JP4626351B2 - 構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム - Google Patents
構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4626351B2 JP4626351B2 JP2005084468A JP2005084468A JP4626351B2 JP 4626351 B2 JP4626351 B2 JP 4626351B2 JP 2005084468 A JP2005084468 A JP 2005084468A JP 2005084468 A JP2005084468 A JP 2005084468A JP 4626351 B2 JP4626351 B2 JP 4626351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration mode
- mode
- target
- discrimination
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
MAC(φr、φs)=|φrHφs|2/(|φr|2|φs|2)
となる。モード相関係数は、0〜1の範囲で変化する。そして、振動モードrと振動モードsとが完全に相関がある場合、すなわち両者が完全に一致する場合には1となり、両者の相関がない場合には0になる。
MAC(φa、φi)=|φaHφi|2/(|φa|2|φi|2)となる。そして第2振動モードbと振動モードiとのモード相関係数は、第2振動モードbの固有ベクトルをφbとし、振動モードiの固有ベクトルをφiとすると、
MAC(φb、φi)=|φbHφi|2/(|φb|2|φi|2)となる。
MAC(φa、φj)=|φaHφj|2/(|φa|2|φj|2)=|φaH(αφa+βφb)|2/(|φa|2|αφa+βφb|2)=α2|φa|2/(α2|φa|2+β2|φb|2)となる。
また、基準タイヤの着目振動モードが有するもう一方の重根である第2振動モードの固有ベクトルφaと、基準タイヤの構造等を変更した後におけるタイヤの判別対象振動モードjの固有ベクトルφjとのモード相関係数(第2モード相関係数)は、
MAC(φb、φj)=β2|φb|2/(α2|φa|2+β2|φb|2)となる。なお、φj=αφa+βφb、α2+β2=1、MAC(φa、φb)=0である。
MJ=ΣMAC=α2|φa|2/(α2|φa|2+β2|φb|2)+β2|φb|2/(α2|φa|2+β2|φb|2)となる。
図8は、この実施例の第1変形例に係る構造物の振動モード判別方法を示すフローチャートである。第1変形例は、上記実施例と略同様の構成であるが、基準タイヤの構造等を変更した後における判別対象振動モードjの固有ベクトルφjと、基準タイヤの着目振動モードが有するそれぞれの重根との質量規格化モード直交性を求め、それぞれの重根に対する質量規格化モード直交性の2乗和を振動モード判別指標MJとして設定する点が異なる。他の構成は上記実施例と同様なので、共通する構成の説明は省略する。ここで、この変形例に係る構造物の振動モード判別方法は、上記実施例の振動モード判別装置50により実現できる。
A(φa、φj)=φaHMφjとなる。
また、基準タイヤの着目振動モードが有する固有ベクトルφbと、基準タイヤの構造等を変更した後におけるタイヤの判別対象振動モードjの固有ベクトルφjとの質量規格化モード直交性(第2質量規格化モード直交性)は、
A(φb、φj)=φbHMφjとなる。ここで、Mは質量行列である。
MJ=ΣA=A(φa、φj)2+A(φa、φj)2となる。
図9は、この実施例の第2変形例に係る構造物の振動モード判別方法を示すフローチャートである。第2変形例は、上記実施例あるいは上記第1変形例と略同様の構成であるが、次の点で異なる。すなわち、基準タイヤの構造等を変更した後における判別対象振動モードjの固有ベクトルφjと、基準タイヤの着目振動モードが有するそれぞれの重根とのモード相関係数あるいは質量規格化モード直交性を求める。そして、それぞれの重根に対するモード相関係数あるいは質量規格化モード直交性を個別に振動モード判別閾値と比較する点が異なる。他の構成は上記実施例あるいは上記第2変形例と同様なので、共通する構成の説明は省略する。
1Mo 外周部
1M 解析モデル
50 振動モード判別装置
A 質量規格化モード直交性
a 第1振動モード
b 第2振動モード
C 振動モード判別閾値
j 判別対象振動モード
MAC モード相関係数
MAC_a 第1モード相関係数
MAC_b 第2モード相関係数
MJ 振動モード判別指標
Claims (14)
- 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して、評価する着目振動モードを設定する手順と、
前記着目振動モードが重根を有する場合、前記重根の組み合わせを設定する手順と、
前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルと、それぞれの前記重根が有する固有ベクトルとのモード相関係数の和を算出し、これを振動モード判別指標とする手順と、
前記振動モード判別指標と、予め定めた所定の振動モード判別閾値とを比較し、その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別方法。 - 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して、評価する着目振動モードを設定する手順と、
前記着目振動モードが重根を有する場合、前記重根の組み合わせを設定する手順と、
前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルと、それぞれの前記重根が有する固有ベクトルとの質量正規化モード直交性の2乗和を算出し、これを振動モード判別指標とする手順と、
前記振動モード判別指標と、予め定めた所定の振動モード判別閾値とを比較し、その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別方法。 - 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して、評価する着目振動モードを設定する手順と、
前記着目振動モードが重根を有する場合、前記重根の組み合わせを設定する手順と、
前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルとそれぞれの前記重根が有する固有ベクトルとのモード相関係数、又は前記判別対象振動モードの固有ベクトルとそれぞれの前記重根が有する固有ベクトルとの質量正規化モード直交性の値を、予め定めた所定の振動モード判別閾値と比較する手順と、
