JP4629961B2 - 燃料電池および温度制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池および温度制御システムに関し、詳しくは、ヒートプレートを用いた冷却機能を有する燃料電池および温度制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図11(a)に示すように、燃料電池50は、プロトン導電性の高分子電解質膜(PEM膜)52bを挟んで、一側にカソード極52aを区画し、他側にアノード極52cを区画して膜電極構造体(MEA)52が構成されており、カソード極52aに供給される空気中の酸素と、アノード極52cに供給される燃料ガス中の水素との電気化学反応によって、発電するものである。そして、このような燃料電池50は、発電単位である単セル51を多数積層した構造のスタックとして構成される。
【0003】
そして、このような燃料電池50には、図11(b)に示すように、水素ガスの入口53aと出口53a1、空気の入口53bと出口53b1が設けられているとともに、冷却水を通流するための、冷却水入口55bと冷却水出口55b1が設けられている。
【0004】
図11(c)は、冷却水を循環通流するための燃料電池50の冷却系を示した系統図であり、熱交換器であるラジエータ54と、冷却水流路55と、冷却水を循環させるためのポンプ56と、冷態時にラジエータ54をバイパスさせて冷却水をバイパス流路55aに循環させるサーモスタットバルブ57とを備えている。
【0005】
冷却水は、ポンプ56により冷却水流路55を循環し、冷却水入口55bから燃料電池50内を通過して冷却水出口55b1より冷却水流路55に排出される。その際、冷却水は、図11(a)に示すように、単セル51のセパレータ51a,51bに形成された溝51c内を通流する。
冷却水としては、燃料電池50の液絡現象を防止するため、絶縁性の高いエチレングリコールと純水との混合水などが用いられる。また、燃料電池50の運転に伴う熱劣化などによって、冷却水に発生するイオンを吸収するため、冷却水流路55には、図11(c)に示すように、通常、イオン交換器58が設けられている。
【0006】
また、このような燃料電池の分野では、燃料電池を冷却する技術として、熱媒体としての作動液が封入されたヒートパイプを単セル間に介在させて設け、このヒートパイプ内を移動する作動液の自然循環により、燃料電池を冷却したり、また、ヒートパイプに別途にヒータを設けるなどして、燃料電池を加熱(暖機運転)するものが知られている(例えば、特許文献1,2)。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−121083号公報([0012]−[0023],図1−図3)
【特許文献2】
特開平11−214017号公報([0010]−[0022],図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図11各図に示した従来の一般的な燃料電池50では、冷却水が、燃料電池50内を直接通流するように構成されていたため、例えば、隣接するセパレータ51a,51bと溝51cとの隙間から冷却水が燃料電池50内に漏れて燃料電池不調や発電ロスの原因となることがあった。
また、燃料電池50の液絡現象を防止するためには、イオン交換器58の性能を維持しなければならず、イオン交換樹脂の定期的な交換が必要になって煩わしいことから、通常の内燃機関利用の自動車に用いられている導電性のあるクーラント(ロングライフクーラント)が冷却水として利用できる燃料電池が望まれている。
さらに、エチレングリコール系の冷却水は、燃料電池50の冷態時に粘度が著しく上昇する傾向にあり、セパレータ51a,51bの狭い溝51c内を通流させるためにポンプ56が高負荷運転となり、効率が悪いという問題があった。
【0009】
これに対し、前記特許文献1,2に開示された燃料電池は、いずれも、燃料電池内を冷却水が直接通流するように構成されていないので、前記いずれの問題も生じることはない。しかしながら、ヒートパイプは、封入された作動液が内部で自然循環することにより冷却や加熱を行うものであるから、効率の良い冷却や暖機運転を行うことができなかった。
【0010】
そこで、本発明の課題は、燃料電池内部に熱媒体である冷却水が漏れることなく、導電性クーラントの利用が可能で、しかも冷態時のポンプ効率が低下しにくい燃料電池を提供することにある。
また、その他の課題は、効率の良い暖機運転を行なうことができる燃料電池の温度制御システムを提供することにある。
