JP4765743B2 - 通信装置および通信方法、並びにプログラム - Google Patents

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本発明は、通信装置および通信方法、並びにプログラムに関し、特に、検出処理に要する時間を短縮することができるようにした通信装置および通信方法、並びにプログラムに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカード、およびICカードと近接通信を行うリーダライタからなるICカードシステムが普及している。近接通信を行うための通信規格としては、例えば、NFC(Near Field Communication, ISO/IEC 18092)がある。
NFCによる近接通信においては、リーダライタは、電磁波を出力して、いわゆるRF(Radio Frequency)フィールド(磁界)を形成し、ICカードがリーダライタに近づけられると、ICカードは、電磁誘導によって電力の供給を受ける。そして、ICカードは、駆動に必要な電力が供給されると、通信可能となる。
さらに、リーダライタは、自身が出力する電磁波を変調することによりコマンドを送信する。そして、ICカードは、リーダライタから出力される電磁波を負荷変調することにより、リーダライタからのコマンドに対するレスポンスを送信する。
例えば、リーダライタは、リーダライタにかざされた(近接する位置にある)ICカードを検出する検出処理において、ポーリングするためのポーリングコマンドを送信する。そして、ICカードは、リーダライタからのポーリングコマンドを受信すると、ポーリングコマンドに対するレスポンスを送信する。
また、NFCに準拠したリーダライタは、複数の通信方式のICカードと通信することができる。例えば、リーダライタは、非接触型ICカードの国際標準規格であるISO/IEC(International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission)14443のタイプA(Mifare(フィリップス社の登録商標))およびタイプBに準拠した通信方式のICカードや、ソニー株式会社が開発したFeliCa(ソニー株式会社の登録商標)(以下、タイプCと称する)に準拠した通信方式のICカードと通信することができる。
例えば、リーダライタは、ICカードを検出する検出処理において、電磁波の出力を開始し、タイプAの通信方式で規定されているポーリングコマンド、タイプBの通信方式で規定されているポーリングコマンド、およびタイプCの通信方式で規定されているポーリングコマンドを、順次、送信する。
図1は、検出処理において、リーダライタが出力する電磁波を示している。なお、図1では、横方向(左から右方向)に時間の経過が表され、縦方向(下から上方向)にリーダライタが出力する電磁波のレベルが表されている。
図1に示すように、リーダライタは、電磁波の出力を開始してから、タイプAの通信方式で規定されているガードタイムTgaが経過した後(ガードタイムTgaの間だけ待機して)、タイプAの通信方式で規定されているポーリングコマンドを、コマンド送信時間Tpaで送信する。
ここで、NFCにおいては、リーダライタまたはICカードが送信するデータ(コマンドを含む)の衝突による通信の不具合を回避することを目的として、所定の長さの保護時間(以下、ガードタイムという)が規定されている。また、ガードタイムは、リーダライタから出力される電磁波により電力の供給を受けるICカードに、駆動に必要な電力が供給されるまでの時間を確保することも目的としている。従って、ICカードの駆動に必要な電力が多ければ、長時間のガードタイムを設定する必要がある。また、ガードタイムの長さは、それぞれの通信方式ごとに規定されている。
図1に示すように、リーダライタは、タイプAの通信方式のICカードに対するポーリングコマンドの送信を終了してから、タイプBの通信方式で規定されているガードタイムTgbが経過した後、タイプBの通信方式で規定されているポーリングコマンドを、コマンド送信時間Tpbで送信する。さらに、リーダライタは、タイプBの通信方式で規定されているポーリングコマンドの送信が終了してから、タイプCの通信方式で規定されているガードタイムTgcが経過した後、タイプCの通信方式で規定されているポーリングコマンドを、コマンド送信時間Tpcで送信する。
なお、タイプA、タイプB、タイプCの通信方式では、電磁波の変調方式には、振幅変調(ASK(Amplitude Shift Keying))が用いられている。但し、変調度は、タイプAの通信方式と、タイプBおよびタイプCの通信方式とで異なる。図1では、タイプAの通信方式の変調度は100%になっており、タイプBおよびCの通信方式の変調度は10%になっている。
リーダライタは、例えば、図1に示したように、タイプA、タイプB、タイプCの順番で、それぞれの通信方式で規定されているポーリングコマンドを送信する。従って、リーダライタが電磁波の出力を開始してから、全てのポーリングコマンドの送信を終了するまでの処理に必要な時間(以下、適宜、ポーリング処理実行時間という)は、図2に示すようになる。
即ち、図2は、ポーリング処理実行時間を示している。
図2に示すように、タイプAの通信方式で規定されているポーリングコマンドの送信に必要な時間は、ガードタイムTgaおよびコマンド送信時間Tpaである。また、タイプBの通信方式で規定されているポーリングコマンドの送信に必要な時間は、ガードタイムTgbおよびコマンド送信時間Tpbであり、タイプCの通信方式で規定されているポーリングコマンドの送信に必要な時間は、ガードタイムTgcおよびコマンド送信時間Tpcである。
