JP4627573B2 - サブラック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、背面にコネクターを突設した電子機器ユニットをサブラックに収容するサブラック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドエンドは、ラックに電子機器ユニットが直接固定されているため、背面側に密集した多くのコネクターを持つ電子機器ユニットや、上下に奥行きの長さが異なる電子機器ユニットが存在した場合、各電子機器ユニットの背面側のスペースが狭くなり、各電子機器ユニットにおけるコネクタと同軸ケーブルの接続作業が非常に困難であった。
【0003】
また、ヘッドエンドの各電子機器ユニットの上下の厚みはJISで約50mm、EIAで約44mmの規格で定められており、最小サイズが決まっている。そのため、最小サイズ以下の厚みの小型電子機器ユニットを収容するのに、サブラック装置を用いてラックへ取付けを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、小型とした各電子機器ユニットでは背面側に設けられたコネクタへの同軸ケーブルの接続作業がかなり狭いスペースで行わなければならず、大変煩雑な作業を行う必要があった。
【0005】
そこで、ヘッドエンドでの同軸ケーブル接続作業が容易にでき、電子機器ユニットを小型化して省スペースとすることが求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の事情に鑑み、ヘッドエンド内に収容するサブラック装置での同軸ケーブル接続作業が容易にできるようにすべく、背面にコネクターを突設した電子機器ユニットをラック内のサブラックに収容するサブラック装置において、電子機器ユニットの側面側に配置された側板と、電子機器ユニットをサブラックの所定位置に固定させるストッパーと、を備え、ストッパーを解除することにより、サブラックの前面側の所定位置に固定された電子機器ユニットを前面側の所定位置から側板上を後方向に摺動させ、サブラックの後面側からコネクターに結線できる位置まで電子機器ユニットを移動可能としたサブラック装置とした。
【0007】
また、本発明は、ヘッドエンド内に収容するサブラック装置での同軸ケーブル接続作業がさらに容易にできる構成として、ストッパーは、サブラックの後面側からコネクターに結線できる位置にて、電子機器ユニットをサブラックに固定することができるとともに、サブラックに固定された電子機器ユニットの固定状態を解除できるサブラック装置とした。
【0008】
さらに、本発明は、ヘッドエンド内に収容されるサブラックは、複数の電子機器ユニットを収容可能としたサブラック装置とした。
【0009】
さらにその上に、本発明は、ヘッドエンドでの同軸ケーブル接続作業が容易にできる具体的構成として、ストッパーは、薄板板金製であり、略長方形状の基板の後端部に穿設された回転孔と、基板の先端部に屈曲させて形成された垂直状の把持片と、基板の先端部側部に突設させた係合爪と、係合爪と反対側の側部に垂直状に上方へ向けて突設させたバネ片と、が備えられ、回転孔は、電子機器ユニットに設けられた回転軸に外嵌めさせ、把持片は、電子機器ユニットの前面の起立前板に設けられた角孔から突出させ、係合爪は、電子機器ユニットの側面の起立側板の前端に設けられた角孔から突出させるとともに、サブラックに設けられた角孔から突出させ、バネ片は、電子機器ユニットに設けられた押圧軸に当接することにより、係合爪がサブラックに設けられた角孔から突出する方向に弾性を持たせたサブラック装置とした。
【0010】
【発明の実施の態様】
本発明を添付する図面に示す具体的な実施例に基づいて、以下詳細に説明する。図13は本発明のサブラック装置を収容するラック91の正面図である。図14は図13の側面図である。
【0011】
図1は、サブラック81と電子機器ユニット82との全体の概要を示す斜視図である。
【0012】
図2は、サブラック81の分解斜視図である。
【0013】
図3は、電子機器ユニット82の分解斜視図である。
【0014】
図4は、サブラック81を構成する側板1と側板2との斜視図である。
【0015】
図5は、サブラック81を構成する連結板3およびフロントアングル4の斜視図である。
【0016】
本発明のサブラック装置は、図13および図14に示すように、ラック91内にサブラック81を介して後述する複数の電子機器ユニット82(例えば分岐器ユニット、分配器ユニット、混合器ユニット)が収容されている。
【0017】
図4に示す側板1は、薄板板金製で、起立させた細長い長方形状の基板11の上下辺からそれぞれ同一方向で水平状の曲げ板12を連ね、基板11の前辺には外向きの前曲げ板15、基板11の後辺には内向きの後曲げ板16をそれぞれ連ねる。曲げ板12には連結板3を取付けるためのタップ13を刻設する。基板11の前端部には四角状の角孔14を複数個穿設する。
【0018】
図4に示す側板2は、薄板板金製で、起立させた細長い長方形状のコ字状断面で、基板21の上下辺からそれぞれ内向方向で水平状の曲げ板23を連ねる。基板21には前端部に四角状の角孔22を複数個穿設する。なお、コ字状断面の幅Lは、後述する電子機器ユニットの幅より若干大きくし、前記ユニットの前後方向の摺動をスムーズに行うように設定している。
【0019】
図5に示す連結板3は、薄板板金製で、コ字状断面であって、水平で細長い長方形状の基板31の前後辺から上向きあるいは下向きの垂直状の曲げ板33を連ねる。基板31の両端部には側板1との取付用孔32を複数個穿設する。
【0020】
図5に示すフロントアングル4は、厚板板金製で、垂直状の基板45の上下辺からそれぞれ内向きの内向き曲げ板41を水平状に連ね、基板45の前辺には外向きの外向き曲げ板43を連ねる。内向き曲げ板41には側板1を取付ける取付用孔42を穿設し、外向き曲げ板43にはヘッドエンドラックへの取付用孔44を穿設する。
【0021】
側板1と側板2とは、図1・図2に示すように、スポット溶接等にて固着し、この際、側板1の角孔14と側板2の角孔22とを合致させる。
【0022】
左右の側板1・側板2は、図2に示すように、上下から各連結板3により連結する。前端部はフロントアングル4を介在させて、ネジ83をフロントアングル4の取付用孔42、連結板3の取付用孔32に挿通させ、側板1のタップ13に共締めさせる。ネジ84は側板1のタップ13に連結板3のみを螺締する。
【0023】
なお、図1に示すサブラックは、2個の電子機器ユニットを上下に取付ける構造としている。
【0024】
図3に電子機器ユニット82の分解斜視図を示す。
【0025】
電子機器ユニット82は、本体ケース5とカバー6と、図7に示すストッパー7,7’とよりなり、図6で本体ケース5、カバー6は反転させたものも示してあり、図7でもストッパー7が対称に反転させて示してある。
【0026】
本体ケース5は、図6に示すように、薄板板金製で、長方形状の基板51の前後左右辺からそれぞれ同一方向に垂直状に起立前板57、起立後板59、起立側板53を連ね、これ等の起立前板57、起立後板59、起立側板53からそれぞれ内方へ水平方向の前内曲げ板85、後内曲げ板86、側内曲げ板55を連ねる。
【0027】
基板51側部後端寄りにはストッパー7の回転軸52を起立させ、基板51側部前端寄りにストッパー7のバネ片73を当接させる押圧軸52’を起立させる。起立側板53の前端下部には角孔54を穿設し、側内曲げ板55の前端部および後端部にはそれぞれタップ56を刻設する。起立前板57の両端下部には角孔58が穿設してあり、起立前板57には複数個(本図示例では8個)のモニター用コネクタ87が配設され、さらにタップ56’が刻設してある。起立後板59には複数個(本図示例では18個)の入出力端子用コネクター88が配設されている。
【0028】
なお、本体ケース5内には図示してないが電子回路(分配,分岐,混合等)が収容されている。
【0029】
カバー6は、図6に示すように、前記本体ケース5を覆う大きさで、薄板板金製で、前記本体ケース5に対応する大きさの長方形状の基板61の左右辺からそれぞれ同一方向に起立側板63を垂直状に起立させ、起立側板63に内曲げ板65を水平状に連ねる。内曲げ板65の前端部および後端部にそれぞれ孔66を穿設する。基板61側部の孔66に対向する箇所にボルト85が通過できる孔67を穿設する。カバー6の前後辺には複数個(本図示例では前辺に4個、後辺に4個)の舌片62を起立させ、側板63と同一方向に突設し、舌片62にネジ85を挿通させる孔64を穿設する。
【0030】
ストッパー7は、図7に示すように、薄板板金製で、概略長方形状の基板71の基端には回転孔75を穿設し、基板71の先端に屈曲させて垂直状の把持片72を形成し、基板71の前端部側部に係合爪74を突設させ、係合爪74と反対側の側部に垂直状のバネ片73を上方へ向けて突設する。バネ片73に弾性を持たせるため先端部に切欠き86を刻設する。下に示したストッパー7’は上に表示したストッパー7の鏡面対称部品で同機能の部品であり、符号に ’を付している。
【0031】
ストッパー7は、図3および図9に示すように、回転孔75を本体ケース5の回転軸52に外嵌めし、係合爪74を角孔54から、把持片72を角孔58からそれぞれ突出させて取付ける。他方のストッパー7’も同様にして組付ける。
【0032】
カバー6は、図3に示すように、ネジ85を孔67を通過させ、内曲げ板65の孔66を挿通させて本体ケース5のタップ56に螺締し、この際、ネジ85は孔67を通過させて作業し、ネジ85の頭部は基板61上に露出させない。
【0033】
次に、本サブラック装置の動作について述べる。
【0034】
電子機器ユニット82は、サブラック81の側板2をガイドとしてサブラック81の正面開口より挿入する。
【0035】
図9の左図のように、ストッパー7はバネ片73が押圧軸52’で押し当てられており、その弾性により係合爪74は角孔54から本体ケース5外に突出している。さらに、係合爪74はサブラック81の側板2の角孔22、側板1の角孔14に係合している。図9の右図のように、把持片72を内側に移動させることで係合爪74が角孔14,22から係合状態がはずれ、係合爪74の本体ケース5からの突出がなくなり、電子機器ユニット82はサブラック81内を前後方向へ自由に摺動可能となる。この状態で同軸ケーブルの接続作業がしやすい位置まで電子機器ユニット82を後方向へ移動させる(図8の上段の電子機器ユニット82の状態)。
【0036】
さらに、同軸ケーブルの接続作業終了後、図8の下段の状態まで電子機器ユニット82を移動させ、把持片72を離すと、バネ片73の弾性力により係合爪74は側板1,2側に復帰し、係合爪74が角孔54に至ると、係合爪74が角孔54およびサブラック81の角孔14,22と係合して、電子機器ユニット82をサブラック81の前面側の所定位置に固定する(図8の下段の電子機器ユニット82の状態)。
【0037】
ケーブル接続作業の際、電子機器ユニット82を固定して行う場合は、図15に示すようにして行う。側板1、側板2には角孔14、角孔22が穿設されているが、その他にストッパー7の係合爪74が出入りする角孔91を穿設している。このストッパー7の係合爪74を解除するための斜状の解除片92を突設する。
【0038】
電子機器ユニット82背面のコネクター88と同軸ケーブルとを接続させる時は、把持片72を内側へ移動させて係合爪74を角孔14,22,54から外して、図16に示すように、角孔54と角孔91が一致する状態になるまで電子機器ユニット82を後方へ移動し、係合爪74を角孔54、角孔91に係合させ、サブラック81へ電子機器ユニット82を固定させた状態で、コネクター88と同軸ケーブル98端部の接栓との接続を行う。
【0039】
接続作業終了後は、電子機器ユニット82をサブラック81の正面開口側へ移動させる際、サブラックの解除片92により、係合爪74が内側に押され、係合が解除される。その後、電子機器ユニット82の角孔54とサブラックの角孔14、22が一致するまで電子機器ユニット82を移動させ、ストッパー7の係合爪74が角孔54、角孔14、22に係合して電子機器ユニット82は所定の位置で固定される。
【0040】
ストッパー7の他の実施例を、図17、図18に示す。
【0041】
図17に示すストッパー7aは、薄板板金製で、概略長方形状の基板93aの基端に起立するU字状のバネ片94aを形成し、バネ片94aの先端外側に水平状の固定片95aを連ねる。基板93aの先端に屈曲させて垂直状の把持片96aを突設し、基板93aの中央側部に係合爪97aを突設する。固定部95aを電子機器ユニット82にスポット溶接により固着する。
【0042】
図18に示すストッパー7bは、薄板板金製で、概略長方形状の基板93bの基端一側部に起立するバネ片98bを突設し、バネ片98bの基端下部に水平状の固定片95bを連ねる。基板93bの先端に屈曲させて垂直状の把持片96bを突設し、基端93bの中央一側部に係合爪97bを突設する。
