JP4628666B2 - 車載カメラシステム - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されたカメラシステムに関する。
近年、車両には様々なカメラが搭載されている。車外を撮影するためのカメラとしては、例えば、車両盗難防止用の監視システムに用いられ、車両への侵入者、盗みを働く犯人を撮影するためのカメラがある(例えば特許文献1参照)。
特開平10−230820号公報
しかしながら、車外を撮影するカメラを車室内に設置した場合には、窓ガラスを介して車外を撮影することとなるため、車外に居る不審者を撮影すると、照明条件が悪い場合には車外にいる人の顔を適切に捉えることができない可能性がある。
車室内については、従来から搭載されているドームランプの照明を点灯させることによって適切な撮影が可能であるが、同様にドームランプを点灯させて窓ガラス越しに車外の人を撮影した場合は、照明が窓ガラスに反射して適切な撮影が難しくなる。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、車内に搭載されたカメラによって車外及び車内の人や状況を撮影する場合、適切に撮影できるカメラシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の車載カメラシステムは、車両の室内に搭載され、車外及び車内を撮影するためのカメラユニットを有しており、車外用照明手段により、カメラユニットによって車外を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光域以上の波長の不可視光を照射する。また、車内用照明手段により、カメラユニットによって車内を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光を照射する。ここで、カメラユニットは、全方位を撮影可能なカメラを具備し、車外用照明手段によって照射される不可視光及び車内用照明手段によって照射される可視光に対する感度を有すると共に、可視光を照射した場合の撮影に適した可視光撮影モードと不可視光を照射した場合の撮影に適した不可視光撮影モードとを切り替え可能に構成されている。そして、制御手段は、車外用照明手段にて不可視光を照射した車外をカメラユニットによって撮影する場合には不可視光撮影モードに切り替え、車内用照明手段にて可視光を照射した車内をカメラユニットによって撮影する場合には可視光撮影モードに切り替える撮影制御を実行する。
このような撮影制御をすることで、車内に搭載されたカメラユニットによって窓越しに車外を撮影しても、視認性よく撮影することができる。なお、カメラユニット自体が車外に設置されていれば窓ガラスへの反射という問題自体生じないが、その場合はカメラユニット自体が破壊される等のおそれがある。したがって、セキュリティ用途のカメラシステムとして採用するのであれば車内にカメラユニットを配置した方がよく、そのような前提であっても、上述のように車外を視認性よく撮影できる。そして、車内については可視光を照射して撮影することで視認性よく撮影でき、その結果、車両の内外において車両に接近する不審者及び車内に侵入した不審者を適切に撮影することができ、犯罪事件の早期解決の一助となる。
ここで、車外用照明手段は、例えば車両の外側に配置されていてもよいし、車両の室内(以下、車内とも略記する。)に配置されていてもよい。例えばサイドバイザ周辺のドア上部やドアノブなどに搭載することが考えられる。また、車内の天井に搭載してもよい。但し、車内に配置する場合には、窓ガラスを介して不可視光を車外へ照射するよう構成することとなるため、窓ガラスについては、不可視光の被照射部分が当該不可視光の反射を低減するよう構成する。
また、カメラユニットに関しては、1つのカメラユニットが不可視光及び可視光に対する感度を有するよう構成し、例えば不可視光を照射する場合には可視光をカットするフィルタを装着して撮影し、可視光を照射する場合にはその可視光カットフィルタを除去して撮影するようにしてもよい。あるいは、車外撮影用カメラユニットと車内撮影用カメラユニットとを別個に備えていてもよい。この場合には、車外撮影用カメラユニットに関しては不可視光に対する感度のみを有するよう構成し、車内撮影用カメラユニットに関しては可視光に対する感度のみを有するよう構成することも考えられる。
