JP4625734B2 - 露光パターン形成方法 - Google Patents

露光パターン形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4625734B2
JP4625734B2 JP2005219278A JP2005219278A JP4625734B2 JP 4625734 B2 JP4625734 B2 JP 4625734B2 JP 2005219278 A JP2005219278 A JP 2005219278A JP 2005219278 A JP2005219278 A JP 2005219278A JP 4625734 B2 JP4625734 B2 JP 4625734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffractive optical
light source
light
optical element
light sources
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005219278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007036039A (ja
Inventor
浩 横山
一実 芳賀
基志 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nanosystem Solutions Inc
Original Assignee
Nanosystem Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nanosystem Solutions Inc filed Critical Nanosystem Solutions Inc
Priority to JP2005219278A priority Critical patent/JP4625734B2/ja
Publication of JP2007036039A publication Critical patent/JP2007036039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4625734B2 publication Critical patent/JP4625734B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は露光パターン形成方法に関する。
従来から、発光効率の高いLEDなどをアレイ状に並設した光源アレイを使用して、半導体集積回路や液晶デバイスなどの露光パターンを形成する方法が提案されている。
このような光源アレイを使用した露光パターン形成方法として、光源の出力光の光路に配置された複数の光ファイバを束ねるファイババンドルを使用することにより、単位光源を小さくして照明むらの発光量を小さくする露光パターン形成方法が知られている(特許文献1)。
特開2004−228548号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、光源アレイにおいて形成した露光パターンをそのままファイババンドルの端面から出射させるために、光源アレイにおける光源の配列及びファイババンドルの端面におけるファイバの配列がすべて1対1で対応づけられた光源アレイ及びファイババンドルを使用する必要があった。これにより、特に光源アレイの光源の数が多いほど、光源アレイ及びファイババンドルの製造工程が複雑化し、製造コストがかかると共に、部品の汎用性が制限されるという問題があった。
本発明の課題は、光源アレイ及びファイババンドルを使用する露光パターン形成方法において、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることを可能とする露光パターン形成方法を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、光源が縦横に並設された光源アレイと、入力側端部の各々が前記光源の各々に1対1で光学的に接続された複数のファイバの出力側端部が1つに束ねられ出力端が端面に並設されたファイババンドルとを使用する露光パターン形成方法であって、前記ファイバの入力端の各々を前記光源の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続し、前記光源の各々を順次に点灯したときに光を出力する前記ファイバの出力端の位置を順次に検出して、前記光源の各々と前記ファイババンドルの端面における前記ファイバの出力端の各々の位置との対応づけを記憶し、この対応づけに基づいて前記光源の各々を点灯制御することにより、前記ファイババンドルの端面において所望の露光パターンを形成することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、光源が縦横に並設された光源アレイと、複数の回折光学素子が縦横に並設された回折光学素子ユニットと、入力側端部の各々が前記光源の各々に1対1で光学的に接続され出力側端部の各々が前記回折光学素子の各々に1対1で光学的に接続された複数のファイバを前記光源と前記回折光学素子との中間において1つに束ねるファイババンドルとを使用する露光パターン形成方法であって、前記ファイバの入力側端部の各々を前記光源の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続すると共に前記ファイバの出力側端部の各々を前記回折光学素子の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続し、前記光源の各々を順次に点灯したときに光が出力される前記回折光学素子の位置を順次に検出して、前記光源の各々と前記回折光学素子ユニットにおける前記回折光学素子の各々の位置との対応づけを記憶し、この対応づけに基づいて前記光源の各々を点灯制御することにより、前記回折光学素子ユニットにおいて所望の露光パターンを形成することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、光源を点灯したときに光を出射するファイバの位置を1つずつ検出することにより、その光源に対応するファイバの位置を確認することが可能となる。