従って、リーダライタが電磁波の出力を開始してから、全てのポーリングコマンドの送信を終了するまでの処理に必要なポーリング処理実行時間は、(Tga+Tpa)+(Tgb+Tpb)+(Tgc+Tpc)である。
また、リーダライタは、送信の順番を変更してポーリングコマンドを送信してもよい。図3は、例えば、タイプB、タイプA、タイプCの順番で、それぞれの通信方式で規定されているポーリングコマンドを送信した場合におけるポーリング処理実行時間を示している。
図3に示すように、タイプB、タイプA、タイプCの順番で、それぞれの通信方式で規定されているポーリングコマンドを送信した場合におけるポーリング処理実行時間は、(Tgb+Tpb)+(Tga+Tpa)+(Tgc+Tpc)である。
ここで、図2および図3に示されているポーリング処理実行時間は同一であり、ポーリングコマンドの送信の順番が、タイプA、タイプB、タイプCであっても、または、タイプB、タイプA、タイプCであっても、ポーリング処理実行時間が変わる(例えば、短縮される)ことはない。即ち、ポーリングコマンドの送信の順番を変更しても、ICカードの検出処理に要する時間は同一である。
また、複数の通信方式で規定されているコマンドを順次送信し、複数の通信方式のICカードと通信する装置が開示されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2005−136476号公報 特開2005−309726号公報
上述したように、複数の通信方式のICカードを検出する検出処理においては、それぞれの通信方式で規定されているガードタイムとコマンド送信時間とを、単純に積算した時間を要していた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、検出処理に要する時間を短縮することができるようにするものである。
本発明の一側面の通信装置は、2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信装置において、キャリアとなる電磁波を出力する出力手段と、ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから通信方式において規定されているポーリングコマンドを送信する送信手段とを備え、送信手段は、2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムを、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用する。
本発明の一側面の通信方法またはプログラムは、2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信方法、または2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信装置が内蔵するコンピュータに実行させるプログラムであって、キャリアとなる電磁波を出力し、ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから通信方式において規定されているポーリングコマンドを送信するステップを含み、2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムを、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用する。
本発明の一側面においては、キャリアとなる電磁波が出力され、ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから通信方式において規定されているポーリングコマンドが送信される。この場合、2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムが、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用される。
本発明の一側面によれば、検出処理に要する時間を短縮することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明する
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、本発明を適用したICカードシステム(システムとは、複数の装置が論理的に結合したもの物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)11の一実施の形態の構成例を示す図である。
図4のICカードシステム11においては、キャリアとしての電磁波を出力する通信装置12と、通信装置12の通信相手となるターゲット13との間で、NFCによる近接通信が行われる。ここで、近接通信とは、通信する装置どうしの距離が、例えば、数10cm以内となって可能となる通信を意味し、通信する装置どうし(の筐体)が接触して行う通信も含まれる。
NFCでは、最初に電磁波を出力して通信を開始し、いわば通信の主導権を握る装置をイニシエータといい、イニシエータと通信をする相手をターゲットという。また、NFCに準拠したリーダライタは、イニシエータとして動作することができるとともに、ターゲットとしても動作することができる。例えば、リーダライタは、イニシエータとして動作するときは、ポーリングコマンドを送信してターゲットを検出し、ターゲットとして動作するときは、他のイニシエータからポーリングコマンドが送信されてくるのを待機する。
