JP4626460B2 - 電子文書処理システム、文書配送サーバ - Google Patents

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本発明は、電子文書処理システム、特に電子文書を取得して処理を実行する者、処理の実行場所等に応じた電子文書の出力制限に関する。
従来から電子文書をネットワーク上のサーバコンピュータあるいはデータベースサーバ等のコンピュータに登録、保存しておき、内部又は外部のネットワークを介して他のコンピュータ等から取得し、印刷できるようなサービスシステムが提供されている。
近年においては、コンピュータそのものではなく電子文書を取り扱う装置として代表的な複合機もネットワーク接続が可能であり、電子文書を読み取った複合機が内部に電子文書を保持、転送することで、前述したコンピュータを代用することが可能になっている。
ところで、近年の複合機は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能等に加えて、指定された宛先へ読取文書等の画像データをメール送信する電子メール機能を搭載するなど、多機能化が進んでいる。一方、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末機器には、従来から搭載されている電子メール機能に加えて、赤外線通信等の近距離無線通信機能が搭載された機種も普及してきており、利便性が更に向上している。このような複合機や携帯端末機器等の高機能化を有効利用することで更に利便性の高いサービス等が提案されている。
例えば、近年では、ビジネス上、複合機等に保存している電子文書を保存しておき、その電子文書をいつでもどこからでも取り出して印刷出力したいというニーズが高まっている。このようなニーズに応えるために、電子文書の出力サービスでは、電子文書の識別情報(以下、「文書ID」)をメール送信するなどして携帯電話に通知しておけば、携帯電話のユーザは、通知された文書IDを近くにある複合機に赤外線通信を利用して送信し、その複合機に、文書IDをキーに電子文書保存元の複合機から取り出させ、印刷させることができる。これにより、携帯電話のユーザは、近くに印刷可能な複合機があれば、必要なドキュメントをいつでもどこでも必要なときに入手することができるので極めて便利である。
しかしながら、その一方では、最近の社会情勢として機密文書の漏洩や企業が預かる個人情報の漏洩による経済損失が大きな問題になっている。このような企業のセキュリティ強化に伴い、電子文書を他の装置から取り出して出力するプル型の印刷サービスシステムにおいては、より一層の厳格な文書出力管理が要求されてきている。この厳格の程度として、ページ単位であったり、あるいは機密情報の印刷領域のみであったり、きめ細かな出力制御が求められている。
例えば、電子文書の取出しが許可されたエリア内に位置するコンピュータや携帯型機器からのデータ転送要求のみを受け付けて所定のデータを転送する技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2000−270014号公報
しかしながら、この従来技術において出力の制限ができるのでは、データ転送を要求したエリア、すなわち場所に関する条件設定だけである。つまり、印刷する者や時間など他の条件を設定することはできない。そして、出力対象となるのは、電子文書全体を出力するか否かである。つまり、出力が許可されると、電子文書の全文の出力が許可されることになり、例えばページ毎、内容毎などの細かな設定をすることができない。
従来からユーザID及びパスワードを用いたユーザ認証技術を利用して出力を制限することは一般的であり、このユーザ認証技術は前述した印刷者毎の出力制限に該当するかもしれない。しかし、ユーザ認証後にアクセス可能になるのは、電子文書の全文の出力が許可されることになり、ページ毎、内容毎などの細かな設定をすることができない。また、パスワードが漏洩すると、なりすましによりいかなる場所からでも電子文書が取り出されることになり、セキュリティ上、厳格であるとは言い難い。
また、技術的には、ページ内の印刷領域毎に出力可否を判断させるためのアクセス制限情報を付加することは可能であるかもしれない。しかし、同じ電子文書に対して印刷する者、場所、時間等の細かな条件が設定されたアクセス制限情報を付加することは、手間がかかり、また非効率的である。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、電子文書に対して細かな出力制限をより簡便に設定できるようにすることを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る電子文書処理システムは、電子文書を内部に保持する文書管理サーバと、所定の処理を実行するために前記文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置と、前記文書処理装置からの取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を当該文書処理装置へ配送する文書配送サーバとを有し、前記文書配送サーバは、前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段と、予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段と、取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から特定される、当該電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件に従って当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段と、前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段とを有し、前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限し、前記文書処理装置は、取得要求に応じて前記文書配送サーバから送られてきた出力制限付きの電子文書に対して所定の処理を実行することを特徴とする。
また、前記文書配送サーバは、前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段を有することを特徴とする。
また、前記文書配送サーバに着脱可能に接続され、出力制限情報の初期設定値を記憶する初期値記憶手段を有し、前記出力制限情報設定処理手段は、前記初期値記憶手段から読み出した出力制限情報の初期設定値をユーザに編集可能に画面表示し、ユーザにより変更された設定値を受け付けることで各電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする。
