JP4621521B2 - 携帯電話機を利用した電子チケットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機を利用した電子チケットシステムに関するものである。
コンサートやスポーツの観戦チケットあるいは電車や旅客機等の搭乗チケットなどの様々なチケットは、従来から、チケット用紙に所定のチケット情報等が印刷されたものが用いられている。また、最近では、そのチケット情報を専用のチケット用紙に磁気で記憶したチケットも用いられている。また、特許文献1には、コンサートに入場するための電子チケットデータを携帯電話機にダウンロードして記憶させるシステムが開示されている。このシステムは、コンサート会場の入場ゲートに設置された装置を用い、入場希望者の携帯電話機に記憶された電子チケットデータを読み取って、その電子チケットデータが登録されたものであるか否かを確認する。そして、その結果に基づいて、入場希望者の入場を認めるか否かを判断する。従来のチケット用紙の場合には、チケット購入者がチケットの引き渡し場所まで出向いたり、チケット販売者がチケットを郵送したりする、チケットの引き渡し作業という煩雑な作業が必要であった。これに対し、上記特許文献1に記載されたシステムの場合、チケット購入者は購入した電子チケットを通信ネットワークを介してダウンロードにより受け取ることができる。よって、上述したようなチケットの引き渡しという煩雑な作業が不要となる。
特開2002−245379号公報
ところが、上記特許文献1に開示のシステムにおいては、電子チケットの購入を希望する利用者は、購入の際、まず、自宅のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という。)を用いてインターネット上のチケット販売サイトにアクセスする。そして、パソコンを操作してそのサイトで所定の手続きを行い、電子チケットを購入する。その後、今度は、自分の携帯電話機に購入した電子チケットのデータをダウンロードし、これを携帯電話機の内部メモリ(ICカード)に保存する。このように、上記特許文献1に開示のシステムにおいては、利用者がパソコンと携帯電話機の両方を用いなければ、電子チケットの取得から当該電子チケットの使用(コンサートの入場)までの一連の処理を行うことができず、利用者にとって利便性が悪いという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、電子チケットの取得から当該電子チケットの使用までの一連の処理を携帯電話機だけで行い、利用者の利便性を向上させることができる電子チケットシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る電子チケットシステムは、複数の携帯電話機から送信される電子チケット発行要求を通信ネットワークを介して受け取る発行要求受取手段、及び、該発行要求受取手段で受け取った電子チケット発行要求を送信した複数の携帯電話機のうちの少なくとも一部の携帯電話機に対し、該通信ネットワークを介して電子チケットデータを送信するチケットデータ送信手段を有するチケット発行装置と、携帯電話機に保存された該電子チケットデータを読み取るチケットデータ読取手段、及び、該チケットデータ読取手段で読み取った電子チケットデータが、上記チケットデータ送信手段から送信されたものか否かの認証処理を行う認証手段を有するチケット認証装置とを備え、上記チケット発行装置は、上記少なくとも一部の携帯電話機とは別の携帯電話機から送信される電子チケット取得要求の送信先を特定するための送信先特定情報を、該少なくとも一部の携帯電話機に対して送信する送信先特定情報送信手段と、該別の携帯電話機への電子チケットデータの送信を許可するための許可情報を、該少なくとも一部の携帯電話機に対して送信する許可情報送信手段とを有し、上記チケットデータ送信手段は、該別の携帯電話機から電子チケット取得要求及び許可情報を受け取ることを条件に、該別の携帯電話機にも該電子チケットデータを送信することを特徴とするものである。
この電子チケットシステムにおいては、複数の携帯電話機の利用者がそれぞれ自分の携帯電話機を操作等することで、その携帯電話機から送信された電子チケット発行要求が通信ネットワークを介してチケット発行装置に受け取られる。そして、これらの携帯電話機のうちの少なくとも一部の携帯電話機には、チケット発行装置から通信ネットワークを介して電子チケットデータが送信される。電子チケットデータを受信した携帯電話機の利用者は、その携帯電話機を持って、その電子チケットの使用場所まで出向く。そして、その使用場所において、その携帯電話機に保存された電子チケットデータをチケット認証装置に読み取らせて認証処理を行う。
また、この電子チケットシステムにおいては、電子チケット発行要求を送信して電子チケットの発行対象となった携帯電話機だけでなく、この携帯電話機へ送信された送信先特定情報を受け取って電子チケット取得要求を送信した携帯電話機にも、電子チケットデータが送信される。すなわち、電子チケット発行要求を送信していない携帯電話機であっても、電子チケットの発行対象となった携帯電話機から上記送信先特定情報を受け取って電子チケット取得要求を送信したものであれば、電子チケットデータが送信される。しかも、電子チケット発行要求を送信した携帯電話機から送信された通信先特定情報に係る別の携帯電話機の利用者(同伴者)は、自分の知らない間に勝手に自分の携帯電話機の通信先特定情報がチケット発行装置に受信されることはない。
また、請求項2の発明は、請求項1の電子チケットシステムにおいて、上記チケット発行装置は、上記発行要求受取手段で受け取った電子チケット発行要求を送信した複数の携帯電話機の中から、抽選によって、上記チケットデータ送信手段の送信先となる携帯電話機を決定するチケット送信先決定手段を有しており、上記発行要求受取手段は、予め決められた所定期間内に、該電子チケット発行要求を受け取るものであることを特徴とするものである。
従来、チケットの発行対象は、チケットの取得申し込みの先着順で決定されるのが一般的であった。しかし、先着順の場合、申し込みが多いチケットについては、その取得申し込みが開始される期間の開始時に申し込みが集中してしまう。電子チケットシステムにおいても、従来のように電子チケットの発行対象すなわちチケットデータ送信手段の送信先となる携帯電話機を、先着順で決定するようにすると、チケット発行装置の発行要求受取手段で一時に受け取る電子チケット発行要求が膨大な量となるおそれがある。その結果、チケット発行装置に過大な負荷が生じ、チケット発行装置の適切な処理動作に支障をきたす場合がある。そこで、本請求項2の電子チケットシステムにおいては、予め決められた所定期間内に、携帯電話機から電子チケット発行要求を受け取るようにしている。そして、電子チケット発行要求を送信した携帯電話機の中から電子チケットの発行対象を決定する処理は、抽選によって行う。本システムの場合、電子チケットの発行対象は電子チケット発行要求の受取順(先着順)で決定されず、上記所定期間内に電子チケット発行要求が受け取られた携帯電話機であれば電子チケットの取得機会が付与される。したがって、従来携帯電話機から一時に送信されるおそれがあった電子チケット発行要求を、上記所定期間中に分散させることが可能となる
なお、上記「携帯電話機」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などが挙げられる。
以上、請求項1及び2の発明によれば、電子チケットの取得から当該電子チケットの使用までの一連の処理を携帯電話機だけで行うことができるので、利用者の利便性を向上させることができるという優れた効果が奏される。また、各人が個別に電子チケットの取得手続きを行う場合に比べて、同伴者についての作業負担が軽減されるという優れた効果が奏される。しかも、別の携帯電話機の通信先特定情報がその利用者の知らない間にチケット発行装置側に取得されることによる個人情報の漏洩を防止することができるという優れた効果も奏される。
特に、請求項2の発明によれば、電子チケット発行要求を所定期間中に分散して受け取ることが可能となるので、チケット発行装置に一時に過大な負荷が生じるのを防ぐことが可能となるという優れた効果が奏される
以下、本発明の一実施例を説明する前に、本実施例に関わる参考例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本参考例に係る電子チケットシステムの全体構成を説明するための説明図である。
この電子チケットシステムにおいて、ユーザー1が使用する携帯電話機20は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続可能である。また、携帯電話機20は、この携帯電話通信網10に接続されたチケット発行装置11との間で、携帯電話通信網10を介してデータ通信を行うことが可能となっている。このチケット発行装置11は、携帯電話機20からの電子チケット発行要求に応じて、その要求に係る電子チケットデータを携帯電話機20に対して送信する。携帯電話通信網10は、予め設定された所定半径のセルごとに設置された基地局、携帯電話通信網内の通信を制御する通信制御装置としての交換機(回線交換機、パケット交換機等)、それらを結ぶ伝送路、各携帯電話機が位置しているセルの情報を管理する位置情報管理サーバ等を備えている。また、携帯電話通信網10には、他の携帯電話通信網やインターネット通信網12も接続され、相互に電話やメール等による通信ができるようにしておいてもよい。また、本電子チケットシステムは、当該電子チケットの使用場所(コンサート会場等)30において、入場希望者の入場を認めるか否かを判断するための入場装置31も有している。
図2は、上記チケット発行装置11のハードウェア構成を示す概略構成図である。
このチケット発行装置11は、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置104は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置105は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このチケット発行装置11は、携帯電話通信網10を介してデータの送受信を行う携帯電話通信網用通信装置107と、インターネット通信網12を介してデータの送受信を行うインターネット通信網用通信装置108も備えている。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。このチケット発行装置11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このチケット発行装置11には、携帯電話機20に対して電子チケットの発行を行うために必要な各種プログラムが外部記憶装置104に記憶されている。チケット発行装置11は、携帯電話機20からの電子チケット発行要求に応じ、CPU101、RAM102、携帯電話通信網用通信装置107等が協働して、その要求に係る電子チケットデータを、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に送信する機能を有している。このチケット発行装置11の具体的な処理動作については、後述する。
なお、上記チケット発行装置11は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図3は、上記携帯電話機20の外観を示す正面図であり、図4は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる内部制御装置、操作手段としての入力装置204、出力装置205、携帯電話用通信装置206を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記CPU201は、RAM202、ROM203、出力装置205、携帯電話通信網用通信装置206を制御する。CPU201は、ROM203に記憶されている閲覧プログラム(ブラウザ)を実行することで、上記チケット発行装置11のWebサイトを閲覧し、入力装置204を用いた所定の入力作業を行うことを可能にする。また、CPU201は、ROM203に記憶されている電子チケットダウンロードプログラムを実行することで、上記チケット発行装置11から電子チケットデータをダウンロードして、これをRAM202に保存することができる。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26等から構成されている。この入力装置204を操作することにより、ユーザー1は、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力してWebサイトを閲覧したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったりすることができる。上記出力装置205は、液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。上記携帯電話用通信装置206は、データ取得手段として機能するものであり、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上記チケット発行装置11と通信するためのものである。具体的には、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話通信網10を介して上記チケット発行装置11とデータ通信を行ったりするためのものである。
図5は、上記入場装置31のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この入場装置31は、システムバス300、CPU301、RAM302、ROM303、画像読取装置304、通信装置305及び表示装置306を備えている。画像読取装置304は、携帯電話機20のLCD27上に表示される後述の2次元バーコード画像を読み取るためのものである。通信装置305は、インターネット通信網12を介してデータの送受信を行うためのものである。表示装置306は、後述する電子チケットの認証結果を報知するためのものであり、ランプなどによって構成される。
上記CPU301やRAM302等の構成要素は、システムバス300を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。この入場装置31を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM303に記憶されており、必要に応じてCPU301やRAM302上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、この入場装置31は、インターネット通信網12を介して上記チケット発行装置11との間でデータ通信を行うことができる。本参考例における電子チケットの認証処理は、画像読取装置304により読み取った2次元バーコード画像に含まれるチケット情報と、上記チケット発行装置11に登録されている登録情報とが一致するか否かにより行われる。なお、具体的な処理内容については後述する。
なお、上記入場装置31は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
次に、ユーザー1が携帯電話機20を用いて電子チケットを取得するまでの流れについて説明する。
参考例においては、無料のコンサートチケット(電子チケット)をプレゼントする場合を例に挙げて説明する。具体的には、すべての又は一部の携帯電話機20のユーザー1に当該プレゼントの告知を行い、告知を受けたユーザー1が当該プレゼントに応募して当選すると、その当選したユーザー1並びにその同伴者に、その電子チケットが発行されるというものである。
〔応募登録処理〕
図6は、携帯電話機20を用いて電子チケットの抽選に応募するまでのシーケンスフロー図である。
参考例においては、まず、携帯電話通信網10に接続された図示しない情報提供サーバから、同携帯電話通信網10に接続可能なすべての携帯電話機20に向けて、電子チケットのプレゼントに関する告知情報が一斉に送信される。この告知情報は、携帯電話通信網10内における1つのセル又は複数のセルを一単位として予め設定された配信地域ごとに送信される。なお、この告知情報の配信については、予め登録されている携帯電話機20に対してのみ送信するようにしてもよい。上記情報配信サーバから送信された告知情報は、各携帯電話機20で自動的に受信され、各携帯電話機のRAM202に格納される。この告知情報の着信は、必要に応じてディスプレイ上の表示や音等でユーザー1に通知される。ユーザー1がRAM202に格納された告知情報をLCD27上に表示するための操作を行うと、LCD27には、図7に示すような告知画面が表示される。この告知画面には、例えば、当該電子チケットに係るコンサートの日時、場所、出演アーティストなどの情報が表示される。また、当該電子チケットに応募して当選すれば当選者とその同伴者に電子チケットが無料でプレゼントされる旨の内容も含ませるのが望ましい。ユーザー1は、この告知画面を見ることで、無料の電子チケットのプレゼントに関する情報を取得することができる。
また、上記告知情報には、上記チケット発行装置11のチケット応募サイト(Webサイト)にアクセスするための接続先情報として、そのチケット応募サイトのURL情報が含まれている。このURL情報は、上記告知画面上に可視表示される。このURL情報は、そのURLの文字列を告知画面上に直接表示してもよいが、本参考例ではそのURLの文字列とは異なる文字(図7中の「応募手順へ」)で告知画面上に表示される。そのほか、ユーザー1が選択可能な所定のアイコン等で表示するようにしてもよい。そして、告知画面上に表示されたURL情報の表示をユーザー1が選択すると、図6に示すように、ブラウザを実行するCPU201は、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対してリクエストを送信する。このリクエストは、携帯電話通信網10を介してチケット発行装置11に受信され、チケット発行装置11は、そのリクエストに係るチケット応募サイトの応募手順画面データを、リクエストの送信元である携帯電話機20に向けて送信する。このレスポンスは携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に受信され、携帯電話機20は、ブラウザを実行するCPU201の制御の下、その応募手順画面データに基づいて、LCD27上に図8に示すような応募手順画面を表示する。この応募手順画面には、応募手順について説明する文章等が表示される。
また、この応募手順画面には、応募に必要な各種情報をユーザー1が入力するための応募画面を取得するためのURLが「応募画面へ」という文字列で埋め込まれている。よって、応募手順画面上の応募要項を読んで応募することを決めたユーザー1が「応募画面へ」という文字列を選択すると、そのURLについてのリクエストがチケット発行装置11に送信され、そのレスポンスを受けることで携帯電話機20のLCD27上に図9に示すような応募画面が表示される。この応募画面において、ユーザー1は、携帯電話機20のデータ入力キー21を操作し、所定事項を入力する。また、この応募画面には、ユーザー1によって入力された入力事項をチケット発行装置11に送信するための「送信」ボタンが表示されている。ユーザー1が所定事項を入力した後に「送信」ボタンを選択すると、その所定事項の内容がチケット発行装置11に送信される。そして、チケット発行装置11は、受信した所定事項の内容をRAM102に一時的に保存した後、その所定事項が表示された入力事項確認画面のデータをレスポンスとして携帯電話機20に送信する。これにより、このレスポンスを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図示しない入力事項確認画面が表示される。ユーザー1は、この入力事項確認画面に表示されている事項が間違っていない場合、その画面上の「送信」ボタンを選択する。この「送信」ボタンが選択されると、電子チケット発行要求である応募登録要求がチケット発行装置11に送信される。この応募登録要求がチケット発行装置11の携帯電話通信網用通信装置107を介してCPU101に受け取られると、そのCPU101は、RAM102に一時的に保存した所定事項の内容を、RAM102に記憶されている応募者データベースに登録する(応募登録処理)。本参考例では、応募登録プログラムを実行するCPU101、RAM102及び携帯電話通信網用通信装置107が発行要求受取手段として機能する。その後、携帯電話機20に対して、その応募登録が完了した旨の応募登録完了画面のデータが送信され、その携帯電話機20のLCD27上に図示しない応募登録完了画面が表示される。
〔抽選処理〕
図10は、応募登録処理がされたユーザー1の中から無料の電子チケットの当選者を決定するための抽選処理の流れを示すフローチャートである。
参考例において、チケット発行装置11のCPU101は、予め決められた応募期間中、上記応募登録プログラムを実行してユーザー1からの応募を受け付ける(S1)。この応募期間が終了すると、それ以後に応募登録要求を受信しても応募登録処理は行わない。応募期間が終了したら、チケット発行装置11のCPU101は、抽選プログラムを実行することで発行対象決定手段として機能し、RAM102の応募者データベースに登録されたユーザー1の中から、当選者を決定するための抽選処理を行う(S2)。この抽選処理の方法は、公知の方法を使用することができる。例えば、応募者データベースに登録されたユーザー1に連続番号を付し、チケット発行装置11において当選者の人数分の乱数を発生させ、その発生した乱数と一致する番号が付されたユーザーを当選者として決定するような抽選処理を行う。抽選処理により当選者となったユーザー1の情報、すなわち、図9に示した応募画面でそのユーザー1が入力した入力事項の内容は、RAM102の当選者データベースに登録される(S3)。
〔当選者へのチケット発行処理1〕
図11は、当選者となったユーザー1の携帯電話機20に対して当選通知を送信し、そのユーザー1に電子チケットを発行するシーケンスフロー図である。
上記抽選処理により当選者が決定したら、チケット発行装置11から、当選者となったユーザー1の携帯電話機20に向けて、当選通知を電子メールで送信する。この電子メールを受信した携帯電話機のLCD27上には、ユーザー操作により、図12に示すような電子メールの内容を示す当選通知画面が表示される。この当選通知には、上記チケット発行装置11のチケット発行サイト(Webサイト)にアクセスするための接続先情報として、そのチケット発行サイトのURL情報が含まれている。当選通知画面上には、そのURLの文字列が直接表示される。もちろん、URLの文字列を直接表示せずに、そのURLの文字列とは異なる文字や、ユーザー1が選択可能な所定のアイコン等で表示するようにしてもよい。そして、当選通知画面上に表示されたURL情報の表示をユーザー1が選択すると、図11に示すように、ブラウザを実行するCPU201が、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対してリクエストを送信する。このリクエストには、当選者確認のための当選者特定情報(携帯電話機20の電話番号、電子メールアドレス、ユーザーID、携帯電話機20の製造番号等)が含まれている。本参考例では、携帯電話機20の電話番号、電子メールアドレス、ユーザID、製造番号、或いは電話番号を特定の番号に変換したユーザ識別子番号、などの携帯電話機20を一意に特定できる番号を当選者特定情報として用いる。例えば、このリクエストがチケット発行装置11に受信されると、チケット発行装置11は、当該リクエストに含まれる携帯電話番号が、RAM102の当選者データベースに登録されている携帯電話番号の中に存在するか否かの当選者確認処理を行う。そして、その確認後、最終的なチケット取得意志を確認するための意志確認画面のデータを、リクエストの送信元である携帯電話機20に向けて送信する。このレスポンスは、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に受信される。このレスポンスを受信した携帯電話機20は、ブラウザを実行するCPU201の制御の下、その意志確認画面データに基づいて、LCD27上に図13に示すような意志確認画面を表示する。この意志確認画面において、ユーザー1が「チケットを受け取る」という表示を選択すると、そのリクエストがチケット発行装置11に送信され、そのCPU101は、上記当選者データベースに登録されていた当該ユーザー1の情報を、RAM102に記憶されているチケット発行データベースに登録する。
