JP4625066B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は、主として車両の駆動装置を制御する車両制御装置および車両のバネ上振動を低減させるための車両制振方法に関する。
従来から、車両を制振するための装置として、ドライバーによるアクセル操作、ステアリング操作およびブレーキ操作の少なくとも一つに対応する物理量を入力指令として、当該入力指令に対応するエンジンおよびブレーキの少なくとも何れかを制御する車両制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両制御装置は、車両を制振するために、ドライバーによる入力指令に起因して発生する振動、すなわち、タイヤが受ける路面反力による上下あるいは/および捻りの振動、サスペンションにおける車体バネ下の振動、および車体自体が受ける車体バネ上の振動の少なくとも1つに関する運動モデルを用いてドライバーによる入力指令を補正する。
特開2004−168148号公報
しかしながら、上記従来の車両制御装置では、ドライバーによる入力指令を補正するために単一の運動モデルが用いられている。このため、ドライバー等の嗜好に応じて走行特性を変化させることができる車両では、ドライバーによって車両の走行特性が変化させられると、上記従来の車両制御装置を用いても車両を良好に制振し得なくなることがある。また、上述のように単一の運動モデルを用いてドライバーによる入力指令を補正する場合、車両の走行環境や走行状態が変化しても、車両を良好に制振し得なくなることがある。
そこで、本発明は、車両の走行環境が変化しても、車両を良好に制振することができる車両制御装置の提供を目的とする。
本発明による車両制御装置は、車両の走行に関連する所定の目標制御量を設定し、この目標制御量に基づいて少なくとも車両の駆動装置を制御する車両制御装置において、ドライバーの要求および車両に含まれる所定の制御装置からの要求の少なくとも何れか一方に基づいて目標制御量を設定する目標制御量設定手段と、車両の走行環境を取得する走行環境取得手段と、目標制御量設定手段により設定された目標制御量を車両のバネ上振動が抑制されるように補正する補正手段とを備え、前記補正手段は、前記車両のバネ上振動を減衰可能とする減衰特性を有する2次のノッチフィルタであり、この補正手段による目標制御量の補正量は、走行環境取得手段によって取得された走行環境に応じて変化させられ、前記2次のノッチフィルタは、前記走行環境取得手段によって取得された走行環境に応じて前記減衰特性を定めるためのパラメータが変化させられるとともに、前記目標駆動力を入力とし前記車両のサスペンションストロークを出力とする伝達関数のうち、振動を誘発する成分を抑制するように構成されていることを特徴とする。
この車両制御装置は、目標制御量設定手段と、走行環境取得手段と、補正手段とを備える。目標制御量取得手段は、アクセルペダルやブレーキペダル、操舵ハンドルといった操作手段を介したドライバーの要求や、例えばクルーズコントローラといった制御装置からの要求に基づいて目標制御量を設定する。また、走行環境取得手段は、例えば車両の走行路面状態といったような車両の走行環境を取得する。更に、補正手段は、目標制御量設定手段により設定された目標制御量を車両のバネ上振動が抑制されるように補正する。そして、補正手段による目標制御量の補正に際しては、目標制御量の補正量が走行環境取得手段によって取得された走行環境に応じて変化させられる。これにより、この車両制御装置によれば、車両の走行環境を考慮しつつ車両のバネ上振動が抑制されるように制御目標量が補正されることになるので、車両の走行環境が変化しても、車両を良好に制振することが可能となる。
上述のように、目標駆動力を入力とすると共に車両のサスペンションストロークを出力とする2次/4次伝達関数の一方の2次伝達関数の極をキャンセルする2次のノッチフィルタを用いて目標制御量としての目標駆動力を補正することにより、車両を制振することが可能となる。そして、ノッチフィルタを用いた目標制御量の補正に際して、当該ノッチフィルタ、すなわち2次/2次伝達関数の形をとる補正式の周波数や減衰比といったパラメータを車両の走行環境に応じて変化させることにより、車両の走行環境が変化しても、車両を良好に制振することが可能となる。
