JP4626798B2 - 通信装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は通信装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、必要な情報をより迅速に得ることができるようにした通信装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、操作方法、使用方法、および適用方法の解説が必要な製品に添付される説明書は、徐々に紙媒体からpdf(Portable Document Format)(商標)などの方式による電子書類に置き換わりつつある。しかしながら、製品がより複雑になっている昨今では、紙媒体や電子書類のボリュームが年々増える傾向にあり、説明書の中から、所望の解説を探索することが困難になりつつある。
紙媒体の説明書の多くには索引が付いており、また、電子書類の多くでは、索引に加えて、文字列を検索することができる。この索引および検索機能を適切に利用し、解説を解釈するには、製品の各部の名称や用語を予め知っている必要がある。
しかしながら、説明書によっては、図面を見ただけでは、対応する実物の箇所が分からない場合があった。製品が複雑なシステムである場合には、似通った用語が数多く使われているなど、誤解または誤用を誘発しやすいという問題があった。
このような問題の解決方法として、製品にRF(Radio Frequency)タグを装着し、RFタグに製品の情報やマニュアル情報を予め書き込んでおくことで、製品にリーダを近づけた場合に、RFタグに記録されている情報を得ることができるという方法が提案されている。
一般に、RFID(Radio Frequency Identification)は、内蔵されている半導体メモリにデータを記憶し、半導体メモリのデータを読み出して、誘導電磁界または電波を介した近距離通信で、読み出したデータを送信するか、または、送信されてきたデータを受信して、受信したデータを半導体メモリに書き込む。特に、RFIDからデータを読み出す装置はリーダと称され、RFIDにデータを書き込む装置はライタと称される。一般に、記憶されているデータを少なくとも読み出しすることができるRFIDである情報媒体は、RFタグと称される。
RFIDは、アンテナおよび半導体メモリを含む半導体集積回路チップからなり、アンテナによって電波を受信する。RFIDは、受信した電波、またはリーダ若しくはライタとの電磁結合により、動作に必要な電力を発生させるものもある。リーダと通信するRFIDは、記憶されているデータに応じて、変化させた反射波を発生させ(電磁結合の負荷を変化させることにより)、データをリーダに読み取らせる。
なお、RFタグは、データキャリア、トランスポンダ、スマートカード、インテリタグ、無線ICタグ、および非接触式ICタグなどとも称されている。
例えば、RFタグは流通過程における商品の識別の用途に利用されている。RFタグは半導体集積回路チップ内に、商品を識別するための識別情報などの固有の情報を記憶することができる。リーダは、RFタグから、識別情報を無線通信により読み出すことができる。
さらに、また、RFタグを利用して、物品の識別を行う識別装置もある(例えば、特許文献1参照)。この識別装置においては、物品に装着された通信タグに記憶されている、識別子が受信され、受信された識別子を基に、物品と関連付けられた音声データが再生される。
特開2003−271157号公報
しかしながら、上述した方法においては、製品についての多くの情報を、ユーザに提示することはできるが、製品の各部に特化した情報を、きめ細かく提示することへの配慮がなされていないため、ユーザが所望の情報を容易に得ることができないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、情報を検索する労力を軽減させ、機器の部位について、より迅速に必要な情報を得ることができるようにするためのものである。
本発明の通信装置は、ユーザによって操作される複数の部位と、複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数のRFタグから無線通信により送信されてきた、RFタグ近傍に位置する部位を識別するための識別情報を受信する受信手段と、受信した複数の識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位近傍に、識別情報を送信したRFタグの位置を表す画像が、識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される機器の画像である機器画像を生成する生成手段と、機器画像の表示を制御する表示制御手段と、機器画像における、複数のRFタグの位置を表す画像のうちの何れかがユーザにより指定された場合、指定されたRFタグの位置を表す画像に対応する識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位を説明する説明情報を検索する検索手段とを備え、表示制御手段は、検索された説明情報に基づいて、部位を説明する画像の表示をさらに制御することを特徴とする。
本発明の通信方法またはプログラムは、ユーザによって操作される複数の部位と、複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数のRFタグから無線通信により送信されてきた、RFタグ近傍に位置する部位を識別するための識別情報の受信を制御する受信制御ステップと、受信した複数の識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位近傍に、識別情報を送信したRFタグの位置を表す画像が、識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される機器の画像である機器画像を生成する生成ステップと、機器画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、機器画像における、複数のRFタグの位置を表す画像のうちの何れかがユーザにより指定された場合、指定されたRFタグの位置を表す画像に対応する識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位を説明する説明情報を検索する検索ステップと、検索された説明情報に基づいて、部位を説明する画像の表示を制御する第2の表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の通信装置、および方法、並びにプログラムにおいては、ユーザによって操作される複数の部位と、複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数のRFタグから無線通信により送信されてきた、RFタグ近傍に位置する部位を識別するための識別情報が受信され、受信された複数の識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位近傍に、識別情報を送信したRFタグの位置を表す画像が、識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される機器の画像である機器画像が生成され、機器画像が表示され、機器画像における、複数のRFタグの位置を表す画像のうちの何れかがユーザにより指定された場合、指定されたRFタグの位置を表す画像に対応する識別情報に基づいて、識別情報により識別される部位を説明する説明情報が検索され、検索された説明情報に基づいて、部位を説明する画像が表示される。
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
本発明によれば、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
本発明は、例えば、ユーザが、機器の操作に必要な情報を得るために行う、無線通信システムなどに適用できる。
まず、本発明を適用した第1の実施の形態について説明する。
図1は、無線通信システムを構成するRFタグおよびリーダについて説明する図である。すなわち、
図1は、本発明に係る無線通信システムを構成し、無線通信によりデータを送受信するリーダおよびRFタグの構成を説明するブロック図である。
リーダ11は、無線通信により、RFタグ12あてにデータの送信を要求する旨の信号(以下、要求信号と称する)を送信する。RFタグ12は、リーダ11から送信されてきた、要求信号を受信する。RFタグ12は、受信した要求信号に応じて、無線通信により、リーダ11あてにデータを送信する。そして、リーダ11は、RFタグ12から送信されてきたデータを受信する。
リーダ11の制御部34は、リーダ11全体を制御する。例えば、制御部34は、要求信号を生成し、生成した要求信号を変調部32に供給する。変調部32は、制御部34から供給された要求信号を所定の変調方式により変調する。アンテナ31は、変調された要求信号を、無線通信により、RFタグ12あてに送信する。すなわち、アンテナ31は、要求信号を伝送する電波(電磁波)を輻射する。
RFタグ12のアンテナ41は、アンテナ31から送信されてきた要求信号を受信する。要求信号が受信されると、電力発生部42は、要求信号を受信することによって、アンテナ41において励起された交流の起電力を基に直流電力を発生し、発生した直流電力をRFタグ12の各部に供給する。
より詳細には、アンテナ31は、リーダ11が、RFタグ12と無線通信を行っている間、電波を輻射し続ける。アンテナ41は、輻射された電波を受信して、起電力を継続して発生する。電力発生部42は、アンテナ41において発生した起電力を基に、直流電力を発生させ、RFタグ12の各部に、RFタグ12が駆動するのに必要な直流電力を供給し続ける。
リーダ11およびRFタグ12は、電磁結合し、リーダ11は、電磁結合を介してRFタグ12に電力を供給するようにしてもよい。
この場合、ユーザが、リーダ11をRFタグ12に近づけることにより、アンテナ31およびアンテナ41は電磁結合する。RFタグ12の電力発生部42は、電磁結合を介して、アンテナ31の交流電流に応じて発生したアンテナ41に流れる交流電流を整流し、安定化させることによって直流電力を発生させる。電力発生部42は、発生させた直流電力をRFタグ12の各部に供給する。
RFタグ12のアンテナ41は、受信した要求信号を復調部44に供給する。復調部44は、供給された要求信号を、リーダ11の変調部32の変調方式に対応する復調方式により復調する。制御部45は、復調された要求信号を基に、ROM(Read Only Memory)46からデータを読み込み(取得し)、読み込んだデータを変調部43に供給する。ROM46は、各種のデータ(例えば、RFタグ12に対応するボタン71に関係する説明文書データ)を記憶している。
変調部43は、制御部45から供給されたデータを所定の方式により変調し、変調したデータをアンテナ41に供給する。アンテナ41は、変調されたデータを、無線通信により、リーダ11あてに送信する。
リーダ11のアンテナ31は、RFタグ12から送信されてきたデータを受信し、復調部33は、受信されたデータを、変調部43の変調方式に対応する復調方式により復調する。
例えば、アンテナ31およびアンテナ41が電磁結合する場合、変調部43は、送信するデータに応じて、アンテナ41の負荷を時間的に変化させる。すると、アンテナ31には、データに応じた、時間的に変化する起電力(電圧)が生じることになる。復調部33は、アンテナ31に生じた時間的に変化する電圧からなる信号を復調して、復調することにより得られたデータを記録部35に供給する。
記録部35は、復調部33によって復調されたデータを記録し、制御部34は、記録部35から、記録部35に記録されているデータを読み出して、読み出したデータを出力部36に供給する。出力部36は、制御部34から供給されたデータを基に、画像を表示する。
このようにして、リーダ11およびRFタグ12は、無線通信を行い、リーダ11は、所望のデータをRFタグ12から受信する。
なお、本実施の形態では、リーダ11とRFタグ12が電磁結合を介して通信を行うようにしたが、これに限らず、RFIDと同様の原理に基づく通信方式であれば、他の媒体を介してもよい。
図2は、本発明に係る機器を説明する図である。なお、ここでいう機器とは、再生装置、記録装置、または測定装置など、ボタン、スイッチ、レバー、およびユーザとのインターフェースなどの、ユーザにより操作される操作箇所を備えている機器であれば、どのような機器であってもよい。
機器61は、操作箇所(部位)の一例であるボタン71−1乃至ボタン71−4を備えている。また、機器61は、ボタン71−1乃至ボタン71−4のそれぞれの近傍に、ボタン71−1乃至ボタン71−4のそれぞれに対応するRFタグ12−1乃至RFタグ12−4のそれぞれを備えている。
すなわち、ボタン71−1に対応するRFタグ12−1は、ボタン71−1の近傍に配置され、ボタン71−1に関係する情報を記憶している。同様に、ボタン71−2に対応するRFタグ12−2は、ボタン71−2の近傍に配置され、ボタン71−2に関係する情報を記憶している。また、ボタン71−3に対応するRFタグ12−3は、ボタン71−3の近傍に配置され、ボタン71−3に関係する情報を記憶しており、ボタン71−4に対応するRFタグ12−4は、ボタン71−4の近傍に配置され、ボタン71−4に関係する情報を記憶している。
以下、ボタン71−1乃至ボタン71−4のそれぞれを個々に区別する必要のないとき、単にボタン71と称する。また、以下、RFタグ12−1乃至RFタグ12−4のそれぞれを個々に区別する必要のないとき、単にRFタグ12と称する。
さらに、以下、RFタグ12に記憶されている情報のうち、例えば、ボタン71などの部位を説明する情報を、説明文書データと称する。この説明文書データには、例えば、RFタグ12に対応するボタン71を説明するテキストデータ、画像データ、音声データ、および他のRFタグ12との相互の関連を示すメタデータなどが含まれている。
なお、ボタン71に対応するRFタグ12は、ボタン71の近傍に限らず、ボタン71そのものに組み込むようにしてもよい。また、ボタン71に限らず、スイッチ、レバー、およびユーザとのインターフェースなど、ユーザによって操作されるかまたはユーザによって扱われる所望の操作箇所にRFタグ12を配置してもよい。RFタグ12が配置される位置は、操作の対象となる部位そのものまたは近傍であれば足りる。
図3は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図2における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜省略する。
リーダ11は、アンテナ31および例えば、ディスプレイ(表示装置)である出力部36を備えている。リーダ11は、アンテナ31を介して、機器61のRFタグ12から送信されてきた、説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、操作または取り扱いを説明するための画像をディスプレイである出力部36に表示する。
したがって、例えば、ボタン71−4に関係する情報として、ボタン71−4の操作、機能、または取り扱いを説明するための文または画像をディスプレイである出力部36に表示させたい場合、ユーザは、リーダ11をボタン71−4に近づける。これに対し、リーダ11は、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号を、アンテナ31を介して、RFタグ12−4あてに送信する。
ボタン71−4そのもの、またはその近傍に設けられているRFタグ12−4は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信する。RFタグ12−4は、要求信号を受信すると、ボタン71−4に関係する情報である、記憶している説明文書データを、無線通信により、リーダ11あてに送信する。
リーダ11は、アンテナ31を介して、RFタグ12−4から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、ボタン71−4に関係する情報として、ボタン71−4の操作、機能、または取り扱いを示す画像または文をディスプレイである出力部36に表示する。
このようにして、リーダ11は、所望のボタン71に対応する説明文書データを機器61から受信し、受信した説明文書データを基に、ボタン71に関係する情報(例えば、操作、機能、または取り扱いを示す画像または文)をディスプレイである出力部36に表示する。
ユーザは、説明が必要な機器の部位に、リーダ11を近づけるだけで、リーダ11にその部位に関する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図4は、リーダ11のより詳細な機能の構成を示すブロック図である。