通信装置12は、リーダライタ21、入力部22、および表示部23から構成される。
リーダライタ21は、アンテナ31、無線通信部32、制御部33、および記憶部34を備え、タイプA乃至Cの通信方式のICカードのうちのいずれとも通信することができる。
例えば、リーダライタ21は、ターゲット13に送信すべきデータ(コマンドを含む)で変調された電磁波を出力する。また、リーダライタ21は、ターゲット13により負荷変調された電磁波を受信して、ターゲット13から送信されたデータを取得する。なお、リーダライタ21の詳細な構成については、図5を参照して後述する。
入力部22は、スイッチボタンなどで構成され、例えば、所定の処理を開始する指令を入力するときに、ユーザにより操作される。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルなどで構成され、ターゲット13からのデータに応じたメッセージなどを表示する。
ターゲット13には、タイプAの通信方式のICカード14A、タイプBの通信方式のICカード14B、およびタイプCの通信方式のICカード14Cが含まれる。さらに、上述したように、NFCに準拠したリーダライタは、ターゲットとしても動作することができるので、ターゲット13には、ターゲットとして動作するリーダライタ15も含まれる。
このように構成されるICカードシステム11では、ポーリングをするためのポーリングコマンドが通信装置12から送信され、ポーリングコマンドに対するレスポンスがターゲット13から送信される。
次に、図5は、図4の通信装置12が備えるリーダライタ21の構成例を示すブロック図である。
図5において、リーダライタ21は、アンテナ31、無線通信部32、制御部33、記憶部34から構成される。
アンテナ31は、閉ループのコイルを構成しており、無線通信部32から出力される電流に応じて、キャリアとしての電磁波や、ターゲット13に送信すべきデータで変調された電磁波を出力する。また、アンテナ31には、ターゲット13により負荷変調された電磁波による電磁誘導によって電流が流れ、アンテナ31は、その電流を無線通信部32に供給する。
無線通信部32は、電磁波発生部、変調部、復調部など(いずれも図示せず)で構成されており、制御部33からの制御に基づいて、電磁波を出力させるための電流をアンテナ31に供給する。即ち、無線通信部32は、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の電磁波を出力させるための電流を発生し、その電流を、必要に応じて、ターゲット13に送信すべきデータに応じて変調してアンテナ31に供給する。
また、無線通信部32は、ターゲット13による負荷変調によってアンテナ31に流れる電流を復調することにより、ターゲット13から送信されてくるデータを取得し、制御部33に供給する。
制御部33は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)などで構成されており、ROMまたは記憶部34に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、リーダライタ21の各部を制御する。例えば、制御部33は、ターゲット13に送信すべきデータを無線通信部32に供給し、無線通信部32にデータを送信させる。また、制御部33は、ターゲット13からのデータに基づいて、図4の表示部23にメッセージなどを表示させる。
また、制御部33は、ターゲット13に送信すべきデータを所定の方式で符号化するとともに、ターゲット13から送信されてきたデータの符号化の方式に応じた方式で、ターゲット13からのデータを復号する。
例えば、タイプAの通信方式では、リーダライタ21からICカード14Aへのデータの送信には、Miller符号によるデータの符号化が行われ、ICカード14Aからリーダライタ21へのデータの送信には、Manchester符号によるデータの符号化が行われる。また、タイプBの通信方式では、リーダライタ21からICカード14Bへのデータの送信には、NRZによるデータの符号化が行われ、ICカード14Bからリーダライタ21へのデータの送信には、NRZ-Lによるデータの符号化が行われる。また、タイプCの通信方式では、リーダライタ21とICカード14Cとの間のデータの送信には、Manchester符号によるデータの符号化が行われる。
記憶部34は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの書き換え可能な半導体メモリからなり、制御部33のCPUが実行するプログラムや、通信装置12の電源がオフにされたときも保持しておく必要があるデータを記憶する。
なお、ターゲット13に含まれるリーダライタ15も、図5のリーダライタ21と同様に構成されている。
次に、図6は、ターゲット13に含まれるICカード14A乃至14Cの構成例を示すブロック図である。なお、以下において、ICカード14A乃至14Cを、それぞれ区別する必要がない場合、ICカード14と称する。
ICカード14は、アンテナ41、無線通信部42、電源部43、制御部44、記憶部45から構成される。
アンテナ41は、リーダライタ21のアンテナ31(図5)と同様に閉ループのコイルを構成しており、リーダライタ21から出力される電磁波を受信する。即ち、アンテナ41には、リーダライタ21からの電磁波による電磁誘導によって、電流が流れる。
