JP4628706B2 - 収納庫の閉鎖検知器 - Google Patents

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Description

本発明は、金庫など収納庫扉の閉鎖を検知する収納庫の閉鎖検知器に関し、特に、収納庫扉が閉鎖しているときに取付け可能となる位置に取付けられて閉鎖を検知する収納庫の閉鎖検知器に関するものである。
従来、収納庫を監視する検知する検知器としては、予め収納庫に内蔵されて監視するものと、収納庫に外的に取り付けられて監視するものとが知られている。
ここで、収納庫は、通常、耐火性能を有しており強固に設計されている。そのため、剛性を維持しつつ検知器を内蔵することは困難となり、検知器を内蔵した収納庫は、大型化や価格の高騰を招き、且つ、メンテナンスが不便となるという問題があった。
そこで、現在では、収納庫の検知器として、収納庫に外的に取り付けられて監視するものが広く利用されている。
収納庫に取り外し可能に取り付けられて収納庫を監視する検知器として、特許文献1に開示された金庫盗難防止用警報機が知られている。この金庫盗難防止用警報機は、傾斜を検知するセンサーと取外しを検知するセンサーとを具備し、金庫の外壁面に取着されて用いられるものであって、金庫の振動や傾き、変位を検知して警報音を発生するとともに、金庫の外壁面から取り外された場合にも警報音を発生するようになっている。
登録実用新案3036998号公報
しかしながら、特許文献1の金庫盗難防止用警報機は、収納庫の振動や収納庫からの取外しを検知する一方で、収納庫扉の開閉を監視することはできないという問題があった。
金庫など収納庫の扉は、通常、ダイアル錠やシリンダー錠にて施錠されているものであるが、常に適切な使用者により解錠されるとは限らず、侵入者により無理やりこじ開けられたり、解錠資格の無い内部の人間により不正に開放されるおそれがある。特許文献1の金庫盗難防止用警報機では、このような不正な開放行為が想定されておらず、振動しないように収納庫扉を不正開放した場合にはこれを検知することができず、失報となるおそれがあった。
また、特許文献1の金庫盗難防止用警報機では、キースイッチによりセンサによる監視をオンオフするようになっているが、センサをオフにした後にオンするのを忘れた場合、収納庫は無監視状態となってしまうという問題があった。例えば、収納庫内部の物品を出し入れするときなど、振動による誤報を防止するためキースイッチによりセンサをオフしたままで作業した場合に、センサをオンにするのを忘れて収納庫のそばを離れてしまうと、収納庫は無防備な状態のまま放置されることとなる。
そこで本発明は、上述した課題を解決するために、収納庫に外的に取り付けられるとともに収納庫扉の閉鎖を監視して不正な開放を検知し、また、収納庫が監視できない状態に放置することを検知してセキュリティ性を向上させた収納庫の閉鎖検知器を提供する。
上記目的を達成するために本発明による検知器は、収納庫扉が閉鎖しているときに取付可能となる位置に取り付けられる収納庫の閉鎖検知器であって、前記位置に取り付けられたことに基づき前記収納庫扉が閉鎖している閉鎖状態を検知する検知部と、所定の暗証コードを入力する操作部と、所定時間を計時する計時部と、前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなったことに基づき異常と判定する判定部と、前記判定部が異常を判定したときに出力する出力部と、これら各部を制御する制御部と、を備え、前記計時部は、前記操作部より所定の暗証コードが入力された後に前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなると第一所定時間の計時を開始し、前記判定部は、少なくとも前記計時部の計時が前記第一所定時間を経過するまでに前記検知部が前記閉鎖状態を検知しない場合に異常と判定することを最も主要な特徴とする。
また、好ましくは、前記制御部は、前記計時部が前記第一所定時間を計時しているときに前記操作部から所定の入力があると、前記計時部の計時をクリアして再度前記第一所定時間の計時を開始させることを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記制御部は、前記操作部より前記暗証コードの入力がなく前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなると前記計時部を作動して第二所定時間の計時を開始させ、前記判定部は、該計時が第二所定時間を経過するまでに前記操作部より前記暗証コードが入力されないときに異常と判定することを特徴とする。
