JP4628547B2 - 荷を取り扱うことに使用するための方法及び装置 - Google Patents

荷を取り扱うことに使用するための方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、荷を上げ下げでき、又は牽引することのできるような荷を取り扱うことに使用するための、そしてまた荷に接続されているサービスケーブル及び/またはホースを取り扱うことに使用するための装置に関するものである。本発明は、特に、しかし排他的ではなく、物をつかみとる装置のような海中装置を取り扱うことに適用できる。
【0002】
今まで、水中装置にサービスを提供するためにはそれぞれの用途にあった特別なケーブル及び/またはホースの束を準備する必要があった。ある用途では、外装ホイストロープの中にサービスケーブルの束を含むものが知られている。このアプローチにはたくさんの欠陥がある。その結果としてロープはコストがかかり、持ち上げ特性が劣っており、そして扱われるロープの直径が制限されることによりそこに含ませられるサービスが制限される。さらに、実際にこの装置では、ロープの長さをつけ足したり、又は例えばワイヤーロープにファイバーロープのような、異なったタイプの素材をつなげることが不可能になる。
【0003】
我々の以前の出願であるPCT/GB96/00158から、送り出される際にはロープの周りにサービスケーブルを巻き付け、そしてロープが回収される時にはロープからサービスケーブルを解くということがまた知られている。
【0004】
本発明によれば、負荷ロープと、ロープを送り出しそして回収するための機構と、第一のサービスケーブル用ホルダーから所定長さ伸びている第一のサービスケーブルを保持するための第一のサービスケーブル用ホルダーと、第二のサービスケーブル用ホルダーから所定長さ伸びている第二のサービスケーブルを保持するための第二のサービスケーブル用ホルダーと、そしてロープが送り出されるときにはロープの周りにサービスケーブルを巻き付けるために、ロープの周りに前記サービスケーブルを回転させるためのラッピング装置とを含む装置において、第一及び第二のサービスケーブルの一方が他方の上に巻き付けられることを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための装置が提供されている。
【0005】
サービスケーブルのホルダーはドラムとすることができる。
【0006】
典型的には、ラッピング装置はロープとケーブルを回収する間に、それぞれのドラムにサービスケーブルを回収することができる。
【0007】
“サービスケーブル”の語はここでは、電気ケーブル、光ファイバーケーブル、又は空気圧ホース又は水圧ホースのような、動力又はデーターを運ぶために使われる柔軟に伸長する部材を示すために使われている。
【0008】
好ましくは、サービスケーブルは、ロープの周りにらせん状に巻き付けられる。
【0009】
典型的には、負荷ロープは荷を上げ下げするために使われるホイストロープになるだろう。時には負荷ロープは、海洋センサーアレーのような荷を送り出し、牽引し、そして回収するために使われる牽引ロープであってもよい。
【0010】
好ましくは、ロープを送り出しそして回収するための機構は、ロープ用ウインチを含み、そしてそこからロープはロープ用シーブを通り、その後実質的に直線の軸に沿って荷に向って伸びている。
【0011】
ラッピング装置は、前記軸と一致するドラムの軸の周りを回るよう配置されている、前記又はそれぞれのサービスケーブル用ドラムを含んでよく、そしてそのドラムは、典型的には負荷ロープが通り抜けるように中央に穴が開いており、好ましくは前記サービスケーブルが前記軸の周りで円を描いて動くために取り付けられたサービスケーブル用シーブを通るようにされている。
【0012】
時には、前記又はそれぞれのサービスケーブル用ドラムは、前記軸の周りで円を描いて動くように配置されているような構造部材上に回転可能にされてよい。
【0013】
ホイストロープ用ウインチと、前記又はそれぞれのサービスケーブル用ドラムと、ラッピング装置とは利便性からそれぞれの駆動モーターを具備するのがよい;しかしそれらは、適当な連鎖機構により単一の動源によって駆動することができる。
【0014】
第一及び第二のケーブルは、典型的には異なった方向でロープの周りに巻き付けられる;例えば、一方のケーブルが他方のケーブルの上に巻き付けられるようにするために、第一のケーブルは反時計回りにロープに巻き付けられ、第二のケーブルは時計周りにロープに巻き付けることができる。このオプションは好ましいが、本発明は同じ方向ではあるけれど異なるピッチでらせん状に巻かれ、その結果一方のケーブルが他方のケーブルの上に巻き付けられるようなサービスケーブルであってもよく機能する。
【0015】
本発明は、負荷ロープと、ロープを送り出しそして回収するための機構と、サービスケーブルを保持しそして送り出すための機構と、送り出されるときにはサービスケーブル及びロープのうちの一方を他方の周りに巻き付け、回収するときにはサービスケーブル及びロープのうちの一方を他方から解くために、サービスケーブル及びロープのうちの一方を他方の周りで回転するためのラッピング装置とを含む装置において、少なくともラッピング装置の一部が大きな物に対応して移動することができることを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための装置もまた提供している。
【0016】