リーダ11は、より詳細には、アンテナ31、変調部32、復調部33、記録部35、出力部36、CPU(Central Processing Unit)101、ROM102、RAM(Random Access Memory)103、バス104、入出力インターフェース105、SPU(Signal Processing Unit)106、および発振回路107を含むように構成される。
制御部34は、汎用の組み込み型のマイクロプロセッサまたは専用ICなどからなり、CPU101、ROM102、RAM103、およびバス104を含むように構成される。CPU101は、ROM102に記憶されているプログラム、または記録部35からロードされRAM103に記憶されているプログラムを実行し、リーダ11全体を制御する。
ROM102は、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶している。
RAM103は、CPU101が実行するプログラムやデータを適宜記憶する。CPU101、ROM102、RAM103、およびSPU106は、バス104を介して相互に接続されている。
また、バス104には、入出力インターフェース105が接続されている。入出力インターフェース105には、記録部35および出力部36が接続されている。
制御部34は、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU106に供給する。また、制御部34は、記録部35に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを出力部36に供給する。そして、制御部34(CPU101)は、出力部36を制御し、供給した説明文書データに基づく画像を表示させる。
記録部35は、書き換え可能で、電源が遮断されても記録内容を保持できる、いわゆる不揮発性の記憶媒体または記録媒体からなり、例えば、フラッシュメモリまたはハードディスクなどで構成される。記録部35は、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記録する。また、記録部35は、SPU106から供給された説明文書データを記録する。記録部35は、記録している説明文書データを制御部34に供給する。
出力部36は、液晶表示装置または有機EL(Electro Luminescence)表示装置などのディスプレイ、スピーカ、およびランプなどより構成される。出力部36は、制御部34から供給された説明文書データを基に、文または画像などを表示するか、音声を出力し、さらにまた、発光する。
送信部81は、アンテナ31、変調部32、SPU106、および発振回路107を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部82は、アンテナ31、復調部33、SPU106を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
SPU106は、制御部34から供給された要求信号を、所定の方式により符号化し、符号化した要求信号を変調部32に供給する。また、SPU106は、復調部33から供給された説明文書データを、説明文書データの符号化方式に対応する復号方式により復号し、復号した説明文書データを制御部34または記録部35に供給する。
例えば、SPU106は、RFタグ12からのデータが復調部33から供給されてきた場合、そのデータに対して、例えば、マンチェスターコードのデコードなどの復号処理を施し、これにより得られたデータを、バス104を介してCPU101に供給する。また、SPU106は、RFタグ12に送信する要求信号がバス104を介して供給されてきた場合、その要求信号にマンチェスターコードへのコーディングなどの符号化処理を施し、これにより得られた信号を変調部32に出力する。
発振回路107は、所定の周波数の、基準となるクロック信号を生成し、生成したクロック信号を変調部32に供給する。
変調部32は、発振回路107から供給された所定の周波数のクロック信号を基に、搬送波を生成する。変調部32は、搬送波に基づいて、SPU106から供給された要求信号を所定の方式により変調することにより変調した要求信号を生成し、変調した要求信号をアンテナ31に供給する。例えば、変調部32は、SPU106から供給された要求信号に基づいて、搬送波の位相、振幅、周波数などを変化させることにより変調した要求信号を生成する。
より具体的には、例えば、変調部32は、発振回路107から供給される13.56MHzの周波数のクロック信号を搬送波として、SPU106より供給されるデータをPSK(Phase Shift Keying)変調し、生成された変調波を、電磁波としてアンテナ31から出力させる。
アンテナ31は、変調部32から供給された要求信号を、無線通信により、RFタグ12あてに送信する。すなわち、例えば、アンテナ31は、変調部32から供給された要求信号を伝送するための電波を輻射する。また、アンテナ31は、RFタグ12から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを復調部33に供給する。
復調部33は、アンテナ31から供給された説明文書データを、変調部43の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調した説明文書データをSPU106に供給する。例えば、復調部33は、アンテナ31を介して取得した変調波(PSK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU106に出力する。
図5は、RFタグ12のより詳細な機能の構成を示すブロック図である。
RFタグ12は、より詳細には、アンテナ41、電力発生部42、変調部43、復調部44、ROM46、SPU111、バス112、CPU113、RAM114、および発振回路115を含むように構成される。
送信部121は、アンテナ41、変調部43、SPU111、および発振回路115を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部122は、アンテナ41、復調部44、SPU111を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
アンテナ41は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信し、受信した要求信号を復調部44に供給する。また、アンテナ41は、変調部43から供給された説明文書データを、無線通信により、リーダ11あてに送信する。すなわち、例えば、アンテナ41は、変調部43から供給された説明文書データを伝送するための電波を輻射する。また、アンテナ41においては、リーダ11から輻射される所定の周波数の電波により、共振が生じ、起電力が発生する。
電力発生部42は、アンテナ41に生じた交流の起電力を基に、直流電力を発生させ、発生させた直流電力をRFタグ12の各部に供給する。なお、電力発生部42に代えて、電池を内蔵し、内蔵されている電池がRFタグ12の各部に電力を供給するようにしてもよい。
復調部44は、アンテナ41から供給された要求信号を、リーダ11の変調部32の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調した要求信号をSPU111に供給する。例えば、復調部44は、アンテナ41を介して受信したPSK変調波である要求信号を包絡線検波して復調し、復調後の要求信号をSPU111に出力する。
SPU111は、復調部44から供給された要求信号を所定の方式により復号し、復号した要求信号を制御部45に供給する。SPU111は、制御部45から供給された説明文書データを、所定の符号化方式により符号化し、符号化した説明文書データを変調部43に供給する。例えば、SPU111は、復調部44で復調されたデータがマンチェスター方式で符号化されている場合、図示せぬPLL(Phase Locked Loop)回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復号(マンチェスターコードのデコード)を行い、復号したデータを制御部45に供給する。例えば、SPU111は、制御部45から供給された説明文書データをマンチェスター方式で符号化し、マンチェスター方式で符号化した説明文書データを変調部43に供給する。
発振回路115は、アンテナ41が受信する要求信号の周波数と同じ周波数のクロック信号を生成し、生成したクロック信号を変調部43に供給する。例えば、発振回路115はPLL回路を内蔵し、要求信号のクロック周波数と同一の周波数のクロック信号を発生する。
変調部43は、発振回路115から供給された所定の周波数のクロック信号を基に、搬送波を生成する。変調部43は、搬送波に基づいて、SPU111から供給された説明文書データを、所定の方式により変調することにより変調した説明文書データを生成し、変調した説明文書データをアンテナ41に供給する。例えば、変調部43は、SPU111より供給された、マンチェスター方式で符号化された説明文書データをさらにPSK変調し、変調した説明文書データを、アンテナ41を介してリーダ11に送信する。
また、例えば、変調部43は、SPU111から供給される説明文書データに対応して、例えば、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ41に並列に接続させることにより、アンテナ41の負荷を変動させる。PSK変調された説明文書データは、アンテナ41の負荷の変動により、アンテナ41を介してリーダ11に送信される(リーダ11のアンテナ31の端子電圧を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
より詳細には、制御部45は、CPU113、ROM46、RAM114、およびバス112を含むように構成される。CPU113は、ROM46に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。
ROM46は、CPU113が実行するプログラムや各種のデータを記憶している。また、ROM46は、RFタグ12に対応するボタン71に関係する説明文書データを記憶している。なお、ROM46は、例えば、マスクROM、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性のメモリとすることができる。
RAM114は、プログラムの実行に必要なデータを適宜記憶する。SPU111、CPU113、ROM46、およびRAM114は、バス112を介して、相互に接続されている。
例えば、制御部45のCPU113は、SPU111から供給された要求信号を基に、制御部45のROM46に記憶されている説明文書データを読み込み(取得し)、バス112を介して、取得した説明文書データをSPU111に供給する。
次に、図6のフローチャートを参照して、画像表示プログラムを実行するリーダ11による説明文書データの要求の処理、および送信プログラムを実行するRFタグ12による応答の処理について説明する。
ステップS11において、リーダ11は、要求信号の送信の処理を行う。なお、要求信号の送信の処理の詳細は、図7を参照して後述するが、要求信号の送信の処理において、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号が生成され、生成された要求信号が、無線通信により、RFタグ12あてに送信される。
ステップS21において、RFタグ12は、要求信号の受信の処理を行う。なお、要求信号の受信の処理の詳細は、図8を参照して後述するが、要求信号の受信の処理において、RFタグ12は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信する。
ステップS22において、RFタグ12は、説明文書データの送信の処理を行い、応答の処理は、終了する。なお、説明文書データの送信の処理の詳細は、図9を参照して後述するが、説明文書データの送信の処理において、RFタグ12は、無線通信により、リーダ11あてに説明文書データを送信する。
ステップS22の処理において、RFタグ12から説明文書データが送信されてくるので、ステップS12において、リーダ11のアンテナ31は、RFタグ12から送信されてきた説明文書データを受信する。アンテナ31は、受信した説明文書データを復調部33に供給する。なお、ステップS11の要求信号の送信の処理は、RFタグ12から説明文書データが送信されてくるまで繰り返される。
ステップS13において、復調部33は、アンテナ31に受信されて、アンテナ31から供給された説明文書データを所定の方式で復調する。復調部33は、復調した説明文書データをSPU106に供給する。
例えば、ステップS13において、復調部33は、PSK復調方式により説明文書データを復調し、復調した説明文書データをSPU106に供給する。また、PSK復調方式の他に、ASK(Amplitude Shift Keying)方式またはFSK(Frequency Shift Keying)方式などの復調方式により復調するようにしてもよい。
ステップS14において、SPU106は、復調部33から供給された説明文書データを、所定の復号方式により復号し、復号した説明文書データを、バス104および入出力インターフェース105を介して、制御部34または記録部35に供給する。記録部35は、SPU106から供給された説明文書データを記録する。
例えば、ステップS14において、SPU106は、復調部33から供給された説明文書データを、マンチェスター方式などの復号方式により復号し、復号した説明文書データを、バス104および入出力インターフェース105を介して、制御部34または記録部35に供給する。
ステップS15において、制御部34は、SPU106から説明文書データを取得するか、記録部35に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを出力部36に供給する。
より詳細には、ステップS15において、CPU101は、記録部35から記録部35に記録されている説明文書データを読み出して、読み出した説明文書データを出力部36に供給し、
ステップS16において、CPU101(制御部34)は、ディスプレイである出力部36に、説明文書データに基づく文または画像を表示させる。そして、説明文書データの要求の処理は、終了する。ここで、ディスプレイである出力部36に表示される文または画像は、例えば、説明文書データを記憶しているRFタグ12に対応する、ボタン71の説明を示す文または画像である。
なお、リーダ11がRFタグ12あてに要求信号を送信してから、所定の期間を経過しても、ステップS12において、アンテナ31が説明文書データを受信しなかった場合、アンテナ31が受信に失敗した場合、または復調部33が復調に失敗した場合に、ステップS11に戻るようにしてもよい。
このようにして、RFタグ12は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信し、説明文書データをリーダ11あてに送信する。また、リーダ11は、RFタグ12から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、RFタグ12に対応するボタン71に関係する情報をディスプレイである出力部36に表示する。
図7のフローチャートを参照して、図6のステップS11の処理に対応する、要求信号の送信の処理を説明する。
ステップS41において、制御部34は、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号をSPU106に供給する。より詳細には、ステップS41において、CPU101は、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、バス104を介してSPU106に供給する。
ステップS42において、SPU106は、制御部34から供給された要求信号を、所定の符号化方式により符号化する。SPU106は、符号化した要求信号を変調部32に供給する。例えば、ステップS42において、SPU106は、制御部34から供給された要求信号を、マンチェスター方式などの符号化方式により符号化し、符号化した要求信号を、変調部32に供給する。
ステップS43において、変調部32は、要求信号を変調する。例えば、ステップS43において、変調部32は、発振回路107から供給されたクロック信号に対応する、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波に基づいて、SPU106から供給された要求信号を、所定の方式により変調する。変調部32は、変調した要求信号をアンテナ31に供給する。
より詳細には、例えば、ステップS43において、変調部32は、クロック信号に対応して生成した搬送波を基に、SPU106から供給された要求信号を、PSK方式、ASK方式、またはFSK方式などの変調方式により変調し、変調した要求信号をアンテナ31に供給する。
ステップS44において、アンテナ31は、変調部32から供給された要求信号を、無線通信により、RFタグ12あてに送信し、処理は終了する。例えば、ステップS44において、アンテナ31は、変調部32から供給された要求信号を伝送する電波を、輻射することにより要求信号を送信する。