その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別方法。 - 前記振動モード判別閾値は、0.70以上0.99以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別方法。
- 前記判別対象振動モードの径方向次数をnとした場合、前記着目振動モードを設定した前記基準体は、対称軸周りに2×n個以上の振動取得箇所を持つことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別方法。
- 前記モード判別指標が前記振動モード判別閾値以上となる振動モードが複数存在する場合、周波数の低い振動モードから前記重根の数のモードを判別対象振動モードとすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別方法。
- 対象とする構造物はタイヤであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別方法。
- 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して設定した着目振動モードが有するそれぞれの重根の固有ベクトルと、前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルとのモード相関係数の和を算出し、これを振動モード判別指標とする手順と、
前記振動モード判別指標と、予め定めた所定の振動モード判別閾値とを比較し、その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。 - 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して設定した着目振動モードが有するそれぞれの重根の固有ベクトルと、前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルとの質量正規化モード直交性の2乗和を算出し、これを振動モード判別指標とする手順と、
前記振動モード判別指標と、予め定めた所定の振動モード判別閾値とを比較し、その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。 - 実質的に軸対称とみなせる構造物の基準体に対して設定した着目振動モードが有するそれぞれの重根の固有ベクトルと、前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かが判別される判別対象振動モードの固有ベクトルとのモード相関係数、又は前記判別対象振動モードの固有ベクトルとそれぞれの前記重根が有する固有ベクトルとの質量正規化モード直交性の値を、予め定めた所定の振動モード判別閾値と比較する手順と、
その比較結果に基づき前記判別対象振動モードが前記着目振動モードと同じ振動モードであるか否かを判別する手順と、
を含むことを特徴とする構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。 - 前記振動モード判別閾値は、0.70以上0.99以下であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。
- 前記判別対象振動モードの径方向次数をnとした場合、前記着目振動モードを設定した前記基準体は、対称軸周りに2×n個以上の振動取得箇所を持つことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。
- 前記モード判別指標が前記振動モード判別閾値以上となる振動モードが複数存在する場合、周波数の低い振動モードから前記重根の数のモードを判別対象振動モードとすることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。
- 対象とする構造物はタイヤであることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005084468A JP4626351B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005084468A JP4626351B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006266825A JP2006266825A (ja) | 2006-10-05 |
JP4626351B2 true JP4626351B2 (ja) | 2011-02-09 |
Family
ID=37202970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005084468A Expired - Fee Related JP4626351B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4626351B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5493434B2 (ja) * | 2009-04-07 | 2014-05-14 | 横浜ゴム株式会社 | 環状構造体の振動解析方法及び環状構造体の振動解析用コンピュータプログラム |
JP5445198B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-03-19 | 横浜ゴム株式会社 | 環状構造体の振動モード判別方法及び環状構造体の振動モード判別用コンピュータプログラム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003063218A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ動力学特性評価装置 |
JP2003175710A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-06-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ特性予測方法、タイヤ製造方法、空気入りタイヤおよびプログラム |