ある好ましい態様では、サービスケーブルは、ロープの軸の周りを回転するアームに取り付けられているドラムで提供される。そのドラムは水平軸又は垂直軸の周りを回転するように配置することができる。
【0017】
サービスケーブル用ホルダーは、アームに取りつけられているのが好ましく、好ましくはアームはフレームにヒンジされており、フレームに対してアームを持ち上げるための水圧ポンプのような持ち上げの機構を具備することができる。水圧ポンプの代わりに、持ち上げの機構は、電気的に又は水圧により動力を得るスクリュー駆動機構としてもよい。
【0018】
本発明はまた、負荷ロープと、ロープを送り出しそして回収するための機構と、ドラムから所定長さ伸びているサービスケーブルを保持するためのドラムと、そしてロープが送り出される時にはロープの周りにサービスケーブルを巻き付け、ロープが回収されるときにはロープからサービスケーブルを解くために、ロープの周りに前記サービスケーブルを回転するためのラッピング装置とを含む装置において、ラッピング装置はロープの軸の周りで回転するが、自身の軸の周りでは回転しないことを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための装置も提供する。
【0019】
本発明はまた、負荷ロープと、ロープを送り出しそして回収するための機構と、ケーブル用ホルダーから所定長さ伸びているサービスケーブルを保持するためのケーブル用ホルダーと、ロープが送り出されるときにはロープの周りにサービスケーブルを巻き付けるために、ロープの周りに前記サービスケーブルを回転すためのラッピング装置とを含む装置において、負荷ロープに対して装置の装着を容易ならしめる少なくとも一つのスロットを具備していることを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための装置も提供する。
【0020】
本発明はまた、荷を取り扱うことに使用するための方法も提供し、そしてその方法には、負荷ロープを送り出すことと、送り出されるときにはロープの周りに第一及び第二のサービスケーブルを巻き付け、続いてロープを回収するときにはロープからサービスケーブルを解くことを含む方法において、サービスケーブルのうちの一方が他方の上に巻き付けられる。
【0021】
本発明による、荷を取り扱うことに使用するための装置及び方法の例を、以下に図を参照して述べる。
【0022】
図1を参照すると、先行技術のホイストロープ1は、上げ下げするための荷(不図示)を支えるためにホイストロープ用シーブ4を通ってホイストロープ用ウインチ13から伸びている。ホイストロープ1は、伸縮するスチールワイヤーロープ、又は合成繊維ロープ、例えば“ケブラー”のようにホイストロープとして適していればどのようなものでもよい。サービスケーブル2はサービスケーブル用ドラム3に巻かれており、サービスケーブル用シーブ5を経由して荷に向って伸びている。
【0023】
ホイストロープ1はサービスケーブル用ドラム3の中央に開いている穴を通り抜け、サービスケーブル用シーブ5はサービスケーブル1の軸の周りを回転するように配置されている。ホイストロープ用ウインチ13と、サービスケーブル用ドラム3と、サービスケーブル用シーブ5の動きの調節により、荷を下ろす時にはサービスケーブル2はホイストロープ1の周りにらせん状に巻き付けられ、そして荷を上げるときには解くことができる。このように、どんな所望特性のホイストロープでも様々な要求されるサービスと結合する組み合わせで用いることができる。
【0024】
さらに他のドラムのサービスケーブルも、異なる方向にモーターで回転するように付け加えることができる。
【0025】
図2はサービスケーブル用ドラム3及びより詳細な関連部分を示している。ホイストロープ用シーブ4は、適当な支持構造物(不図示)に固定された固定フレーム20にジャーナル軸受されている。サービスケーブル用ドラム3はフレーム20の下部に回転できるように取り付けられており、モーター6によって回転する。
【0026】
サービスケーブル2の内側の末端は、電気又は光ファイバサービスの場合にはスリップリング装置、あるいは空気圧又は水圧のサービスの場合には回転式のカップリングを含むカップリング部品8により、適当なサービスに接続されている;そしてそのような回転式のカップリングそれ自体はよく知られている。
【0027】
サービスケーブル用シーブ5は、モーター7により固定フレーム20の周りを回転することができる取り付フレーム9にジャーナル軸受されている。
【0028】
この態様の中で示されているサービスケーブル2は、単一のケーブル又は単一のホースであってもよいし、あるいは多数のケーブル/ホースを含んでいる特別に作られたケーブルでもよい。
【0029】
モーター6及び7は、ホイストロープ1の軸のスピードに関連したスピードで駆動される。スピードの相互関係は、固定されていてもよい。好ましくは、しかしこの相互関係は、ホイストロープ1上のサービスケーブル2の撚りの巻きの長さ(ピッチ)及びサービスケーブル2の張力の両方を変化させるように制御され得る。
【0030】
図3は、第二のサービスケーブル17がサービスケーブル2と共にホイストロープ1に巻き付けるようにした変形例を示している。この変形例では、サービスケーブル2、17は、各自用の収容ドラム15、16と、一致して回転するための共通の支持フレームで適当に支えられているそれぞれのシーブ5、14で提供されている。ドラム14は、ロープの軸の周りをドラム5とは逆の方向に公転し、そのため第二のサービスケーブル17は第一のサービスケーブル2とは逆方向にロープ1の周りに巻き付けられる。
