JP4628310B2 - 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、所定の画像を印刷する印刷装置を制御する印刷制御装置に関し、より詳細には上記画像を印刷装置に印刷させるかまたは保存するかを選択可能な印刷制御装置に関する。
従来より、印刷装置に対して印刷ジョブを送信する前に、直ちに印刷するか、または印刷せずに保存(ホールド)する設定で印刷ジョブを送信するかをユーザが選択できる印刷制御装置が知られている。
例えば、上記のようなユーザによる選択を前提として、所定の印刷データを印刷せずに保存する場合には認証データとともに保存し、さらに同一の認証データを有する新たな印刷データを保存すべきときには、当該印刷データを既に保存された同一の認証データを有する印刷データに上書きして保存する従来の印刷システムがある(特許文献1を参照)。また、保存されている1回のみ印刷すべき印刷データを印刷処理後に自動的に消去する従来の印刷システムがある(特許文献1を参照)。
ここで、これら従来の印刷システムでは、例えば機密性の高いデータを安全に保存することができる。また機密性の高いデータを印刷する場合にも、直ちに印刷することなく一旦保存した後、ユーザ以外の他人の目に触れないように、例えば印刷装置の近傍に人がいないような適当な時点で印刷装置において印刷を行うことができる。
特開2005−349641号公報 特開2005−349642号公報
しかし、上記従来の印刷制御装置の構成によれば、機密性の高いデータを印刷する際に、ユーザはまず印刷装置の周囲に人がいないことを目視で確認し、その後に上記印刷データの印刷を行わなければならない。
また、印刷装置が印刷制御装置から離れた位置に設置されているなど、印刷制御装置を使用するユーザが印刷装置の周囲をそもそも目視で確認できないこともある。その場合には、既に印刷装置を使用している他人(例えば、印刷装置が複合機であるときに通常備えられるスキャン機能やFAX機能などを利用している他人)に上記機密性の高いデータの印刷結果を見られてしまうことがある。
さらに、ユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できるとしても、印刷装置が他人の印刷ジョブを受付中または印刷中であり、その直後にユーザが機密性の高いデータを印刷しようとする場合には、先に受け付けられた印刷ジョブの印刷結果を受け取るため印刷装置近傍に来た上記他人により、直後に印刷された機密性の高いデータを見られてしまうことがある。
そこで本発明は、例えば機密性の高いデータを印刷する際に、印刷装置の状態に応じて、印刷装置に印刷データを直ちに印刷させるか、または一旦印刷データを保存させるかを選択可能な印刷制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、 所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置であって、
前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
前記状態分析部により前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
過去に受け取られた状態情報に基づく前記状態分析部の判定結果と、対応する印刷データの名称または種類のいずれか1つ以上とを関連づけて履歴情報として管理する履歴情報管理部と
を備え、
前記状態分析部は、前記印刷装置から受け取られる前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、前記印刷データの名称または種類のいずれか1つ以上が前記履歴情報管理部により管理される履歴情報に含まれている場合、当該履歴情報として関連づけられている前記状態分析部の判定結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記印刷装置に印刷させるかまたは前記印刷装置以外の他の印刷装置に印刷させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
前記操作入力を受け付ける入力部と
をさらに備え、
前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に前記他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定し、
前記制御部は、前記状態分析部により前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定される場合、前記他の印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする。
第3の発明は、所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置であって、
前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
前記状態分析部により前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
前記操作入力を受け付ける入力部と
を備え、
前記表示部は、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
前記入力部は、前記時間を示す操作入力を受け付け、
前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力部に前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御部により前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記状態分析部は、前記印刷装置が印刷準備中であるか否かを示す状態情報を受け取り、
前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷準備中であるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする。
第5の発明は、第3の発明において、
前記状態分析部は、前記印刷装置が印刷中であるか否かを示す状態情報を受け取り、
前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中であるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする。
第6の発明は、第3の発明において、
前記状態分析部は、前記印刷装置近傍に人がいるか否かを示す状態情報を受け取り、
前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置近傍に人がいるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする。
第7の発明は、第3の発明において、
前記状態分析部は、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われているか否かを示す状態情報を受け取り、
前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置を操作する人がいるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする。
第8の発明は、第3の発明において、
前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に前記他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定し、
前記制御部は、前記状態分析部により前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定される場合、前記他の印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする。
第9の発明は、所定の画像を表す印刷データ受け取り前記画像を印刷する印刷装置と、前記印刷装置に前記印刷データを与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させるサーバ装置と、前記印刷データに対応する文書データを作成し当該文書データをサーバ装置に与えるクライアント装置とを備えており、前記印刷装置、前記サーバ装置、および前記クライアント装置が所定のネットワークを介して相互に通信可能に接続される印刷制御システムであって、
前記サーバ装置は、
前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
前記状態分析部により前記印刷データを前記印刷装置に記憶させるべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
を備え、
前記クライアント装置は、
前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記印刷装置に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
前記操作入力を受け付ける入力部と
を備え、
前記印刷装置は、
前記印刷データを記憶する記憶部と、
前記状態情報を取得し前記状態分析部に与える状態情報取得部と
を備え、
前記表示部は、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
前記入力部は、前記時間を示す操作入力を受け付け、
