JP4623732B2 - 積載枚数検知装置、積載枚数検知方法、シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents
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このような装置では、シート切れを知らせること、さらに使用中のシート切れをできれば避けたいので、トレイ内のシートの残量を管理することが求められる。特に、装置によっては、所定枚数のシートを連続して供給することが必要になり、所定枚数を供給しないうちに、トレイ内のシートが切れると、シートの供給を受ける処理部側に不具合が生じるケースもあって、トレイ内のシート残数を把握するために、積載状態のシート枚数を検知することが必要とされる。
このような装置の1例として、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置を挙げることができる。これらの画像形成装置では、記録用紙を設定されたページ数や部数のプリント出力を行う際に、連続して必要な枚数を画像形成部に搬送するために、給紙トレイで積載状態にあるシート枚数を検知することで、残数を管理している。
下記特許文献1は、複写・プリンタ・FAX等の複合機能を備えた画像形成装置における給紙トレイの記録紙残量検知に係わる例を示すものである。例示した特許文献1には、透過光量検出方式による残量検知装置が示されている。この透過光量による残量検知装置は、積載された記録紙の厚さ方向で挟む位置に配置される発光手段と受光手段よりなる透過光量検出部と、給紙トレイからの記録紙が通過する搬送路上に記録紙の厚さ方向で挟む位置に配置される発光手段と受光手段よりなる1枚の記録紙の透過光量検出部とを備え、両方の透過光量検出部によって検出された透過光量を演算することで、積載された少数枚の記録紙(5枚とか6枚)の残量を検知することを可能にするものである。
本発明は、積載されたシートの透過光量の変化を検出することにより積載枚数を検知する積載枚数検知における上記した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その解決すべき第1の課題は、1組の発光手段と受光手段よりなる透過光量検出部のみで、例えば、0〜4枚の各積載枚数が検知できる高精度で安定した積載枚数検知を可能とする抵コストの検知手段を提供することにある。また、積載枚数検知を必要とするシート供給装置及び画像形成装置へ適用することにより、これらの装置のパフォーマンスを向上させることを解決すべき第2の課題とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された積載枚数検知装置において、前記受光手段の後段にダイナミックレンジ保証用の増幅手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された積載枚数検知装置において、前記受光手段の後段に検出光量信号をデジタル補正する補正処理手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載された積載枚数検知装置において、前記補正処理手段は、前記増幅手段の機差による検出光量信号の変動を補正する機能を持つ手段であることを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段を受光量の検出値に応じて用意し、用意した中から検出値に対応して適用する前記演算手段を選択する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載された積載枚数検知装置において、検出値と対応して適用する前記演算手段との関係を前記検出値の変更により調整する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記積載されたシート周囲の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の測定値に基づいて、前記光量検出手段の検出値、検出値と対応して適用する前記演算手段との関係、の少なくとも一方を補正する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載された積載枚数検知装置において、測定温度と対応して適用する前記演算手段との関係を温度の変更により調整する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項12の発明は、請求項11に記載された積載枚数検知装置において、測定湿度と対応して適用する前記演算手段との関係を湿度の変更により調整する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項13の発明は、請求項11又は12に記載された積載枚数検知装置において、前記湿度測定手段の測定値を履歴として記録する手段と、測定湿度の履歴に基づいて、実効湿度により前記補正を行う手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項15の発明は、請求項5乃至14のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段の追加・変更を行う手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項16の発明は、請求項15に記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段の追加・変更を行う手段として、内蔵の入力部、外付けの入力機器の少なくとも一方を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項17の発明は、請求項14乃至16のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、装備された前記演算手段の演算処理方法の内容を表示する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第1の課題を解決するものである。
請求項19の発明は、記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段へ前記シートとしての記録用紙を給紙する請求項18に記載されたシート供給装置を有した画像形成装置を構成し、この構成によって、上記第2の課題を解決するものである。
請求項20の発明は、原稿を読取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段へ前記シートとしての原稿を搬送する請求項18に記載されたシート供給装置と、原稿読取信号をもとに記録用紙に画像を形成する画像形成手段を有した画像形成装置を構成し、この構成によって、上記第2の課題を解決するものである。
請求項21の発明は、原稿を読取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段へ前記シートとしての原稿を搬送する請求項18に記載されたシート供給装置と、原稿読取信号をもとに記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段へ前記シートとしての記録用紙を給紙する請求項18に記載されたシート供給装置を有した画像形成装置を構成し、この構成によって、上記第2の課題を解決するものである。