【0011】
前記課題を解決した本発明の燃料電池は、セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とを備えた燃料電池であって、前記発電部と前記熱媒部とを分離構成させるとともに、前記発電部の前記セパレータと前記発電素子とを含む積層体の積層方向と並列に、前記熱媒部を隣接させて構成し、前記発電部の前記セパレータと前記熱媒部との間を熱交換可能に接続するヒートプレートを備え、前記ヒートプレートの一端が、前記セパレータの前記積層方向において前記セパレータに直接接続されるとともに、他端の接面が前記熱媒部側に延びて前記熱媒部に接続されることで熱交換を行い、前記ヒートプレートは、前記発電部の前記セパレータとの接続部が、前記セパレータの前記積層方向に通電される状態に接続されるとともに、前記ヒートプレートにおける前記熱媒部との接面が、絶縁材で覆われていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とが、分離構成され、発電部のセパレータと発電素子とを含む積層体の積層方向と並列に、熱媒部が隣接されており、ヒートプレートにより、発電部のセパレータと熱媒との間が熱交換可能に接続されているので、発電部に熱媒体を通流させることなく、ヒートプレートを介して発電部を冷却することができる。したがって、発電部内で熱媒体が漏れるという事態が生じなくなり、熱媒体として導電性クーラントを用いることが可能となる。また純水等を熱媒体として用いた場合でもイオン交換樹脂の定期的な交換が必要とならない。しかも、発電部に熱媒体を通流させる必要がないので、発電部の冷態時にもポンプ効率が低下しにくいという利点が得られる。
【0013】
ヒートプレートは、発電部のセパレータとの接続部が、セパレータの積層方向に通電される状態に接続されるとともに、ヒートプレートにおける熱媒部との接面が、絶縁材で覆われているので、セパレータとの接続部においては、セパレータの積層方向への通電状態が確保されるとともに、熱媒部との接面においては、絶縁状態が得られることとなる。したがって、漏電に起因する発電ロスを生じることがない。
【0014】
なお、発電部は、通常、固体高分子型に属するPEM型のものであるが、他の型式であってもよい。
【0015】
また、本発明は、ヒートプレートとセパレータとが一体的に形成されていることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、ヒートプレートとセパレータとの一体化により、通電性および熱交換性を高めることができる。
また、本発明は、セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とを備えた燃料電池であって、前記発電部と前記熱媒部とを分離構成させるとともに、前記熱媒部を、前記発電部の前記セパレータと前記発電素子とを含む積層体の積層方向と並列で、かつ、前記積層方向に沿う前記発電部の一側面側と前記一側面側の反対側となる前記発電部の他側面側とにそれぞれ隣接させて構成し、前記セパレータと一側面側の前記熱媒部および他側面側の前記熱媒部との間を熱交換可能に接続するヒートプレートを備え、前記ヒートプレートは、前記セパレータの前記積層方向において前記セパレータに直接接続されるとともに、前記セパレータとの接続部が前記セパレータの前記積層方向に通電される状態に接続され、さらに、前記ヒートプレートの一端の接面が、一側面側の前記熱媒部に接続されるとともに、前記ヒートプレートの他端の接面が、他側面側の前記熱媒部に接続されることで熱交換を行い、前記ヒートプレートの一端および他端の前記接面は、絶縁材でそれぞれ覆われていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の温度制御システムは、前記発電部により排出されるオフガスあるいは原燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生する燃焼器と、前記燃焼器により発生する燃焼ガスの熱を用いて前記熱媒体を加熱する加熱手段と、この加熱手段により加熱された前記熱媒体を前記熱媒通路に供給する供給手段と、前記供給手段により供給される前記熱媒体の供給量を前記発電部の温度に基づいて制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。ここで、発電部の温度とは、発電部内の温度や発電部により排出されるガスの温度を発電部の温度として捉えることを含む。
【0018】