このようにして、リーダ11は、要求信号を生成し、生成した要求信号を、無線通信によりRFタグ12あてに送信する。
次に、図8を参照して、図6のステップS21の処理に対応する、要求信号の受信の処理を説明する。
リーダ11が、要求信号を送信するために電波を輻射すると、アンテナ41において、交流の起電力が発生するので、ステップS61において、電力発生部42は、アンテナ41において生じた起電力を基に、直流電力を発生させる。例えば、ステップS61において、電力発生部42は、ループアンテナであるアンテナ41を通る交流磁界により発生するアンテナ41の交流電流を整流し、整流した電流を安定化させることにより、直流電力を発生させる。
ステップS62において、電力発生部42は、発生させた直流電力を、RFタグ12の各部に供給する。
ステップS63において、アンテナ41は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信し、受信した要求信号を復調部44に供給する。
ステップS64において、復調部44は、アンテナ41から供給された要求信号を、変調部32の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調した要求信号を、SPU111に供給する。
ステップS65において、SPU111は、復調部44から供給された要求信号を、SPU106の符号化方式に対応する復号方式により復号し、復号した要求信号を制御部45に供給し、処理は終了する。
このようにして、RFタグ12は、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信する。
図9を参照して、リーダ11から送信されてきた要求信号を受信したRFタグ12により実行される、図6のステップS22の処理に対応する説明文書データの送信の処理を説明する。
ステップS81において、制御部45は、説明文書データを取得する。例えば、ステップS81において、制御部45は、SPU111から供給された要求信号を基に、制御部45のROM46の、要求信号で示されているアドレスの領域に記憶されている説明文書データを読み出すことにより、説明文書データを取得し、取得した説明文書データをSPU111に供給する。ここで、説明文書データは、例えば、RFタグ12に対応するボタン71の説明を表示させるためのテキストデータまたは画像データである。
ステップS82において、SPU111は、制御部45から供給された説明文書データを、符号化する。例えば、SPU111は、制御部45から供給された説明文書データを、マンチェスター方式により符号化し、符号化した説明文書データを変調部43に供給する。
ステップS83において、変調部43は、説明文書データを変調する。例えば、ステップS83において、変調部43は、発振回路115から供給されたクロック信号により生成した搬送波を基に、SPU111から供給された説明文書データをPSK方式により変調し、変調した説明文書データを、アンテナ41に供給する。
ステップS84において、アンテナ41は、変調部43から供給された変調されている説明文書データを、無線通信により、リーダ11あてに送信し、処理は終了する。例えば、ステップS84において、アンテナ41は、変調部43から供給された、変調された説明文書データを伝送する電波を、輻射することにより説明文書データを送信する。
このようにして、RFタグ12は、リーダ11から要求信号を受信すると、説明文書データを、無線通信により、リーダ11あてに送信する。
以上のように、リーダ11は、RFタグ12から、ボタン71に対応する説明文書データを受信することによって、所望のボタン71に関係する情報を得ることができる。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各操作箇所に関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、機器の操作箇所に関係する情報を受信するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、説明する。
図10は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図2における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜省略する。
リーダ131は、PDA(Personal Digital Assistants)133に装着されている。リーダ131は、アンテナ132を備え、アンテナ132を介して、機器61のRFタグ12から送信されてきた、説明文書データを受信する。リーダ131は、受信した説明文書データをPDA133に供給(送信)する。
PDA133は、ディスプレイである出力部134を備え、リーダ131から供給された説明文書データを基に、ディスプレイである出力部134の表示領域である領域135に、機器61の取り扱いを説明する画像を表示する。
したがって、例えば、ボタン71−4に関係する情報として、ボタン71−4の操作、機能、または取り扱いを説明するための画像または文をディスプレイである出力部134に表示させたい場合、ユーザは、リーダ131をボタン71−4に近づける。これに対して、リーダ131は、アンテナ132を介して、要求信号をRFタグ12−4あてに送信する。
そして、RFタグ12−4は、リーダ131から送信されてきた要求信号を受信する。RFタグ12−4は、要求信号を受信すると、記憶している説明文書データを、無線通信により、リーダ131あてに送信する。
リーダ131は、アンテナ132を介して、RFタグ12から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データをPDA133に供給(送信)する。
PDA133は、リーダ131から供給された説明文書データを基に、ボタン71−4に関係する情報として、ボタン71−4の操作、機能、または取り扱いを示す画像または文をディスプレイである出力部134の領域135に表示する。例えば、ボタン71−4が、演奏を停止するための停止ボタンである場合、領域135には、停止ボタンを表すシンボル、ならびにボタン71−4を説明する文字列“停止ボタン”および“押すと演奏を停止します。”が表示される。
このようにして、リーダ131は、所望のボタン71に対応する説明文書データを機器61から受信し、受信した説明文書データをPDA133に供給する。そして、PDA133は、リーダ131から供給された説明文書データを基に、ボタン71に関係する情報を、ディスプレイである出力部134に表示する。
ユーザは、説明が必要な機器の部位に、リーダ131を近づけるだけで、PDA133にその部位に関係する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図11は、リーダ131の機能の構成を示すブロック図である。
リーダ131は、アンテナ132、CPU161、ROM162、RAM163、バス164、入出力インターフェース165、記録部166、SPU167、発振回路168、変調部169、および復調部170を含むように構成される。
なお、アンテナ132、CPU161、ROM162、RAM163、バス164、記録部166、SPU167、発振回路168、変調部169、および復調部170のそれぞれは、図4におけるアンテナ31、CPU101、ROM102、RAM103、バス104、記録部35、SPU106、発振回路107、変調部32、および復調部33のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
制御部151は、CPU161、ROM162、RAM163、およびバス164を含むように構成される。CPU161は、ROM162に記憶されているプログラムを実行し、リーダ131全体を制御する。
制御部151は、説明文書データの送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU167に供給する。また、制御部151は、記録部166に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを、入出力インターフェース165を介して、PDA133に供給(送信)する。
また、制御部151には、USB(Universal Serial Bus)またはIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などのシリアルインターフェースまたはパラレルインターフェースである入出力インターフェース165を介して、PDA133が接続されている。入出力インターフェース165には、記録部166が接続されている。
また、入出力インターフェース165には、バス164を介して、CPU161、ROM162、RAM163、およびSPU167が接続されている。
送信部152は、アンテナ132、SPU167、発振回路168、および変調部169を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部153は、アンテナ132、SPU167、および復調部170を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
なお、リーダ131からPDA133への各種データの送信は、シリアルインターフェースまたはパラレルインターフェースである入出力インターフェース165に限らず、その他、CF(Compact Flash(商標))カードなどを介して、データを送信するようにしてもよい。
図12は、PDA133の機能の構成を示すブロック図である。
PDA133は、出力部134、CPU191、ROM192、RAM193、バス194、入出力インターフェース195、入力部196、および記録部197を含むように構成される。
CPU191は、ROM192に記憶されているプログラム、または記録部197からロードされRAM193に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。CPU191は、リーダ131から説明文書データを取得するか、記録部197に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを出力部134に供給する。そして、CPU191は、出力部134を制御し、供給した説明文書データに基づく画像を表示させる。
ROM192は、CPU191が実行するプログラム、または固定のパラメータを記憶する。RAM193は、CPU191が実行するプログラムやプログラムの実行に必要なデータなどを適宜記憶する。これらのCPU191、ROM192、およびRAM193は、バス194により相互に接続されている。
CPU191にはまた、バス194を介して入出力インターフェース195が接続されている。入出力インターフェース195には、キーボード、タッチパネル、スイッチなどよりなる入力部196、液晶表示装置またはEL表示装置などのディスプレイ、スピーカ、ランプなどよりなる出力部134、ハードディスクドライブまたは半導体メモリなどの記録部197、およびリーダ131が接続されている。CPU191は、入力部196から入力される指令または装着されているリーダ131からの指令に対して各種の処理を実行する。
入出力インターフェース195に接続されている出力部134は、CPU191から供給された説明文書データを基に、画像を表示するか、音声を出力し、さらにまた、発光する。
記録部197は、例えば、半導体メモリまたはハードディスクなどで構成される。記録部197は、CPU191が実行するプログラムや各種のデータを記録する。また、記録部197は、リーダ131から送信されてきた説明文書データを記録する。記録部197は、記録している説明文書データをCPU191に供給する。
次に、図13のフローチャートを参照して、画像表示プログラムを実行するPDA133による、画像の表示の処理、説明文書データ受信プログラムを実行するリーダ131による、説明文書データの要求の処理、および送信プログラムを実行するRFタグ12による、応答の処理について説明する。
ステップS101において、リーダ131は、要求信号の送信の処理を行う。ステップS101における要求信号の送信の処理は、図7のフローチャートを参照して説明した処理と同様なので、その説明は省略する。なお、要求信号の送信の処理において、無線通信により、RFタグ12あてに要求信号が送信される。
ステップS121において、RFタグ12は、要求信号の受信の処理を行う。ステップS121における要求信号の受信の処理は、図8のフローチャートを参照して説明した処理と同様なので、その説明は省略する。なお、要求信号の受信の処理において、RFタグ12は、リーダ131から送信されてきた要求信号を受信する。
ステップS122において、RFタグ12は、説明文書データの送信の処理を行い、応答の処理は、終了する。ステップS122における説明文書データの送信の処理は、図9のフローチャートを参照して説明した処理と同様なので、その説明は省略する。なお、説明文書データの送信の処理において、RFタグ12は、無線通信により、リーダ131あてに説明文書データを送信する。
ステップS102の処理およびステップS103の処理は、図6におけるステップS12の処理およびステップS13の処理と同様なので、その説明は省略する。
ステップS104において、SPU167は、復調部170から供給された説明文書データを、所定の復号方式により復号し、復号した説明文書データを、制御部151に供給する。
例えば、ステップS104において、SPU167は、復調部170から供給された説明文書データを、マンチェスター方式などの復号方式により復号し、復号した説明文書データを、制御部151に供給する。
ステップS105において、制御部151は、供給された説明文書データを、入出力インターフェース165を介して、PDA133に送信し、説明文書データの要求の処理は、終了する。
ステップS141において、PDA133の入出力インターフェース195は、リーダ131から供給された説明文書データを受信する。入出力インターフェース195は、受信した説明文書データをCPU191または記録部197に供給する。また、記録部197は、受信した説明文書データを記録する。
ステップS142において、CPU191は、入出力インターフェース195から説明文書データを取得する。
ステップS143において、CPU191は、取得した説明文書データを出力部134に供給し、出力部134に画像または文を表示させ、画像の表示の処理は終了する。例えば、ディスプレイである出力部134は、CPU191から供給された説明文書データを基に(CPU191からの制御に基づいて)、機器61の取り扱いを説明するための画像を表示する。ここで、ディスプレイである出力部134の領域135には、例えば、図10で示すように、停止ボタンを表すシンボル、並びに停止ボタンであるボタン71−4を説明する文字列“停止ボタン”および“押すと演奏を停止します。”が表示される。
このようにして、RFタグ12は、リーダ131から送信されてきた要求信号を受信し、説明文書データを、無線通信により、リーダ131あてに送信する。また、リーダ131は、RFタグ12から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データをPDA133に供給する。そして、PDA133は、リーダ131から供給された説明文書データを基に、機器61の取り扱いを説明するための画像を表示する。
以上のように、リーダ131は、RFタグ12から、ボタン71に関係する説明文書データを受信し、受信した説明文書データをPDA133に供給する。そして、PDA133が、供給された説明文書データを基に、画像を表示することによって、ユーザは、機器61の所望のボタン71に関係する情報を得ることができる。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各操作箇所に関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、機器の操作箇所に関係する情報を受信するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について、説明する。
図14は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図10における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜省略する。
機器211は、操作箇所(部位)の一例であるボタン221−1乃至ボタン221−4を備えている。また、機器211は、ボタン221−1乃至ボタン221−4のそれぞれの近傍に、ボタン221−1乃至ボタン221−4のそれぞれに対応するRFタグ222−1乃至RFタグ222−4のそれぞれを備えている。RFタグ222−1乃至RFタグ222−4のそれぞれは、自分自身を識別するための情報(以下、適宜、識別情報と称する)を記憶している。