本発明によれば、車両の走行環境が変化しても、車両を良好に制振することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による車両制御装置が適用された車両を示すブロック構成図である。同図に示される車両1は、走行駆動源として、ガソリンエンジンあるいはディーゼルエンジン等の図示されない内燃機関を含むものである。この内燃機関は、燃料噴射装置2、点火装置3、電子制御式スロットルバルブ4(以下、単に「スロットルバルブ4」という)等の機器を含む。また、車両1には、内燃機関が発生した動力を駆動輪に伝達する自動変速機または無段変速機といった変速機5が備えられている。更に、車両1には、ブレーキペダルの操作量に応じて電子制御されるブレーキアクチュエータ6等を含む電子制御式ブレーキシステムや、操舵ハンドルの操作量に応じて電子制御される可変ギヤ機構や電動アシストユニットといった操舵用アクチュエータ7等を含む操舵装置、更には、電子制御されて減衰力を変化させる複数のショックアブソーバ8等を含む電子制御式サスペンションが備えられている。
車両1の駆動装置を構成する内燃機関および変速機は、本発明による車両制御装置たる駆動制御用電子制御ユニット(以下、「駆動制御ECU」といい、電子制御ユニットはすべて「ECU」と称される。)10により制御される。駆動制御ECU10は、それぞれ各種演算処理を行う第1プロセッサ11および第2プロセッサ12を有する。第1プロセッサ11および第2プロセッサ12は、それぞれ、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース、記憶装置等(何れも図示省略)を備えるものである。そして、駆動制御ECU10には、図示されないバス等を介して、アクセルセンサ14、ブレーキセンサ15、および舵角センサ16が接続されている。
アクセルセンサ14は、ドライバーによるアクセルペダルの操作量を検知し、検知した値を示す信号を駆動制御ECU10に与える。また、ブレーキセンサ15は、ドライバーによるブレーキペダルの操作量を検知し、検知した値を示す信号を駆動制御ECU10に与える。更に、舵角センサ16は、ドライバーによる操作ハンドルの操舵量たる操舵角を検知し、検知した値を示す信号を駆動制御ECU10に与える。駆動制御ECU10は、各センサ14〜16からの信号に示されるドライバーの要求や図示されない他のセンサの検出値に応じて、ドライバーの要求が満たされるように上述の燃料噴射装置2、点火装置3、スロットルバルブ4および変速機5を制御する。本実施形態において、内燃機関の燃料噴射装置2および点火装置3は、主として駆動制御ECU10の第1プロセッサ11により制御され、スロットルバルブ4は、主として駆動制御ECU10の第2プロセッサ12により制御される。また、第2プロセッサ12は、更に変速機5を制御すると共に、ドライバーによる車両1の運転を支援・代行するいわゆるクルーズコントローラとしても機能する。なお、駆動制御ECU10は、必ずしも内燃機関と変速機5との双方を制御するものである必要はなく、内燃機関と変速機5との少なくとも何れかを制御するものであればよい。
加えて、駆動制御ECU10には、図示されないバス等を介して、環境情報取得装置17およびモードスイッチ18が接続されている。本実施形態において、環境情報取得装置17には、ナビゲーションシステム、道路交通情報通信システム(VICS)、車間距離を取得する撮像ユニットまたは車間センサが含まれる。環境情報取得装置17は、車両1の走行路面状態や、車間距離等の情報を取得し、取得した情報を駆動制御ECU10に与える。なお、環境情報取得装置17には、各種情報を取得可能なレーダユニットが含まれてもよい。
モードスイッチ18は、上述の電子制御式サスペンションシステムに含まれる複数のショックアブソーバ8の減衰力を切り換える際に用いられ、モードスイッチ18を操作することにより、車両1の走行特性すなわち走行モードを変化させることができる。本実施形態において、モードスイッチ18がドライバーによりOFFされた状態では、各ショックアブソーバ8の減衰力が標準に設定され、これにより、車両1の走行特性がノーマルモードに設定される。また、モードスイッチ18がONされると共に「モード1」に設定されると、各ショックアブソーバ8の減衰力が標準よりも硬めに設定され、これにより、車両1の走行特性がパワーモードに設定される。パワーモードのもとでは、車両1の制振よりも加速性能が優先される。更に、モードスイッチ18がONされると共に「モード2」に設定されると、各ショックアブソーバ8の減衰力が標準よりも柔らかめに設定され、これにより、車両1の走行特性がコンフォートモードに設定される。コンフォートモードのもとでは、車両1の加速性能よりも制振が優先される。