前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記印刷装置に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記印刷装置に記憶させるべきかを判定し、前記入力部に前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御部により前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする。
第10の発明は、所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御方法であって、
前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析ステップと、
前記状態分析ステップにおいて前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御ステップと
前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示ステップと、
前記操作入力を受け付ける入力ステップと
を備え、
前記表示ステップでは、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
前記入力ステップでは、前記時間を示す操作入力を受け付け、
前記状態分析ステップでは、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示ステップにおいて前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力ステップにおいて受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力ステップにおいて前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御ステップにおいて前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする。
第11の発明は、所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置に、
前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析ステップと、
前記状態分析ステップにおいて前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御ステップと
前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示ステップと、
前記操作入力を受け付ける入力ステップと
を実行させるプログラムであって、
前記表示ステップでは、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
前記入力ステップでは、前記時間を示す操作入力を受け付け、
前記状態分析ステップでは、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示ステップにおいて前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力ステップにおいて受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力ステップにおいて前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御ステップにおいて前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、プログラムである。
第1の発明によれば、状態分析部により、受け取られる状態情報に基づき印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは記憶部に記憶させるべきかが判定されるので、例えば機密性の高いデータを印刷する際に、当該データを印刷しようとするユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できない場合であっても、既に印刷装置を使用している他人に上記機密性の高いデータの印刷結果を見られてしまうことを防止することができる。また、ユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できるとしても、印刷装置が他人の印刷データを受付中または印刷中であるなど、その直後にユーザが機密性の高いデータを印刷しようとする場合にも、先に受け付けられた印刷データの印刷結果を受け取るため印刷装置近傍に来た上記他人により、直後に印刷された機密性の高いデータを見られてしまうことを防止することができる。
また本発明によれば、状態分析部により印刷データを記憶部に記憶させるべきと判定されるとき、印刷データの名称または種類のいずれか1つ以上が履歴情報管理部により管理される履歴情報に含まれている場合、当該履歴情報として関連づけられている状態分析部の判定結果に応じて、印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは記憶部に記憶させるべきかが判定される。このことにより、実際には記憶させる処理することが適しているにもかかわらず、例えば利用者が誤って通常の印刷を指示してしまったと考えられる場合などに、正しく記憶させる処理をすることにより誤って印刷されることを防止することができ、例えば機密データの守秘を十分に図ることができる。また、ユーザが記憶させる処理を行うべきか否かを判断および指示する必要がないので、ユーザの(判断および指示の)負担を軽減または解消することができる。
第2の発明によれば、状態分析部により印刷データを記憶部に記憶させるべきと判定されるとき、さらに操作画面に対応して入力部に他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には他の印刷装置に印刷させるべきと判定され、この場合に制御部により他の印刷装置に上記印刷データを印刷させるので、直ちに印刷を行うことができる。例えば印刷装置が使用中である場合など印刷可能となるまで時間がかかる場合に、印刷可能である他の印刷装置を使用することができ、ユーザに素早く印刷結果を取得させることができる。また、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていない場合、その後に印刷される機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、その印刷装置に直ちに印刷することにより、未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第3の発明によれば、第1の発明と同様に、状態分析部により、受け取られる状態情報に基づき印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは記憶部に記憶させるべきかが判定されるので、例えば機密性の高いデータを印刷する際に、当該データを印刷しようとするユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できない場合であっても、既に印刷装置を使用している他人に上記機密性の高いデータの印刷結果を見られてしまうことを防止することができる。また、ユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できるとしても、印刷装置が他人の印刷データを受付中または印刷中であるなど、その直後にユーザが機密性の高いデータを印刷しようとする場合にも、先に受け付けられた印刷データの印刷結果を受け取るため印刷装置近傍に来た上記他人により、直後に印刷された機密性の高いデータを見られてしまうことを防止することができる。
また本発明によれば、状態分析部により印刷データを記憶部に記憶させるべきと判定されるとき、さらに入力部に受け付けられた操作入力の結果に応じて、印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは記憶部に記憶させるべきかが判定されるので、ユーザの指示を反映した適切な判定を行うことができる。例えば、ユーザが知っている特別な事情(具体的には印刷中の印刷データを印刷するユーザには秘密を開示してよいことなど)により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