そして、その対応づけを記憶しておくことにより、ファイババンドルの端面において所望の露光パターンを形成するためにどの光源を点灯制御すればよいか判断することが可能となる。これにより、光源及びファイバはそれぞれ任意の順番で1対1に対応するように光学的に接続すればよく、光源の配列の順番とファイバの配列の順番とが対応づけられた光源アレイ及びファイババンドルを使用する必要はない。したがって、光源アレイの光源の数が多い場合でも、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、光源を点灯したときに光が出射される回折光学素子の位置を1つずつ検出することにより、その光源に対応する回折光学素子の位置を確認することが可能となる。そして、その対応づけを記憶しておくことにより、回折光学素子ユニットにおいて所望の露光パターンを形成するためにどの光源を点灯制御すればよいか判断することが可能となる。これにより、光源及び回折光学素子はそれぞれ任意の順番で1対1に対応するように光学的に接続すればよく、光源の配列の順番と回折光学素子の配列の順番とが対応づけられた光源アレイ及び回折光学素子ユニットを使用する必要はない。したがって、光源アレイの光源の数が多い場合でも、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることが可能となる。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る露光パターン形成方法に使用する露光装置1は、所望の露光パターンをステージ2に支持された基板3に投影露光するための露光光学系として、露光パターンを形成する光源アレイ4、回折光学素子ユニット5、ファイババンドル6及び投影レンズ7を備えている。
図2に示すように、光源アレイ4には複数の光源8が縦横に並設されている。また、各光源8には、半導体レーザ(LD)の電極から電流を注入してレーザ光を発生させるためのスイッチング回路22(図3参照)が接続されており、各光源8の発光をそれぞれ独立して制御することが可能となっている。なお、光源アレイ4の光源8は千鳥状に並設にすることなども可能である。また、光源8としては発光ダイオード(LED)を使用してもよい。
また、それぞれの光源8には、半導体レーザ(LD)が発光したレーザ光を外部に出射するためのガラス製の窓9が設けられている。
また、光源アレイ4に近接する位置には、複数の回折光学素子(Diffractive Optical Element)10が縦横に並設されることにより構成された回折光学素子ユニット5が設けられている。複数の回折光学素子10はそれぞれの光源8に対応するように設けられており、1つの光源8の窓9から出射したレーザ光は、それぞれ1つの回折光学素子10に入射するようになっている。
ここで、回折光学素子ユニット5が備える回折光学素子10は、楕円形に発光したレーザ光をほぼ方形又は矩形に整形し、また、それぞれの光源8が出射したレーザ光を隙間なく結像させるようにレーザ光の方向を制御するように構成されている。更に、回折光学素子10はレーザ光のパワー分布をトップハット型に変換する構成とされており、これによりレーザ光の強度を均一として短時間で均一な露光を行うようになっている。また、それぞれの回折光学素子10は、入射したレーザ光を各ファイバ11の入力端からそれぞれ入射させるようになっている。なお、本実施形態では1つの回折光学素子10が複数の機能を果たすが、1つの光源8に対して複数の回折光学素子10を設けて、それぞれの回折光学素子10に1つずつ機能を持たせることなども可能である。
また、複数のファイバ11の入力側端部の各々は、図1に示すように、各回折光学素子10の各々に近接するように配置されることにより、光源アレイ4が備える各光源8の各々と1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続されるようになっている。
また、複数のファイバ11の出力側端部は、ファイバ11の出力端がファイババンドル6の端面に並設されるように、ファイババンドル6によって1つに束ねられている。
このように本実施形態では、複数のファイバ11と各光源8の各々とをランダムな順番で接続することが可能であり、光源アレイ4における各光源8の配列の順番とファイババンドル6の端面における複数のファイバ11の出力端の配列の順番とが対応している必要はない。
また、ファイババンドル6は、ファイババンドル駆動部20(図3参照)により水平移動又は回転することができる構成となっている。これにより、ファイバ11が断線した場合や、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の本数が光源アレイ4における光源8の個数より多い場合に、ファイババンドル6を水平移動又は回転することにより、レーザ光を出射する光源8にファイバ11を対応させて、露光パターンにおいて常に黒くつぶれた部分ができるのを防止できるようになっている。