JP2003287461A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Rikogaku Shinkokai | 中心軸に対して対称な被測定物の振動解析方法、前記方法を実行させるためのプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2004070397A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 解析対象物の部品間境界条件の同定方法 |
JP2004257275A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タービンの翼の振動モード判別方法および振動モード判別装置 |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005084468A patent/JP4626351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003063218A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ動力学特性評価装置 |
JP2003175710A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-06-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ特性予測方法、タイヤ製造方法、空気入りタイヤおよびプログラム |
JP2003287461A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Rikogaku Shinkokai | 中心軸に対して対称な被測定物の振動解析方法、前記方法を実行させるためのプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2004070397A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 解析対象物の部品間境界条件の同定方法 |
JP2004257275A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タービンの翼の振動モード判別方法および振動モード判別装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006266825A (ja) | 2006-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105359163A (zh) | 用于将基元形状拟合到3d点的集合的方法 | |
US8368689B2 (en) | System, method, and computer program product for radial functions and distributions of three dimensional object models | |
EP3292481B1 (en) | Method, system and computer program product for performing numeric searches | |
JP6380051B2 (ja) | 有限要素演算プログラム、有限要素演算装置および有限要素演算方法 | |
JP2007536664A (ja) | コンピュータ読み出し可能媒体、システム及び方法 | |
JP2013529819A (ja) | 3dメッシュモデルにおいて反復構造を検出する方法及び装置 | |
JP4626352B2 (ja) | 振動モード判別方法及び振動モード判別用コンピュータプログラム | |
CN107451461B (zh) | 移动设备的设备指纹处理方法、装置、服务器及存储介质 | |
JP4626351B2 (ja) | 構造物の振動モード判別方法及び構造物の振動モード判別用コンピュータプログラム | |
JP4583698B2 (ja) | 解析対象物の部品間境界条件の同定装置 | |
CN113065036B (zh) | 一种度量空间支撑点性能衡量方法、装置及相关组件 | |
CN111783088B (zh) | 一种恶意代码家族聚类方法、装置和计算机设备 | |
Henry et al. | A fleet risk prediction methodology for mistuned ibrs using geometric mistuning models | |
WO2017077609A1 (ja) | 構造解析方法、及び構造解析プログラム | |
Kumar et al. | Stochastic reduced order modelling and analysis of rotating bladed discs | |
JP2010211629A (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法 | |
JPWO2019106940A1 (ja) | 3dパラメータ推定装置、3dパラメータ推定プログラム及び3dパラメータ推定方法 | |
CN111325854B (zh) | 形状模型修正装置及形状模型修正方法以及存储介质 | |
JP5445198B2 (ja) | 環状構造体の振動モード判別方法及び環状構造体の振動モード判別用コンピュータプログラム | |
Zhang et al. | A heuristic cluster-based em algorithm for the planted (l, d) problem | |
CN112765414A (zh) | 一种图嵌入向量的生成方法及基于图嵌入的社区发现方法 | |
JP2005267025A (ja) | 解析モデルの領域抽出システム、方法、プログラム、およびプログラム媒体 | |
JP4581539B2 (ja) | 構造体の解析モデル作成装置及び構造体の解析モデル作成用コンピュータプログラム | |
JP2005082076A (ja) | タイヤ性能の予測方法及びタイヤ性能の予測用コンピュータプログラム、並びにタイヤ/ホイールモデル | |
Boubakir et al. | Application of improved accelerated random search algorithm for structural damage detection |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101012 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |