JP4626321B2 - ゴルフボール成形用金型、およびゴルフボールの製造方法 - Google Patents

ゴルフボール成形用金型、およびゴルフボールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コアの表面に形成されたカバーを有し、このカバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールにおけるカバーの厚さを薄くできるゴルフボール、ならびにこのゴルフボールを成形するゴルフボール成形用金型、およびゴルフボールの製造方法に関し、特に、ゴルフボールにおける1対の型が合わせられる部分に相当する位置にディンプルが形成されたゴルフボール、ならびにこのゴルフボールを成形するゴルフボール成形用金型、およびゴルフボールの製造方法に関する。
現在、コアと、このコアの表面に形成されたカバーとを有し、カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールにおいて、ゴルフボールの反発性を向上させるために、カバーを薄肉化することがなされている。
また、ゴルフボールの回転軸依存性を減らして、ゴルフボールの飛翔性を向上させるためには、表面の全面にディンプルを密に形成することが望まれている。
図6は、従来のゴルフボール成形用金型を示す模式的断面図である。
図6に示すように、従来のゴルフボール成形用金型100(以下、金型100という)は、上型102と、下型104とを有し、この上型102および下型104には、これらが型合わせされたときに球状になるキャビティ106が形成されている。
また、このキャビティ106に溶融樹脂を供給するゲート108が、上型102に形成されている。さらに、キャビティ106には、キャビティ106内に収納されるコア112を、キャビティ106に接触しないようにするサポートピン110が設けられている。
この従来の金型100を用いて射出成形によりゴルフボールを成形する場合、ゴルフボールにパーティングライン(上型102および下型104との合せ面に相当する位置)が形成されてしまう。このため、パーティングライン上にディンプルを形成することはできない。そこで、パーティングライン上にディンプルを形成する方法が従来から種々提案されている(特許文献1および特許文献2など参照)。
特許文献1には、上型と下型との合せ面が凹凸状であり、合せ面に半円状の溝を形成し、この溝に円筒状部材がはめ込み固定されているゴルフボールの成形金型が開示されている。この円筒状部材は、キャビティに突出される突出部分が、キャビティに形成される突部と同一寸法である。このように特許文献1に開示されたゴルフボールの成形金型を用いることにより、パーティングライン上にもディンプルを形成することができる。
また、特許文献2には、上下成形用金型のキャビティ合せ面に、所定本数のピンを出し入れ可能および金型分割方向に可動可能にしたゴルフボールの成形用金型が開示されている。このように、上下成形用金型のキャビティ合せ面にピンを出し入れ可能および金型分割方向に可動可能にすることにより、パーティングラインにディンプルを形成することができる。
特開昭61−173907号公報 特開平6−143349号公報
従来の金型100を用いて射出成形により、カバーの厚さが薄いゴルフボールを成形する場合、キャビティ106と、コア114との隙間が小さくなる。このため、カバーの成形時における溶融樹脂の射出圧力によりコア114が変形した場合、キャビティ106の極部106cと、変形後のコア112との隙間が小さくなり、溶融樹脂が行き渡らなくなって、厚さが薄いカバーを成形することができない。このように、従来の金型100ではカバーの薄肉化が難しいという問題点がある。
コア114の変形を抑制する対策としては、ゲート108の断面積を大きくするものがある。しかしながら、図7に示すように、ゴルフボール120においては、ディンプル122はパーティングラインPL上には形成されておらず、パーティングラインPLを避けて配置されている。また、ディンプル122をゴルフボールの表面の全面に密に形成するためには、ゲート108をディンプル122の間に配置しなければならない。このため、ゲートの断面積は小さくする必要がある。このことから、ゲート108の断面積が小さくなり、結果として射出成形圧力が高くなる。また、成形後のバリの除去などを考慮すると、ゲート108の断面積を大きくすることは好ましくない。このため、従来の金型100を用いた射出成形による方法では、コアが変形しない圧力まで射出圧力を下げることができず、カバーの薄肉化には限界があり、望まれている厚さまでカバーを薄肉化することができない。