【0031】
本装置は、より多くのサービスを取り扱うためにさらなるドラム及びシーブを付け加えることにより、さらに変形されてもよい。少なくとも一つのサービスケーブルが、その他のサービスケーブルの上に巻き付けられ、好ましくは、上に巻き付けられるケーブルが、巻き付けられているものの外側表面にくるように適用される最後の一つになる。
【0032】
図4は、サービスケーブル2がドラム3に巻き取られ、そしてドラム3それ自体はらせん状に巻き付けそして解くためにホイストロープの周りを回転する、第二の例を描いている。図5で詳細に示されているように、サービスケーブル用ドラム3は、固定されたフレーム20に回転可能なように取り付けられそしてモーター10によって駆動されるアーム18の末端に取り付けられたハブモーター11に、着脱自在に取り付けられたドラム12によって構成されてもよい。
【0033】
第一の例と同様に、図4及び5で示した例は、第一のケーブルの上に第二のケーブルを巻き付けるために、モーター10によって第一のケーブル及びドラムとは反対方向に回転するような、さらなるサービスケーブル用ドラムを付け加えることにより変形することができるだろう。
【0034】
図6は、例えばソナーセンサー又は地震観測センサーようなセンサーアレーであり、水面下又は表面で牽引されることを特徴とするセンサーアレーを送り出し、牽引し、回収するような、海洋で牽引する用途で使用するために変形された図1の例を描いている。サービスケーブル用ドラム3は曳航船の主構造物(不図示)にヒンジされており、水圧又は他の機構により望ましい牽引角度に傾けることができる。さらに、図7は、同じ使用目的のための図4の変形例を描いており、船にヒンジされ、水圧又は他の機構により望ましい角度に傾けられているサービスケーブル用ドラム3のための取り付けアームを、フレームが支えている。
【0035】
本発明は、一つ又はそれ以上のサービスケーブルが、荷重支持機能を実現させることに加えそれ自身がサービスチャンネルを伝える負荷ロープに使用されるシステムに適用されてもよい。例えば、負荷ロープは、電気信号を伝えるスチールワイヤーロープ又は光ファイバーケーブルと組み合わされた“ケブラー”負荷ストランドからなるロープにすることができるだろう。
【0036】
図8は、負荷ロープ35の周りを異なった方向に回転するように配置され、そして中央の負荷ロープ35の周りを反対方向に異なったケーブルを巻き付けることができる(例えば光ファイバーコミュニケーションケーブルと高電圧パワーケーブル)ような第一及び第二のドラム31及び32をもつ本発明のさらなる態様を表している。これは、負荷ロープ35を装置の動作中のある期間にたるませるような用途の時に、特に役に立つとして本発明者により見つけられた。負荷ロープの周りを、ケーブル同士が反対に回転することによって、動きそうになく、そして緩まりそうにないケーブルが負荷ロープ35を緩められる。さらに、第一の方向で負荷ロープ35のまわりに巻き付けられた光ファイバーケーブルのような壊れ易いケーブルは、例えば反対方向に負荷ロープ35及び光ファイバーケーブルの周りに巻き付けられた高電圧パワーケーブルによって巻き付けることができ、またこのことで光ファイバー等のような壊れ易いケーブルを保護することができる。
【0037】
図8の装置では、ドラムが負荷ロープ35の周りを回転する間に、それぞれのドラム31及び32に巻き付けられている二つの異なったケーブルが送り出される。
【0038】
ドラム31は、上表面にトップハット構造を具備しているアーム部品41に接続しているアーム40に取り付けられ、輪状フランジ41fが側壁42sの下端に具備されている(図9参照)。アーム部品41は、その上表面に負荷ロープ35が通り抜ける中央開口部42と、その上部表面の外側の縁にカットされている輪状べべルギア43とを具備している。
【0039】
第二のドラム32は、同じようなトップハット構造を具備しており図9bで見られるアーム部品51にも接続しているさらなるアーム50で支えられている。アーム部品51は、アーム部品51に付いているスリーブ51sを具備し、スリーブ51sと輪状フランジ51fとを通って伸びている中央開口部51bを具備している下部輪状フランジ51fを含む。べべルギア53(図9a参照)は、別途に製造されるが、スリーブ51sのうえに配置され、さまざまな適した方法、例えば装置を組み立てたあとに溶接又はボルトでしめる又はその他の固定方法によって固定される。
【0040】
図8の装置は、スリーブ51sの上にアーム部品41及び一組のベアリングリング44を配置することにより組み立てられ、そしてそのためにアーム部品41はスリーブ51sの周りをベアリング上で回転することができる。次に回転するアーム部品41及びアーム40を経由してドラム31に電気又は水圧の力を伝えるためのスリップリング55が、フランジ41f上に載せてリング41の上に配置される。本発明のこの又はその他の目的に適したスリップリングが知られており、適当な電気、光ファイバー、及び流体との回転接合スリップリングとして、例えばフォーカルテクノロジーズ社(Focal Technologies Inc)の、40ソーンヒルドライブ(40 Thornhill Drive)、ユニット7ダートマウス(Unit 7 Dartmouth)、ノバスコッティア(Nova Scotia)、カナダB3B1S1(Canada B3B 1S1)を利用できる。電気、光ファイバー、及び水圧の動力とを伝達するためのそのようなスリップリングは、明らかに容易に利用できるので、ここでは深くは述べない。