但し、例えば車内撮影においても不可視光を照射した方がよい場合もある。それは、例えば車内に侵入した不審者がサングラスを装着しているような場合である。可視光のみ照射した状態ではサングラスの奥の表情が分からないが、不可視光を照射すれば、そのような表情も捉えることができるため、不審者の身元確認のための情報としてはより適切なものとなる。そこで、車内用照明手段については、カメラユニットによって車内を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光域以上の波長の不可視光を照射可能に構成する。そして、制御手段が、車内用手段にて可視光を照射した車内をカメラユニットによって撮影する場合には可視光撮影モードに切り替え、一方、不可視光を照射した車内をカメラユニットによって撮影する場合には不可視光撮影モードに切り替える車内撮影制御を実行する。つまり、可視光照明による撮影と不可視光照明による撮影を併用するのである。この場合についても、車内撮影用のカメラユニットについて、不可視光照明用のユニットと可視光照明用のユニットの2つに分けて備えていても良いが、1つのユニットで実現してもよい。その場合は、上述した可視光カットフィルタの装着・除去を定期的に切り替えながら撮影することが考えられる。
ところで、このようなカメラシステムは駐車中の防犯用として利用することが考えられるが、その場合、常時撮影するのは無駄が多く、また車載バッテリを電源として用いることになればバッテリ上がりを招来する可能性もある。そこで、例えば次のような撮影制御を実行することが考えられる。つまり、車両周囲の所定エリア内に接近してきた物体を検出する接近検出手段と、車内への物体の侵入を検出する侵入検出手段とを備え、車両がドアロックされた駐車状態であるとき、接近検出手段によって車両への物体の接近が検出されるとカメラユニットを起動させ、車外用照明手段にて照射した車外をカメラユニットによって撮影し、さらに、侵入検出手段によって車内への物体の侵入が検出されると、車内用照明手段にて照射した車内をカメラユニットによって撮影するのである。
なお、この場合の「所定エリア」に関しては、例えばカメラユニットを起動させてから適切な撮影が可能となるまでの時間を考慮するとよい。つまり、起動処理や撮影条件(撮影範囲の照度等)に対する調整処理などのためにある程度の時間が必要であるため、あまりに車両に接近した状態になってからカメラユニットを起動させると撮影が間に合わない可能性もある。そこで、それらの準備に要する時間を考慮し、例えば車両から数メートル程度のエリアを「所定エリア」として設定するのである。なお、このようなエリアを設定した場合、実際には不審者ではない人や物を撮影してしまう可能性もあるが、セキュリティを重視するのであれば、このような対応でも良い。また、この場合の照明は不可視光の照射であるため、不審者でない人が怪訝に感じることもない。
また、車内へは侵入しないが車両への接近状態が続く場合には威嚇のために次のようにしてもよい。つまり、車両がドアロックされた駐車状態であるとき、接近検出手段によって車両への物体の接近が検出され、その物体接近状態が所定時間以上継続しているが侵入検出手段による車内への物体の侵入が検出されない場合には、威嚇のために車内用照明手段によって可視光を照射するのである。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は実施例の車載カメラシステムの構成を示すブロック図、図2は、カメラや照明機器等の車両Vにおける概略配置を示す説明図である。本実施例の車載カメラシステムは、車両の全てのドアがロックされた駐車状態にあるときに、車両周囲の状態を監視するセキュリティECU(ECU:マイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置の略)10を中心に構成されており、このセキュリティECU10には、無線機11、カメラ12、可視光カットフィルタ13、近赤外LED14a(又は14b)、室内可視光光源15、室内近赤外光光源16、IGスイッチ18、周辺感知センサ19、侵入センサ20、ドアロックECU30、音響警報装置35、光学警報装置40等が接続されている。
無線機11は、無線アンテナ11aを介して外部のセンタ50と通信するためのものである。
カメラ12は、車室内の例えばルームミラー周辺、あるいはオーバーヘッドモジュール(OHM)などに配置されている。このカメラ12としては、例えば全方位カメラ(360°カメラ)を利用して1台で対応しても良いし、あるいは例えば100°以上の広角カメラを複数台配置し、車両の左右(場合によっては前後)をそれぞれ撮影するようにしても良い。その際、例えばルームミラー周辺、あるいはオーバーヘッドモジュール(OHM)などに集中して複数のカメラを配置してもよいし、分散させて配置してもよい。例えばいわゆるBピラーに設置する場合には、両側のBピラーにカメラを配置し、それぞれ反対側のドアの窓付近を撮影すれば、より適切な画像を得やすくなる。