さらに本発明によれば、印刷データを記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付け、この時間の経過後に制御部により印刷装置に印刷データを印刷させるので、ユーザが指定した時間に印刷することが可能となる。この構成では、例えば印刷装置が使用中である場合など印刷可能となるまで時間がかかる場合に、ユーザが指定した時間が経過後に印刷可能となっているであろう印刷装置を使用することができ、ユーザに素早く印刷結果を取得させることができる。また、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていない場合、その後に印刷される機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、ユーザが指定した時間が経過後に印刷結果を取りに行くことができるようにする上記構成により、未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第4の発明によれば、印刷装置が印刷準備中である場合には、印刷されるまでに時間がかかるため、それまでに他人が印刷を行ったり、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていないことが多くなるので、その後に印刷される機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、印刷装置が印刷準備中であるか否かを示すための操作画面を表示してユーザに記憶させる処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第5の発明によれば、印刷装置が印刷中である場合には、その印刷結果を取りにユーザ以外の他人が印刷装置近傍まで来ることが当然に予想されるので、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや、この他人が印刷した印刷物とともに上記機密性の高いデータの印刷結果を持って行かれてしまう、といった事態を、印刷装置が印刷中であるか否かを示すための操作画面を表示してユーザに記憶させる処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第6の発明によれば、印刷装置近傍に人がいる場合には、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、印刷装置近傍に人がいるか否かを示すための操作画面を表示してユーザに記憶させる処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第7の発明によれば、印刷装置を他のユーザが操作中である場合には、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、印刷装置が操作中であるか否かを示すための操作画面を表示してユーザに記憶させる処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第8の発明によれば、状態分析部により印刷データを記憶部に記憶させるべきと判定されるとき、さらに操作画面に対応して入力部に他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には他の印刷装置に印刷させるべきと判定され、この場合に制御部により他の印刷装置に上記印刷データを印刷させるので、直ちに印刷を行うことができる。例えば印刷装置が使用中である場合など印刷可能となるまで時間がかかる場合に、印刷可能である他の印刷装置を使用することができ、ユーザに素早く印刷結果を取得させることができる。また、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていない場合、その後に印刷される機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態を、その印刷装置に直ちに印刷することにより、未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により記憶部に記憶させる処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷処理を行うことも可能となる。
第9の発明によれば、サーバ装置に状態分析部と制御部とが備えられ、クライアント装置には表示部と入力部のみが備えられる。この構成により、一般的には1台のサーバ装置に対して数多く備えられるクライアント装置の構成を簡易なものとし、印刷制御システム全体を簡素で低コストにすることができる。
第10の発明によれば、第3の発明と同様の効果を有するデータ処理方法を実現することができる。
第11の発明によれば、第3の発明と同様の効果を有するプログラムを実現することができる。

以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態及び実施例は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<1. 印刷制御装置全体の構成および動作>
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷制御装置と印刷装置との概略的な接続関係を表す図である。図1に示されるように、例えばIEEE802.3に準拠するような所定のローカルネットワーク(LAN)3を介して、印刷装置であるマルチファンクションプリンタ(MFP)4と、本印刷制御装置である複数のクライアント用パーソナルコンピュータ(クライアントPC)2と、MFP4を制御するサーバ用パーソナルコンピュータ(サーバPC)1とが相互に通信可能に接続されてる。これらの装置により、本発明の特徴を備える印刷システムが構成されている。
本印刷制御装置であるクライアントPC2は、例えば機密性の高いデータを印刷する場合、印刷ジョブをMFP4に送信する前にMFP4の状態を取得し、ユーザの操作指示入力に応じて印刷せずに印刷ジョブをホールド(保存)するか否かを決定する。その後、印刷データはクライアントPC2からサーバPC1に送られる。さらに印刷ジョブは、ネットワーク3を介してサーバPC1から印刷を行うべきMFP4に送信される。
この印刷ジョブを受信したMFP4は、所定のコマンドにより当該ジョブが印刷せずにホールドするよう設定されている場合にはその印刷ジョブをホールドし、ホールドするよう設定されていない場合には通常の印刷(出力)を行う。
また、サーバPC1を介さないで印刷する場合、クライアントPC2は、直接MFP4の状態を取得し、ユーザの操作指示入力に応じて印刷ジョブを印刷せずにホールドするか否かを決定する。その後、クライアントPC2は、所定の文書等に対応する印刷データから印刷ジョブを生成し、ネットワーク3を介してMFP4に送信する。
この印刷ジョブを受信したMFP4は、サーバPC1を介して印刷する場合と同様に、当該ジョブが印刷せずにホールドするよう設定されている場合にはその印刷ジョブをホールドし、ホールドするよう設定されていない場合には通常の印刷を行う。これらの装置の詳しい動作については後述する。次に、これらの装置の概略的な構成を図2から図4までを参照して説明する。
図2は、サーバPC1の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、このサーバPC1は、各種演算を行い各種機能を実現するCPU(制御部)10と、この各種機能を実現するために制御部10により実行されるプログラムが展開されるRAM11と、制御部10により実行されるBIOS等のプログラムが記憶されるROM12と、ネットワーク3を介してデータの送受信を行う通信部13と、各種情報が記憶されるハードディスクドライブ(HDD)14とを備えている。
より詳しく説明すると、上記制御部10は、対応する状態情報を参照して当該MFP4が印刷中であると判定される場合に異なる印刷先を設定する送信先設定部15と、MFP4から送信された状態情報を分析する状態分析部16と、クライアントPC2から受信した印刷データからMFP4により解釈可能な印刷ジョブ(例えば所定のプリンタ記述言語により記載されたデータ)を生成するデータ生成部17と、クライアントPC2で表示されるべき後述するデータを作成する表示データ生成部18とを含んでいる。
また、上記通信部13は、ネットワーク3を介したデータ通信を行って複数のクライアントPC2において実行されるアプリケーション等により生成された印刷データ等を受信し、MFP4へ印刷ジョブを送信し、MFP4の状態を受信する。さらに、HDD14には、各種ドライバソフト、アプリケーションプログラム、各種データ、MFP4の状態情報、および送信可能なMFP4に関する情報などが記憶されている。
図3は、クライアントPC2の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、クライアントPC2は、サーバPC1と同様の機能を実現する、送信先設定部27、状態分析部28、およびデータ生成部29を含むCPU(制御部)20と、RAM21と、ROM22と、HDD26と、通信部23とを備えるほか、液晶パネルやCRT等からなる表示部24と、キーボードやマウス等からなる操作部25とを備えている。
なお、上記通信部23は、当該クライアントPC2にインストールされているアプリケーションにより生成された印刷データを送信し、またMFP4の状態情報を受信する。また、サーバPC1のデータ生成部17により印刷ジョブが生成されない場合、データ生成部29は、アプリケーションにより生成された印刷データから印刷ジョブを生成する。
図4は、デジタル複合機であるMFP4の構成を示すブロック図である。このMFP4は、上述したサーバPC1またはクライアントPC2と構造上同様のCPU(制御部)47、RAM42、ROM43、HDD44、および通信部45のほか、MFP4の近傍にユーザがいるか否かを検知するセンサ部46とを備える。なお、HDD44は、印刷ジョブをホールドして記憶し、また通信部45は、サーバPC1またはクライアントPC2から印刷ジョブを受信し、取得した状態情報を送信する。
上記センサ部46は、例えば周知の赤外線センサや超音波センサなどであり、MFP4の近傍、典型的には当該MFP4に備えられる操作パネルの前に人が所定時間立っている場合、当該MFP4の近傍にユーザがいると検知する。
ここで、制御部47は、印刷ジョブからビットマップデータを展開して印刷のための画像データを作成する印刷データ生成部と、ユーザが操作入力を行うための操作画面を生成する操作画面制御部と、画像形成のためのエンジンの制御を行うエンジン制御部などの周知の構成要素を含むほか、上記センサ部46の検知情報を含む各種状態情報を取得する状態取得部48を含む。
この状態取得部48は、当該MFP4の近傍に人がいるか否かを示す上記センサ部46の検知情報を取得するセンサ認識部と、現在印刷を行っているか否かを検知する印刷状態取得部と、現在他のユーザが操作を行っているか否かを検知する操作状態取得部と、エンジンが起動しているか否かを検知するエンジン状態取得部とを含んでいる。