この発明によれば、発電部により排出されるオフガスあるいは原燃料を燃焼器により燃焼させ、発生した燃焼ガスの熱を用いて熱媒体が加熱される。すなわち、熱媒体は、高温の燃焼ガスにより加熱されることとなる。加熱された熱媒体は、制御手段により発電部の温度に基づいて熱媒通路への供給量が制御され、供給手段により熱媒通路に供給される。すなわち、発電部の温度に基づいた適量の熱媒体が熱媒通路に供給されることとなる。これにより、ヒートプレートを介して発電部のセパレータが加熱されることとなり、効率の良い暖機運転を行うことができる。
【0019】
また、本発明は記熱媒通路に接続されて前記発電部の冷却と加熱とを行うことが可能な熱媒体を通流する第1の流路と、この第1の流路とは別の流路として設けられ、前記熱媒通路に接続されて前記発電部の冷却と加熱とを行うことが可能な熱媒体を通流する第2の流路と、前記熱媒通路に対し、前記第1の流路あるいは前記第2の流路の少なくとも一方を任意に選択して接続制御する接続制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、熱媒通路に対して接続される第1の流路と第2の流路とを、接続制御手段によって、任意に選択することができる。
したがって、発電部を冷却あるいは加熱するために熱媒通路に通流される熱媒体を任意に選択することができ、発電部の温度状態に適合した冷却あるいは加熱を行うことができるようになる。
例えば、発電部に対して2つの熱媒部を設けて、これら2つの熱媒部に対して第1の流路と第2の流路とが別々に接続されるように構成することもできるようになり、この場合には、熱媒部ごとに、あるいは、2つの熱媒部に対して同時に熱媒体を通流させるように制御することも可能となり、発電部の温度状態により一層適合した冷却あるいは加熱を行うことができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
[第一の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第一の実施形態に係る燃料電池を詳細に説明する。参照する図面において、図1は、本発明の第一の実施形態に係る燃料電池を示す図で、(a)は、燃料電池の内部構造を模式的に表した正面図、(b)は、隣接する2つの単セルを図1(a)のb−b線で切断したときの断面図である。
【0022】
図1(a)(b)に示すように、燃料電池FC1は、発電部1と、この発電部1と分離構成され、発電部1の上部に載置された熱媒部2と、発電部1と熱媒部2との熱交換を行うヒートプレート3とを備えている。なお、本実施形態の燃料電池FC1は、図2に示すように、発電部1と熱媒部2とヒートプレート3を含む構造を単セルとして、複数枚積層(11,12,13,…1n)された積層構造として構成され、図示しない自動車(燃料電池自動車)の床部等に搭載されるものである。
【0023】
図1(b)に示すように、発電部1の単セル11は、電解質膜1bを挟んでカソード極側(酸素極側)とアノード極側(水素極側)とに分けられ、それぞれの側に、例えば、白金系の触媒を含んだ電極が設けられて、カソード電極1aおよびアノード電極1cが形成された膜電極構造体(MEA発電素子)1dを有している。
電解質膜1bとしては、固体高分子膜、例えば、プロトン交換膜であるパーフロロカーボンスルホン酸膜が用いられている。この電解質膜1bは、固体高分子中にプロトン交換基を多数持ち、飽和含水することにより、常温で20Ω‐以下の低い比抵抗を示し、プロトン導電性電解質として機能する。
【0024】
膜電極構造体1dのカソード電極1aの外側には、セパレータ11aが設けられ、また、反対側のアノード電極1cの外側には、セパレータ11cが設けられている。セパレータ11aには、カソード電極1aに酸化剤ガスとしての供給空気(酸素含有ガス)を通流する酸素供給路12aが設けられている。また、セパレータ11cには、アノード電極1cに燃料ガスとしての水素(原燃料)を通流する水素供給路12cが設けられている。
図1(a)に示すように、発電部1の両側部には、この酸素供給路12aの入口通路12a1および出口通路12a2が形成されており、また、水素供給路12cの入口通路12c1および出口通路12c2が形成されている。そして、酸素供給路12aの入口通路12a1および出口通路12a2は、図示しない空気供給装置に接続され、また、水素供給路12cの入口通路12c1および出口通路12c2は、図示しない水素供給装置に接続されている。
【0025】