また、上記リクエストを受信したら、チケット発行装置11のCPU101は同伴者登録プログラムを実行し、そのレスポンスとして同伴者登録画面のデータを携帯電話機20へ送信する。これを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図14に示すような同伴者登録画面が表示される。この同伴者登録画面において、ユーザー1は、携帯電話機20のデータ入力キー21を操作し、所定事項を入力する。また、この同伴者登録画面には、ユーザー1によって入力された入力事項をチケット発行装置11に送信するための「送信」ボタンが表示されている。ユーザー1が所定事項を入力した後に「送信」ボタンを選択すると、通信先特定情報である同伴者の携帯電話機20の電子メールアドレスを含む所定事項の内容がチケット発行装置11に送信される。そして、チケット発行装置11は、受信した所定事項の内容をRAM102に一時的に保存した後、その所定事項が表示された入力事項確認画面のデータをレスポンスとして携帯電話機20に送信する。これにより、このレスポンスを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図示しない入力事項確認画面が表示される。ユーザー1は、この入力事項確認画面に表示されている同伴者情報の事項が間違っていない場合、その画面上の「送信」ボタンを選択する。この「送信」ボタンが選択されると、同伴者仮登録要求がチケット発行装置11に送信される。この同伴者仮登録要求がチケット発行装置11の携帯電話通信網用通信装置107を介してCPU101に受け取られると、CPU101は、RAM102に一時的に保存した同伴者についての所定事項の内容を、RAM102に記憶されているチケット発行データベースに仮登録する。なお、同伴者についてのチケット発行データベースへの正式な登録は、後述するように同伴者により直接行われる。本参考例では、同伴者仮登録プログラムを実行するCPU101、RAM102及び携帯電話通信網用通信装置107が通信先特定情報受取手段として機能することになる。
このようにして、チケット発行データベースへの当選者の正式登録及び同伴者の仮登録を終えたら、チケット発行装置11のCPU101は、電子チケット発行プログラムを実行し、当選者用の電子チケットデータを生成する。生成した電子チケットデータは、当選者となったユーザー1の情報と関連づけた状態で、チケット発行データベースに登録される。また、CPU101は、携帯電話通信網用通信装置107とともにチケットデータ送信手段として機能し、当選者の携帯電話機20に向けて、生成した電子チケットデータを上記同伴者仮登録要求のレスポンスとして送信する(電子チケット発行処理)。この電子チケットデータを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図15に示すような2次元バーコード画像QRが表示された電子チケット画面が表示される。この電子チケット画面は携帯電話機20の内部に保存することができる。この電子チケット画面に表示された2次元バーコード画像QRは、後述するように、コンサート会場に入場するための電子チケットとなる。
なお、この2次元バーコード画像QRのデータとしては、コピー不可情報を付加されたものを用いるのが、コピーによる不正利用防止の観点で望ましい。具体的には、電子チケットデータを2次元バーコード化するときに、その2次元バーコード画像QRのファイル拡張子として「.pnz」や「.jpz」等の複製不可拡張子を用いる。これにより、2次元バーコード画像QRの複製による2次利用を防止することができる。
また、電子チケットデータを2次元バーコード化するとき、当選者氏名や当選番号など多くの情報を含めれば、コンサート会場の入場の際のチケット認証処理において当選者氏名や当選番号なども併せて確認でき、短時間で認証を行うことができる。
〔同伴者へのチケット発行処理1〕
図16は、同伴者の携帯電話機20に対してご招待通知を送信し、その同伴者であるユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図である。
上述のように、当選者になったユーザー1に対して電子チケットを発行したら、チケット発行装置11のCPU101は、RAM102のチケット発行データベースに登録された同伴者であるユーザー1の携帯電話機20に向けて、ご招待通知を電子メールで送信する。この電子メールを受信した携帯電話機のLCD27上には、ユーザー操作により、図17に示すような電子メールの内容を示すご招待通知画面が表示される。このご招待通知には、上記当選通知と同様に、チケット発行装置11のチケット発行サイト(Webサイト)にアクセスするための接続先情報として、そのチケット発行サイトのURL情報が含まれている。ご招待通知画面上に表示されたURL情報の表示を同伴者であるユーザー1が選択すると、ブラウザを実行するCPU201が、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対してリクエストを送信する。このリクエストには、同伴者確認のための同伴者特定情報(携帯電話機20の電話番号、電子メールアドレス、ユーザーID、携帯電話機20の製造番号等)が含まれている。本参考例では、携帯電話機20の電話番号、電子メールアドレス、ユーザID、製造番号、或いは電話番号を特定の番号に変換したユーザ識別子番号、などの携帯電話機20を一意に特定できる番号を同伴者特定情報として用いる。例えば、このリクエストがチケット発行装置11に受信されると、チケット発行装置11は、当該リクエストに含まれる電子メールアドレスが、RAM102のチケット発行データベースに登録されている電子メールアドレスの中に存在するか否かの同伴者確認処理を行う。そして、その確認後、同伴者であるユーザー1にチケット取得の意志があるか否かを確認するための意志確認画面のデータを、リクエストの送信元である携帯電話機20に向けて送信する。このレスポンスは、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に受信される。このレスポンスを受信した携帯電話機20は、ブラウザを実行するCPU201の制御の下、その意志確認画面データに基づいて、LCD27上に図示しない意志確認画面を表示する。