また、好ましくは、前記収納庫の閉鎖検知器は、
前記操作部と前記検知部とを具備して取外し自在に取り付けられる第一ユニットと、該第一ユニットと連結手段にて連結されて固設される第二ユニットとからなることを特徴とする。
本発明に係る検知器は、収納庫扉が閉鎖しているときに取付可能となる位置に取り付けられるとともに、暗証コードの入力により第一の所定時間だけ閉鎖状態を検知できない状態とすることが許容される。すなわち、この第一の所定時間だけ収納庫扉を開放することが可能となる。そして、第一の所定時間以上閉鎖が検知できない場合に、収納庫が所定時間異常無防備な状態となっていることを検知することができる。
これによって、所定時間以上閉鎖を検知できない状態で放置したり、閉鎖状態を検知させることを失念したりして、収納庫が無防備な状態のまま放置されることを防止することができ、セキュリティ性を向上させることが可能となる。
また、本発明によれば、取外し自在の第一のユニットに操作部を具備する構成としたので、第一のユニットを取り付け/取り外しする時に、操作部の操作と第一のユニットの取り付け/取り外しとを一連の動作として行うことができ、また、操作部を操作することを失念することを防止することができる。
閉鎖検知器1は、収納庫扉101の外面に取り付けられる検知ユニット2と、この検知ユニット2とケーブル4で接続されて収納庫本体100に固定設置される固定ユニット3とから概略構成される。ケーブル4は本発明の連結手段として作用する。
本発明による収納庫の閉鎖検知器1は、収納庫扉101の外面に取り付けられる検知ユニット2と収納庫本体100に固定設置される固定ユニット3をケーブル4で接続して構成される。開閉検知器1は、収納庫扉101が閉鎖状態にあるときにのみ取付け可能となり、収納庫扉101が閉鎖状態にあることを検知するものである。閉鎖検知器1の検知ユニット2は、少なくとも収納庫扉101の前面にかかるように取り付けられることで、収納庫扉101を閉止して開放を抑止する。また、閉鎖検知器1は、検知ユニット2が前記取り付け位置から取り外されたことを検知する。つまり、この場合、収納庫扉101の開放を抑止できない状態であり、収納庫扉101の閉鎖が検知できなくなったことを意味する。
以下、本発明による収納庫の閉鎖検知器を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る収納庫の閉鎖検知器を収納庫に設置した状態を示す図、図2は収納庫から検知ユニットを取り外した状態を示す図、図3は収納庫を開放状態とした場合を示す図である。図4は、検知器の構成を示す図である。
収納庫扉101の外面には、ベースユニット5が固定されている。検知ユニット2は、このべースユニット5と取り外し可能に係合することにより、扉101の外面に取り付けられる。
また、収納庫本体100には固定ユニット3が固定設置されている。この固定ユニット3と検知ユニット2とはケーブル4で接続される。
ケーブル4は、収納庫扉101の自由端側、即ち扉101の開閉により扉101と収納庫本体100との間が開口する部分を跨いで固定ユニット3と検知ユニット2とを接続する。このケーブル4の長さは、設置された固定ユニット3と検知ユニット2とを略最短で接続する長さであり、閉鎖状態にある収納庫扉101に検知ユニット2が取り付けられた状態で収納庫扉101が開放できない長さである。
これにより、収納庫100は、図1に示すように、検知ユニット2がべースユニット5に取り付けられるとケーブル4により収納庫扉101の開放が抑止され、検知ユニット2をべースユニット5から取り外さなければ収納庫扉101が開放できない状態となる。
閉鎖検知器1は、検知ユニット2とべースユニット5とが係合していることを検知して収納庫扉101が閉鎖状態にあることを検知する。また、検知ユニット2が収納庫扉101から取り外されると、検知ユニット2とべースユニット5との係合が解除されたことを検知し、収納庫扉101が開放可能な状態にあることを検出する。そして、閉鎖検知器1は、この検知ユニット2が取外されたことを検出することで異常を判定する。閉鎖検知器1は、異常発生と判定すると図示しない警備装置に異常信号を送信する。また、閉鎖検知器1は後述するように利用者にて非常通報の操作をされると警備装置に非常通報信号を送出する。
警備装置は、入力された信号を図示しない遠隔の監視センタや警察署、利用者の携帯電話などに通報するもので、周知のものである。
通常、警備装置は、警戒モードにあるときに信号が入力されると異常を判定する入力インターフェースと、警戒/非警戒モードに拘らず信号が入力されると常に異常を判定する入力インターフェースとを備えている。例えば、前者には人体センサやドア開センサなどが接続され、後者には火災センサや非常通報操作器などが接続される。
本実施例において、閉鎖検知器1は、後者のモードに拘らず入力された信号に基づき異常の発生を判定するインターフェースにて警備装置と接続される。
これにより、警備装置のモードに拘らず収納庫を監視することができる。
次に、図4を参照して検知ユニット2の構成を説明する。
検知ユニット2は、ベースユニット5との取り外しを検知する検知部としての取外し検知部21と、閉鎖検知器1の動作を制御するための各種アプリケーションや暗証コード等を記憶したROM・RAM等からなる記憶部22と、利用者が各種操作入力する操作部23と、LCD/LEDやブザー音、バイブレータ等により閉鎖検知器1の状態を報知する報知部24と、所定時間を計時する計時部25と、各部の出力に基づき異常の有無を判定する異常判定部26と、異常判定部が異常を判定したときに異常信号を出力する出力部27と、これらを制御する制御部20とから構成されている。
記憶部22には予め利用者の正当性を判断するための暗証コードが記憶されている。
操作部23は、複数の入力ボタンから構成されて前述の暗証コードの入力等を行なう。
また、検知ユニット2は前述のケーブル4を介して固定ユニット3と電気的に接続されている。出力部27は、ケーブル4に内包される線路と接続され、当該線路を経由して固定ユニット3に異常信号や非常信号を出力する。なお、このとき、報知部24に信号出力するようにしてもよい。
検知ユニット2とべースユニット5とは、磁力により係合する。図2に示すように、べースユニット5は検知ユニット2との係合部分に磁石51が配置され、検知ユニット2におけるべースユニット5との係合部分は磁性体で構成される。そして、検知ユニット2は、べースユニット5に設けられた磁石51の磁気により吸着されてべースユニット5と係合する。
なお、検知ユニット2とべースユニット5との係合はこれに限らず、例えばべースユニット5に鉤状のフックを形成し、このフックと検知ユニット2が係合するよう構成してもよい。
取外し検知部21は、例えばリードスイッチで構成され、べースユニット5に設けられた磁石51を感知してべースユニット5との係合の有無、即ち収納庫扉との取り外しや取り付けの状態を検知する。
なお、取外し検知部21としては、赤外線の投光部と受光部をべースユニット5と検知ユニット2とに対向させて設けてべースユニット5と検知ユニット2の離間を検知するものや、べースユニット5に突片を形成して係合時に検知ユニット2に設けられたタンパスイッチを押下させることでべースユニット5と検知ユニット2との離間を検知するもの等、種々の検知方式が適用可能である。
次に、図4を参照して固定ユニット3の構成を説明する。
固定ユニット3は、例えば図1に示すように収納庫100の外側面に粘着テープ等により固定設置されている。また、固定ユニット3は、ケーブル4により検知ユニット2と電気的に接続されている。
固定ユニット3は、ケーブル4を経由して検知ユニット2より信号を受信し、有線又は無線により警備装置と通信する通信部31と、固定設置された場所から剥離されたことを検知する剥離検知部32と、ケーブル4の断線を検知する断線検知部33とから構成されている。
通信部31は、警備装置と接続され、検知ユニット2から入力された異常信号や非常通報信号を警備装置に送信する。
剥離検知部32は、固定ユニット3に設けられるタンパスイッチにより構成される。すなわち、固定ユニット3を固定設置する場所に取り付けたとき、固定ユニット3の取付面のタンパスイッチが固定設置場所に押圧される。そして、固定ユニット3が固定設置場所から剥離されるとスイッチが伸出して検知状態となり、剥離を検出する。剥離検知部32が固定ユニット3の剥離を検知すると、通信部31は警備装置に異常信号を送出する。なお、このとき、異常信号を報知部24に出力するようにしてもよい。
断線検知部33は、ケーブル4に内包される線路の電流または電圧を監視して、ケーブル4の断線を検知する。断線検知部33がケーブル4の断線を検知すると通信部31は警備装置に異常信号を送出する。
次に、図5及び図6に示したフローチャートを参照して本実施例による閉鎖検知器1の動作について説明する。
検知ユニット2は図1に示すようにべースユニット5を介して収納庫扉の外面に取り付けられた状態において収納庫扉101の閉鎖を検知した状態にある。
このとき、制御部20は、操作部23からの暗証コード入力の待ち受け(ST1)、及び、取外し検知部21によるベースユニット5からの取り外しを監視する状態(ST2)にある。
制御部20は、操作部23の操作により入力されたコードが記憶部22に記憶された暗証コードと一致すると(ST1−Yes)、報知部24を作動させて照合OKの旨を出力してST3へ進む。これにより利用者は、図2、図3に示すように、検知ユニット2をべースユニット5から取り外して収納庫扉101を開放することができるようになる。
ここで、検知ユニット2がべースユニット5から取り外されると(ST3−Yes)、制御部20は計時部25を作動させて所定時間t1を計時する(ST−4)。この所定時間t1は、収納庫扉101の開放を許可する時間であって、例えば180秒に設定される。計時部25が所定時間t1の計時を開始すると、制御部20は報知部24を作動させて、利用者に時間の経過を報知する。このとき、計時部25による計時の経過に伴いブザーの鳴動間隔を短くしたり、表示やバイブレーションのパターンを変更させるなど報知部24の動作を異ならせることにより効果的に時間の経過を報知することができる。
他方、暗証コードが入力されてから(ST1−Yes)所定時間内に検知ユニット2がべースユニット5から取り外されない場合には(ST3−No)、報知部24による照合OKの出力を停止して、ST1に戻り暗証コードの待ち受け状態となる。
ST4において計時部25が計時を開始した後、計時部25の計時が所定時間t1を経過する前に(ST5−No)、検知ユニット2がべースユニット5に取り付けられると(ST6−Yes)、制御部20は、計時部25の動作を停止し計時をリセットしてST1に戻り暗証コードの待ち受け状態となる。
他方、計時部25の計時が所定時間t1を経過すると(ST5−Yes)、異常判定部26は、収納庫扉101の開放が許可時間(所定時間t1)を越えたことを検知して、出力部27に第1の異常信号を出力する(ST9)。この第1の異常信号とは収納庫扉101の開放放置を示す異常信号である。
出力部27より出力された第1の異常信号は、ケーブル4を経由して固定ユニット3に伝送され、固定ユニット3の通信部31より警備装置に送信される。なお、このとき、制御部20は、報知部24を駆動して、収納庫扉101の開放放置が発生していることを報知するようにしてもよい。
これにより、検知ユニット2を収納庫扉101から取り外したまま放置している状態を検知して出力することが可能となり、検知ユニット2を収納庫扉101に取り付けることを失念することを防止できる。
また、計時部25による計時が所定時間t1を経過する前であって(ST5−No)、検知ユニット2がべースユニット5に取り付けられていないとき(ST6−No)、制御部20は、操作部23からの所定の入力操作を待ち受けている(ST7)。この操作部23からの所定の入力操作とは、利用者が扉101の開放許可時間(所定時間t1)を超えて扉101を開放するときに入力する操作であり、例えば所定ボタンの操作、暗証コードの入力などである。ここで、ST7において操作部23から所定の入力操作があると(ST7−Yes)、制御部20は、計時部25の計時をリセットして(ST8)、ST4に戻り再度所定時間t1の計時を開始させる。
これにより、利用者は、扉101の開放許可時間となる所定時間t1を越えて扉101を開放するときに、操作部25から所定の入力操作を行うことで適宜所定時間t1の計時をリセットし、扉101の開放許可時間を延長させることが可能となる。
次に、図5及び図6を参照して暗証コードの入力がなく検知ユニット2が取り外された場合の動作について説明する。
ST1において暗証コードの入力がなく(ST1−No)、検知ユニット2がべースユニット5から取り外されると(ST2−Yes)、制御部20は計時部25を作動させて所定時間t2を計時する(ST10)。この所定時間t2は、収納庫扉101の不正な開放行為を確定するための時間であって、例えば30秒に設定される。計時部25が所定時間t2の計時を開始すると、制御部20は報知部24を作動させて、利用者に時間の経過を報知する。
計時部25の計時が所定時間t2を経過すると(ST11−Yes)、異常判定部26は、不正な開放行為の確定時間(所定時間t2)を越えたことを検知して、出力部27に第2の異常信号を出力する(ST14)。この第2の異常信号とは扉101の不正開放を示す異常信号である。
出力部27より出力された第2の異常信号は、ケーブル4を経由して固定ユニット3に伝送され、固定ユニット3の通信部31より警備装置に送信される。なお、このとき、制御部20は、報知部24を駆動して、扉101の不正開放が発生していることを報知するようにしてもよい。
これにより、収納庫扉101の開放を抑止するようベースユニット5に取り付けられた検知ユニット2を、暗証コードの入力なしで不正に取り外したことを検知し、収納庫100を不正に開放する行為を検出することができる。すなわち、収納庫100を開放する資格を持たない者の不正な開放行為を検知して出力することが可能となる。
また、計時部25による計時が所定時間t2を経過する前であって(ST11−No)、検知ユニット2がべースユニット5に取り付けられ(ST12−Yes)、操作部23から暗証コードの入力があると(ST13−Yes)、制御部20は、計時部25の動作を停止して計時をリセットし、ST1に戻り暗証コードの待ち受け状態となる。
これにより、誤って暗証コードの入力を忘れて検知ユニット2を取り外した場合に異常となることを防止して、収納庫100を開放する資格を持った正規の利用者が誤報することを防止できる。
また、図5及び図6に示すフローチャートのST1、ST7、ST13において、操作部23からの操作入力が、非常通報操作の入力である場合には、制御部20は出力部27に非常通報信号を出力する。操作部23の非常通報操作とは、予め設定された所定の操作により入力されるもので、例えば、非常ボタンの操作や、暗証コードを所定法則にて変換して入力することにより行われる。出力部27より出力された非常通報信号は、ケーブル4を経由して固定ユニット3に伝送され、固定ユニット3の通信部31より警備装置に送信される。
これにより、正規の利用者が他人により強制的に収納庫100の開放を強いられたとき、又は、正規の利用者が既に収納庫100を開放しているときに他人から脅された場合などに、非常事態を通報することができる。
なお、本実施例において、暗証コードの入力がなく検知ユニット2が取り外された場合(図4のST2−Yes)に、所定時間t2を計時することなく即座に第2の異常出力を行うようにしてもよい。すなわち、図5及び図6に示すフローチャートにおいて、ST2−YesからST14に進むよう構成する。
これにより、所定時間t2の経過を経ることなく早期に異常出力することが可能となり、より厳格にセキュリティ性を保つことができる。
また、本実施例では、第1の異常信号と第2の異常信号のいずれも警備装置に送出するようになっているが、第1の異常信号については警備装置に送出せず報知部24より報知出力するのみとしてもよい。この場合、第1の異常信号は警備装置に出力せず、第2の異常信号は警備装置に出力するよう異常判定部26及び制御部20を構成する。
第1の異常信号は、検知ユニット2が正規の利用者によって取り外されたまま所定時間t1を越えて放置されたことに基づくものであり、このような状態は、少なくとも利用者に報知できればよい。そのため、第1の異常信号は警備装置に出力しないよう構成して、この第1の異常信号を警備装置より遠隔の監視センタなどに通報しないようにして通信コストを低減させるようにしてもよい。
さらに、本実施例では、べースユニット5を収納庫扉101の外面に固定し、固定ユニット3を収納庫100の外側面に固定する例について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、べースユニット5に取り付けられた検知ユニット2とケーブル4と固定ユニット3とにより収納庫扉101の開放が抑止され、検知ユニット2をべースユニット5から取り外さなければ収納庫扉101が開放できない状態となる位置であれば何処に設置されてもよい。例えば、べースユニット5を収納庫100の外面に固定して固定ユニット3を収納庫扉101の外面に固定設置してもよく、べースユニット5を収納庫扉101の外面に固定して固定ユニット3を収納庫100が設置された場所の近傍となる床面や天井、壁面に固定設置するようにしてもよい。
またさらに、本実施例では、検知ユニット2と固定ユニット3との二つのユニットから構成される例について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、検知ユニットを略L字形状に成型して、この検知ユニット単体から閉鎖検知器を構成してもよい。この場合、L字形状により収納庫の扉100外面と収納庫本体100における扉101と直交する面とにわたって配置され収納庫扉101の開放を抑止する。すなわち、収納庫扉101の開放を抑止するように、L字形状の検知ユニットを収納庫本体100と収納庫扉101との双方に対しベースユニットを介して取り外し可能に取り付けて、収納庫本体100と収納庫扉101との双方に取り付けられたときに、取付け状態であると検知する。そして、図5及び図6に示すフローチャートに従って異常の発生を判定し、警備装置に出力する。これにより、閉鎖検知器全体の構成を小型化できる。
またさらに、検知ユニット2が、振動や傾斜による変位を検知する変位センサを有する構成としてもよい。
この場合、図5及び図6におけるST2及びST3は、取外し検知部21による取り外し検知時または変位センサによる変位検知時にYesとなり、ST6及びST12は検知ユニット2がべースユニット5に取り付けられ、且つ、変位センサが変位を検知しないときにYesとなる。これにより、収納庫扉101の開閉に加えて収納庫100の盗難や破壊による変位を監視することが可能となる。
本発明による閉鎖検知器が設置された収納庫が閉鎖された状態を示す図である。 図1の状態において検知ユニットがベースユニットから取り外された状態を示す図である。 図2の状態において収納庫が開放された状態を示す図である。 本発明による閉鎖検知器の構成を示す図である。 本発明による閉鎖検知器の動作を示すフローチャートである。 本発明による閉鎖検知器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 閉鎖検知器
2 検知ユニット
3 固定ユニット
4 ケーブル
5 べースユニット
21 取外し検知部
22 記憶部
23 操作部
24 報知部
25 計時部
26 異常判定部
27 出力部
31 通信部
32 剥離検知部
33 断線検知部
51 磁石
100 収納庫本体
101 収納庫扉

Claims (3)

  1. 収納庫扉が閉鎖している場合に取付け可能となる収納庫の閉鎖検知器であって、
    前記取付けに基づき前記収納庫扉の閉鎖状態を検知する検知部と、
    所定の暗証コードを入力する操作部と、
    所定時間を計時する計時部と、
    前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなったことに基づき異常と判定する判定部と、
    前記判定部が異常を判定したときに出力する出力部と、
    これら各部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記計時部は、前記操作部より所定の暗証コードが入力された後に前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなると第一所定時間の計時を開始し、
    前記制御部は、前記操作部より前記暗証コードの入力がなく前記検知部が前記閉鎖状態を検知しなくなると前記計時部を作動して第二所定時間の計時を開始させ、
    前記判定部は、少なくとも前記計時部が前記第一所定時間の計時を開始した後該第一所定時間が経過するまでに前記検知部が前記閉鎖状態を検知しない場合、および前記計時部が前記第二所定時間の計時を開始した後該第二所定時間が経過するまでに前記操作部より前記暗証コードが入力されない場合に異常と判定することを特徴とした収納庫の閉鎖検知器。
  2. 前記制御部は、前記計時部が前記第一所定時間を計時しているときに前記操作部から利用者が前記第一所定時間を超えて前記収納庫扉を開放するときに入力する操作である所定の入力があると、前記計時部の計時をクリアして再度前記第一所定時間の計時を開始させることを特徴とした請求項1に記載の収納庫の閉鎖検知器。
  3. 前記収納庫の閉鎖検知器は、
    前記検知部と前記操作部とを具備して取外し自在に取付けられる第一ユニットと、該第一ユニットと連結手段にて連結される固設の第二ユニットとからなることを特徴とした請求項1または2のいずれかに記載の収納庫の閉鎖検知器。

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