JP4624087B2 - 描画処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データの適切な縮小処理を行う描画処理装置及びプログラムに関する。
高解像度で出力することを想定した画像データを低解像度で出力する場合には、解像度に合わせた縮小処理が必要になる。この処理を行う技術として、特許文献1に記載されているように、罫線の線種ごとに罫線パターンと拡大・縮小するための補正情報を記憶し、描画対象のデータを拡大・縮小するときに当該情報に基づいて補正して出力する描画装置がある。また、特許文献2に記載されているように、描画対象のデータを文字、線、ビットマップ等に判別し、指示された拡大・縮小倍率に応じてそれぞれの座標を変換して出力する拡大・縮小装置がある。
特開平7−110867号公報 特開2000−16443号公報
上記の罫線を拡大・縮小する技術は、予め記憶された線種の罫線にしか用いることができない。また、上記の拡大・縮小倍率に応じて座標を変換する技術は、縮小を行う場合にデータが間引きされるが、この間引き処理の弊害の1つとして細部の情報が失われることがあり、場合によっては描画されるべき罫線が描画されない等の現象が発生する。以下この現象について説明する。
図3は、プリンタ、ディスプレイ等の描画装置による出力結果の一部である。描画装置において描画される領域はx座標、y座標からなる座標系を持ち、左上の角をx座標、y座標がともに0の原点としてx座標は右方向に増加し、y座標は下方向に増加する。x座標、y座標によって特定される1区切りの領域は、例えばプリンタにおける1ポイント、ディスプレイにおける1ピクセルに対応する。図3はこの描画装置において、x座標が0から10、y座標が98から102の範囲の出力結果である。左側の数字はy座標の値を表す。斜線部分は黒で塗り潰されているとする。
100≦y<101の範囲を黒で塗り潰す描画命令を(B=100,T=101)と表記したときに、この描画命令による描画装置への出力結果は図3のようになる。これを低解像度の描画装置に出力するため、描画される画像全体を40%縮小する。描画命令における座標を40%縮小すると上記の描画命令は(B=40,T=40.4)となり、数値の小数点以下を四捨五入すると(B=40,T=40)となる。その結果、40≦y<40を満たすyの値は存在しないので、塗り潰し範囲が無くなり、図4のように線が消える現象が発生する。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、画像の縮小処理を行っても縮小前に描画されていた箇所が消えない描画処理装置及びプログラムを提供することである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、第1の発明に記載の発明は、描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置において、指定された縮小率に応じて描画命令における座標を変換する座標変換手段と、前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、を具備し、前記判別手段は、既に生成された画像データが前記描画モードを利用して又は前記描画命令により生成される画像データに影響を与える場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とする描画処理装置である。
第2の発明に記載の発明は、第1の発明に記載の描画処理装置において、前記判別手段は、前記描画命令がXOR描画における反転処理である場合に前記補償手段を無効とすることを特徴とする。
第3の発明に記載の発明は、第1の発明に記載の描画処理装置において、前記判別手段は、前記描画モードがOR描画の場合に前記補償手段を無効にし、前記描画モードが上書き描画又はマスク画像の場合に前記補償手段を有効にすることを特徴とする。
の発明に記載の発明は、描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置において、指定された縮小率に応じて描画命令における座標を変換する座標変換手段と、前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、3項ラスタオペレーションの各々について同一座標に2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか否か予め検証した結果を記憶する記憶手段と、を具備し、前記判別手段は、前記描画命令が3項ラスタオペレーションである場合に、前記記憶手段に記憶された検証結果において前記現象が発生した場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とする描画処理装置であ
の発明に記載の発明は、第1の発明に記載の描画処理装置において、前記判別手段は、前記描画命令がアルファブレンディングである場合、アルファチャネルの値が100%である場合に前記補償手段を有効とし、そうでない場合に無効とすることを特徴とする。