本発明に係る文書配送サーバは、所定の処理を実行するために文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置からの文書取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を前記文書処理装置へ送信する文書配送サーバにおいて、前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段と、予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段と、取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から取得要求送信元の前記各出力制御因子に対する現状値を認識し、その認識した各出力制御因子の現状値と、前記文書管理サーバから取得した電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件との照合結果を参照しながら、当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段と、前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段とを有し、前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限することを特徴とする。
また、前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段を有することを特徴とする。
また、前記出力制限情報には、前記照合結果として相反する出力制限条件が選出された場合に最終的に1つの出力制限条件を決定するための規則が設定されていることを特徴とする。
また、初期値記憶手段から読み出すことで出力制限情報の初期設定値を入力する初期値入力手段を有し、前記出力制限情報設定処理手段は、前記初期値記憶手段から読み出した出力制限情報の初期設定値をユーザに編集可能に画面表示し、ユーザにより変更された設定値を受け付けることで各電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする。
また、前記出力制限情報設定処理手段は、前記文書管理サーバが保持する電子文書を画面表示する表示手段を有し、前記出力制限情報設定処理手段は、画面表示された電子文書上に出力制限設定領域をユーザに範囲指定させ、その指定された出力制限設定領域に対して更に各出力制御因子の出力制限条件をユーザに設定させることで電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする
本発明に係る文書配送プログラムは、文書配送所定の処理を実行するために文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置からの文書取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を前記文書処理装置へ送信する文書配送サーバを、前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段、予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段から、前記文書取得手段が取得した電子文書に対応した出力制限情報を取り出す手段、取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から取得要求送信元の前記各出力制御因子に対する現状値を認識し、その認識した各出力制御因子の現状値と、前記文書管理サーバから取得した電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件との照合結果を参照しながら、当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段、前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段として機能させ、前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限することを特徴とする

また、前記文書配送サーバを更に、前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段として機能させるものである。
本発明によれば、電子文書全体に限らず部分的に出力の制限が設定され、かつその各部分に対して電子文書の取得要求を送信した場所、人などの因子毎に異なる出力の制限条件が設定された出力制限情報を用いるようにしたので、電子文書に対してより細かな出力制限を簡便に設定することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る電子文書処理システムの一実施の形態であるネットワークプリントシステムを示したブロック構成図である。図1には、LAN2に接続された2台の複合機10,30及び文書配送サーバ20と、携帯端末機器40とが示されている。複合機10,30は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、電子メール機能、更に携帯端末機器40などの機器との間で赤外線通信等を行う無線通信機能を搭載した画像形成装置である。複合機10,30は、搭載したコンピュータでアプリケーションを実行することでコピー機構、スキャナ機構等のハードウェア構成と連携動作しながら当該処理機能を発揮するが、その際に、例えばスキャナ機能等により読み取った文書を内蔵ハードディスクドライブなどで一時保持する。本実施の形態においては、複合機10に搭載したコンピュータを文書管理サーバとして利用する。
複合機10は、文書入力部11、文書登録部12、ユーザ情報入力部13、電子メール機能処理部14及び電子文書送信部15を有している。文書入力部11は、印刷等の処理対象となる紙文書をスキャンなどすることによって画像データ(電子文書)を形成する。文書登録部12は、文書入力部11により形成された電子文書を文書保存部17に登録する。このとき、文書登録部12に含まれる文書ID付与部16は、電子文書を識別するための識別情報(以下、「文書ID」)を生成し付与する。ユーザ情報入力部13は、電子文書の所有者及び電子メールの宛先に指定される者のメールアドレスを入力する。電子メール機能処理部14は、複合機10が持つ電子メール機能を実施する。電子文書送信部15は、文書配送サーバ20からの要求に応じて該当する電子文書を文書保存部17から取り出し返信する。