以下、ボタン221−1乃至ボタン221−4を個々に区別する必要のないとき、単にボタン221と称する。同様に、以下、RFタグ222−1乃至RFタグ222−4を個々に区別する必要のないとき、単にRFタグ222と称する。
RFタグ222は、リーダ212から送信されてきた要求信号を受信する。RFタグ222は、要求信号を受信すると、応答信号を生成し、生成した応答信号を無線通信により、リーダ212あてに送信する。なお、応答信号には、RFタグ222を識別するための識別情報が含まれている。
リーダ212は、PDA133に装着されている。リーダ212は、アンテナ223を備え、アンテナ223を介して、機器211のRFタグ222から送信されてきた、応答信号を受信する。そして、リーダ212は、受信した応答信号を基に、予め記録している説明文書データを検索する。リーダ212は、検索した説明文書データを取得し、取得した説明文書データをPDA133に供給(送信)する。
PDA133は、ディスプレイである出力部134を備え、リーダ131から供給された説明文書データを基に、ディスプレイである出力部134の表示領域である領域135および領域224に、機器211の取り扱いを説明する画像を表示する。
したがって、例えば、ボタン221−4に関係する情報として、ボタン221−4の操作、機能、または取り扱いを説明するための画像または文をディスプレイである出力部134に表示させたい場合、ユーザは、リーダ212をボタン221−4に近づける。リーダ212は、アンテナ223を介して、RFタグ222−4あてに要求信号を送信する。
RFタグ222−4は、リーダ212から送信されてきた要求信号を受信する。RFタグ222−4は、要求信号を受信すると、記憶している識別情報を含む応答信号を生成し、生成した応答信号を、無線通信により、リーダ212あてに送信する。
リーダ212は、アンテナ223を介して、RFタグ222−4から送信されてきた応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、予め記録している説明文書データから、ボタン221−4に対応する説明文書データを検索する。リーダ212は、検索した、ボタン221−4に対応する説明文書データを取得し、取得した説明文書データをPDA133に供給する。
PDA133は、リーダ131から供給された説明文書データを基に、ボタン221−4に関係する情報として、ボタン221−4の操作、機能、または取り扱いを示す画像または文をディスプレイである出力部134に表示する。例えば、ボタン221−4が、演奏を停止するための停止ボタンである場合、領域135には、停止ボタンを表すシンボル、ボタン221−4を説明する文字列“停止ボタン”および“押すと演奏を停止します。”、並びにボタン226が表示される。
説明文書データによって出力部134に表示されたボタン226には、文字列“関連項目”が表示され、ユーザがタッチペン(いわゆるスタイラス)などを操作することにより、ボタン226を選択すると、領域135には、例えば、ボタン221−4と関連付けられたボタン221(例えば、ボタン221−1乃至ボタン221−3のうちの、少なくともいずれか1つのボタン)を説明する文字列が表示される。
なお、ボタン221−4と関連付けられたボタン221が、複数個ある場合には、ボタン226が選択されたとき、領域135に、関連付けられた複数のボタン221のうち、いずれか1つのボタンを選択するためのメニュー項目を表示させるようにしてもよい。
また、ディスプレイである出力部134の領域224には、機器211を表す画像が表示され、領域135に表示されている説明に対応するボタン221を指示する、矢印225が表示される。
このようにして、リーダ212は、機器211から送信されてきた、応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、説明文書データを検索する。また、リーダ212は、検索した説明文書データを取得し、取得した説明文書データをPDA133に供給する。そして、PDA133は、リーダ212から供給された説明文書データを基に、ディスプレイである出力部134に、ボタン221に関係する情報を表示する。
ユーザは、説明が必要な機器の部位に、リーダ212を近づけるだけで、PDA133にその部位に関係する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図15は、リーダ212の機能の構成を示すブロック図である。
リーダ212は、アンテナ223、CPU251、ROM252、RAM253、バス254、入出力インターフェース255、記録部256、SPU257、発振回路258、変調部259、および復調部260を含むように構成される。
なお、CPU251、ROM252、RAM253、バス254、入出力インターフェース255、発振回路258、および変調部259のそれぞれは、図11におけるCPU161、ROM162、RAM163、バス164、入出力インターフェース165、発振回路168、および変調部169のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
制御部241は、CPU251、ROM252、RAM253、およびバス254を含むように構成される。CPU251は、ROM252に記憶されているプログラムを実行し、リーダ212全体を制御する。
制御部241は、応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU257に供給する。また、制御部241は、記録部256に記録されている、識別情報テーブルおよびSPU257から供給された応答信号を基に、応答信号に含まれる識別情報が示す、機器211のボタン221に対応する説明文書データを検索する。
制御部241は、検索した説明文書データを記録部256から取得し、取得した説明文書データを、入出力インターフェース255を介して、PDA133に送信する。なお、識別情報および識別情報テーブルについての詳細は、図18および図20を参照して後述する。
記録部256は、書き換え可能で、電源が遮断されても記録内容を保持できる、いわゆる不揮発性の記憶媒体または記録媒体からなり、例えば、フラッシュメモリまたはハードディスクなどで構成される。記録部256は、CPU251が実行するプログラムや各種のデータを記録する。記録部256は、識別情報テーブルを記録している。また、記録部256は、機器211のボタン221に対応する説明文書データを記録している。記録部256は、記録している説明文書データを制御部241に供給する。
送信部242は、アンテナ223、SPU257、発振回路258、および変調部259を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部243は、アンテナ223、SPU257、および復調部260を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
SPU257は、制御部241から供給された要求信号を、所定の方式により符号化し、符号化した要求信号を変調部259に供給する。また、SPU257は、復調部260から供給された応答信号を、符号化方式に対応する復号方式により復号し、復号した応答信号を制御部241に供給する。
例えば、SPU257は、RFタグ222からのデータが、復調部260から供給されてきた場合、そのデータに対して、例えば、マンチェスターコードのデコードなどの復号処理を施し、これにより得られたデータを、バス254を介してCPU251に供給する。また、SPU257は、RFタグ222に送信する要求信号が、バス254を介して供給されてきた場合、その要求信号にマンチェスターコードへのコーディングなどの符号化処理を施し、これにより得られた信号を変調部259に出力する。
アンテナ223は、変調部259から供給された要求信号を、無線通信により、RFタグ222あてに送信する。すなわち、例えば、アンテナ223は、変調部259から供給された要求信号を伝送するための電波を輻射する。また、アンテナ223は、RFタグ222から送信されてきた応答信号を受信し、受信した応答信号を復調部260に供給する。
復調部260は、アンテナ223から供給された応答信号を、変調部300の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調した応答信号をSPU257に供給する。例えば、復調部260は、アンテナ223を介して取得した変調波(PSK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU257に出力する。
図16は、RFタグ222の機能の構成を示すブロック図である。
RFタグ222は、アンテナ291、電力発生部292、復調部293、SPU294、バス295、CPU296、ROM297、RAM298、発振回路299、および変調部300を含むように構成される。
なお、電力発生部292、復調部293、バス295、CPU296、RAM298、および発振回路299のそれぞれは、図5における電力発生部42、復調部44、バス112、CPU113、RAM114、および発振回路115のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
送信部282は、アンテナ291、SPU294、発振回路299、および変調部300を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部283は、アンテナ291、復調部293、およびSPU294を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
アンテナ291は、リーダ212から送信されてきた要求信号を受信し、受信した要求信号を復調部293に供給する。アンテナ291は、変調部300から供給された応答信号を、無線通信網を介して、リーダ212あてに送信する。すなわち、例えば、アンテナ291は、変調部300から供給された応答信号を伝送するための電波を輻射する。また、アンテナ291においては、リーダ212から輻射される所定の周波数の電波により、共振が生じ、起電力を発生させる。
SPU294は、復調部293から供給された要求信号を所定の方式により復号し、復号した要求信号を制御部281に供給する。SPU294は、制御部281から供給された応答信号を、所定の符号化方式により符号化し、符号化した応答信号を変調部300に供給する。例えば、SPU294は、復調部293で復調されたデータがマンチェスター方式で符号化されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復号(マンチェスターコードのデコード)を行い、復号したデータを制御部281に供給する。例えば、SPU294は、制御部281から供給された応答信号をマンチェスター方式で符号化し、マンチェスター方式で符号化した応答信号を変調部300に供給する。
制御部281は、CPU296、ROM297、RAM298、およびバス295を含むように構成される。CPU296は、ROM297に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。
ROM297は、CPU296が実行するプログラムや各種のデータを記憶している。また、ROM297は、RFタグ222を識別するための識別情報を記憶している。なお、ROM297は、例えば、マスクROM、フラッシュメモリ、EPROM、またはEEPROMなどの不揮発性のメモリとすることができる。
制御部281のCPU296は、SPU294から供給された要求信号を基に、制御部281のROM297に記憶されている識別情報を読み込み(取得し)、応答信号を生成する。制御部281のCPU296は、生成した応答信号をバス295を介してSPU294に供給する。
変調部300は、発振回路299から供給された所定の周波数のクロック信号を基に、搬送波を生成する。変調部300は、SPU294から供給された応答信号を、搬送波を基に、所定の方式により変調することにより変調した応答信号を生成し、変調した応答信号をアンテナ291に供給する。例えば、変調部300は、SPU294から供給されたマンチェスター方式で符号化された応答信号をさらにPSK変調し、変調された応答信号を、アンテナ291を介してリーダ212に送信する。
また、例えば、変調部300は、SPU294から供給される応答信号に対応して、例えば、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ291に並列に接続させることにより、アンテナ291の負荷を変動させる。PSK変調された応答信号は、アンテナ291の負荷の変動により、アンテナ291を介してリーダ212に送信される(リーダ212のアンテナ223の端子電圧を変動させる)。
次に、図17のフローチャートを参照して、画像表示プログラムを実行するPDA133による、画像の表示の処理、検索プログラムを実行するリーダ212による、説明文書データの検索の処理、および送信プログラムを実行するRFタグ222による、応答の処理について説明する。
ステップS161において、リーダ212は、要求信号の送信の処理を行う。なお、要求信号の送信の処理の詳細については、図21を参照して後述するが、要求信号の送信の処理において、応答信号の送信を要求する旨の要求信号が生成され、生成された要求信号が、無線通信により、RFタグ222あてに送信される。
ステップS181において、RFタグ222は、要求信号の受信の処理を行う。ステップS181における要求信号の受信の処理は、図8のフローチャートを参照して説明した処理と同様なので、その説明は省略する。なお、要求信号の受信の処理において、RFタグ222は、リーダ212から送信されてきた要求信号を受信する。
ステップS182において、RFタグ222は、応答信号の送信の処理を行い、応答の処理は、終了する。なお、応答信号の送信の処理の詳細は、図22を参照して後述するが、応答信号の送信の処理において、RFタグ222は、無線通信により、リーダ212あてに応答信号を送信する。
応答信号には、例えば、図18で示される識別情報が含まれる。すなわち、この場合、応答信号は、機器211の製造メーカの名前を表す“A”、機器211の型番号を表す“B112”、およびRFタグ222の位置を表す“(1,2,0,1)”が含まれるように生成される。
ここで、RFタグ222の位置は、機器211の所定の点を基準とした直交座標系または極座標系などの座標系における、座標上のRFタグ222の座標(位置)および、RFタグ222に固有の番号である、RFタグ番号を示す。
RFタグ222の座標(位置)は、例えば、図19に示すように、機器211の所定の点(点oとする)を基準(原点)として、x方向、y方向、およびz方向を軸とする座標系におけるRFタグ222の座標(位置)である。図19の例においては、RFタグ222−3のx座標は1であり、y座標は2であり、z座標は0である。また、RFタグ222−4のx座標は2であり、y座標は2であり、z座標は0である。
従って、例えば、x座標が1であり、y座標が2であり、z座標が0であり、RFタグ番号が1であるRFタグ222の位置は、“(1,2,0,1)”で表される。
図17の説明に戻り、ステップS182の処理において、RFタグ222から応答信号が送信されてくるので、ステップS162において、リーダ212のアンテナ223は、RFタグ222から送信されてきた応答信号を受信する。アンテナ223は、受信した応答信号を復調部260に供給する。なお、ステップS161の処理は、RFタグ222から応答信号が送信されてくるまで繰り返される。
ステップS163において、復調部260は、アンテナ223に受信されて、アンテナ223から供給された応答信号を、所定の方式で復調する。復調部260は、復調した応答信号をSPU257に供給する。
例えば、ステップS163において、復調部260は、PSK復調方式により応答信号を復調し、復調した応答信号をSPU257に供給する。また、PSK復調方式の他に、ASK方式またはFSK方式などの復調方式により復調するようにしてもよい。
ステップS164において、SPU257は、復調部260から供給された応答信号を、所定の復号方式により復号し、復号した応答信号を制御部241に供給する。
例えば、ステップS164において、SPU257は、復調部260から供給された応答信号を、マンチェスター方式などの復号方式により復号し、復号した応答信号を制御部241に供給する。
ステップS162乃至ステップS164の処理は、制御部241の制御の基に実行される。すなわち、制御部241は、ステップS162乃至ステップS164において、応答信号の受信を制御する。
ステップS165において、制御部241は、記録部256に記録されている、識別情報テーブルおよびSPU257から供給された応答信号を基に、応答信号に含まれる識別情報が示す、機器211のボタン221に対応する説明文書データを検索する。