の発明に記載の発明は、描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置のコンピュータを、指定された縮小率に応じて前記描画命令における座標を変換する座標変換手段と、前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、して機能させ、前記判別手段は、既に生成された画像データが前記描画モードを利用して又は前記描画命令により生成される画像データに影響を与える場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とするプログラムである。
の発明に記載の発明は、第の発明に記載のプログラムにおいて、前記判別手段は、前記描画命令がXOR描画における反転処理である場合に前記補償手段を無効とすることを特徴とする。
の発明に記載の発明は、第の発明に記載のプログラムにおいて、前記判別手段は、前記描画モードがOR描画の場合に前記補償手段を無効にし、前記描画モードが上書き描画又はマスク画像の場合に前記補償手段を有効にすることを特徴とする。
の発明に記載の発明は、描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置のコンピュータを、指定された縮小率に応じて前記描画命令における座標を変換する座標変換手段と、前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、3項ラスタオペレーションの各々について同一座標に2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか否か予め検証した結果を記憶する記憶手段と、して機能させ、前記判別手段は、前記描画命令が3項ラスタオペレーションである場合に、前記記憶手段に記憶された検証結果において前記現象が発生した場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とするプログラムである。
10の発明に記載の発明は、第の発明に記載のプログラムにおいて、前記判別手段は、前記描画命令がアルファブレンディングである場合に、アルファチャネルの値が100%である場合に前記補償処理を有効とし、そうでない場合に無効とすることを特徴とする。

本発明によれば、画像の縮小処理を行っても縮小前に描画されていた箇所が消えず、高解像度で出力することを想定したデータを低解像度で出力しても適切に画像を出力することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。この実施の形態における描画処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータであり、CPU(中央処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)、インタフェース部を備える。CPUはROMに記憶されたプログラムに基づき各部を制御する。また、HDDからRAMに読み出されたプログラムの命令を実行する。ROMはCPUが実行する制御プログラム及び定数データを記憶する。RAMはCPUの処理におけるデータ又はCPUが実行するプログラムを一時的に記憶する領域の他、画像データを記憶する領域(画像メモリ)であるフレームバッファ3(図2)を有する。
HDDはCPUが実行するプログラムである図2のアプリケーション1及び描画ドライバ2を記憶する。アプリケーション1はワープロソフト、作図ソフト等、特定の処理を行うプログラムであり、CPUが読み込んで実行する命令からなる。描画ドライバ2はフレームバッファ3を制御するプログラムである。描画ドライバ2に、例えば、文字を書く、線を引く、ビットイメージを描画する等の描画命令を与えるとこれらに対応する画像データをフレームバッファ3に書き込む。
インタフェース部はフレームバッファ3に記憶された画像データをプリンタ、ディスプレイ等の描画装置に出力する。
次に、描画命令により描画ドライバ2がフレームバッファ3に画像データを書き込むときの描画モードについて説明する。フレームバッファ3に既に書き込まれた画像データを下地として、アプリケーション3から指定された画像のパターンを書き込むときの描画モードは主なものとして、上書き描画、マスク画像を利用した描画、OR描画、XOR描画の4種類があるが、XOR描画が用いられる頻度が高い。以下でこれらの描画モードについて説明する。
上書き描画は、下地に何が描画されていても、これに関係なく、指定したパターンを描画することができる。
マスク画像を利用した描画について、図7、図8を参照して説明する。これはフレームバッファ3の指定した領域に指定したパターンを描画したい場合に用いられる。なお、図7において、斜線部分は黒で塗り潰されているとする。
