JP4627241B2 - 商品販売データ処理システム、pos端末及びコンピュータプログラム - Google Patents

商品販売データ処理システム、pos端末及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信可能に接続された複数台のPOS端末と上位機とを備える商品販売データ処理システム、この商品販売データ処理システムで用いるPOS端末、及び、このPOS端末にインストールされるコンピュータプログラムに関する。
スーパーマーケット等に設置されているチェックアウトレーンでは、常に全てのレーンが稼働しているというわけではなく、特定の繁忙時間帯以外、何台かのレーンが休止中であるのが普通である。そのような状況下で、一時的に、稼動中のレーンに精算待ちの顧客が集中して行列が生じてしまうようなことがある。このような場合、レジブースに備え付けられたマイクやブザーボタン等で、レジヘルプコールをすることがある。レジヘルプというのは、精算待ちの顧客による行列を解消するために、例えば他の作業に従事中の従業員を一時的にレジ係として作業してもらうことを意味している。
チェックアウトレーンに配備されるPOS端末としては、休止モードに移行可能なものがある。例えば、ある一定時間、何の操作もなされない場合には機器を休止モードにする。特許文献1には、そのような休止モードに移行可能なPOS端末を前提とし、休止モードからの復帰手法を提案する発明が記載されている。この発明は、POS端末が休止中である場合、各チェックアウトレーンに所定長さ以上の精算待ち顧客行列が生じていることを検出したならば、休止中のPOS端末を稼働可能状態に復帰させる、というものである。
特開平09−171589号公報
休止モードからPOS端末を稼動可能状態に復帰させる場合、一般的には、サインオン操作が再度要求される。このようなPOS端末での処理は、休止中のPOS端末を権限なき者が勝手に使用できないようにするという意味で、セキュリティ上、重要な意義を有している。その反面、POS端末でのサインオン処理に際しては、サインオン可能なオペレータの識別情報を定義するサインオンテーブルをストアコントローラ等の上位機から取得する必要性が生じたり、機種によってはHDDにダウンロードしているサインオンテーブルをRAMにコピーする必要性が生じたりすることから、機動性の低下を招来することになる。
本発明の目的は、レジヘルプコールされた店員がPOS端末を使用するに際して、サインオン処理完了までの時間を短縮できるようにすることである。
本発明の商品販売データ処理システムは、複数台のPOS端末と、これらのPOS端末と通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される上位機と、を備え、前記POS端末は、情報を入力する操作部を備え、機器を休止モードに移行させる処理と、休止モードから復帰する場合、前記上位機にサインオンテーブルの送信を要求する処理と、前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する処理と、前記レジヘルプコールの宣言に応じて、他の前記POS端末への前記サインオンテーブルの送信を要求するダウンロード要求を前記上位機に送信する処理と、前記上位機から送信された前記サインオンテーブルを受信して前記記憶領域に記憶する処理と、休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する処理と、前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する処理と、所定のタイミングで、前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを消去する処理と、を実行し、前記上位機は、前記ダウンロード要求に応じて、前記他のPOS端末に前記サインオンテーブルを送信する処理を実行する。
別の面から見た本発明の商品販売データ処理システムは、複数台のPOS端末と、これらのPOS端末と通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される上位機と、を備え、前記POS端末は、情報を入力する操作部と、HDDと、RAMと、を備え、機器を休止モードに移行させる処理と、休止モードから復帰する場合、前記HDDが記憶するサインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする処理と、前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する処理と、前記レジヘルプコールの宣言に応じて、スタンバイ命令を他の前記POS端末に送信すべきことを要求するスタンバイ要求を前記上位機に送信する処理と、前記上位機から送信された前記スタンバイ命令に応じて、前記HDDが記憶する前記サインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする処理と、休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する処理と、前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する処理と、所定のタイミングで、前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを消去する処理と、を実行し、前記上位機は、前記スタンバイ要求に応じて、前記他のPOS端末に前記スタンバイ命令を送信する処理を実行する。