無線通信部42は、アンテナ41が受信した電磁波を復調することにより、リーダライタ21から送信されたデータを受信し、このデータを、電源部43を介して制御部44に供給する。また、無線通信部42は、リーダライタ21からの電磁波によりアンテナ41に流れる電流を電源部43に供給する。
また、無線通信部42は、制御部44からデータが供給されると、外部からアンテナ41を見たインピーダンスを、制御部44からのデータに従って変調させ、これにより、リーダライタ21からのキャリアとしての電磁波を負荷変調することにより、そのデータをリーダライタ21に送信する。
電源部43は、リーダライタ21からの電磁波によりアンテナ41に流れる電流を整流などすることにより、ICカード14の各部の駆動に必要な電力を取得する。電源部43は、その電力を蓄積し、例えば、制御部44などの駆動に必要な電力が蓄積されると、制御部44などに電力を供給する。
制御部44は、CPUやROMなど(いずれも図示せず)で構成されており、駆動に必要な電力が電源部43から供給されると、起動する。制御部44は、ROMまたは記憶部45に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、ICカード14の各部を制御する。
記憶部45は、図5の記憶部34と同様に、EEPROMなどからなり、制御部44(のCPU)が実行するプログラムや、リーダライタ21からの電磁波の出力が停止された後も保持しておく必要があるデータを記憶する。例えば、記憶部45には、ICカード14の属性を表す情報として、ICカード14自身が準拠している通信方式を示す情報や、ICカード14自身のID(Identification)などが記憶されている。
次に、図7は、図1と同様に、通信装置12のリーダライタ21が出力する電磁波を示している。
リーダライタ21は、自身に近接する位置にあるターゲット13を検出する検出処理において、所定の周期で電磁波を出力し、ポーリングコマンドを送信するポーリング処理を行う。また、リーダライタ21は、ポーリング処理を行った後、電磁波の出力を停止し、他のイニシエータから送信されてくるポーリングコマンドを待機するリスニング処理を行う。即ち、リーダライタ21は、検出処理において、ポーリング処理とリスニング処理を交互に行う。
なお、ポーリング処理においては、上述したように、リーダライタ21は、キャリアとしての電磁波を出力し、その電磁波を変調してポーリングコマンドを送信する。
図8は、ポーリング処理における電磁波を拡大した図である。
リーダライタ21は、ポーリング処理において、例えば、タイプAの通信方式で規定されているポーリングコマンド(以下、適宜、ポーリングコマンドAという)、タイプBの通信方式で規定されているポーリングコマンド(以下、適宜、ポーリングコマンドBという)、タイプCの通信方式で規定されているポーリングコマンド(以下、適宜、ポーリングコマンドCという)を、その順番で、それぞれ送信する。
ここで、リーダライタ21は、電磁波の出力を開始してからポーリングコマンドBの送信が終了するまでは、従来のリーダライタにおいて出力される電磁波(図1)と同様の電磁波を出力する。
即ち、リーダライタ21は、電磁波の出力を開始してから、タイプAの通信方式で規定されているガードタイムTgaが経過した後(ガードタイムTgaの間だけ待機して)、ポーリングコマンドAをコマンド送信時間Tpaで送信し、ポーリングコマンドAの送信が終了してから、タイプBの通信方式で規定されているガードタイムTgbが経過した後、ポーリングコマンドBをコマンド送信時間Tpbで送信する。
そして、ポーリングコマンドBの送信が終了してから、リーダライタ21は、タイプCの通信方式で規定されているガードタイムTgcより短い短縮ガードタイムTgc’が経過した後、ポーリングコマンドCをコマンド送信時間Tpcで送信する。ガードタイムTgbとガードタイムTgcとが、式Tgc>Tgbの関係を満たす場合、短縮ガードタイムTgc’は、例えば、式Tgc’=Tgc−(Tgb+Tpb)にしたがって設定される。
ここで、短縮ガードタイムTgc’について説明する。
タイプBおよびCの通信方式では、いずれも10%の変調度で電磁波が振幅変調される。従って、例えば、タイプBの通信方式のICカード14Bへの電力の供給を目的としてガードタイムTgbで送信されている電磁波により、ICカード14Bが動作に必要な電力の供給を受けることができることはもちろん、タイプCの通信方式のICカード14Cも動作に必要な電力の供給を受けることができる。さらに、ポーリングコマンドBを送信するためにコマンド送信時間Tpbの間に出力されている電磁波によっても、ICカード14Cは、動作に必要な電力の供給を受けることができる。
このように、タイプCの通信方式のICカード14Cが、ガードタイムTgbおよびコマンド送信時間Tpbの間に出力されている電磁波により電力の供給を受けることができることより、ポーリングコマンドAの送信が終了してからガードタイムTgcが経過するまでの間に、ICカード14Cは、駆動に必要な電力の供給を受けることができる。
即ち、例えば、ポーリングコマンドBの送信が終了してからポーリングコマンドCの送信が開始されるまでの時間(即ち、短縮ガードタイムTgc’)が、ガードタイムTgcより短くても、ポーリングコマンドAの送信が終了してからポーリングコマンドCの送信が開始されるまでの時間(即ち、ガードタイムTgcと同等の時間)において、ICカード14Cは、駆動に必要な電力の供給を受けることができる。
以上のように、ガードタイムTgb(さらにはコマンド送信時間Tpb)を、ガードタイムTgcともして、いわば重複して使用することにより、ポーリングコマンドBの送信が終了してからポーリングコマンドCの送信が開始されるまでの時間は、上述の図1の場合に比較して短縮することができる。従って、ポーリング処理実行時間が短縮される。