また、特許文献1のゴルフボールの成形金型、および特許文献2のゴルフボールの成形用金型のいずれにおいても、パーティングライン上にディンプルを形成することはできる。しかしながら、特許文献1のゴルフボールの成形金型、および特許文献2のゴルフボールの成形用金型のいずれにおいても、ディンプルをゴルフボールの表面の全面に密に形成するためには、ゲートをディンプルの間に配置しなければならない。これにより、ゲートの断面積を大きくすることができない。このため、射出圧力を下げることができず、コアの変形を招きカバーを薄肉化することができないという問題点が生じる。
また、射出成形方法以外のゴルフボールの成形方法、例えば、プレス成形方法を用いることにより、カバーを薄肉化できるものの、射出成形による方法に比して生産性が低く、ゴルフボールの生産コストが嵩むという問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、カバーの厚さが薄く、さらにはパーティングラインにもディンプルを有するゴルフボール、ならびにこのゴルフボールを成形することができるゴルフボール成形用金型およびゴルフボールの製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製造コストが低いゴルフボール、ならびに低い製造コストで製造することができるゴルフボール成形用金型およびゴルフボールの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、コアの表面に形成されたカバーを有し、前記カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールを成形するものであり、前記ディンプルに対応した凸部が形成された半球状のキャビティが設けられた、ゴルフボールを2分割して成形する1対の型を有するゴルフボール成形用金型であって、前記1対の型の少なくとも一方または前記1対の型が合わせられる部分に設けられ、前記キャビティに連通されて前記キャビティ内に前記カバーを成形するための溶融樹脂を供給する少なくとも3つのゲートと、前記各ゲートにおける前記溶融樹脂の供給を妨げない位置に前記ゲートに接続するように設けられた退避部と、前記退避部および前記ゲート内を移動可能に設けられ、その端部が前記キャビティ内に進入する可動ピンとを有し、前記可動ピンは、前記端部が前記ディンプルの形状に対応した凸部の形状を有するものであり、前記可動ピンは、前記キャビティ内に前記溶融樹脂が供給される場合、前記退避部に退避され、前記キャビティ内に前記溶融樹脂を供給した後、前記キャビティに向けて移動され、前記可動ピンの前記端部が前記キャビティ内に進入することによりディンプルを形成することを特徴とするゴルフボール成形用金型を提供するものである。
本発明においては、前記ゲートは、前記キャビティに連通された第1の直線路と、前記第1の直線路に対して屈曲して接続された第2の直線路とを有し、前記退避部は、前記第1の直線路と前記第2の直線路との屈曲部に前記第1の直線路を伸張するように設けられ、前記退避部と前記第1の直線路とにより略直線状の移動路が形成され、前記移動路を前記可動ピンが移動することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、コアの表面に形成されたカバーを有し、前記カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールの製造方法であって、金型のキャビティ内に前記コアを収納し、前記キャビティ内にカバーを成形するための溶融樹脂をゲートから供給する工程と、前記溶融樹脂の供給後、前記ゲート内における前記溶融樹脂の供給を妨げない位置から前記キャビティに向けて、端部がディンプルの形状に対応した凸部の形状を有する可動ピンを移動して、前記端部が前記キャビティ内に進入することによりディンプルを形成する工程とを有することを特徴とするゴルフボールの製造方法を提供するものである。
また、本発明の第3の態様は、コアの表面に形成されたカバーを有し、前記カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールであって、本発明の第1の態様のゴルフボール成形用金型により成形されたものであることを特徴とするゴルフボールを提供するものである。