なお、本実施形態ではファイババンドル6を水平移動又は回転させる構成となっているが、ファイババンドル6及び光源アレイ4は相対的に水平移動又は回転することができればよく、光源アレイ4を水平移動又は回転させる構成とすることや、光源アレイ4及びファイババンドル6の双方を水平移動又は回転させる構成とすることも可能である。
また、本実施形態のファイババンドル6は直方体状とされており、ファイババンドル6の断面形状に応じた形状の光を出射させることによって、レーザ光をほぼ方形又は矩形として、隣り合う光源の各々からの出力光を隙間なく結像させることができるようになっている。なお、ファイババンドル6は円柱状などに形成することも可能である。
次に、ファイババンドル6から出射されたレーザ光は、投影レンズ7に入射するようになっている。投影レンズ7は、縮小投影レンズによって構成されており、ファイババンドル6から送信されたレーザ光による光像を縮小してステージ2に支持された基板3に結像させるようになっている。
また、図1に示すように、本実施形態に係る露光パターン形成方法に使用する露光装置1は、レーザ光を出射するファイバ11の出力端の位置を検出する検出光学系として、ハーフミラー12、集光レンズ13及び光スポット位置検出器14を備えている。
ハーフミラー12は、ファイバ11の出力端からの出射光を集光レンズ13の方向に反射するようになっている。
集光レンズ13は、ハーフミラー12からの投射光を光スポットとして光スポット位置検出器14に集光するようになっている。
光スポット位置検出器14は、集光レンズ13の焦点面に設けられており、集光レンズ13からの出射光により形成される光スポット位置を検出するようになっている。本実施形態の光スポット位置検出器14は、位置センシティブ・フォトダイオードやCCDアレイなどによって構成されており、図2に示すように、x−y平面上の光スポット位置を検出することにより、ファイババンドル6の端面においてレーザ光を出射するファイバ11の出力端の位置を検出するようになっている。
次に、図3に本実施形態に係る露光パターン形成方法に使用する露光装置1の機能的構成を示す。
図3に示すように、本実施形態に係る露光装置1は制御装置15を備えている。制御装置15が備える制御部16は、CPU(Central Processing Unit)、書き換え可能な半導体素子で構成されるRAM(Random Access Memory)及び不揮発性の半導体メモリで構成されるROM(Read Only Memory)から構成されている。
制御部16には露光装置1の各構成部分が接続されており、制御部16はROMに記録された処理プログラムをRAMに展開して、CPUによってこの処理プログラムを実行することにより、これらの各構成部分を駆動制御するようになっている。
また、制御装置15が備える入力部17は、キーボード、マウス、タッチパネルなどから構成され、ユーザによって露光パターンに関する指示入力ができるようになっている。また、入力部17は、ディスクなどの記録媒体などを装填できるように構成して、その記録媒体から露光パターンに関する情報を読み出すようにすることも可能である。
また、制御装置15が備える記憶部18は、半導体メモリなどからなる記録用のメモリであり、露光装置1の各構成部分から送信される情報などを記録する記録領域を有している。この記憶部18は、例えばフラッシュメモリなどの内蔵型メモリや、着脱可能なメモリカードやメモリスティックであってもよく、また、ハードディスク又はフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気記録媒体などであってもよい。
また、本実施形態の記憶部18は、光源アレイ4が備える光源8の各々と、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の出力端の各々の位置との対応づけを記憶するようになっている。
図4に示すように、制御部16には、光スポット位置検出器14、露光パターン制御部19、ファイババンドル駆動部20及びステージ駆動部21が電気的に接続されている。
光スポット位置検出器14は、レーザ光を出射するファイバ11の出力端の位置を検出するようになっている。例えば、図2に示すように、光源8aを点灯した際に検出された光スポット位置が(X,Y)=(4,3)であれば、その位置を光源8aに対応するファイバ11の出力端の位置として判断する。このように、光源8b、8c…についても1つずつ同様の検出を行い、レーザ光が出力されるファイバ11の出力端の位置を判断して、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の出力端の位置と、そのファイバ11に接続された光源8との対応づけを記憶部18に記憶するようになっている。
これにより、光源アレイ4における各光源8の配列の順番とファイババンドル6の端面における複数のファイバ11の出力端の配列の順番とが対応していなくても、ファイババンドル6の端面において所望の露光パターンを形成するために、どの光源8を点灯すればよいか判断することが可能となる。
露光パターン制御部19は、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の出力端の位置を検出する工程において、図2に示すように、各光源8を光源アレイ4に並設された順番に従って、光源8a、8b、8c…というように1つずつ点灯するようになっている。