【0041】
次にベベルリング53が、スリーブ51sに提供され、ベベルギア43に対し反対方向にスリーブ51sに取り付けられている。さらなるスリップリング56が、スリーブ51s、フランジ51f、及びアーム50とを経由して備え付けの動源からドラム32に動力を伝えるためにベベルリング53の上に配置されている。
【0042】
それからベアリングリング45が、スリーブ51sの上に配置され、支持ブラケット58は、それらの周りに配置され、そして装置が使われる船又は他の構造物に取り付けられる。同じように支持ブラケット58は、輪状フランジ58fとスリーブ51sのための開口部58aとを具備している。それからロープ35が通り抜けるための中央開口部を具備しているトップリング60が、スリーブ51sの上端面にボルトでしめられ、中央スリーブ51sの周りにいっしょに輪状装置を固定する。
【0043】
支持ブラケット58のフランジ58f上でモーター62は、ブラケット58の下であるが下部スリップリング55の上に配置されているギアボックス64にシャフト63を駆動する。モーター62とギアボックス64は、スリップリング同士の間にあるシャフト65を経由してベベルギアドライブヘッド66に動力を伝える。ベベルドライブヘッド66はベベルリング53と43に噛合し、それらを同時に反対方向に動かす。モーター62から出される一つの動力により、アーム40及び50、従ってドラム31及び32はそれ故、送り出されるときには負荷ロープ35の中央軸の周りを相反回転方向に動かされる(前述されている)。
【0044】
ベアリング44、45は、アーム部品41と51を支持し、それによって船又は他の構造物に取り付けられている主支持ブラケット58の内側で回転することができる。
【0045】
ウインチドラム31及び32は、スリップリング55、56を通して伝えられる電気又は水圧の動力を使用することによってケーブルを持ち上げたり下げたりすることができる。従来のパワーケーブル(あるいはもし水圧モーターが使われるなら水圧導管)は、アーム40、50に対して静止したままであるスリップリングアダプターの内側半分から、ドラムサポートアーム40と50を通り抜けることができる。
【0046】
図8及び9で示されている態様は、モーター62及びベベルギア66を通じて駆動されるのだけれども、本装置は、ある態様においてはスリーブ51sを固定プレートから突き出し、ベルト、ギア、チェーン又は同じような機構を使い回転させることでスリーブ51sから駆動することもできる。図8及び9で示したべべルギアの配置は、その態様ではいまだスリーブ51s及びべべルギア53に与えられる動力により、ドラム同士を反対方向に回転するままである。
【0047】
ドラムはまた、二つの別々のモーターを使用し独立して動かすこともできる。上記のようなスリーブ51sの上に配置されたあるモーターは、アーム50を駆動することができ、モーター62はべべルギア66を通してアーム部品41を動かすことができるだろう。その態様では、追加のべべルリング53は必要なく、取り除くことができる。
【0048】
更なる本発明の改良例は、残りの図10ないし17で示している。これらの図で示している機構の構成要素は、装置が最初に負荷ロープが機構の中心を通り抜けている必要のない状態で展開され又は復元することができるように溝が切られている。そのかわりに負荷ロープは、動作中のどんな期間のあいだでも取り外し、あるいは元の位置に戻すことができる。これは特に、装置が重くて大きすぎる部品をもつときに有効である。スロットは、負荷ロープがその機構の中に配置された後に再配置される取り外し可能なセグメントによってふさぐことができる。これはより伝統的なスリップリングを使えるようにすることができるという利点を持っており、そのセグメントはテーパーノッチの中に容易に配置することができる。単一のギア駆動が可能になるだろうが、同時に図及び後記に示されているように二つ又はそれ以上のギアにより溝が切られた機構を駆動することも可能である。その示した又は記載した態様は、ノッチによっては影響されなく、これらはノッチを塞ぐセグメントを取り外すことなく負荷ロープを必要とされる機構の中に取り付け、取り外しすることができる。一つ以上のドライブシャフトが、ノッチがドライビングホイールを通過する時に、その中央の動作から外れて接触する可能性を減じるのに好ましい。この図示した態様では、負荷ロープ35の周りを回転するすべてのパーツに溝が切られている。
【0049】
今、図10ないし17を参照すると、その外側の表面に輪状フランジ151fを具備している中央回転ノッチ入りスリーブ151が、提供されている。スリーブ151は、ノッチ15を通リ抜け軸穴へとロープ35を半径方向へと通り抜けさせるために15に切り込みがはいっている。輪状スラストベアリング170は、中央開口部175aを介して通り抜け、また切り込みのいれられている主支持プレート175とフランジ151fの下面とを分離している。主支持プレート175はまた、モーター176と177のドライブシャフトを通すための二つのサイドの穴175bとcを具備している。
【0050】
主支持ベアリング179は、フランジ151fの上部のスリーブ151の外側表面を囲んでいる。
【0051】