請求項23の発明は、請求項22に記載された画像形成装置において、前記報知手段は、積載枚数検知装置によって検知された記録用紙の積載枚数が所定値を切った場合に、報知を行う手段であることを特徴とし、このようにすることによって上記第2の課題を解決するものである。
請求項24の発明は、請求項22又は23に記載された画像形成装置において、前記報知手段は、前記積載枚数検知装置によって検知された原稿の積載枚数に対する記録用紙の積載枚数の比較値が所定値を切った場合に、報知を行う手段であることを特徴とし、このようにすることによって上記第2の課題を解決するものである。
請求項25の発明は、請求項23又は24に記載された画像形成装置において、前記所定値の変更により報知を行う条件を調整する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第2の課題を解決するものである。
請求項27の発明は、請求項23乃至26のいずれかに記載された画像形成装置において、前記所定値を表示する手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第2の課題を解決するものである。
請求項28の発明は、請求項23乃至27のいずれかに記載された画像形成装置において、前記積載枚数検知装置によって検知された記録用紙の積載枚数が前記所定値を切った場合に、前記画像形成手段の動作を中止させる制御手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記第2の課題を解決するものである。
また、上記の効果を持つ積載枚数検知装置を、シート供給装置及び画像形成装置に備え、積載されたシート(記録用紙、原稿)の枚数検知を行うようにしたので、シート供給装置、画像形成装置それぞれのパフォーマンスを向上させることができる(請求項18〜21)。
また、積載枚数検知装置及び画像形成装置において、積載枚数検知装置によって検知された記録用紙の積載枚数を報知することにより、1つのジョブの途中で用紙切れとなること、或いは用紙切れにより画像形成動作に不具合が生じることが回避できる(請求項14,22〜27)。また、積載枚数が上記の不具合を起こす所定の積載枚数を切った場合に画像形成動作を中止させることで、装置側の判断で不具合を回避できる(請求項28)。
なお、以下に示す実施形態は、積載枚数検知装置とシート供給装置を装備した画像形成装置として、本願の各発明を画像形成装置に集約した形態で例示する。
ただ、積載枚数検知装置が組込まれる装置が、積載枚数の検知結果を報知(表示)し、検知条件を変更(補正,調整等)するための入力手段を持たない装置である場合の実施形態については、画像形成装置では説明がし切れない(つまり、ここで実施形態として示す画像形成装置は、装備した操作パネルで表示や入力ができることを前提としている)ので、その部分については、図11のシステムを参照して、説明を補足する。
また、本実施形態の装置は、此の種の画像形成装置として典型的な、デジタルカラー複写機をベースにFAX(ファクシミリ)機能・プリンタ機能等を複合したMFP(複合機)とする。ただ、画像形成装置は、単能機であっても良いし、モノクロ機であっても、本例と同様に実施可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わるデジタルカラー複写機をベースにしたMFPの概略構成を示す。
図1に示すMFPにおいて、装置の略中央に画像形成部1が配置され、画像形成部1の下方に給紙部2が配置されている。給紙部2は、各段に給紙トレイ21を備えており、必要に応じて別の給紙装置22を増設することができる。画像形成部1の上方には、原稿を読取る読取部3が配設されている。画像形成部1の左側には排紙収納部4が形成され、画像形成された記録紙が排紙収納される。
画像形成部1は、所謂タンデムタイプと呼ばれる画像作成方式の構成を有し、無端ベルト状の中間転写ベルト5の上に、各色成分(通常、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:BK)の作像部6が並列配置され、各々、感光体ドラム61と、その周囲に、帯電装置62、レーザ光による走査露光装置7、トナーによる現像装置63及びトナーのクリーニング装置64とを備える。
この方式の作像プロセスでは、感光体ドラム61に形成された各色成分のトナー画像が、感光体ドラム61と同期回転する中間転写ベルト5に転写される過程で重ね合わされ、カラー画像として合成される。
給紙部2においては、給紙トレイ21に未使用の記録紙が収納されており、回動可能に支持された底板24が最上位の記録紙をピックアップローラ25に当接可能な位置まで上昇させる。なお、後述する記録紙の積載枚数検知では、傾動する記録紙の角度を規定することを必要条件とするので、例えば、記録紙が載る底板24を駆動するモータを制御するか、或いはモータの回転同期信号で角度を規定する、といった方法を用いることによって、この条件の設定を可能とする。
底板24の上昇によりピックアップローラ25に当接した記録紙は、給紙ローラ26,27の回転により、最上紙は給紙トレイ21から送り出され、レジストローラ23へと搬送される。
レジストローラ23は、記録紙の搬送を一時止め、感光体61表面のトナー像と記録紙の先端との位置関係が所定の位置になるタイミングで、再び回転を開始するように制御される。
CCDにより読込まれた画像信号は、デジタル化され、画像形成出力用データを得るため、補正・変換等の画像処理が施される。画像処理され、得られた画像形成出力用データに基づいて、走査露光装置7内のLD:レーザダイオード(不図示)の発光を制御することにより、感光体ドラム61に光書込みを行い、感光体表面に静電潜像が形成される。なお、光書込みは、主・副2次元走査方式で行われ、LDからの光信号は、主走査に係わる回転ポリゴンミラーやレンズを介して、副走査方向に回転する感光体ドラム61の感光体表面に至る。
また、本例の画像形成装置は、MFPとして上述した複写機能の他に、FAX機能及びプリンタ機能を持つ。FAX機能は、FAX送信において、読取部3で原稿を読取った後、FAX信号に変換し、通信回線への送信を行い、又FAX受信において、通信回線から送られて来るFAX信号を受取った後、プリント出力用データへの処理を経て、画像形成部1で画像形成を行う。また、プリンタ機能は、PC等のホスト機からプリント出力を要求して送られて来る印刷データを受け取った後、プリント出力用データへの処理を経て、画像形成部1で画像形成を行う。なお、これらの機能それ自体は、既存の技術であるから、ここでは、詳細な説明を省略する。
ところで、上記した本実施形態の画像形成装置と同種の装置において、近年、カラー化及び高速化に伴い、給紙トレイ21に積載されている記録紙の残り枚数を正確に検知する必要性が生じている。これは、中間転写ベルト5の大型化に伴い、中間転写ベルト5上に形成できる画像数が増えたのに対して、給紙トレイ21から転写装置51(中間転写ベルト5上の画像を記録紙に転写する装置)までの間にストックできるシートの枚数が少なくなったためである(図2の(A)、参照)。