次に、図5から図17までを参照して、印刷制御装置であるクライアントPC2における各種印刷処理手順の例を以下に6つ列挙して説明する。
<2. 印刷制御装置における各種印刷処理例>
<2.1 第1の印刷処理例>
図5は、クライアントPC2における上記印刷処理例のうちMFP4において印刷データが印刷中であるか否かの判断が行われる第1の印刷処理例の手順を示すフローチャートである。なお、図中のS801〜S805は、処理手順(ステップ)の順番を示す番号である。また、下記の印刷処理が開始される際には、利用者により通常の印刷を行う旨の指示がなされているものとする。
図5に示されるように、まずクライアントPC2における制御部10の状態分析部16は、サーバPC1における制御部20の状態分析部28を介して、MFP4における制御部47(の状態取得部48)から前述した各種状態情報を取得する(ステップS801)。
次に、状態分析部16は、取得した状態情報に基づき、現在印刷中であるか否かを判定する(ステップS802)。この判定の結果、印刷中である場合(ステップS802においてYesの場合)、所定のメッセージをサーバPC1の表示データ生成部18により作成し、クライアントPC2の表示部24に表示させ(ステップS803)、印刷中でない場合(ステップS802においてNoの場合)、処理はステップS804に進む。
ここで、上記ステップS803において表示されるメッセージ例を示す。図6は、表示部24に表示される上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図6に示されるように、この操作画面例は、「MFPは印刷中です。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「印刷せずにホールド」という項目とが択一的に選択可能となっている。利用者により「通常の印刷」という項目が選択されると、MFP4に印刷データをホールドさせることなく通常の印刷を行わせる旨の指示入力が受け付けられる。また、「印刷せずにホールド」という項目が選択される場合、MFP4に印刷データを印刷させることなくホールドさせる旨の指示入力が受け付けられる。なお、図5に示されるOKボタンが押下されると上記指示入力の受け付けが完了する。また、キャンセルボタンが押下されると、本印刷処理自体がキャンセルされ終了するものとする。
このように上記メッセージが表示されることにより、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かを、MFP4に印刷データが印刷中であるという情報に基づきユーザに判断させることが可能になる。
すなわち、上記のように印刷中である場合には、印刷結果を取りに上記ユーザ以外の他人が印刷装置近傍まで来ることが当然に予想され、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや、この他人が印刷した印刷物とともに上記機密性の高いデータの印刷結果を持って行かれてしまう、といった事態を、上記情報を表示してユーザにホールド処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情(例えば印刷中の印刷データを印刷するユーザには秘密を開示してよいことなど)によりホールド処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
続いて、サーバPC1のデータ生成部17は、クライアントPC2から受け取った印刷データに基づき印刷ジョブを生成し(ステップS804)、通信部13はこの印刷ジョブをホールド指示を示すコマンドが付されている場合にはこのコマンドとともにMFP4に送信し(ステップS805)、MFP4により当該印刷ジョブが印刷されることにより、またはユーザの上記指示に基づきホールドされることにより印刷処理が終了する。
ここで、ユーザがドキュメントの種類によって印刷せずにホールドを行っていたか否かという上記指示の履歴情報をHDD14に格納し、この履歴情報に基づいて、制御部10により所定の場合に印刷せずにホールドする設定を行い、当該設定情報とともにクライアントPC2から印刷データをサーバPC1に送信し、サーバPC1のデータ生成部17により印刷データを生成し(S804)、MFP4に送信されることにより(S805)、MFP4において印刷ジョブがホールドされることにより印刷処理が終了する構成であってもよい。なお、上記履歴情報は、例えば制御部10の図示されない履歴情報管理部により作成される。
図7は、上記履歴情報例を示す図である。図7では、この履歴情報は、印刷せずにホールドしたか否かというユーザの選択指示の内容を、当該指示を行ったユーザ名と、対応する文書の種類(ドキュメント種類)および名称(ドキュメント名)とに関連づけた対応テーブルの形で示されている。
この図7を参照すると、ユーザDが印刷を行う場合、またはドキュメント2が印刷される場合、もしくはドキュメント種類が社外秘である場合、必ず印刷せずにホールド処理が行われている。そこで、制御部10は、このような場合にユーザの指示にかかわらず自動的に印刷せずにホールドを行う設定に変更する。そうすれば、利用者が実際にはホールド処理することが適しているにもかかわらず誤って通常の印刷を指示してしまったと考えられる場合に、ホールド処理することにより誤って印刷されることを防止することができ、例えば機密データの守秘を十分に図ることができる。また、ユーザがホールド処理を行うべきか否かを判断および指示する必要がないので、ユーザの(判断および指示の)負担を軽減または解消することができる。
なお、上記ドキュメント種類の判別方法としては、ドキュメント内のスタンプやマークを識別することにより社外秘または部外秘であることを認識する方法、週報などの文字がファイル名に含まれていることに基づき週報であることを認識する方法、文書ファイルの内容を解析することにより認識する方法、および文書フォーマットが所定のものであるか否かによって認識する方法などが例として考えられる。
以上の印刷処理は、サーバPC1を介して印刷を行う場合であるが、サーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても、上記の処理手順と同様に説明することができる。すなわち、図5において、クライアントPC2の状態分析部16によりMFP4の状態情報が直接取得され(S801)、取得した状態情報が印刷中であるか否か状態分析部28が判別し(S802)、印刷中である場合、図3に示す操作画面をクライアントPC2の表示部24に表示させる(S803)。その後、クライアントPC2のデータ生成部29が印刷ジョブを生成し(S804)、生成された印刷ジョブは当該通信部23によりMFP4に送信され(S805)、処理が終了する。なお、上記と同様にHDD26に保存されている図7に示されるような選択指示の履歴情報に基づいて、所定の場合に印刷せずにホールドする設定が行われて処理が終了してもよい。
<2.2 第2の印刷処理例>
続いて、印刷制御装置における印刷処理手順の別の例について説明する。図8は、MFP4において他のユーザが操作中であるか否かの判断が行われる第2の印刷処理の手順を示すフローチャートである。図8に示すステップS901〜S905の処理内容は、図5に示すステップS801〜S805の処理内容とほぼ同様であるのでその説明は省略する。ただし、図8に示すステップS902では、MFP4の状態取得部48により取得された操作状態を示す状態情報に基づき他のユーザが操作中であるか否かの判断が行われる点が図5に示すステップ802の処理内容とは異なる。また、ステップS903において操作画面に表示されるメッセージの内容もステップS803の場合とは異なる。
図9は、上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図9に示されるように、この操作画面例は、「MFPは別のユーザが操作中です。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「印刷せずにホールド」という項目とが択一的に選択可能となっている。このメッセージの他は図6に示す操作画面例と同様であるのでその説明を省略する。
このように上記メッセージが表示されることにより、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かを、別のユーザが操作中であるという情報に基づき、ユーザに判断させることが可能になる。
すなわち、上記のように別のユーザが操作中である場合には、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態が生じるおそれがある。そこで、上記情報を表示してユーザにホールド処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情によりホールド処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
なお、以上の印刷処理は、前述したようにサーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても同様に説明することができる。
また前述したように、ユーザによる選択指示の履歴情報をHDD14に格納し、この履歴情報に基づいて、制御部10により所定の場合に印刷せずにホールドする設定を行う構成であってもよい。
<2.3 第3の印刷処理例>
