JP3807620B2 - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ECR(Electronic Cash Register)やPOS(Point of Sales)ターミナル等の商品販売データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ECR(Electronic Cash Register)やPOS(Point of Sales)ターミナル等の商品販売データ処理装置や、このような商品販売データ処理装置と一緒に用いられる釣り銭機は、一般的には、一顧客一台という態様で用いられることが多い。特に、近年著しい展開を遂げているコンビニエンスストアでは、一顧客一台という商品販売データ処理装置の使用態様が一般化している。
【0003】
これに対して、一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステム(例えば特許文献1〜2)や、逆に、一台の商品販売データ処理装置に複数人が対応付けられるいわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式も、従来から広く用いられたり実施されたりしている。
【0004】
一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステムは、商品データの読み取りを顧客自らに行わせるセルフスキャン方式を採用し、キャッシャは専ら顧客との間での決済作業(金銭の授受等)や決済操作(売上登録操作等)に専念する。
【0005】
いわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式は、一台の商品販売データ処理装置を二人で使用する方式である。この方式では、二人の者の役割をオペレータとキャッシャとに分担する。役割分担の一例として、オペレータは商品データの読み取りのためのスキャン動作に従事し、キャッシャは決済作業や決済動作に従事する。役割分担の別の一例としては、オペレータは購入商品の袋詰め作業に従事し、キャッシャは商品販売データ処理装置の作業に従事する。
【0006】
【特許文献1】
特開平07−021463号公報
【特許文献2】
特開平07−210755号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の項では、一顧客一台という商品販売データ処理装置の一般的な使用態様の他に、一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステムや、逆に、一台の商品販売データ処理装置に複数人が対応付けられるいわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式についても紹介した。
【0008】
顧客を効率よく捌くという観点からすると、一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステムも、いわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式も、一顧客一台という商品販売データ処理装置の一般的な使用態様との比較において、ある程度の効率化が可能である。
【0009】
しかしながら、一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステムでは、商品データをスキャニングするためのレーンが二本必要で商品販売データ処理装置も二台必要であることから、どうしてもシステム規模が大きくなってしまう。そして、繁忙時には効率よく顧客を捌くことができる反面、繁忙時以外の時には一本分のレーンと一個の商品販売データ処理装置とが使用されないため、スペース効率が高いとは言えない。
【0010】
また、いわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式では、オペレータとキャッシャとに役割分担することで顧客を効率よく捌いているだけであるので、例えば二人の顧客のための商品販売データ処理を並列に実行するようなことはできない。このため、ある程度は効率的に顧客を捌くことはできるが、例えば効率性を二倍にするというような大きな効果は見込めない。
【0011】
加えて、例えばコンビニエンスストアでの使用態様を考慮すると、一人のキャッシャが複数台の商品販売データ処理装置を扱うようなシステムも、いわゆる二人制と呼ばれる顧客応対方式も、いずれも適当な使用態様とは言えない。
【0012】
本発明の目的は、大規模な装置を用いることなく、効率よく顧客を捌くことができる商品販売データ処理装置を得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力された商品データに基づいて商品販売データ処理を実行するデータ処理部を備えた商品販売データ処理装置において、情報を表示する表示器と、データ入力可能であり、入力データを無線通信によってデータ処理部に送信する右用の第1の入力手段(例えば、コードデータ用のスキャナ、キーボード等)と、データ入力可能であり、入力データを無線通信によってデータ処理部に送信する左用の第2の入力手段(例えば、コードデータ用のスキャナ、キーボード等)と、オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の右側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する右側回路構成と、オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の左側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する左側回路構成と、の左右二系列の回路構成を有する無線通信回路と、前記無線通信回路の右側回路構成と左側回路構成とがそれぞれ無線受信した搬送波の振幅の大きさをそれぞれ数値化し、各々の数値が規定の閾値よりも大きいかどうかを比較してその結果を前記データ処理部に送信する電波強度検出部と、を備え、第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報と第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報とを右側表示と左側表示とに分けて表示器に表示させ、第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理と第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理とを別個独立して実行するデュアルモードにデータ処理部をモード設定可能とし、第1の入力手段及びこれに対応する側の表示を一人顧客に割り当て、第2の入力手段及びこれに対応する側の表示をもう一人の別の顧客に割り当て、一台の商品販売データ処理装置によって二人の顧客を捌くことができるようにした。本発明は、また、データ処理部がデュアルモードにモード設定されている場合、第1又は第2の入力手段等から無線送信された信号の強弱を示す前記電波強度検出部の送信結果に基づいて前記データ処理部がそれらの入力手段等が正規の右側位置又は左側位置に配置されていると推定する場合にのみその無線送信データを有効と判定し、左右の誤入力を防止し得るようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図19に基づいて説明する。本実施の形態は、コンビニエンスストア等で使用されるPOS端末101への適用例である。そこで、POS端末101について説明した後、その使用形態について言及することとする。
【0015】
〔商品販売データ処理としてのPOS端末101〕
まず、POS端末101について図1ないし図19を参照して説明する。
【0016】
図1は、POS端末101及びドロワ201の外観を示す斜視図である。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態のPOS端末101は、接客用のテーブルカウンタ1001に載置されたドロワ201の上に設置されている。そして、本実施の形態のPOS端末101は、一台で、一人のオペレータが一人の顧客に応対する使用態様(単独モードでの使用態様)と二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様(デュアルモードでの使用態様)との二種類の使用態様を許容する。そこで、POS端末101は、商品販売データ処理に際して、データの入力、データの表示、その他のデータ処理について、一台二役としての機能を奏する。なお、ドロワ201については、図示しないラッチ機構が開放されると図示しない圧縮スプリングの伸び力に応じて引出し202が引き出される一般的な構造のものと変わりないので、その説明は省略する。
【0018】
図1に示すように、このPOS端末101における本体ケース102の上面には、操作者側から見て左側に、プリンタとしてのサーマルプリンタ103(図5参照)を内部に収容するプリンタカバー104が設けられており、そのプリンタカバー104にはサーマルプリンタ103から印字発行されるレシート105(図19参照)を発行するレシート発行口106が形成されている。また、POS端末101における本体ケース102の上部には、表示器として、LCD(Liquid Crystal Display)であってチルト自在なオペレータ用表示器107と図示しない鍵によって切り替え操作されるモードキー108とが設けられている。モードキー108は、図示しない鍵によって切り替えられてPOS端末101の動作モード(登録、点検、精算等)を切り替えるための入力部である。
【0019】
図2は、キーボードの平面図である。
【0020】
本実施の形態のPOS端末101では、データを入力する入力手段として、タッチパネル109、キーボード110及びバーコードスキャナ111を有する。
【0021】
タッチパネル109は、オペレータ用表示器107の表示面上に積層配置されている。タッチパネル109付きのオペレータ用表示器107は、オペレータ用表示器107に表示されるボタン等とタッチパネル109の座標との位置関係の同期をとることによって、キーボードと同様の機能を奏することになる。
【0022】
キーボード110は、図2に示すように、扁平円形筐体状のキーボードハウジング112の上面に、テンキー113、クリアキー114、エンターキー115、及び客層キー116という各種のキーが配列されて構成されている。客層キー116は、10種類の客層の入力が可能であり、締めキーを兼ねている。このようなキーボード110は、入力データを無線通信によってPOS端末101側に送信する。