例えば、本実施形態の画像形成装置でも、中間転写ベルト5上には5枚分の記録紙に転写できる画像を形成できるのに、給紙トレイ21から転写装置51までの間には3枚の記録紙しか保持することができない(図2の(A)において、記録紙20−1、20−2、20−1として示す)。このような画像形成装置では、中間転写ベルト5上に5枚分の記録紙に転写できる画像が形成された後、給紙トレイ21からシートが給紙されない場合、5−3=2枚分の記録紙に転写可能な画像が未転写のまま残されてしまう。その後、残った画像は、記録紙の補給をしなければ、中間転写クリーニング装置52により消去されることになり、トナーが無駄に消費されてしまう、という不具合を起こす。
こうした動作を可能とするための記録紙残量の検知方法として、従来、上記[背景技術]の項に示したように、積載された少数枚の記録紙(5枚とか6枚)を検知する方法が提案された。ただ、このアプローチは、積載されている記録紙の透過光量を検出する発光手段、受光手段のペア以外に、1枚の記録紙の透過光量を検出するための発光手段、受光手段のペアをもう1つ搬送路に設ける必要があり、検知精度上も十分とは言えない(上記[発明が解決しようとする課題]の項、参照)。
そこで、本発明の積載枚数検知装置では、積載されたシート(記録紙)の少なくとも0〜3枚といった枚数について、各積載枚数を検知可能な精度で、かつ、1組の発光手段、受光手段ペアによる透過光量検出方式によって実現することを目的とする。
1組の発光手段、受光手段ペアで検出する方式によれば、例えば、トレイ21に記録紙をセットした場合、給紙動作を行わなくても枚数を検知することができ(上記従来技術では、給紙動作を始めて搬送路で1枚の記録紙の透過光量を検出しないと検知ができない)、即ち、画像形成動作を始める前に積載枚数が検知できるので、操作パネルから出力要求を指示する際に、給紙トレイ21に今ある記録紙積載枚数を超える枚数の要求が指示された場合、予期される上記不具合をユーザに知らせる等の制御処理を画像形成動作を始める前に行うことができ、未然にこの不具合を回避することが可能になる。
本発明の積載枚数検知装置は、1組の発光手段、受光手段ペアで検出部を構成し、この検出部は、図2(B)の実施例に示すように、発光手段250より発した光が、積載された記録紙20の束を透過した後、受光手段251に達するように、給紙トレイ21の底板24上に積載された記録紙20の束を厚さ方向で挟む位置に配置される。また、本例では、後記で詳述するように、底板24の上昇により記録紙20の束が発光手段、受光手段ペアに対して傾けられるときに、異なる角度位置でそれぞれ透過光を検出する。従って、例えば、底板24の一部に切り欠き29を設け、各角度位置で発光手段250から発する光が切り欠き29を通して記録紙20を透過し、受光手段250で受けることができるようにする。
発光手段250としてはLED素子、半導体レーザなどが考えられるが、白熱燈や蛍光灯等の他の発光手段でもかまわない。発光する光の波長は、可視光でも良いが、このほかに、赤外光や紫外光等が考えられ、雑音の影響を受け難い波長を選択することが望ましい。
また、受光手段251としては、フォトトランジスタ、フォトダイオード等が考えられるが、受光した光量と受光信号との間に一定の量的関係が得られる手段であれば、どのような受光手段であってもかまわない。
また、受光手段251で受光する透過光量は、記録紙の枚数に依存するので、受光手段251で受光した信号と記録紙の枚数との量的関係を予め定めておき、この量的関係に基づいて受光手段251の出力信号を演算することにより、給紙トレイ21に積載された記録紙の枚数を求め、枚数検知結果として得ることができる。なお、枚数検知に用いる、受光信号と記録紙の枚数との量的関係については、後記の実施例で詳述する。
このように、1組の発光手段250と受光手段251のみで、0枚を含めて、給紙トレイ21に載せたシート(記録紙)の枚数検知ができるので、給紙トレイ21に載せられているシート(記録紙20)が0枚であることを判定するために従来から設けられているペーパエンドセンサも必要がなくなり、又2組の発光手段、受光手段ペアを必要とした従来技術と比べると、コスト面で記録紙残量検知用の手段に加えてペーパエンドセンサを不要にする分のコストも削減できるので、大幅なコスト削減につながる。
図3に示すモデルは、給紙トレイ21に備えられた発光手段250及び受光手段251の距離とシート(記録紙20)に対する位置関係の概念図である。ここに、距離C1は、発光手段250と受光手段251の距離、角度E1は、発光手段250と受光手段251の光軸とシート(記録紙20)の角度、距離D1は、シート(記録紙20)と受光手段251の距離である。図3において,検知対象であるシート(記録紙20)の束は、給紙によって積載枚数が減って行き、枚数が減ると透過光量が増すので、受光手段251の出力も増加する。
例えば、発光手段250と受光手段251の距離C1が30mmであり、発光手段250と受光手段251を結ぶ光軸と記録紙20の角度E1が55゜(記録紙がピックアップローラ25に当接し、給紙ができる状態)、記録紙20と受光手段251の距離D1が8.5mm等とする仕様が考えられる。また、受光手段251の検出出力を電圧で得るとする。このような仕様で、記録紙20が4枚ある場合に、透過光量を検出する受光手段251の出力電圧が2.3428Vであるとする。次に、記録紙20が1枚減り、3枚になると、受光手段251の出力電圧は2.6733Vとなる。このように、記録紙20が1枚減ることで、受光手段251の出力電圧が変化する。
本案では、発光手段、受光手段ペアに対して傾けられる記録紙20が所定の異なる角度となる2位置で、それぞれ透過光量を検出し、得られる2検出値に基づいて積載枚数を検知する。
図4は、記録紙20が所定の異なる角度となる2位置を示した概念図である。
図4では、給紙トレイ21に記録紙20を積載し、積載された記録紙20が給紙可能な状態になるまでの過程を、図中の(A)→(B)→(C)に示している。図4(A)は記録紙20を底板24に積載した状態、図4(B)は底板24が上昇し角度R1となった状態、図4(C)は底板24が上昇し給紙可能な状態(記録紙がピックアップローラ25に当接)である角度R2で停止した状態を示す。ここで、図4(B)(C)に示された角度R1、R2は、給紙トレイ21の底と底板24の角度である。
なお、図4では、R1<R2の例を示したが、図5のようにR1>R2の場合であってもかまわない。さらに、必ずしも角度R2で給紙可能な状態でなくてもかまわない。
上記のように、発光手段、受光手段ペアに対して記録紙20が傾けられると、発光手段250と受光手段251を結ぶ光軸と記録紙20の角度、記録紙20と受光手段251の距離等が変化し、角度R1及び角度R2の位置で受光手段251にて検出した光量がそれぞれ異なる(例えば、図4の場合、角度R1時に3.5542V、角度R2時に2.8269Vとなる)。
この2角度位置の検出光量の関係は、積載枚数によって変化する。即ち、記録紙0枚、1枚、2枚、3枚、・・の各積載枚数における検出光量“角度R1:角度R2”は、積載枚数と一定の量的関係をもって変化する。
以下に、本案で提示する指数演算式の1例を示す。