この意志確認画面には、図7に示した告知画面に表示されたコンサートの日時、場所、出演アーティストなどの情報のほか、チケット発行データベースへの正式な登録を行うための同伴者情報登録画面を取得するためのURLが「登録画面へ」という文字列で埋め込まれている。そして、同伴者であるユーザー1が「登録画面へ」という文字列を選択すると、そのURLについてのリクエストがチケット発行装置11に送信され、そのレスポンスを受けることで携帯電話機20のLCD27上に図9に示した応募画面と同様の同伴者情報登録画面が表示される。この同伴者情報登録画面において、同伴者であるユーザー1は、携帯電話機20のデータ入力キー21を操作し、所定事項を入力する。また、この同伴者情報登録画面には、図9に示した応募画面と同様に、ユーザー1によって入力された入力事項をチケット発行装置11に送信するための「送信」ボタンが表示されている。同伴者であるユーザー1が所定事項を入力した後に「送信」ボタンを選択すると、その所定事項の内容がチケット発行装置11に送信される。そして、チケット発行装置11は、受信した所定事項の内容をRAM102に一時的に保存した後、その所定事項が表示された入力事項確認画面のデータをレスポンスとして携帯電話機20に送信する。これにより、このレスポンスを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図示しない入力事項確認画面が表示される。同伴者であるユーザー1は、この入力事項確認画面に表示されている事項が間違っていない場合、その画面上の「送信」ボタンを選択する。この「送信」ボタンが選択されると、同伴者登録要求がチケット発行装置11に送信される。この同伴者登録要求がチケット発行装置11の携帯電話通信網用通信装置107を介してCPU101に受け取られると、そのCPU101は、RAM102に一時的に保存した所定事項の内容を、RAM102に記憶されているチケット発行データベースに正式に登録する。
このようにして、チケット発行データベースへの同伴者の正式登録を終えたら、チケット発行装置11のCPU101は、電子チケット発行プログラムを実行し、同伴者用の電子チケットデータを生成する。生成した電子チケットデータは、同伴者であるユーザー1の情報と関連づけた状態で、チケット発行データベースに登録される。また、CPU101は、携帯電話通信網用通信装置107とともにチケットデータ送信手段として機能し、同伴者であるユーザー1の携帯電話機20に向けて、上記同伴者登録要求のレスポンスとして生成した電子チケットデータを送信する(電子チケット発行処理)。この電子チケットデータを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図15に示した電子チケット画面と同様の電子チケット画面が表示される。この電子チケット画面は携帯電話機20の内部に保存することができる。この電子チケット画面に表示された2次元バーコード画像QRは、当選者用のものと同様に、コンサート会場に入場するための電子チケットとなる。
〔入場処理〕
図18は、コンサート会場に入場しようとするユーザー1につき、そのユーザー1の携帯電話機20に保存された電子チケットの認証を行って、入場希望者の入場を認めるか否かを判断するためのシーケンスフロー図である。
当選者となったユーザー1及びその同伴者であるユーザー1は、コンサート会場30に入場する場合、まず、自分の携帯電話機20のLCD27上に図15に示した電子チケット画面を表示させる。そして、コンサート会場30の入場口に設置されたチケットデータ読取手段としての入場装置31の画像読取装置304に、その電子チケット画面上に表示されている2次元バーコード画像を読み取らせる。この画像読取装置304で読み取った2次元バーコード画像は、RAM302に一時的に保存される。その後、バーコード解析プログラムを実行するCPU301は、その2次元バーコード画像の解析を行い、この2次元バーコード画像中に含まれる電子チケットデータを抽出する。抽出した電子チケットデータは、認証要求とともに、通信装置305によりインターネット通信網12を介してチケット発行装置11に送信される。
このリクエストがチケット発行装置11に受信されると、チケット発行装置11のCPU101は、チケット認証プログラムを実行することで認証手段として機能する。そして、CPU101は、当該リクエストに含まれる電子チケットデータがRAM102のチケット発行データベースに登録されているか否かの認証処理を行う。この認証処理による認証結果は、チケット発行装置11から入場装置31に向けてレスポンスとして送信される。このレスポンスを受信した入場装置31のCPU301により、表示装置306にその認証結果を表示させる。例えば、電子チケットデータがチケット発行データベースに登録されていた場合には表示装置306のランプを青色に点灯させ、電子チケットデータがチケット発行データベースに登録されていなかった場合には表示装置306のランプを赤色に点灯させる。入場装置の傍に居る係員は、このランプの色を見て、青色の場合にはユーザー1を入場させ、赤色の場合にはユーザー1を入場させないようにする。
なお、本参考例では、認証処理をコンサート会場30の入場口に設置されている入場装置31の外部、すなわち、チケット発行装置11において行う場合について説明したが、当該入場装置31で行うようにしてもよい。この場合、例えば、チケット発行装置11に記憶されているチケット発行データベースのデータを入場装置31に転送しておく。そして、画像読取装置304で読み取った2次元バーコード画像中の電子チケットデータが当該チケット発行データベースに登録されているか否かの認証処理を入場装置31で行う。
また、チケット発行装置11による認証結果、入場が認められた携帯電話機20について再度の認証要求を受けた場合、チケット発行装置11は、入場を認めない旨の認証結果をレスポンスとして入場装置31へ送信するのが望ましい。この場合、複数人が単一の携帯電話機20を利用して不正に入場するのを防止することができる。
以上のように、本参考例の電子チケットシステムによれば、電子チケットの取得から当該電子チケットの使用までの一連の処理を携帯電話機20だけで行うことができるので、ユーザー1の利便性を向上させることができる。
特に、本参考例では、所定の応募期間内に、携帯電話機20を用いてユーザー1が応募する手続きを行えば、応募手続きの先後に関係なく、抽選によって電子チケット発行対象が決定される。したがって、チケット発行装置11のチケット応募サイトに対する多数の携帯電話機20からのアクセスが一時に集中することを防止でき、チケット発行装置11に一時に過大な負荷が生じるのを防ぐことができる。
また、本参考例では、当選者となったユーザー1の携帯電話機20だけでなく、その同伴者の携帯電話機20にも、チケット発行装置11から電子チケットが発行される。よって、当選者となったユーザー1が同伴者に電子チケットを受け渡したりする作業を行うことなくなる。
実施例
次に、本発明の実施例に係るチケット発行処理について説明する。
