JP4626246B2 - 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動制御方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明はアクティブマトリクス型LCD(Liquid Crystal Display)を用いた液晶表示装置、及び当該液晶表示装置を駆動するための駆動制御方法に関する。
液晶を駆動させて画像表示する液晶表示装置が知られている。このような液晶表示装置には、液晶表示パネル上に複数の走査線と複数の信号線とをそれぞれ直交に配置し、各交点近傍に液晶画素を配置するアクティブマトリクス方式のものがある。このアクティブマトリクス型液晶表示装置においては、スイッチング素子(例えばTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ))を介して信号線に接続される画素電極と、当該画素電極に対向して配置される共通電極との間に液晶が充填され、2つの電極間にて電場が形成されることにより液晶が駆動される。
以下、液晶表示装置について簡単に説明する。図2は、液晶表示装置9の構成の一例を示すブロック図であり、図3は液晶表示パネルの回路構成の一例を示す図である。液晶表示装置9は、液晶表示パネル10と、信号ドライバ20と、走査ドライバ30と、RGBデコーダ40と、反転アンプ50と、LCDコントローラ90と、VCOM発生回路70と、電圧発生回路80とを備えて構成される。
図3において、液晶表示パネル10は、列方向に配設された複数の信号ラインLd及び行方向に配設された複数の走査ラインLgと、信号ラインLdと走査ラインLgの各交点近傍に配置された複数の画素電極と、各画素電極に対向して配置された共通電極と、画素電極と共通電極の間に充填、保持された液晶からなる液晶容量Clcと、該液晶容量Clcに並列に接続され、他端が補助容量配線Lcを介して所定電圧Vcsに接続され、液晶容量Clcに印加された信号電圧を保持するための補助容量Csと、走査ラインLgにゲート端子が接続され、上記画素電極にソース端子が接続され、信号ラインLdにドレイン端子が接続されたTFTと、補助容量配線Lcと各信号ラインLdとの間に接続された静電気保護抵抗Rcsと、を備える。なお、静電気保護抵抗Rcsはダイオードやトランジスタによる静電気保護回路の等価的抵抗成分を表わしたものである。
信号ドライバ20には、信号ラインLdが接続され、後述するLCDコントローラ90から出力される水平制御信号(アウトプットイネーブル信号OE等)に基づいて、RGBデコーダ40から供給されるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の輝度信号を1行単位で記憶し、該輝度信号に対応する表示信号電圧を各信号ラインLdに順次供給する。
走査ドライバ30には、走査ラインLgが接続され、LCDコントローラ90から出力される垂直制御信号(ゲートラインアウトプットイネーブル信号GOE、ゲートクロック信号GPCK、ゲートスタート信号GSRT等)に基づいて、各走査ラインLgに走査信号を順次印加して選択状態とし、信号ラインLdと交差する位置の表示画素(画素電極)に、信号ドライバ20から信号ラインLdを介して供給された輝度信号に対応する表示信号電圧を印加する。
RGBデコーダ40は、例えば、液晶表示装置9の外部から供給される映像信号(コンポジットビデオ信号)から水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYを抽出して、LCDコントローラ90に供給すると共に、映像信号に含まれるR、G、Bの各色信号(RGB信号)を抽出し、反転アンプ50に出力する。
反転アンプ50は、LCDコントローラ90から供給される極性反転制御信号FRPに応じてRGB信号を反転処理して、RGB反転信号を生成して上記輝度信号として信号ドライバ20に出力する。
LCDコントローラ90は、RGBデコーダ40から供給される水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYに基づいて、極性反転制御信号FRP等を生成して、反転アンプ50及びVCOM発生回路70に出力すると共に、アウトプットイネーブル信号OE等を含む水平制御信号の他、ゲートラインアウトプットイネーブル信号GOE、ゲートクロック信号GPCK及びゲートスタート信号GSRT等を含む垂直制御信号とを生成して、各々信号ドライバ20及び走査ドライバ30に出力することにより、所定のタイミングで各表示画素に輝度信号に対応する表示信号電圧を印加して、液晶表示パネル10に映像信号に基づく所定の画像情報を表示させる制御を行う。
更にLCDコントローラ90は、液晶表示装置9のパワーセーブ状態(スタンバイ状態)に設定するための信号PowerSAVEを生成し、VCOM発生回路70に出力する。