本発明の第1の態様のゴルフボール成形用金型によれば、1対の型の少なくとも一方または1対の型が合わせられる部分に設けられ、キャビティに連通されて、このキャビティ内にカバーを成形するための溶融樹脂を供給する少なくとも3つのゲートと、各ゲートにおける溶融樹脂の供給を妨げない位置に、ゲートに接続するように設けられた退避部と、この退避部およびゲート内を移動可能に設けられ、ディンプルの形状に対応した凸部の形状を有する端部がキャビティ内に進入する可動ピンとを設け、さらに可動ピンを、キャビティ内に溶融樹脂が供給される場合、退避部に退避させ、キャビティ内に溶融樹脂を供給した後、キャビティに向けて移動させて、可動ピンの端部をキャビティ内に進入させることによりディンプルを形成するため、ゲートの大きさをディンプルと同じ大きさにすることができる。このようにゲートの大きさを従来に比して大きくすることができるため、カバーを成形するための溶融樹脂の射出圧力を低くできる。よって、コアの変形を抑制することができる。これにより、キャビティとコアとの間の隙間が小さい場合であっても、コアの全域に溶融樹脂を行き渡らせることができるため、カバーの厚さが薄いゴルフボールを成形することができる。
さらに、本発明においては、1対の型が合わせられる部分、すなわち、パーティングライン上にもディンプルを形成することもできる。この場合においても、カバーの厚さを薄くすることができるため、カバーが薄く、かつパーティングライン上にディンプルを有するゴルフボールを成形することができる。
また、本発明の第2の態様のゴルフボールの製造方法によれば、金型のキャビティ内にコアを収納し、キャビティ内にカバーを成形するための溶融樹脂をゲートから供給し、溶融樹脂の供給後、ゲート内における溶融樹脂の供給を妨げない位置からキャビティに向けて、端部がディンプルの形状に対応した凸部の形状を有する可動ピンを移動して、この端部がキャビティ内に進入することによりディンプルを形成するため、溶融樹脂をディンプルと同じ大きさのゲートを用いて供給することができる。これにより、カバーを成形するための溶融樹脂の射出圧力を下げることができ、コアの変形を抑制できるため、カバーの厚さが薄いゴルフボールを成形することができる。
さらに、本発明の第3の態様のゴルフボールは、本発明の第1の態様のゴルフボール成形用金型を用いて成形されたものであり、カバーが薄いものであるため、反発性が優れる。
また、本発明のゴルフボールによれば、ディンプルを1対の型が合わせられる部分、すなわち、パーティングライン上にディンプルを有するものとすることもできるため、表面全面にディンプルを形成することができる。これにより、ディンプルの配置パターンの対称性を高めることができ、回転軸によって弾道曲がってしまうなどの飛翔方向の回転軸依存性が抑制され、飛翔性を向上させることができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のゴルフボール成形用金型、ゴルフボールの製造方法およびゴルフボールを詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るゴルフボール成形用金型を示す模式的斜視図である。
本実施例のゴルフボール成形用金型10は、例えば、コア50(図5(a)参照)と、このコア50の表面に形成されたカバー52(図5(a)参照)とを有し、カバー52の表面にディンプル42、44(図5(b)参照)が形成されているゴルフボール40(図5(a)参照)を成形するものであり、予め形成されたコア50の表面にカバー52を成形するものである。
図1に示すように、ゴルフボール成形用金型10は、上型12および下型16の1対の型を有するものであり、ゴルフボールを2分割して形成するものである。これらの上型12および下型16には、それぞれ半球状のキャビティ20a、20bが形成されている。上型12の合せ面12aと下型16の合せ面16aとが合せらされて球状のキャビティ20となる。このキャビティ20の大きさは、成形されるゴルフボールの大きさに応じて成形されている。
また、キャビティ20a、20bの内周面には、それぞれゴルフボールのディンプルを形成するための凸部22が形成されている。凸部22は、ディンプルの形状に応じて形成されている。この凸部22がゴルフボールとなる表面に転写されてディンプルが形成される。
本実施例においては、下型16の合せ面16aにゲート24が、例えば、10個形成されている。この各ゲート24に退避溝部(退避部)26が設けられている。また、上型12には、ゲート24および退避溝部26に対応する溝部14、14aが形成されている。なお、本発明においては、ゲート24は少なくとも3つ設けられていれば良い。
また、本実施例においては、ゲート24および退避溝部26の形成位置は、上型12および下型14の少なくとも一方、または上型12と下型16とが合わせられる部分であれば、特に限定されるものではなく、本実施例の下型16の合せ面16aに限定されるものではない。例えば、上型12の合せ面12aであってもよく、他の場所でも良いのはもちろんである。しかしながら、本実施例においては、パーティングライン上にディンプルを形成することが好ましいため、ゲート24および退避溝部26は、下型16の合せ面16aまたは上型12の合せ面12aに形成することが好ましい。