図7(a)は指定されたパターンである。図7(b)は範囲指定画像、すなわち、パターンを描画しない範囲をマスクするマスク画像である。円内は白、その他は黒で塗り潰されている。図7(c)は描画先の初期状態、すなわち、描画前のフレームバッファ3の状態であり、全て黒で塗り潰されている。図7(d)は描画結果である。描画における演算規則を図8に示す。ここで0は黒、1は白として描画装置から出力されるとする。この演算規則の1行目、2行目、5行目、6行目によれば、範囲指定画像において黒(0)の領域は、パターンに関係なく描画先の初期状態がそのまま維持される。また、この演算規則の3行目、4行目、7行目、8行目によれば、範囲指定画像において白(1)の領域は、描画先の初期状態に関係なくパターンがそのまま描画される。従って、この描画モードにおいては下地に何が描画されていても指定した領域に指定したパターンを描画することができる。
しかし、上記のマスク画像を利用した描画は、1回の描画にパターンと範囲指定画像の2つの画像データを用いるため、描画に必要なデータ量が多くなる。これに対し、図9、図10に示すOR描画は1つの画像データで描画することができる。なお、図9において、斜線部分は黒で塗り潰されているとする。
図9の(a)、(b)、(c)はそれぞれ、指定された描画パターン、描画先の初期状態、描画結果である。描画における演算規則を図10に示す。ここで0は黒、1は白として描画装置から出力されるとする。この演算規則の1行目、2行目によれば、パターンにおいて黒(0)の領域は、パターンに関係なく描画先の初期状態がそのまま維持される。また、この演算規則の3行目、4行目によれば、パターンにおいて白(1)の領域は、描画先の初期状態に関係なくパターンがそのまま描画される。すなわち、描画先の初期状態が何も描画されていない状態、すなわち、黒で塗り潰されている場合には、OR描画により指定したパターンを正しく描画することができ、上記のマスク画像を利用した描画よりも描画命令を実行するときのデータ転送の効率がよい。
しかし、上記のOR描画では次のような場合に、指定したパターンが正常に描画されない。上記では、フレームバッファ3の値が0の場合に黒、1の場合に白として描画装置から出力されることを前提に説明した。これとは逆にフレームバッファ3の値が0の場合に白、1の場合に黒として出力する描画装置の場合が問題となる。図11の(a)、(b)、(c)はそれぞれ、指定された描画パターン、描画先の初期状態、描画結果である。なお、図11において斜線部分は黒で塗り潰されているとする。すなわち、描画先の初期状態が1すなわち黒である場合には、いかなるパターンを描画しても出力結果は1すなわち黒となる。この問題はOR演算が0と1の間で非対称であることに起因するもので、これに対処するにはどの値を黒として出力しているかを判別し、特殊な論理演算に切り替える等の処理が必要となる。
上記のOR描画に対し、図12、図13に示すXOR描画は下地がどの色で塗り潰されていても指定したパターンを正しく描画することができる。描画における演算規則を図12に示す。0は黒、1は白として描画装置から出力される場合は、この演算規則の1行目、3行目によれば、描画先の初期状態が黒(0)である場合は、パターンがそのまま描画される。なお、演算規則の2行目、4行目によれば、描画先の初期状態が白(1)である場合は、パターンが反転して描画される。
一方、1は黒、0は白として描画装置から出力される場合は、この演算規則の2行目、4行目によれば、描画先の初期状態が黒(1)である場合は、パターンが反転して描画される。このため、描画するパターンを予め反転しておく。図13(a)は指定された描画パターンである。図13(b)は、図13(a)のパターンを反転したものである。ここで図13(b)の円内は、図13(a)の円内のパターンを反転したパターンを表す。図13(c)は描画先の初期状態である。図13(d)は描画結果である。なお、図13において斜線部分は黒で塗り潰されているとする。なお、演算規則の1行目、3行目によれば、描画先の初期状態が白(0)である場合は、パターンを反転しなくても指定したパターンがそのまま描画される。このように下地がどの色で塗り潰されていても指定したパターンが正常に描画されるため、描画モードはXOR描画が用いられる頻度が高い。
従来技術の課題として述べた通り、描画装置の100≦y<101の範囲を黒で塗り潰す描画命令(B=100,T=101)により低解像度の描画装置に出力するため、描画命令の座標を40%縮小し小数点以下を四捨五入すると(B=40,T=40)となるので線の幅が失われることになり、これを実行しても線が描画されない現象が発生する。これを防止するため、縮小後にBとTの値が等しい場合にTに1を加算することにより線の幅を補う。この補償処理により描画命令(B=40,T=41)を実行することになり、座標がy=40である位置が黒で塗り潰され線が描画される。
描画モードが前述の上書き描画の場合には問題は発生しないが、前述の通り描画モードはXOR描画が用いられる頻度が高く、この場合は上記の補償処理を行ったときに正常に描画されない場合がある。以下、その現象とこれに対処する処理を説明する。
描画モードとしてXOR描画、描画命令として次の描画命令1が発行されたとする。