また、露光パターン制御部19は、制御部16の指示信号に基づき、記憶部18から目的に応じた所望の露光パターンを読み出すと共に、ファイババンドル6の端面において所望の露光パターンを形成するファイバ11の出力端の位置を判断するようになっている。そして、記憶部18からファイバ11の出力端の位置と光源8との対応づけを読み出して参照することにより、露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯すればよいかを判断して、これら所定の光源8が点灯するようにスイッチング回路22を制御するようになっている。
ファイババンドル駆動部20は、制御部16の指示信号に基づき、ファイババンドル6を水平移動又は回転させるようになっている。
ステージ駆動部21は、基板3を支持するステージ2の上下移動や傾斜を制御することにより、投影レンズ7から基板3の表面に入射するレーザ光の位置を調整するようになっている。
次に、上記の露光装置1を使用した本発明の露光パターン形成方法について説明する。
まず、複数のファイバ11の入力側端部の各々を各回折光学素子10の各々に近接するように配置することにより、光源アレイ4が備える各光源8の各々と1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続する。
次に、露光パターン制御部19はスイッチング回路22の制御により、図2に示すように、各光源8を光源アレイ4に並設された順番に従って光源8a、8b、8c…というように1つずつ点灯していく。
こうして1つの光源8を点灯すると、光源8から出射したレーザ光は、回折光学素子ユニット5のうち1つの回折光学素子10に入射する。そして、1つの回折光学素子10に入射したレーザ光は、1つのファイバ11に入射する。これにより、1つの光源8が点灯されると、その光源8に接続された1つのファイバ11の出力端がファイババンドル6の端面における所定の位置からレーザ光を出射する。
次に、ファイバ11の出力端の各々がファイババンドル6の端面における所定の位置からレーザ光を出射すると、ハーフミラー12はファイバ11の出力端の各々からの出射光を集光レンズ13の方向に反射し、集光レンズ13はハーフミラー12からの投射光を光スポットとして光スポット位置検出器14に集光する。
続いて、光スポット位置検出器14は、レーザ光を出射するファイバ11の出力端の位置を検出する。例えば、図2に示すように、光源8aを点灯した際に検出された光スポット位置が(X,Y)=(4,3)であれば、その位置を光源8aに対応するファイバ11の出力端の位置として判断する。このように、光源8b、8c…についても1つずつ同様の検出を行い、ファイバ11の出力端の位置を判断していく。そして、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の出力端の位置と、そのファイバ11に接続された光源8との対応づけを記憶部18に記憶する。
次に、露光パターン制御部19は、制御部16の指示信号に基づき、記憶部18から目的に応じた所望の露光パターンを読み出す。続いて、露光パターン制御部19は、ファイババンドル6の端面において所望の露光パターンを形成するファイバ11の出力端の位置を判断する。そして、記憶部18からファイバ11の出力端の位置と光源8との対応づけを読み出して参照することにより、露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯すればよいかを判断する。そして、これら所定の光源8が点灯するようにスイッチング回路22を制御する。
続いて、光源アレイ4における所定の光源8が点灯すると、それぞれの光源8から出射したレーザ光は、それぞれ回折光学素子ユニット5のうち1つの回折光学素子10に入射する。そして、回折光学素子10は楕円形に発光したレーザ光をほぼ方形又は矩形に整形し、それぞれの光源8からのレーザ光を隙間なく結像させるようにレーザ光の方向を制御すると同時に、レーザ光のパワー分布をトップハット型に変換する。また、それぞれの回折光学素子10は、入射したレーザ光を、露光パターンを形成するファイバ11にそれぞれ入射させる。
こうして、ファイバ11にレーザ光が入射すると、ファイババンドル6は端面からレーザ光を所望の露光パターンとして出射する。
この際、ファイババンドル駆動部20は、ファイババンドル6を水平移動又は回転させることによって、ファイバ11が断線した場合や、ファイババンドル6の端面におけるファイバ11の本数が光源アレイ4における光源8の個数より多い場合に、レーザ光を出射する光源8にファイバ11を対応させて、露光パターンにおいて常に黒くつぶれた部分ができるのを防止する。
続いて、ファイババンドル6が出射したレーザ光が投影レンズ7を透過すると、ステージ2に支持された基板3に縮小して結像される。こうして、基板3は、縮小された所望の露光パターンに従って露光される。
この際、ステージ駆動部21は、基板3を支持するステージ2の上下移動や傾斜を制御することにより、投影レンズ7から基板3の表面に入射するレーザ光の位置を調整する。
以上のように本実施形態に係る露光パターン形成方法によれば、光源8を点灯したときに光を出射するファイバ11の位置を1つずつ検出することにより、その光源8に対応するファイバ11の位置を確認することが可能となる。そして、その対応づけを記憶しておくことにより、ファイババンドル6の端面において所望の露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯制御すればよいか判断することが可能となる。これにより、光源8及びファイバ11はそれぞれ任意の順番で1対1に対応するように光学的に接続すればよく、光源8の配列の順番とファイバ11の配列の順番とが対応づけられた光源アレイ4及びファイババンドル6を使用する必要はない。したがって、光源アレイ4の光源8の数が多い場合でも、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることが可能となる。