文書配送サーバ20は、複合機30からの取得要求に応じて複合機10が保持する電子文書を取り出し、出力制限を施してから複合機30へ配送するサーバコンピュータである。文書配送サーバ20は、初期値入力部21、出力制限情報設定処理部22、取得要求受付部23、電子文書取得部24、制限付電子文書生成処理部25、電子文書送信部26及び情報管理部27を有している。初期値入力部21及び出力制限情報設定処理部22は、文書配送サーバ20を、出力制限情報を設定する装置として機能させるための構成要素である。このうち、初期値入力部21は、予め設定された出力制限情報の初期値を入力する。出力制限情報設定処理部22は、複合機10が保持管理する電子文書個々に対して出力制限情報を設定し、出力制限情報記憶部28に登録する。登録する際、文書IDを付加するなどして出力制限情報と電子文書との対応関係が明確になるよう関連付ける。電子文書取得部24、制限付電子文書生成処理部25及び電子文書送信部26は、文書配送サーバ20を、出力制限付きの電子文書を取得要求送信元の装置へ送信する装置として機能させるための構成要素である。このうち、取得要求受付部23は、複合機30が発する電子文書の取得要求を受け付ける。電子文書取得部24は、電子文書の取得要求に含まれている文書IDをキーにして複合機10から該当する電子文書を取得する。本実施の形態において用いる取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報や出力制限情報のデータ構成等についての詳細は後述するが、制限付電子文書生成処理部25は、取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から、取得要求送信元の出力制限情報を構成する各出力制御因子に対する現状値を認識し、その認識した各出力制御因子の現状値と、複合機10から取得した電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件との照合結果を参照しながら、当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する。電子文書送信部26は、制限付電子文書生成処理部25が生成した電子文書を取得要求送信元である複合機30へ送信する。情報管理部27は、出力制限情報記憶部28に登録された出力制限情報の更新、削除等情報管理を行う。なお、文書配送サーバ20が有する構成要素21〜27は、各構成要素が持つ処理機能を発揮するソフトウェアプログラムと文書配送サーバ20のハードウェア資源との協調動作により実現される。
複合機30は、所定の処理を実行するために複合機10が保持する電子文書を取得する文書処理装置として機能する。ここでいう所定の処理というのは、本実施の形態では複合機30が携帯端末機器40からの要求に応じて実施する印刷処理を想定しているが、印刷処理に限るものではない。また、他の装置のために複合機30が他の装置の代わりに複合機10から電子文書を取得し、当該他の装置で実施される処理も所定の処理に該当する。本実施の形態における複合機30は、印刷要求受付部31、文書取得処理部32及び印刷処理部33を有している。印刷要求受付部31は、携帯端末機器40から送られてきた印刷要求を受け付ける。文書取得処理部32は、受け付けた印刷要求に含まれる文書ID等を含む文書取得要求を文書配送サーバ20に送信し、該当する電子文書を文書配送サーバ20から取得する。この取得した電子文書は、出力制限付きの電子文書である。印刷処理部33は、取得された電子文書を印刷する。
前述した各複合機10,30は、印刷機能等の複数の機能を持つ画像形成装置であり、複合機として本来的に持つ処理機能は同等である。更に、ハードウェア構成上は基本的に同等の構成である。図1には、本実施の形態を説明する上で、文書管理サーバとして機能する複合機10と、文書処理装置として機能する複合機30とを、異なる構成要素でそれぞれ図示したが、基本的には同様の構成を持たせておいてもよい。なお、複合機10が有する構成要素11〜16、複合機30が有する構成要素31〜33は、各構成要素が持つ処理機能を発揮するソフトウェアプログラムと各複合機10,30のハードウェア資源との協調動作により実現される。
携帯端末機器40は、前述したように携帯電話を想定している。本実施の形態で用いる携帯電話は、電子メール機能に加えて赤外線通信等による無線通信機能を有しているものとする。携帯端末機器40は、図1に示したようにメール機能処理部41及び印刷要求部42を有しているが、メール機能処理部41は、電子メール機能を利用した手段であり、印刷要求部42は、無線通信機能を利用して複合機30に印刷要求を発する手段である。
次に、本実施の形態における動作について説明する。まず、電子文書が複合機10に登録され、そして電子文書の登録を電子文書提供者に通知するまでの処理について図2に示したフローチャートを用いて説明する。
文書入力部11は、例えばスキャナ機能を利用して文書を読み取り入力する(ステップ101)。なお、この文書の入力処理では、最終的に電子文書を取得できればよいので、スキャナ機能を用いて内部にて電子文書を形成すること以外に、例えばネットワーク経由で電子文書という形態にて直接受信してもよい。
電子文書が形成されると、文書ID付与部16は、その電子文書を識別するための情報(文書ID)を付与するが(ステップ102)、文書IDは、文書を識別するためのコードと、当該文書を保存する複合機10から電子文書を取り出し出力制限を加える装置、すなわち本実施の形態では文書配送サーバ20を特定するためのコードとを含んで生成される。文書配送サーバ20を特定するためのコードというのは、文書配送サーバ20のIPアドレスやMACアドレスなどであり、文書ID付与部16は、文書配送サーバ20の識別コードを事前に把握している。なお、後述する説明から明らかになるが、この識別コードは、取得要求を発する複合機30がその送信先を特定するために利用される。そして、文書登録部12は、電子文書に文書IDを付加して文書保存部17に登録する(ステップ103)。
上記のように複合機10を操作して文書登録をしたユーザは、文書を電子化して複合機10に登録したことを同一部署の者など他の者に通知したいとき、例えば複合機10の操作パネルを操作して自己の識別情報及びその通知したい者の識別情報を入力する。通知したい者の識別情報は、後段の処理を考慮すると、メールアドレスが都合よい。ユーザ情報入力部13がユーザ操作により設定された識別情報を入力すると(ステップ104)、電子メール機能処理部14は、電子文書の文書IDをメール本文に記載し、かつ入力されたメールアドレスを宛先に指定してメール送信する(ステップ105)。なお、ここでは、ユーザが宛先に指定するメールアドレスを手入力するようにしたが、例えば、ユーザが所有する携帯電話の赤外線通信機能等の近距離無線通信機能を利用して携帯電話のアドレス帳に登録されているメールアドレスを複合機10へ送信することで、宛先に指定するメールアドレスを複合機10へ入力するようにすれば、便利であり、また誤入力を防止できる。
以上のようにして、複合機10に電子文書が新たに登録されると、文書配送サーバ20は、その電子文書に関連付ける出力制限情報を生成することによって当該電子文書に出力制限を設定することになるが、この本実施の形態において特徴的な出力制限設定処理を説明する前に、本実施の形態の特徴が明確になるように、この処理の実施により生成される出力制限情報並びに出力制限が設定された結果、得られる印刷物について説明する。