より詳細には、ステップS165において、CPU251は、記録部256に予め記録されている識別情報テーブルから、SPU257から供給された応答信号を基に、応答信号に含まれる識別情報で特定される、機器211のボタン221に対応する説明文書データを検索する。
ここで、図20を参照して、記録部256に記録されている、識別情報テーブルの例を説明する。
識別情報テーブルには、各RFタグ222について、機器211の製造メーカの名前を表す“メーカ”、機器211の型番号を表す“型番号”、RFタグ222のRFタグ番号を表す“RFタグ番号”、RFタグ222に対応する機器211の操作箇所の名称を表す“部位名”、RFタグ222に対応するボタン221の説明である“説明”、相互に関連付けられたRFタグ番号を表す“関連RFタグ番号”、RFタグ222の位置を表す“位置”、およびボタン221の説明を表示させる説明文書データの名前を示す“説明文書データ”が含まれている。
すなわち、図20で示される識別情報テーブルの例において、“1”であるRFタグ番号、“A”である機器211の製造メーカの名前、“B112”である機器211の型番号、および“(1,2,0,1)”であるRFタグ222の位置に対応して、“再生ボタン”である操作箇所の名称、“押すと演奏を開始します”である操作箇所(ボタン221)の説明、“5”および“6”である関連付けられたRFタグ番号、および“説明文書データA”である説明文書データの名前が配置されている。
図20で示される識別情報テーブルの例において、“2”であるRFタグ番号、“A”である機器211の製造メーカの名前、“B112”である機器211の型番号、および“(2,2,0,2)”であるRFタグ222の位置に対応して、“停止ボタン”である操作箇所の名称、“押すと演奏を停止します”である操作箇所(ボタン221)の説明、“3”である関連付けられたRFタグ番号、および“説明文書データB”である説明文書データの名前が配置されている。
従って、例えば、制御部241が、図18で示される識別情報を含む応答信号を基に、図20で示される識別情報テーブルから、機器211の操作箇所に対応する説明文書データを検索した場合、機器211の製造メーカの名前が“A”であり、機器211の型番号が“B112”であり、識別情報に記録されているRFタグの位置が、“(1,2,0,1)”であるので、説明文書データの検索結果として、説明文書データの名前“説明文書データA”が得られる。
図17の説明に戻り、ステップS166において、制御部241は、検索した説明文書データを記録部256から取得する。例えば、ステップS165において、説明文書データの検索結果として、説明文書データの名前“説明文書データA”が得られた場合、ステップS166において、制御部241は、“説明文書データA”である名前(ファイル)の説明文書データを記録部256から取得する。
ステップS167において、制御部241は、取得した説明文書データを、入出力インターフェース255を介して、PDA133に送信し、説明文書データの検索の処理は、終了する。
ステップS201において、PDA133の入出力インターフェース195は、リーダ212から供給された説明文書データを、受信する。入出力インターフェース195は、受信した説明文書データを、CPU191または記録部197に供給する。また、記録部197は、受信した説明文書データを記録する。
ステップS202において、CPU191は、入出力インターフェース195から説明文書データを取得する。
ステップS203において、CPU191は、取得した説明文書データを出力部134に供給し、出力部134に画像を表示させ、画像の表示の処理は終了する。例えば、ディスプレイである出力部134は、CPU191から供給された説明文書データを基に(CPU191からの制御に基づいて)、機器211の取り扱いを説明するための画像を表示する。
なお、リーダ212がRFタグ222あてに要求信号を送信してから、所定の期間を経過しても、ステップS162において、応答信号を受信しなかった場合、アンテナ223が受信に失敗した場合、または復調部260が復調に失敗した場合に、ステップS161に戻るようにしてもよい。
このようにして、リーダ212は、RFタグ222から受信した応答信号を基に、予め記録している説明文書データを検索し、検索した説明文書データを取得する。そして、リーダ212は、取得した説明文書データをPDA133に供給し、PDA133は、リーダ212から供給された、説明文書データを基に、機器211の取り扱いを説明するための画像を表示する。
なお、識別情報テーブルに、説明文書データの名前が含まれると説明したが、説明文書データが含まれるようにしてもよい。
次に、図21のフローチャートを参照して、図17のステップS161の処理に対応する、要求信号の送信の処理を説明する。
ステップS221において、制御部241は、RFタグ番号を含む応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号をSPU257に供給する。より詳細には、ステップS221において、CPU251は、RFタグ番号を含む応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号をSPU257に供給する。
ステップS222の処理乃至ステップS224の処理のそれぞれは、図7におけるステップS42の処理乃至ステップS44の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は、省略する。
このようにして、リーダ212は、要求信号を生成し、生成した要求信号を、無線通信によりRFタグ222あてに送信する。
図22を参照して、図17のステップS182の処理に対応する、応答信号の送信の処理を説明する。なお、前段の処理において、リーダ212から送信されてきた要求信号が、制御部281に供給される。
ステップS241において、制御部281は、応答信号を生成する。例えば、ステップS241において、制御部281は、SPU294から供給された要求信号を基に、制御部281のROM297に記憶されている識別情報を読み込み、応答信号を生成する。制御部281は、生成した応答信号をSPU294に供給する。
なお、ステップS241において、制御部281は、識別情報として、機器211の製造メーカの名前、機器211の型番号、およびRFタグ222の位置を含むように応答信号を生成してもよく、また、機器211の製造メーカの名前、機器211の型番号、およびRFタグ番号を含むように応答信号を生成してもよい。
ステップS242において、SPU294は、制御部281から供給された応答信号を符号化する。例えば、SPU294は、制御部281から供給された応答信号を、マンチェスター方式により符号化し、符号化した説明文書データを変調部300に供給する。
ステップS243において、変調部300は、応答信号を変調する。例えば、ステップS243において、変調部300は、発振回路299から供給されたクロック信号から生成した搬送波を基に、SPU294から供給された応答信号を、PSK方式により変調し、変調した応答信号をアンテナ291に供給する。
ステップS244において、アンテナ291は、変調部300から供給された応答信号を、無線通信により、リーダ212あてに送信し、処理は終了する。例えば、ステップS244において、アンテナ291は、変調部300から供給された応答信号を伝送する電波を、輻射することにより応答信号を送信する。
このようにして、RFタグ222は、リーダ212から要求信号を受信すると、応答信号を、無線通信により、リーダ212あてに送信する。
以上のように、リーダ212は、RFタグ222から送信されてきた、識別情報を含む応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、予め記憶されている説明文書データを検索することによって、所望のボタン221に関係する情報を得ることができる。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各RFタグに関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、機器の操作箇所に関係する情報を検索するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について、説明する。
図23は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図14における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜、省略する。
リーダ311は、PDA312に装着されており、PDA312には、通信網314−1を介して、サーバ313−1が接続されている。通信網314−1は、例えば、LAN(Local Area Network)とすることができる。また、PDA312には、通信網314−2を介して、サーバ313−2が接続されている。通信網314−2は、例えば、インターネットとすることができる。
リーダ311は、無線通信により、RFタグ番号を含む応答信号の送信を要求する旨の要求信号を機器211あてに送信し、機器211は、リーダ311から送信されてきた、要求信号を受信する。機器211は、応答信号を、無線通信によりリーダ311あてに送信し、リーダ311は、機器211から送信されてきた応答信号を受信する。リーダ311は、受信した応答信号を、PDA312に供給(送信)する。
PDA312は、応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、説明文書データ送信要求信号をサーバ313−1またはサーバ313−2あてに送信する。サーバ313−1またはサーバ313−2は、PDA312から送信されてきた、説明文書データ送信要求信号を受信し、要求された説明文書データをPDA312あてに送信する。
PAD312は、サーバ313−1またはサーバ313−2から送信されてきた、説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、画像を表示する。
リーダ311は、アンテナ321を備え、アンテナ321を介して、機器211のRFタグ222から送信されてきた、RFタグ番号を含む応答信号を受信し、受信した応答信号をPDA312に供給(送信)する。
PDA312は、リーダ311から供給された応答信号を基に、応答信号に含まれるRFタグ番号に対応する、説明文書データの送信を要求する、説明文書データ要求信号を生成し、生成した説明文書データ要求信号を、通信網314−1または通信網314−2を介して、サーバ313−1またはサーバ313−2あてに送信する。PDA312は、サーバ313−1またはサーバ313−2から送信されてきた説明文書データを受信する。
PDA312は、ディスプレイである出力部322を備え、受信した説明文書データを基に、ディスプレイである出力部322の表示領域である領域323および領域325に、機器211の取り扱いを説明する画像を表示する。領域323には、機器211を表す画像が表示される。また、領域323に表示される矢印324は、領域325に表示されている説明に対応するボタン221を指示するように表示される。
サーバ313−1は、PDA312から送信されてきた説明文書データ要求信号を受信する。サーバ313−1は、説明文書データ要求信号を受信すると、要求された説明文書データを、通信網314−1を介して、PDA312あてに送信する。サーバ313−1は、例えば、LANなどの通信網314−1に接続されている、いわゆるローカルサーバである。
サーバ313−2は、PDA312から送信されてきた説明文書データ要求信号を受信する。サーバ313−2は、説明文書データ要求信号を受信すると、要求された説明文書データを、通信網314−2を介して、PDA312あてに送信する。サーバ313−2は、例えば、インターネットなどの通信網314−2に接続されている。
以下、サーバ313−1およびサーバ313−2を個々に区別する必要のないとき、単に、サーバ313と称する。また、同様に、以下、通信網314−1および通信網314−2を個々に区別する必要のないとき、単に、通信網314と称する。
なお、サーバ313およびPDA312におけるデータの送受信は、USBケーブルを介して行うようにしてもよい。また、通信網314は、無線LAN、光ファイバ通信網、赤外線通信網、PAN(Personal Area Network)、Bluetoothの規格に準拠した通信などとすることも可能である。
例えば、ボタン221−4に関係する情報として、ボタン221−4の操作、機能、または取り扱いを示す画像または文をディスプレイである出力部322に表示させたい場合、ユーザは、リーダ311のアンテナ321をボタン221−4に近づける。これに対して、リーダ311は、アンテナ321を介して、要求信号をRFタグ222−4あてに送信する。
そして、RFタグ222−4は、リーダ311から送信されてきた要求信号を受信する。RFタグ222−4は、要求信号を受信すると、受信した要求信号および記憶している識別情報を基に、応答信号を生成し、生成した応答信号を、無線通信により、リーダ311あてに送信する。
リーダ311は、アンテナ321を介して、RFタグ222−4から送信されてきた応答信号を受信し、受信した応答信号をPDA312に供給する。
PDA312は、リーダ311から送信されてきた応答信号を受信する。PDA312は、受信した応答信号を基に、応答信号に含まれるRFタグ番号に対応する説明文書データの送信を要求する、説明文書データ要求信号を生成し、生成した説明文書データ要求信号を、通信網314を介して、サーバ313あてに送信する。
サーバ313は、PDA312から送信されてきた、説明文書データ要求信号を受信する。サーバ313は、説明文書データ要求信号を受信すると、要求された説明文書データを、通信網314を介して、PDA312あてに送信する。
PDA312は、サーバ313から送信されてきた、説明文書データを受信する。PDA312は、受信した説明文書データを基に、ボタン221−4に関係する情報として、ボタン221−4の操作、機能、または取り扱いを示す画像または文をディスプレイである出力部322に表示する。例えば、ボタン221−4が、演奏を停止するための停止ボタンである場合、領域325には、停止ボタンを表すシンボル、ならびにボタン221−4を説明する文字列“停止ボタン”、“押すと演奏を停止します。”、およびボタン326が表示される。
説明文書データによって出力部322に表示されたボタン326には、文字列“関連項目”が表示され、ユーザがタッチペンなどを操作することによって、ボタン326を選択すると、領域325には、例えば、ボタン221−4と関連付けられたボタン221を説明する文字列が表示される。
また、ディスプレイである出力部322の領域323には、機器211を表す画像が表示され、領域325に表示されている説明に対応するボタン221を指示する、矢印324が表示される。
このようにして、リーダ311は、機器211から送信されてきた、識別情報を含む応答信号を受信し、受信した応答信号をPDA312に供給する。そして、PDA312は、リーダ311から供給された応答信号を基に、説明文書データ要求信号を生成し、生成した説明文書データ要求信号をサーバ313あてに送信し、サーバ313から説明文書データを受信する。そして、さらに、PDA312は、受信した説明文書データを基に、ボタン221に関係する情報を、ディスプレイである出力部322に表示する。
ユーザは、説明が必要な機器の部位に、リーダ311を近づけるだけで、PDA312にその部位に関係する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図24は、リーダ311の機能の構成を示すブロック図である。
リーダ311は、アンテナ321、CPU351、ROM352、RAM353、バス354、入出力インターフェース355、記録部356、SPU357、発振回路358、変調部359、および復調部360を含むように構成される。
なお、アンテナ321、CPU351、ROM352、RAM353、バス354、入出力インターフェース355、SPU357、発振回路358、変調部359、および復調部360のそれぞれは、図15におけるアンテナ223、CPU251、ROM252、RAM253、バス254、入出力インターフェース255、SPU257、発振回路258、変調部259、および復調部260のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
制御部341は、CPU351、ROM352、RAM353、およびバス354を含むように構成される。CPU351は、ROM352に記憶されているプログラムを実行し、リーダ311全体を制御する。
制御部341は、応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU357に供給する。また、制御部341は、SPU357から供給された応答信号を、入出力インターフェース355を介して、PDA312に送信する。