なお、本実施形態では露光パターン形成方法を露光装置1に適用する場合について説明したが、本発明の露光パターン形成方法はマスク製造装置などの光学装置に適用することも可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る露光パターン形成方法に使用する露光装置1は、露光光学系として、光源アレイ4と、複数の回折光学素子23が縦横に並設された回折光学素子ユニット24と、複数のファイバ25を1つに束ねるファイババンドル26と、投影レンズ7とを備えている。なお、光源アレイ4及び投影レンズ7の構成は第1の実施形態と同様である。
本実施形態において、複数のファイバ25の入力側端部の各々は光源8の各々に1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続されている。また、複数のファイバ25の出力側端部の各々は、図4に示すように、回折光学素子23の各々に1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続されている。
このように本実施形態では、光源8の各々と回折光学素子23の各々とを複数のファイバ25によってランダムな順番で接続することが可能であり、光源アレイ4における各光源8の配列の順番と回折光学素子ユニット24における回折光学素子23の配列の順番とが対応している必要はない。なお、回折光学素子23の各々に光学的に接続させた複数のファイバ25をランダムな順番で各光源8に接続することも可能である。
また、複数のファイバ25は、光源8と回折光学素子23との中間においてファイババンドル26により一つに束ねられている。
また、検出光学系の構成は第1の実施形態と同様である。
次に、本実施形態に係る露光パターン形成方法に使用する露光装置1の機能的構成のうち、第1の実施形態と相違する点について説明する。
本実施形態の記憶部18は、光源アレイ4が備える光源8の各々と、回折光学素子ユニット24における回折光学素子23の各々の位置との対応づけを記憶するようになっている。
光スポット位置検出器14は、ファイバ25の出力端からレーザ光を出射された回折光学素子23の位置を検出するようになっている。そして、光源8a、8b、8c…について1つずつ同様の検出を行うことにより、回折光学素子ユニット24における回折光学素子23の位置と、その回折光学素子23に対応する光源8との対応づけを判断し、その対応づけを記憶部18に記憶するようになっている。
露光パターン制御部19は、回折光学素子ユニット24における回折光学素子23の位置を検出する工程において、各光源8を光源アレイ4に並設された順番に従って光源8a、8b、8c…というように1つずつ点灯するようになっている。
また、露光パターン制御部19は、制御部16の指示信号に基づき、記憶部18から目的に応じた所望の露光パターンを読み出すと共に、回折光学素子ユニット24において所望の露光パターンを形成する回折光学素子23の位置を判断するようになっている。そして、記憶部18から回折光学素子23の位置と光源8との対応づけを読み出して参照することにより、露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯すればよいかを判断して、これらの所定の光源8が点灯するようにスイッチング回路22を制御するようになっている。
なお、制御部16、入力部17、ファイババンドル駆動部20及びステージ駆動部21の構成は第1の実施形態と同様である。
次に、上記の露光装置1を使用した本発明の露光パターン形成方法について説明する。
まず、複数のファイバ25の入力側端部の各々を光源8の各々に1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続する。そして、図4に示すように、複数のファイバ25の出力側端部の各々を、回折光学素子23の各々に1対1で対応するようにランダムな順番で光学的に接続する。なお、回折光学素子23の各々に光学的に接続させた複数のファイバ25をランダムな順番で各光源8に接続してもよい。また、複数のファイバ25は光源8と回折光学素子23との中間においてファイババンドル26により一つに束ねる。
次に、露光パターン制御部19はスイッチング回路22の制御により、各光源8を光源アレイ4に並設された順番に従って光源8a、8b、8c…というように1つずつ点灯していく。
こうして1つの光源8を点灯すると、光源8から出射したレーザ光はそれぞれの窓9に接続された1つのファイバ25に入射し、そのファイバ25の出力端は1つの回折光学素子23にレーザ光を出射する。
次に、ファイバ25の出力端が1つの回折光学素子23にレーザ光を出射すると、ハーフミラー12は回折光学素子23から出射されたレーザ光を集光レンズ13の方向に反射し、集光レンズ13はハーフミラー12からの投射光を光スポットとして光スポット位置検出器14に集光する。
続いて、光スポット位置検出器14は、ファイバ25の出力端からレーザ光を出射された回折光学素子23の回折光学素子ユニット24における位置を検出する。そして、光源8a、8b、8c…についても1つずつ同様の検出を行い、回折光学素子ユニット24における回折光学素子23の位置と、その回折光学素子23に対応する光源8との対応づけを記憶部18に記憶する。
次に、露光パターン制御部19は、制御部16の指示信号に基づき、記憶部18から目的に応じた所望の露光パターンを読み出す。続いて、露光パターン制御部19は、回折光学素子ユニット24において所望の露光パターンを形成する回折光学素子23の位置を判断する。そして、記憶部18から回折光学素子23の位置と光源8との対応づけを読み出して参照することにより、露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯すればよいかを判断する。そして、これらの所定の光源8が点灯するようにスイッチング回路22を制御する。