ここで、図9は、図8で説明したポーリング処理についてのポーリング処理実行時間を示している。
図9に示すように、リーダライタ21が電磁波の出力を開始してから、全てのポーリングコマンドの送信を終了するまでの処理に必要なポーリング処理実行時間は、(Tga+Tpa)+(Tgb+Tpb)+(Tgc’+Tpc)となる。
ここで、理論上は、短縮ガードタイムTgc’=0となっても、ポーリングコマンドBとCとは衝突しないが、実際上は、ポーリングコマンドBとCとの間に、無変調の区間がないと、ポーリングコマンドBまたはCを受信しそこねる可能性がある。無変調の区間として、例えば、ガードタイムTgbとガードタイムTgcとのうちの短い方のガードタイムTgb以上の時間を採用することとすると、短縮ガードタイムTgc’は、以下のように設定される。
即ち、短縮ガードタイムTgc’は、式Tgc≦2×Tgb+Tpbが成立する場合には、式Tgc’=Tgbにしたがって設定される。一方、短縮ガードタイムTgc’は、式Tgc>2×Tgb+Tpbが成立する場合には、式Tgc’=Tgc−(Tgb+Tpb)にしたがって設定される。これにより、ポーリングコマンドBとCとの間の無変調の区間として、ガードタイムTgb以上の時間が確保される。
ガードタイムTgbとガードタイムTgcとが、上述したように、式Tgc>Tgbの関係を満たす場合、即ち、ガードタイムTgbがガードタイムTgcより短い場合は、ポーリングコマンドBの送信後にポーリングコマンドCが送信されるように、送信の順番が設定され、短縮ガードタイムTgc’が上述したように設定される。
一方、ガードタイムTgcとガードタイムTgbとが、式Tgc<Tgbの関係を満たす場合においては、ポーリングコマンドCの送信後にポーリングコマンドBが送信されるように、送信の順番が設定される。即ち、ポーリングコマンドBとCの送信の順番は、ガードタイムの長さに応じて設定され、ガードタイムが短い方の通信方式のポーリングコマンドが先に送信され、ガードタイムが長い方の通信方式のポーリングコマンドが後に送信されるように設定される。
そして、ポーリングコマンドCの送信後にポーリングコマンドBが送信される場合においては、ポーリングコマンドCの送信後、ガードタイムTgbより短い短縮ガードタイムTgb’が経過した後に、ポーリングコマンドBが送信される。
この場合、ポーリングコマンドCとBとの間の無変調の区間としては、ガードタイムTgbとガードタイムTgcのうちの短い方のガードタイムTgc以上の時間が採用され、短縮ガードタイムTgb’は、短縮ガードタイムTgc’と同様に、式Tgb≦2×Tgc+Tpcが成立する場合には、式Tgb’=Tgcにしたがって設定される。一方、短縮ガードタイムTgb’は、式Tgb>2×Tgc+Tpcが成立する場合には、式Tgb’=Tgb−(Tgc+Tpc)にしたがって設定される。これにより、ポーリングコマンドBとCとの間の無変調の区間として、ガードタイムTgc以上の時間が確保される。
次に、図10は、図4のリーダライタ21が、自身に近接する位置にあるターゲット13を検出する検出処理を説明するフローチャートである。
例えば、ユーザが、通信装置12の入力部22を操作し、検出処理を開始する指令を入力すると、入力部22は、その指令をリーダライタ21に供給し、検出処理が開始される。
ステップS11において、リーダライタ21は、ポーリングコマンドを送信するポーリング処理と、他のイニシエータから送信されてくるポーリングコマンドを待機するリスニング処理とを交互に行うポーリング・リスニング処理を実行する。
例えば、ポーリング・リスニング処理において、リーダライタ21は、自身が送信したポーリングコマンドに応じて、ターゲット13から送信されてきたレスポンスを受信すると、ポーリング・リスニング処理を終了し、ステップS12に進む。
ステップS12において、リーダライタ21は、ポーリング・リスニング処理を実行した結果である検出結果を、表示部23に表示させる。例えば、リーダライタ21は、ターゲット13から送信されてきたレスポンスに含まれるターゲット情報(例えば、後述する図12のステップS31において読み取った情報)に応じて、検出結果を表示部23に表示させる。ステップS12の処理後、検出処理は終了される。
図11は、図10のステップS12において表示部23に表示される検出結果の表示例を示す図である。
図11において、表示部23の上側には、検出処理を開始させるときにユーザにより操作されるグラフィカルユーザインタフェースである「検出開始」ボタンが表示されており、表示部23の下側には、検出結果が表示されている。例えば、図10のステップS11におけるポーリング・リスニング処理で、レスポンスを送信してきたターゲット13が、タイプCの通信方式のICカード14Cであった場合には、検出結果としてメッセージ「C方式のICカードを検出しました」が表示部23に表示される。
次に、図12は、図10のステップS11におけるポーリング・リスニング処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、リーダライタ21の無線通信部32は、制御部33からの制御に基づいて、電磁波の出力を開始し、ステップS22に進む。
ステップS22において、無線通信部32は、電磁波の出力を開始してからガードタイムTgaが経過した後にポーリングコマンドAを送信するポーリング処理Aを行う。
ステップS22の処理後、ステップS23に進み、制御部33は、ステップS22のポーリング処理Aで、タイプAの通信方式のICカード14Aが検出されたか否かを判定する。