本発明は、また、上記商品販売データ処理システムで用いられるPOS端末も規定する。
本発明は、さらに、上記POS端末にインストールされ、当該POS端末のコンピュータに上記処理を実行させるコンピュータプログラムをも規定する。
本発明によれば、一のPOS端末でレジヘルプコールが宣言された場合、他のPOS端末に上位機からサインオンテーブルをダウンロードすることができ、あるいは、他のPOS端末においてHDDからRAMへのサインオンテーブルのコピーを実行させることができ、したがって、レジヘルプコールされた店員が休止中のPOS端末を使用するに際して、休止モードから復帰する際に要求されるサインオン処理完了までの時間を短縮することができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば複数のチェックアウトレーンを設置したスーパーマーケットでの使用に適した商品販売データ処理システムへの適用例である。
図1は、システム全体の概略ブロック図である。複数台のPOS端末101が設けられ、これらのPOS端末101は、LAN等の通信ネットワーク201に接続されている。この通信ネットワーク201には、各種の情報にアクセス可能な上位機としてのストアコントローラ301、プリンタ401、通信サーバ501等も接続されている。したがって、通信ネットワーク201に接続されたPOS端末101、ストアコントローラ301、プリンタ401、通信サーバ501は、互いにデータ送受信可能となっている。また、通信サーバ501は、図示しない外部ネットワークにアクセス可能である。
図2は、POS端末101を示す斜視図である。POS端末101は、ドロワ102の上に載置されており、ドロワ102の引出し103の開放動作を制御することができる。POS端末101の上面右側にはキーボード104とオペレータ用表示器105とが配列され、上面左側にはレシートジャーナルプリンタ106が配列されている。POS端末101の上面後方には、客用表示器107が立設されている。図1中、POS端末101の右側面近傍に設けられている溝は、カードリーダライタ108(図4参照)によるカード情報の読み取り等をするためにカードをスキャンするためのカード読取溝109である。POS端末101での各種情報の入力は、操作部として機能するキーボード104によって可能である。
このような構造のPOS端末101には、バーコードスキャナ110が接続されている。バーコードスキャナ110は、POS端末101が配備されているチェックアウトレーンに持ち込まれた商品に付されているバーコードを読み取り、バーコードに含まれている商品コードを解析する。バーコードスキャナ110が解析した商品コードは、POS端末101に送信される。
図3は、POS端末101のキーボード104を例示する平面図である。キーボード104には、各種のキーが配列されており、その中には、置数キー104a、レジヘルプキー104b等が含まれている。
図4は、POS端末101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末101は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU151を備えている。CPU151には、固定データを固定的に記憶保存するROM152と、可変データを書き換え自在に記憶してワークエリアとして使用されるRAM153と、HDD154とがバスライン155を介して接続されている。HDD154は、各種のコンピュータプログラムをインストールしている。これらのコンピュータプログラムは、POS端末101の起動時、その全部又は一部がRAM153にコピーされる。CPU151は、RAM153にコピーされたコンピュータプログラムに従った処理を実行する。
前述したドロワ102、キーボード104、オペレータ用表示器105、レシートジャーナルプリンタ106、客用表示器107、カードリーダライタ108、バーコードスキャナ110は、いずれも各種の入出力回路(全て図示せず)とバスライン155とを介してCPU151に接続され、CPU151によって動作制御される。
POS端末101は、POS端末101が設置される店舗に設けられる通信ネットワーク201に接続するための通信インターフェース156を備えており、この通信インターフェース156も、バスライン155を介してCPU151に接続されている。HDD154にインストールされている各種のコンピュータプログラムは、一例として、通信インターフェース156を介して上位機からダウンロードされたものである。
前述したように、POS端末101のCPU151は、RAM153にコピーされたコンピュータプログラムに従った処理を実行する。このような処理として、CPU151は、サインオン処理及び商品販売データ処理等の各種処理をPOS端末101に実行させる。