そして、駆動制御ECU10は、図示されないバス等を介してあるいは無線通信により、ECBECU20、操舵ECU30およびサスペンションECU40と接続されている。ECBECU20は、上述の電子制御式ブレーキシステムを制御するものであり、ブレーキセンサ15を始めとする各種センサの検出値に基づいてブレーキアクチュエータ6等を制御する。また、本実施形態のECBECU20は、車両1の車両の旋回方向の安定性を確保するための車両安定性制御(VSC:Vehicle Stability Control)をも実行可能に構成されている。操舵ECU30は、車両1の操舵装置を制御するものであり、舵角センサ16を始めとする各種センサの検出値に基づいて操舵用アクチュエータ7等を制御する。サスペンションECUは、上述の電子制御式サスペンションを制御するものであり、ドライバーによるモードスイッチ18の操作に応じて各ショックアブソーバ8の減衰力を切換制御する。なお、上述の駆動制御ECU10、ECBECU20、操舵ECU30およびサスペンションECU40には、例えばスロットル開度センサ、車速センサ、前後加速度センサ、ヨーレートセンサといった各種センサから制御に必要な情報が与えられることはいうまでもない。
図2は、上述の駆動制御ECU10による駆動装置としての内燃機関および変速機の基本的な制御手順を説明するための制御ブロック図である。同図に関連する制御は、基本的に駆動制御ECU10の第1プロセッサ11により実行される。第1プロセッサ11には、図2に示されるように、目標加速度取得部111、目標駆動力取得部112、駆動力調停部114、フィルタ115および制御量設定部116が構築されている。目標加速度取得部111は、アクセル操作量と車両1の目標加速度との関係を規定するマップ等を用いてアクセルセンサ14からの信号に示されるアクセル操作量に応じた車両1の目標加速度を取得し、取得した値を示す信号を目標駆動力取得部112に与える。目標駆動力取得部112は、車両1の目標加速度と内燃機関の目標駆動力との関係を規定するマップ等を用いて目標加速度取得部111により取得された目標加速度すなわちアクセル操作量に応じた内燃機関の目標駆動力を取得する。そして、目標駆動力取得部112は、取得した値を示す信号を駆動力調停部114に与える。
駆動力調停部114は、目標駆動力取得部112からの信号と、ドライバーからの要求および車両1に含まれる制御装置である第2プロセッサ12からの要求との少なくとも何れか一方に基づいて内燃機関の目標駆動力Ptを設定する。すなわち、本実施形態では、駆動制御ECU10の第2プロセッサ12は、ドライバーによる車両1の運転を支援・代行するいわゆるクルーズコントローラとしても機能することから、ドライバーによりクルーズコントロールの実行要求がなされた場合、第1プロセッサ11の駆動力調停部114に対して第2プロセッサ12からクルーズコントロールに必要な駆動力の要求がなされる。このような場合、駆動力調停部114は、基本的に、目標駆動力取得部112からの目標駆動力にクルーズコントローラとしての第2プロセッサ12からの要求駆動力を加算することにより、内燃機関の目標駆動力Ptを設定する。なお、目標駆動力取得部112からの目標駆動力と第2プロセッサ12からの要求駆動力との和が所定のガード範囲内に含まれない場合、駆動力調停部114は、目標駆動力Ptを当該ガード範囲の上限値または下限値とするガード処理を実行する。このようなガード処理は、目標駆動力Ptが上記ガード範囲に含まれない場合に、第2プロセッサ12からの要求を無効にするものであってもよい。
フィルタ115は、駆動力調停部114により設定された最終的な目標駆動力Ptを車両1のバネ上振動が抑制されるように補正するものである。本実施形態では、フィルタ115として、2次のノッチフィルタが用いられる。フィルタ115からの出力、すなわち、補正後の目標駆動力Ptcは、制御量設定部116に与えられる。制御量設定部116は、補正後の目標駆動力Ptcに基づいて、内燃機関の燃料噴射装置2、点火装置3、スロットルバルブ4および変速機5の制御量を定める。第1プロセッサ11あるいは第2プロセッサ12は、制御量設定部116により定められた制御量に基づいて燃料噴射装置2、点火装置3、スロットルバルブ4および変速機5に対する制御信号を生成し、各機器に与える。これにより、車両1の内燃機関および変速機5は、ドライバーの要求に応じるように制御されることになる。
ここで、本実施形態の駆動制御ECU10の第1プロセッサ11に対して上述のような2次のノッチフィルタであるフィルタ115が設けられているのは次のような理由による。すなわち、例えば車両1が後輪駆動車両である場合、車両の目標駆動力を入力とし、車両のリヤサスペンションストロークを出力とする伝達関数は、一般に、次の(1)式に示される2次/4次伝達関数として表わすことができる。
Figure 0004625066