モーター176は、中央の負荷ロープ35の周りにロープの巻き付けを動作するために使われる巻き付け用ギア180動かす。巻き付け用ギア180は二つのさらなるギア181、182を同じ方向に動かす円状ギアである。ギア列180、181、182は、またスリーブ151のノッチ15と一致するノッチ15をもちそしてキー溝185kによってスリーブ151に止めピン固定された、平歯車185を動かす。従ってギア列180、181、182の回転は、平歯車185及び(そのキー溝の効果により)スリーブ151を駆動する。ギア181及び182は間隔が空いているので、例え、ノッチ15がギア181、182のうちの一方のところに来たとしても、他方では歯と接触したままであり、例えノッチ15がギア181又は182を通過するときでもスリーブ151に力を伝えるであろうから、平歯車185とスリーブ151の部品の切り込みは、スリーブ151への力の伝達には影響を与えない。
【0052】
ドラム190は、スリーブ151の下端に取り付けられているサポートアーム191で支えられ、従ってモーター176による駆動列180、181、182の回転は、負荷ロープの中心軸の周りでアーム191を回転させ、それによって、前記のように送り出されるときに負荷ロープの軸の周りにドラム190のケーブルを巻き付ける。
【0053】
ドラム190のケーブルの引き上げと送り出しは、下記のような駆動列を介してモーター177によって動かされる。モーター177は、主支持プレート175の穴cを通過するドライブシャフト177dを具備している。スペーサー178は、主支持プレート175の下面と、シャフト177dによって動かされるギア200との間置を取っている。ギア200は、前記のような駆動列180、181,182と同様に駆動列200、201、202の一部である。駆動列200、201、202は、溝15を具備しそしてベアリング203上のスリーブ151の周りに配置される切り込みのある平歯車205を回転させる。平歯車205はスリーブ151に対して回転することができ、駆動列200、201、202の動作によりスリーブの周りで動かされる。駆動列200、201、202はまた、ギア205の上列の歯206と噛み合う。平歯車205はまた、駆動列200、201、202の動作により明らかに回転駆動される下列の歯207を具備している。さらなる一連のギア210、211、212が、平歯車205の下列の歯207とギア180、181、182で記載したのと同じように噛み合う。ギア210は、ベベルギア又は似たような装置が垂直な第二のシャフト216を回転駆動し、プーリー車を介してベルト、チェーン又は似たような方法で自身の軸の周りでドラム190を回転させる直角に置かれたギアボックス215に接続しているドライブシャフト上に配置される。このことにより、モーターはドラムのパワーケーブル又はシグナルケーブルを引き上げたり下げたりすることができる。ギアボックス215は、ドラム支持アーム191に取り付けられ、切り込みの入った固定用ナット220によって適所に保持される。
【0054】
Cに配置されているナット220は、ウインチ支持アームと、歯が二列あるギア205と、歯が一列あるギアと、二つのシムとをとめ、それらすべては中央で回転する切り込みのはいったシリンダー17の下半分を上方向にスライドする。
【0055】
一つ以上のドラムが、ここに記載した態様で提供されており、ドラムを二つ具備する場合は、ドラム同士は反対方向に回転されることができる。
【0056】
中央で回転する切り込みの入ったシリンダーは、その中で自由に回転することができるスラストベアリング及び主支持ベアリングによりその位置に保持される。
【0057】
主支持プレートは、船又は他の構造物に取り付けられ、モーターのための支えと、主支持ベアリング及びスラストベアリングのためのベアリングハウジングとを提供する。
【0058】
すべての構成部品は、好ましくは、負荷ロープがその機構の中にスイングできるように、それらの部品に切り込みが入っている。負荷ロープの周りでウインチドラムを回転するモーターを使用することにより、中央を回転するノッチは、ベアリング及び主支持プレートのノッチとともに一列に並べらることができる。ギアを回転するためのモーターを使用することにより、またそのノッチを一列に並べることができ、負荷ロープも、機構の中に配置することも又はそこから取り出することもできる。
【0059】
ギア180、181、182等のギアの歯は、ギア185’を動かすギア180’、181’、182’上を走る切り込みの入ったベルト185bを用いた図14cで示しているようなプーリーシステムに置き換えることができる。
【0060】
現在述べているいずれの態様の駆動するために使われるモーターは、いずれの適当なタイプのもともすることができる。長年の間利用できる従来のモーターは、とても適しており、チャーリン(Charlin)、イートン(Eaton)、ホワイト(White)、マネスマン(Mannesmann)、レックスロス(Rexroth)、ホーカーシドレイ(Hawker Sidley)、その他製のいずれのものによっても、15年以上利用できるどんな標準的な電気又は水圧モーターでも適している。ウインチ及びフレーム駆動モーター等として利用できる様々な異なった種類のモーターが、当業者によく知られている。
【0061】
図18は、下にある第二のドラム350lの上に配置された第一のドラム350uを具備しているさらなる装置を示しており、それら二つのドラムは、ドラムの軸を通過する負荷ロープ1の周りに配置されている。ドラム350はそれぞれ個々のアーム359u/359lと、スプーリングギア360u/360lとを具備し、異なった方向に上部及び下部のドラムでケーブルを送り出し、図8及び9により描かれている態様と同じ方法で中央の負荷ロープ1の周りに反対方向に異なったケーブル(例えば上部のドラム350uに光ファイバーコミュニケーションケーブルで、下部ドラム350lに高電圧パワーケーブル)を巻き付けることができる。