上記参考例では、図11に示したように、当選者が同伴者情報入力画面に同伴者の携帯電話機20の電子メールアドレスを入力し、これをチケット発行装置11に送信する。よって、同伴者の意志に反し、当選者が無断で同伴者の電子メールアドレスをチケット発行装置11に送信してしまう場合も考えられる。よって、本実施例では、例えば上述した当選通知に、同伴者の携帯電話機20から送信される電子チケット取得要求の送信先を特定するための送信先特定情報であるチケット発行サイトのURL情報を埋め込んでおく。すなわち、当選通知のデータに、チケット発行サイトのURL情報を含ませるか、関連付けておく。そして、そのURL情報を当選者から同伴者へ電子メール等によって送信してもらい、そのURL情報に基づき、同伴者の携帯電話機20からチケット発行サイトへアクセスしてもらって電子チケットを発行するようにする。
〔当選者へのチケット発行処理2〕
図19は、本実施例における当選者となったユーザー1の携帯電話機20に対して当選通知を送信し、そのユーザー1に電子チケットを発行するシーケンスフロー図である。
上記参考例と同様の抽選処理により当選者が決定したら、チケット発行装置11から、当選者となったユーザー1の携帯電話機20に向けて、当選通知を電子メールで送信する。この電子メールを受信した携帯電話機のLCD27上には、ユーザー操作により、図20に示すような電子メールの内容を示す当選通知画面が表示される。この当選通知には、上記参考例と同様に、上記チケット発行装置11のチケット発行サイト(Webサイト)にアクセスするための接続先情報として、そのチケット発行サイトのURL情報が含まれている。当選通知画面上には、そのURLの文字列が直接表示される。この当選通知画面上に表示されたURL情報の表示をユーザー1が選択すると、図19に示すように、ブラウザを実行するCPU201が、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対してリクエストを送信し、そのレスポンスとして意志確認画面データを受け取り、これに基づいて図13に示したような意志確認画面がLCD27上に表示される。そして、この意志確認画面において、ユーザー1が「チケットを受け取る」という表示を選択すると、そのリクエストがチケット発行装置11に送信され、そのCPU101は、上記当選者データベースに登録されていた当該ユーザー1の情報を、RAM102に記憶されているチケット発行データベースに登録する。また、上記リクエストを受信したら、チケット発行装置11のCPU101は、電子チケット発行プログラムを実行し、当選者用の電子チケットデータを生成し、これを当選者となったユーザー1の情報と関連づけた状態で、チケット発行データベースに登録する。そして、CPU101は、当選者の携帯電話機20に向けて、生成した電子チケットデータを送信する(電子チケット発行処理)。この電子チケットデータを受信した携帯電話機20のLCD27上には、図15に示したような2次元バーコード画像QRが表示された電子チケット画面と同様の画面が表示される。
なお、本実施例における当選者へのチケット発行処理は、同伴者登録に関する処理を行わない点を除いて、上記参考例の処理内容と同様である。
〔同伴者へのチケット発行処理2〕
図21は、同伴者の携帯電話機20に対してご招待通知を送信し、その同伴者であるユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図である。
実施例においては、同伴者となるユーザーの携帯電話機20へご招待通知(電子メール)を、当選者であるユーザー1から送信する。具体的には、当選者であるユーザー1の携帯電話機20に送信された図20に示した当選通知画面に表示されている「ご紹介メール」という表示を選択すると、携帯電話機20のCPU201が電子メール送信プログラムを実行する。これにより、図22に示すようなメール画面がLCD27に表示される。この画面には、上記当選通知に含まれていた上記チケット発行装置11のチケット発行サイト(Webサイト)にアクセスするための接続先情報であるチケット発行サイトのURLの文字列が直接表示されている。なお、このメール画面の本文中に表示されている「同伴者様へ」という表示以下の情報は、上記当選通知に含まれていたものであり、この画面に自動的に表示される。このメール画面において、当選者であるユーザー1は、本文中に適当なコメントを入力し、宛先として同伴者の携帯電話機20の電子メールアドレスを入力し、「送信」ボタンを選択する。その結果、上記メール画面に表示されていた内容が、同伴者の携帯電話機20へ送信される。
ご招待通知(電子メール)を受信した同伴者の携帯電話機20のLCD27上には、ユーザー操作により、図22に示したメール画面と同様のご招待通知画面が表示される。このご招待通知画面上に表示されたURL情報の表示を同伴者であるユーザー1が選択すると、ブラウザを実行するCPU201が、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対してリクエストを送信する。その後の処理は、上記参考例と同様である。ただし、本実施例において、チケット発行装置11が行う同伴者確認処理は、上記参考例とは異なっている。すなわち、上記メール画面に表示されるURL情報には、チケット発行装置11が生成した許可情報としてのユーザーIDが関連付けられている。そして、同伴者であるユーザー1がご招待通知画面においてこのURL情報の表示を選択すると、ブラウザを実行するCPU201は、そのURLによって特定されるチケット発行装置11に対して当該ユーザーIDを含むリクエストを送信する。このリクエストを受信したチケット発行装置11は、当該リクエストに含まれるユーザーIDが、同伴者用のユーザーIDとして発行したものかどうかを確認する。このような同伴者確認処理を行った後、同伴者であるユーザー1にチケット取得の意志があるか否かを確認するための意志確認画面のデータを、リクエストの送信元である携帯電話機20に向けて送信する。
以上、本実施例によれば、同伴者の電子メールアドレス等の個人情報が無断でチケット発行装置11に送信されることがなくなる。また、上記参考例では、電子チケットについて何も知らない同伴者の携帯電話機20に対して、いきなり知らない差出人からのご招待通知の電子メールが届くことになる。そのため、その同伴者は、この電子メールをスパムメールかと誤認してしまうおそれがある。これに対し、本実施例によれば、当選通知に埋め込まれたURL情報を当選者からその知人である同伴者へ電子メールで送信してもらうので、その同伴者はその電子メールをスパムメールと誤認してしまうことがない。
特に、上述した本実施例における同伴者確認処理は、次のようなものであればよい。すなわち、上記チケット発行装置11に、当選者の携帯電話機20とは別の携帯電話機(同伴者の携帯電話機)用のユーザーID等の許可情報を、当選者の携帯電話機に対して送信する送信先特定情報送信手段を設ける。そして、上記チケット発行装置11が有するチケットデータ送信手段が、同伴者の携帯電話機から送信された許可情報を受け取ったとき、その同伴者の携帯電話機にも電子チケットデータを送信するようにする。この場合、上記許可情報はチケット発行装置11が送信したものであることから、この許可情報を用いることにより、当選者が選んだ正規の同伴者の携帯電話機と、上記チケット発行装置11に不正アクセスした者の携帯電話機とを、区別して把握することができる。これにより、不正アクセスした者の携帯電話機に電子チケットデータが送信されるのを効果的に防止することができる。
なお、上述した参考例や実施例においては、無料の電子チケットをユーザー1にプレゼントする場合について説明したが、有料の電子チケットをユーザー1が購入する場合においても同様に適用することができる。
また、上述した参考例や実施例では、携帯電話機20のLCD27上に表示された2次元バーコード画像を入場装置31の画像読取装置に読み取り、これを解析して得た電子チケットデータについて認証処理を行う場合について説明したが、携帯電話機20中の電子チケットデータを他の方法により読み取ってもよい。例えば、携帯電話機20中の電子チケットデータを有線通信により又は無線通信により入場装置31に送信して読み取ってもよい。
本発明の参考例に係る電子チケットシステムの全体構成を説明するための説明図。 同電子チケットシステムを構成するチケット発行装置のハードウェア構成を示す概略構成図。 同電子チケットシステムを利用可能な携帯電話機を示す外観図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 同電子チケットシステムを構成する入場装置のハードウェア構成を示す概略構成図。 同携帯電話機を用いて電子チケットの抽選に応募するまでのシーケンスフロー図。 同携帯電話機のLCDに表示される告知画面を示す正面図。 同LCDに表示される応募手順画面を示す正面図。 同LCDに表示される応募画面を示す正面図。 応募登録処理がされたユーザーの中から無料の電子チケットの当選者を決定するための抽選処理の流れを示すフローチャート。 当選者となったユーザーの携帯電話機に対して当選通知を送信し、そのユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図。 同LCDに表示される当選通知画面を示す正面図。 同LCDに表示される意志確認画面を示す正面図。 同LCDに表示される同伴者登録画面を示す正面図。 同LCDに表示される電子チケット画面を示す正面図。 同伴者の携帯電話機に対してご招待通知を送信し、その同伴者であるユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図。 同携帯電話機のLCDに表示されるご招待通知画面を示す正面図。 コンサート会場に入場しようとするユーザーにつき、そのユーザーの携帯電話機に保存された電子チケットの認証を行って入場希望者の入場を認めるか否かを判断するためのシーケンスフロー図。 実施例における当選者となったユーザーの携帯電話機に対して当選通知を送信し、そのユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図。 同携帯電話機のLCDに表示される当選通知画面を示す正面図。 実施例における同伴者の携帯電話機に対してご招待通知を送信し、その同伴者であるユーザーに電子チケットを発行するシーケンスフロー図。 当選者の携帯電話機のLCDに表示された同伴者の携帯電話機へ送信するメール画面を示す正面図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
11 チケット発行装置
12 インターネット通信網
20 携帯電話機
21 データ入力キー
27 LCD(液晶ディスプレイ)
31 入場装置

Claims (2)

  1. 複数の携帯電話機から送信される電子チケット発行要求を通信ネットワークを介して受け取る発行要求受取手段、及び、該発行要求受取手段で受け取った電子チケット発行要求を送信した複数の携帯電話機のうちの少なくとも一部の携帯電話機に対し、該通信ネットワークを介して電子チケットデータを送信するチケットデータ送信手段を有するチケット発行装置と、
    携帯電話機に保存された該電子チケットデータを読み取るチケットデータ読取手段、及び、該チケットデータ読取手段で読み取った電子チケットデータが、上記チケットデータ送信手段から送信されたものか否かの認証処理を行う認証手段を有するチケット認証装置とを備え
    上記チケット発行装置は、上記少なくとも一部の携帯電話機とは別の携帯電話機から送信される電子チケット取得要求の送信先を特定するための送信先特定情報を、該少なくとも一部の携帯電話機に対して送信する送信先特定情報送信手段と、
    該別の携帯電話機への電子チケットデータの送信を許可するための許可情報を、該少なくとも一部の携帯電話機に対して送信する許可情報送信手段とを有し、
    上記チケットデータ送信手段は、該別の携帯電話機から電子チケット取得要求及び許可情報を受け取ることを条件に、該別の携帯電話機にも該電子チケットデータを送信することを特徴とする電子チケットシステム。
  2. 請求項1の電子チケットシステムにおいて、
    上記チケット発行装置は、上記発行要求受取手段で受け取った電子チケット発行要求を送信した複数の携帯電話機の中から、抽選によって、上記チケットデータ送信手段の送信先となる携帯電話機を決定するチケット送信先決定手段を有しており、
    上記発行要求受取手段は、予め決められた所定期間内に、該電子チケット発行要求を受け取るものであることを特徴とする電子チケットシステム
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