図3は、本実施の形態において設定する出力制限情報の初期設定値をテーブル形式にて表現したときの例を示した図であり、図4は、図3と同じく初期設定値に相当し、図3に示した出力制限情報の有効性を設定する適用設定テーブルの例を示した図である。また、図5は、複合機10に保存された電子文書を構成する1ページであり、図6は、出力制限が設定された後の図5に示した電子文書を複合機30にて印刷された印刷物の例を示した図である。更に、図7は、出力制限の設定処理において1ページ内に出力制限の設定方法を説明するために用いる図である。
電子文書に対する出力制限の設定に関し、本実施の形態において特徴的なことは、第一に電子文書全体に対して出力制限を設定すること、すなわち電子文書の印刷の可否の設定のみならず、電子文書に対して部分的に出力制限を設定できるようにしたことである。具体例をあげると、文書が目次、サマリ、本文等に区分けされて構成されている場合、サマリのみ、あるいは本文のみという区分けした単位毎に出力の可否を設定できるようにしたことである。営業実績報告書、見積書など企業が作成する文書は、一般に形式や書式が定型化されている場合が少なくないので、コンピュータにおける画像解析処理により目次、サマリ、本文等の記載箇所を電子文書の中から自動検出することは可能である。更に、本実施の形態においては、ページ単位や電子文書の構成、内容毎での出力制限に加えて、文字・図形区分、斜字、太字等の文字属性等文書に含まれる細かな設定に対してもその属性毎に出力制限を設定することができる。更に、このような出力制限は、全ての文書に共通した出力制限の設定ということができるが、文書毎に個別に出力制限を設定することも可能である。このうち、1ページの中から出力制限を行う領域を部分的に設定する場合の例を図5乃至図7を用いて説明する。
図5に示した文書のうちグラフと表に関しては印刷を制限したいとする。この場合、ユーザは、所定の操作を行うことでグラフと表の部分を含む領域を範囲指定し、それぞれの印刷領域51,52を出力制限領域として設定する。この設定内容は、後述するように出力制限情報として出力制限情報記憶部28に登録される。そして、複合機10から取り出した電子文書に対して、この出力制限情報に基づき出力制限を付加することで、その出力制限付きとなった電子文書を印刷すると、図6に例示したようにグラフと表の部分の印刷を制限することができる。
また、タイトル部分、見出し部分、本文記載部分等記載箇所が予め決められている定型フォームに対して特に有効であるが、図7に示したように出力制限を行う領域を予め設定し、その各領域に対して出力制限を設定することも可能である。各領域には、領域と出力制限の設定内容との対応付けをするためにA,B,・・と識別コードが割り振られる。なお、図7に例示したように、各領域は、重畳していても、包含されていても、また共通の出力制限を設定する場合には同じ識別コードを割り振るようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、全ての文書に共通した出力制限及び文書個々に対応した出力制限を設定することができ、その出力制限の設定単位として文書の内容であったり、領域であったり、文字属性だったりと、出力制限を各電子文書に対して細かに設定することができる。この設定すべき項目は、図3においてテーブルの縦方向の出力許可領域としてリスト表示している。図3には、領域指定として「全文」、「本文のみ」、「サマリのみ」という単位で設定した場合のテーブル構成例が示されている。また、文書個々に設定可能な個別属性として、前述した各領域A〜Dそれぞれに、また文字属性単位に出力制限が設定できる例が示されている。
そして、本実施の形態において特徴的なことは、第二に設定された出力制限単位の各有効性を、いつ、どこ、誰から、という電子文書取得要求を送信した側の現状に応じて異ならせることができるようにしたことである。すなわち、前述した第一の特徴事項は、「サマリのみ」など電子文書のどの領域に、あるいはどの属性に、などと電子文書に対する出力制限情報の条件設定を行うことであったが、この第二の特徴事項では、電子文書に設定された出力制限の各設定単位に対して、いつ、どこ、誰から、換言すると文書取得要求が送られてきた時間、文書取得要求送信元の場所、文書取得要求を送信した者など文書取得要求を送信した側の現状によって出力制限の条件を設定できるようにした。例えば、文書のサマリ部分の印刷を、業務中(定時内)における取得要求であれば許可(制限無しに印刷)するが、時間外(早朝・深夜)であれば拒否(制限付きで印刷)するなどである。また、文書のサマリ部分の印刷を、地位の高い役職G5以上の者からの要求であれば許可するが、それより低い役職G4以下の者からの要求であれば拒否するなどである。
本実施の形態によれば、「本文のみ」等の同じ出力許可領域に対しても、受信した取得要求から特定できる取得要求送信元の現状(「定時内」あるいは「早朝・深夜」等)によって出力制限条件の設定内容を異ならせることができる。この取得要求送信元の場所情報や装置情報等について設定すべき項目は、図3においてテーブルの横方向の制御因子として示している。
図3には、制御因子の例として場所因子、人因子、端末因子及び時刻因子が示されている。場所因子は、取得要求送信元の場所によって出力制限を設定するものである。本実施の形態においては、複合機30が携帯端末機器40からの印刷要求を受けて文書取得要求を文書配送サーバ20へ送信するが、複合機30は、いったん設置されると頻繁に移設されるものではない。従って、本実施の形態では、既存の複合機を特定しうる情報を文書取得要求送信元の場所を特定する情報として使用することにし、具体的には複合機30のIPアドレスを場所情報として使用する。複合機30のIPアドレスは、本システム内においてマスタ管理されているので、文書取得要求に含まれている複合機30のIPアドレスを、マスタ管理しているIPアドレスと照合することにより複合機30の設置場所、すなわち、文書取得要求送信元の場所を特定することができる。本実施の形態では、場所因子を、「イントラ内」すなわちイントラネット(事業所内)、「イントラ外」すなわちインターネット(事業所外)及び「国外」すなわち事業所外でも特に国外という大まかな場所によって分類するようにしているが、複合機30の設置場所(文書取得要求送信元の場所)が特定できれば、場所因子のうち「イントラ内」、「イントラ外」または「国外」のうちどれに該当するかが特定でき、これにより、どの出力制限条件(「条件無」、「他条件を優先」、「原則禁止」及び「禁止」)を当該出力許可領域に対して設定するかを特定できる。
人因子は、取得要求送信元のユーザによって出力制限を設定するものである。本実施の形態においては、ユーザ情報としてメールアドレスによって要求した個人を特定することができるので、本実施の形態においては、メールアドレスを情報文書取得要求送信元のユーザを特定する情報として使用することにし、具体的には携帯端末機器40に登録されているメールアドレスをユーザ情報として使用する。携帯端末機器40のメールアドレスは、当該企業のシステムにおいてマスタ管理されているので、文書取得要求に含まれている携帯端末機器40のメールアドレスを、マスタ管理しているメールアドレスと照合することにより文書取得要求を送信したユーザを特定することができる。本実施の形態では、人因子を、役職によって分類するようにしている。各ユーザの役職は、当該企業のシステムにおいてマスタ管理されているので、文書取得要求に含まれている携帯端末機器40のメールアドレスが特定できればユーザが特定でき、ユーザが特定できれば役職が特定できる。これにより、文書取得要求に含まれている携帯端末機器40のメールアドレスから、どの出力制限条件を当該出力許可領域に対して設定するかを特定できる。