かかる2次/4次伝達関数には、2つの2次伝達関数G(s)およびG(s)が含まれるが、(1)式を同定すると、左項の2次伝達関数G(s)の減衰比ζの値は振動的なものとなるのに対して右項の2次伝達関数G(s)の減衰比ζの値は非振動的なものとなる。このため、(1)式の右項の2次伝達関数G(s)は振動を誘発するものとならないが、左項の2次伝達関数G(s)は振動を誘発するものとなる。従って、(1)式の2次/4次伝達関数に含まれる振動を誘発する2次伝達関数G(s)の極をキャンセルする2次のノッチフィルタとして構成されたフィルタ115を用いて目標制御量としての目標駆動力Ptを補正することにより、車両1を制振することが可能となる。
(1)式の2次伝達関数G(s)の極をキャンセルする2次のノッチフィルタは、2次/2次伝達関数の形をとり、規範周波数をωmとし、規範減衰比をζmとし、プラントたる車両1の駆動系統のプラント周波数をωpとし、プラント減衰比をζpとすれば、次の(2)式のように表される。このため、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11には、(2)式の補正式に基づいて目標駆動力Ptを補正するように構成されたフィルタ115が設けられる。
Figure 0004625066
この場合、(2)式の規範周波数ωm、規範減衰比ζm、プラント周波数ωp、プラント減衰比ζpといったパラメータは、車両1の走行特性すなわち走行モード、車両1の走行環境や走行状態等が変化すれば、その変化に応じて異なる値となるものである。従って、フィルタ115を用いた目標駆動力Ptの補正に際して、フィルタ115の減衰特性(補正式)を定めるための周波数および減衰比である規範周波数ωm、規範減衰比ζm、プラント周波数ωp、プラント減衰比ζpといったパラメータをドライバーにより設定される車両1の走行モードや、車両1の走行環境、走行状態に応じて変化させることにより、車両1を常時良好に制振することが可能となる。
そして、本実施形態の車両1では、フィルタ115の減衰特性を定めるためのパラメータを車両1の走行特性、走行環境および走行状態に応じて変化させながら上述の目標駆動力Ptを補正すべく、図3に示されるルーチンが実行される。図3のルーチンは、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11によって所定時間おきに繰り返し実行されるものである。第1プロセッサ11は、本ルーチンの実行タイミングになると、まず、車両1の車速、アクセルペダルあるいはブレーキペダルの操作量といったような車両1の状態を取得した上で(S1)、フィルタ115の各規範パラメータを車両1の走行モードに応じて設定するための規範パラメータ設定処理(S2)を実行する。
S2の処理の後、第1プロセッサ11は、フィルタ115の各プラントパラメータを車両1の走行モードに応じて設定するためのプラントパラメータ設定処理(S4)を実行し、更に、フィルタ115による補正処理に際して車両1の走行環境を考慮するか否かの判定を行う(S5)。第1プロセッサ11は、所定の判定基準に従い、フィルタ115による補正処理に際して車両1の走行環境を考慮すべきと判断すると(S5におけるYes)、環境情報取得装置17により取得される環境情報に応じてフィルタ115の各規範パラメータに乗じられる規範パラメータ係数を設定する処理(S6)を実行する。なお、フィルタ115による補正処理に際して車両1の走行環境を考慮しないと判断された場合(S5におけるNo)、規範パラメータ係数を設定する処理(S6)はスキップされる。次いで、第1プロセッサ11は、車両1の走行状態に応じてフィルタ115の各規範パラメータに乗じられる規範パラメータ係数を設定する処理(S8)を実行した上で、フィルタ115を用いた目標駆動力Ptの補正処理(S10)を実行する。
図4は、S2の規範パラメータ設定処理を説明するためのフローチャートである。同図に示されるように、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11は、まず、モードスイッチ18がONされているか否か判定する(S20)。第1プロセッサ11は、モードスイッチ18がOFFになっており、ドライバーにより車両1の走行モードがノーマルモードに設定されていると判断した場合(S20におけるNo)、ノーマルモード時の規範周波数ωm0および規範減衰比ζm0を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなる規範パラメータとして所定の記憶領域に格納する(S22)。