・ 0枚演算式 : 検出電圧Va−3.80
・ 1枚演算式 :角度R1時の出力電圧−{0.833×(角度R1時の出力電圧−角度R2時の出力電圧)+2.5}
・ 2枚演算式 :角度R1時の出力電圧−{0.4167×(角度R1時の出力電圧−角度R2時の出力電圧)+1.5}
・ 3枚演算式 :角度R1時の出力電圧−{0.4167×(角度R1時の出力電圧−角度R2時の出力電圧)+1.0}
上に例示した演算式では、実際に受光手段251によって検出された角度R1時と角度R2時の電圧値を式に代入し、演算結果として得られた値(指数)を+,−で得、これを判定条件とする判定方法で、得られた値(指数)が+であれば、その枚数を超える枚数、−であれば、その枚数以下と判定する。例えば、3枚演算式、2枚演算式の演算結果が−であり、1枚演算式の演算結果が+であれば、枚数は2枚と判定する。なお、判定の手順については、後記の処理フロー(図7)で述べる。上記した各枚数の演算式の例では、0から4枚までの枚数データを得ることができる。
なお、上の例では、3枚までを判定する方法を説明したが、判定する枚数は何枚であってもかまわない。また、判定処理は、積載枚数によって2角度位置の検出光量の関係に現れる変化が、積載枚数と一定の量的関係が得られれば、角度R1と角度R2の受光手段251の出力差から枚数判定をする方法や、角度R1と角度R2の受光手段251の出力比率から枚数判定をする方法等で行なってもかまわない。
さらに、上記の演算式は、類似した光学特性(光透過性)を持つ記録紙であれば、種類が違っても検出電圧値を正規化し、各積載枚数でとり得る検出電圧値を統計処理することにより、類似した光学特性を持つ群ごとに求めることができ、テストサンプル数を多くすればするほど、適正な積載枚数の判定が可能な式を導くことができ、検知精度を高めることができる。また、類似群の分類を粗くすること(エラーの生じる確率は高くなるが)により、一つの演算式で多くの種類の記録紙をカバーすることが可能になる。
上記した2角度位置の透過光量検出方式による積載枚数検知の処理フローについて、その実施形態を示す。
図6は、本実施形態の積載枚数検知処理のフロー図を示す。
図6の検知処理は、画像形成装置の制御システムによって行なわれ、操作パネルから印刷(画像形成)出力を求める指示(コピー機能やプリンタ機能使用時)がユーザによって行われた時、或いは給紙トレイ21に新たに記録紙20が載せられた時等のタイミングで、この処理に関係する各種の変数を初期化した後に開始される。
処理フローが開始されると、先ず、給紙トレイ21の底板24を上昇させ、図4に示すように、記録紙20をピックアップローラ25に当接させ、給紙可能な角度R2の状態(同図中(C)、参照)にするが、この上昇過程において角度R1となる状態で(同図中(B)、参照)記録紙20を停止させ(ステップS101)、その位置における記録紙20の透過光量を受光手段251で検出し、検出値を制御システム内の記憶部に保存する(ステップS102)。この時に行われる記録紙20の停止動作は、例えば、記録紙が載る底板24を駆動するモータの回転同期信号で角度R1に対応する位置を規定して、モータの停止制御を行う、といった方法を用いる。
この後、給紙可能な角度R2の状態に底板24を上昇させて、停止させ(ステップS103)、その位置における記録紙20の透過光量を受光手段251で検出し、検出値を制御システム内の記憶部に保存する(ステップS104)。
この後、算出した指数に基づいて、枚数判定を行う(ステップS106)。ここで行う枚数判定は、図7に示すサブルーチンのフローに従い処理される。
図7のフローによると、0枚演算式を用いて算出された指数が−であるか(即ち、0枚演算式<0)、否かを判定する(ステップS201)。ここで、−であれば(S201-YES)、記録紙0枚の条件を満たすので、積載枚数を0枚と判定する(ステップS202)。
0枚演算式を用いて算出された指数が−でなければ(ステップS201-NO)、記録紙が積載されている場合であるから、次に、積載枚数が4枚以上であることを一意に判定できる3枚演算式を用いて、その演算結果として得られた指数が0又は+であるか(即ち、3枚演算式≧0)、否かを判定する(ステップS203)。ここで、0又は+であれば(S203-YES)、記録紙4枚以上の条件を満たすので、積載枚数を4枚以上と判定する(ステップS204)。
2枚演算式を用いて算出された指数が0又は+でなければ(ステップS205-NO)、積載記録紙が1又は2枚の場合であるから、一意に判定できる演算式として、次に、積載枚数が2枚であることを判定できる1枚演算式を用い、算出した結果が0又は+であるか(即ち、1枚演算式≧0)、否かを判定する(ステップS207)。ここで、0又は+であれば(S207-YES)、記録紙2枚の条件を満たすので、積載枚数を2枚と判定する(ステップS208)。
1枚演算式を用い、算出した結果が0又は+でなければ(ステップS207-NO)、残りの積載記録紙が1枚の条件を満たすことになるので、積載枚数を1枚と判定する(ステップS209)。
また、上記の判定ステップ(ステップS202,S204,S206,S208,S209)で積載枚数が判定された後、このサブルーチンの処理を終了する。
積載枚数の判定結果を得ることにより、積載枚数検知処理のフローを終えるが、画像形成装置の制御システムは、検知した積載枚数(残量)によって、記録紙20の残量に応じた制御処理(後述する残量表示、停止制御等の処理)を行う。
透過光量の検出は、シート(記録紙20)の透過光量を受光手段251で受け、検出電圧に変換する。このとき、検出電圧は、後段の処理回路(A/D変換や枚数検知処理等)の適正動作に必要なレベルで出力する必要があり、レベルが低いと広いダイナミックレンジが得られない。本例では、このために増幅回路を設け、増幅回路に広いダイナミックレンジを確保するための機能を持たせる。
図8は、受光手段251に増幅回路を接続した本実施形態に係わる検出回路の構成を示す。図8に示す検出回路は、受光手段251の検出電圧を増幅する増幅回路A1と増幅率制御部A2とを備えており、増幅率制御部A2で増幅回路A1の増幅率を可変することができる。なお、必要な増幅率が分かっている場合には、増幅率制御部A2を接続せずに、一定倍率で増幅する場合も考えられる。
図8の検出回路によると、増幅率制御部A2によって、最適な出力レベルで出力するように増幅回路A1の増幅率を可変調整し、受光手段251の出力を増幅することで、ダイナミックレンジを広くとることができ、精度良く積載枚数検知を行うことができる。
本例の場合、受光手段251は、受光した透過光量を電圧として出力しており、増幅回路A1としてオペアンプを利用した非反転増幅回路等を用いて、実施することが可能である。ただ、この増幅回路A1は、必ずしもオペアンプを使ったものでなければならないわけではなく、電圧を増幅できるものであれば、どのような増幅回路であってもかまわない。
次に、透過光量の検出部における補正処理に係わる実施形態を説明する。
上記した図8の検出回路によって、検出電圧を増幅することでダイナミックレンジを広くすることができるが、例えば、シート(記録紙20)の種類や機差(例えば、図8の検出回路における回路特性の違い)等によって生じる変動(例えば、検出電圧が小さい)が誤差要因として、検出電圧に依然含まれている。