なお、このカメラ12の撮像素子としては、例えばCCDやCMOSを採用することが考えられる。そして、この撮像素子は可視光域及び近赤外域(例えば波長が870nm程度)において感度を有するのであるが、さらに、ダイナミックレンジが広く、最低被写体照度が低いものが良い。これは、昼間から夜間に至るまで種々の状況に対応しようと考えた場合、撮影対象周囲の照度が相当変化することとなるため、それに対応可能なようにダイナミックレンジが広い方がよいからである。また、夜間に対応するためには最低被写体照度が低いものがよい。つまり、近赤外光の照度を上げれば比較的被写体照度が高い撮像素子を採用しても良いが、人体に対して悪影響を与える可能性がある。したがって、近赤外光の照度はある程度で抑えた方が好ましく、それに対応可能なように最低被写体照度を低くした方が良い。
可視光カットフィルタ13は、可視光域の波長の光をカットするためのものであり、図示しない駆動機構によって、カメラ12の撮像素子へ入射する可視光をカットする装着位置と、カットしない除去位置とで切り替え可能になっている。
近赤外LED14a(又は14b)は、近赤外光を照射可能なLEDである。図2に示すように、一方の近赤外LED14aは車両の前席ドアの窓ガラス枠上部、つまりサイドバイザが取り付けられる部分周辺に配置され、他方の近赤外LED14bは車両の前席ドアの窓ガラス枠の下端部分周辺に配置される。これらは両方必要ではなく、窓ガラス枠上部の近赤外LED14aか下部の近赤外LED14bの何れか一方だけ配置すれば十分である。もちろん、両方配置することを妨げるものではない。また、これら以外の場所であってもよい。
これらの近赤外LED14a,14bの投光エリアを図2(b)に示すが、いずれも窓ガラス付近に近赤外光を照射可能に構成されている。この近赤外LED14a(又は14b)は、図3に示すように、近赤外LEDが複数個配置された近赤外LEDアレイ141に拡散板142及びスモーク樹脂カバー143を重ね、全体として長尺状に構成されている。拡散板142は、近赤外LEDからの近赤外光を図2(b)に示すエリアへ照射可能なように拡散させるものである。また、スモーク樹脂カバー143は、可視光をカットするために設けてある。これは、近赤外LEDとして例えば波長が870nm程度にピークがあるようなLEDを採用したとしても、可視光域の波長成分が全く存在しないわけではないため、肉眼で赤く見えてしまう可能性がある。そこで、可視光をカットできるスモーク樹脂カバー143を重ねることで、外観上LEDが見えないように工夫した。
室内可視光光源15及び室内近赤外光光源16は、車両の室内に配置されている。これはカメラ12において車内を撮影する際にその撮影範囲を照明するためのものであり、カメラ12の近傍に配置してもよいし、少し離して配置しても良い。例えば既存のドームランプ等を室内可視光光源15として利用しても良い。なお、可視光及び近赤外光を同時に照射できる光源であれば一つの光源で代用できる。但し、車内へ侵入した者が可視光に気づいて光源を破壊する可能性もある。したがって、その点を考慮すると室内可視光光源15及び室内近赤外光光源16とは別個に配置しておき、仮に室内可視光光源15が破壊されても室内近赤外光光源16による近赤外光の照射は継続できるようにすることは好ましい。なお、本実施例では、室内可視光光源15は白色LEDを採用している。
IGスイッチ18は、車載バッテリから車両各部への電源供給のオン・オフを切り替えるスイッチであり、例えばキーシリンダにマスターキーが挿入されて操作されることによってオン・オフが切り替わる。なお、IGスイッチ18がオフであっても、セキュリティECU10を含め、周辺感知センサ19はドアロックECU30等には電源供給がなされており、駐車中における防犯等のための動作が可能なように構成されている。
周辺感知センサ19は、本発明の接近検出手段に相当するものであり、図2に示すように、車両周囲の所定の検出エリア(例えば半径数メートル程度)内に、人間を含む物体に当たって反射可能な所定周波数帯(例えばGHz帯)の電波を放射し、その電波が物体に当たって反射してくる反射波を受信することにより、検出エリア内への物体の侵入(換言すれば車両への物体の接近)を検出する。もちろん、上記による方法以外にも超音波による周辺感知や傾斜センサ、車両異常振動などによる検知手段を妨げるものではない。
侵入センサ20は、「侵入検出手段」に相当するものであり、車内に物体(つまり犯人)が不正侵入してきたことを検出するために、検出エリアとなる車内で超音波を送・受信し、その受信した超音波の変化から車内への犯人の不正侵入を検出する。本実施例では、図2に示すように、車内の天井の中央付近に侵入センサ20が設けられており、フロント・サイド・リアの各窓ガラス近辺までの範囲を検出範囲としている。もちろん、上記による方法以外にも電波による侵入検知やカメラによる侵入検知などの手段を妨げるものではない。