一方、第1プロセッサ11は、モードスイッチ18がONされていると判断した場合(S20におけるYes)、更に、モードスイッチ18が車両1の加速性能を優先する「モード1」に設定されているか否か判定する(S24)。モードスイッチ18が「モード1」に設定されており、ドライバーにより車両1の走行モードがパワーモードに設定されていると判断した場合(S24におけるYes)、パワーモード時の規範周波数ωm1および規範減衰比ζm1を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなる規範パラメータとして所定の記憶領域に格納する(S26)。
また、S20にてモードスイッチ18がONされていると判断され、S24にてモードスイッチ18が「モード1」に設定されていないと判断される場合、ドライバーにより車両1の走行モードが「モード2」に、すなわち、車両1の制振を優先するコンフォートモードに設定されていることになる(S24におけるNo)。従って、S24にて否定判断を行った場合、第1プロセッサ11は、コンフォートモード時の規範周波数ωm2および規範減衰比ζm2を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなる規範パラメータとして所定の記憶領域に格納する(S28)。
なお、ノーマルモード、パワーモード、およびコンフォートモードの規範パラーメータωm0,ζm0、ωm1,ζm1,ωm2およびζm2は、それぞれ予め実験・解析を経て同定され、駆動制御ECU10の記憶装置に格納されている。また、以下の説明において、規範パラーメータωm0,ζm0、ωm1,ζm1,ωm2およびζm2を適宜ωmi,ζmiと総称する。ただし、添え字iは、モードスイッチ18を介して設定される車両1の走行モードを示し、i=0はノーマルモードを、i=1はパワーモードを、i=2はコンフォートモードをそれぞれ示す。
S22、S26またはS28にて規範周波数ωmiおよび規範減衰比ζmiが設定されると、次いでS4のプラントパラメータ設定処理が実行される。図5は、S4のプラントパラメータ設定処理を説明するためのフローチャートである。この場合も、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11は、まず、モードスイッチ18がONされているか否か判定する(S40)。第1プロセッサ11は、モードスイッチ18がOFFになっており、ドライバーにより車両1の走行モードがノーマルモードに設定されていると判断した場合(S40におけるNo)、ノーマルモード時のプラント周波数ωp0およびプラント比ζp0を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなるプラントパラメータとして所定の記憶領域に格納する(S42)。
一方、第1プロセッサ11は、モードスイッチ18がONされていると判断した場合(S40におけるYes)更に、モードスイッチ18が「モード1」に設定されているか否か判定する(S44)。モードスイッチ18が「モード1」に設定されており、ドライバーにより車両1の走行モードがパワーモードに設定されていると判断した場合(S44におけるYes)、パワーモード時のプラントωp1およびプラントζp1を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなるプラントパラメータとして所定の記憶領域に格納する(S46)。また、モードスイッチ18がONされており、かつ、モードスイッチ18が「モード1」に設定されていないと判断すると(S44におけるNo)、第1プロセッサ11は、モード2すなわちコンフォートモード時のプラント周波数ωp2およびプラント減衰比ζp2を所定の記憶装置から読み出し、それぞれの値をベースとなるプラントパラメータとして所定の記憶領域に格納する(S48)。
ノーマルモード、パワーモード、およびコンフォートモードのプラントパラーメータωp0,ζp0、ωp1,ζp1,ωp2およびζp2も、それぞれ予め実験・解析を経て同定され、駆動制御ECU10の記憶装置に格納されている。また、以下の説明において、プラントパラメータωp0,ζp0、ωp1,ζp1,ωp2およびζp2を適宜ωpi,ζpiと総称する。なお、車両1の電子制御式サスペンションが車高調整機能をも有しており、走行モードごとに例えば複数の車高を設定可能なものである場合には、ノーマルモード、パワーモードおよびコンフォートモードごとに、複数の車高に応じたプラントパラメータを用意しておき、設定されている車高に応じたプラントパラメータを設定すると好ましい。