図2(a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型のゲートおよび退避溝部を示す要部拡大図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の可動ピンを示す模式的斜視図である。
ゲート24は、キャビティ20b内に、例えば、カバーを形成するための溶融樹脂を供給するための供給路である。このゲート24は、例えば、断面形状が半円形状である。ゲート24は、上型12と下型16とを型合せすることにより、例えば、断面形状が円形になるものである。
図2(a)に示すように、ゲート24は、例えば、キャビティに接続された直線部(第1の直線部)24aと、この直線部24aに屈曲(分岐)して接続された分岐部(第2の直線部)24bとを有する。直線部24aがキャビティ20bに連通されている。また、ゲート24の分岐部24bには、例えば、カバーを形成するための溶融樹脂を供給する溶融樹脂供給源(図示せず)が接続されており、この溶融供給源から供給されたカバーを形成するための溶融樹脂がゲート24内を流れ、キャビティ20内に供給される。
退避溝部26は、ゲート24における直線部24aと分岐部24とが接続された屈曲部に、この直線部24aを伸張するように設けられたものである。この退避溝部26は、その断面形状はゲート24と同じであり、半円形状である。この退避溝部26は、ゲート24に溶融樹脂が供給された場合に、溶融樹脂の供給を妨げない位置(以下、退避位置ともいう)に設けられている。すなわち、溶融樹脂の流れを妨げない位置(退避位置)に設けられている。本実施例においては、直線部24aと退避溝部26とでキャビティ20bに向う略直線状の移動路αが形成される。
本実施例においては、退避溝部26とゲート24の直線部24aとにより形成された移動路αを移動することができる可動ピン30が設けられている。また、可動ピン30には、直線移動機構(移動手段)32(図3(b)参照)が設けられており、これにより、可動ピン30は移動路αを自在に移動することができる。
可動ピン30は、キャビティ20bに形成された凸部22と同様にゴルフボールのディンプルを形成するものである。図2(b)に示すように、可動ピン30は、キャビティ20b側の先端部30aの形状は、ディンプルの形状に応じた形状を呈する。この可動ピン30のキャビティ20b側の先端部30aの形状は、例えば、キャビティ20bに形成された凸部と同じ形状を呈している。一方、可動ピン30の先端部30aと反対側の端部は斜面30bに形成されている。本実施例の可動ピン30は、移動路αを移動し、キャビティ20b内にその先端部30aが進入するものである。
ここで、図3(a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の閉じた状態を示す模式的平面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の閉じた状態を示す模式的側断面図である。
図3(b)に示すように、キャビティ20a、20bの極部(底部)には、サポートピン28が、図3(b)においては、2本ずつしか図示していないが、例えば、3本ずつ設けられている。このサポートピン28により、キャビティ20a、20b内でコア50が内周面に接することなく、さらには、コア50とキャビティ20a、20bの内周面との隙間dがコア50の全域に亘って一定に保持される。なお、サポートピン28は、3本以上設ける必要がある。
このサポートピン28には、駆動機構(図示せず)が設けられており、垂直方向に移動可能である。このサポートピン28は、駆動機構により、後述するようにカバー成形時には上型12または下型16の内部に収納されるものである。
また、図3(b)に示すように、可動ピン30には、上述の如く、直線移動機構32が設けられている。この直線移動機構32は、可動ロッド34と、この可動ロッド34と可動ピン30とを連結する連結部材36と、可動ロッド34を上下方向に動かす駆動手段(図示せず)とを有するものである。直線移動機構32は、可動ロッド34の上下運動を可動ピン30の水平運動に変換するクランク機構を用いたものである。また、連結部材36は、可動ピン30および可動ロッド34のいずれの連結部においても回動自在である。
下型16には、可動ロッド34が収納される収納部38が設けられており、この収納部38は、退避溝部26に連通されている。これにより、可動ロッド34は、上型12の溝部14の底部まで移動することができる。
また、退避溝部26の端部26aは、斜面に形成されている。この端部26aと可動ピン30の斜面30bとが当接し、ストッパとして作用する。