ドアロックECU30は、ドアのロック・アンロックを制御するものであり、本実施例ではいわゆるキーレスエントリ機能を有している。つまり、ユーザが携帯する電子キーからの送信電波を受信・復調して、その送信電波がキーレスエントリ用の電子キーからのものであるかを判定し、そうであれば取得した指令情報に従ってドアのロック・アンロックを制御する。
音響警報装置35は、警報発生用のブザーや内蔵電池により車両電源遮断時にも動作可能に構成されたサイレン等を鳴動させる警報装置である。また、光学警報装置40は、ハザードランプ等を点灯若しくは点滅させる警報装置である。
ここまでで車載カメラシステムの概略構成を説明したが、特許請求の範囲に記載の用語との対応関係を示しておく。カメラ12及び可視光カットフィルタ13がカメラユニットに相当し、近赤外LED14a(又は14b)が車外用照明手段に相当する。また、室内可視光光源15及び室内近赤外光光源16が車内用照明手段に相当し、セキュリティECU10が制御手段に相当する。また、周辺感知センサ19が接近検出手段に相当し、侵入センサ20が侵入検出手段に相当する。
このような構成を有する車載カメラシステムによれば、全ドアがロックされた車両の駐車中に、セキュリティECU10が、車両が監視モードに入ったとして周辺感知センサ19を起動し、周辺感知センサ19を介して車両周辺から車両への物体の接近を監視する。そして、周辺感知センサ19にて車両への物体の接近が検出されると、侵入センサ20への電源供給を開始することにより侵入センサ20を起動すると共に、カメラ12や近赤外LED14a(又は14b)等への電源供給を開始してこれら各部を起動して撮影を行う。そして、侵入センサ20にて車内への侵入が検知されると、室内可視光光源15及び室内近赤外光光源16へ電源供給を行って室内を照明した状態で、カメラ12による撮影を行う。
以下、このように車両が監視モードにあるときにセキュリティECU10にて実行される制御処理(以下、監視処理という)を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
図4に示すように、セキュリティECU10にて実行される監視処理では、まずS10(Sはステップを表す)にて、周辺感知センサ19への電源供給を開始することにより、周辺感知センサ19を作動させ、続くS20にて、周辺感知センサ19にて車両に接近した物体(つまり車両への接近者)が感知されたかを判断することにより、車両に物体が接近してくるのを待機する。
この状態で、周辺感知センサ19の検出エリア(図2(a)参照)内に人が侵入し、S20にて、接近者が感知されたと判断されると、S25に移行して侵入センサ20への電源供給を開始することにより侵入センサ20を起動し、さらに続くS30ではカメラ12への電源供給を開始することによりカメラ12を起動する。
そして、近赤外LED14a(又は14b)によって近赤外光を照射(投光)し(S40)、可視光カットフィルタ13をカメラ12に装着する(S50)。なお、この装着は図示しないアクチュエータを制御することによって可視光カットフィルタ13の位置を移動させることで行う。そして、続くS60では、カメラ12によって車外の撮影を実行し、その撮影した画像を、無線機11を介してセンタ50へ送信し、またセキュリティECU10内に設けられた図示しないメモリに蓄える。なお、このようなセンタ50へのデータ送信やメモリへの記録の際には、撮影画像と共に、セキュリティECU10による監視状態を示す情報や、あるいは図示しないナビゲーション装置から取得した現在位置の情報等を、送信あるいは記録するようにしてもよい。
ここで、S40での近赤外LED14a(又は14b)の照射及びS60でのカメラ撮影に関して補足説明する。カメラ12を起動した直後はシャッタースピードやゲイン調整などのために照明条件を安定にしておく必要があり近赤外LED14a(又は14b)に対しては最短時間で適切な撮影条件を得るような照明とするため、例えばDC駆動とし、カメラ12の撮影状態が安定した後は、図5(a)に示すように、カメラ12のシャッタータイミングに合わせて近赤外LED14a(又は14b)をパルス駆動する。このようにすることで、省エネルギ及び人体の眼への影響を減らすことができる。
続くS70では、侵入センサ20により接近者の車室内への不正侵入が検出されたか否かを判断する。尚、このS170の判定処理は、侵入センサ20による検出結果に加えて、ドアロックECU30に接続されたドアロックセンサやドアセンサ等からの検出信号をも取り込み、これらセンサからの検出信号に基づき、接近者が実際に車内に不正侵入した場合だけでなく、ドアロックが不正操作によって強制的に解除(アンロック)された場合や、ドアが不正操作によって開いた場合にも、不正侵入があったと判断するようにしてもよい。