S42、S46またはS48にてプラント周波数ωpiおよびプラント減衰比ζpiが設定され、かつ、S5にて肯定判断がなされると、次いでS6の規範パラメータ係数設定処理が実行される。図6は、車両1の走行環境に応じて規範パラメータ係数を設定する処理を説明するためのフローチャートである。同図に示されるように、走行環境に応じて規範パラメータ係数を設定するに際して、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11は、環境情報取得装置17に含まれるナビゲーションシステム等から車両1の走行環境に関する情報を取得する(S60)。そして、第1プロセッサ11は、S60にて取得した走行環境に関する情報に基づいて、車両1が高速道路等の自動車専用道路を走行しているか否か判定する(S62)。車両1が自動車専用道路を走行していると判断すると(S62におけるYes)、第1プロセッサ11は、車両1が自動車専用道路を走行している場合にS2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる規範パラメータ係数e1と、規範減衰比ζmiに乗じる規範パラメータ係数E1とを所定の記憶装置から読み出し、所定の記憶領域に格納する(S63)。
車両1が自動車専用道路を走行していないと判断すると(S62におけるNo)、第1プロセッサ11は、走行環境に関する情報に基づいて、車両1がワインディング路を走行しているか否か判定する(S64)。車両1がワインディング路を走行していると判断すると(S64におけるYes)、第1プロセッサ11は、車両1がワインディング路を走行している場合にS2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる規範パラメータ係数e2と、規範減衰比ζmiに乗じる規範パラメータ係数E2とを所定の記憶装置から読み出し、所定の記憶領域に格納する(S65)。
車両1がワインディング路を走行していないと判断すると(S64におけるNo)、第1プロセッサ11は、走行環境に関する情報に基づいて、車両1が低μ路を走行しているか否か判定する(S66)。車両1が低μ路を走行していると判断すると(S66におけるYes)、第1プロセッサ11は、車両1が低μ路を走行している場合にS2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる規範パラメータ係数e3と、規範減衰比ζmiに乗じる規範パラメータ係数E3とを所定の記憶装置から読み出し、所定の記憶領域に格納する(S67)。
車両1が低μ路を走行していないと判断すると(S66におけるNo)、第1プロセッサ11は、環境情報取得装置17に含まれる車間距離を取得する撮像ユニット等から車両1の前方車両との車間距離を取得し(S68)、前方車両との車間距離が予め定められている閾値を下回っているか否か判定する(S70)。前方車両との車間距離が当該閾値を下回っていると判断すると(S70におけるYes)、第1プロセッサ11は、前方車両との車間距離が小さい場合にS2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる規範パラメータ係数e4と、規範減衰比ζmiに乗じる規範パラメータ係数E4とを所定の記憶装置から読み出し、所定の記憶領域に格納する(S71)。
車両1の前方車両との車間距離が上記閾値以上であると判断すると(S70におけるNo)、第1プロセッサ11は、車両1が比較的空いた一般路を走行しているとみなし、一般路を通常走行している場合にS2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる規範パラメータ係数e0と、規範減衰比ζmiに乗じる規範パラメータ係数E0とを所定の記憶装置から読み出し、所定の記憶領域に格納する(S73)。なお、規範パラーメータ係数e0,E0、e1,E1,e2,E2,e3,E3,e4およびE4は、それぞれ予め実験・解析を経て同定され、駆動制御ECU10の記憶装置に格納されている。また、以下の説明において、規範パラーメータ係数e0,E0、e1,E1,e2,E2,e3,E3,e4およびE4を適宜ej,Ejと総称する。ただし、添え字jは、車両1の走行環境を示し、j=0は一般路の通常走行を、j=1は自動車専用道路の走行を、j=2はワインディング路の走行を、j=3は低μ路の走行を、j=4は車間距離が小さい状態での走行をそれぞれ示す。