そこで、本実施形態では、図8の検出回路の後段に設けられるA/Dコンバータ等のデジタル値への変換回路に上記した誤差要因を補正する機能を持たせる。
即ち、A/Dコンバータによる変換の際に、デジタル検出電圧値にある一定倍率を乗じることやデジタル値に応じた値を加算することで、電圧値の補正を行い、この補正によって、精度良く積載枚数検知を行うことができるようにする。
先ず、積載されたシート(記録紙20)の透過光量を電圧に変換する受光手段251に増幅回路A1を接続せずに、0.8Vに調整する。その後、受光手段251に得られた出力を5倍にする増幅回路A1を接続し、得られた電圧をVdとする。ここで、増幅回路A1に使われる抵抗等の素子等にばらつきや、増幅回路A1にオペアンプを使用した際のオフセット入力電圧等の影響がなければ、正確に5倍された電圧4.0Vを得ることができる。
しかし、例えば、入力オフセット電圧のみが出力に影響し、入力オフセット電圧が0.1Vであった場合、増幅後の出力電圧は(0.8−0.1)×5=3.5Vとなる。また、抵抗のみが出力に影響した場合、非反転増幅回路で−端子とアース間の抵抗を1kΩとし、負帰還抵抗を4kΩとすることで、倍率を5倍に設定し、1kΩの抵抗の誤差が+10%、4kΩの抵抗の誤差が−10%であれば、それぞれ実際の抵抗の大きさが1.1kΩ、3.6kΩとなるので、非反転増幅回路の倍率が(3.6/1.1)+1≒5.27倍となり増幅回路A1の出力が約4.2Vとなる。
上記の例に示すように、増幅回路A1の抵抗等の素子やオペアンプの入力オフセット電圧等の影響等により倍率にばらつきがあった場合、4.0Vを得ることができない。
そこで、0.8−Vd/5=Veより補正すべき電圧を計算する。そして、増幅回路A1より電圧を得るごとに増幅回路A1より得られた電圧に5×Veを加算することで、増幅回路A1の素子のばらつき等により5倍に増幅できない場合でも、5倍になるよう補正した値を得ることができる。従って、この機差補正により、積載枚数検知をより高精度に行うことが可能になる。
ここでは、枚数の検知対象としての記録紙の違いや変化に対応して、適正な枚数判定を可能とする補正処理に係わる実施形態を示す。
枚数判定に用いる指数を算出する演算方法は、上記したように、類似した光学特性を持つシート(記録紙)群で共通の演算式を用いることが可能であるが、光学特性が大きく違う場合には、受光手段251の出力が異なって、エラーが生じる。そこで、検知対象の記録紙それぞれに適した判定条件を与える演算方法を用意し、適用することにより枚数検知精度を上げることを可能にする。
“記録紙の種類への対応”
ここでは、異なるシート(記録紙)の種類に対応する演算方法を用意し、その中から判定対象のシート(記録紙)の種類に応じた方法を用いることにより、より適正な判定を行えるようにするものである。
例えば、OHPシートのみを給紙するのであれば、OHPシートのみの枚数判定のための指数を算出する演算式があればよい。しかし、OHPシートに加えて第2原図も給紙する場合には、OHPシートの枚数判定に用いる演算式に加えて、第2原図の枚数判定に用いる指数を算出する演算式を用意する必要がある。
そこで、本案では、例えば、給紙トレイ21に積載された記録紙20の種類として設定されたデータを参照する等をして、判定対象のシート(記録紙)の種類がOHPシート或いは第2原図用記録紙であることを認識し、認識した種類に応じた演算式を、用意した各種演算式の中から選択し、適用することで、適正な枚数判定を行うことを可能にする。
経時変化(黄変など)等の記録紙20に生じる変化は、受光手段251による光量検出の出力に現れる。そこで、例えば、受光手段251の出力電圧が0V以上1V未満、1V以上のように、出力電圧に応じて、枚数判定のための指数を算出する演算式を切替えることにより、より精度良く判定を行うことが可能になる。
また、この出力電圧には、記録紙20に起因する僅かな変化が現れるので、演算式の切替えにおいて細かいレベルでの調整を可能とする。例えば、経時変化で記録紙20が黄変した場合、透過光量も変化する。その際、上記のように演算式を切替える電圧を1Vとするよりも、例えば、その電圧を1.1Vにすることでより精度良く残量枚数検知ができる。
そこで、演算式を切替える電圧を1.1Vに変更し、受光手段251の出力電圧が0V以上1.1V未満、1.1V以上のように、演算式を切替える電圧を任意に調整できるようにすることで、より精度良く枚数検知を行うことが可能になる。
ここでは、記録紙20の黄変を例にしたが、これに限らず、記録紙20によって透過光量が変化し、想定している範囲を超えてしまう、などの出力電圧の僅かな変化へ対応する場合にも、この調整方法が適用できる。
検出対象である記録紙20の周囲環境の変化による影響で誤った枚数判定結果を生じることを防ぐための補正について、その実施形態を示す。
“外乱光への対応”
図9は、外乱光に対する補正手段に関する構成概念の説明図を示す。同図(A)に示すように、発光手段250より発せられる光以外に、外部からの光が受光手段251に入射すると、検出光量がその分だけ大きくなり、その雑音(外乱)光の影響により精度良く枚数検知を行うことができない。
そこで、図8(B)に示すように、外部から入射する光量を検出するフォトトランジスタ等の外部光検出手段31と外部光除去手段32を備える。外部光検出手段31によって、外乱光分の光量を検出して、外部光除去手段32では、例えば、受光手段251が検出したデジタル値に対し、外乱光検出値に応じた倍率を乗じる演算処理をする等の補正を行えば、外乱光の影響を取り除くことができる。
また、外部光による影響を除去するための他の方法としては、外乱光検出値に応じて、枚数判定のための指数を算出する演算方法(式)を変更する手段を設けることにより、実施することも可能である。
このように、外乱光の影響を除去することができれば、例えば、手差しトレイのように外乱光が入射する状況であっても、その影響を受けること無しに精度良く枚数検知を行うことが可能になる。
検出対象である記録紙20の周囲温度の変化は、記録紙20を伸び縮みさせるので、透過光量を受ける受光手段251の検出値にも変化が現れる。温度と透過光量の間には、温度が上昇すると、透過光量が増加する、といった一定の量的関係が存在し、この関係に従って、受光手段251の検出値が温度の上昇に応じて変化するので、その影響により、精度良く枚数検知を行うことができない。
そこで、例えば、記録紙20の周囲温度を温度センサ等で測定し、デジタル値として得たこの測定温度が、一定の温度を超えた場合に、例えば、受光手段251が検出した光量検出値に対し、予めこの温度条件に対応する値として、実験的に求めておいた値の補正倍率を乗じる演算をする等の補正処理を行うことにより、温度による影響を取り除くことができる。
また、周囲温度による影響を除去するための他の方法としては、測定温度に応じて、枚数判定のための指数を算出する演算方法(式)を変更する手段を備えることにより、実施することも可能である。
このようにすることで、例えば、高温環境で記録紙20が伸びる等の変化あっても、その影響を受けること無しに、精度良く枚数検知を行うことができる。