続いて、印刷制御装置における印刷処理手順のさらなる別の例について説明する。図10は、MFP4の近傍に他のユーザがいるか否かの判断が行われる第3の印刷処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すステップS1001〜S1005の処理内容は、図5に示すステップS801〜S805の処理内容とほぼ同様であるのでその説明は省略する。ただし、図10に示すステップS1002では、MFP4のセンサ部46および状態取得部48により取得された検知情報に基づき他のユーザが近傍にいるか否かの判断が行われる点が図5に示すステップ802の処理内容とは異なる。また、ステップS1003において操作画面に表示されるメッセージの内容もステップS803の場合とは異なる。
図11は、上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図11に示されるように、この操作画面例は、「MFPの前には別のユーザがいます。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「印刷せずにホールド」という項目とが択一的に選択可能となっている。このメッセージの他は図6に示す操作画面例と同様であるのでその説明を省略する。
このように上記メッセージが表示されることにより、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かを、MFP4の前に人がいるという情報に基づき、ユーザに判断させることが可能になる。
すなわち、上記のようにMFP4の前に人がいる場合には、この他人により機密性の高いデータを見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態が生じるおそれがある。そこで、上記情報を表示してユーザにホールド処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情によりホールド処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
なお、以上の印刷処理は、前述したようにサーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても同様に説明することができる。
また前述したように、ユーザによる選択指示の履歴情報をHDD14に格納し、この履歴情報に基づいて、制御部10により所定の場合に印刷せずにホールドする設定を行う構成であってもよい。
<2.4 第4の印刷処理例>
次に、印刷制御装置における印刷処理手順のさらなる別の例について説明する。図12は、MFP4が印刷準備中であるか否かの判断が行われる第4の印刷処理の手順を示すフローチャートである。図12に示すステップS1501〜S1505の処理内容は、図5に示すステップS801〜S805の処理内容とほぼ同様であるのでその説明は省略する。ただし、図10に示すステップS1502では、MFP4の状態取得部48により取得された検知情報に基づき当該MFP4が印刷準備中であるか否かの判断が行われる点が図5に示すステップ802の処理内容とは異なる。また、ステップS1503において操作画面に表示されるメッセージの内容もステップS803の場合とは異なる。
図13は、上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図13に示されるように、この操作画面例は、「MFPは印刷準備中です。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「印刷せずにホールド」という項目とが択一的に選択可能となっている。このメッセージの他は図6に示す操作画面例と同様であるのでその説明を省略する。
このように上記メッセージが表示されることにより、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かを、MFP4が印刷準備中であるという情報に基づき、ユーザに判断させることが可能になる。
すなわち、上記のように印刷準備中である場合には、印刷されるまでに時間がかかるため、それまでに他人が印刷を行ったり、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていないことが多くなるので、その後に印刷される上記機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態が生じるおそれがある。そこで、上記情報を表示してユーザにホールド処理を促すことにより未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情によりホールド処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
なお、以上の印刷処理は、前述したようにサーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても同様に説明することができる。
また前述したように、ユーザによる選択指示の履歴情報をHDD14に格納し、この履歴情報に基づいて、制御部10により所定の場合に印刷せずにホールドする設定を行う構成であってもよい。
<2.5 第5の印刷処理例>
続いて、印刷制御装置における印刷処理手順のさらなる別の例について説明する。図14は、上記第1から第3までの印刷処理例を含み、別のMFPに印刷させるか否かの判断が行われる第5の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
図14に示すステップS1101,S1102,S1107,S1108の処理内容は、図5に示すステップS801,S802,S804,S805の処理内容と同一であるのでその説明は省略する。また、図14に示すステップS1103の処理内容は、図8に示すステップS902の処理内容と同一であり、図14に示すステップS1104の処理内容は、図10に示すステップS1502の処理内容と同一であるのでその説明は省略する。
図14に示されるように、サーバPC1における状態分析部28を介して、MFP4の状態取得部48から各種状態情報を取得した後(ステップS1101)、MFP4が印刷中である場合(ステップS1102においてYesの場合)、MFP4が印刷準備中である場合(ステップS1103においてYesの場合)、および他のユーザが近傍にいる場合(ステップS1104においてYesの場合)のうち少なくとも1つ以上に該当するの場合、処理はステップS1105へ進み、該当しない場合に処理はステップS1107へ進む。なお、上記3つの場合は、いずれも上記第1から第3までの印刷処理例において、状態分析部16によりホールド処理を行うべきと判断される場合(正確にはホールド処理を行うべきか否かをユーザに選択させるべきと判断される場合)である。
次にステップS1105において、後述する図15に示されるような所定のメッセージを含む操作画面をサーバPC1の表示データ生成部18により作成し、クライアントPC2の表示部24に表示させ、別のMFPに印刷させる操作入力が受け付けられたか否かが判定される。この判定の結果、別のMFPに印刷させる場合(ステップS1105においてYesの場合)、送信先設定部15は、同時に受け付けられた上記別のMFPを表すホスト名またはIPアドレス(もしくはその他の識別符号)を参照して印刷ジョブを送信すべきMFPを特定し(ステップS1106)、処理はステップS1107へ進む。また、この判定の結果、別のMFPに印刷させない場合(ステップS1105においてNoの場合)、処理はステップS1107へ進む。なお、ステップS1107以降の処理はステップS804以降と同一であるので説明を省略する。次に、上記メッセージを含む操作画面例について説明する。
図15は、上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図15に示されるように、この操作画面例は、「MFPは使用中です。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「別のMFPにて印刷」という項目とが択一的に選択可能となっている。また、「別のMFPにて印刷」という項目が選択される場合に、印刷を行わせようとするMFPを特定するためのIPアドレスまたはホスト名を受け付ける入力受付領域が示されている。
ここで、上記メッセージは、MFP4が印刷中であるか、印刷準備中であるか、または他のユーザが近傍にいることを、使用中という表現により表しており、このメッセージが表示されることにより、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かをユーザに判断させるかわりに、当該機密データの印刷ジョブを別のMFPで印刷するべきか否かをユーザに判断させることが可能になる。
このようにMFPが使用中である場合には、印刷可能となるまで時間がかかるため、空いている別のMFPを使用すれば素早く印刷結果を取得できるので好ましい。また、機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていないことが多くなるので、その後に印刷される上記機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態が生じるおそれがある。そこで、別のMFPの使用を促すことによりこのような事態を未然に防止し素早く印刷することができる。また、ユーザが知っている特別な事情により別のMFPを使用することが好適でない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
なお、以上の印刷処理は、前述したようにサーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても同様に説明することができる。
<2.6 第6の印刷処理例>