そして、接近者の車内への不正侵入があったと判断されると(S70:YES)、S80にて、正規の手続による解錠又はIGスイッチがオンされたのか、又はバイオメトリックス等による個人認証手段を通じて正規ユーザであるか否かを判断する。ここで肯定判断の場合には(S80:YES)、正規のユーザ等による車内への乗り込みであるため、カメラ12や近赤外LED14a(又は14b)への電源供給を停止して(S90)、本監視処理を終了する。なお、後述するS100にて音響警報装置35及び光学警報装置40によって警報を行った場合には、S90にてその警報処理も終了する。
一方、正規の手続による解錠又はIGスイッチがオンされたのではない場合には(S80:NO)、不審者の車内への侵入であるため、S100へ移行して室内可視光光源15及び室内近赤外光光源16を点灯(あるいは点滅)すると共に、音響警報装置35及び光学警報装置40によって警報を行う。具体的には警報音を連続的に発生させたり、ハザードランプ等を連続的に発生させたりして侵入警報を行う。そして、続くS110では、可視光カットフィルタ13の装着・除去を切り替えながらカメラ12による車内の撮影を実行し、その撮影した画像を、無線機11を介してセンタ50へ送信し、またセキュリティECU10内に設けられた図示しないメモリに蓄える。その後、S70へ戻る。
ここで、S110及びS110での処理について、図5(b)を参照して補足説明する。本実施例では、室内可視光光源15については点灯させ、室内近赤外光光源16については、カメラ12のシャッタータイミングのn倍の間隔、且つシャッタータイミングに合わせて定期的に点灯(つまり点滅)させる。つまり、n回シャッターを切ると、その内の1回については室内近赤外光光源16が点灯している状態で撮影できるようになっている。そして、可視光カットフィルタ13については、定期的に装着・除去状態を切り替える。具体的には、室内近赤外光光源16が点灯している期間を含む所定期間は装着状態となるようにしている。その結果、カメラ12による撮影画像は可視光を照射した室内を撮影したものに近赤外光を照射し室内を撮影したものが、nフレーム毎に1フレーム混ざる。したがって、そのような画像データ中から適宜フレームを間引くことで近赤外光に対応するフレームのみにすれば、可視光を照射した場合には識別しにくい部分(例えば不審者がサングラスをしている場合のサングラスの奥など)が識別可能となりロバスト性が高まる。上記説明では可視光による撮影と不可視光による撮影を交互に行ったが、交互である必要はない。例えば画像認識など別の手段により不審者がサングラスなどを装着してなくて特に不可視光での撮影の必要性が低いと判断した場合などは、不可視光での撮影頻度をさらに間引くことが可能である。
また上記とは逆に、日中など外部が明るい状態では、車外物体の撮影を不可視光だけで行うのではなく、可視光でも行うことにより、不可視光撮影では得られないカラー画像を得ることができ有用である。その場合は不可視光での撮影を適宜間引き可視光での撮影をある頻度で入れることになる。
また、S70にて否定判断、つまり車両へは接近しているが車内への侵入はなされていない場合については、S120へ移行し、周辺感知センサ19が車両への接近状態をt秒以上感知し続けているか否かを判断する。そして、t秒以上感知し続けている場合には(S120:YES)威嚇のために室内可視光光源15を点滅させる(S130)。S130の処理後は、S60へ戻る。一方、t秒以上感知し続けてはいない場合には(S120:NO)、S20へ戻る。
なお、この所定時間t秒については適宜設定すればよいが、あまりに短いと単に車両の近くを素通りするような人にまで反応してしまうため、ある程度長めの時間を設定する必要がある。もちろん、あまりに長くすると警報機能が薄れるため、それらの観点から適当な時間を設定する。
また、S130での威嚇のための点滅は、接近者に対して車両が警戒状態にあることを報知するためのものであり、上述したS100での侵入警報とは異なる。つまり、上述の侵入警報では、警報音を連続的に発生させたりハザードランプ等を連続的に発生させることにより、車室内に不正侵入した泥棒が居ることを周囲に報知するためのものであるが、威嚇警報は、接近者に車両が警戒状態にあることを知らせるだけであるため、侵入警報に比べて、警報音を小さくしたり、警報時間を短くすることで、車両の横を単に通過する人を驚かせることのないように設定される。
ここまでで、実施例の車載カメラシステムについて説明したが、この車載カメラシステムによれば以下のような効果が生まれる。
近赤外LED14a(又は14b)によって近赤外光を照射した車外を、可視光カットフィルタ13を装着したカメラ12によって撮影するため、窓越しに車外を撮影しても視認性よく撮影することができる。そして、車内については室内可視光光源15及び室内近赤外光光源によって照射して撮影するため、やはり視認性よく撮影できる。その結果、車両の内外において車両に接近する不審者及び車内に侵入した不審者を適切に撮影することができ、犯罪)事件の早期解決の一助となる。