サインオン処理は、POS端末101の起動時、POS端末101を使用するオペレータを責任者として登録し、この登録をもってPOS端末101を使用可能状態にする処理である。CPU151は、サインオン処理を実行するに際しては、サインオンしようとするオペレータに対して、識別情報、例えば店員コード等の入力を伴うサインオン操作を要求する。このようなサインオン操作の要求は、例えば、オペレータ用表示器105を駆動制御し、オペレータの識別情報、例えば店員コード等の入力が可能なサインオン用の入力フォームを表示し、表示された入力フォームに対してキーボード104により識別情報を入力し得るようなインターフェースを提供することによってなされる。CPU151は、識別情報が入力されたならば、サインオン可能なオペレータの識別情報を定義するサインオンテーブル(図示せず)を照合し、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されているかどうかを判定する。CPU151は、判定の結果、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみ、サインオン処理、つまり、識別情報を入力したオペレータを責任者として登録し、この登録をもってPOS端末101を使用可能状態にする処理を実行する。
商品販売データ処理は、サインオン処理がなされたPOS端末101において実行可能である。このような商品販売データ処理は、一例として、バーコードスキャナ110又はキーボード104によって入力された商品コードに基づいてPLUファイル(図示せず)から対応する単価情報を呼び出して実行される。呼び出した商品コード及び単価は、RAM153のワークエリアに一時記憶される。その後、キーボード104による締め操作、例えば預/現計キー(図示せず)の押下に従い一取引が確定される。そこで、一取引の確定後には、RAM153のワークエリアに一時記憶したデータに基づいて算出した売上合計金額等の取引情報を保存し、そのような取引情報を印字したレシートを生成して発行する。そして、発行したレシートを顧客に渡し、一取引を終了する。
POS端末101のCPU151は、POS端末101がサインオンされた後、RAM153にコピーされたコンピュータプログラムに従い、POS端末101を休止モードに移行させることが可能である。休止モードへの移行により、POS端末101は通常稼働状態から休止した状態に移行する。休止モードでの休止状態の態様としては、公知のあらゆる態様を採用することが可能である。例えば、オペレータ用表示器105及び客用表示器107のいずれか一方又は両方の輝度を落としたり無表示状態にしたり、CPU151の動作周波数を低下させたり、アイドル時に通常実行すべき監視項目の項目数を減らしたり、というような処理が休止モード移行時に実行される。このような休止モードにおいて重要なことは、一旦休止モードに移行した後に通常の稼働モードに復帰するに際して、CPU151は、サインオン処理を再度実行するという点である。このため、休止モードから稼働モードに機器を復帰させる場合、オペレータに識別情報の入力を要求し、サインオンテーブルの照合結果に応じてサインオン処理を実行することになる。
ここで、サインオン処理について詳細に説明する。本実施の形態では、サインオン処理の二種類の処理態様、つまり、第1の処理態様と第2の形態の処理態様を説明する。これらの二種類の態様は、同一システム上で選択的に実行されるものではなく、異なるシステム上で実行される。その意味では、本実施の形態は、単一の形態を示すものではなく、二種類の形態を示している。もっとも、実施の形態としてこれまで説明した部分については、二種類の処理態様それぞれに共通する。したがって、第1の処理態様と第2の形態の処理態様とのそれぞれの処理態様を説明するに際しては、これまで説明した部分を重複して説明しない。
図5は、第1の処理態様を示すタイミングチャートである。第1の処理態様は、POS端末101がサインオン処理を実行するに際して、ストアコントローラ301からサインオンテーブルを取得し、取得したサインオンテーブルを記憶領域としてのRAM153のワークエリアに一時記憶することを前提としている。こうしてRAM153のワークエリアに一時記憶したサインオンテーブルは、POS端末101の起動時に最初にサインオンするに際して、サインオン処理の終了と共に消去される。
第1の処理態様を実行するPOS端末101で休止モードから復帰する際に実行されるサインオン処理について説明する。休止モードからの復帰は、例えばキーボード104の押下操作等をトリガとしてCPU151により実行される。トリガとしては、キーボード104の押下操作に限らず、他のあらゆる手法を採用し得る。例えば、POS端末101それ自体に生じた変化ではなく、例えばチェックアウトレーンに組み込まれた人体センサによる人体検知等をトリガとしても良い。
休止モードから復帰する場合、POS端末101のCPU151は、ストアコントローラ301に対してサインオンテーブルの送信を要求する。これに応じてストアコントローラ301は、サインオンテーブルを要求元のPOS端末101に送信する。POS端末101のCPU151は、ストアコントローラ301から送信されたサインオンテーブルを受信してRAM153のワークエリアに記憶し、オペレータに識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する。この要求に応じて識別情報が入力されたならば、CPU151は、ワークエリアに記憶したサインオンテーブルを照合し、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する。こうしてサインオン処理が適正に実施された後、CPU151はPOS端末101を休止モードから通常の稼働モードに復帰させる。
