材質のアッベ数をν3nとしたとき
ν3n>45 ・・・(1)
なる条件を満足することを特徴とすることである。
【0035】
一般に本発明のように画像ぶれの発生時の結像位置補正のために光学系の一部を平行偏心させると、偏心収差の一つである倍率色収差が発生する。そのため、この時偏心させる画像ぶれ補正光学系は単体で色補正されていることが望ましい。しかし、本発明のように画像ぶれ補正光学系を単レンズで構成する場合は単体の色消しは不可能なため、画像ぶれ補正時の色収差発生を抑えるためには新たな条件が必要となる。
【0036】
条件式(1)は、画像ブレ補正を行う際に光軸に対し垂直に偏心させる第3nレンズの材質のアッベ数を規定する条件式である。条件式(1)の範囲を超えて第3nレンズの材質の分散が大きくなると、光学系にブレが生じたときの結像位置の補正のため第3nレンズを偏心させた際に、偏心により発生する倍率色収差が大きくなって補正困難となり、良好な画像が得られなくなる。
【0037】
尚、さらに好ましくは条件式(1)を
ν3n>55 ・・・(1a)
とするのが良い。
【0038】
(ア−2)前記第3nレンズの焦点距離をf3n、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をftとしたとき、
−3.5<f3n/f3<−1.5 ・・・(2)
【0039】
【数5】
Figure 0004630424
【0040】
なる条件を満足することを特徴とすることである。
【0041】
条件式(2)、(3)は、画像ブレ補正を行う際に光軸に対し垂直に偏心させる第3nレンズの屈折力、及びその第3nレンズを含む第3レンズ群の屈折力の比を規定する条件式である。
【0042】
条件式(2)の上限を超え第3nレンズの負の屈折力が強くなると、第3レンズ群中の第3nレンズ以外の正の屈折力の成分を強くしなければならなくなり、高次の球面収差やコマ収差等が大きく発生して画像ぶれ補正時の収差補正が困難となる。一方、条件式(2)の下限を超え第3nレンズの負の屈折力が弱くなると、一定の結像位置補正を行うための第3nレンズの光軸と垂直方向の移動量が大きくなるとともに、第3nレンズの移動時(画像ぶれ補正時)の周辺光量確保のために第3nレンズのレンズ径が増大するため、画像ぶれ補正レンズの小型軽量化、及び補正機構の負荷軽減の観点から望ましくない。
【0043】
また、条件式(3)の上限を超えて第3レンズ群の屈折力が弱まると一定の変倍比を確保するためのレンズ群の移動量が大きくなり、その結果、レンズ全長の増大を招き好ましくない。一方、下限を超えて第3レンズ群の屈折力が強まると、第3レンズ群で発生する収差を全変倍域で良好に補正することが困難になるため望ましくない。
【0044】
尚、さらに好ましくは条件式(2)、(3)を
−3.0<f3n/f3<−2.0 ・・・(2a)
【0045】
【数6】
Figure 0004630424
【0046】
とするのが良い。
【0047】
(ア−3)第iレンズ群の焦点距離をfi、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をftとしたとき
【0048】
【数7】
Figure 0004630424
【0049】
なる条件を満足することを特徴とすることである。
【0050】
条件式(4)、(5)、(6)は主にコンパクトで高画質なズームレンズを実現するための各レンズ群の屈折力を規定する条件式である。
【0051】
条件式(4)の上限を超え第1レンズ群の屈折力が弱くなると、レンズ外径が増大またはレンズ全長が増大し好ましくない。また下限を超え第1レンズ群の屈折力が強くなると、高次の球面収差が大きく発生し補正が困難となる。
【0052】
条件式(5)の上限を超え第2レンズ群の負の屈折力が強くなると、ペッツバール和が負の方向に大きくなり過ぎ、像面湾曲が大きくなり好ましくない。また下限を超え第2レンズ群の負の屈折力が小さくなると、一定の変倍比を確保するための各レンズ群の移動量が大きくなりレンズ全系のコンパクト化が困難となる。
【0053】
条件式(6)の上限を超え第4レンズ群の屈折力が弱くなると、バックフォーカスが長くなりレンズ全系のコンパクト化が困難となる。また下限を超え第4レンズ群の屈折力が強くなると、像面湾曲等軸外の高次収差が大きく発生し補正が困難となる。
【0054】
尚、さらに好ましくは条件式(4)、(5)、(6)を
【0055】
【数8】
Figure 0004630424
【0056】
とするのが良い。
【0057】
(ア−4)前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面、光軸に対して回転対称な非球面形状とすることである。
【0058】
本発明のズームレンズにおいては非球面を効果的に配置するのが良く、これによれば全体として少ない構成枚数で優れた光学性能を維持した変倍光学系を達成することが容易となる。
【0059】
具体的には、変倍負担を大きく持っている第2レンズ群の最も物体側のレンズ面適切な非球面形状とすることで、変倍時に発生する諸収差を良好に補正するとともに構成枚数を減らすことができる。
【0060】
(ア−5)前記第4レンズ群少なくとも1面、光軸に対して回転対称な非球面形状とすることである。第4レンズ群の負の屈折力を持つレンズの1面適切な非球面形状とすることで、やはり変倍時の軸外収差の変動を良好に補正し、構成枚数を少なくすることができる。
【0061】
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、撮影画像の画像ブレを補正するために光軸に対し垂直方向に偏心させる光学系をズームレンズ中の比較的軽量な1枚の単レンズにより構成することにより、簡単な構成と装置の小型化、駆動手段の負荷の軽減を図った防振機能を有したズームレンズが実現している。
【0062】
また同時に、ズームレンズのレンズ構成を適切に構成することにより、構成枚数の少ない簡単な構成でコンパクトな防振機能を有したズームレンズを実現している。
【0063】
次に本発明のズームレンズを用いたビデオカメラ(・光学機器)の実施形態を図13を用いて説明する。
【0064】
図13において、10はビデオカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系、12は撮影光学系11によって被写体像を受光するCCD等の撮像素子、13は撮像素子12が受光した被写体像を記録する記録手段、14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された被写体像が表示される。