記録部356は、書き換え可能で、電源が遮断されても記録内容を保持できる、いわゆる不揮発性の記憶媒体または記録媒体からなり、例えば、フラッシュメモリまたはハードディスクなどで構成される。記録部356は、CPU351が実行するプログラムや各種のデータを記録する。
送信部342は、アンテナ321、SPU357、発振回路358、および変調部359を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部343は、アンテナ321、SPU357、および復調部360を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
図25は、PDA312の機能の構成を示すブロック図である。
PDA312は、出力部322、CPU381、ROM382、RAM383、バス384、入出力インターフェース385、入力部386、記録部387、および通信部388を含むように構成される。
なお、出力部322、ROM382、RAM383、バス384、入出力インターフェース385、および入力部386のそれぞれは、図12における出力部134、ROM192、RAM193、バス194、入出力インターフェース195、および入力部196のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
CPU381は、ROM382に記憶されているプログラム、または記録部387からロードされ、RAM383に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
CPU381は、リーダ311から送信されてきた応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、応答信号に含まれるRFタグ番号に対応する、説明文書データの送信を要求する、説明文書データ要求信号を生成し、生成した説明文書データ要求信号を通信部388に供給する。
CPU381は、記録部387に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを出力部322に供給する。そして、CPU381は、出力部322を制御し、供給した説明文書データに基づく画像を表示させる。
記録部387は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU381が実行するプログラムや各種のデータを記録する。また、記録部387は、通信部388から供給された説明文書データを記録する。記録部387は、記録している説明文書データをCPU381に供給する。
通信部388は、ネットワークインターフェースカードまたはモデムなどからなり、LANまたはインターネットなどの通信網314を介して、外部装置と通信する。
通信部388は、CPU381から供給された説明文書データ要求信号を、通信網314を介して、サーバ313あてに送信する。また、通信部388は、サーバ313から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを記録部387に供給する。
次に、図26および図27のフローチャートを参照して、説明文書データの送信プログラムを実行するサーバ313による、説明文書データの送信の処理、画像表示プログラムを実行するPDA312による、画像の表示の処理、応答信号受信プログラムを実行するリーダ311による、応答信号の要求の処理、および送信プログラムを実行するRFタグ222による、応答の処理について説明する。
ステップS261の処理乃至ステップS264の処理、並びにステップS281の処理およびステップS282の処理は、図17におけるステップS161の処理乃至ステップS164の処理、並びにステップS181の処理およびステップS182の処理と同様なので、その説明は、省略する。
ステップS265において、制御部341は、SPU357から供給された応答信号を、入出力インターフェース355を介して、PDA312に送信し、応答信号の要求の処理を終了する。
ステップS301において、PDA312の入出力インターフェース385は、リーダ311から供給された応答信号を受信し、受信した応答信号をCPU381に供給する。
ステップS302において、CPU381は、入出力インターフェース385から供給された応答信号を基に、応答信号に含まれるRFタグ番号に対応する説明文書データの送信を要求する、説明文書データ送信要求信号を生成し、生成した説明文書データ送信要求信号を、通信部388に供給する。
ステップS303において、通信部388は、CPU381から供給された説明文書データ送信要求信号を、通信網314を介して、サーバ313あてに送信する。
なお、応答信号は、サーバ313のアドレスを特定する情報を含み、ステップS303において、通信部388は、サーバ313のアドレスを基に、CPU381から供給された説明文書データ送信要求信号を、通信網314を介して、サーバ313あてに送信するようにしてもよい。また、PDA312は、予め、サーバ313のアドレスを記憶するようにしてもよい。
ステップS321において、サーバ313は、PDA312から送信されてきた説明文書データ送信要求信号を受信する。
ステップS322において、サーバ313は、受信した説明文書データ送信要求信号を基に、要求された説明文書データを、通信網314を介して、PDA312あてに送信し、説明文書データの送信の処理は、終了する。
ステップS304において、通信部388は、サーバ313から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを記録部387に供給する。そして、記録部387は、供給された説明文書データを記録する。
ステップS305において、CPU381は、記録部387に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データを出力部322に供給する。
ステップS306において、CPU381は、説明文書データに基づく画像を、ディスプレイである出力部322に表示させ、画像の表示の処理は、終了する。
このようにして、リーダ311は、RFタグ222から送信されてきた応答信号を受信し、受信した応答信号をPDA312に供給する。また、PDA312は、リーダ311から供給された応答信号を基に、説明文書データ送信要求信号を生成し、生成した説明文書データ送信要求信号をサーバ313あてに送信する。そして、PDA312は、サーバ313から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、画像を表示する。サーバ313は、説明文書データ送信要求信号を受信すると、送信要求信号で特定される説明文書データをPDA312に送信する。
以上のように、リーダ311は、RFタグ222から送信されてきた、識別情報を含む応答信号を受信し、受信した応答信号を、PDA312に供給する。また、PDA312は、リーダ311から供給された応答信号を基に、説明文書データ要求信号を生成し、生成した説明文書データ要求信号を、サーバ313に送信する。PDA312は、サーバ313から送信されてきた説明文書データを受信することによって、所望のボタン221に関係する情報を得ることができる。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各RFタグに関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、機器の操作箇所に関係する情報を受信するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について、説明する。
図28は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図14における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜省略する。
リーダ401は、PDA402に装着されている。リーダ401は、アンテナ411を備え、アンテナ411を介して、機器211から送信されてきた、応答信号を受信する。リーダ401は、受信した応答信号および応答信号の受信強度をPDA402に供給(送信)する。
PDA402は、ディスプレイである出力部412を備え、リーダ401から供給された応答信号および応答信号の受信強度を基に、RFタグ222の位置を表示させる画像データを生成し、生成した画像データを基に、ディスプレイである出力部412の表示領域である領域413に画像を表示する。
例えば、アンテナ411が、RFタグ222−2乃至RFタグ222−4のそれぞれから送信されてきた応答信号を受信した場合、PDA402は、リーダ401から供給された応答信号のそれぞれおよび応答信号の受信強度のそれぞれを基に、RFタグ222の位置および応答信号の受信強度を表示させる画像データを生成し、生成した画像データを基に、画像をディスプレイである出力部412の領域413に表示する。
この場合、領域413には、RFタグ222−2乃至RFタグ222−4のそれぞれの位置および応答信号の受信強度を表すアイコン414−1乃至アイコン414−3が表示される。
すなわち、アイコン414−1は、RFタグ222−2の位置およびRFタグ222−2から送信されてきた応答信号の受信強度を表し、アイコン414−2は、RFタグ222−3の位置およびRFタグ222−3から送信されてきた応答信号の受信強度を表し、アイコン414−3は、RFタグ222−4の位置およびRFタグ222−4から送信されてきた応答信号の受信強度を表す。
また、例えば、アイコン414−1乃至アイコン414−3のそれぞれは、受信強度に比例した大きさで表示されるようになされている。従って、図28の例においては、アイコン414−1およびアイコン414−2は、同じ大きさであるので、RFタグ222−2およびRFタグ222−3から送信されてきた応答信号の受信強度は、等しく、また、アイコン414−3は、アイコン414−1およびアイコン414−2より大きいので、RFタグ222−4から送信されてきた応答信号の受信強度は、RFタグ222−2およびRFタグ222−3から送信されてきた応答信号の受信強度よりも大きいことが分かる。
なお、アイコン414−1乃至アイコン414−3は、受信強度に比例して濃度を変化させるなど、受信強度に対応して強調表示するようにしてもよい。
以下、アイコン414−1乃至アイコン414−3を個々に区別する必要のないとき、単にアイコン414と称する。
また、ディスプレイである出力部412には、ポインタ415が表示される。ユーザが、キーボードである入力部(図示せず)などを操作することによって、ポインタ415を移動させ、アイコン414を選択した場合、PDA402は、選択されたアイコン414に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成し、生成した画像データを基に、領域416に画像を表示させる。
例えば、アイコン414−3が選択された場合、領域416には、アイコン414−3に対応するボタン221−4の説明が表示される。このとき、領域416には、停止ボタンを表すシンボル、並びにボタン221−4を説明する文字列“停止ボタン”、“押すと演奏を停止します。”、およびボタン417が表示される。
説明文書データによって出力部412に表示されたボタン417には、文字列“関連項目”が表示され、ユーザがタッチペンなどを操作することによって、ボタン417を選択すると、領域416には、ボタン221−4と関連付けられたボタン221(例えば、ボタン221−1乃至ボタン221−3のうちの少なくともいずれか1つのボタン)を説明する文字列が表示される。
このようにして、リーダ401が、複数のRFタグ222から送信されてきた応答信号を受信した場合、PDA402には、受信された応答信号を基に、RFタグ222を表すアイコン414が表示される。そして、表示されているアイコン414が選択されると、アイコン414に対応するボタン221の説明が表示される。
ユーザは、説明が必要な機器の部位に、リーダ401を近づけ、PDA402を操作することによって所望の部位を選択するだけで、PDA402にその部位に関係する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図29は、リーダ401の機能の構成を示すブロック図である。
リーダ401は、アンテナ411、CPU441、ROM442、RAM443、バス444、入出力インターフェース445、記録部446、SPU447、発振回路448、変調部449、および復調部450を含むように構成される。
なお、アンテナ411、CPU441、ROM442、RAM443、バス444、入出力インターフェース445、記録部446、発振回路448、および変調部449のそれぞれは、図24におけるアンテナ321、CPU351、ROM352、RAM353、バス354、入出力インターフェース355、記録部356、発振回路358、および変調部359のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
制御部431は、CPU441、ROM442、RAM443、およびバス444、を含むように構成される。CPU441は、ROM442に記憶されているプログラムを実行し、リーダ401全体を制御する。
制御部431は、応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU447に供給する。また、制御部431は、SPU447から供給された応答信号および応答信号の受信強度を、入出力インターフェース445を介して、PDA402に送信する。
送信部432は、アンテナ411、SPU447、発振回路448、および変調部449を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部433は、アンテナ411、SPU447、および復調部450を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
SPU447は、制御部431から供給された要求信号を、所定の方式により符号化し、符号化した要求信号を変調部449に供給する。また、SPU447は、復調部450から供給された応答信号を、符号化方式に対応する復号方式により復号し、復号した応答信号および応答信号の受信強度を制御部431に供給する。
復調部450は、アンテナ411から供給された応答信号を、変調部300の変調方式に対応する復調方式により復調し、復調した応答信号をSPU447に供給する。
図30は、PDA402の機能の構成を示すブロック図である。
PDA402は、出力部412、CPU471、ROM472、RAM473、バス474、入出力インターフェース475、入力部476、および記録部477を含むように構成される。
なお、ROM472、RAM473、バス474、および入出力インターフェース475のそれぞれは、図12におけるROM192、RAM193、バス194、および入出力インターフェース195のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
CPU471は、ROM472に記憶されているプログラム、または記録部477からロードされ、RAM473に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。CPU471は、リーダ401から送信されてきた応答信号および応答信号の受信強度を受信する。
CPU471は、自分自身が、2つ以上の応答信号を受信したか否かを判定する。CPU471は、2つ以上の応答信号を受信したと判定された場合、受信した応答信号および応答信号の受信強度を基に、記録部447に記録されている識別情報テーブルを参照して、RFタグ222の位置を表示させる画像データを生成し、生成したRFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給する。そして、CPU471は、出力部412を制御し、供給した画像データに基づく画像を表示させる。
CPU471は、2つ以上の応答信号を受信していないと判定された場合、受信した応答信号および応答信号の受信強度を基に、記録部477に記録されている識別情報テーブルを参照して、RFタグ222の位置を表示させる画像データを生成し、生成したRFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給する。CPU471は、RFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給してから、RFタグ222に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成し、生成したボタン221の説明を表示させる画像データを出力部412に供給する。
また、CPU471は、2つ以上の応答信号を受信したと判定された場合、RFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給してから、入力部476から供給された選択信号を基に、RFタグ222を表すアイコン414が選択されたか否かを判定する。