次に、印刷制御装置における印刷処理手順のさらなる別の例について説明する。図16は、上記第1から第3までの印刷処理例を含み、さらにホールド時間を指定するか否かの判断が行われる第6の印刷処理の手順を示すフローチャートである。図16に示すステップS1201〜S1204,S1207の処理内容は、図14に示すS1101〜S1104,S1107の処理内容と同一であるのでその説明は省略する。
ただし、図16に示すステップS1205では、図14に示すステップS1105の処理とは異なり、後述する図17に示されるような所定のメッセージを含む操作画面をサーバPC1の表示データ生成部18により作成し、クライアントPC2の表示部24に表示させ、ホールド時間を指定して当該ホールド時間を経過後に印刷させる操作入力が受け付けられたか否かが判定される。
また、図16に示すステップS1206では、図14に示すステップS1106の処理とは異なり、ホールド時間を指定して印刷される操作入力が受け付けられた場合(ステップS1205においてYesの場合)、状態分析部16は、印刷ジョブに対して上記ホールド時間が設定されたホールドを指示するコマンドを付し、処理はステップS1207に進む。
そして、印刷データから印刷ジョブが生成された後(ステップS1207)、図16に示すステップS1208では、ホールド時間が設定されている場合には図14に示すステップS1108の処理とは異なり、送信すべき印刷ジョブに上記ホールドを指示するコマンドを付してMFP4に送信する。MFP4は、印刷ジョブに上記ホールドを指示するコマンドが付されている場合には、当該コマンドに応じて一旦印刷ジョブをホールドし、指示されたホールド時間が経過後に自動的に印刷する。
図17は、上記メッセージを含む操作画面例を示す図である。図17に示されるように、この操作画面例は、「MFPは使用中です。」というメッセージとともに、「通常の印刷」という項目と、「ホールド後、任意時間経過後、印刷」という項目とが択一的に選択可能となっている。また、「ホールド後、任意時間経過後、印刷」という項目が選択される場合に、ホールドする時間を分単位で受け付ける入力受付領域が示されている。このこの入力受付領域に操作入力された時間が上記ホールド時間となる。
このようにMFPが使用中である場合には、印刷可能となるまで時間がかかるため、ユーザが指定した時間が経過後に印刷可能となっているであろうMFPを使用すれば素早く印刷結果を取得できるので好ましい。また、MFPが使用中である場合には機密性の高いデータを印刷しようとしたユーザが印刷装置まで印刷結果を取りに来たときに印刷されていないことが多くなるので、その後に印刷される上記機密性の高いデータの印刷結果を取りに行くのを失念してしまい、他人に見られてしまうことや持って行かれてしまう、といった事態が生じるおそれがある。そこで、ユーザが指定した時間が経過後に印刷結果を取りに行くようにすればこのような事態を未然に防止することができる。また、ユーザが知っている特別な事情によりこのようなホールド処理が適していない場合には、ユーザの指示により通常の印刷を行うことも可能となる。
なお、以上の印刷処理は、前述したようにサーバPC1を介することなくクライアントPC2からMFP4に印刷指示を直接行う場合の印刷処理についても同様に説明することができる。
また前述したように、ユーザによる選択指示の履歴情報をHDD14に格納し、この履歴情報に基づいて、制御部10により所定の場合に印刷せずにホールドする設定を行う構成であってもよい。
<3. 効果>
以上のように、本実施形態における印刷制御装置であるクライアントPC2は、機密性の高いデータを印刷する場合、印刷ジョブをMFP4に送信する前にMFP4の状態、例えば印刷中や操作中であるといった状態を取得し、ユーザの操作指示入力に応じて印刷せずに印刷ジョブをホールド(保存)するか否かを決定する。
このように印刷前にMFP4の状態を取得してユーザの指示により印刷ジョブをホールドすることにより、機密性の高いデータを印刷する際に、当該データを印刷しようとするユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できない場合であっても、既に印刷装置を使用している他人に上記機密性の高いデータの印刷結果を見られてしまうことを防止することができる。また、ユーザが印刷装置の周囲を目視で確認できるとしても、印刷装置が他人の印刷ジョブを受付中または印刷中であるなど、その直後にユーザが機密性の高いデータを印刷しようとする場合にも、先に受け付けられた印刷ジョブの印刷結果を受け取るため印刷装置近傍に来た上記他人により、直後に印刷された機密性の高いデータを見られてしまうことを防止することができる。
<4. 変形例>
<4.1 主たる変形例>
上記第1から第6までの印刷処理例では、MFP4の状態を取得する点で共通するが、この状態の種類は上記印刷処理例に限られない。そこで、以下にこれらの例を含んでさらなる別例を含む印刷処理例について、MFP4が状態を取得しクライアントPC2へ送信する動作を中心に説明する。
図18は、MFP4の状態取得処理を含む一連の処理の手順を示すフローチャートである。図18に示されるように、MFP4の状態取得部48は、MFP4の各種状態を取得する。ここでは、この状態として、エンジンが印刷準備中であること、別のユーザがICカードを使用中であること、別のユーザが印刷中であること、FAX受信中であること、別のユーザが操作中であること、および別のユーザがMFP4の前にいることをそれぞれ検出し状態情報として取得する(ステップS1301)。
続いて、制御部47の図示されない状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきエンジンが印刷準備中であるか否かを判定する(ステップS1302)。この判定の結果、印刷準備中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へエンジンが印刷準備中であるという情報を送信して(ステップS1303)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1304へ進む。
次に状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきエンジンが印刷準備中であるか否かを判定する(ステップS1302)。この判定の結果、印刷準備中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へエンジンが印刷準備中であるという情報を送信して(ステップS1303)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1304へ進む。
続いて状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきICカードを使用中であるか否かを判定する(ステップS1304)。この判定の結果、ICカードを使用中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へ(ICカードを使用することにより)ユーザがコピー中であるという情報を送信して(ステップS1305)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1306へ進む。
次に状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づき別のユーザが印刷中であるか否かを判定する(ステップS1306)。この判定の結果、別のユーザが印刷中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へ別のユーザが印刷中であるという情報を送信して(ステップS1307)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1308へ進む。
続いて状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきFAX受信中であるか否かを判定する(ステップS1308)。この判定の結果、FAX受信中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へFAX受信中であるという情報を送信して(ステップS1309)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1310へ進む。
次に状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきMFP4が(別のユーザが)操作中であるか否かを判定する(ステップS1310)。この判定の結果、操作中である場合、通信部45を介してクライアントPC2へ操作中であるという情報を送信して(ステップS1311)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1312へ進む。
続いて状態情報送信部は、ステップS1301において取得された状態情報に基づきセンサ部46によりMFP4前に他人が検知されたか否かを判定する(ステップS1312)。この判定の結果、MFP4近傍に他人が検知された場合、通信部45を介してクライアントPC2へ別のユーザがMFP4の前にいるという情報を送信して(ステップS1313)、一連の処理を終了する。また、上記判定の結果、印刷準備中でない場合、処理は次のステップS1314へ進む。
次に、以上の各状態情報がいずれも取得できなかったことにより、MFP4は他のユーザに使用されていない状態、すなわち未使用の状態であると言えるので、状態情報送信部は、通信部45を介してクライアントPC2へ未使用であるという情報を送信して(ステップS1314)、一連の処理を終了する。