(B=100,T=101)(B=101,T=102)(B=102,T=103)(B=103,T=104)・・・描画命令1
これを下地が白のフレームバッファ3に描画して描画装置から出力すると図5のようになる。なお、斜線部分は黒で塗り潰されているとする。これを低解像度の描画装置に出力するため描画命令1の数値を40%縮小し、小数点以下を四捨五入して上記のように補償処理を行うと、描画命令1は次の描画命令2に変換される。
(B=40,T=41)(B=40,T=41)(B=41,T=42)(B=41,T=42)・・・描画命令2
XOR描画で同一箇所に2回描画すると、色反転処理が2回実行される。すなわち、座標がy=40である位置にXOR描画における線描画が2回実行され、座標がy=41である位置にXOR描画における線描画が2回実行され、結果として下地の色が維持され、図4のように何も描画されない。
この現象は、描画モードがXOR描画である場合だけでなく、下地が描画結果に影響を与える描画命令全般について発生し得る。これを防止するため、描画命令の実行において下地が描画結果に影響を与えるかどうかを判別し、補償処理の有効/無効を制御する。この判別が行われ補償処理が無効にされた場合は、上記の描画命令1は次の描画命令3のように変換される。
(B=40,T=40)(B=40,T=41)(B=41,T=41)(B=41,T=42)・・・描画命令3
これにより描画命令3の1番目と3番目においては何も描画されず、2番目により座標がy=40である位置と4番目により座標がy=41である位置にXOR描画され、描画結果は図6のようになる。すなわち、同一領域への二重描画が抑制され、正しく縮小した描画結果が得られる。
上記の下地が描画結果に影響を与える描画命令として、3項ラスタオペレーションとアルファブレンディングがある。これらはパーソナルコンピュータで標準的に用いられている描画命令である。これらの描画命令を2回実行したときに必ずしも上記のような何も描画されない現象が発生するわけではない。そこでこれらについては、次のようにして補償処理の有効/無効の判別を行う。
まず、3項ラスタオペレーションは、ラスタオペレーションコード、パターン、ソース、デスティネーションから構成される描画命令である。ソースはフレームバッファ3におけるコピー元の領域、デスティネーションはフレームバッファ3におけるコピー先の領域である。ラスタオペレーションコードは、例えば、AND演算を用いてデスティネーションの色を反転した色とソースの色を組み合わせるSRCERASE、XOR演算を用いて指定したパターンの色とデスティネーションの色を組み合わせるPATINVERTがあり、これらには8ビット、16ビット等の長さの16進数が対応する。この3項ラスタオペレーションコードRのうち次の判別式1の結果がtrueの場合は、下地が描画結果に影響を与えず、2回実行したときに何も描画されない現象は発生しない。
((R>>1)&0x55)==(R&0x55)・・・判別式1
この判別式1は、3項ラスタオペレーションコードRに対応する16進数を右に1ビットシフトしたものと16進数の55とのAND演算を行った結果と、3項ラスタオペレーションコードRと16進数の55とのAND演算を行った結果とを比較し、これらの値が等しい場合は判別式1の結果がtrueとなり、そうでない場合はfalseとなる。
しかし、AND演算を用いてソースとデスティネーションの色を組み合わせるSRCAND、OR演算を用いてソースとデスティネーションの色を組み合わせるSRCPAINTのように、判別式1による判別結果がfalseであり、下地が描画結果に影響を与えるが、2回実行しても何も描画されない現象は発生しないものもある。そこで全ての3項ラスタオペレーションコード(これらに対応する値が8ビットの場合なら256通り)について、2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか予め検証し、その結果をテーブルとして描画処理装置に記憶し、このテーブルを参照して補償処理の有効/無効の判別を行う。
アルファブレンディングについては、次のようにして補償処理の有効/無効の判別を行う。ここでアルファブレンディングとは、2つの画像をアルファ値と呼ぶ係数を使って半透明合成することであり、アルファ値は画像データにおいて各点に設定されたデータ領域であるアルファチャネルに保存される。アルファ値は完全な透明(無色)から完全な不透明(背景の色を全く通さない(アルファチャネルの値が100%))まで設定することができる。そこで、アルファブレンディングについては、アルファチャネルの値が100%である場合には、2回実行しても何も描画されない現象は発生しないので補償処理を有効とする。
次に、以上の処理を描画処理装置で行う場合の動作を説明する。図2は描画処理装置における描画命令及び画像データの流れを示す。描画処理装置のCPUはHDDから描画ドライバ2及びアプリケーション1を読み出してRAMに記憶させる。CPUはRAMにおいてアプリケーション1が記憶された番地から1命令ずつ読み込んで実行する。ここでアプリケーション1が発行する描画命令は描画ドライバ2により実行され、画像データが生成される。すわなち、描画ドライバ2は描画命令に基づいてフレームバッファ3に画像データを書き込む。