VCOM発生回路70(コモン信号出力手段)は、各表示画素に共通に設けられた共通電極に印加されるコモン信号電圧VCOMを生成して出力し、LCDコントローラ90から出力される極性反転制御信号FRPに基づいて、各表示画素の画素電極に印加される表示信号電圧に対して、コモン信号電圧VCOMの極性を反転するように駆動制御する。
電圧発生回路80は、液晶表示装置9を備える装置の電源投入に応答して、液晶表示装置9を構成する各回路に必要な電圧を生成して供給する。例えば、各回路に共通に供給する内部ロジック回路電源電圧VCC、信号ドライバ20や走査ドライバ30の駆動に必要な高電圧VGH,VSHや低電圧VGL、VCOM発生回路70に供給される、コモン信号電圧VCOMのハイレベルとロウレベルを設定する電圧VCH、VCL等を生成して出力する。ここで、通常、コモン信号電圧VCOMのハイレベルに対応する電圧VCHは正電圧、ロウレベルに対応する電圧VCLは負電圧に設定される。
このような構成を有する液晶表示装置9において、各行(走査ラインLg)に走査信号を順次印加して選択状態として、信号ラインLdに供給された表示信号電圧をTFTを介して各画素電極に印加することにより、輝度信号に対応した表示信号電圧と共通電極に印加されたコモン信号電圧VCOMとの電位差が各表示画素の液晶容量Clcに充電されて、該電位差に応じて各表示画素における液晶分子の配向状態が制御される。これにより、所望の画像情報が液晶表示パネル10に表示される。
ところで、上述したような液晶表示装置9において、待機状態等になったときに、通常動作状態から非表示状態とし必要最小限の部分のみを動作させて消費電力を低減させたパワーセーブ状態に切り替える機能を備えるものがある。このパワーセーブ状態では、例えば、信号ラインLdがハイインピーダンスとされ、走査ドライバ30から走査ラインLgに印加される走査信号が非アクティブ状態とされる。そのため、各表示画素の液晶容量Clcは、通常動作終了時の電位を保持した状態となる。この表示画素に保持された電位(残留電圧)は、周辺配線(走査ラインLg、信号ラインLd、補助容量配線Lc等)やTFT等を介して発生するリーク電流により、時間経過と共に徐々に放電されて、最終的に共通電極(コモン信号電圧VCOM)と同電位となる。
ここで、残留電圧がリーク電流によりコモン信号電圧VCOMと同電位となるまでには、数秒程度の比較的長い時間を要するため、表示画像(残像)が徐々に消えていく過程がユーザの目に認識されることになる。このような表示の変化は、ユーザに対して見苦しさを感じさせる原因の一つとなっていた。また、通常動作状態からパワーセーブ状態に移行する度に、各表示画素の液晶分子に残留電圧に基づく直流電圧成分が印加されることになるため、液晶の劣化を招きやすいという問題も有していた。
このような残留電圧の問題を解決する手段として、例えば、特許文献1に記載されているような技術が知られている。すなわち、特許文献1においては、液晶表示装置の装置電源が遮断されてから、実際に電源から供給される駆動電力が遮断されるまでの所定の期間において、各信号ラインに特定のロウレベルの信号電圧を印加し、共通電極に印加されるコモン信号電圧VCOMも特定のロウレベル電圧VCLに設定する。そして、各走査ラインLgの走査が継続して行われることにより各表示画素に白表示データ(0V又は低電圧)が書き込まれて、残留電圧による残像を消す残像消去処理が行われるようにしている。
特開2003−295840号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている残像消去処理の方法では、以下のような問題があった。図4はVCOM発生回路70の回路構成の一例を示した図であり、図5は液晶表示装置9の主な信号波形の一例を示した図である。VCOM発生回路70は、レベルシフタ71と、インバータ72と、オペアンプ73と、スイッチ74とを備えて構成される。LCDコントローラ90から出力された極性反転制御信号FRPは、レベルシフタ71に入力される。極性反転制御信号FRPは、レベルシフタ71によって電圧変換が施され、電圧変換された信号がインバータ72に入力される。インバータ72から出力された信号は、出力端子76からコンデンサC1を介してコモン信号電圧VCOMの交流成分として出力される。また、オペアンプ73の出力電圧がコモン信号電圧VCOMの中心レベル(DCレベル)を設定するCOMDC電圧として出力端子75(中心電圧出力端子)から出力され、抵抗R3を介してコモン信号電圧VCOMに印加されて、コモン信号電圧VCOMの信号波形が生成される。スイッチ74は、COMDC電圧をGNDレベルに設定するためのスイッチであって、パワーセーブ状態に設定されるときにオン状態にされる。