S4の処理の後、あるいは上述のS63,S65,S67,S71またはS73にて規範パラメータ係数ejおよびEjが設定されると、次いでS8の規範パラメータ係数設定処理が実行される。図7は、車両1の走行状態に応じて規範パラメータ係数を設定する処理を説明するためのフローチャートである。同図に示されるように、走行状態に応じて規範パラメータ係数を設定するに際して、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11は、舵角センサ16からの信号に基づいてドライバーによる操作ハンドルの操舵量たる操舵角を取得し(S80)、取得した舵角に基づいて車両1が直進状態にあるか否か判定する(S82)。
ここで、本実施形態において、上述の規範パラメータωmiおよびζmiは、それぞれ車両1の車両1が直進状態にある場合を基準として定められている。このため、車両1が直進状態にあると判断すると(S82におけるYes)、第1プロセッサ11は、S2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる走行状態に応じた規範パラメータ係数cと、規範減衰比ζmiに乗じる走行状態に応じた規範パラメータ係数Cとをそれぞれ「1」に設定する(S83)。
一方、車両1が直進状態にはないと判断すると(S82におけるNo)、第1プロセッサ11は、ヨーレートセンサから車両1のヨーレートを取得し(S84)、車両1が旋回中であるか否か判定する(S86)。車両1が旋回中であると判断すると(S86におけるYes)、第1プロセッサ11は、S2の規範パラメータ設定処理を経て定められた規範周波数ωmiに乗じる走行状態に応じた規範パラメータ係数cを「cs」に設定すると共に、規範減衰比ζmiに乗じる走行状態に応じた規範パラメータ係数Cを「Cs」に設定する(S87)。なお、これらの値「cs」および「Cs」は、それぞれ予め実験・解析を経て同定され、駆動制御ECU10の記憶装置に格納されている。
更に、S86にて車両1が旋回中ではないと判断すると(S86におけるNo)、第1プロセッサ11は、ECBECU20により車両安定性制御が実行されているか否か判定する(S88)。ECBECU20により車両安定性制御が実行されていないと判断すると(S88におけるYes)、この場合、第1プロセッサ11は、車両1が直進状態にあるものとして、規範パラメータ係数cおよびCをそれぞれ「1」に設定する(S83)。一方、ECBECU20により車両安定性制御が実行されていると判断すると(S88におけるNo)、第1プロセッサ11は、図3のルーチンのS2以降の処理を禁止すべく、所定の制振補正フラグをOFFする(S89)。すなわち、ECBECU20によって車両安定性制御が実行されている場合、車両1の制振よりも、走行安定性の確保が優先されるべきである。従って、本実施形態では、車両安定性制御が実行されている際には、車両安定性制御の精度に影響を与えるおそれがある目標駆動力Ptの補正処理は実行されないように、制振補正フラグがOFFされる。
このように、S2からS8までの処理を経て、規範パラメータωmiおよびζmi、プラントパラメータωpiおよびζpi、規範パラメータ係数ej,Ej,cおよびCが定められると、S10の目標駆動力Ptの補正処理が実行される。図8は、目標駆動力の補正処理を説明するためのフローチャートである。同図に示されるように、第1プロセッサ11は、まず、制振補正フラグがONされているか否かの判定を行う(S100)。制振補正フラグがOFFされていると判断される場合(S100におけるNo)、上述のように車両安定性制御が実行されていることになるので、この場合、S102以降の処理はスキップされ、車両安定性制御の精度に影響を与えるおそれがある目標駆動力Ptの補正処理は実行されない。
一方、制振補正フラグがONされていると判断した場合(S100におけるYes)、第1プロセッサ11は、上述のプラントパラメータ設定処理(S4)により設定されたプラントパラメータであるプラント周波数ωpおよびプラント減衰比ζpを所定の記憶領域から読み出す(S102)。更に、第1プロセッサ11は、上述の規範パラメータ設定処理(S2)により設定されたプラントパラメータである規範周波数ωmiおよび規範減衰比ζmiを所定の記憶領域から読み出すと共に、走行環境に基づく規範パラメータ設定処理(S6)により設定された規範パラメータ係数ejおよびEj、並びに走行状態に基づく規範パラメータ設定処理(S8)により設定された規範パラメータ係数cおよびCを所定の記憶領域から読み出す(S104)。
S104の処理を実行すると、第1プロセッサ11は、上記(2)式のωpおよびζpに、S102で読み出したプラント周波数ωpおよびプラント減衰比ζpの値を代入すると共に、上記(2)式のωmおよびζmに、
ωm=ωmi×ej×c
ζm=ζmi×Ej×C