次に、図1を参照して、アプリケーション1及び描画ドライバ2による描画処理装置の動作を説明する。アプリケーション1が描画命令を発行すると、描画ドライバ2はこれを受領する(ステップS1)。次に、描画ドライバ2はアプリケーション1から指定された拡大/縮小の命令に従い、描画座標の拡大/縮小を行う(ステップS2)。
次に、描画モードの判別を行う(ステップS3)。ここで描画モードはXOR描画であったとする。次に、ステップS4へ進み、描画命令の実行において下地が描画結果に影響を与えるかどうかの判別を行う。描画モードがXOR描画である場合は、前述の通り描画命令の実行において下地が描画結果に影響を与えるので判定結果が「Yes」となる。なお、前述した他の描画モードについては、上書き描画、マスク画像を利用した描画の場合は、下地は描画結果に影響を与えないので判定結果が「No」となり、OR描画の場合は下地が描画結果に影響を与えるので判定結果が「Yes」となる。
ステップS4の判定結果が「Yes」の場合はステップS7へ進み、フレームバッファ3へ描画処理を行って処理を終了する。判定結果が「No」の場合はステップS5へ進み、線幅が0画素分になったか、すなわちBとTの値が等しいか判定する。ステップS5の判定結果が「No」の場合はステップS7へ進み、フレームバッファ3へ描画処理を行って処理を終了する。一方、ステップS5の判定結果が「Yes」の場合はステップS6へ進み、Tに1を加算した後、フレームバッファ3への描画処理を行い(ステップS7)、処理を終了する。
なお、上記の動作において、線幅が0画素分になった場合に1画素分とする処理(ステップS5、ステップS6)を行うか否か、すなわちこの処理を有効とするか無効とするかの判別は、ステップS3の処理とステップS4の判定により行うが、これらは以下のように行ってもよい。
ステップS1において受領した描画命令が3項ラスタオペレーションである場合には、ステップS3において、その3項ラスタオペレーションに対応する値Rについて、前述の判別式1の結果がtrueであるかfalseであるかを求める。判別式1の結果がtrueである場合は、前述の通り、下地が描画結果に影響を与えず、2回実行したときに何も描画されない現象は発生しないので、ステップS4において判定結果を「No」とし、判別式1の結果がfalseである場合はこの判定結果を「Yes」とする。
なお、上記の処理に代えて、ステップS3及びステップS4は次のような処理としてもよい。描画命令のうち3項ラスタオペレーションの各々について2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか否か予め検証した結果を描画処理装置のHDDに記憶しておく。ステップS1において受領した描画命令が3項ラスタオペレーションである場合に、ステップS3においてHDDから検証結果を読み出しRAMに記憶する。次に、ステップS4において、描画処理の対象となる3項ラスタオペレーションについて検証結果により2回実行したときに何も描画されない現象が発生しない場合は、判定結果を「No」とし、前記の現象が発生する場合は判定結果を「Yes」とする。
なお、上記のいずれかの処理と次の処理を併用してもよい。ステップS1において受領した描画命令がアルファブレンディングの場合は、ステップS3においてアルファチャネルの値の読み出しを行う。アルファチャネルの値が100%である場合は背景の色を全く通さない、すなわち下地が描画に影響を与えないのでステップS4において判定結果を「No」とし、それ以外は判定結果を「Yes」とする。
本発明は、プリンタ、ディスプレイ等の描画装置に画像データを出力する描画処理装置に用いられる。
本発明の実施形態による描画処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 描画処理装置における描画命令及び画像データの流れを示す図である。 描画命令を実行した結果を示す図である。 描画命令における座標を縮小すると正常に描画されない場合の描画結果を示す図である。 描画命令を4つ実行した結果を示す図である。 描画命令における座標を縮小しても正常に描画される場合の描画結果を示す図である。 マスク画像を利用した描画による描画結果の例を示す図である。 マスク画像を利用した描画における演算規則を示す図である。 OR描画による描画結果の例を示す図である。 OR描画における演算規則を示す図である。 OR描画により正しく描画されない場合の描画結果を示す図である。 XOR描画における演算規則を示す図である。 XOR描画による描画結果の例を示す図である。
符号の説明
1…アプリケーション
2…描画ドライバ
3…フレームバッファ

Claims (10)

  1. 描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置において、
    指定された縮小率に応じて描画命令における座標を変換する座標変換手段と、