このような発電部1は、酸素供給路12aに供給空気が通流され、水素供給通路12cに供給水素が供給されると、アノード電極1cで水素が触媒作用でイオン化してプロトンが生成され、この生成されたプロトンは、電解質膜1b中を移動してカソード電極1aに到達する。そして、カソード電極1aに到達したプロトンは、供給空気の酸素と反応して水を生成する。生成された水および未使用の酸素を含む供給空気は、排出空気として発電部1のカソード極側の図示しない出口から排出される。また、アノード電極1cでは、水素がイオン化する際に、電子e‐が生成されるが、この生成された電子e‐は、図示しないモータなどの外部負荷を経由してカソード電極1aに到達する。
【0026】
熱媒部2は、図1(a)に示すように、入口通路2aと、出口通路2bと、熱交換通路2cとからなる熱媒通路20を備え、全体が絶縁部材21により囲まれて形成されている。ここで、絶縁部材21としては、例えば、フェノール等の熱硬化性樹脂材やPPS樹脂等の熱可塑性樹脂材が用いられる。
入口通路2aと熱交換通路2cとの連結口および熱交換通路2cと出口通路2bとの連結口には、熱媒体としての冷却水の流れを整流する作用をなす複数枚の整流板2dが上下方向に間隔を隔てて設けられている。
【0027】
熱媒通路20の入口通路2aと出口通路2bとには、図3に示すように、冷却水を循環供給する冷却系の冷却水流路55が接続されている。この冷却系は、熱交換器であるラジエータ54と、冷却水を循環させるためのポンプ56と、冷態時にラジエータ54をバイパスさせて冷却水をバイパス流路55aに迂回させるサーモスタットバルブ57とを備えている。このような冷却系に循環される冷却水は、絶縁性の高い純水やエチレングリコールと純水との混合水などを用いてもよいが、後記するように通常の内燃機関の冷却に用いられる導電性のクーラントを利用するのが好摘である。
【0028】
図1(b)に示すように、ヒートプレート3は、導電性および熱伝導性を備えた部材、例えば、カーボン材や金属材で形成されたプレートであり、発電部1と熱媒部2とにわたって設けられ、これらの間で熱交換を行うようになっている。ヒートプレート3と発電部1の単セル11について、その接続構造を説明すると、ヒートプレート3の下部3b側がセパレータ11cの側方に密着した状態で、セパレータ11cの積層方向に通電される状態に接続されている。そして、ヒートプレート3の下部3b側は、隣接する単セル12のセパレータ11aとの間に挟み込まれた状態に積層される。また、ヒートプレート3の上部3a側は、熱媒部2の熱媒通路20の熱交換通路2cに、絶縁材としての絶縁皮膜3a1で被覆された(接面が覆われた)状態で臨むように配置される。絶縁皮膜3a1としては、例えば、ポリイミド皮膜を形成する。なお、本実施形態では、熱交換通路2cにヒートプレート3の上部3a側が絶縁皮膜3a1を介して直接的に接続されるように構成したが、例えば、熱伝導性の別部材を介して熱交換通路2cに間接的に接続されるように構成することもできる。
【0029】
このような燃料電池FC1によれば、発電部1と、この発電部1を冷却するための冷却水が流れる熱媒通路20が形成された熱媒部2とが分離構成されているので、発電部1に冷却水を通流させることなく、ヒートプレート3を介して発電部1を冷却することができる。つまり、熱伝導性の良いヒートプレート3が、燃料電池FC1の発電による熱を冷却水へ効率良く排出する。したがって、発電部1内で冷却水が漏れるという事態が生じなくなり、前出の導電性クーラントを用いても燃料電池の不調や発電ロスを起こすことがない。この場合は、イオン交換器を設ける必要がなくシステムとして好摘である。あるいは、純水等を用いたときには、図示しないイオン交換樹脂の定期的な交換が必要とならない。もしくは、定期的な交換の間隔を延ばすことができる。しかも、発電部1に冷却水を通流させる必要がないので、発電部1の冷態時にもポンプ効率が低下しにくいという利点が得られる。
【0030】
ヒートプレート3は、セパレータ11c(11a)との接続部となる下部3b側が、セパレータ11c(11a)の積層方向に接続されるとともに、上部3a側の接面が、熱媒通路20の熱交換通路2cを流れる冷却水に接続されるようになっているので、発電部1のセパレータ11c(11a)を熱交換通路2cに流れる冷却水で冷却することができる。
【0031】
さらに、ヒートプレート3は、その下部3b側がセパレータ11c(11a)の積層方向に通電される状態に接続されるようになっているので、各単セル11,12,13,…1nの積層方向の通電を確保することができる。また、ヒートプレート3の上部3a側の接面が、絶縁皮膜3a1で被覆されているので、冷却液との絶縁状態が保持されるようになっている。したがって、漏電に起因する発電ロスを生じるおそれがない。