【0062】
図18の装置では、アーム359u/359lが負荷ロープ1の周りを回転しつつ、個々のドラム350uと350lに巻き付けられた二つの異なるケーブルが、送り出される。
【0063】
ドラム350uは、側壁の下端に具備されている一組の輪状フランジをもつトップハット構造を具備している。ケーブルは輪状フランジの間に収容され、側壁はホイストロープ1が軸方向に通過することができるシリンダーを画定している。アーム359は、一つのベベルドライブヘッド360で、反対方向にそれぞれのアームを駆動することができるように反対の縁に切られている輪状ベベルギアをもつスリーブの上にそれぞれ取り付けられる。同じ又は異なったベベルドライブヘッドを、それぞれのために使うことができる。ベベルドライブヘッド360はアーム350のベベルのある縁にかみ合わされ、そしてそれらを同時に反対方向に動かす。一つのモーター(不図示)から出される一つの力によって、アームはそのように、送り出されるときに負荷ロープ1の中心軸の周りを相反回転方向に駆動されることができる。
【0064】
ドラムは、前記のようにベアリング及びスリップリングを保持するフレーム320に吊り下がっている。
【0065】
図18で示した態様はモーター及びベベルギア360を通して駆動されるが、本装置は、アーム又はドラムの一部を形成しているスリーブから駆動することもできる。ある態様ではスリーブを部品から突き出し、そしてベルト、ギア、チェーン又は同じような機構を使い回転させることができる。図18で示しているベベルギアの配置は、その態様では、スリーブ及びそれによるベベルギア360に与えられる力によりアームを相反回転するままである。
【0066】
アームはまた、二つの別々のモーターを使い、独立して動かすこともできる。
【0067】
図19は、サービスケーブル2を収容するために、ドラム5よりもむしろトラフ5tを具備するさらなるケーブルの巻き付け装置を示している。これは、ドラム5で収容するには適していない非常に太くて重いケーブルにおいて、とても有益である。トラフ5tは、シーブの形態であるスプーリングギアを具備し、例えばケーブルを走らせ、そのケーブルの送りを遅らせることによってケーブルにわずかな張力を与える一組の車輪といった、リニアウインチのような引張装置を付属的に含むことができる。さらなるトラフが、第一のケーブルとは反対方向にロープの周りに巻き付けることのできるもう一つのサービスケーブルを提供するために付け加えられることができる。
【0068】
図20は、スリップリングが不要であるさらなるケーブル巻き付け装置を示している。図20の装置は、回転毎にケーブルを撚る又はドラム上を走行させる前に予めケーブルを撚ることに耐えるであろうケーブルに対して適している。送り出されるケーブルのメートルあたりの撚りは、ケーブル用ウィンチ上のケーブルの直径に依存するであろう。
【0069】
図20の装置では、シグナル/パワー用サービスケーブルが、直径の小さい第一のドラム5s上にいくつかのガイドシーブを介して動力源あるいは他のサービス接続部(不図示)から巻き付けることができる。直径の小さいドラム5sは、モーターによって回転させることも、あるいはウィンチドラムからケーブルを解くためにアームが公転するときには静止していることもできるウインチドラムの上部に配置することができる。直径の小さいドラムの目的は、ホイストロープがツイストし、それによって送り出されるときにホイストロープ上に元々予定したよりも、もっと多くのシグナル/パワーケーブル用ドラムの回転が必要とされるというような、主ドラムの動きを制限することを可能にすることである。
【0070】
ケーブル2は典型的には、ドラム51からケーブル2を解く方向に回転する回転アーム9aによって主ケーブル用ウインチドラム5lから送り出される。回転アーム9aは、ケーブル2を巻くときには、反対方向に回転する。アーム9aは、現在の張力で送り出すように、もしその張力が現在の張力よりも小さいときには、引上げるように設定されることができる。
【0071】
図20の装置では、サービスケーブル2はサービス(パワー シグナル 等)が結合されて、まず小さいドラム5sに巻き付けられる。小さなドラムの壁にある穴により、ケーブル2を、下部の主ドラム51の位置へとロープ1に平行に走らせドラム5の軸穴を通すことができる。ケーブルは、主ドラム51の壁を通過し、前記したことと大体同じような方法で、回転アーム9aのスプールギアにより解かれるようにスプールへとぬける。ケーブルは使用中ケーブルがもつれるのを避けるために、予め撚った状態でドラム5に提供することができる。
【0072】
さらなるシグナルケーブルを、図20の装置で用いているロープに適用することもできる。
【0073】
他の態様では、ケーブル用ドラムはロープの周りを回転するように配置されることができ、及び/またはロープが他の態様と同じような方法で解くことができるようにケーブル用ドラムを自身の水平軸で回転するようにすることができる。
【0074】