CPU471は、アイコン414が選択されたと判定された場合、記録部477に記録されている識別情報テーブル(図20)を参照して、選択されたアイコン414に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成し、生成したボタン221の説明を表示させる画像データを出力部412に供給する。また、CPU471は、アイコン414が選択されなかったと判定された場合、ボタン221の説明を表示させる画像データを生成しない。
入力部476は、キーボード、タッチパネル、スイッチなどよりなる。ユーザが入力部476を操作することによって、アイコン414を選択した場合、入力部476は、選択されたアイコン414を示す、選択信号を生成し、生成した選択信号をCPU471に供給する。
出力部412は、液晶表示装置または有機EL表示装置などのディスプレイ、スピーカ、ランプなどよりなる。ディスプレイとしての出力部412は、CPU471からの制御(RFタグ222の位置を表示させる画像データおよびRFタグ222に対応するボタン221の説明を表示させる画像データの供給)を基に、画像を表示する。
記録部477は、例えば半導体メモリまたはハードディスクなどで構成され、CPU471が実行するプログラムや各種のデータを記録する。また、記録部477は、識別情報テーブル(図20)および説明文書データを記録している。
次に、図31のフローチャートを参照して、画像表示プログラムを実行するPDA402による、画像の表示の処理、応答信号受信プログラムを実行するリーダ401による、応答信号の要求の処理、および送信プログラムを実行するRFタグ222による、応答の処理について説明する。
ステップS341の処理およびステップS342の処理、並びにステップS361の処理およびステップS362の処理のそれぞれは、図17におけるステップS161の処理およびステップS162の処理、並びにステップS181の処理およびステップS182の処理のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
ステップS343において、リーダ401は、応答信号の復号の処理を行い、応答信号の要求の処理は、終了する。なお、応答信号の復号の処理の詳細は、図32を参照して後述するが、この応答信号の復号の処理において、応答信号が復号され、復号された応答信号および応答信号の受信強度がPDA402に供給される。
ステップS381において、PDA402は、画像データの生成の処理を行う。なお、画像データの生成の処理の詳細は、図33を参照して後述するが、この画像データの生成の処理において、ボタン221の説明を表示させる画像データが生成され、生成されたボタン221の説明を表示させる画像データが出力部412に供給される。
ステップS382において、CPU471は、ディスプレイである出力部412に、ボタン221の説明を表示させる画像データに基づく、機器211の取り扱いを説明する文または画像を表示させる。そして、画像の表示の処理は、終了する。
このようにして、リーダ401は、RFタグ222から送信されてきた、応答信号を受信し、受信した応答信号および応答信号の受信強度をPDA402に供給する。そして、PDA402は、リーダ401から送信されてきた、応答信号および応答信号の受信強度を受信し、受信した応答信号および応答信号の受信強度を基に、ボタン221の説明を表示させる画像を表示する。
図32を参照して、図31のステップS343の処理に対応する、応答信号の復号の処理を説明する。
前段の処理(例えば、図31のステップS342)において、アンテナ411によって受信された応答信号が、復調部450に供給される。
ステップS401において、復調部450は、アンテナ411から供給された応答信号を、所定の方式で復調する。復調部450は、復調した応答信号をSPU447に供給する。
例えば、ステップS401において、復調部450は、PSK復調方式により応答信号を復調し、復調した応答信号をSPU447に供給する。また、PSK復調方式の他に、ASK方式またはFSK方式などの復調方式により復調するようにしてもよい。
ステップS402において、SPU447は、復調部450から供給された応答信号を、所定の復号方式により復号し、復号した応答信号および応答信号の受信強度を、制御部431に供給する。
例えば、ステップS402において、SPU447は、復調部450から供給された応答信号を、マンチェスター方式などの復号方式により復号し、復号した応答信号および応答信号の受信強度を制御部431に供給する。
ステップS403において、制御部431は、SPU447から供給された応答信号および受信強度を、入出力インターフェース445を介してPDA402に供給する。
ステップS404において、制御部431は、SPU447から供給される信号を基に、他の応答信号を受信したか否かを判定する。ステップS404において、他の応答信号を受信していないと判定された場合、復調部450は、応答信号を受信していないので、応答信号の復調を行わず、処理は、終了する。
一方、ステップS404において、他の応答信号を受信したと判定された場合、ステップS401に戻り、上述した処理を繰り返す。なお、ステップS404において、制御部431は、予め定められた所定の期間内に、他の応答信号を受信したか否かを判定するようにしてもよい。
このようにして、リーダ401は、受信した応答信号を復号し、復号した応答信号および受信強度をPDA402に供給する。
次に、図33を参照して、図31のステップS381の処理に対応する、画像データの生成の処理を説明する。
ステップS421において、CPU471は、2つ以上の応答信号を受信したか否かを判定する。ステップS421において、2つ以上の応答信号を受信したと判定された場合、ステップS422に進み、CPU471は、受信した応答信号および応答信号の受信強度を基に、記録部477に記録されている識別情報テーブルを参照して、RFタグ222の位置を表示させる画像データを生成し、生成したRFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給し、
ステップS423において、CPU471は、ディスプレイである出力部412に、RFタグ222の位置を表示させる画像データに基づく文または画像を表示させる。例えば、ステップS423において、ディスプレイである出力部412には、図28の領域413に示される画像が表示される。
ステップS424において、CPU471は、ユーザが入力部476を操作することによって、RFタグ222に対応するアイコン414が選択されたか否かを判定する。例えば、ステップS424において、CPU471は、入力部476から選択信号が供給されたか否かを基に、アイコン414が選択されたか否かを判定する。
ステップS424において、アイコン414が選択されなかったと判定された場合、ステップS424に戻り、アイコン414が選択されたと判定されるまで、判定の処理を繰り返す。
ステップS424において、アイコン414が選択されたと判定された場合、ステップS425に進み、CPU471は、記録部477に記録されている識別情報テーブルを参照して、選択されたアイコン414に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成する。CPU471は、生成した画像データを出力部412に供給し、その後、処理は、図31のステップS382に進み、CPU471は、生成した画像データに基づく画像を出力部412に表示させる。
また、ステップS421において、2つ以上の応答信号を受信していないと判定された場合、ステップS426に進み、CPU471は、受信した応答信号および応答信号の受信強度を基に、記録部477に記録されている識別情報テーブルを参照して、RFタグ222の位置を表示させる画像データを生成し、生成したRFタグ222の位置を表示させる画像データを出力部412に供給する。
そして、ステップS427において、CPU471は、RFタグ222の位置を表示させる画像データに基づく画像を、ディスプレイである出力部412に表示させる。
ステップS428において、CPU471は、記録部477に記録されている識別情報テーブルを参照して、RFタグ222に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成する。CPU471は、生成した画像データを出力部412に供給し、その後、処理は、図31のステップS382に進み、CPU471は、生成した画像データに基づく画像を出力部412に表示させる。
なお、ステップS424において、アイコン414が選択されなかったと判定された場合、アイコン414が選択されるまで、判定の処理を繰り返すと説明したが、応答信号の受信強度が最も強い応答信号に対応するボタン221の説明を表示させる画像データを生成するようにしてもよい(すなわち、この場合、ステップS424の処理はスキップされる)。
このようにして、PDA402は、リーダ401から送信されてきた応答信号および受信強度を基に、ボタン221の説明を表示させる画像データを生成し、生成した画像データを基に、画像を表示する。
以上のように、リーダ401は、RFタグ222から送信されてきた、識別情報を含む応答信号を受信し、受信した応答信号および受信強度をPDA402に供給する。また、PDA402は、リーダ401から供給された応答信号および受信強度を基に、RFタグ222を表すアイコン414を表示させ、アイコン414が選択されると、選択されたアイコン414に対応するボタン221の説明を表示する。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各RFタグに関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、選択された機器の操作箇所に関係する情報を検索するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
次に、本発明の第6の実施の形態について、説明する。
図34は、本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。なお、図中、図10における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は、適宜、省略する。
リーダ491は、無線通信により、機器492および電池493あてに、RFタグ番号を含む応答信号を要求する旨の要求信号を送信し、機器492および電池493は、リーダ491から送信されてきた要求信号を受信する。また、機器492および電池493は、無線通信により、応答信号をリーダ491あてに送信し、リーダ491は、機器492および電池493から送信されてきた応答信号を受信する。
リーダ491は、受信した応答信号を基に、予め記録している説明文書データを検索し、検索した説明文書データをPDA133に供給(送信)する。PDA133は、リーダ491から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、画像を表示する。
機器492は、電池を格納する電池格納部(図示せず)および電池格納部のカバー502を備え、カバー502には、RFタグ503−1が組み込まれている。RFタグ503−1は、リーダ491から送信されてきた要求信号を受信し、受信した要求信号を基に、応答信号を無線通信により、リーダ491あてに送信する。
電池493には、RFタグ503−2が組み込まれている。RFタグ503−2は、リーダ491から送信されてきた要求信号を受信し、受信した要求信号を基に、応答信号を無線通信により、リーダ491あてに送信する。以下、RFタグ503−1およびRFタグ503−2を個々に区別する必要のないとき、単にRFタグ503と称する。
リーダ491は、PDA133に装着されている。リーダ491は、アンテナ501を備えている。リーダ491は、要求信号を生成し、生成した要求信号を、アンテナ501を介して、機器492および電池493あてに送信する。また、アンテナ501は、機器492および電池493から送信されてきた応答信号を受信する。
リーダ491は、受信した応答信号を基に、予め記録している説明文書データを検索し、検索された説明文書データを取得する。リーダ491は、取得した説明文書データをPDA133に供給する。
PDA133は、リーダ491から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、ディスプレイである出力部134に機器492の取り扱いを説明する画像を表示する。
例えば、リーダ491から、カバー502および電池493を説明する説明文書データを受信した場合、ディスプレイである出力部134の領域135には、カバー502および電池493を説明する文字列“カバーを外して、電池を入れます”およびボタン504が表示される。ボタン504には、文字列“関連項目”が表示され、ユーザがタッチペンなどを操作することによって、ボタン504を選択すると、領域135には、カバー502および電池493と関連付けられた操作箇所を説明する文字列が表示される。
また、ディスプレイである出力部134の領域224には、機器492および電池493を表す画像が表示される。この場合、機器492からどのようにカバー502を外し、電池493を装着するのかが分かるような画像が表示される。したがって、ユーザは、領域224に表示された画像を参照することにより、どのように機器492のカバー502を外し、電池493を電池格納部に装着するのかを知ることができる。
このようにして、リーダ491は、複数のRFタグ503から応答信号を受信した場合、受信した応答信号を基に、相互に関連付けられた説明文書データを検索し、検索した説明文書データをPDA133に供給する。そして、PDA133は、リーダ491から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、互いに関連付けられた部位の取り扱いを説明する画像を表示する。
ユーザは、説明が必要な機器の複数の部位に、リーダ491を近づけるだけで、PDA133に互いに関連付けられた部位に関係する情報が表示されるので、その機器の機能やその部位の名称を知らなくても、所望の部位に関係する情報を知ることができる。面倒な操作を必要とせず、簡単な操作で、ユーザは、機器の所望の部位について、迅速に必要な情報を取得することができる。
図35は、リーダ491の機能の構成を示すブロック図である。
リーダ491は、アンテナ501、CPU531、ROM532、RAM533、バス534、入出力インターフェース535、記録部536、SPU537、発振回路538、変調部539、および復調部540を含むように構成される。
なお、アンテナ501、CPU531、ROM532、RAM533、バス534、入出力インターフェース535、記録部536、発振回路538、および変調部539のそれぞれは、図15におけるアンテナ223、CPU251、ROM252、RAM253、バス254、入出力インターフェース255、記録部256、発振回路258、および変調部259のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。
制御部521は、CPU531、ROM532、RAM533、およびバス534を含むように構成される。CPU531は、ROM532に記憶されているプログラムを実行し、リーダ491全体を制御する。
制御部521は、応答信号の送信を要求する旨の要求信号を生成し、生成した要求信号を、SPU537に供給する。また、制御部521は、SPU537から供給された応答信号を基に、記録部536に記録されている識別情報テーブルを参照して、予め記録している説明文書データを検索する。制御部521は、検索した説明文書データを記録部536から取得し、取得した説明文書データを、入出力インターフェース535を介して、PDA133に供給する。
送信部522は、アンテナ501、SPU537、発振回路538、および変調部539を含むように構成され、無線通信により、各種データを送信する。また、受信部523は、アンテナ501、SPU537、および復調部540を含むように構成され、無線通信により、各種データを受信する。
復調部540は、アンテナ501から供給された応答信号を、所定の復調方式により復調し、復調した応答信号をSPU537に供給する。
なお、RFタグ503の機能の構成は、図16を参照して説明した、RFタグ222の機能の構成と同様なので、その説明は、省略する。また、PDA133の機能の構成は、図12を参照して説明した構成と同様なので、その説明は、省略する。
図36のフローチャートを参照して、検索プログラムを実行するリーダ491による説明文書データの検索の処理を説明する。
ステップS441の処理乃至ステップS444の処理のそれぞれは、図17を参照して説明した、ステップS161の処理乃至ステップS164の処理のそれぞれと同様なので、その説明は、省略する。また、リーダ491から送信されてきた要求信号を受信するRFタグ503による応答信号の受信の処理、およびリーダ491あてに応答信号を送信する、RFタグ503による、応答信号の送信の処理は、図8を参照して、説明した要求信号の受信の処理および図22を参照して説明した応答信号の送信の処理と同様なので、その説明は、省略する。