上記の実施例においては、高温の場合について説明したが、必ずしも高温である必要は無く、例えば、低温など、記録紙20の特性が変化する場合において、この方法を適用すればよい。
しかしながら、補正や演算方法(式)の変更を必要とする温度範囲は、必ずしも一定ではなく、設置環境等によって、適応する温度範囲が異なる。
そこで、温度変化によって光量検出値に対する補正や演算方法(式)の変更が必要となる温度範囲の設定を任意に調整し得るようにして、それぞれの温度に適応できるようにする。
このように、温度範囲の設定を任意に調整し得るようにすることで、設置環境、装置の特性等に応じた設定によって、より精度良く枚数検知を行うことが可能になる。
検出対象である記録紙20の周囲における湿度の変化は、記録紙20を伸び縮みさせるので、透過光量を受ける受光手段251の検出値にも変化が現れる。即ち、湿度と透過光量の間には、湿度が高くなると、記録紙20が水分を吸い込んで、伸びるので、透過光量が増加する、といった一定の量的関係が存在する。この関係に従い、受光手段251の検出値が湿度に応じて変化するので、その影響により、精度良く枚数検知を行うことができない。
そこで、例えば、記録紙20の周囲の湿度を湿度センサ等で測定し、デジタル値として得たこの測定湿度が、一定の湿度を超えた場合に、例えば、受光手段251が検出した光量検出値に対し、予めこの湿度条件に対応する値として、実験的に求めておいた補正倍率値を乗じる演算をする等の補正処理を行うことにより、湿度による影響を取り除くことができる。
また、周囲の湿度による影響を除去するための他の方法としては、測定湿度に応じて、枚数判定のための指数を算出する演算方法(式)を変更する手段を備えることにより、実施することも可能である。
このようにすることで、例えば、高湿の環境で記録紙20が伸びる等の変化あっても、その影響を受けること無しに、精度良く枚数検知を行うことができる。
上記の実施例においては、高湿の場合について説明したが、必ずしも高湿である必要は無く、例えば、低湿など、記録紙20の特性が変化する場合において、この方法を適用すればよい。
しかしながら、補正や演算方法(式)の変更を必要とする湿度範囲は、必ずしも一定ではなく、設置環境等によって、適応する温度範囲が異なる。
そこで、湿度変化によって光量検出値に対する補正や演算方法(式)の変更が必要となる湿度範囲の設定を任意に調整し得るようにして、それぞれの湿度に適応できるようにする。
このように、湿度範囲の設定を任意に調整し得るようにすることで、設置環境、装置の特性等に応じた設定によって、より精度良く枚数検知を行うことが可能になる。
上記の履歴現象は、例えば、紙は湿気を吸収する速度は速いが、湿気を出す速度は遅い。また、一度、吸湿や脱湿を行うと、元の水分量に戻るためには時間がかかる、という現象を指す。このため、例えば、湿度センサによる測定湿度と実効湿度に違いが生じ、透過光量の検出値等の補正に影響を与える。
そこで、湿度センサで測定した湿度を随時記録し、その湿度の変化に合った処理を施すことで、湿度の変化の影響を除去するための補正を適正に行うことを可能とし、より精度良く枚数判定を行うことができる。
なお、湿度の変化に合った処理を行うために、例えば、履歴が把握されている現在の測定湿度から実効湿度を得るという方法を用いることができる。即ち、測定湿度と実効湿度の関係は、予め実験により各種の履歴現象パターンにおける測定湿度と実効湿度を関係付けるデータとして求めておき、記録した湿度の変化によって把握される現在の現象を実験で求めておいたパターンに当てはめ、実効湿度を得る、といった方法による。実効湿度が得られば、この湿度値により適正な補正を行うことができる。
上記では、積載枚数検知装置を画像形成装置(MFP)に適用し、例示した実施形態では、積載枚数検知装置を給紙トレイ21に設け、本発明に係わるシート供給装置の実施装置を画像形成装置における画像形成部1へ記録紙を供給する給紙装置として示した。
ただ、本発明に係わるシート供給装置は、原稿(シート)を読取部3に供給するADF36も実施装置に含む。上記実施形態では、ADF36をシート供給装置の実施装置とする例を示していないが、基本的には、給紙トレイ21を対象として構成した積載枚数検知装置を持った上記記録紙の給紙装置(シート供給装置)と同様に、トレイに積載したシートを供給する装置(つまり、ADF36では、原稿トレイに積載した原稿束を読取り部に供給する装置)であり、同様の構成で実施することが可能である。従って、上記した記録紙の給紙装置(シート供給装置)を参照することとし、ここでは、例示を省略する。
次に、上記した積載枚数検知装置を有した画像形成装置(MFP)に備えられた積載枚数検知結果の報知手段に係わる実施形態を示す。
上記実施形態に示したと同種の画像形成装置において、1つのジョブの途中で用紙切れが起きると、画像形成動作に不具合が生じることを、上記[0018]、「0019」項で述べた。
“給紙トレイの残数”
上記の不具合を回避する方法の1つは、給紙トレイ21の記録紙20の残枚数が少なくなってきた時に、それをユーザ等に報知し、未然に上記の用紙切れに対処できるようにすることが有効な方法となる。例えば、積載枚数検知装置によって検知された記録紙枚数が、3枚等の予め設定した少数枚になったときに、画像形成動作を開始せずに、残数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示を行うことにより、ユーザ等に報知する。
図10は、画像形成装置における枚数検知結果(残数)を報知するシステムの構成概念を示す。
図10に示す構成において、画像形成装置100は、給紙トレイ21に積載枚数検知装置50を設けた本案の画像形成装置(MFP)であり、此の種の装置が通常持っている操作パネルには、表示部55及び入力部56を備える。また、画像形成装置100にネットワーク等の通信手段を介して接続したホストコンピュータ、管理サーバ等の外部接続機器81は、画像形成装置100との間で構成する処理システムの動作に必要となる情報の表示部及び入力部を持つ。
残枚数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示は、画像形成装置100の操作パネルの表示部55、或いは外部接続機器81の表示部を通して、ユーザ等に報知される。
こうした報知をユーザ等に行うことにより、シート(記録紙20)の枚数が、ユーザによって要求された画像形成枚数よりも少ない場合に、それを知らずに画像形成動作を開始させてしまい、上記のような余分な画像形成を行ってしまう、という不具合を未然に防ぐことができる。さらに、トナーを無駄に消費し、記録紙20に転写できなかった余分な画像を中間転写クリーニング装置52で消去するという非生産的な動作も防止することができる。
また、上記した用紙切れによる不具合を回避するもう一つの方法は、上記「読取原稿の枚数検知」で記載したADF36に積載された原稿の枚数検知結果を利用する方法である。
ここでは、ADF36に積載された原稿の枚数と、給紙トレイ21に積載されている記録紙20の枚数をそれぞれ比較し、給紙トレイ21に積載された記録紙20の枚数がADF36に載せられた原稿の枚数よりも少ない場合に、残数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示を行うことにより、ユーザ等に報知する。