    前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、
    前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、
    を具備し、
    前記判別手段は、既に生成された画像データが前記描画モードを利用して又は前記描画命令により生成される画像データに影響を与える場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とする描画処理装置。
  2. 前記判別手段は、前記描画命令がXOR描画における反転処理である場合に前記補償手段を無効とすることを特徴とする請求項1に記載の描画処理装置。
  3. 前記判別手段は、前記描画モードがOR描画の場合に前記補償手段を無効にし、前記描画モードが上書き描画又はマスク画像の場合に前記補償手段を有効にすることを特徴とする請求項1に記載の描画処理装置。
  4. 描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置において、
    指定された縮小率に応じて描画命令における座標を変換する座標変換手段と、
    前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、
    前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、
    3項ラスタオペレーションの各々について同一座標に2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか否か予め検証した結果を記憶する記憶手段と、
    を具備し、
    前記判別手段は、前記描画命令が3項ラスタオペレーションである場合に、前記記憶手段に記憶された検証結果において前記現象が発生した場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とする描画処理装置。
  5. 前記判別手段は、前記描画命令がアルファブレンディングである場合、アルファチャネルの値が100%である場合に前記補償手段を有効とし、そうでない場合に無効とすることを特徴とする請求項1に記載の描画処理装置。
  6. 描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置のコンピュータを、
    指定された縮小率に応じて前記描画命令における座標を変換する座標変換手段と、
    前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、
    前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、
    して機能させ、
    前記判別手段は、既に生成された画像データが前記描画モードを利用して又は前記描画命令により生成される画像データに影響を与える場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とするプログラム。
  7. 前記判別手段は、前記描画命令がXOR描画における反転処理である場合に前記補償手段を無効とすることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  8. 前記判別手段は、前記描画モードがOR描画の場合に前記補償手段を無効にし、前記描画モードが上書き描画又はマスク画像の場合に前記補償手段を有効にすることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  9. 描画モード及び描画命令に基づいて画像データを生成する描画処理装置のコンピュータを、
    指定された縮小率に応じて前記描画命令における座標を変換する座標変換手段と、
    前記座標の変換により描画されるべき線の幅が失われた場合に前記線の幅を補う補償手段と、
    前記描画モード又は前記描画命令に基づいて前記補償手段を有効とするか無効とするかを判別する判別手段と、
    3項ラスタオペレーションの各々について同一座標に2回実行したときに何も描画されない現象が発生するか否か予め検証した結果を記憶する記憶手段と、
    して機能させ、
    前記判別手段は、前記描画命令が3項ラスタオペレーションである場合に、前記記憶手段に記憶された検証結果において前記現象が発生した場合に前記補償手段を無効とし、そうでない場合に有効とすることを特徴とするプログラム。
  10. 前記判別手段は、前記描画命令がアルファブレンディングである場合に、アルファチャネルの値が100%である場合に前記補償処理を有効とし、そうでない場合に無効とすることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
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