【0043】
図19には、図17、図18に示すストッパー7a・7bを電子機器ユニット82に取付けた例を示す。いずれも固定片95a・95bを電子機器ユニット82にスポット溶接で固着する。なお、これらストッパー7a・7bの動作は、図9のストッバー7と同様であるので説明は省略する。
【0044】
また、図示のフロントアングル4はEIA用であるが、フロントアングルをEIA用とJIS用を用意しておくと、他部品は共通で使用できる。
【0045】
図10に示すように、側板1とフロントアングル4とを上下方向の幅を高くすることにより、電子機器ユニット82を数多く収容できるサブラック装置とすることができる。サブラックは規格サイズを合わせなければならないが、電子機器ユニット82はそのサイズ内で上記のように複数に分けることが可能で、電子機器ユニットの高密度化、省スペース化が可能である。
【0046】
図11に示すように、側板1、側板2の角孔14・22を複数個設定することで、電子機器ユニット82の固定位置を任意に選択できる。
【0047】
図12に示すように、奥行きの長さの異なる電子機器ユニット82を混在させて使用しても、機能上問題はなく、電子機器ユニットを自由に摺動できるので、コネクタの接続作業等を容易に行うことができる。
【0048】
また、電子機器ユニット82は上下逆さまにして使用することもできる。この場合、ストッパーは電子機器ユニットの正面上方に位置され、例えば図8に示す角孔14Aに係合爪が係合するようになる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、背面にコネクターを突設した電子機器ユニットをラック内のサブラックに収容するサブラック装置において、電子機器ユニットの側面側に配置された側板と、電子機器ユニットをサブラックの所定位置に固定させるストッパーと、を備え、ストッパーを解除することにより、サブラックの前面側の所定位置に固定された電子機器ユニットを前面側の所定位置から側板上を後方向に摺動させ、サブラックの後面側からコネクターに結線できる位置まで電子機器ユニットを移動可能としたので、ヘッドエンド内に収容したサブラック装置での同軸ケーブル接続作業が容易にできる。
【0050】
また、本発明は、ヘッドエンド内に収容したサブラック装置での同軸ケーブル接続作業がさらに容易にできる構成として、ストッパーは、サブラックの後面側からコネクターに結線できる位置にて、電子機器ユニットをサブラックに固定することができるとともに、サブラックに固定された電子機器ユニットの固定状態を解除できるサブラック装置としたので、コネクターの接続位置にてサブラック装置を保持でき、さらに作業性が向上する。そして、作業終了後は、容易に所定の位置に電子機器ユニットを移動させることができる。
【0051】
さらに、本発明は、ヘッドエンド内に収容されるサブラックは、複数の電子機器ユニットを収容可能としたサブラック装置としたので、複数の小型化した電子機器ユニットを省スペースにサブラックへ収容ができ、ヘッドエンドでの同軸ケーブル接続作業が容易にできる。
【0052】
さらにその上に、本発明は、具体的構成として、ストッパーは、薄板板金製であり、略長方形状の基板の後端部に穿設された回転孔と、基板の先端部に屈曲させて形成された垂直状の把持片と、基板の先端部側部に突設させた係合爪と、係合爪と反対側の側部に垂直状に上方へ向けて突設させたバネ片と、が備えられ、回転孔は、電子機器ユニットに設けられた回転軸に外嵌めさせ、把持片は、電子機器ユニットの前面の起立前板に設けられた角孔から突出させ、係合爪は、電子機器ユニットの側面の起立側板の前端に設けられた角孔から突出させるとともに、サブラックに設けられた角孔から突出させ、バネ片は、電子機器ユニットに設けられた押圧軸に当接することにより、係合爪がサブラックに設けられた角孔から突出する方向に弾性を持たせたサブラック装置としたので、把持片を内側へ移動させ、係合爪を各角孔から解除させて、スムーズに電子機器ユニットを摺動自在にすることにより、サブラック内に収容された電子機器ユニットのコネクターへの同軸ケーブル接続装置が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサブラック装置の具体的一実施例の電子機器ユニットとサブラックとの全体の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るサブラックの分解斜視図である。