図5の信号波形について説明する。タイミングt91にて液晶表示装置9の電源が投入されると、まずパワーセーブ状態(期間T91)となり、機器の初期設定が行われる。次いで、初期設定が終了して、タイミングt92にてパワーセーブが解除されると、パワーオンクリア処理が行われ、また、コモン信号電圧VCOMが極性反転制御信号FRPに応じて所定の周期で反転駆動される(期間T92)。その後、垂直制御信号(信号GOE、信号PCK、信号GSRT等)や信号OEが適宜印加されて、画像表示が行われる(通常動作状態;期間T93)。その後、待機状態等になって、タイミングt93からパワーセーブ状態に移行させる場合、まず次の垂直同期信号Vの立ち上がり(又は立ち下がり)タイミングから残像消去処理が行われる(期間T94)。そして残像消去処理終了後のタイミングt94にて、パワーセーブ状態に設定される(期間T95)。残像消去処理期間においては、上記で説明したように、各信号ラインLdに特定のロウレベルの信号電圧を印加し、共通電極に印加されるコモン信号電圧VCOMも特定のロウレベル電圧VCLに設定する。
ここで、残像消去処理終了後、パワーセーブ状態(期間T95)に設定するとき、タイミングt94にて信号PowerSAVEがLoレベルに設定され、スイッチ74がオン状態となりCOMDC端子75がGNDに接続される。このとき、コモン信号電圧VCOMはロウレベル電圧VCLであり、このロウレベル電圧VCLはGNDレベルより低い負電圧であるため、図5中の丸99で示すように、COMDC電圧が一時的にGNDレベル以下に下がる。するとVCOM発生回路70の基板電位(GND)とCOMDC端子75が順バイアスとなって、基板をベースとする寄生NPN(PNP)トランジスタが一時的にオン状態となって動作してしまう。これにより、パワーセーブ時でも動作しているシステムリセット回路(不図示)等から寄生NPN(PNP)トランジスタを介して電流が流れ、回路の誤動作を引き起こす原因となっていた。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、残像消去処理からパワーセーブ状態への移行時における回路の誤動作をなくした液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動制御方法を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明の液晶表示装置は、薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続された画素電極に対向するように共通電極が設けられているとともに前記画素電極と前記共通電極との間に液晶層が設けられた表示パネルと、所定の周期で電位が切り換わるコモン信号を前記共通電極に対して出力するコモン信号出力手段と、を備え、前記コモン信号出力手段が、所定のコンデンサの一端を接地電位よりも高い第1の電位と前記接地電位よりも低い第2の電位とに所定の周期で切り換えることによって矩形信号を生成する矩形信号生成部と、前記コンデンサの他端に対して直流成分を印加することによって前記矩形信号に前記直流成分が重畳された前記コモン信号を生成する直流成分重畳部と、を備え、パワーセーブ状態のときに前記コンデンサの他端が接地される液晶表示装置であって、前記パワーセーブ状態への移行に伴って前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時に前記コンデンサの一端が前記第1の電位になっているように、前記矩形信号生成部を制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記パワーセーブ状態へ移行するのに先立って前記液晶層に印加されている残留電圧を解消する手段を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液晶表示装置において、前記制御手段は、前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時よりも後の所定の期間に前記コンデンサの他端がフローティングになっているように、前記矩形信号生成部を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れかに記載の液晶表示装置において、前記薄膜トランジスタのゲート電極に供給される走査信号が非アクティブ状態に設定されることにより前記パワーセーブ状態として設定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続された画素電極に対向するように共通電極が設けられているとともに前記画素電極と前記共通電極との間に液晶層が設けられた表示パネルと、所定の周期で電位が切り換わるコモン信号を前記共通電極に対して出力するコモン信号出力手段と、を備え、前記コモン信号出力手段が、所定のコンデンサの一端を接地電位よりも高い第1の電位と前記接地電位よりも低い第2の電位とに所定の周期で切り換えることによって矩形信号を生成する矩形信号生成部と、前記コンデンサの他端に対して直流成分を印加することによって前記矩形信号に前記直流成分が重畳された前記コモン信号を生成する直流成分重畳部と、を備え、パワーセーブ状態のときに前記コンデンサの他端が接地される液晶表示装置の駆動制御方法であって、前記パワーセーブ状態への移行に伴って前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時に前記コンデンサの一端が前記第1の電位になっているように、前記矩形信号生成部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、残像消去処理からパワーセーブ状態への移行時における回路の誤動作の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。