本実施例の移動機構32において、可動ピン30を退避溝部26(退避位置)から移動させて、可動ピン30の先端部30aをキャビティイ20b内に進入させる場合、駆動手段により可動ロッド34を上方向に移動させる。これにより、連結部材36が押し上げられ、可動ピン30が移動路αを移動して、その先端部30aがキャビティ20b内に進入する(図2(b)参照)。これにより、カバー表面にディンプルが形成される。なお、このとき、可動ロッド34が上型12に設けられた溝部14の底部に当接して止まり、可動ピン30の先端部30aの進入が規制される。例えば、溝部14の深さにより、可動ピン30の先端部30aの進入を調整することができる。
一方、可動ピン30をキャビティ20b内から退避溝部26に退避させる場合には、駆動手段により可動ロッド34を下方に移動させて、連結部材36を介して可動ピン30を退避溝部26に移動させる。このとき、可動ピン30の斜面30bが退避溝部26の端部26aに当接して止まる。これにより、可動ピン30の退避位置における位置決めがされる。
なお、本実施例においては、移動機構32を上述のクランク機構としたが、可動ピン30を、移動路αを自在に移動させることができるものであれば、特に限定されるものではない。
本実施例のゴルフボール成形用金型10においては、ゲート24の大きさを、ディンプルを形成する可動ピン30と同じ大きさとすることにより、従来に比してゲート24の断面積を大きくすることができる。これにより、溶融樹脂の射出圧力を下げることができるため、コア50の変形を抑制することができる。このため、コア50とキャビティ20の内周面との隙間dが小さい場合でも、カバー成形時におけるコア50の変形によるコア50とキャビティ20の内周面との接触が回避され、厚さが薄いカバーを成形することができる。これにより、反発性が高いゴルフボールを得ることができる。
また、ゲート24を上型12と下型16との合せ面16aに形成することにより、ゴルフボールのパーティングライン上にディンプルを形成することができる。このため、表面全面にディンプルを形成することができる。これにより、ディンプルの配置パターンの対称性を高めることができ、回転軸によって弾道曲がってしまうなどの飛翔方向の回転軸依存性が抑制され、飛翔性を向上させることができる。また、ディンプルの配置パターンを多くすることができる。
このように、本実施例のゴルフボール成形用金型10により、カバーの厚さを薄く、かつパーティングライン上にもディンプルを有し、ディンプルの配置パターンの対称性が高いゴルフボールを形成することができる。このゴルフボールは、反発性が高く、さらには飛翔性がきわめて優れている。さらに、本実施例においては、ディンプルをパーティングライン上に形成することができるため、ゴルフボールのディンプルデザインも多様なものとすることができる。
また、本実施例におけるコア50は、一般的にゴルフボールに用いられるものであれば、特に限定されるものではなく、1層構造または2層以上の多層構造体であってもよい。
また、コア50は、例えば、ポリブタジエン等を主成分とする基材ゴム、不飽和カルボン酸金属塩、有機過酸化物、酸化亜鉛、または硫酸バリウムなどを含むゴム組成物により形成されるものである。特に、コア50は、シス−1,4結合を40%以上有するポリブタジエンを含有するゴムにより形成されることが好ましい。
また、基材ゴムには、ポリブタジエンを主成分とするゴムを単独で用いることもでき、必要に応じて他のゴム成分を併用してもよい。この他のゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、およびエチレン−ブテンゴム(EBM)が挙げられる。
また、カバーの構成は、一般的にゴルフボールに用いられるものであれば、特に限定されるものではなく、1層構造または複数層構造体からなるものであってもよい。
また、カバー52を形成する材料は、一般的にゴルフボールに用いられるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ナイロン(登録商標)、アイオノマー樹脂、ウレタン樹脂、またはポリウレタン樹脂などが挙げられる。
次に、本実施例のゴルフボールの製造方法について、図1、ならびに図3(a)および(b)〜図5(a)および(b)を参照して説明する。
ここで、図4(a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型におけるカバー成形時の状態を示す模式的平面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型におけるカバー成形時の状態を示す模式的側断面図である。図5(a)は、本発明の実施例に係るゴルフボールを示す断面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボールのディンプルパターンを示す模式図である。