【0023】
バーコードスキャナ111は、図示しない商品に付されたデータコードとしてのバーコードを光学的に読み取り可能なリーダ構造のものであり、本実施の形態では、片手で操作可能なハンディタイプのバーコードスキャナ111が用いられている。このようなバーコードスキャナ111は、読み取ったデータを無線通信によってPOS端末101側に送信する。
【0024】
ここで、前述したように、本実施の形態のPOS端末101は、一人のオペレータが一人の顧客に応対する使用態様と二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様との二種類の使用態様を許容する。そこで、本実施の形態では、二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様において、オペレータ用表示器107の表示が左右に二分割される。そして、オペレータ用表示器107の表示がそのような左右二分割される場合には、タッチパネル109の入力機能も右用と左用とに分離されることになる。このようなタッチパネル109の入力機能に関する左右の分離は、後述するソフトウェア制御によって実行される。また、キーボード110及びバーコードスキャナ111については、右用と左用とに同一のものが二つ設けられている。オペレータがPOS端末101に向かって右側に置かれるキーボード110及びバーコードスキャナ111は右用、オペレータがPOS端末101に向かって左側に置かれるキーボード110及びバーコードスキャナ111は左用である。
【0025】
こうして、タッチパネル109、キーボード110及びバーコードスキャナ111は、右用と左用とに役割分担されることになる。ここでは、便宜上、右に割り当てられてタッチパネル109の入力領域、右用のキーボード110及び右用のバーコードスキャナ111を第1の入力手段109a、110a、111aと呼び、左に割り当てられたタッチパネル109、左用のキーボード110及び左用のバーコードスキャナ111を第2の入力手段109b、110b、111bと呼ぶことにする。そして、便宜上、第1の入力手段を構成するキーボード110aが含んでいる締めキーとして機能する客層キー116を第1の締めキー116aと呼び、第2の入力手段を構成するキーボード110bが含んでいる締めキーとして機能する客層キー116を第2の締めキー116bと呼ぶことにする。
【0026】
図3は、POS端末101及びドロワ201の外観の一部を示す斜視図である。
【0027】
本実施の形態のPOS端末101は、キーボード110、バーコードスキャナ111、及びレシート発行口106から発行されるレシート105が右用なのか左用なのかを示すためのLEDからなる左右表示部117、118、119を備えている。つまり、キーボード110は左右表示部117を備え、この左右表示部117は、右用である第1のキーボード110aには右用である第1の左右表示部117a、左用である第2のキーボード110bには左用である第2の左右表示部117bが割り当てられている。また、バーコードスキャナ111は左右表示部118を備え、この左右表示部118は、右用である第1のバーコードスキャナ111aには右用である第1の左右表示部118aが割り当てられ、左用である第2のバーコードスキャナ111bには左用である第2の左右表示部118bが割り当てられている。そして、レシート発行口106の近傍には、レシート発行口106の右側に位置する第1の左右表示部119aと左側に位置する第2の左右表示部119bとから構成される左右表示部119が配設されている。ここで、一例として、第1の左右表示部117a、118a、119aは緑色に発光するLEDによって構成され、第2の左右表示部117b、118b、119bは橙色に発光するLEDによって構成されている。
【0028】
図4は、POS端末101及びドロワ201の顧客側から見た背面斜視図である。
【0029】
図4に示すように、POS端末101の背面には、表示器として、LCD(Liquid Crystal Display)からなる顧客用表示器120が設けられている。また、POS端末101の背面には、顧客用表示器120の中央下部に、非接触カード用のスキャナパッド121も設けられている。
【0030】
ここで、前述したように、本実施の形態のPOS端末101は、一人のオペレータが一人の顧客に応対する使用態様と二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様との二種類の使用態様を許容する。そこで、本実施の形態では、二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様において、オペレータ用表示器107のみならず、顧客用表示器120の表示も左右に二分割される。
【0031】
続いて、このような構成のPOS端末101に内蔵される各部の電気的接続について図5を参照して説明する。図5は、POS端末101に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【0032】
図5に示すように、本実施の形態のPOS端末101は、データ処理部を構成するMicrocomputer(以下、マイコンという。)151を内蔵し、このマイコン151が各部を駆動制御する。マイコン151は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)152に、アドレスバス、データバス等のバスライン153を介して、起動プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)154と、売上バッファや印字バッファ等の各種バッファやフラグ領域を構成して各種データを書き換え自在に格納するRAM(Random Access Memory)155と、日付や時刻を計時するタイマ156とが接続されて構成されている。なお、RAM155は、バッテリ(図示せず)によってバックアップされている。
【0033】
また、CPU152に接続されたバスライン153には記憶媒体であるHDD(HardDisk Drive)157が接続されており、このHDD157にはマイコン151を動作させる制御プログラムの他に、各種データファイルも格納されている。各種データファイルとしては、商品マスタファイル、売上ファイル、画面データファイル等が格納されている。特に図示しないが、商品マスタファイルは、商品の商品コード毎に商品名、単価、部門コード等を対応付けて記憶保持するファイル構造を備える。売上ファイルは、売上明細や売上金額等の商品売上履歴を記憶保持するファイル構造を備える。画面データファイルは、オペレータ用表示器107や顧客用表示器120にそれぞれ表示する各種の表示データをその表示画面の一画面である“ページ”単位で記憶保持するファイル構造を備える。
【0034】
HDD157に格納された制御プログラムは、POS端末101の起動時に商品マスタファイル等とともにRAM155に書き込まれ、これによってマイコン151による各部の駆動制御が可能な状態となる。次に、マイコン151によって駆動制御される各部を説明する。
【0035】
オペレータ用表示器107は、オペレータ用表示コントローラ158を介してバスライン153に接続され、マイコン151からの表示データがオペレータ用表示コントローラ158に入力されると、オペレータ用表示コントローラ158に駆動されて所定事項を表示する。
【0036】
タッチパネル109は、パネルコントローラ159を介してバスライン153に接続され、パネルコントローラ159の動作によって、操作者によりタッチされたパネル上のXY座標の位置を認識して座標データ取得し、この取得された座標データに応じた信号をマイコン151に出力する。マイコン151に信号が入力されると、マイコン151は信号に基づいた所定の処理を実行する。
【0037】
顧客用表示器120は、顧客用表示コントローラ160を介してバスライン153に接続され、マイコン151からの客側表示データが顧客用表示コントローラ160に入力されると、顧客用表示コントローラ160に駆動されて所定事項を表示する。
【0038】
ここで、二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様においては、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120の表示が左右に二分割され、タッチパネル109の入力機能も右用と左用とに分離されることは前述した通りである。このような二分割処理は、情報を表示しようとするオペレータ用表示器107及び顧客用表示器120の座標位置を制御し、データを入力するタッチパネル109の座標位置を制御することによって容易に実現される。もっとも、特にオペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に関しては、結果的に情報が二分割されて表示されれば良いため、そのような情報表示を実現させ得る技術、例えばポップアップ表示技術など、各種の技術を用いて二分割表示を行なうことが可能である。
【0039】
モードキー108は、モードキーコントローラ161を介してバスライン153に接続され、モードキーコントローラ161の動作によって切り替え位置に応じた信号をマイコン151に入力する。マイコン151は、モードキー108からの出力信号に応じて、POS端末101の動作モードを登録モード、設定モード、精算モード、点検モード等の各業務モードに設定する。
【0040】
POS端末101の背面側に設けられた非接触カード用のスキャナパッド121は、スキャナパッドコントローラ162を介してバスライン153に接続され、スキャナパッドコントローラ162の動作によってマイコン151に対して非接触型カードに記憶された情報を出力する。
【0041】
POS端末101に内蔵されたサーマルプリンタ103は、プリンタコントローラ163を介してバスライン153に接続され、マイコン151によって駆動制御される。さらに、このサーマルプリンタ103には、カッタ部(図示せず)が内蔵されており、このカッタ部もマイコン151によって駆動制御される。これにより、サーマルプリンタ103は、図示しない長尺紙であるレシート用紙にレシートとしての必要事項を印字し、これを切断してレシート発行口106よりレシートとして発行するレシートプリンタの機能を発揮する。
【0042】