本実施の形態は、液晶表示装置をパワーセーブ状態に設定する前にFRP極性反転期間を設け、当該期間において極性反転制御信号FRPによってコモン信号電圧VCOMのハイレベル/ロウレベルを制御することによって、液晶表示装置の回路誤動作を防ぐものである。ここで、本実施の形態に係る液晶表示装置の構成として、例えば、背景技術において説明した残像消去処理と同様の処理を行う残像消去処理手段及びコモン信号出力手段を備える構成を適用することができ、以下における本実施の形態における液晶表示装置は、前述の図2〜図4と同様の構成を備えるものとするが、本発明における液晶表示装置はこれに限るものではなく、要するにパワーセーブ状態に設定する際にCOMDC端子がGNDに接続される構成を備えるものであれば同様に適用することができるものである。なお、図2において、本実施の形態の液晶表示装置は液晶表示装置1、LCDコントローラはLCDコントローラ60として以下説明する。
図1は、本発明の液晶表示装置の主な信号波形の一例を示した図である。タイミングt1にて液晶表示装置1の電源が投入されると、液晶表示装置1は、まずパワーセーブ状態(期間T1)となり、機器の初期設定が行われる。このとき、信号PowerSAVE、垂直制御信号(信号GOE、信号PCK、信号GSRT等)、信号OE、極性反転制御信号FRP、コモン信号電圧VCOM、COMDC電圧は全てロウレベルに設定される。
次いで、初期設定が終了して、タイミングt2にて、信号PowerSAVEがハイレベルになり、パワーセーブ状態が解除されると、パワーオンクリア処理が行われる(期間T2)。この期間では、信号PowerSAVEがハイレベルになってVCOM発生回路70(コモン信号出力手段)のスイッチ74がオフ状態となり、COMDC電圧は通常動作時のハイレベル電圧(オペアンプ73の出力電圧)に設定される。また極性反転制御信号FRPは、例えば水平走査期間に応じた所定の周期で極性反転され、この極性反転制御信号FRPに基づいてコモン信号電圧VCOMが反転駆動される。
次いで、垂直制御信号(信号GOE、信号PCK、信号GSRT等)や信号OEが適宜印加されて、通常の画像表示が行われる(通常動作状態;期間T3)。その後、待機状態等になったとき、パワーセーブ状態に設定するための制御動作(パワーセーブ状態設定手段)が行われる。タイミングt3からパワーセーブ状態に移行させる場合、まず、残像消去処理手段により、次の垂直同期信号Vの立ち上がり(又は立ち下がり)を受けて信号OEがロウレベルとなり、その後極性反転制御信号FRPがハイレベルとなる。これにより、各信号ラインLdに特定のロウレベルの信号電圧を印加し、インバータ72から出力され、共通電極に印加されるコモン信号電圧VCOMがロウレベル電圧VCLに設定される。また、垂直制御信号を継続して印加して各走査ラインLgの走査が行われ、各表示画素に白表示データ(0V又は低電圧)が書き込まれることにより、残留電圧による残像を消す残像消去処理が行われる(期間T4)。また、この間、信号PowerSAVEはハイレベルであるためスイッチ74はオフ状態であり、COMDC電圧は通常動作時のハイレベル電圧(オペアンプ73の出力電圧)に維持される。
次いで、残像消去処理が終了すると、FRP極性反転期間となる(期間T5)。このFRP極性反転期間においては、LCDコントローラ60は極性反転制御信号FRPをハイレベルからロウレベルに切り替える。これによって、インバータ72から出力されるコモン信号電圧VCOMがハイレベル電圧VCHに設定される。この間、信号PowerSAVEはハイレベルのままであるためスイッチ74はオフ状態であって、COMDC電圧は通常動作時のハイレベル電圧(オペアンプ73の出力電圧)に維持される。
FRP極性反転期間が終了した後、タイミングt4にて信号PowerSAVEがロウレベルに設定されてパワーセーブ状態となる(期間T6)。ここで、信号PowerSAVEがロウレベルに設定されると、スイッチ74がオン状態となり、COMDC端子75(中心電圧出力端子)がGNDに接続される。このとき、コモン信号電圧VCOMはハイレベル電圧VCHであり、このハイレベル電圧VCHはGNDレベルより高い正電圧であるため、図1中の丸100で示すように、COMDC電圧はハイレベル電圧からロウレベル電圧(GNDレベル)に徐々に低下するようになり、COMDC端子75がGNDレベル以下の負電圧に下がることはない。