なお、室内においては、可視光を照射し、可視光カットフィルタ13を除去したカメラ12によって撮影するパターンと、近赤外光を照射し、可視光カットフィルタ13を装着したカメラ12によって撮影するパターンとを併用しているため、例えば車内への侵入者がサングラスを装着しているような場合であっても、サングラスの奥の目の表情なども捉えることができるため、不審者の身元確認のための情報としてより適切なものとなる。
そして、その撮影した画像をセンタ50へ送信することによって、センタ50では、犯人の特定に有効な画像をセンタ50にて把握できるため、犯罪の早期解決に寄与することができる。
また、本実施例では、全ドアがロックされた車両の駐車中に監視モードに入って周辺感知センサ19を起動し、周辺感知センサ19にて車両への物体の接近が検出される場合に限ってカメラ12等を起動して撮影を行う。本システムは、車載バッテリを電源として用いることになるため、このように必要な場合に限ってカメラ12を起動することで、バッテリ上がり等の防止の面でも有効である。
以下、他の実施例について述べる。
(1)上記実施例では、不可視光の例として近赤外光を採用したが、理論的には遠赤外光であってもよい。但し、照射する光の波長に対応する感度をカメラ12が有する必要があるため、現実的には近赤外光が好ましい。
(2)上記実施例では、1台のカメラ12で近赤外光を照射した場合の撮影及び可視光を照射した場合の撮影を実現するため、可視光カットフィルタ13を装着したり、除去した入りする切り替え制御を行った。しかし、複数台のカメラを準備し、近赤外光用のカメラと可視光用のカメラとで個別に対応するようにすれば、可視光カットフィルタの切り替えは不要となる。
(3)上記実施例では、周辺感知センサ19が車両への接近状態をt秒以上感知し続けている場合に威嚇のための室内光源15,16の点灯を行った(図4のS120,S130参照)。しかし、単に周辺感知センサ19が感知エリア内に人等が存在するか否かだけしか判断できない場合には、同じ人がt秒以上車両に接近状態にあるのか否かは不明である。したがって、例えば画像データを解析することで周辺感知を行うセンサを用いて同一人物であることを判別できれば、同じ人物がt秒以上接近している場合に限って威嚇等を行うことができる。このようにすれば、本来は全く関係ない人に対して余分な威嚇をしてしまうことがなくなる。
(4)上記実施例では、不審者が車内へ侵入した場合に室内光源15,16の点灯を行い、正規のユーザ等が乗車した場合にはそのような点灯は行わない。但し、車両がユーザを迎え入れる「おもてなし」的な意味で点灯させることは全く問題ない。但し、撮影のためにはいきなり高照度で発光させることが好ましいが、このようなおもてなしの場合には、フェードインフェードアウトで点灯・消灯するのがよい。そして、この場合は近赤外光による照射は必要なく、可視光のみを照射すればよい。
(5)上記実施例では、撮影画像をセンタ50に送信していたが、必ずしも送信しなければならないわけではなく、例えばメモリに格納しておき、必要な場合にそのメモリから撮影画像を読み出すようにしてもよい。
実施例の車載カメラシステム全体の概略構成を示すブロック図である。 実施例の車載カメラシステムにおけるカメラや照明機器等の概略配置を示す説明図である。 近赤外LEDの概略構成を示す説明図である。 車両が監視モードにあるときにセキュリティECUにて実行される制御処理(監視処理)を説明するためのフローチャートである。 近赤外光や可視光の発光タイミング、カメラのシャッタータイミング、可視光カットフィルタの装着・除去の切り替えタイミングの関係を示す説明図である。
符号の説明
V…車両、10…セキュリティECU、11…無線機、12…カメラ、13…可視光カットフィルタ、14a(又は14b)…近赤外LED、15…室内可視光光源、16…室内近赤外光光源、18…IGスイッチ、19…周辺感知センサ、20…侵入センサ、30…ドアロックECU、35…音響警報装置、40…光学警報装置、50…センタ、141…近赤外LEDアレイ、142…拡散板、143…スモーク樹脂カバー。

Claims (6)

  1. 車両の室内に搭載され、車外及び車内を撮影するためのカメラユニットを有するカメラシステムにおいて、
    車両の外側に配置され、前記カメラユニットによって車外を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光域以上の波長の不可視光を照射する車外用照明手段と、
    前記カメラユニットによって車内を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光を照射する車内用照明手段と、を備え、