なお、発電部1は、通常、固体高分子型に属するPEM型のものであるが、他の型式のものも採用することができる。
【0032】
また、本実施形態では、燃料電池FC1を構成する各単セル11,12,13,…1nは、図4(a)に示すように、直立状態にして、かつ、図4(b)に示すように、水平方向に積層(横積み)されたものとして説明したが、これに限らず、図4(c)に示すように、各単セル11,12,13,…1nを倒伏状態にして、垂直方向に積層(縦積み)されるように構成しても良い。
【0033】
さらに、図5(a)(b)に示すように、ヒートプレート3に、セパレータ11aあるいはセパレータ11cの一方、あるいは両方を一体的に形成しても良い。ヒートプレート3をこのような一体的構造とすることにより、より確実性の高い導電性および熱伝導性が得られるようになる。また、組立時の工数削減や部品数を削減、さらには管理費を削減することができるという利点が得られる。
なお、図5(c)に示すように、ヒートプレート3は、表面部3cだけを導電性および熱伝導性を有する部材で形成しても良い。
【0034】
次に、このような燃料電池FC1を用いた温度制御システムについて説明する。図6は、燃料電池FC1を用いた温度制御システムを説明するための構成図である。
同図において、この温度制御システム30は、燃料電池FC1およびその冷却系と、燃焼器31と、加熱手段としての熱交換器32と、供給手段としての供給配管33および切換弁34と、制御手段としての制御部35とを備えている。
【0035】
燃焼器31は、水素を燃焼させて燃焼ガスを発生するものであり、発電部1により排出されるオフガスあるいは前記水素供給路12c1(図1(a)参照)から分岐された図示しない供給配管を通じて水素が供給されるようになっている。
熱交換器32は、燃焼器31により発生した燃焼ガスの熱を用いて、熱媒体としての冷却水を加熱するようになっている。なお、燃焼には、燃料ガス、アノードのオフガス、専用の燃料を用いることができる。
供給配管33は、熱交換器32と冷却系の冷却水流路55との間を連結する配管であり、例えば、暖機時に、熱交換器32により加熱された冷却水を熱媒部2の熱媒通路20における入口側(入口通路2a側)に供給し、切換弁34を介して熱媒部2の熱媒通路20の出口側(出口通路2b)から排出された冷却水を熱交換器32に戻す循環系統を構成している。
切換弁34は、冷却系のポンプ56の出口(吐出)側に設けられており、作動時に熱媒部2の熱媒通路20の出口側(出口通路2b)から排出された冷却水を供給配管33へ流す役割をなす。
制御部35は、供給配管33により冷却系に供給される、加熱された冷却水の供給量を、発電部1の温度に基づいて制御する役割をなし、温度制御システム30の動作を統括的に制御する。
【0036】
次に、温度制御システム30の動作の一例を、図7を参照して説明する(適宜図1(a)(b),図6参照)。ここで、図7は、温度制御システム30における制御フローを示すフローチャートである。
【0037】
まず、図示しない燃料電池電気自動車のイグニッションスイッチをONにして、燃料電池電気自動車を始動する(S1)。すると、図6に示したセンサ36によって燃料電池FC1の出口側における排気空気の温度T(発電部1の温度)が検出され、暖機運転を必要とするか否かを判断する(S2)。ここで、排気空気の温度としては、目安として、例えば、50℃以下であるかどうかを判断することにより、暖機状態が必要であるか否かの判定をすることができる。
【0038】
判定の結果、排気空気の温度Tが50℃を超えている場合には(No)、暖機が終了に近づいていると判断し、定常運転モードへ移行する(S3)。ここで、通常運転モードとは、暖機運転を必要とせず、通常の発電が燃料電池FC1により行われるモードを言う。
また、排気空気の温度Tが50℃以下である場合には(Yes)、暖機が必要であると判断し、暖機運転モードへ移行する(S4)。
【0039】
暖機運転モードに移行すると、水素を供給するためのポンプ37を作動するとともに、燃焼器31が作動する(S5)。そして、切換弁34を切り換えて、冷却系のポンプ56を作動する(S6)。これにより、冷却系にある冷却水が供給配管33を通じて熱交換器32側へ流れるようになる。そして、熱交換器32で冷却水が加熱され、加熱された冷却水は、供給配管33を通じて熱媒部2の熱媒通路20に供給され、ヒートプレート3を介して発電部1が加熱される。
【0040】