このように、別のユーザに機密性の高いデータの印刷結果を見られないように、上記印刷結果が他人の目に触れやすい状態であることを示す事項の存在、ここでは印刷準備中であること、ICカードを使用中であること、別のユーザが印刷中であること、FAX受信中であること、操作中であること、およびセンサに反応があることをMFP4からクライアントPC2(を使用するユーザ)に状態情報として送られることにより、上記印刷結果が他人の目に触れないよう印刷ジョブのホールド処理などを行うことができる。なお、以上に列挙した事項は例示にすぎず、MFP4からの印刷結果が他人の目に触れやすい状態であることを示す事項であれば、どのような事項であってもよい。
<4.2 その他の変形例>
上記実施形態では、ドキュメントの種類を区別することなく印刷する場合について説明するが、MFP4からの状態取得前に印刷すべきドキュメントが機密性の高いデータであるか否かを判別し、機密性の高いデータである場合にのみ上記処理を行う構成であってもよい。
上記実施形態では、印刷制御装置の機能はクライアントPC2単体で印刷する場合であっても、サーバPC1を介して印刷する場合であっても、ともに実現可能であるように構成されているが、この構成は説明の便宜上示される一例であって、いずれか一方のみで実現される簡易な構成であってもよいし、印刷制御装置の機能がクライアントPC2およびサーバPC1に適宜に部分的に割り当てられることにより実現される構成であってもよい。例えば、クライアントPC2単体で印刷することなく、必ずサーバPC1を介して印刷する構成では、クライアントPC2における状態分析部28を省略することができ、またクライアントPC2におけるHDD26に状態情報や履歴情報等を格納することを省略することができる。よって、一般的には1台のサーバPC1に対して数多く備えられるクライアントPC2の機能構成、具体的には当該機能を実現するプログラムを簡易なものとし、印刷制御システム全体を簡素で低コストな構成とすることができる。
また印刷制御装置の機能の一部または全部は、MFP4に含まれていてもよい。ここで、上記機能の全部が含まれる場合、前述した操作画面をMFP4上に表示する構成は当該ユーザにより印刷装置の状態を直接目視可能であることから好適ではない場合も考えられるが、前述したような履歴情報に基づき(操作画面の表示を行うことなく)自動的に判断する構成では好適であるといえる。なお、このような構成では、本印刷制御装置は印刷装置(または印刷機構)を内蔵することになる。
上記実施形態では、印刷ジョブにホールド指示(のコマンド)が付される場合には当該印刷ジョブはMFP4のHDD44にホールド(記憶)されるが、記憶される場所に限定はなく、例えばサーバPCのHDD14や、クライアントPC2のHDD26にホールドされてもよいし、その他のLAN3に接続されるファイルサーバなどの記憶部に記憶されてもよい。
上記実施形態における各印刷処理例では、ユーザによる操作のための操作画面が表示されるが、この操作画面はユーザによる操作入力を受け付けるための画面に限定されるわけではなく、広く上記操作に関連する情報が表示される画面であれば足りる。
上記実施形態における第5の印刷処理例では、前述した3つの場合のうちの少なくとも1つの場合に前述した操作画面を表示するが、これら3つの場合に限られるわけではなく、またこれらのうちいずれか2つの場合または1つの場合であってもよい。例えば、第4の印刷処理例における印刷準備中である場合に上記操作画面が表示される構成であってもよい。
また、上記第5の印刷処理例では、ユーザが機密データを印刷しようとする場合、守秘のために一旦当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かをユーザに判断させることに代えて、当該機密データの印刷ジョブを別のMFPで印刷するべきか否かをユーザに判断させる構成であるが、このように別のMFPで印刷するべきか否かをユーザに判断させることとともに、さらに当該機密データの印刷ジョブをホールドすべきか否かをユーザに判断させる構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係る印刷制御装置と印刷装置との概略的な接続関係を表す図である。 上記実施形態において、サーバPCの構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、クライアントPCの構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、デジタル複合機であるMFPの構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、MFPにおいて印刷データが印刷中であるか否かの判断が行われる第1の印刷処理例の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第1の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、履歴情報例を示す図である。 上記実施形態において、MFPを他のユーザが操作中であるか否かの判断が行われる第2の印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第2の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、MFPの近傍に他のユーザがいるか否かの判断が行われる第3の印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第3の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、MFPが印刷準備中であるか否かの判断が行われる第4の印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第4の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、第1から第3までの印刷処理例を含み、別のMFPに印刷させるか否かの判断が行われる第5の印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第5の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態において、第1から第3までの印刷処理例を含み、さらにホールド時間を指定するか否かの判断が行われる第6の印刷処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、第6の印刷処理例のメッセージを含む操作画面例を示す図である。 上記実施形態の主たる変形例において、MFPの状態取得処理を含む一連の処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 …サーバPC
2 …クライアントPC
3 …LAN
4 …MFP(印刷装置)
10,20,47 …制御部(CPU)
11,21,42 …RAM
12,22,43 …ROM
13,23,45 …通信部
14,26,44 …ハードディスク装置(HDD)
15,27 …送信先設定部
16,28 …状態分析部
17,29 …データ生成部
18 …表示データ生成部
24 …表示部
25 …操作部
46 …センサ部
48 …状態取得部

Claims (11)

  1. 所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置であって、
    前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
    前記状態分析部により前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
    過去に受け取られた状態情報に基づく前記状態分析部の判定結果と、対応する印刷データの名称または種類のいずれか1つ以上とを関連づけて履歴情報として管理する履歴情報管理部と
    を備え、
    前記状態分析部は、前記印刷装置から受け取られる前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、前記印刷データの名称または種類のいずれか1つ以上が前記履歴情報管理部により管理される履歴情報に含まれている場合、当該履歴情報として関連づけられている前記状態分析部の判定結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定することを特徴とする、印刷制御装置。
  2. 前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記印刷装置に印刷させるかまたは前記印刷装置以外の他の印刷装置に印刷させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
    前記操作入力を受け付ける入力部と
    をさらに備え、
    前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に前記他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定し、
    前記制御部は、前記状態分析部により前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定される場合、前記他の印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置であって、
    前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
    前記状態分析部により前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
    前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