ステップS445において、制御部521は、SPU537から供給される信号を基に、応答信号を受信してから、予め定められた所定の期間内に、他の応答信号を受信したか否かを判定する。例えば、ステップS445において、制御部521は、応答信号を受信してから、3秒間の間に他の応答信号を受信したか否かを判定する。
ステップS445において、応答信号を受信してから、所定の期間内に、他の応答信号を受信していないと判定された場合、ステップS446に進み、制御部521は、SPU537から供給された応答信号を基に、記録部536に記録されている、識別情報テーブルを参照して、予め記録している説明文書データを検索する。
ここで、記録部536には、例えば、図37で示される識別情報テーブルが記録されている。
識別情報テーブルには、RFタグ503について、機器492または電池493の製造メーカの名前を表す“メーカ”、機器492または電池493の型番号を表す“型番号”、RFタグ503のRFタグ番号を表す“RFタグ番号”、RFタグ503に対応する機器492若しくは電池493の操作箇所または機器492若しくは電池493などの名称を表す“部位名”、RFタグ503に対応する操作箇所または機器などの説明である“説明”、相互に関連付けられたRFタグ番号を表す“関連RFタグ番号”、RFタグ503の位置を表す“位置”、および操作箇所の説明を表示させる説明文書データの名前を示す“説明文書データ”が含まれている。
すなわち、図37で示される識別情報テーブルの例において、“5”であるRFタグ番号、“A”である電池493の製造メーカの名前、“D345”である電池493の型番号、および“(1,2,0,5)”であるRFタグ503の位置に対応して、“電池”である電池493の名称、“単三型アルカリ電池です”である電池493の説明、“6”および“8”である関連付けられたRFタグ番号、および“説明文書データC”である説明文書データの名前が配置されている。
図37で示される識別情報テーブルの例において、“6”であるRFタグ番号、“A”である機器492の製造メーカの名前、“B112”である機器492の型番号、および“(2,2,0,6)”であるRFタグ503の位置に対応して、“カバー”である機器492の名称、“電池格納部のカバーです”である操作箇所(カバー502)の説明、“5”である関連付けられたRFタグ番号、および“説明文書データD”である説明文書データの名前が配置されている。
図37で示される識別情報テーブルの例において、“5”および“6”であるRFタグ番号、“A”である機器492および電池493の製造メーカの名前、および“(1,2,0,5),(2,2,0,6)”であるRFタグ503の位置に対応して、“カバーを外して、電池を入れます”である互いに関連付けられた操作箇所(カバー502および電池493)の説明、“5”および“6”である関連付けられたRFタグ番号、および“説明文書データE”である説明文書データの名前が配置されている。
従って、例えば、制御部521が、RFタグ503−1およびRFタグ503−2から送信されてきた応答信号と、図37で示される識別情報テーブルとを基に、説明文書データを検索する場合、説明文書データの検索結果として、説明文書データの名前(ファイル名)を示す“説明文書データE”が得られる。
また、例えば、制御部521が、RFタグ503−1から送信されてきた応答信号と、図37で示される識別情報テーブルとを基に、説明文書データを検索する場合、説明文書データの検索結果として、“説明文書データD”が得られる。同様に、制御部521が、RFタグ503−2から送信されてきた応答信号と、図37で示される識別情報テーブルとを基に、説明文書データを検索する場合、説明文書データの検索結果として、“説明文書データC”が得られる。
図36の説明に戻り、ステップS447において、制御部521は、検索した結果を基に、記録部536に記録されている説明文書データを取得する。
ステップS448において、制御部521は、取得した説明文書データを、入出力インターフェース535を介して、PDA133に送信し、説明文書データの検索の処理は、終了する。
なお、このとき、PDA133は、リーダ491から送信されてきた説明文書データを受信し、受信した説明文書データを基に、画像を表示する。すなわち、図12の入出力インターフェース195は、リーダ491から送信されてきた、説明文書データを受信し、受信した説明文書データを記録部197(図12)に供給する。記録部197は、供給された説明文書データを記録する。また、CPU191は、記録部197に記録されている説明文書データを取得し、取得した説明文書データをディスプレイである出力部134に供給し、機器492の取り扱いを説明する画像を表示させる。
一方、ステップS445において、応答信号を受信してから、所定の期間内に、他の応答信号を受信したと判定された場合、処理は、ステップS443に戻り、上述した処理を繰り返す。
より詳細には、ステップS445において、1つ目の応答信号を受信してから、所定の期間内に、新たな応答信号を受信したと判定された場合、処理は、ステップS443に戻り、アンテナ501が、1つ目の応答信号を受信してから、所定の期間が経過した場合、処理は、ステップS446に進む。
このようにして、リーダ491は、応答信号を受信し、受信した応答信号を基に、説明文書データを検索する。
以上のように、リーダ491は、所定の期間内に、RFタグ503から送信されてきた、複数の応答信号を受信した場合、受信した応答信号のそれぞれを基に、相互に関連付けられた説明文書データを検索する。そして、リーダ491は、検索した結果を基に、説明文書データを取得し、取得した説明文書データを、PDA133に供給する。また、PDA133は、リーダ491から供給された、説明文書データを基に、機器492の取り扱いを説明する画像をディスプレイとしての出力部134に表示する。
第1の本発明によれば、機器にRFタグを設けたので、機器に関係する情報を得ることができる。また、第1の本発明によれば、機器の各操作箇所に対応するRFタグを設け、各RFタグに関係する情報を記録するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
また、第2の本発明によれば、機器に関係する情報を受信するようにしたので、機器に関係する情報を表示することができる。また、第2の本発明によれば、機器の相互に関連付けられた操作箇所に関係する情報を検索するようにしたので、情報を検索する労力を軽減させ、より迅速に必要な情報を得ることができる。
なお、リーダをPDAに装着すると説明したが、PDAに限らず、携帯電話機などの他の機器に装着するようにしてもよい。また、PDAの機能をリーダに内蔵させ、PDAで行うと説明した処理をリーダで行うようにしてもよい。
また、RFタグを配置する場所は、操作箇所の近傍に限らず、操作箇所そのものに組み込むようにしてもよい。さらに、隣り合うRFタグ同士を離して配置したり、RFタグの周囲を金属などで遮蔽したり、また、RFタグを囲む金属と、他のRFタグを囲む金属との間に絶縁体を配置するなどの方法により、周囲のRFタグが、誤って要求信号を受信しないようにすることも可能である。
さらに、説明文書データを基に、画像を表示させると説明したが、画像に限らず、操作箇所を説明する音声を、再生させるようにしてもよく、画像を表示させると共に、操作箇所を説明する音声を再生するようにしてもよい。また、説明文書データとして、便利な使い方や、使い方のヒントなど、いわゆるティップス(Tips)を含むようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMや、記録部に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
無線通信するリーダおよびRFタグの構成を説明するブロック図である。 本発明に係る機器を説明する図である。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 RFタグの機能の構成を示すブロック図である。 説明文書データの要求の処理および応答の処理を説明するフローチャートである。 要求信号の送信の処理を説明するフローチャートである。 要求信号の受信の処理を説明するフローチャートである。 説明文書データの送信の処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 PDAの機能の構成を示すブロック図である。 画像の表示の処理、説明文書データの要求の処理、および応答の処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 RFタグの機能の構成を示すブロック図である。 画像の表示の処理、説明文書データの検索の処理、および応答の処理を説明するフローチャートである。 識別情報を説明する図である。 RFタグの位置を説明する図である。 識別情報テーブルを説明する図である。 要求信号の送信の処理を説明するフローチャートである。 応答信号の送信の処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 PDAの機能の構成を示すブロック図である。 説明文書データの送信の処理、画像の表示の処理、応答信号の要求の処理、および応答の処理を説明するフローチャートである。 説明文書データの送信の処理、画像の表示の処理、応答信号の要求の処理、および応答の処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 PDAの機能の構成を示すブロック図である。 画像の表示の処理、応答信号の要求の処理、および応答の処理を説明するフローチャートである。 応答信号の復号の処理を説明するフローチャートである。 画像データの生成の処理を説明するフローチャートである。 本発明に係る無線通信システムの一実施の形態を示す図である。 リーダの機能の構成を示すブロック図である。 説明文書データの検索の処理を説明するフローチャートである。 識別情報テーブルを説明するフローチャートである。
符号の説明
11 リーダ, 12,12−1乃至12−4 RFタグ, 31 アンテナ, 34 制御部, 35 記録部, 36 出力部, 41 アンテナ, 45 制御部, 46 ROM, 61 機器, 71,71−1乃至71−4 ボタン, 81 送信部, 82 受信部, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 113 CPU, 114 RAM, 121 送信部, 122 受信部, 131 リーダ, 133 PDA, 134 出力部, 151 制御部, 152 送信部, 153 受信部, 161 CPU, 162 ROM, 163 RAM, 166 記録部, 191 CPU, 192 ROM, 193 RAM, 196 入力部, 197 記録部, 211 機器, 212 リーダ, 221,221−1乃至221−4 ボタン, 222,222−1乃至222−4 RFタグ, 223 アンテナ, 241 制御部, 242 送信部, 243 受信部, 251 CPU, 252 ROM, 253 RAM, 256 記録部, 281 制御部, 282 送信部, 283 受信部, 296 CPU, 297 ROM, 298 RAM, 311 リーダ, 312 PDA, 313,313−1,313−2 サーバ, 321 アンテナ, 322 出力部, 341 制御部, 342 送信部, 343 受信部, 351 CPU, 352 ROM, 353 RAM, 356 記録部, 381 CPU, 382 ROM, 383 RAM, 386 入力部, 387 記録部, 388 通信部, 401 リーダ, 402 PDA, 411 アンテナ, 412 出力部, 414,414−1乃至414−3 アイコン, 431 制御部, 432 送信部, 433 受信部, 441 CPU, 442 ROM, 443 RAM, 446 記録部, 471 CPU, 472 ROM, 473 RAM, 476 入力部, 477 記録部, 491 リーダ, 492 機器, 493 電池, 501 アンテナ, 502 カバー, 503,503−1,503−2 RFタグ, 521 制御部, 522 送信部, 523 受信部, 531 CPU, 532 ROM, 533 RAM, 536 記録部

Claims (3)

  1. ユーザによって操作される複数の部位と、前記複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数の前記RFタグから無線通信により送信されてきた、前記RFタグ近傍に位置する前記部位を識別するための識別情報を受信する受信手段と、
    受信した複数の前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位近傍に、前記識別情報を送信した前記RFタグの位置を表す画像が、前記識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される前記機器の画像である機器画像を生成する生成手段と、
    前記機器画像の表示を制御する表示制御手段と、
    前記機器画像における、複数の前記RFタグの位置を表す画像のうちの何れかが前記ユーザにより指定された場合、指定された前記RFタグの位置を表す画像に対応する前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位を説明する説明情報を検索する検索手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、検索された前記説明情報に基づいて、前記部位を説明する画像の表示をさらに制御する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. ユーザによって操作される複数の部位と、前記複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数の前記RFタグから無線通信により送信されてきた、前記RFタグ近傍に位置する前記部位を識別するための識別情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    受信した複数の前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位近傍に、前記識別情報を送信した前記RFタグの位置を表す画像が、前記識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される前記機器の画像である機器画像を生成する生成ステップと、
    前記機器画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、
    前記機器画像における、複数の前記RFタグの位置を表す画像のうちの何れかが前記ユーザにより指定された場合、指定された前記RFタグの位置を表す画像に対応する前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位を説明する説明情報を検索する検索ステップと、
    検索された前記説明情報に基づいて、前記部位を説明する画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  3. ユーザによって操作される複数の部位と、前記複数の部位のそれぞれの近傍に位置するRFタグのそれぞれとが設けられた機器の複数の前記RFタグから無線通信により送信されてきた、前記RFタグ近傍に位置する前記部位を識別するための識別情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    受信した複数の前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位近傍に、前記識別情報を送信した前記RFタグの位置を表す画像が、前記識別情報の受信強度に応じた大きさで表示される前記機器の画像である機器画像を生成する生成ステップと、
    前記機器画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、
    前記機器画像における、複数の前記RFタグの位置を表す画像のうちの何れかが前記ユーザにより指定された場合、指定された前記RFタグの位置を表す画像に対応する前記識別情報に基づいて、前記識別情報により識別される前記部位を説明する説明情報を検索する検索ステップと、
    検索された前記説明情報に基づいて、前記部位を説明する画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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