サーマルプリンタ103におけるレシート発行口106の近傍に配置された第1の左右表示部119aと第2の左右表示部119bとから構成される左右表示部119(LED)は、LEDコントローラ164を介してバスライン153に接続され、マイコン151によって駆動制御される。
【0043】
ドロワ201は、ドロワコントローラ169を介してバスライン153に接続され、マイコン151によって駆動制御される。ドロワコントローラ169は、CPU152の命令でドロワオープン信号をドロワ201に出力する。ドロワ201は、ドロワオープン信号を受信すると、その図示しないソレノイドが駆動され、図示しないラッチ機構による引出し202のラッチを開放する。これにより、引出し202は、ドロワ201が内蔵する図示しない圧縮スプリングの伸び力によって付勢され、開放される。
【0044】
次いで、キーボード110及びバーコードスキャナ111は、前述したように、POS端末101のマイコン151に無線を介してデータを送信する。そこで、本実施の形態では、マイコン151にバスライン153を介して無線通信インターフェース165が接続され、この無線通信インターフェース165に無線通信回路166が接続されている。無線通信回路166は、第1の入力手段を構成する第1のキーボード110a及び第1のバーコードスキャナ111aと、第2の入力手段を構成する第2のキーボード110b及び第2のバーコードスキャナ111bとの間での無線通信を可能とする。そこで、それらの第1のキーボード110a、第1のバーコードスキャナ111a、第2のキーボード110b及び第2のバーコードスキャナ111bも、それぞれ無線通信回路183(図7参照)を内蔵しており、それぞれある特定の周波数帯を使用してPOS端末101側の無線通信回路166と無線通信可能となっている。このように、キーボード110及びバーコードスキャナ111は、POS端末101のマイコン151に無線を介してデータを送信するという構造上、それぞれバッテリ(図示せず)を内蔵し、このバッテリを駆動源として無線通信動作を実行する。なお、キーボード110及びバーコードスキャナ111とPOS端末101側との間の無線通信については、既存の技術なのでその詳細は省略する。
【0045】
また、バスライン153には通信インターフェース167も接続され、マイコン151によって制御される。この通信インターフェース167は、ホストコンピュータ等の外部機器が接続されてこの外部機器とLAN回線を介してマイコン151との間でのデータの送受信を実現可能としたりする。
【0046】
さらに、POS端末101には、ROM154及びRAM155とは別に、VRAM(Video Random Access Memory)168がバスライン153を介してマイコン151に接続されている。VRAM168は、一例として、HDD157の画面データファイルに記憶されている“ページ”単位の表示データに基づき、商品マスタファイルや商品画像ファイルから抽出されたその表示データに含まれる品名、単価、画像データ等を高速でビットマップ展開し、オペレータ用表示コントローラ158及び顧客用表示コントローラ160に対して出力する。そして、オペレータ用表示コントローラ158及び顧客用表示コントローラ160に対して出力された表示データは、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120において表示されることになる。
【0047】
図6は、POS端末101が備える無線通信回路166の概略的な回路図である。
【0048】
無線通信回路166は、第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111との間で信号の送受信を実行する。つまり、無線通信回路166は、無線通信インターフェース165に接続された変復調回路171を主体として構成されている。この変復調回路171は、発振器172と増幅器173とを有し、アンテナ174を介して第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111との間でデジタル無線通信を実行する。そのために、無線通信回路166は、第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111から無線送信されたデジタル搬送波をアンテナ174を介して受信し、受信したデジタル搬送波を変復調回路171で復調してデジタルデータを獲得し、このデジタルデータを増幅器173で増幅して無線通信インターフェース165に送信する。また、変復調回路171は、発振器172の発振信号を利用して搬送波を生成し、この搬送波に無線通信インターフェース165から送信されたデジタル信号を乗せて変調することでデジタル搬送波とし、このデジタル搬送波をアンテナ174から無線送信する。
【0049】
このような無線通信回路166は、左右二系列の回路構成を備える。つまり、変復調回路171として変復調回路171a、171b、発振器172として発振器172a、172b、増幅器173として増幅器173a、173b、アンテナ174としてアンテナ174a、174bを有しており、変復調回路171a、発振器172a、増幅器173a、及びアンテナ174aからなる右側回路構成166aと、変復調回路171b、発振器172b、増幅器173b、及びアンテナ174bからなる左側回路構成166bとの二系統に分離されている。そして、一方のアンテナ174aは、オペレータから見てPOS端末101の右側方に、他方のアンテナ174は、オペレータから見てPOS端末101の左側方に、それぞれ配置されている。
【0050】
図7は、第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111が内蔵する無線通信回路の概略的な回路図である。
【0051】
第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111は、Microcomputer(以下、マイコンという。)181と、このマイコン181にバス接続された無線通信インターフェース182と、この無線通信インターフェース182に接続された無線通信回路183とを内蔵している。この無線通信回路183は、POS端末101が備える無線通信回路166の一系統と略同様に回路構成されている。つまり、無線通信回路183は、無線通信インターフェース182に接続された変復調回路184を主体として構成されている。この変復調回路184は、発振器185と増幅器186とを有し、アンテナ187を介してPOS端末101との間でデジタル無線通信を実行する。そのために、無線通信回路183は、POS端末101から無線送信されたデジタル搬送波をアンテナ187を介して受信し、受信したデジタル搬送波を変復調回路184で復調してデジタルデータを獲得し、このデジタルデータを増幅器186で増幅して無線通信インターフェース182に送信する。また、変復調回路184は、発振器185の発振信号を利用して搬送波を生成し、この搬送波に無線通信インターフェース182から送信されたデジタル信号を乗せて変調することでデジタル搬送波とし、このデジタル搬送波をアンテナ187から無線送信する。
【0052】
図8は、POS端末101が備える無線通信回路166が受信した第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111から無線送信された信号の一例を示す波形図である。
【0053】
まず、図8の例示する波形図を説明する際の前提として、本実施の形態では、図1、図3に示すように、オペレータから見てPOS端末101の右側位置を第1の入力手段を構成するキーボード110a及びバーコードスキャナ111aの正規の配置位置とし、オペレータから見てPOS端末101の左側位置を第2の入力手段を構成するキーボード110b及びバーコードスキャナ111bの正規の配置位置とする。
【0054】
このような前提の下、本実施の形態の無線通信回路166は、前述したように、左右二系列の回路構成、つまり、右側回路構成166aと左側回路構成166bとを備え、右側回路構成166aに含まれるアンテナ174aはオペレータから見てPOS端末101の右側方に、左側回路構成166bに含まれるアンテナ174bはオペレータから見てPOS端末101の左側方に、それぞれ配置されている。このため、図1、図3等の例示するような第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111の正規の配置状態、つまり、第1の入力手段を構成するキーボード110a及びバーコードスキャナ111aはオペレータから見てPOS端末101の右側に配置され、第2の入力手段を構成するキーボード110b及びバーコードスキャナ111bはオペレータから見てPOS端末101の左側に配置された状態では、右側回路構成166aと左側回路構成166bとが受信するデジタル搬送波の受信強度が、第1の入力手段110a、111aと第2の入力手段110b、111bとで異なることになる。つまり、右側回路構成166aでは、第1の入力手段110aから無線送信されたデジタル搬送波の受信強度が強く、第2の入力手段110b、111bから無線送信されたデジタル搬送波の受信強度が弱くなる(図8(a)参照)。反対に、左側回路構成166bでは、第2の入力手段110b、111bから無線送信されたデジタル搬送波の受信強度が強く、第1の入力手段110aから無線送信されたデジタル搬送波の受信強度が弱くなる(図8(b)参照)。
【0055】
そこで、本実施の形態では、変復調回路171a、171bと無線通信インターフェース165との間に電波強度検出部175a、175bを介在配置している。この電波強度検出部175a、175bは、変復調回路171a、171bがアンテナ174a、171bを介して受信した第1及び第2の入力手段を構成するキーボード110及びバーコードスキャナ111からのデジタル搬送波の電波強度を検出する回路構成を有している。具体的には、電波強度検出部175a、175bは、図8(a)、(b)に例示するデジタル搬送波の振幅の大きさを数値化し、その数値がある閾値、例えば図8(a)、(b)に例示的に図示している閾値よりも大きいかどうかを比較し、その結果を無線通信インターフェース165を介してマイコン151に送信する。これにより、マイコン151では、右側回路構成166aが受信したデジタル搬送波は第1の入力手段110a、111aと第2の入力手段110b、111bとのいずれから無線送信されたものであるのか、また、左側回路構成166bが受信したデジタル搬送波は第1の入力手段110a、111aと第2の入力手段110b、111bとのいずれから無線送信されたものであるのかを知ることができる。換言すると、マイコン151は、右側回路構成166aが受信したデジタル搬送波が正規の位置に配置された第1の入力手段110a、111aから送信されたものであるのかどうかを知ることができ、ここに、第1の入力手段110a、111aから無線送信された信号の強弱に基づいてその第1の入力手段110a、111aの配置位置が正規の位置であるかどうかを推定する第1の推定手段の機能が実行される。また、マイコン151は、左側回路構成166bが受信したデジタル搬送波が正規の位置に配置された第2の入力手段110b、111bから送信されたものであるかどうかを知ることができ、ここに、第2の入力手段110b、111bから無線送信された信号の強弱に基づいてその第2の入力手段110b、111bの配置位置が正規の位置であるかどうかを推定する第2の推定手段の機能が実行される。