    前記操作入力を受け付ける入力部と
    を備え、
    前記表示部は、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
    前記入力部は、前記時間を示す操作入力を受け付け、
    前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力部に前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御部により前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、印刷制御装置。
  4. 前記状態分析部は、前記印刷装置が印刷準備中であるか否かを示す状態情報を受け取り、
    前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷準備中であるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする、請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記状態分析部は、前記印刷装置が印刷中であるか否かを示す状態情報を受け取り、
    前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中であるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする、請求項3に記載の印刷制御装置。
  6. 前記状態分析部は、前記印刷装置近傍に人がいるか否かを示す状態情報を受け取り、
    前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置近傍に人がいるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする、請求項3に記載の印刷制御装置。
  7. 前記状態分析部は、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われているか否かを示す状態情報を受け取り、
    前記表示部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置を操作する人がいるか否かを示すための操作画面を表示することを特徴とする、請求項3に記載の印刷制御装置。
  8. 前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に前記他の印刷装置に印刷させることを選択する操作入力が受け付けられる場合には前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定し、
    前記制御部は、前記状態分析部により前記他の印刷装置に印刷させるべきと判定される場合、前記他の印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、請求項3に記載の印刷制御装置。
  9. 所定の画像を表す印刷データ受け取り前記画像を印刷する印刷装置と、前記印刷装置に前記印刷データを与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させるサーバ装置と、前記印刷データに対応する文書データを作成し当該文書データをサーバ装置に与えるクライアント装置とを備えており、前記印刷装置、前記サーバ装置、および前記クライアント装置が所定のネットワークを介して相互に通信可能に接続される印刷制御システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析部と、
    前記状態分析部により前記印刷データを前記印刷装置に記憶させるべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御部と
    を備え、
    前記クライアント装置は、
    前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記印刷装置に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示部と、
    前記操作入力を受け付ける入力部と
    を備え、
    前記印刷装置は、
    前記印刷データを記憶する記憶部と、
    前記状態情報を取得し前記状態分析部に与える状態情報取得部と
    を備え、
    前記表示部は、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
    前記入力部は、前記時間を示す操作入力を受け付け、
    前記状態分析部は、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記印刷装置に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示部に前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力部に受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記印刷装置に記憶させるべきかを判定し、前記入力部に前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御部により前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、印刷制御システム。
  10. 所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御方法であって、
    前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析ステップと、
    前記状態分析ステップにおいて前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御ステップと
    前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示ステップと、
    前記操作入力を受け付ける入力ステップと
    を備え、
    前記表示ステップでは、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
    前記入力ステップでは、前記時間を示す操作入力を受け付け、
    前記状態分析ステップでは、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示ステップにおいて前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力ステップにおいて受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力ステップにおいて前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御ステップにおいて前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、印刷制御方法。
  11. 所定の画像を表す印刷データを所定の印刷装置に与えることにより前記画像を前記印刷装置に印刷させる印刷制御装置に、
    前記印刷装置から受け取られた状態情報に基づき、前記印刷装置が印刷中である状態と、前記印刷装置が印刷準備中である状態と、前記印刷装置に備えられる所定の操作入力部に対して操作入力が行われている状態と、前記印刷装置近傍に人がいる状態とのいずれか1つ以上の状態を含む使用状態であると判定する場合、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを所定の記憶部に記憶させるべきと判定し、前記使用状態でないと判定する場合、前記印刷データを直ちに印刷させるべきと判定する状態分析ステップと、
    前記状態分析ステップにおいて前記印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定される場合、前記記憶部に前記印刷データを記憶させ、前記印刷データを直ちに印刷すべきと判定される場合、前記印刷装置に前記印刷データを印刷させる制御ステップと
    前記印刷装置に与えられるべき印刷データを直ちに印刷するかまたは前記印刷データを前記記憶部に記憶させるかを選択する操作入力を受け付けるための操作画面を表示する表示ステップと、
    前記操作入力を受け付ける入力ステップと
    を実行させるプログラムであって、
    前記表示ステップでは、前記印刷データを前記記憶部に記憶させる場合、記憶された印刷データを再び印刷するまでの時間を示す操作入力を受け付けるための操作画面を表示し、
    前記入力ステップでは、前記時間を示す操作入力を受け付け、
    前記状態分析ステップでは、前記状態情報に基づき、前記印刷装置に与えられるべき印刷データを前記記憶部に記憶させるべきと判定するとき、さらに前記表示ステップにおいて前記操作画面を表示させ、表示された前記操作画面に対応して前記入力ステップにおいて受け付けられた操作入力の結果に応じて、前記印刷データを直ちに印刷させるべきかまたは前記記憶部に記憶させるべきかを判定し、前記入力ステップにおいて前記時間を示す操作入力が受け付けられる場合、前記時間の経過後に前記制御ステップにおいて前記印刷装置に前記印刷データを印刷させることを特徴とする、プログラム。
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