残枚数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示は、図10に示すシステムにおいては、上記と同様に、画像形成装置100の操作パネルの表示部55、或いは外部接続機器81の表示部を通して報知される。
こうした報知をユーザ等に行うことにより、記録紙20の枚数が、ADF36の原稿トレイに載せられた原稿の枚数よりも少ない場合に、それを知らずに画像形成動作を開始させてしまい、上記のような余分な画像形成を行ってしまう、という不具合を未然に防ぐことができる。さらに、トナーを無駄に消費し、記録紙20に転写できなかった余分な画像を中間転写クリーニング装置52で消去するという非生産的な動作も防止することができる。
例えば、図10に示すように、操作パネルに表示部55を備えた画像形成装置100にホストコンピュータ等の外部接続機器81を接続したシステムを例にすると、記録紙20が3枚等の枚数になった場合、残数が少数になったことを報知する場合に、報知する残数を固定してしまうと、使用状況によっては、使い勝手が良くない。
そこで、残枚数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示を行う記録紙20の枚数を積載枚数が検知できる範囲で、任意に設定できるようにすることによって改良を図ることが可能になる。
例えば、記録紙20の残数が、少数である通知を早めに受けとれるように枚数の設定を変更することで、画像形成装置の設置場所が遠くにあり、記録紙20が0枚になったために画像形成動作が中断する、といった無駄な時間を短くすることができ、効率的に作業を行うことができる。
また、上記のように、残枚数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示を行う記録紙20の枚数を、積載枚数が検知できる範囲の任意の枚数に設定できるようにする場合、この設定の入力操作を画像形成装置100に備えた操作パネルの入力部56から行うこと、さらに、ホストコンピュータ等の外部接続機器81からも行なえるようにすることで、即座に任意の枚数が設定できるようになり、画像形成装置及びシステムの利用効率を高めることが可能になる。
積載枚数検知結果によって画像形成動作を制御する手段を有した画像形成装置に係わる実施形態を示す。
積載枚数検知結果である残数とともに用紙切れへの注意を促す旨の警告メッセージ等の表示を行う上記実施形態では、ユーザへの表示であるから、不具合を回避するための行動をユーザが起こさないと、実際には不具合が回避できない。
そこで、本実施形態では、画像形成装置の制御機能に回避動作を実行する機能を組み込むことにより、自動的に装置側で対処し得るようにする。
即ち、上記給紙トレイ21に積載されている少数枚の記録紙束の残数を各枚数の精度で検知し、一方、出力要求されたユーザの設定を参照することにより、画像形成枚数を得る。これらから、記録紙20の残数以上の画像形成が行われるか、否かを判断し、途中で用紙切れが生じる場合には、画像形成動作を行わないようにすれば、余分な画像形成を行ってしまうことを未然に防ぎ、トナーを無駄に消費し、記録紙20に転写できなかった余分な画像を中間転写クリーニング装置52で消去するという非生産的な動作も防止することが可能になる。
上記で示した実施形態は、積載枚数検知装置とシート供給装置を組込んだ画像形成装置として、本願の各発明を画像形成装置に集約した形態で示した。ただ、積載枚数検知装置単体或いは積載枚数検知装置が組込まれる装置が、上記実施形態に示した画像形成装置100の操作パネル(表示部55や入力部56)のように、積載枚数の検知結果を報知(表示)し、検知条件を変更(補正,調整等)するための入力手段を持たない装置である場合、これらを付加構成として備えることが必要になる。ここでは、これらの付加構成を有する積載枚数検知システムについて、その実施形態を示す。
図11は、この実施形態の積載枚数検知システムの構成を示すブロック図である。
図11に示す構成において、積載枚数検知装置50は、検知対象である収納部に積載されたシートを扱う装置(不図示)に組込まれ、シートの供給により減っていくシートの積載枚数を、上記した画像形成装置におけると同様の方法で検知する。
また、積載枚数検知装置50には、積載枚数検知システムの動作に必要となる情報の表示部及び入力部として、シートを扱う装置(不図示)内蔵の表示部55及び入力部56、ネットワーク等の通信手段を介して接続したコンピュータ等の外部接続機器81、の少なくとも一方を有する。
また、例えば、積載枚数(残数)検知可能なシートの種類を増やしたり、検知条件を変える場合、演算処理の方法をシートの種類や検知条件に適合した方法に変更(補正)しなければならない。このために、入力部56やコンピュータ等の外部接続機器81の入力部は、演算処理の方法を任意に追加・変更する手段として機能する。
また、上記のように演算処理の方法を追加・変更する際に、例えば、現在設定されている演算処理方法について確認したい場合がある。この場合に、表示部55やコンピュータ等の外部接続機器81の表示部は、設定された演算処理方法の内容を表示し、補正を加えているか否か等の確認をすることを可能とする。ここで、現在の演算処理方法を表示する場合について説明したが、現在の演算処理方法を表示するのみではなく、積載枚数検知装置50に元々内蔵されている演算処理方法の表示等であってもかまわない。
Claims (29)
- 収納部で傾動可能に積載されたシートを照射する位置に設けた発光手段と、
前記積載されたシートを透過してくる前記発光手段からの照射光を受光可能な位置に設けた受光手段と、
傾動可能に積載された前記シートが前記発光手段と前記受光手段に対して第1角度及び第2角度をなすときに、前記発光手段からシートを透過してくる照射光の前記受光手段による受光量をそれぞれ検出する光量検出手段と、
前記光量検出手段で検出された第1角度及び第2角度の検出値に基づいて、シートの積載枚数ごとにその枚数に該当するか否かを判定するための指数を算出する演算手段と、
前記演算手段によって算出された前記指数をもとに積載枚数を判定する枚数判定手段を有した積載枚数検知装置。 - 請求項1に記載された積載枚数検知装置において、前記受光手段の後段にダイナミックレンジ保証用の増幅手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1又は2に記載された積載枚数検知装置において、前記受光手段の後段に検出光量信号をデジタル補正する補正処理手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項3に記載された積載枚数検知装置において、前記補正処理手段は、前記増幅手段の機差による検出光量信号の変動を補正する機能を持つ手段であることを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段をシートの種類に応じて用意し、用意した演算手段の中から検知対象となる前記シートの種類に対応して適用する演算手段を選択する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段を受光量の検出値に応じて用意し、用意した中から検出値に対応して適用する前記演算手段を選