端末因子は、処理要求送信元の端末機器(本実施の形態では携帯端末機器40)によって出力制限を設定するものである。端末機器は、MACアドレスや製造番号、電話番号等によって処理要求の送信元の機器を特定することができるので、携帯端末機器40として携帯電話を想定している本実施の形態においては、電話番号を装置情報として使用する。携帯電話の電話番号は、当該企業のシステムにおいてマスタ管理されているので、携帯端末機器40の電話番号を、マスタ管理している電話番号と照合することにより処理要求を発した携帯電話がシステムに登録されているか否かを特定することができる。なお、処理要求を発した携帯電話の電話番号は、文書取得要求に含まれて文書配送サーバ20に通知される。本実施の形態では、端末因子を、マスタへの登録の有無によってどの出力制限条件を当該出力許可領域に対して設定するかを特定できる。
時刻因子は、取得要求が送信された時刻によって出力制限を設定するものである。取得要求が送信された時刻は、送信元の複合機30により設定された文書取得要求発信時における現在時刻を時間情報として使用する。本実施の形態では、時刻因子を、「定時内」及び「早朝・深夜」と分類しているので、文書取得要求に含まれている時間情報を、当該企業の就業規則マスタ等と照合することにより文書取得要求の送信時刻が定時内か否かを特定することができる。
なお、前述した各制御因子の分類は、一例であってこれに限定されるものではなく、本システムを適用する環境に応じて適切に分類すればよい。例えば、場所因子であれば事業所毎や事業所内のフロア毎、人因子であれば職種毎、端末因子であれば機種毎、時刻因子であれば、時間帯や曜日毎などである。また、本実施の形態では、いつ誰がどこから、という5W1Hを把握するという観点で取得要求送信側の状況を把握する情報として、場所情報やユーザ情報を制御因子として設定したが、制御因子を必ずしもこのような観点に限定する必要はない。
次に、各制御因子に設定可能な出力制限条件について説明する。本実施の形態では、出力許可領域毎かつ各制御因子の分類毎に出力制限の内容(出力制限条件)を設定することになるが、その出力制限条件として、本実施の形態では、「条件無」、「他条件を優先」、「原則禁止」及び「禁止」のいずれかを設定する。「条件無」は無条件に出力を許可する、すなわち制限無しに出力させる場合に設定する。ところで、図3に例示したように、本実施の形態では、出力許可領域毎各制御因子の分類毎に出力制限条件を設定できる一方で、相反する出力制限条件が選出されてしまう場合も当然ながら存在しうる。例えば、取得要求送信元がイントラネット内であったために制限無しと判定できる一方で、それが深夜であったために出力が制限された印刷と判定される場合もありうる。「他条件を優先」及び「原則禁止」は、このような場合を考慮した出力制限条件である。「他条件を優先」は、他の出力制限条件を優先してもよい場合に設定する。「原則禁止」は、他の出力制限条件が存在しない場合には出力を禁止(制限付きで出力)する場合に設定する。「禁止」は出力を常に禁止する場合に設定する。本実施の形態では、以上のように4種類の出力制限条件を設定できる例を示したが、出力制限条件の設定内容は、これに限定されるものではない。
なお、前述したように、本実施の形態では、「他条件を優先」や「原則禁止」などの出力制限条件を設けて他の設定内容との調整ができるようにしたが、「条件無」と「禁止」が出力制限条件として選出されてしまう場合もあり得る。そこで、このような場合を考慮して、出力制限条件に対して優先順位を設定したり、多数を優先したりするなど、電子文書の各出力部分に対して最終的に1つの出力制限条件が決定できる規則を事前に決めておくことが望ましい。本実施の形態では、テーブル化して示した出力制限情報とは別個に、このような出力制限条件特定のための優先情報もあわせて設定する。
以上説明したように、本実施の形態においては、1つの電子文書に対して文書全体ではなく細かな単位で出力制限を設定することができる。更に、1つの出力許可領域に対して制御因子により表すことのできる取得要求送信時点における要求送信元の状況によって出力制限条件を設定することができる。このことを図3に示した出力制限情報設定テーブルの説明と併せて説明した。なお、図3に示したテーブルには、「特殊」な設定をできる領域が確保されており、これにより、文書によっては出力制限を更に設定できるように拡張性を持たせた。
本実施の形態の動作として、複合機10の文書保存部17に文書IDを付加して電子文書を登録する処理については、既に説明した。本実施の形態においては、その文書登録処理に続けて、その登録した電子文書に対して前述した出力制限情報設定テーブルで表現した出力制限情報を設定することになるが、この電子文書に対する出力制限情報設定処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。
各電子文書に対して出力制限情報を設定する際、何も設定されていない状態から全ての出力制限条件を個々に設定するのは手間がかかるので、図3に示したように出力制限情報に初期値を設定しておく。例えば、ある企業において統一された共通の初期値を設定しておく。そして、出力制限情報設定テーブルに設定された全ての出力制限条件を常に有効とするのではなく、図4に示したように出力制限情報設定テーブルの設定を出力制限として適用するか否かを設定する適用設定テーブルも併せて設定しておく。この出力制限情報設定テーブル及び適用設定テーブルは、例えばUSBメモリなどの着脱型の不揮発性記憶手段に記憶されており、初期値入力部21は、文書配送サーバ20に装着されたUSBメモリから各テーブルの初期設定値を入力する。そして、図示しないディスプレイに画面表示する(ステップ111)。各テーブルは、例えばマイクロソフト社のエクセルなどの表計算ソフトで作成しておけば都合良く、各出力制限条件は、その表計算ソフトが持つシート上に編集可能に展開される。
ユーザがその表示内容を参照し、初期値をそのまま当該電子文書の出力制限設定値として使用するのであれば、編集することなく出力制限情報設定テーブルを閉じる。もし、出力制限条件を変更したければ、各種記号で表現された現在の出力制限条件を所望の出力制限条件の記号に変更する。ここで、図5,6に示したように、ユーザが当該電子文書に依存した出力制限を設定したい場合、出力制限情報設定処理部22は、電子文書取得部24を介して当該電子文書を複合機10から読み出し、当該電子文書の該当するページを画面表示し、ユーザに出力制限を行う領域を範囲指定させ、また出力制限情報設定テーブルに対して必要に応じてセルを挿入するなどの編集をさせて当該範囲指定した領域に対して出力制限を新たに設定させる。出力制限情報設定処理部22は、以上のように出力制限を設定するユーザ操作に応じて画面表示を適宜変更させながら出力制限条件を設定させる(ステップ112)。そして、ユーザが表計算ソフトを終了させるなどして出力制限条件の設定を終了させると、出力制限情報設定処理部22は、その設定内容を当該電子文書に付加する出力制限情報として出力制限情報記憶部28に登録する(ステップ113)。