図21は、サービスケーブル2がドラム3に巻かれ、ドラム3はらせん状に巻き付きそして解くことができるようにするためにホイストロープ1の周りを自身が回転する、さらなる態様を描いている。サービスケーブル用ドラム3は、固定フレーム20に回転可能に取り付けられそしてモーター10によって駆動されるアーム18の末端にあるハブモーター11に着脱自在に取り付けたドラム12によって構成されていてもよい。アーム18は、それをフレーム20に接続しているヒンジ18hと、アーム18を図2で示している低い位置から高い位置へとフレーム20に対してヒンジ18hの周りで旋回するための水圧ポンプ18rを具備している。それによって、ホイストロープ1によって持ち上げられる大きな荷の通り道の外にケーブル用ドラム3を移動することができる。
【0075】
さらなるサービスケーブル用ドラムが、モーター10によって回転するように付け加えられることができる。
【0076】
図22は、サービスケーブル用ドラム3が、ケーブル用ドラム3の軸穴を通過するロープ1とともに、フレーム20の下部に回転可能に取り付けられ、モーター6によって回転駆動される、図2の態様に類似するさらなる態様を示している。マウンチングフレーム9のアームは、ヒンジ9hと、ヒンジ9hの反対サイド同士の両肩をつないでいる水圧ポンプ9rとを有する。ポンプは、アーム9のシーブ−ベアリング部を、引き上げられる大きな物体の通り道から外れるように、上の方向に引くように動かすことができる。
【0077】
図23は、サービスケーブル2がロープ1の軸の周りを回転することができるアーム30に固定されているドラム5aに保持される、さらなる態様を示している。ドラム5aは、アーム30に回転できるように取り付けられる必要はなく、それは自身の軸で回転するよりもむしろ、ドラム5aの軸の周りを回転しそしてスプーリングギア32を介してロープ1へとケーブルを導くさらなるアーム31を具備しているためである。
【0078】
ドラム5aはテーパー面を持ってよく、このことは本発明のもう一つの側面を提供する。
【0079】
他の変形が本発明の範囲内でなされてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の巻き取り装置の作動原理を描いた概略斜視図である。
【図2】 図1の例で使用される装置をより詳細にみた側面図、そして部分的には断面図である。
【図3】 図1の装置の変形例を描いた外観が図1に似ている図である。
【図4】 第二の例を描いた概略斜視図である。
【図5】 図4の例で使われる装置の側面図である。
【図6】 図1の装置に似ているが持ち上げるよりもむしろ牽引するために変形された第三の例を描いている概略斜視図である。
【図7】 図4の装置に似ているが持ち上げるよりもむしろ牽引するために変形されている第四の例である。
【図8】 aは、第五の態様の概略側面図であり、
bは、図8aの態様をクローズアップした図であり、
cは、第五の態様のいくつかの構成部品を側部断面図で示している。
【図9】 aは、第五の態様のアーム部品の側部断面図を示しており、
bは、第五の態様のさらにあるアーム部品の側部断面図を示している。
【図10】 aとbは、第六の態様のそれぞれ側面図と平面図を示している。
【図11】 第六の態様のスリーブ及びベアリングの側面図を示している。
【図12】 第六の態様の主支持プレートの平面図を示している。
【図13】 第六の態様で使用されるベアリングの平面図を示している。
【図14】 第六の態様で使用されるギアの平面図を示している。
【図15】 第六の態様で使用されるさらにあるギアの平面図を示している。
【図16】 第六の態様の駆動順の組立分解側面図を示している。
【図17】 第六の態様のギアボックスの側面図を示している。
【図18】 ケーブル巻き付け装置の第七の態様を示している。
【図19】 ケーブル巻き付け装置の第八の態様を示している。
【図20】 ケーブル巻き付け装置の第九の態様を示している。
【図21】 ケーブル巻き付け装置のさらなる態様を示している。
【図22】 図3の装置に似ているさらなる装置を示している。
【図23】 巻き付け装置のさらなる態様を示している。
【符号の説明】
1、19、35…負荷ロープ、 2…(第一の)サービスケーブル、 3、5a、12、15、16、31、32、190、350l、350u…サービスケーブル用ドラム、 4…ホイストロープ用シーブ、 5、14…サービスケーブル用シーブ 10、62、176、177…モーター、 13…ホイストロープ用ウインチ、 17…(第二の)サービスケーブル、 180、181、182、200、201、202、210、211、212…ギア。

Claims (22)

  1. 負荷ロープと、ロープを送り出しそして回収するための機構と、第一のサービスケーブルホルダーから所定長さ伸びている第一のサービスケーブルを保持するための第一のケーブル用ホルダーと、第二のサービスケーブルホルダーから所定長さ伸びている第二のサービスケーブルを保持するための第二のケーブル用ホルダーと、ロープが送り出されるときにはロープの周りにサービスケーブルを巻き付けるためにロープの周りに前記サービスケーブルを回転するためのラッピング装置とを含む装置において、前記ラッピング装置が、第一及び第二のサービスケーブルの一方他方の上に巻き付けるように構成されたものであることを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための装置。