以上のように本実施形態に係る露光パターン形成方法によれば、光源8を点灯したときに光が出射される回折光学素子10の位置を1つずつ検出することにより、その光源8に対応する回折光学素子10の位置を確認することが可能となる。そして、その対応づけを記憶しておくことにより、回折光学素子ユニット5において所望の露光パターンを形成するためにどの光源8を点灯制御すればよいか判断することが可能となる。これにより、光源8及び回折光学素子10はそれぞれ任意の順番で1対1に対応するように光学的に接続すればよく、光源8の配列の順番と回折光学素子10の配列の順番とが対応づけられた光源アレイ4及び回折光学素子ユニット5を使用する必要はない。したがって、光源アレイ4の光源8の数が多い場合でも、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明の露光パターン形成方法によれば、光源アレイ及びファイババンドルを使用する露光パターン形成方法において、部品の製造工程を簡単化して製造コストを低減すると共に、部品の汎用性を高めることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る露光装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る光源アレイ及びファイババンドルの構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る露光装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る露光装置の概略構成図である。
符号の説明
1 露光装置
2 ステージ
3 基板
4 光源アレイ
5 回折光学素子ユニット
6 ファイババンドル
8 光源
10 回折光学素子
11 ファイバ
12 ハーフミラー
13 集光レンズ
14 光スポット位置検出器
16 制御部
17 入力部
18 記憶部
19 露光パターン制御部
20 ファイババンドル駆動部
21 ステージ駆動部
22 スイッチング回路
23 回折光学素子
24 回折光学素子ユニット
25 ファイバ
26 ファイババンドル

Claims (2)

  1. 光源が縦横に並設された光源アレイと、入力側端部の各々が前記光源の各々に1対1で光学的に接続された複数のファイバの出力側端部が1つに束ねられ出力端が端面に並設されたファイババンドルとを使用する露光パターン形成方法であって、前記ファイバの入力端の各々を前記光源の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続し、前記光源の各々を順次に点灯したときに光を出力する前記ファイバの出力端の位置を順次に検出して、前記光源の各々と前記ファイババンドルの端面における前記ファイバの出力端の各々の位置との対応づけを記憶し、この対応づけに基づいて前記光源の各々を点灯制御することにより、前記ファイババンドルの端面において所望の露光パターンを形成することを特徴とする露光パターン形成方法。
  2. 光源が縦横に並設された光源アレイと、複数の回折光学素子が縦横に並設された回折光学素子ユニットと、入力側端部の各々が前記光源の各々に1対1で光学的に接続され出力側端部の各々が前記回折光学素子の各々に1対1で光学的に接続された複数のファイバを前記光源と前記回折光学素子との中間において1つに束ねるファイババンドルとを使用する露光パターン形成方法であって、前記ファイバの入力側端部の各々を前記光源の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続すると共に前記ファイバの出力側端部の各々を前記回折光学素子の各々に1対1で対応するようにランダムに光学的に接続し、前記光源の各々を順次に点灯したときに光が出力される前記回折光学素子の位置を順次に検出して、前記光源の各々と前記回折光学素子ユニットにおける前記回折光学素子の各々の位置との対応づけを記憶し、この対応づけに基づいて前記光源の各々を点灯制御することにより、前記回折光学素子ユニットにおいて所望の露光パターンを形成することを特徴とする露光パターン形成方法。
JP2005219278A 2005-07-28 2005-07-28 露光パターン形成方法 Active JP4625734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219278A JP4625734B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 露光パターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219278A JP4625734B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 露光パターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007036039A JP2007036039A (ja) 2007-02-08