例えば、ICカード14Aが通信装置12に近接する位置にあれば、ステップS22のポーリング処理Aで、無線通信部32は、ポーリングコマンドAに応じてICカード14Aから送信されてくるレスポンスを受信している。従って、無線通信部32がICカード14Aからのレスポンスを受信していれば、制御部33は、ICカード14Aが検出されたと判定する。
一方、ICカード14Aが通信装置12に近接する位置になければ、ステップS22のポーリング処理Aで、無線通信部32は、ポーリングコマンドAに応じたレスポンスを受信することはない。従って、制御部33は、無線通信部32がレスポンスを受信していなければ、ICカード14Aが検出されなかったと判定する。
ステップS23において、制御部33が、ICカード14Aが検出されなかったと判定した場合、ステップS24に進む。
ステップS24において、無線通信部32は、ステップS22でポーリングコマンドAの送信が終了してからガードタイムTgbが経過した後にポーリングコマンドBを送信するポーリング処理Bを行う。
ステップS24の処理後、ステップS25に進み、制御部33は、ステップS24のポーリング処理Bで、ICカード14Bが検出されたか否かを判定する。
ステップS25において、制御部33は、ステップS23での処理と同様に、無線通信部32がICカード14Bからのレスポンスを受信していれば、ICカード14Bが検出されたと判定し、無線通信部32がレスポンスを受信していなければ、ICカード14Bが検出されなかったと判定する。
ステップS25において、制御部33が、ICカード14Bが検出されなかったと判定した場合、ステップS26に進む。
ステップS26において、無線通信部32は、ステップS24でポーリングコマンドBの送信が終了してから短縮ガードタイムTgc’が経過した後にポーリングコマンドCを送信するポーリング処理Cを行う。
ステップS26の処理後、ステップS27に進み、制御部33は、ステップS26のポーリングCで、ICカード14Cが検出されたか否かを判定する。
ステップS27において、制御部33は、ステップS23での処理と同様に、無線通信部32がICカード14Cからのレスポンスを受信していれば、ICカード14Cが検出されたと判定し、無線通信部32がレスポンスを受信していなければ、ICカード14Cが検出されなかったと判定する。
ステップS27において、制御部33が、ICカード14Cが検出されなかったと判定した場合、ステップS28に進み、無線通信部32は、制御部33からの制御に基づいて、ステップS21で出力を開始した電磁波の出力を停止する。
ステップS28の処理後、ステップS29に進み、無線通信部32は、他のイニシエータから送信されてくるポーリングコマンドを待機するリスニング処理を行い、ステップS30に進む。
ステップS30において、制御部33は、ステップS29のリスニング処理で無線通信部32がポーリングコマンドを受信したか否かを判定する。
ステップS30において、制御部33が、ステップS29のリスニング処理で無線通信部32がポーリングコマンドを受信したと判定した場合、ステップS31に進み、一方、ステップS29のリスニング処理で無線通信部32がポーリングコマンドを受信しなかったと判定した場合、ステップS21に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
ステップS31において、制御部33は、ステップS29のリスニング処理で無線通信部32が受信したポーリングコマンドに含まれている情報を読み取る。ポーリングコマンドには、例えば、ポーリングコマンドを送信してきたイニシエータの属性を示す情報として、そのイニシエータが準拠している通信方式を示す情報や、そのイニシエータのIDなどが含まれている。
一方、ステップS23において、制御部33が、ICカード14Aが検出されたと判定した場合も、ステップS31に進む。この場合、ステップS31において、制御部33は、ステップS22のポーリング処理Aで無線通信部32が受信したレスポンスに含まれる情報(ターゲット情報)を読み取る。レスポンスには、例えば、ICカード14の属性を示す情報として、ICカード14が準拠している通信方式を示す情報や、ICカード14のIDなどが含まれている。
また、ステップS25において、制御部33が、ICカード14Bが検出されたと判定した場合も、ステップS31に進む。この場合、ステップS31において、制御部33は、ステップS24のポーリング処理Bで無線通信部32が受信したレスポンスに含まれるターゲット情報を読み取る。
同様に、ステップS27において、制御部33が、ICカード14Cが検出されたと判定した場合も、ステップS31に進む。この場合、ステップS31において、制御部33は、ステップS26のポーリング処理Cで無線通信部32が受信したレスポンスに含まれるターゲット情報を読み取る。
ステップS31の処理後、ポーリング・リスニング処理は終了される。
次に、図13は、ポーリング処理を説明するフローチャートであり、図13を参照して、図12のステップS22のポーリング処理Aについて説明する。なお、ステップS24のポーリング処理B、およびステップS26のポーリング処理Cにおいても、ステップS22のポーリング処理Aと同様の処理が行われる。
ステップS41において、無線通信部32は、図12のステップS21で電磁波の出力が開始されてから、ガードタイムTgaが経過したか否かを判定し、ガードタイムTgaが経過するまで待機する。