  2. 各々のケーブル用ホルダーがドラムを含むことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記ラッピング装置はロープ及びサービスケーブルを回収する間にサービスケーブルをそれぞれのケーブル用ホルダーに回収できることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の装置。
  4. 前記ロープを送り出しそして回収するための機構がロープ用シーブ及びロープ用ウインチを含み、ロープがロープ用ウインチからロープ用シーブを通り、その後実質的に直線の軸に沿って荷に伸びていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記ラッピング装置が、ロープの軸と一致する軸の周りを回転するように配置されている少なくとも一つのケーブル用ホルダーを含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 少なくとも一つのケーブル用ホルダーが負荷ロープが通り抜ける中央開口部を有することを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 回転できるように装置に取り付けられ、前記実質的に直線の軸の周りで円を描いて動くことのできるサービスケーブル用シーブを含み、前記サービスケーブルがサービスケーブル用シーブを通過することを特徴とする、請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 少なくとも一つのケーブル用ホルダがその上で回転できる構造部材を有し、前記構造部材は、前記実質的に直線の軸の周りで円を描いて動くように配置されていることを特徴とする、請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記ロープ用ウインチと、少なくとも一つのケーブル用ドラムと、前記ラッピング装置のそれぞれが、それぞれ駆動モーターを具備していることを特徴とする、請求項4乃至請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ロープ用ウインチと、少なくとも一つのケーブル用ドラムと、前記ラッピング装置が適当な機械的リンクを介して一つの動源によって駆動されることを特徴とする、請求項4乃至請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  11. それぞれのサービスケーブルが互いに反対方向に回転できるように各々のサービスケーブル用シーブをもつことを特徴とする、請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の装置。
  12. サービスケーブル同士が同じ方向ではあるが異なったピッチで巻き付けられることを特徴とする、請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記ラッピング装置が、負荷ロープに対して装置の装着を容易ならしめる少なくとも一つのスロットをもつ構成部材を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の装置
  14. 少なくとも一つのスロットは、装置の一つ又はそれ以上の構成部材上を軸方向に伸びていることを特徴とする、請求項13に記載された装置。
  15. 一つのスロットを具備する前記構成部材が、前記構成部材と一点以上の接触をもつ駆動列によって回転駆動されることを特徴とする、請求項13に記載された装置。
  16. 前記駆動列は、間隔をあけて配置されて前記構成部材と接触する少なくとも二つの伝達ギアを含むことを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  17. 前記駆動列は、一つの駆動体によって動かされそして少なくとも二つの離れた配置にある前記構成部材と接触しているベルトを含むことを特徴とする、請求項15又は16記載の装置。
  18. 前記ラッピング装置はロープの軸の周りを回転するが自身の軸については回転しないものであることを特徴とする、請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の装置
  19. 少なくともラッピング装置の一部が、前記ロープによって持ち上げられた大きな物の通り道の外に移動することができるものであることを特徴とする、請求項1乃至請求項18のいずれか一項に記載の装置
  20. 荷を取り扱うことに使用するための方法であって、負荷ロープを送り出し、ロープを送り出すときにはロープの周りに第一及び第二のサービスケーブルを巻き付け、続いてロープが回収されるときにロープからサービスケーブルを解くことを含み、サービスケーブルのうちの一方が他方の上に巻き付けられることを特徴とする、荷を取り扱うことに使用するための方法。
  21. 前記サービスケーブルは、それぞれ反対方向に負荷ロープの周りに巻き付けられることを特徴とする、請求項20記載の方法。
  22. 負荷ロープを送り出しそして回収するための機構に負荷ロープを装着し、荷に負荷ロープを取り付け、続いて負荷ロープの周りにサービスケーブルを巻き付けるためのラッピング装置を負荷ロープに装着する工程を含む方法において、前記ラッピング装置はラッピング装置が負荷ロープに装着されているときに負荷ロープが通り抜ける少なくとも一つの軸方向のノッチをもつ少なくとも一つの構成部材を含むことを特徴とする、請求項20又は請求項21記載の方法。
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