このように、残像消去処理が終了した後、コモン信号電圧VCOMをハイレベルにするように極性反転制御信号FRPを制御するFRP極性反転期間を設け、その後にパワーセーブ状態に設定することにより、COMDC端子75の電圧レベルがGNDレベル以下の負電圧に下がる現象の発生をなくすことができる。これにより、パワーセーブ状態への移行時に、COMDC端子75の電圧レベルがGNDレベル以下の負電圧に下がって、基板をベースとする寄生NPN(PNP)トランジスタが動作して回路の誤動作が発生することをなくすことができる。
なお、上記実施形態では、残像消去処理が終了した後に、FRP極性反転期間を設け、その後にパワーセーブ状態に設定する構成としたが、これに限るものではなく、残像消去処理を行わないものであってもよく、要するにパワーセーブ状態に設定する際にCOMDC端子がGNDに接続される構成を備えるものであってもよい。
更に、本実施形態は、極性反転制御信号FRP、コモン信号電圧VCOM、信号PowerSAVE等のハイレベル/ロウレベルの切り替えタイミングの制御の追加のみによって構成することができるため、特別な回路や部品等を追加することなく実現することができる。
本発明の液晶表示装置の主な信号波形の一例を示した図。 液晶表示装置の構成の一例を示すブロック図。 液晶表示パネルの回路構成の一例を示した図。 VCOM発生回路の回路構成の一例を示した図。 従来の液晶表示装置の主な信号波形の一例を示した図。
符号の説明
1、9 液晶表示装置
10 液晶表示パネル
20 信号ドライバ
30 走査ドライバ
40 RGBデコーダ
50 反転アンプ
60、90 LCDコントローラ
70 VCOM発生回路
80 電圧発生回路

Claims (5)

  1. 薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続された画素電極に対向するように共通電極が設けられているとともに前記画素電極と前記共通電極との間に液晶層が設けられた表示パネルと、所定の周期で電位が切り換わるコモン信号を前記共通電極に対して出力するコモン信号出力手段と、を備え、
    前記コモン信号出力手段が、所定のコンデンサの一端を接地電位よりも高い第1の電位と前記接地電位よりも低い第2の電位とに所定の周期で切り換えることによって矩形信号を生成する矩形信号生成部と、前記コンデンサの他端に対して直流成分を印加することによって前記矩形信号に前記直流成分が重畳された前記コモン信号を生成する直流成分重畳部と、を備え、
    パワーセーブ状態のときに前記コンデンサの他端が接地される液晶表示装置であって、
    前記パワーセーブ状態への移行に伴って前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時に前記コンデンサの一端が前記第1の電位になっているように、前記矩形信号生成部を制御する制御手段を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記パワーセーブ状態へ移行するのに先立って前記液晶層に印加されている残留電圧を解消する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時よりも後の所定の期間に前記コンデンサの他端がフローティングになっているように、前記矩形信号生成部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記薄膜トランジスタのゲート電極に供給される走査信号が非アクティブ状態に設定されることにより前記パワーセーブ状態として設定されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の液晶表示装置。
  5. 薄膜トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続された画素電極に対向するように共通電極が設けられているとともに前記画素電極と前記共通電極との間に液晶層が設けられた表示パネルと、所定の周期で電位が切り換わるコモン信号を前記共通電極に対して出力するコモン信号出力手段と、を備え、
    前記コモン信号出力手段が、所定のコンデンサの一端を接地電位よりも高い第1の電位と前記接地電位よりも低い第2の電位とに所定の周期で切り換えることによって矩形信号を生成する矩形信号生成部と、前記コンデンサの他端に対して直流成分を印加することによって前記矩形信号に前記直流成分が重畳された前記コモン信号を生成する直流成分重畳部と、を備え、
    パワーセーブ状態のときに前記コンデンサの他端が接地される液晶表示装置の駆動制御方法であって、
    前記パワーセーブ状態への移行に伴って前記コンデンサの他端が接地されるタイミング時に前記コンデンサの一端が前記第1の電位になっているように、前記矩形信号生成部を制御することを特徴とする液晶表示装置の駆動制御方法。
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