【0056】
このような第1及び第2の推定手段の別実施の形態として、電波強度検出部175a、175bは、図8(a)、(b)に例示するデジタル搬送波の振幅の大きさを数値化し、その数値を無線通信インターフェース165を介してマイコン151に送信するように構成しても良い。この場合、マイコン151は、電波強度検出部175a、175bが出力した数値がある閾値、例えば図8(a)、(b)に例示的に図示している閾値よりも大きいかどうかを比較する処理を実行することになる。
【0057】
マイコン151は、デュアルモードにモード設定されている場合、第1及び第2の推定手段による推定結果をRAM155のワークアリアに一時保存する。
【0058】
次に、POS端末101のHDD157に格納された制御プログラムがマイコン151に実行させる機能について、図9ないし図12に示すフローチャートに基づいて説明する。この場合、図13及び図15に示すオペレータ用表示器107の表示領域に表示される表示画面の模式図、及び図14、図16ないし図18に示す顧客用表示器120の表示領域に表示される表示画面の模式図を参照し、必要に応じて、図1ないし図5も適宜用いる。
【0059】
起動後のPOS端末101では、モードキー108の切り替え位置に応じて動作モードが選択される。つまり、モードキー108の切り替え位置によって発生する出力信号に応じ、マイコン151がPOS端末101の動作モードを登録モード、設定モード、精算モード、点検モード等に設定する。本実施の形態においては、登録モードを除く各モードの処理として、従来のPOS端末によって行なわれる処理と同様の処理についてはその説明を省略する。
【0060】
これに対して、本実施の形態では、登録モードにおいて、一人のオペレータが一人の顧客に応対する使用態様に対応する単独モードと、二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対する使用態様に対応するデュアルモードとの二種類の動作モードが許容される。
【0061】
図9は、登録モードにおける単独モードとデュアルモードとのモード選択処理を示すフローチャートである。
【0062】
モードキー108の切り替え操作によって、POS端末101の動作モードが登録モードに設定されている場合、オペレータ用表示器107に表示される初期画面表示には、単独使用とデュアル使用との二種類を選択可能とする選択画面が表示される(図示せず)。そこで、単独使用が選択されると(ステップS101のY)、マイコン151はPOS端末101を単独モードにモード設定し(ステップS102)、デュアルモードが選択されると(ステップS101のN)、マイコン151はPOS端末101をデュアルモードにモード設定する(ステップS103)。つまり、本実施の形態のPOS端末101では、単独モードとデュアルモードとが選択可能である。
【0063】
図10は、単独モードでの処理を示すフローチャートである。また、図13は、単独モードでのオペレータ用表示器107における画面表示例を示す模式図であり、図14は、単独モードでの顧客用表示器120における画面表示例を示す模式図である。
【0064】
単独モードでは、まず、マイコン151は、第1の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aにそれらの第1の左右表示部117a、118aの点灯信号を送信し、それらの第1の左右表示部117a、118aのみ点灯させる(ステップS201)。これにより、第1の左右表示部117a、118aを構成するLEDが緑色に発光し、オペレータには、二つ設けられているキーボード101a及びバーコードスキャナ111aのうち、第1の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aの方のみ使用可能であることが報知される。
【0065】
次いで、マイコン151は、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120を全画面表示に設定する(ステップS202)。全画面表示というのは、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に、一人の顧客に対する取引情報のみを表示するような表示形態を意味する。このような単独モードでは、HDD157に格納された画像データファイルから呼び出した登録処理用の画面がオペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に全画面表示される。
【0066】
図13は、オペレータ用表示器107における全画面表示の一例であり、図14は、単独モードでの顧客用表示器120における画面表示例を示す模式図である。
【0067】
図13に示すように、オペレータ用表示器107における全画面表示は、日付時刻や責任者等のような書誌情報を示す書誌情報欄107a、8種類のPLUグループをPLUグループタグAとして表示するPLUグループ欄107b、商品情報を表示する商品情報欄107c、購入合計金額と消費税と預かり金額と釣り銭金額とを表示する取引情報欄107d、及び割引入力欄107eを含む。
【0068】
マイコン151は、購入される商品の購入履歴を商品情報欄107cに表示し、その購入履歴によって決定される購入合計金額、消費税、預かり金額及び釣り銭金額を取引情報欄107dに表示する。また、マイコン151は、PLUグループタグAがタッチパネル109でタッチ選択された場合には、そのPLUグループが含む商品の商品情報をポップアップ表示する。ポップアップ表示された商品の商品情報がタッチパネル109でタッチ選択されると、その商品の商品コードが入力され、取引情報欄107dの表示が更新される。商品情報欄107cに表示される情報は、その商品情報欄107cに含まれているスクロールキーBによってスクロール可能である。
【0069】
また、割引入力欄107eは、ビール券、クーポン券及び商品券が割り当てられたタグCと、タグCで選択された種類のビール券、クーポン券又は商品券の金額、例えばタグCでビール券が選択された場合には500円ビール券、1000円ビール券、…というようなビール券の金額を示す6列3行の金額キーDとを有する。金額キーDは、割引入力欄107eに表示されるスクロールキーEによってスクロールされる。マイコン151は、タグCで選択されたビール券、クーポン券又は商品券の金額を金額キーDに表示し、金額キーDがタッチパネル109でタッチ選択されると、選択された金額を購入金額から減額し、取引情報欄107dの表示を更新する。
【0070】
図14に示すように、顧客用表示器120における全画面表示は、日付時刻を示す日付時刻欄120a、直近に取引された商品の商品名、数量及び単価を表示するカレント表示欄120b、購入する商品の履歴を表示する購入履歴欄120c、購入合計金額と消費税と預かり金額と釣り銭金額とを表示する取引情報欄120d、コマーシャル情報としてのコマーシャルメッセージを表示するコマーシャルメッセージ欄120e、及びその他のメッセージを表示するメッセージ欄120fを含む。
【0071】
次いで、マイコン151は、顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに、コマーシャルメッセージを表示出力する(ステップS203)。コマーシャルメッセージは、例えば通信インターフェース167を介して外部機器から取得したコマーシャルメッセージの静止画像又は動画像を顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに表示出力するようにしても、例えばHDD157に予め記憶保存しておいたコマーシャルメッセージの静止画像又は動画像を顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに表示出力するようにしても、いずれでも良い。
【0072】
次いで、マイコン151は、商品コード入力に待機する(ステップS204)。商品コード入力は、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111aによる商品に付されたバーコードのスキャナ入力又はキーボード110aによる商品コードのキー入力によって実行される。その他、オペレータ用表示器107に表示される商品コードの入力を許容する項目に対応する位置でのタッチパネル109によるタッチ入力によっても商品コードの入力が可能である。
【0073】
商品コードの入力があったと判定された場合(ステップS204のY)、RAM155の売上バッファにおけるレジスト領域に入力された商品コードを一時的にレジストして商品データを蓄積する処理がマイコン151によって実行される(ステップS205)。そして、取引データ計算が実行され(ステップS206)、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120の画面表示が更新される(ステップS207)。より詳しくは、マイコン151は、オペレータ用表示器107の商品情報欄107c及び取引情報欄107dの表示内容を更新し、顧客用表示器120のカレント表示欄120b、購入履歴欄120c及び取引情報欄120dの表示内容を更新する。
【0074】
その後、マイコン151は、預かり金額の入力(ステップS208のY)があるまで商品コード入力(ステップS204)に待機する。預かり金額の入力は、実際の取引において、顧客から決済のための金額を預かったオペレータがキーボード110中のエンターキー115を押下し、キーボード110中のテンキー113によってその預かり金額を入力することによってなされる。単独モードでは、第1の入力手段を構成する第1のキーボード110aによって預かり金額が入力される。