【0065】
このように本発明のズームレンズをビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の電子カメラに適用することにより、小型で高い光学性能を有する光学機器を実現している。
【0066】
以下に、本発明によるズームレンズの数値実施例1〜3の数値データを示す。
【0067】
これらの数値実施例において、riは物体側から順に第i番目の面の曲率半径、diは物体側から順に第i番目の光学部材厚又は空気間隔、niとνiはそれぞれ物体側から順に第i番目の光学部材の材質のd線における屈折率とアッベ数である。
【0068】
また、各数値実施例においてALで示す面は非球面であり、その形状は次式によって定義している。
【0069】
【数9】
Figure 0004630424
【0070】
ここでXは光軸からhだけ離れたレンズ面上の光軸方向への変位量、Rは曲率半径、B,C,D,Eはそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。
【0071】
また、各数値実施例の数値条件式に対応する数値も示す。
【0072】
【外1】
Figure 0004630424
【0073】
【外2】
Figure 0004630424
【0074】
【外3】
Figure 0004630424
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如くズームレンズの一部を構成する比較的小型軽量のレンズを光軸と垂直方向に移動させて、ズームレンズが振動(傾動)したときの画像のブレを補正することにより、装置全体の小型化、機構上の簡素化及び駆動手段の負荷の軽減化を図りつつ画像ぶれを効果的に補正することができるズームレンズ及びそれを用いた光学機器を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図。
【図2】 本発明の数値実施例1のズームレンズの広角端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図3】 本発明の数値実施例1のズームレンズの中間における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
レンズ断面図。
【図4】 本発明の数値実施例1のズームレンズの望遠端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図5】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図。
【図6】 本発明の数値実施例2のズームレンズの広角端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図7】 本発明の数値実施例2のズームレンズの中間における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図8】 本発明の数値実施例2のズームレンズの望遠端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図9】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図。
【図10】 本発明の数値実施例3のズームレンズの広角端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図11】 本発明の数値実施例3のズームレンズの中間における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
レンズ断面図。
【図12】 本発明の数値実施例3のズームレンズの望遠端における基準状態及びブレ補正時の横収差図。
【図13】 本発明の光学機器の要部概略図。
【符号の説明】
L1 第1群
L2 第2群
L3 第3群
L4 第4群
SP 絞り
IP 像面
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
AL 非球面

Claims (5)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、開口絞り、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群より構成され、広角端から望遠端への変倍に際して、少なくとも前記第1レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が光軸上を移動することによって各レンズ群間の空気間隔が変化するズームレンズであって、前記第3レンズ群は最も像側に負の屈折力の単レンズより成る第3nレンズを有し、該第3nレンズを光軸に対し垂直方向に移動させることによって、該ズームレンズが振動したときに生ずる画像ブレを補正し、前記第3nレンズの材質のアッベ数をν3n、前記第3nレンズの焦点距離をf3n、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ftとしたとき、
    ν3n>45
    −3.5<f3n/f3<−1.5
    0.5<f3/√(fw・ft)<1.4
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ
  2. 第iレンズ群の焦点距離をfiとしたとき、
    1.2<f1/√(fw・ft)<2.2
    −0.5<f2/√(fw・ft)<−0.3
    0.6<f4/√(fw・ft)<1.6
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ
  3. 前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面は、光軸に対して回転対称な非球面形状であることを特徴とする請求項1または2のズームレンズ
  4. 前記第4レンズ群の少なくとも1面は、光軸に対して回転対称な非球面形状であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項のズームレンズ
  5. 請求項1からのいずれか1項のズームレンズ有することを特徴とする光学機器。
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