    前記カメラユニットは、全方位を撮影可能なカメラを具備し、前記車外用照明手段によって照射される不可視光及び前記車内用照明手段によって照射される可視光に対する感度を有すると共に、可視光を照射した場合の撮影に適した可視光撮影モードと不可視光を照射した場合の撮影に適した不可視光撮影モードとを切り替え可能に構成されており、
    さらに、前記車外用照明手段にて不可視光を照射した車外を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記不可視光撮影モードに切り替え、前記車内用照明手段にて可視光を照射した車内を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記可視光撮影モードに切り替える撮影制御を実行する制御手段を備えること
    を特徴とする車載カメラシステム。
  2. 車両の室内に搭載され、車外及び車内を撮影するためのカメラユニットを有するカメラシステムにおいて、
    車両の室内に配置され、前記カメラユニットによって車外を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光域以上の波長の不可視光を、窓ガラスを介して車外へ照射する車外用照明手段と、
    前記カメラユニットによって車内を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光を照射する車内用照明手段と、を備え、
    前記窓ガラスは、前記不可視光の被照射部分が当該不可視光の反射を低減するよう構成されており、
    前記カメラユニットは、全方位を撮影可能なカメラを具備し、前記車外用照明手段によって照射される不可視光及び前記車内用照明手段によって照射される可視光に対する感度を有すると共に、可視光を照射した場合の撮影に適した可視光撮影モードと不可視光を照射した場合の撮影に適した不可視光撮影モードとを切り替え可能に構成されており、
    さらに、前記車外用照明手段にて不可視光を照射した車外を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記不可視光撮影モードに切り替え、前記車内用照明手段にて可視光を照射した車内を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記可視光撮影モードに切り替える撮影制御を実行する制御手段を備えること
    を特徴とする車載カメラシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記カメラユニットは、車外撮影用カメラユニットと車内撮影用カメラユニットとを別個に備えていること
    を特徴とする車載カメラシステム。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記車内用照明手段は、さらに、前記カメラユニットによって車内を撮影する場合に当該撮影範囲に対して可視光域以上の波長の不可視光を照射可能であり、
    前記制御手段は、前記車内用手段にて可視光を照射した車内を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記可視光撮影モードに切り替え、一方、不可視光を照射した車内を前記カメラユニットによって撮影する場合には前記不可視光撮影モードに切り替える車内撮影制御を実行すること
    を特徴とする車載カメラシステム。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の車載カメラシステムにおいて、
    さらに、
    車両周囲の所定エリア内に接近してきた物体を検出する接近検出手段と、
    車内への物体の侵入を検出する侵入検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、車両がドアロックされた駐車状態であるとき、前記接近検出手段によって車両への物体の接近が検出されると、前記カメラユニットを起動させ、前記車外用照明手段にて照射した車外を前記カメラユニットによって撮影し、さらに、前記侵入検出手段によって車内への物体の侵入が検出されると、前記車内用照明手段にて照射した車内を前記カメラユニットによって撮影すること
    を特徴とする車載カメラシステム。
  6. 請求項5に記載の車載カメラシステムにおいて、
    前記制御手段は、車両がドアロックされた駐車状態であるとき、前記接近検出手段によって車両への物体の接近が検出され、当該物体接近状態が所定時間以上継続しているが前記侵入検出手段による車内への物体の侵入が検出されない場合には、威嚇のために前記車内用照明手段によって可視光を照射すること
    を特徴とする車載カメラシステム。
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