【0075】
そして、このようなテンキー113による預かり金額の入力があった場合には(ステップS208のY)、マイコン151は入力金額をRAM155にレジストし(ステップS209)、締めキー116aの入力の有無を判定する(ステップS210)。締めキー116aは、商品情報の入力があった商品に関する取引の締めを宣言して決済を行うためのキーであり、具体的には客層キー116が締めキーとして機能する。単独モードでは、第1の入力手段を構成する第1のキーボード110aに含まれている第1の締めキー116aによって取引の締めが宣言される。
【0076】
次いで、締めキー116aの入力があった場合には(ステップS210のY)、マイコン151は、釣り銭金額を計算してオペレータ用表示器107の取引情報欄107d及び顧客用表示器120の取引情報欄120dの「釣り」の欄に釣り銭金額を表示する(ステップS211)。
【0077】
その後、マイコン151は、RAM155のワークエリアを利用して販売データの仮登録を実行し(ステップS212)、サーマルプリンタ103を駆動制御してレシート105の印字発行を行ない(ステップS213)、ドロワコントローラ169にドロワオープン信号を出力させてドロワ201の引出しを開放する(ステップS214)。ステップS213の処理により、レシート105は、レシート発行口106から発行される。
【0078】
図11はデュアルモードでの処理を示すフローチャート、図12はデュアルモードでの右側処理と左側処理とを示すフローチャートである。また、図15はデュアルモードでのオペレータ用表示器107における画面表示例を示す模式図、図16〜図18はデュアルモードでの顧客用表示器120における画面表示例をそれぞれ示す模式図である。
【0079】
デュアルモードでは、まず、図11のフローチャートに示す処理が実行される。つまり、マイコン151は、第1の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aにそれらの第1の左右表示部117a、118aの点灯信号を送信し、また、第2の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aにそれらの第2の左右表示部117b、118bの点灯信号を送信し、それらの第1の左右表示部117a、118aと第2の左右表示部117b、118bとの両者を点灯させる(ステップS301)。これにより、第1の左右表示部117a、118aを構成するLEDは緑色に発光し、第2の左右表示部117b、118bを構成するLEDは橙色に発光する。このため、オペレータには、二つ設けられているキーボード101a及びバーコードスキャナ111aのうち、第1の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aがいずれで第2の入力手段を構成するキーボード101a及びバーコードスキャナ111aがいずれであるかが示される。
【0080】
次いで、マイコン151は、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120を分割画面表示に設定する(ステップS302)。分割画面表示というのは、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に、二人のオペレータが二人の顧客にそれぞれ応対するデュアルモードでの表示形態を意味する。このようなデュアルモードでは、HDD157に格納された画像データファイルから呼び出した登録処理用の画面がオペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に分割画面表示される。
【0081】
図15は、デュアルモードでのオペレータ用表示器107における分割画面表示の一例であり、図16ないし図18は、それぞれ、デュアルモードでの顧客用表示器120における画面表示例を示す模式図である。
【0082】
図15に示すように、オペレータ用表示器107における分割画面表示は、図13に例示したオペレータ用表示器107における全画面表示の内容が左右に分離されて別個に表示される。つまり、オペレータ用表示器107の表示内容が右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとに二分割され、右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとのそれぞれに図13に例示したオペレータ用表示器107における全画面表示の内容と同一の内容が表示される。もっとも、書誌情報欄107aにおける日付時刻だけは、右側処理と左側処理とに共通であるため、単一表示となる。
【0083】
具体的には、右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとのそれぞれには、日付時刻や責任者等のような書誌情報を示す書誌情報欄107a、8種類のPLUグループをPLUグループタグAとして表示するPLUグループ欄107b、商品情報を表示する商品情報欄107c、購入合計金額と消費税と預かり金額と釣り銭金額とを表示する取引情報欄107d、及び割引入力欄107eが表示される。
【0084】
マイコン151は、購入される商品の購入履歴を商品情報欄107cに表示し、その購入履歴によって決定される購入合計金額、消費税、預かり金額及び釣り銭金額を取引情報欄107dに表示する。また、マイコン151は、PLUグループタグAがタッチパネル109でタッチ選択された場合には、そのPLUグループが含む商品の商品情報をポップアップ表示する。ポップアップ表示された商品の商品情報がタッチパネル109でタッチ選択されると、その商品の商品コードが入力され、取引情報欄107dの表示が更新される。商品情報欄107cに表示される情報は、その商品情報欄107cに含まれているスクロールキーBによってスクロール可能である。
【0085】
また、割引入力欄107eは、ビール券、クーポン券及び商品券が割り当てられたタグCと、タグCで選択された種類のビール券、クーポン券又は商品券の金額、例えばタグCでビール券が選択された場合には500円ビール券、1000円ビール券、…というようなビール券の金額を示す6列3行の金額キーDとを有する。金額キーDは、割引入力欄107eに表示されるスクロールキーEによってスクロールされる。マイコン151は、タグCで選択されたビール券、クーポン券又は商品券の金額を金額キーDに表示し、金額キーDがタッチパネル109でタッチ選択されると、選択された金額を購入金額から減額し、取引情報欄107dの表示を更新する。
【0086】
図16に示すように、顧客用表示器120における分割画面表示も、図14に例示した顧客用表示器120における全画面表示の内容が左右に分離されて別個に表示される。つまり、顧客用表示器120の表示内容が右側表示領域120Rと左側表示領域120Lとに二分割され、右側表示領域120Rと左側表示領域120Lとのそれぞれに図14に例示した顧客用表示器120における全画面表示の内容と同一の内容が表示される。もっとも、書誌情報欄107aにおける日付時刻、コマーシャルメッセージ欄120eに表示されるコマーシャルメッセージ、及びメッセージ欄120fに表示されるその他のメッセージについては、右側処理と左側処理とに共通であるため、単一表示となる。
【0087】
具体的には、右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとのそれぞれには、直近に取引された商品の商品名、数量及び単価を表示するカレント表示欄120b、購入する商品の履歴を表示する購入履歴欄120c、及び購入合計金額と消費税と預かり金額と釣り銭金額とを表示する取引情報欄120dが表示される。そして、日付時刻を示す日付時刻欄120a及びコマーシャルメッセージを表示するコマーシャルメッセージ欄120eは、右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとの間に配列され、メッセージ欄120fはそれらの右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとコマーシャルメッセージ欄120eとの下方に表示される。
【0088】
顧客用表示器120における分割画面表示の別の実施の形態として、図17に例示する分割画面表示や図18に例示する分割画面表示を採用しても良い。図17に例示する分割画面表示はコマーシャルメッセージ欄120eが設けられておらず、図18に例示する分割画面表示では右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとが連続的に隣接してその下方にコマーシャルメッセージ欄120eが配置されている。
【0089】
そして、本実施の形態では、オペレータ用表示器107における右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとの表示フレーム、及び顧客用表示器120における右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとの表示フレームは、それぞれ別個の色で表示される。つまり、第1の左右表示部117a、118aを構成するLEDは緑色に発光し、第2の左右表示部117b、118bを構成するLEDは橙色に発光することは前述した通りであり、このような左右の色による識別に合わせ、オペレータ用表示器107における右側表示領域107Rの表示フレームは緑色に表示され、左側表示領域107Lの表示フレームは橙色に表示される。これに対して、オペレータから見た右側は顧客から見た左側であり、オペレータから見た左側は顧客から見た右側である。そこで、顧客用表示器120における右側表示領域120Rの表示フレームは橙色に表示され、左側表示領域120Lの表示フレームは緑色に表示される。このような表示色の色分けは、一例として、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120に分割画面表示されるHDD157に格納された画像データファイルから呼び出した登録処理用の画面を予め色分けすることによって実現する。
【0090】
ステップS302での分割画面表示に設定する処理では、マイコン151は、オペレータ用表示器107と顧客用表示器120とを前述したような分割画面表示に設定する。それに加えて、マイコン151は、商品販売データ処理の一部として、オペレータから見て右側用の第1の入力手段109a、110a、111aによって入力された商品データに基づく商品販売情報とオペレータから見て左側用の第2の入力手段109b、110b、111bによって入力された商品データに基づく商品販売情報とを右側表示と左側表示とに分けてオペレータ用表示器107と顧客用表示器120とに左右反対に表示する。ここに、表示手段の機能が実行される。
【0091】
また、ステップS301の処理によって、第1の左右表示部117a、118aを構成するLEDが緑色に発光し、第2の左右表示部117b、118bを構成するLEDが橙色に発光する。そして、ステップS301の処理によって、オペレータ用表示器107における右側表示領域107Rの表示フレームは緑色に表示され、左側表示領域107Lの表示フレームは橙色に表示され、顧客用表示器120における右側表示領域120Rの表示フレームは橙色に表示され、左側表示領域120Lの表示フレームは緑色に表示される。これにより、オペレータ及び顧客の双方に、右側処理と左側処理とを別個独立して行なう場合の左右の別が明確に示される。ここに、オペレータ用表示器107の右側表示領域107Rに第1の色(本実施の形態では緑色)を含ませて左側表示領域107Lに第1の色とは異なる第2の色(本実施の形態では橙色)を含ませ、第1の入力手段109a、110a、111aと第2の入力手段109b、110b、111bとのうち右側に配置する入力手段(本実施の形態では第1の入力手段109a、110a、111a)には第1の色の表示を行ない左側に配置する入力手段(本実施の形態では第2の入力手段109b、110b、111b)には第2の色の表示を行なう左右識別手段の機能が実行される。
【0092】
次いで、マイコン151は、顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに、コマーシャルメッセージを表示出力する(ステップS303)。コマーシャルメッセージは、例えば通信インターフェース167を介して外部機器から取得したコマーシャルメッセージの静止画像又は動画像を顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに表示出力するようにしても、例えばHDD157に予め記憶保存しておいたコマーシャルメッセージの静止画像又は動画像を顧客用表示器120のコマーシャルメッセージ欄120eに表示出力するようにしても、いずれでも良い。
【0093】
デュアルモードでは、図11に示すフローチャートの処理に続いて、図12のフローチャートに示す処理が実行される。図12のフローチャートに示す処理は、商品販売データ処理のうち、商品コードの入力から締め処理に至る一連の処理であり、右側処理(図12(b))と左側処理(図12(a))とが別個独立して実行される。このような右側処理と左側処理との別個独立した処理は、CPU152のマルチタスク機能を用いて実行しても、二系統のCPU152に処理を分担させて実行しても良い。右側処理と左側処理との基本的な流れは同一であるので、ここでは、図12中同一のステップ符号を付して説明し、右側処理と左側処理とが異なる場合にのみ両者を分けて説明する。
【0094】
まず、マイコン151は、商品コード入力に待機する(ステップS351)。商品コード入力は、バーコードスキャナ111による商品に付されたバーコードのスキャナ入力又はキーボード110による商品コードのキー入力によって実行される。その他、オペレータ用表示器107に右側表示領域107Rと左側表示領域107Lとに分けて表示される商品コードの入力を許容する項目に対応する位置でのタッチパネル109によるタッチ入力によっても商品コードの入力が可能である。
【0095】
ここで、商品コード入力が、バーコードスキャナ111による商品に付されたバーコードのスキャナ入力又はキーボード110による商品コードのキー入力によって実行された場合、バーコードスキャナ111又はキーボード110は、入力した商品コードをその無線通信回路183によってデジタル搬送波の形態で無線送信する。このため、本実施の形態では、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a及びキーボード110aがPOS端末101の右側である正規の位置に配置されているかどうか、そして、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b及びキーボード110bがPOS端末101の左側である正規の位置に配置されているかどうかが、極めて重要である。何故ならば、もしも、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a又はキーボード110aがPOS端末101の左側に配置された状態で左側に位置するオペレータに使用された場合、そのオペレータは、本来、その者から見て左側に位置する顧客の商品販売データ処理を実行しなければならないのに、実際に商品販売データ処理されるのは右側に位置する顧客の商品販売データとなってしまうからである。逆に、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b又はキーボード110bがPOS端末101の右側に配置された状態で右側に位置するオペレータに使用された場合にも、同様の問題が発生する。
【0096】
そこで、本実施の形態では、このような問題を解決するために、商品コードの入力があったと判定された場合(ステップS351のY)、RAM155のワークアリアに一時保存されている第1及び第2の推定手段による推定結果を参照する。この推定結果は、前述したように、無線通信回路166が有する右側回路構成166aと左側回路構成166bとにそれぞれ対応させて設けられた電波強度検出部175a、175bによる推定結果であり、データ処理部を構成するマイコン151がデュアルモードにモード設定されている場合にRAM155のワークアリアに一時保存される。そして、そのような推定結果は、第1及び第2の入力手段110、111の配置位置が正規の位置であるかどうかということに関する情報を含んでいる。そこで、マイコン151は、RAM155のワークアリアに一時保存された推定結果を参照し、その推定結果が、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a又はキーボード110aの配置位置が正規の位置であることを示している場合、あるいは、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b又はキーボード110bの配置位置が正規の位置であることを示している場合にのみ(ステップS351aのY)、それらの第1又は第2の入力手段111、110が無線送信した商品データを有効と判定し、処理をステップS352に進める。これに対して、マイコン151は、RAM155のワークアリアに一時保存された推定結果が、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a又はキーボード110aの配置位置が正規の位置でないことを示している場合、あるいは、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b又はキーボード110bの配置位置が正規の位置でないことを示している場合には(ステップS351aのN)、それらの第1又は第2の入力手段111、110が無線送信した商品データを無効と判定し、処理をステップS351に戻す。ここに、判定手段の機能が実行される。
【0097】
正規の位置に配置された第1又は第2の入力手段111、110によって商品コードの入力があったと判定された場合(ステップS351のY、ステップS351aのY)、RAM155の売上バッファにおけるレジスト領域に入力された商品コードを一時的にレジストして商品データを蓄積する処理がマイコン151によって実行される(ステップS352)。この際、第1の入力手段109a、110a、111aにより入力された右側処理用の商品コードと第2の入力手段109b、110b、111bにより入力された左側処理用の商品コードとが区別されてRAM155の売上バッファにおけるレジスト領域に一時的にレジストされる。そして、右側処理用と左側処理用とに分けて取引データ計算が実行され(ステップS353)、オペレータ用表示器107及び顧客用表示器120の右側表示領域107R又は左側表示領域107Lの画面表示が更新される(ステップS354)。より詳しくは、マイコン151は、オペレータ用表示器107の商品情報欄107c及び取引情報欄107dの表示内容を更新し、顧客用表示器120のカレント表示欄120b、購入履歴欄120c及び取引情報欄120dの表示内容を更新する。
【0098】
その後、マイコン151は、第1のキーボード110a又は第2のキーボード110bからの預かり金額の入力(ステップS355のY)があるまで商品コード入力(ステップS351)に待機する。預かり金額の入力は、実際の取引において、顧客から決済のための金額を預かったオペレータがキーボード110中のエンターキー115を押下し、キーボード110中のテンキー113によってその預かり金額を入力することによってなされる。
【0099】
そして、このようなテンキー113による預かり金額の入力があった場合には(ステップS355のY)、マイコン151は入力金額をRAM155にレジストする(ステップS356)。この際、入力された金額は、第1のキーボード110aにより入力された金額と第2のキーボード110bにより入力された金額とを区別してRAM155にレジストする。その後、マイコン151は、第1の締めキー116a又は第2の締めキー116bの入力の有無を判定する(ステップS357)。第1の締めキー116a及び第2の締めキー116bは、商品情報の入力があった商品に関する取引の締めを宣言して決済を行うためのキーであり、具体的には客層キー116が締めキーとして機能する。
【0100】
次いで、第1の締めキー116a又は第2の締めキー116bの入力があった場合には(ステップS357のY)、マイコン151は、釣り銭金額を計算してオペレータ用表示器107の対応する方の取引情報欄107d及び顧客用表示器120の対応する方の取引情報欄120dの「釣り」の欄に釣り銭金額を表示する(ステップS358)。この際、第1の締めキー116aの入力があった場合には第1の入力手段109a、110a、111aにより入力されてRAM155の売上バッファにおけるレジスト領域に一時的にレジストされた右側処理用の商品コードに基づいて釣り銭金額が計算され、第2の締めキー116bの入力があった場合には第2の入力手段109b、110b、111bにより入力されてRAM155の売上バッファにおけるレジスト領域に一時的にレジストされた左側処理用の商品コードに基づいて釣り銭金額が計算される。
【0101】
その後、マイコン151は、RAM155のワークエリアを利用して右側処理と左側処理とを区別して販売データの仮登録を実行し(ステップS359)、レシート発行口106の近傍に配置された第1の左右表示部119aと第2の左右表示部119bとを選択的に点灯させ(ステップS360)、サーマルプリンタ103を駆動制御してレシート105の印字発行を行ない(ステップS361)、ドロワコントローラ169にドロワオープン信号を出力させてドロワ201の引出しを開放する(ステップS213)。
【0102】
この際、マイコン151の制御によって、右側処理の場合にはレシート発行口106の近傍に配置された第1の左右表示部119aである緑色のLEDが点灯し、左側処理の場合にはレシート発行口106の近傍に配置された第2の左右表示部119bである橙色のLEDが点灯することになる。これにより、オペレータは、レシート発行口106が一つであるにも拘らず、緑色のLEDである第1の左右表示部119aが点灯した場合には右側処理でのレシート発行であり、橙色のLEDである第2の左右表示部119bが点灯した場合には左側処理でのレシート発行であることを知ることができる。ここに、これから発行されるレシート105が第1の入力手段109a、110a、111aによって入力された商品データに基づくレシート105であるか第2の入力手段109b、110b、111bによって入力された商品データに基づくレシート105であるかを区別して報知する報知手段の機能が実行される。
【0103】
図19は、デュアルモードで発行されたレシート105の一例を示す模式図である。この図19にレシート105は、その右側部に複数個の星印のマーク105aが印字されている。つまり、マイコン151は、第1の締めキー116aの入力によって実行される第1の入力手段109a、110a、111aにより入力された右側処理用の商品コードに基づくレシート105については、その右側部に複数個の星印のマーク105aを印字し、第2の締めキー116bの入力によって実行される第2の入力手段109b、110b、111bにより入力されて左側処理用の商品コードに基づくレシート105については、その左側部に複数個の星印のマーク105aを印字する。これにより、オペレータは、複数個の星印のマーク105aがどちら側に印字されているかを見るだけで、右側処理によって印字発行されたレシート105か左側処理によって発行されたレシート105かを一見して認識することが可能となる。この意味で、マーク105aの種類やその形態は、右側処理によって印字発行されたレシート105か左側処理によって発行されたレシート105かを区別し得るものであれば、どのようなものであっても良い。ここに、商品販売データ処理に際して、第1の入力手段109a、110a、111aによって入力された商品データに基づくレシート105であるか第2の入力手段109b、110b、111bによって入力された商品データに基づくレシート105であるかを区別してレシート105をサーマルプリンタ103に印字発行させるレシート発行手段の機能が実行される。
【0104】
こうして、ステップS351〜ステップS361のステップによって、第1の締めキー116aが押下された場合には第1の入力手段109a、110a、111aによって入力された商品データに基づく商品販売データ処理を実行し、第2の締めキー116bが押下された場合には第2の入力手段109b、110b、111bによって入力された商品データに基づく商品販売データ処理を実行する締め手段の機能が実行される。
【0105】
なお、本実施の形態においては、制御プログラムを記憶した記憶媒体としてHDD157を適用したが、これに限るものではなく、FD、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカード等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。また、記憶媒体には、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶したものも含まれる。
【0106】
〔POS端末101の使用形態〕
以上説明したように、本実施の形態のPOS端末101では、単独モードでの使用とデュアルモードでの使用との二通りの使用形態を選択することができる。そこで、通常は単独モードで使用し、繁忙時にはデュアルモードで使用するというようなことが可能となる。この場合、1台のPOS端末101によって、単独モードでもデュアルモードでも使用可能であることから、大規模な装置を用いることなく、効率よく顧客を捌くことが可能となる。
【0107】
ここで、本実施の形態では、デュアルモードにおいて、オペレータから見て右側に並ぶ顧客が購入する商品の商品データについては、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)と第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ110b等)とのうち右側に配置する入力手段、本実施の形態では第1の入力手段109a、110a、111aによってその商品情報を入力可能として、入力された商品データに基づく商品販売情報をオペレータ用表示器107に右側表示して顧客用表示器120に左側表示する。この際、オペレータ用表示器107の右側表示のフレームが緑色に表示され、第1のキーボード110a及び第1のスキャナ111aの左右表示部117a、118aが緑色に点灯することから、オペレータは自分が操作し見ようとする対象物の左右の別を容易に識別することができる。また、商品販売データ処理に際して、レシート105が発行される直前には、レシート発行口106近傍の右側に位置する左右表示部119aが緑色に点灯することから、左右どちらの顧客用のレシート105がこれから発行されるのかが容易に判別される。レシート105の判別は、レシート105に印字されるマーク105aによって、レシート105そのものからも容易である。
【0108】
また、オペレータから見て左側に並ぶ顧客が購入する商品の商品データについては、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)と第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ110b等)とのうち左側に配置する入力手段109b、110b、111bによってその商品情報を入力可能として、入力された商品データに基づく商品販売情報をオペレータ用表示器107に左側表示し顧客用表示器120に右側表示する。この際、オペレータ用表示器107の左側表示のフレームが橙色に表示され、第2のキーボード110b及び第2のスキャナ111bの左右表示部117b、118bが橙色に点灯することから、オペレータは自分が操作し見ようとする対象物の左右の別を容易に識別することができる。また、商品販売データ処理に際して、レシート105が発行される直前には、レシート発行口106近傍の左側に位置する左右表示部119bが橙色に点灯することから、左右どちらの顧客用のレシート105がこれから発行されるのかが容易に判別される。レシート105の判別は、レシート105に印字されるマーク105aによって、レシート105そのものからも容易である。
【0109】
したがって、デュアルモードにおいては、オペレータから見て右側に並ぶ顧客については右を観念させる操作及び表示によって一連の商品販売作業を行なうことができ、オペレータから見て左側に並ぶ顧客については左を観念させる操作及び表示によって一連の商品販売作業を行なうことができる。
【0110】
また、本実施の形態のPOS端末101は、データ処理部を構築するマイコン151がデュアルモードにモード設定されている場合、商品コードの入力があると(図12のステップS351のY)、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a又はキーボード110aが正規の位置に配置されていること、あるいは、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b又はキーボード110bが正規の位置に配置されていることを確認した上で(図12のステップS351aのY)、商品販売データ処理を実行する。これにより、第1の入力手段を構成するバーコードスキャナ111a又はキーボード110aがPOS端末101の左側に配置された状態で左側に位置するオペレータに使用された場合や、第2の入力手段を構成するバーコードスキャナ111b又はキーボード110bがPOS端末101の右側に配置された状態で右側に位置するオペレータに使用された場合に生ずる問題、つまり、オペレータが自分が応対している顧客ではない顧客の商品販売データを処理してしまうという問題を確実に回避することができる。
【0111】
なお、本実施の形態においては、前述したように、オペレータから見て左側に並ぶ顧客が購入する商品の商品データについては、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)と第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ110b等)とのうち左側に配置する入力手段109b、110b、111bによってその商品情報を入力可能として、入力された商品データに基づく商品販売情報をオペレータ用表示器107に左側表示し顧客用表示器120に右側表示する。また、前述したように、オペレータから見て左側に並ぶ顧客が購入する商品の商品データについては、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)と第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ110b等)とのうち左側に配置する入力手段109b、110b、111bによってその商品情報を入力可能として、入力された商品データに基づく商品販売情報をオペレータ用表示器107に左側表示し顧客用表示器120に右側表示する。このため、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)と第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ111b等)とに、オペレータから見た左右の何れの方を担当させるのかについて、事前の登録が必要となる。この場合、第1の入力手段(例えば、第1のキーボード110a、第1のスキャナ111a等)及び第2の入力手段(例えば、第2のキーボード110b、第2のスキャナ111b等)は、オペレータから見た左右の何れの方を担当しても良い。