そして、燃料電池FC1の出口側における排気空気の温度Tを再び読み取り(S7)、暖機運転を継続するか否かを判断する(S8)。判断の結果、排気空気の温度Tが50℃以下である場合には(Yes)、さらに暖機運が必要であると判断して、ステップS7に戻って、暖機運転を継続する。
これに対して、排気空気の温度Tが50℃を超えている場合には(No)、暖機運転が充分行われたと判断し、ポンプ37と燃焼器31とを停止する(S9)。これとともに、切換弁34を切り換えて、冷却系のポンプ56を停止する(S10)。これにより、定常運転モードへ移行する(S11)。
【0041】
このような温度制御システム30によれば、発電部1により排出されるオフガスや水素燃料を用いて燃焼器31を燃焼させることができ、この燃焼器31により発生した高温の燃焼ガスの熱を用いて冷却水を加熱することができる。したがって、冷却水を効率良く加熱することができる。加熱された冷却水は、制御部35の制御により、熱媒通路20へ適量が供給されるので、適切な暖機運転を行うことができ、その結果、燃料電池FC1の適切な動作状態を得ることができるようになる。
【0042】
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態に係る燃料電池を説明する。なお、前記第一の実施形態と同一性のある要素・部材などについては、同一の符号を付してその説明を省略する。ここで、図8は、第二の実施形態に係る燃料電池を示す図で、(a)は、燃料電池の内部構造を模式的に表した正面図、(b)は隣接する2つの単セルを図8(a)のc−c線で切断したときの断面図である。
【0043】
本実施形態の燃料電池FC2は、発電部1の下部にも熱媒部2が設けられており、下部の熱媒部2にヒートプレート3が延設されて接続された構造となっている点が前記第一の実施形態と異なる。すなわち、燃料電池FC2は、2つの熱媒部2,2の間に発電部1を配置した構造となっている。
発電部1の下部に設けられた熱媒部2は、各部が、発電部1の上部に設けられた熱媒部2と対称位置に設けられており、ヒートプレート3の延設部3d側の接面が、熱交換通路2c内に絶縁皮膜3a1を介して臨むように構成されている。
【0044】
このような燃料電池FC2によれば、発電部1の下部にも熱媒部2が設けられているので、ヒートプレート3を介して、この下部の熱媒部2に設けられた熱媒通路20に流れる冷却水で、発電部1のセパレータ11c(11a)を冷却することができる。すなわち、発電部1のセパレータ11c(11a)は、上部と下部とに配置された2つの熱媒部2,2により同時に冷却されることが可能となる。したがって、より効率の良い冷却を実現することができる。
【0045】
また、燃料電池FC2は、各単セル211,212,213,…21nを、図9(a)に示すように、直立状態にして、かつ、図9(b)に示すように、水平方向に積層(横積み)されるようにして構成しても良いし、また、図9(c)に示すように、各単セル211,212,213,…21nを倒伏した状態にして、垂直方向に積層(縦積み)されるようにして構成しても良い。
【0046】
次に、このような燃料電池FC2を用いた温度制御システム40について説明する。図10は、燃料電池FC2を用いた温度制御システム40を説明するための構成図である。
同図において、この温度制御システム40は、第一の実施形態で説明した温度制御システム30(図6参照)を発展させたものであり、熱交換器32を通過した冷却液を燃料電池FC2の上部の熱媒部2の熱媒通路20に供給する供給配管33と、燃焼器31で燃焼された燃焼ガスを燃料電池FC2の下部の熱媒部2の熱媒通路20に導く排気配管31aと、供給配管33に供給される冷却液と排気配管31aに供給される排気ガスとの供給を制御する制御部35とを備えている。すなわち、制御部35の制御により、供給配管33には、冷却液が供給されるとともに、排気配管31aには、燃焼器31で燃焼された排気ガスが供給される。ここで、供給配管33,排気配管31aは、本発明の特許請求の範囲に言う「第1の流路」,「第2の流路」に相当し、また、制御部35は、同じく「接続制御手段」に相当する。
【0047】
燃焼器31から排気配管31aに供給された排気ガスは、下部の熱媒部2の熱媒通路20の入口側(入口通路2a側)に供給され、熱交換通路2cを通じて出口側(出口通路2b)から排気配管31aを通って排気されるようになっている。
制御部35は、供給配管33に供給される冷却液と排気配管31aに供給される排気ガスとの供給を任意に制御することが可能に構成されており、例えば、暖機運転時、上部と下部との熱媒部2,2ごとに、あるいは、2つの熱媒部2,2に対して同時に、加熱された冷却液または排気ガスが通流するように制御することも可能となっている。したがって、発電部1の温度状態に、より一層適合した加熱を行うことが可能である。