ステップS41において、無線通信部32が、ガードタイムTgaが経過したと判定した場合、ステップS42に進み、無線通信部32は、ポーリングコマンドAを送信し、処理を終了する。
次に、図14は、図12のステップS29におけるリスニング処理を説明するフローチャートである。
ステップS51において、無線通信部32は、自身の動作モードを、他のイニシエータから送信されてくるポーリングコマンドを受信することができるモードにして、ステップS52に進む。
ステップS52において、無線通信部32は、他のイニシエータからポーリングコマンドが送信されてきたか否かを判定し、他のイニシエータからポーリングコマンドが送信されてきていないと判定した場合、ステップS53に進む。
ステップS53において、無線通信部32は、予め設定されているタイムアウト時間が経過したか否かを判定する。ここで、タイムアウト時間は、例えば、図7に示すような電磁波の出力が停止されている時間であり、例えば、1〜2秒に設定されている。
ステップS53において、無線通信部32が、タイムアウト時間が経過していないと判定した場合、ステップS52に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。即ち、無線通信部32は、他のイニシエータからポーリングコマンドが送信されてくるか、または、タイムアウト時間が経過するまで待機する。
一方、ステップS52において、無線通信部32が、他のイニシエータからポーリングコマンドが送信されてきたと判定した場合、ステップS54に進み、無線通信部32は、そのポーリングコマンドを受信して処理を終了する。
一方、ステップS53において、無線通信部32が、タイムアウト時間が経過したと判定した場合も処理を終了する。
以上のように、通信装置12は、ターゲット13を検出する検出処理において、例えば、タイプBとCの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方のタイプBの通信方式で要求されるガードタイムTgbを、タイプCの通信方式で要求されるガードタイムTgcとしても、重複して使用することにより、従来の検出処理で必要であった時間より短い時間で、検出処理を行うことができる。
このように検出処理を短くすることにより、例えば、通信装置12が消費する消費電力を抑制することができる。通信装置12が、例えば、携帯電話機のように電池(バッテリ)を電源としている場合においては、消費電力を抑制することにより、駆動時間を長くすることができる。
また、例えば、ICカードに高機能なICチップが内蔵されるようになると、ICカードが駆動するために必要な電力が増加し、ガードタイムが従来より長くなることが想定される。即ち、高機能なICチップが内蔵されたICカードを検出する検出処理では、処理に必要な時間が長くなることが想定されるが、このような場合においても、ガードタイムを重複して使用することにより、処理に必要な時間が長くなることを抑制することができる。
また、ICカードの通信方式に応じた複数の通信装置12を用意することなく、1台の通信装置12により、タイプA乃至Cの通信方式のICカードと、それぞれ通信することができる。なお、通信装置12は、タイプA乃至C以外の通信方式の通信を行うようにすることができる。また、通信装置12は、2または4つ以上の通信方式の通信を行うようにすることができる。
なお、本実施の形態においては、変調度が同一であるタイプBの通信方式とタイプCの通信方式とのガードタイムを重複して使用するようにしたが、変調度が異なる通信方式どうしのガードタイムを重複して使用してもよい。変調度が異なる通信方式どうしのガードタイムを重複して使用する場合においては、変調度が小さい方のガードタイムが、変調度が大きい方のガードタイムより短く、従って、変調度が大きい方の通信方式のポーリングコマンドの送信が、変調度が小さい方の通信方式のポーリングコマンドの送信より後になるように、ポーリングコマンドの送信の順番が設定されるときには、変調度が大きい方の通信方式のICカードは、駆動に必要な電力の供給を受けることができる。
また、例えば、通信装置12の通信相手は、リーダライタ21からの電磁波により電源の供給を受けないで駆動する通信装置、例えば、バッテリを内蔵し、そのバッテリから電源の供給を受けて駆動する通信装置であってもよい。
なお、通信装置12の通信相手が、リーダライタ21からの電磁波により電源の供給を受けないで駆動する通信装置である場合においては、その通信装置は、電磁波の変調方式や変調度に関係なく駆動することができるので、変調方式や変調度が異なる通信方式どうしのガードタイムを重複して使用することができる。
なお、通信装置12の通信相手には、ICカードやリーダライタ以外にも、例えば、近接通信が可能なICチップが埋め込まれたポスターなども含まれる。例えば、ポスターに、そのポスターに関する情報が掲載されているwebページのアドレスを記憶させたICチップが埋め込まれている場合には、そのポスターを見たユーザが、そのポスターの内容に興味を持って、通信装置12(例えば、リーダライタ21が内蔵された携帯電話機)を、ICチップが埋め込まれたポスターにかざすと、通信装置12において、ICチップからwebページのアドレスを読み出すことができる。さらに、通信装置12では、インターネットに接続し、ポスターのICチップから読み出したアドレスのwebページにアクセスすることができる。
具体的には、例えば、映画のポスターには、その映画のチケット(電子チケット)を購入することができるwebページのアドレスを記憶しているICチップを埋め込んでおくことができる。この場合、ユーザが、映画のポスターに通信装置12をかざすと、通信装置12は、ICチップからアドレスを読み出し、そのアドレスのwebページ、つまり、映画のチケットを購入することができるwebページにアクセスする。この場合、ユーザは、そのwebページから映画のチケットを購入し、例えば、映画館の入り口に設置されているリーダライタに通信装置12をかざすだけで、映画館にスムーズに入館することができる。
また、例えば、ユーザは、通信装置12を利用して、他のユーザとのプロフィールの交換を行ったり、電子マネーでの少額決済を行ったりすることができる。
さらに、リーダライタ21の無線通信部32、およびICカード14の無線通信部42における変調方式としては、上述した振幅変調の他、例えば、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)、その他を採用することが可能である。
なお、記憶部34または45に記憶されているプログラムは、必要に応じて、適宜、更新することができる。
また、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
検出処理において、リーダライタが出力する電磁波を示す図である。 ポーリング処理実行時間を示す図である。 ポーリング処理実行時間を示す図である。 本発明を適用したICカードシステム11の一実施の形態の構成例を示す図である。 リーダライタ21の構成例を示すブロック図である。 ICカード14の構成例を示すブロック図である。 リーダライタ21が出力する電磁波を示す図である。 ポーリング処理における電磁波を示す図である。 ポーリング処理実行時間を示す図である。 検出処理を説明するフローチャートである。 表示部23に表示される検出結果の表示例を示す図である。 ポーリング・リスニング処理を説明するフローチャートである。 ポーリング処理を説明するフローチャートである。 リスニング処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
11 ICカードシステム, 12 通信装置, 13 ターゲット, 14 ICカード, 15 リーダライタ, 21 リーダライタ, 22 入力部, 23 表示部, 31 アンテナ, 32 無線通信部, 33 制御部, 34 記憶部, 41 アンテナ, 42 無線通信部, 43 電源部, 44 制御部, 45 記憶部

Claims (5)

  1. 2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信装置において、
    キャリアとなる電磁波を出力する出力手段と、
    ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、前記2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから前記通信方式において規定されているポーリングコマンドを送信する送信手段と
    を備え、
    前記送信手段は、前記2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムを、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用する
    通信装置。
  2. 前記2つの通信方式は、変調方式および変調度が同一の通信方式である
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の通信方式において規定されているガードタイムだけ待機して前記第1の通信方式のデータを送信し、その後、前記第1の通信方式において規定されているガードタイム以上待機して、前記第2の通信方式のデータを送信することにより、前記第1の通信方式のガードタイムを、前記第2の通信方式のガードタイムとしても使用する
    請求項1乃至2に記載の通信装置。
  4. 2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信方法において、
    キャリアとなる電磁波を出力し、
    ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、前記2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから前記通信方式において規定されているポーリングコマンドを送信する
    ステップを含み、
    前記2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムを、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用する
    通信方法。
  5. 2つ以上の通信方式のそれぞれに準拠した近接通信を行う通信装置が内蔵するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    キャリアとなる電磁波を出力し、
    ポーリングを行う際に、電磁波を出力した後、前記2つ以上の通信方式について連続して、それぞれの所定のガードタイムの間だけ待機してから前記通信方式において規定されているポーリングコマンドを送信する
    ステップを含み、
    前記2つ以上の通信方式における2つの通信方式のうちの、ガードタイムが短い方の第1の通信方式のガードタイムを、他方の通信方式である第2の通信方式のガードタイムとしても使用する
    プログラム。
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