を代入する。そして、第1プロセッサ11は、タスティンモデルを用いて規範パラメータおよびプラントパラメータが代入された(2)式を変換(タスティン変換)し、フィルタ115の減衰特性を規定する補正式であるH(z)を次の(3)式のように求め、これにより、フィルタ115からは、補正後の目標駆動力Ptcが、
Ptc=Pt×H(z)
として出力される(S106)。ただし、(3)式において、z−1は、Pt×H(z)またはPtcの前回値すなわち補正後の目標駆動力の前回値であり、z−2は、Pt×H(z)またはPtcの前々回値すなわち補正後の目標駆動力の前々回値である。
Figure 0004625066
以上説明したように、駆動制御ECU10の第1プロセッサ11によって上述のような処理が行われる車両1では、補正手段としてのフィルタ115による目標駆動力Ptの補正に際して、モードスイッチ18を介してドライバーによって設定される走行モード(走行特性)、ナビゲーションシステム等の環境情報取得装置17によって取得される走行環境情報、および旋回中であるか否かといった車両1の走行状態に応じてフィルタ115の減衰特性が変化させられる。従って、駆動制御ECU10を備えた車両1では、ドライバーによって設定された走行特性、車両1の走行環境および走行状態を踏まえた上で、車両のバネ上振動が抑制されるように目標駆動力Ptが適切に補正されることになるので、ドライバーによって車両の走行特性が変化させられたり、車両1の走行環境や走行状態が変化しても、車両1を良好に制振することが可能となる。
本発明による車両制御装置が適用された車両を示すブロック構成図である。 本発明による車両制御装置による内燃機関および変速機の基本的な制御手順を説明するための制御ブロック図である。 図1の車両において、フィルタのパラメータを車両の走行特性、走行環境および走行状態に応じて変化させながら目標駆動力を補正する手順を説明するためのフローチャートである。 目標駆動力の補正に際して実行される規範パラメータ設定処理を説明するためのフローチャートである。 目標駆動力の補正に際して実行されるプラントパラメータ設定処理を説明するためのフローチャートである。 車両の走行環境に応じて規範パラメータ係数を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 車両の走行状態に応じて規範パラメータ係数を設定する処理を説明するためのフローチャートである。 目標駆動力の補正処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 車両、2 燃料噴射装置、3 点火装置、4 電子制御式スロットルバルブ、5 変速機、6 ブレーキアクチュエータ、7 操舵用アクチュエータ、8 ショックアブソーバ、10 駆動制御ECU、11 第1プロセッサ、12 第2プロセッサ、14 アクセルセンサ、15 ブレーキセンサ、16 舵角センサ、17 環境情報取得装置、18 モードスイッチ、20 ECBECU、30 操舵ECU、40 サスペンションECU、111 目標加速度取得部、112 目標駆動力取得部、114 駆動力調停部、115 フィルタ、116 制御量設定部。

Claims (2)

  1. 車両の走行に関連する所定の目標制御量を設定し、この目標制御量に基づいて少なくとも前記車両の駆動装置を制御する車両制御装置において、
    ドライバーの要求および前記車両に含まれる所定の制御装置からの要求の少なくとも何れか一方に基づいて前記目標制御量を設定する目標制御量設定手段と、
    前記車両の走行環境を取得する走行環境取得手段と、
    前記目標制御量設定手段により設定された前記目標制御量を前記車両のバネ上振動が抑制されるように補正する補正手段とを備え、
    前記補正手段は、前記車両のバネ上振動を減衰可能とする減衰特性を有する2次のノッチフィルタであり、
    この補正手段による前記車両の目標駆動力の補正量は、前記走行環境取得手段によって取得された走行環境に応じて変化させられ
    前記2次のノッチフィルタは、
    前記走行環境取得手段によって取得された走行環境に応じて前記減衰特性を定めるためのパラメータが変化させられるとともに、
    前記目標駆動力を入力とし前記車両のサスペンションストロークを出力とする伝達関数のうち、振動を誘発する成分を抑制するように構成されている
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記2次のノッチフィルタは、前記伝達関数の極をキャンセルするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
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