なお、燃焼器31を作動させない状態で、供給配管33に冷却液を供給したときには、上部の熱媒部2の冷媒通路20に冷却液が通流し、発電部1を冷却することができる。すなわち、冷却液による冷却は、冷却系によるものと、この供給配管33を利用したものとを選択的に使用することができる。この場合、ラジエータ54と熱交換器32との容量に差を持たせることにより、冷却効率の異なる冷却を実現することができる。
また、燃焼器31を作動させない状態で、排気配管31aに空気が通流するように構成することにより、排気配管31aを冷却用として利用することもできる。
【0048】
このような温度制御システム40によれば、例えば、暖機運転時、発電部1の上部の熱媒部2には、加熱された冷却水が供給されるとともに、発電部1の下部の熱媒部2には、排気配管31aを通じて燃焼ガスが供給されることとなる。したがって、上部と下部の両方の熱媒部2,2を利用した暖機運転を行うことができるようになり、より効率の良い暖機運転が実現される。これにより、暖機運転に要する時間が短縮される。また、燃焼ガスの熱を一層有効利用することができるようになる。
【0049】
なお、前記燃料電池FC1,FC2は、前記燃料電池電気自動車に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、家庭用として設置される燃料電池機器等としても利用することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とが、分離構成され、発電部のセパレータと発電素子とを含む積層体の積層方向と並列に、熱媒部が隣接されており、ヒートプレートにより、発電部のセパレータと熱媒との間が熱交換可能に接続されているので、発電部に熱媒体を通流させることなく、ヒートプレートを介して発電部を冷却することができる。したがって、発電部内で熱媒体が漏れるという事態が生じなくなり、熱媒体として導電性クーラントを用いることが可能となる。また純水等を熱媒体として用いた場合でもイオン交換樹脂の定期的な交換が必要とならない。しかも、発電部に熱媒体を通流させる必要がないので、発電部の冷態時にもポンプ効率が低下しにくいという利点が得られる。
【0051】
また、発明によれば、ヒートプレートとセパレータとが一体的に形成されているので、通電性および熱交換性を高めることができるようになる。
【0052】
さらに、発明によれば、発電部により排出されるオフガスあるいは原燃料による燃焼ガスの熱を用いて熱媒体が加熱され、制御手段の供給量制御により、この加熱された熱媒体が、発電部の温度に基づいて熱媒通路に供給されるので、発電部の温度に基づいた適量の熱媒体が熱媒通路に供給されることとなり、ヒートプレートを介した効率の良い暖機運転を行うことができる。
【0053】
また、発明によれば、熱媒通路に対して接続される第1の流路と第2の流路とが、接続制御手段によって、任意に選択されて接続制御されるようになっているので、発電部を冷却あるいは加熱するために熱媒通路に通流される熱媒体を任意に選択することができ、発電部の温度状態に適合した冷却あるいは加熱を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る燃料電池を示す図で、(a)は、燃料電池の内部構造を模式的に表した正面図、(b)は、隣接する2つの単セルを図1(a)のb−b線で切断したときの断面図である。
【図2】第一の実施形態に係る燃料電池の模式斜視図である。
【図3】第一の実施形態に係る燃料電池の冷却系を示す系統図である。
【図4】(a)〜(c)は、第一の実施形態に係る燃料電池の積層構造を説明するための模式図である。
【図5】(a)〜(c)は、第一の実施形態に係る燃料電池のヒートプレートの変形例を示す模式図である。
【図6】第一の実施形態に係る燃料電池を用いた温度制御システムを説明するための系統図である。
【図7】第一の実施形態に係る燃料電池を用いた温度制御システムを説明するためのフローチャートである。
【図8】第二の実施形態に係る燃料電池を示す図で、(a)は、燃料電池の内部構造を模式的に表した正面図、(b)は、隣接する2つの単セルを図8(a)のc−c線で切断したときの断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、第一の実施形態に係る燃料電池の積層構造を説明するための模式図である。
【図10】第二の実施形態に係る燃料電池を用いた温度制御システムを説明するための系統図である。