択する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項6に記載された積載枚数検知装置において、検出値と対応して適用する前記演算手段との関係を前記検出値の変更により調整する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、外部から入射する光を受光する外乱光受光手段と、前記光量検出手段の検出値を前記外乱光受光手段の検出値により補正する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記積載されたシート周囲の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の測定値に基づいて、前記光量検出手段の検出値、検出値と対応して適用する前記演算手段との関係、の少なくとも一方を補正する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項9に記載された積載枚数検知装置において、測定温度と対応して適用する前記演算手段との関係を温度の変更により調整する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記積載されたシート周囲の湿度を測定する湿度測定手段と、前記湿度測定手段の測定値に基づいて、前記光量検出手段の検出値、検出値と対応して適用する前記演算手段との関係、の少なくとも一方を補正する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項11に記載された積載枚数検知装置において、測定湿度と対応して適用する前記演算手段との関係を湿度の変更により調整する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項11又は12に記載された積載枚数検知装置において、前記湿度測定手段の測定値を履歴として記録する手段と、測定湿度の履歴に基づいて、実効湿度により前記補正を行う手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、検知したシートの積載枚数を報知する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項5乃至14のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段の追加・変更を行う手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項15に記載された積載枚数検知装置において、前記演算手段の追加・変更を行う手段として、内蔵の入力部、外付けの入力機器の少なくとも一方を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- 請求項14乃至16のいずれかに記載された積載枚数検知装置において、装備された前記演算手段の演算処理方法の内容を表示する手段を備えたことを特徴とする積載枚数検知装置。
- シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬出されるシートを積載するトレイと、前記トレイに積載された前記シートの積載枚数を検知する請求項1乃至17のいずれかに記載された積載枚数検知装置を有したシート供給装置。
- 記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段へ前記シートとしての記録用紙を給紙する請求項18に記載されたシート供給装置を有した画像形成装置。
- 原稿を読取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段へ前記シートとしての原稿を搬送する請求項18に記載されたシート供給装置と、原稿読取信号をもとに記録用紙に画像を形成する画像形成手段を有した画像形成装置。
- 原稿を読取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段へ前記シートとしての原稿を搬送する請求項18に記載されたシート供給装置と、原稿読取信号をもとに記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段へ前記シートとしての記録用紙を給紙する請求項18に記載されたシート供給装置を有した画像形成装置。
- 請求項19乃至21のいずれかに画像形成装置において、前記積載枚数検知装置によって検知されたシートの積載枚数を報知する手段として、画像形成出力指示の入力を行う操作部の表示手段を用いることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項22に記載された画像形成装置において、前記報知手段は、積載枚数検知装置によって検知された記録用紙の積載枚数が所定値を切った場合に、報知を行う手段であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項22又は23に記載された画像形成装置において、前記報知手段は、前記積載枚数検知装置によって検知された原稿の積載枚数に対する記録用紙の積載枚数の比較値が所定値を切った場合に、報知を行う手段であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項23又は24に記載された画像形成装置において、前記所定値の変更により報知を行う条件を調整する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項25に記載された画像形成装置において、前記所定値の追加・変更を行う手段として、内蔵の入力部、外付けの入力機器の少なくとも一方を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項23乃至26のいずれかに記載された画像形成装置において、前記所定値を表示する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項23乃至27のいずれかに記載された画像形成装置において、前記積載枚数検知装置によって検知された記録用紙の積載枚数が前記所定値を切った場合に、前記画像形成手段の動作を中止させる制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 発光手段からの光によって照射される積載されたシートが前記発光手段に対して第1角度をなすときに該シートを透過してくる光を受光手段により受け、その透過光量を検出する第1光量検出工程と、
積載されたシートが前記発光手段に対して第2角度をなすときに該シートを透過してくる光を前記受光手段により受け、その透過光量を検出する第2光量検出工程と、
前記第1光量検出工程及び第2光量検出工程で検出された第1角度及び第2角度の検出値に基づいて、シートの積載枚数ごとにその枚数に該当するか否かを判定するための指数を算出する演算工程と、
前記演算工程によって算出された前記指数をもとに積載枚数を判定する枚数判定工程を行う積載枚数検知方法。
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