【図3】本発明に係るサブラックの電子機器ユニットの分解斜視図である。
【図4】本発明に係る側板1と側板2との斜視図である。
【図5】本発明に係るサブラックの連結板とフロントアングルとの斜視図である。
【図6】本発明に係る電子機器ユニットの本体ケースとカバーとの斜視図である。
【図7】本発明に係る電子機器ユニットに取付けられるストッパーの斜視図である。
【図8】本発明のサブラックに取付けられた電子機器ユニットの摺動を説明するサブラック装置の側面図である。
【図9】本発明の電子機器ユニットをサブラックにストッパーで固定した状態、電子機器ユニットをサブラックからストッパーを解除した状態の平面図である。
【図10】本発明の側板とフロントアングルとを上下方向に高くして電子機器ユニットを4個収容したサブラック装置の側面図である。
【図11】本発明のサブラックの角孔を多数に設け、電子機器ユニットをサブラックの任意の位置に固定できるようにしたサブラック装置の側面図である。
【図12】本発明の奥行き長さの異なる2個の電子機器ユニットを収容した状態のサブラック装置の側面図である。
【図13】本発明のサブラック装置を収容するヘッドエンド装置の正面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】本発明のケーブル接続作業時において電子機器ユニットをサブラックにストッパーで固定した状態、サブラックより電子機器ユニットのストッパーを解除する前の状態の平面図である。
【図16】本発明の電子機器ユニットのコネクターと同軸ケーブルとの接続する状態を示す側面図である。
【図17】本発明の他の例のストッパーの斜視図である。
【図18】本発明の別の例のストッパーの斜視図である。
【図19】本発明の図17、図18のストッパーを電子機器ユニットに取付けサブラックに固定した例の平面図である。
【符号の説明】
82…電子機器ユニット
81…サブラック
88…コネクター
7…ストッパー(ストッパー機構の例)
Claims (4)
- 背面にコネクターを突設した電子機器ユニットをラック内のサブラックに収容するサブラック装置において、
前記電子機器ユニットの側面側に配置された側板と、
前記電子機器ユニットを前記サブラックの所定位置に固定させるストッパーと、を備え、
前記ストッパーを解除することにより、前記サブラックの前面側の所定位置に固定された前記電子機器ユニットを前記前面側の所定位置から前記側板上を後方向に摺動させ、前記サブラックの後面側から前記コネクターに結線できる位置まで前記電子機器ユニットを移動可能としたサブラック装置。 - 前記ストッパーは、前記サブラックの後面側から前記コネクターに結線できる位置にて、前記電子機器ユニットを前記サブラックに固定することができるとともに、前記サブラックに固定された前記電子機器ユニットの固定状態を解除できることを特徴とする請求項1記載のサブラック装置。
- 前記サブラックは、複数の前記電子機器ユニットを収容可能とした請求項1または請求項2記載のサブラック装置。
- 前記ストッパーは、薄板板金製であり、
略長方形状の基板の後端部に穿設された回転孔と、
前記基板の先端部に屈曲させて形成された垂直状の把持片と、
前記基板の先端部側部に突設させた係合爪と、
前記係合爪と反対側の側部に垂直状に上方へ向けて突設させたバネ片と、が備えられ、
前記回転孔は、電子機器ユニットに設けられた回転軸に外嵌めさせ、
前記把持片は、電子機器ユニットの前面の起立前板に設けられた角孔から突出させ、
前記係合爪は、電子機器ユニットの側面の起立側板の前端に設けられた角孔から突出させるとともに、前記サブラックに設けられた角孔から突出させ、
前記バネ片は、電子機器ユニットに設けられた押圧軸に当接することにより、前記係合爪が前記サブラックに設けられた角孔から突出する方向に弾性を持たせた請求項1〜3のいずれか1項に記載のサブラック装置。
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