JP4625734B2 true JP4625734B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=37794905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005219278A Active JP4625734B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 露光パターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4625734B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101624009B1 (ko) * 2009-07-31 2016-05-24 칼 짜이스 에스엠티 게엠베하 광학 빔 편향 소자 및 조정 방법
US20130065185A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Donis G. Flagello Scanning Lithography using point source imaging arrays
JP7038666B2 (ja) * 2016-04-26 2022-03-18 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 測定システム、較正方法、リソグラフィ装置及びポジショナ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000002515A (ja) * 1998-06-18 2000-01-07 Canon Inc 測長装置および該測長装置を備えた露光装置
JP2000150374A (ja) * 1991-12-27 2000-05-30 Nikon Corp 投影露光装置及び方法、並びに素子製造方法
JP2001313251A (ja) * 2000-02-21 2001-11-09 Tokyo Denki Univ 光ファイバーマトリックス投影露光装置
JP2004228548A (ja) * 2002-11-29 2004-08-12 Nikon Corp 照明装置、露光装置及び露光方法
JP2004228343A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置
JP2005181796A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000150374A (ja) * 1991-12-27 2000-05-30 Nikon Corp 投影露光装置及び方法、並びに素子製造方法
JP2000002515A (ja) * 1998-06-18 2000-01-07 Canon Inc 測長装置および該測長装置を備えた露光装置
JP2001313251A (ja) * 2000-02-21 2001-11-09 Tokyo Denki Univ 光ファイバーマトリックス投影露光装置
JP2004228548A (ja) * 2002-11-29 2004-08-12 Nikon Corp 照明装置、露光装置及び露光方法
JP2004228343A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置
JP2005181796A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007036039A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5783406B2 (ja) 光源装置、及びプロジェクタ
JP2011530722A (ja) 温度補償された合焦時間を有する液体レンズ
JP4775842B2 (ja) パターン描画装置
TWI448026B (zh) 驅動半導體雷射的方法及設備、用於導出半導體雷射之驅動電流圖形的方法及設備
TWI650613B (zh) 光源裝置及曝光裝置
JP2011530722A5 (ja)
JP2017134918A (ja) 車両用前照灯装置
JP2008541144A (ja) レーザ走査型顕微鏡のピンホール開口およびピンホール位置を高い再現精度で調整するための装置および方法
WO2006137486A1 (ja) 画像露光装置
JP2005202930A (ja) 光学情報読取装置
JP4625734B2 (ja) 露光パターン形成方法
JP2006337834A (ja) 露光装置及び露光方法
JP2007253167A (ja) レーザ加工装置
JP2019120642A (ja) 画像検査装置および照明装置
JP2006227198A (ja) レーザ加工装置
JP2003337425A (ja) 露光装置
JP2007019073A (ja) 露光パターン形成装置及び露光装置
JP4376693B2 (ja) 露光方法および装置
JP2009095876A (ja) レーザ加工装置、レーザ加工方法およびレーザ加工プログラム
JP2008085038A (ja) 発光素子駆動方法および装置
JP4570151B2 (ja) マスク製造方法
US11575875B2 (en) Multi-image projector and electronic device having multi-image projector
ATE375254T1 (de) Abbildungsvorrichtung
JP6746934B2 (ja) 光源装置
JP2006237486A (ja) 合波光量制御方法及び合波光量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4625734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250