先ず、図1に示すように、上型12と下型16とを開いて、例えば、キャビティ20b内にコア50を収納し、上型12と下型16とを閉じる。このとき、コア50は、キャビティ20内でサポートピン28により支持される(図3(b)参照)。
次に、溶融樹脂供給源から、カバーを成形するための溶融樹脂を図3(a)に示す各ゲート24の分岐部24bに供給し、直線部24aを経て、溶融樹脂を所定の射出圧力でキャビティ内に射出させる。このとき、サポートピン28を、上型12または下型16内に収納させる。また、可動ピン30は退避溝部26に退避しており、ゲート24を流れる溶融樹脂の流れを妨げない。
次に、カバーを成形するに必要な量の溶融樹脂がキャビティ20内に、所定の射出圧力で供給された後、駆動手段により、可動ロッド34を上方向に移動させて、可動ピン30を退避溝部26(退避位置)から移動させて、可動ピン30がゲート24の直線部24a内に進入し、さらには、可動ピン30の先端部30aがキャビティ20b内に進入(図4(a)、(b)参照)する。この可動ピン30の先端部30aがゴルフボールのパーティングラインとなる位置にディンプルを形成する。
次に、所定時間経過後、溶融樹脂が硬化した後、駆動手段により、可動ロッド34を下方向に下げて可動ピン30を退避位置に移動させ(図3(a)、(b)参照)、次に、上型12と下型16とを開いて成形されたゴルフボールを取り出す。
このようにして、図5(a)に示すようなコア50と、コア50の表面に形成されたカバー52とを有するゴルフボール40を成形することができる。
本実施例のゴルフボール40の製造方法により、図5(b)に示すように、ゴルフボール40の表面に、キャビティ20の凸部22によるディンプル42、および可動ピン30によるディンプル44(図5(b)参照)を形成することができる。
また、本実施例のゴルフボール40の製造方法においては、可動ピン30によりディンプル44を形成しているために、ゲート24に残った溶融樹脂がカスとしてゴルフボール40の表面に残らない。このため、ゲートを除去する作業が不要となり、ゴルフボール40の生産性を向上させることができる。
さらに、本実施例のゴルフボール40の製造方法においては、ゲート24の断面積の大きさがディンプル44と同じであるため、従来に比して溶融樹脂の射出圧力を下げることができ、コア50の変形を抑制することができるため、カバーの厚さを従来の方法に比して薄くすることができる。
また、本実施例のゴルフボール40の製造方法においては、射出成形方法により成形されるものであるため、プレス成形に比して設備コストが低くでき、製造コストを低くすることができる。
また、本発明のゴルフボール成形用金型により成形されたゴルフボール40は、カバー52の厚さを従来に比して薄いものであり、かつパーティングラインPL上にもディンプル44が形成されている。このため、従来のものに比して、反発性を高くすることができる。さらには、ディンプル42、44が形成されていない領域を小さくすることができ、表面全面にディンプル42、44を形成することができる。これにより、ディンプル42、44の配置パターンの対称性を高めることができ、回転軸によって弾道曲がってしまうなどのゴルフボール40の飛翔方向の回転軸依存性が抑制され、ゴルフボール40飛翔性を向上させることができる。
また、本実施例のゴルフボール40は、パーティングラインPL上にもディンプルが形成されるものであるため、ゴルフボール40のディンプル42、44の配置パターンを更に増やして、ゴルフボール40のディンプルデザインを多様にすることができる。
なお、本実施例のゴルフボール40は、コア50とカバー52との2ピースボールを例にして説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カバーが2層構造である3ピースボールであってもよいことはもちろんである。また、本発明のゴルフボール成形用金型は、ゴルフボールにおけるディンプルが形成される最外層を成形するものであれば、ゴルフボールの構成は、特に限定されるものではない。
以上、本発明のゴルフボール成形用金型、ゴルフボールの製造方法およびゴルフボールについて説明したが、本発明は上述の実施形態に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変更を行ってもよいのは、もちろんである。