このような第1の処理態様において、稼動中のPOS端末101を操作しているオペレータは、POS端末101を用いてレジヘルプコールを宣言することができる。そのための操作として、キーボード104中のレジヘルプキー104bを押下する。図5のタイミングチャートに示すように、レジヘルプキー104bが押下されると、POS端末101のCPU151は、ストアコントローラ301に向けて、他のPOS端末101へのサインオンテーブルの送信を要求するダウンロード要求を送信する。
ストアコントローラ301は、ダウンロード要求を受信したならば、受信したダウンロード要求に応じて、他のPOS端末101にサインオンテーブルを送信する。
そこで、他のPOS端末101は、ストアコントローラ301からサインオンテーブルのダウンロードを提供されることになる。他のPOS端末101のCPU151は、サインオンテーブルを受信すると、受信したサインオンテーブルをRAM153のワークエリアに記憶してメモリ展開する。そして、オペレータに識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する。この要求に応じて識別情報が入力されたならば、他のPOS端末101のCPU151は、ワークエリアに記憶したサインオンテーブルを照合し、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する。こうしてサインオン処理が適正に実施された後、CPU151はPOS端末101を休止モードから通常の稼働モードに復帰させる。
したがって、他のPOS端末101は、休止モードに設定されている場合であっても、サインオン処理を速やかに実行することができる。そこで、一例であるが、稼動中のPOS端末101においてレジヘルプキー104bが押下された場合、ベルや呼出音等のレジヘルプコールにより他の業務に従事している店員を呼び出し得るような仕組みを構築しておくことで、レジヘルプコールに応じて応援に駆けつけた店員による休止中であるいずれかのPOS端末101においてのサインオン処理に要する時間を短縮することができる。つまり、本実施の形態(第1の処理態様)のような処理をしないとすると、応援に駆けつけた店員が休止中であるいずれかのPOS端末101においてサインオンをするには、ストアコントローラ301に対するサインオンテーブルの送信要求とストアコントローラ301からのサインオンテーブルの送信と、受信したサインオンテーブルのメモリ展開とを待たなければならない。これに対して、本実施の形態(第1の処理態様)によれば、稼動中のPOS端末101におけるレジヘルプキー104bの押下に応じて、他のPOS端末101では既にサインオンテーブルがメモリ展開された状態となっているため、その分の処理時間を短縮することが可能である。
サインオン処理を完了した他のPOS端末101のCPU151は、RAM153のワークエリアに一時記憶したサインオンテーブルを所定のイベントの発生をトリガとして消去する。所定のイベントとしては、サインオン処理の完了、所定時間の経過等、各種のイベントをトリガとして扱うことができる。こうして所定のイベントの発生をトリガとしてサインオンテーブルを消去することにより、サインオンテーブルに対するセキュリティ性を向上させることができる。また、ストアコントローラ301においてサインオンテーブルの記録内容が変更された場合、何時までも過去分のサインオンテーブルを保存しておく場合に比べ、変更前後で生じ得る矛盾の発生を極力低減することができる。
図6は、第2の処理態様を示すタイミングチャートである。第2の処理態様は、図6に示すように、例えばPOS端末101の起動時、POS端末101からストアコントローラ301に対してサインオンテーブルダウンロード要求を送信する。サインオンテーブルダウンロード要求を受信したストアコントローラ301は、これに応じてサインオンテーブルを要求元のPOS端末101にダウンロードする。要求元のPOS端末101は、ストアコントローラ301からサインオンテーブルを取得したならば、取得したサインオンテーブルをHDD154に保存し、必要に応じてHDD154からRAM153のワークエリアに一時記憶する。こうしてRAM153のワークエリアに一時記憶したサインオンテーブルは、例えばサインオン処理の完了と共に消去されるのに対して、HDD154に記憶されているサインオンテーブルは消去されずに保存される。HDD154に記憶されているサインオンテーブルの消去は、必要に応じてなされれば良い。第2の処理態様は、このような処理を実行するPOS端末101を前提としている。
第2の処理態様を実行するPOS端末101で休止モードから復帰する際に実行されるサインオン処理について説明する。休止モードからの復帰は、例えばキーボード104の押下操作等をトリガとしてCPU151により実行される。トリガとしては、キーボード104の押下操作に限らず、他のあらゆる手法を採用し得る。例えば、POS端末101それ自体に生じた変化ではなく、例えばチェックアウトレーンに組み込まれた人体センサによる人体検知等をトリガとしても良い。
休止モードから復帰する場合、POS端末101のCPU151は、HDD154が記憶するサインオンテーブルをHDD154からRAM153にコピーする。そして、オペレータに識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する。この要求に応じて識別情報が入力されたならば、CPU151は、ワークエリアに記憶したサインオンテーブルを照合し、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する。こうしてサインオン処理が適正に実施された後、CPU151はPOS端末101を休止モードから通常の稼働モードに復帰させる。
このような第2の処理態様において、稼動中のPOS端末101を操作しているオペレータは、POS端末101を用いてレジヘルプコールを宣言することができる。そのための操作として、キーボード104中のレジヘルプキー104bを押下する。図6のタイミングチャートに示すように、レジヘルプキー104bが押下されると、POS端末101のCPU151は、ストアコントローラ301に向けて、サインオンテーブルのスタンバイ命令を他のPOS端末101に送信すべきことを要求するスタンバイ要求をストアコントローラ301に送信する。
ストアコントローラ301は、スタンバイ要求を受信したならば、受信したスタンバイ要求に応じて、他のPOS端末101にスタンバイ命令を送信する。
そこで、他のPOS端末101は、ストアコントローラ301からのスタンバイ命令を受信すると、サインオンテーブルのスタンバイ処理を実行する。つまり、HDD154が記憶するサインオンテーブルをHDD154からRAM153にコピーする。そして、オペレータに識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する。この要求に応じて識別情報が入力されたならば、CPU151は、ワークエリアに記憶したサインオンテーブルを照合し、入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する。こうしてサインオン処理が適正に実施された後、CPU151はPOS端末101を休止モードから通常の稼働モードに復帰させる。
したがって、他のPOS端末101は、休止モードに設定されている場合であっても、サインオン処理を速やかに実行することができる。そこで、一例であるが、稼動中のPOS端末101においてレジヘルプキー104bが押下された場合、ベルや呼出音等のレジヘルプコールにより他の業務に従事している店員を呼び出し得るような仕組みを構築しておくことで、レジヘルプコールに応じて応援に駆けつけた店員による休止中であるいずれかのPOS端末101においてのサインオン処理に要する時間を短縮することができる。つまり、本実施の形態(第2の処理態様)のような処理をしないとすると、応援に駆けつけた店員が休止中であるいずれかのPOS端末101においてのサインオンをするには、HDD154からRAM153のワークエリアへのサインオンテーブルのコピー処理が要求され、コピー動作の完了を待たなければならない。これに対して、本実施の形態(第2の処理態様)によれば、稼動中のPOS端末101におけるレジヘルプキー104bの押下に応じて、他のPOS端末101では既にサインオンテーブルがメモリ展開された状態となっているため、その分の処理時間を短縮することが可能である。
本発明の実施の一形態を示すシステム全体の概略ブロック図である。 POS端末を示す斜視図である。 POS端末のキーボードを例示する平面図である。 POS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の処理態様を示すタイミングチャートである。 第2の処理態様を示すタイミングチャートである。
符号の説明
101…POS端末,104…キーボード(操作部),154…HDD,201…通信ネットワーク,301…ストアコントローラ(上位機)

Claims (6)

  1. 複数台のPOS端末と、これらのPOS端末と通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される上位機と、を備え、
    前記POS端末は、
    情報を入力する操作部と、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記上位機にサインオンテーブルの送信を要求する手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、他の前記POS端末への前記サインオンテーブルの送信を要求するダウンロード要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記サインオンテーブルを受信して前記記憶領域に記憶する手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    を備え、
    前記上位機は、前記ダウンロード要求に応じて、前記他のPOS端末に前記サインオンテーブルを送信する手段を備える、
    商品販売データ処理システム。
  2. 複数台のPOS端末と、これらのPOS端末と通信ネットワークを介してデータ送受信
    可能に接続される上位機と、を備え、
    前記POS端末は、
    情報を入力する操作部と、
    HDDと、
    RAMと、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記HDDが記憶するサインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、スタンバイ命令を他の前記POS端末に送信すべきことを要求するスタンバイ要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記スタンバイ命令に応じて、前記HDDが記憶する前記サインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    を備え、
    前記上位機は、前記スタンバイ要求に応じて、前記他のPOS端末に前記スタンバイ命令を送信する手段を備える、
    商品販売データ処理システム。
  3. 情報を入力する操作部と、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記上位機に当該サインオンテーブルの送信を要求する手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、他の前記POS端末への前記サインオンテーブルの送信を要求するダウンロード要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記サインオンテーブルを受信して前記記憶領域に記憶する手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    を備えるPOS端末。
  4. 情報を入力する操作部と、
    HDDと、
    RAMと、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記HDDが記憶するサインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、スタンバイ命令を他の前記POS端末に送信すべきことを要求するスタンバイ要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記スタンバイ命令に応じて、前記HDDが記憶する前記サインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    を備えるPOS端末。
  5. 情報を入力する操作部を備えるPOS端末のコンピュータを、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記上位機にサインオンテーブルの送信を要求する手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、他の前記POS端末への前記サインオンテーブルの送信を要求するダウンロード要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記サインオンテーブルを受信して前記記憶領域に記憶する手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記記憶領域に記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    して機能させるためのコンピュータプログラム。
  6. 情報を入力する操作部とHDDとRAMとを備えるPOS端末のコンピュータを、
    機器を休止モードに移行させる手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記HDDが記憶するサインオンテーブルを当該H
    DDから前記RAMにコピーする手段と、
    前記操作部での操作指定によってレジヘルプコールを宣言する手段と、
    前記レジヘルプコールの宣言に応じて、スタンバイ命令を他の前記POS端末に送信すべきことを要求するスタンバイ要求を前記上位機に送信する手段と、
    前記上位機から送信された前記スタンバイ命令に応じて、前記HDDが記憶する前記サインオンテーブルを当該HDDから前記RAMにコピーする手段と、
    休止モードから復帰する場合、前記操作部による識別情報の入力を伴うサインオン操作を要求する手段と、
    前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを照合し、前記入力された識別情報がサインオン可能なオペレータの識別情報として定義されている場合にのみサインオン処理を実行する手段と、
    所定のタイミングで、前記RAMに記憶した前記サインオンテーブルを消去する手段と、
    して機能させるためのコンピュータプログラム。
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