【図11】(a)〜(c)は、従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 発電部
1d 膜電極構造体
2 熱媒部
3 ヒートプレート
1 絶縁皮膜(絶縁材)
11a セパレータ
11c セパレータ
20 熱媒通路
30 温度制御システム
31 燃焼器
31a 排気配管(第2の流路)
32 熱交換器(加熱手段)
33 供給配管(供給手段,第1の流路)
34 切換弁
35 制御部(制御手段,接続制御手段)
40 温度制御システム
FC1 燃料電池
FC2 燃料電池

Claims (5)

  1. セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とを備えた燃料電池であって、
    前記発電部と前記熱媒部とを分離構成させるとともに、
    前記発電部の前記セパレータと前記発電素子とを含む積層体の積層方向と並列に、前記熱媒部を隣接させて構成し、
    前記発電部の前記セパレータと前記熱媒部との間を熱交換可能に接続するヒートプレートを備え、
    前記ヒートプレートの一端が、前記セパレータの前記積層方向において前記セパレータに直接接続されるとともに、他端の接面が前記熱媒部側に延びて前記熱媒部に接続されることで熱交換を行い、
    前記ヒートプレートは、前記発電部の前記セパレータとの接続部が、前記セパレータの前記積層方向に通電される状態に接続されるとともに、
    前記ヒートプレートにおける前記熱媒部との接面が、絶縁材で覆われていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記ヒートプレートと前記セパレータとが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. セパレータと発電素子とを複数積層してなる発電部と、この発電部を冷却するための熱媒体が通流する熱媒通路を有する熱媒部とを備えた燃料電池であって、
    前記発電部と前記熱媒部とを分離構成させるとともに、
    前記熱媒部を、前記発電部の前記セパレータと前記発電素子とを含む積層体の積層方向と並列で、かつ、前記積層方向に沿う前記発電部の一側面側と前記一側面側の反対側となる前記発電部の他側面側とにそれぞれ隣接させて構成し、
    前記セパレータと一側面側の前記熱媒部および他側面側の前記熱媒部との間を熱交換可能に接続するヒートプレートを備え、
    前記ヒートプレートは、前記セパレータの前記積層方向において前記セパレータに直接接続されるとともに、前記セパレータとの接続部が前記セパレータの前記積層方向に通電される状態に接続され、
    さらに、前記ヒートプレートの一端の接面が、一側面側の前記熱媒部に接続されるとともに、前記ヒートプレートの他端の接面が、他側面側の前記熱媒部に接続されることで熱交換を行い、
    前記ヒートプレートの一端および他端の前記接面は、絶縁材でそれぞれ覆われていることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池に用いられる温度制御システムであって、
    前記発電部により排出されるオフガスあるいは原燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生する燃焼器と、
    前記燃焼器により発生する燃焼ガスの熱を用いて前記熱媒体を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段により加熱された前記熱媒体を前記熱媒通路に供給する供給手段と、
    前記供給手段により供給される前記熱媒体の供給量を前記発電部の温度に基づいて制御する制御手段とを具備したことを特徴とする燃料電池の温度制御システム。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池に用いられる温度制御システムであって、
    前記熱媒通路に接続されて前記発電部の冷却と加熱とを行うことが可能な熱媒体を通流する第1の流路と、
    この第1の流路とは別の流路として設けられ、前記熱媒通路に接続されて前記発電部の冷却と加熱とを行うことが可能な熱媒体を通流する第2の流路と、
    前記熱媒通路に対し、前記第1の流路あるいは前記第2の流路の少なくとも一方を任意に選択して接続制御する接続制御手段とを具備したことを特徴とする燃料電池の温度制御システム。
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