【0112】
【発明の効果】
本発明は、商品販売データ処理を実行するデータ処理部を、第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報と第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報とを右側表示と左側表示とに分けて表示器に表示し、商品販売データ処理を左右独立に実行可能とするデュアルモードにモード設定するようにしたので、第1の入力手段及びこれに対応する側の表示を一人に顧客に割り当て、第2の入力手段及びこれに対応する側の表示をもう一人の別の顧客に割り当てることができ、これにより、一台の商品販売データ処理装置によって二人の顧客を捌くことができ、したがって、大規模な装置を用いることなく、効率よく顧客を捌くことができる。本発明は、また、デュアルモードにモード設定されている場合、第1又は第2の入力手段等から無線送信された信号の強弱に基づいてそれらの入力手段等が正規の位置に配置されていると推定される場合にのみその無線送信データを有効と判定するようにしたので、左右の誤入力を確実に防止することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、POS端末及びドロワの外観を示す斜視図である。
【図2】キーボードの平面図である。
【図3】POS端末及びドロワの外観の一部を示す斜視図である。
【図4】POS端末及びドロワの顧客側から見た背面斜視図である。
【図5】POS端末における各部の電気的接続のブロック図である。
【図6】POS端末が備える無線通信回路の概略的な回路図である。
【図7】第1の入力手段及び第2の入力手段が内蔵する無線通信回路の概略的な回路図である。
【図8】POS端末が備える無線通信回路が受信した第1の入力手段及び第2の入力手段から無線送信された信号の一例を示す波形図である。
【図9】登録処理モードにおける単独モードとデュアルモードとのモード選択処理を示すフローチャートである。
【図10】単独モードでの処理を示すフローチャートである。
【図11】デュアルモードでの処理を示すフローチャートである。
【図12】デュアルモードでの右側処理と左側処理とを示すフローチャートである。
【図13】単独モードでのオペレータ用表示器における画面表示例を示す模式図である。
【図14】単独モードでの顧客用表示器における画面表示例を示す模式図である。
【図15】デュアルモードでのオペレータ用表示器における画面表示例を示す模式図である。
【図16】デュアルモードでの顧客用表示器における画面表示例を示す模式図である。
【図17】デュアルモードでの顧客用表示器における図16とは別の画面表示例を示す模式図である。
【図18】デュアルモードでの顧客用表示器における図16及び図17とは別の画面表示例を示す模式図である。
【図19】デュアルモードで発行されたレシートの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
107、120 表示器(オペレータ用表示器、顧客用表示器)
110a、111a 第1の入力手段(スキャナ、キーボード)
110b、111b 第2の入力手段(スキャナ、キーボード)
151 データ処理部(マイコン)
166a 右側回路構成
166b 左側回路構成
174a アンテナ
174b アンテナ
ステップSS103、S105 デュアルモード設定手段
ステップS352a 判定手段

Claims (4)

  1. 入力された商品データに基づいて商品販売データ処理を実行するデータ処理部を備えた商品販売データ処理装置において、
    情報を表示する表示器と、
    データ入力可能であり、入力データを無線通信によって前記データ処理部に送信する右用の第1の入力手段と、
    データ入力可能であり、入力データを無線通信によって前記データ処理部に送信する左用の第2の入力手段と、
    オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の右側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する右側回路構成と、オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の左側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する左側回路構成と、の左右二系列の回路構成を有する無線通信回路と、
    前記無線通信回路の右側回路構成と左側回路構成とがそれぞれ無線受信した搬送波の振幅の大きさをそれぞれ数値化し、各々の数値が規定の閾値よりも大きいかどうかを比較してその結果を前記データ処理部に送信する電波強度検出部と、
    前記第1の入力手段から無線送信された信号の強弱を示す前記電波強度検出部からの送信結果を参照し、前記無線通信回路の右側回路構成が無線受信した搬送波の振幅の数値が前記規定の閾値よりも大きいか小さいかをもって、前記データ処理部がその第1の入力手段の配置位置が正規の右側位置であるかどうかを推定する第1の推定手段と、
    前記第2の入力手段から無線送信された信号の強弱を示す前記電波強度検出部からの送信結果を参照し、前記無線通信回路の左側回路構成が無線受信した搬送波の振幅の数値が前記規定の閾値よりも大きいか小さいかをもって、前記データ処理部がその第2の入力手段の配置位置が正規の左側位置であるかどうかを推定する第2の推定手段と、
    前記第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報と前記第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報とを右側表示と左側表示とに分けて前記表示器に表示させ、前記第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理と前記第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理とを別個独立して実行するデュアルモードに前記データ処理部をモード設定するデュアルモード設定手段と、
    前記データ処理部がデュアルモードにモード設定されている場合、前記第1の入力手段の配置位置が正規の右側位置であると前記第1の推定手段が推定した場合にのみ前記第1の入力手段が無線送信した商品データを有効と判定し、前記第2の入力手段の配置位置が正規の左側位置であると前記第2の推定手段が推定した場合にのみ前記第2の入力手段が無線送信した商品データを有効と判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 入力された商品データに基づいて商品販売データ処理を実行するデータ処理部を備えた商品販売データ処理装置において、
    情報を表示する表示器と、
    データ入力可能であり、入力データを無線通信によって前記データ処理部に送信する右用の第1の入力手段と、
    データ入力可能であり、入力データを無線通信によって前記データ処理部に送信する左用の第2の入力手段と、
    オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の右側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する右側回路構成と、オペレータから見て前記商品販売データ処理装置の左側に配置されたアンテナを介してそのデータを無線受信して前記データ処理部に送信する左側回路構成と、の左右二系列の回路構成を有する無線通信回路と、
    前記無線通信回路の右側回路構成と左側回路構成とがそれぞれ無線受信した搬送波の振幅の大きさをそれぞれ数値化し、各々の数値を前記データ処理部に送信する電波強度検出部と、
    前記第1の入力手段から無線送信された信号の強弱を示す前記電波強度検出部から送信された数値として、前記無線通信回路の右側回路構成が無線受信した搬送波の振幅の数値が規定の閾値よりも大きいか小さいかをもって、前記データ処理部がその第1の入力手段の配置位置が正規の右側位置であるかどうかを推定する第1の推定手段と、
    前記第2の入力手段から無線送信された信号の強弱を示す前記電波強度検出部から送信された数値として、前記無線通信回路の左側回路構成が無線受信した搬送波の振幅の数値が規定の閾値よりも大きいか小さいかをもって、前記データ処理部がその第2の入力手段の配置位置が正規の左側位置であるかどうかを推定する第2の推定手段と、
    前記第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報と前記第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売情報とを右側表示と左側表示とに分けて前記表示器に表示させ、前記第1の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理と前記第2の入力手段から無線送信された商品データに基づく商品販売データ処理とを別個独立して実行するデュアルモードに前記データ処理部をモード設定するデュアルモード設定手段と、
    前記データ処理部がデュアルモードにモード設定されている場合、前記第1の入力手段の配置位置が正規の右側位置であると前記第1の推定手段が推定した場合にのみ前記第1の入力手段が無線送信した商品データを有効と判定し、前記第2の入力手段の配置位置が正規の左側位置であると前記第2の推定手段が推定した場合にのみ前記第2の入力手段が無線送信した商品データを有効と判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とする商品販売データ処理装置。
  3. 前記第1及び第2の入力手段は、データコードを光学的に読み取り可能であり、読み取ったデータを無線通信によって前記データ処理部に送信するリーダであることを特徴とする請求項1又は2記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記第1及び第2の入力手段は、データ入力可能であり、入力データを無線通信によって前記データ処理部に送信するキーボードであることを特徴とする請求項1又は2記載の商品販売データ処理装置。
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