なお、説明を省略したが、適用設定テーブルも同様に必要に応じて編集させた後、出力制限情報記憶部28に登録する。更に、前述したようにユーザにより設定された出力制限条件特定のための優先情報も併せて出力制限情報記憶部28に登録する。
本実施の形態によれば、以上のようにして登録される電子文書に対して出力制限情報を設定する。ところで、本実施の形態では、出力制限情報の初期値が設定された出力制限情報設定テーブルをUSBメモリなどに登録しておき、文書配送サーバ20は、このUSBメモリからの初期値を読み出し、そして必要に応じて編集をして各電子文書に対する出力制限情報を設定するようにした。もちろん、出力制限情報を設定する方法、手順としては、これに限定されるものではないが、このような着脱型の記憶手段を利用する方法を採用したのは、次の理由による。
まず、初期値を設定したのは、前述したとおり何も設定されていない状態から設定する手間を省くためである。また、企業において統一した初期値を設定するためでもある。文書処理に適切な初期値をいったん設定さえしてしまえば、電子文書に付加する出力制限情報は、その初期値を変更することなくそのまま利用できる可能性が高い。あるいは部分的な変更に留めることができる。このように、全社的に共通した初期値を設定することである程度統一された出力制限の設定が可能になる。
ただ、従業員は、設計仕様書や見積書など自己の業務やクライアントに特化した文書を繰り返し作成するものである。従って、前述した全社的に共通の初期値を自分用にカスタマイズしたり、あるいは出力許可領域の個人設定を追加したりするなどして、個人用の初期値を設定したい場合もある。そこで、個人所有のUSBメモリに自分用にカスタマイズした出力制限情報設定テーブル(初期値)を登録しておくようにすれば便利である。つまり、全社的に共通した初期値を適宜変更して自分用の初期値を設定し、その自分用の出力制限情報設定テーブル(初期値)を個人使用のUSBメモリ等に保存しておくような利用形態が好都合である。なお、ここでは、全社的に対して個人使用を例にしたが、部署毎にUSBメモリ等を利用するようにしてもよい。
次に、携帯端末機器40の所有者が複合機30を利用して、複合機10に登録されている電子文書を印刷する処理について説明する。
携帯端末機器40において、メール機能処理部41は、図2におけるステップ105で複合機10が送信した電子メールをすでに受信している。携帯端末機器40は、所有者によるボタン操作に応じて受信メールを画面表示する。所有者は、画面表示された電子メールの本文を参照することで文書IDを認識すると、文書の印刷のために近くにある複合機30に携帯端末機器40をローカル接続する。ここで、ローカル接続とは、前述したように赤外線通信やBluetooth等の近距離無線通信を用いることを想定している。ただ、無線通信に限定する必要はなく、例えばUSB等での有線接続でもカードリーダ等を使った接続でもよい。そして、印刷要求部42は、ユーザ操作に応じて電子メール本文に含まれていた文書IDと、携帯端末機器40の機器IDとユーザIDとを含む印刷要求を複合機30へ送信する。機器IDは、印刷要求の送信元となる携帯端末機器40を一意に識別するための情報であり、例えば携帯端末機器40の製造番号や電話番号等が考えられる。ユーザIDは、印刷を要求した者を一意に識別するための情報であり、例えば携帯端末機器40のメールアドレスや電子文書処理システムにログインする際に指定するユーザID等が考えられる。本実施の形態では、出力制限情報に設定されている人因子及び端末因子との照合のために、機器IDとして携帯端末機器40の電話番号を用い、ユーザIDとして携帯端末機器40のメールアドレスを用いる。
複合機30において、印刷要求受付部31がローカル接続された携帯端末機器40が出力した印刷要求を受け付けると、文書取得処理部32は、印刷要求に含まれていた文書ID、機器ID及びユーザIDと、場所情報及び時間情報を含む取得要求を生成して文書配送サーバ20へ送信する。場所情報というのは、文書取得要求の送信元となる場所を特定するための情報であり、本実施の形態では、出力制限情報に設定されている場所因子との照合のために、複合機30のIPアドレスを用いる。時間情報には、取得要求を生成し送信するときの時刻を設定するので、本実施の形態では、複合機30のシステム時刻を設定することにする。
続いて、電子文書の取得要求を受信してからその要求に応じて電子文書を送信するまでの文書配送サーバ20における処理を図9に示したフローチャートを用いて説明する。
文書配送サーバ20において、取得要求受付部23は、複合機30から送られてきた文書取得要求を受信すると(ステップ201)、その受信した文書取得要求を制限付電子文書生成処理部25へ送る。制限付電子文書生成処理部25は、文書取得要求に含まれている文書IDを電子文書取得部24へ通知して複合機10からその文書IDに対応する電子文書を取得させる(ステップ202)。この処理を詳細に説明すると、電子文書取得部24は、制限付電子文書生成処理部25から受け取った文書IDを含む取得要求を複合機10へ送る。その取得要求を受け取った複合機10の電子文書送信部15は、その文書IDをキーに文書保存部17を検索することによって送信対象の電子文書を取り出し、要求送信元の文書配送サーバ20へ送信する。このようにして、電子文書取得部24は、複合機10から取り出した電子文書を制限付電子文書生成処理部25へ送る。
制限付電子文書生成処理部25は、電子文書の取得と共に、文書IDをキーにして当該電子文書に設定した出力制限情報設定テーブルを出力制限情報記憶部28から取り出す(ステップ203)。なお、フローでは、電子文書取得後に出力制限情報設定テーブルを取得したが、このステップ202とステップ203の処理の順番はどちらが先でも同時でもよい。そして、制限付電子文書生成処理部25は、文書取得要求に含まれている場所情報等の各情報から要求送信元の現況、すなわち出力制限情報に含まれる各制御因子に対する現状値を認識する(ステップ204)。まず、場所因子に関しては、複合機30のIPアドレスからマスタデータベースを参照に複合機30が「イントラ内」に設置されているか、「イントラ外」に設置されているか、あるいは「国外」に設置されているか、を特定する。人因子に関しては、それぞれマスタデータベースを参照に携帯端末機器40のメールアドレスからユーザを特定し、そしてそのユーザの役職を特定することで、当該ユーザが「G7以上」、「G5〜G6」等どの分類に属するかを特定する。端末因子に関しては、携帯端末機器40の電話番号がマスタデータベースに登録されているか否かを判別する。そして、時刻因子に関しては、就業規則マスタを参照に時間情報(要求送信時刻)が「定時内」であったか、「早朝・深夜」であったかを判別する。