本発明の実施例に係るゴルフボール成形用金型を示す模式的斜視図である。 (a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型のゲートおよび退避溝部を示す要部拡大図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の可動ピンを示す模式的斜視図である。 (a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の閉じた状態を示す模式的平面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型の閉じた状態を示す模式的側断面図である。 (a)は、本実施例のゴルフボール成形用金型におけるカバー成形時の状態を示す模式的平面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボール成形用金型におけるカバー成形時の状態を示す模式的側断面図である。 (a)は、本発明の実施例に係るゴルフボールを示す断面図であり、(b)は、本実施例のゴルフボールのディンプルパターンを示す模式図である。 従来のゴルフボール成形用金型を示す模式的断面図である。 従来のゴルフボールのディンプルパターンを示す模式図である。
符号の説明
10 ゴルフボール成形用金型
12 上型
12a、16a 合せ面
14、14a 溝部
16 下型
20、20a、20b キャビティ
22 凸部
24 ゲート
26 退避溝部(退避部)
30 可動ピン
30a 先端部
26a、30b 斜面
32 直線移動機構
34 可動ロッド
36 連結部材
38 収納部
40 ゴルフボール
42、44 ディンプル
50 コア
52 カバー
100 ゴルフボール成形用金型(金型)
102 上型
104 下型
106 キャビティ
106a 極部
108 ゲート
110 サポートピン
112 コア
120 ゴルフボール
122 ディンプル
PL パーティングライン

Claims (3)

  1. コアの表面に形成されたカバーを有し、前記カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールを成形するものであり、前記ディンプルに対応した凸部が形成された半球状のキャビティが設けられた、ゴルフボールを2分割して成形する1対の型を有するゴルフボール成形用金型であって、
    前記1対の型が合わせられる部分に設けられ、前記キャビティに連通されて前記キャビティ内に前記カバーを成形するための溶融樹脂を供給する少なくとも3つのゲートと、
    前記各ゲートにおける前記溶融樹脂の供給を妨げない位置に前記ゲートに接続するように設けられた退避部と、
    前記退避部および前記ゲート内を移動可能に設けられ、その端部が前記キャビティ内に進入する可動ピンとを有し、
    前記可動ピンは、前記端部が前記ディンプルの形状に対応した凸部の形状を有するものであり、
    前記可動ピンは、前記キャビティ内に前記溶融樹脂が供給される場合、前記退避部に退避され、前記キャビティ内に前記溶融樹脂を供給した後、前記キャビティに向けて移動され、前記可動ピンの前記端部が前記キャビティ内に進入することによりディンプルを形成することを特徴とするゴルフボール成形用金型。
  2. 前記ゲートは、前記キャビティに連通された第1の直線路と、前記第1の直線路に対して屈曲して接続された第2の直線路とを有し、
    前記退避部は、前記第1の直線路と前記第2の直線路との屈曲部に前記第1の直線路を伸張するように設けられ、前記退避部と前記第1の直線路とにより略直線状の移動路が形成され、前記移動路を前記可動ピンが移動する前記請求項1に記載のゴルフボール成形用金型。
  3. コアの表面に形成されたカバーを有し、前記カバーの表面にディンプルが形成されているゴルフボールを、前記ディンプルに対応した凸部が形成された半球状のキャビティが設けられた、ゴルフボールを2分割して成形する1対の型を有するゴルフボール成形用金型を用いて製造する製造方法であって、
    前記ゴルフボール成形用金型は、前記1対の型が合わせられる部分に設けられ、前記キャビティに連通されて前記キャビティ内に前記カバーを成形するための溶融樹脂を供給する少なくとも3つのゲートと、前記各ゲートにおける前記溶融樹脂の供給を妨げない位置に前記ゲートに接続するように設けられた退避部と、前記退避部および前記ゲート内を移動可能に設けられ、その端部が前記キャビティ内に進入する可動ピンとを備えており、前記可動ピンが、前記端部が前記ディンプルの形状に対応した凸部の形状を有するものであって、
    金型のキャビティ内に前記コアを収納し、前記キャビティ内にカバーを成形するための溶融樹脂をゲートから供給する工程と、
    前記溶融樹脂の供給後、前記ゲート内における前記溶融樹脂の供給を妨げない位置から前記キャビティに向けて、端部がディンプルの形状に対応した凸部の形状を有する可動ピンを移動して、前記端部が前記キャビティ内に進入することによりディンプルを形成する工程とを有することを特徴とするゴルフボールの製造方法。
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