制限付電子文書生成処理部25は、このように、文書取得要求の送信側の現状を把握すると、電子文書に設定されている所定領域や文字属性等の各出力許可領域に対して各制御因子における出力制限条件を出力制限情報設定テーブルから特定し、そして、各出力許可領域に対する出力制限条件を決定する(ステップ205)。本実施の形態においては、各制御因子から1つずつ、計4つの出力制限条件が選出されることになるが、前述したように、この選出された出力制限条件が矛盾する場合もあり得るので、優先情報等を参照に各出力許可領域に対してただ1つの出力制限条件を決定する。
そして、制限付電子文書生成処理部25は、決定した出力制限条件に基づいて電子文書を構成する表、グラフ、文字等の印刷部分それぞれに対して出力制限を設定する。なお、このときも、例えばサマリの中にグラフが含まれており、サマリとグラフの各出力制限条件が異なる場合もあるので、制限付電子文書生成処理部25は、設定した優先情報を参照にどのような出力制限条件にてサマリの中のグラフを印刷するかを決定する。そして、制限付電子文書生成処理部25は、複合機10に保存されている電子文書を、決定した出力制限条件に合致する編集を施すことで、出力制限付きの電子文書を生成する(ステップ206)。電子文書送信部26は、以上のようにして制限付電子文書生成処理部25が生成した出力制限付きの電子文書を取得要求送信元の複合機30へ送信する(ステップ207)。
複合機30において、文書取得処理部32は、以上のように携帯端末機器40からの印刷要求に応じて該当する電子文書を取得すると、印刷処理部33に当該電子文書を印刷させる。このとき、文書は、図6に示したように印刷される。つまり、携帯端末機器40が複合機30へ印刷要求を発し、複合機30は、この要求に応じて電子文書を取得し、印刷することになるが、この処理が実施された場所、印刷依頼者、依頼に用いた機器、更に依頼した時刻によって、出力が制限された状態で電子文書が印刷されることになる。
本実施の形態によれば、同じ電子文書でも印刷処理が実行される場所、主体、時刻等によって異なる印刷物を提供することができる。従って、例えば、ある従業員が機密文書を事業所内で定時内において印刷する場合には、機密文書をそのまま印刷させるが、同じ従業員が同じ機密文書を事業所内で定時以外の時間帯に印刷する場合、あるいは同じ従業員が同じ機密文書を定時内であっても事業所外から印刷する場合には出力を制限するなどの出力制御を行うことができる。これにより、機密文書の不正持ち出しや外部からの不正取得を未然に防止することができる。
本実施の形態では、出力制限情報記憶部28に設定登録された出力制限情報に基づいて複合機10に保存されている電子文書に対して出力制限を付加するようにした。この出力制限情報は、前述したように基本的には出力制限情報設定処理部22によって設定登録されるが、この設定した出力制限情報を登録後に変更したり、電子文書の削除に伴い削除したりする必要が生じてくる場合も考えられる。そこで、本実施の形態では、情報管理部27を設けて出力制限情報設定処理部22に登録された出力制限情報を変更、削除等の更新ができるようにした。なお、情報管理部27における出力制限情報の変更処理は、出力制限情報設定テーブル(初期値)の編集処理と同様でよいので説明を省略する。
ところで、本実施の形態における電子文書処理システムでは、複合機10に保存される電子文書の配送手段として、文書配送サーバ20を複合機10とは別個に設けたが、文書配送サーバ20が持つ処理機能を複合機10に設けることによって文書配送サーバ20を用いずに複合機単体で上記説明した処理を実行させることは可能である。ただ、本実施の形態では、電子文書に対する不正アクセス等を防止して情報漏洩を未然に阻止しようとするものであることから、このような目的をより効果的に達成するために、文書取得要求を受け付ける窓口となるコンピュータを、電子文書が保存された複合機10とは別個に設置し、そして出力制限付きの電子文書を提供するような形態とした。
なお、本実施の形態においては、作成された電子文書の全体若しくは部分に対して判読不能に制限付きで印刷するようにした。その方法として、図6に例示したように該当箇所を黒塗り印刷するようにした。これは、該当箇所を上書きするだけなので簡単だからである。ただ、出力の制限を行うことができればよいので、必ずしも該当箇所を黒塗りする必要はなく、例えば何も印刷しないようにしてもよい。
また、本実施の形態では、上記説明したように出力制限情報に基づき既存の電子文書に印刷されるべき部分の上書きによる隠蔽によって、つまり削除するという観点から情報漏洩を防止しようとしたが、既存の電子文書に対してコピー禁止用の特殊コードの印刷など情報付与という観点から電子文書の2次的な流布防止等を施すことも可能である。
本発明に係る電子文書処理システムの一実施の形態であるネットワークプリントシステムを示したブロック構成図である。 本実施の形態において電子文書の登録を電子文書提供者に通知するまでの処理を示したフローチャートである。 本実施の形態において設定する出力制限情報の初期設定値をテーブル形式にて表現したときの例を示した図である。 図3に示した出力制限情報設定テーブルに設定された出力制限情報の有効性を設定する適用設定テーブルの例を示した図である。 本実施の形態における複合機に保存された電子文書の例を示した図である。 出力制限が設定された後の図5に示した電子文書を印刷したときの例を示した図である。 本実施の形態において文書に対して出力制限を設定する方法を説明するために用いる図である。 本実施の形態における電子文書に対する出力制限情報設定処理を示したフローチャートである。 本実施の形態において電子文書の取得要求を受信してからその要求に応じて電子文書を送信するまでの文書配送サーバにおける処理を示したフローチャートである。
符号の説明
2 LAN、10,30 複合機、11 文書入力部、12 文書登録部、13 ユーザ情報入力部、14 電子メール機能処理部、15 電子文書送信部、16 文書ID付与部、17 文書保存部、20 文書配送サーバ、21 初期値入力部、22 出力制限情報設定処理部、23 取得要求受付部、24 電子文書取得部、25 制限付電子文書生成処理部、26 電子文書送信部、27 情報管理部、28 出力制限情報記憶部、31 印刷要求受付部、32 文書取得処理部、33 印刷処理部、40 携帯端末機器、41 メール機能処理部、42 印刷要求部。

Claims (10)

  1. 電子文書を内部に保持する文書管理サーバと、
    所定の処理を実行するために前記文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置と、
    前記文書処理装置からの取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を当該文書処理装置へ配送する文書配送サーバと、
    を有し、
    前記文書配送サーバは、
    前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段と、
    予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段と、
    取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から特定される、当該電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件に従って当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段と、
    前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段と、
    を有し、
    前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限し、
    前記文書処理装置は、取得要求に応じて前記文書配送サーバから送られてきた出力制限付きの電子文書に対して所定の処理を実行することを特徴とする電子文書処理システム。
  2. 請求項1記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記文書配送サーバは、前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段を有することを特徴とする電子文書処理システム。
  3. 請求項2記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記文書配送サーバに着脱可能に接続され、出力制限情報の初期設定値を記憶する初期値記憶手段を有し、
    前記出力制限情報設定処理手段は、前記初期値記憶手段から読み出した出力制限情報の初期設定値をユーザに編集可能に画面表示し、ユーザにより変更された設定値を受け付けることで各電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする電子文書処理システム。
  4. 所定の処理を実行するために文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置からの文書取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を前記文書処理装置へ送信する文書配送サーバにおいて、
    前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段と、
    予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段と、
    取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から取得要求送信元の前記各出力制御因子に対する現状値を認識し、その認識した各出力制御因子の現状値と、前記文書管理サーバから取得した電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件との照合結果を参照しながら、当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段と、
    前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段と、
    を有し、
    前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限することを特徴とする文書配送サーバ。
  5. 請求項4記載の文書配送サーバにおいて、
    前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段を有することを特徴とする文書配送サーバ。
  6. 請求項4記載の文書配送サーバにおいて、
    前記出力制限情報には、前記照合結果として相反する出力制限条件が選出された場合に最終的に1つの出力制限条件を決定するための規則が設定されていることを特徴とする文書配送サーバ。
  7. 請求項6記載の文書配送サーバにおいて、
    初期値記憶手段から読み出すことで出力制限情報の初期設定値を入力する初期値入力手段を有し、
    前記出力制限情報設定処理手段は、前記初期値記憶手段から読み出した出力制限情報の初期設定値をユーザに編集可能に画面表示し、ユーザにより変更された設定値を受け付けることで各電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする文書配送サーバ。
  8. 請求項4記載の文書配送サーバにおいて、
    前記出力制限情報設定処理手段は、
    前記文書管理サーバが保持する電子文書を画面表示する表示手段を有し、
    前記出力制限情報設定処理手段は、画面表示された電子文書上に出力制限設定領域をユーザに範囲指定させ、その指定された出力制限設定領域に対して更に各出力制御因子の出力制限条件をユーザに設定させることで電子文書に対して出力制限情報を設定することを特徴とする文書配送サーバ。
  9. 所定の処理を実行するために文書管理サーバが保持する電子文書を取得する文書処理装置からの文書取得要求に応じて前記文書管理サーバが保持する電子文書を前記文書処理装置へ送信する文書配送サーバを、
    前記文書処理装置から送られてきた電子文書の取得要求に応じて当該電子文書を前記文書管理サーバから取得する文書取得手段、
    予め設定された各出力制御因子に対して、前記文書処理装置が保持する各電子文書の出力を、設定された範囲若しくは属性により特定される部分毎に制限するための出力制限条件が設定された出力制限情報を、当該各電子文書に関連付けして記憶する出力制限情報記憶手段から、前記文書取得手段が取得した電子文書に対応した出力制限情報を取り出す手段、
    取得要求により特定できる取得要求送信側の現状情報から取得要求送信元の前記各出力制御因子に対する現状値を認識し、その認識した各出力制御因子の現状値と、前記文書管理サーバから取得した電子文書に関連付けられた出力制限情報に設定された各出力制御因子の出力制限条件との照合結果を参照しながら、当該電子文書を編集して出力制限付きの電子文書を生成する制限付電子文書生成処理手段、
    前記制限付電子文書生成処理手段が生成した電子文書を取得要求送信元の前記文書処理装置へ送信する文書送信手段、
    として機能させ
    前記制限付電子文書生成処理手段は、前記現状情報が送られてきた時刻が、出力制限条件の1つとして設定された出力を制限する時間内であるときには当該電子文書の部分の出力を制限することを特徴とする文書配送プログラム。
  10. 請求項9記載の文書配送プログラムにおいて、前記文書配送サーバを更に、
    前記文書処理装置が保持する各電子文書に対して出力制限情報を設定し、前記出力制限情報記憶手段に登録する出力制限情報設定処理手段として機能させる文書配送プログラム。
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