JP2004072312A - 移動体通信端末を用いた認証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チケットの予約を初め、利用者の認証が必要な多くの場面で、IDカードやチケットの発行を省いて簡便かつ汎用的に、高いセキュリティを確保した上で利用者の認証を行う方法を提供する。
【解決手段】移動体通信端末を用い、その個体識別情報によってアプリケーションデータをセンターサーバで暗号化してアプリケーションプログラムとして配信することによって、現場で該プログラムを実行して、該個体識別情報によって該データを復号して2次元コードを表示し、認証装置で読み取ってアプリケーションデータとして有効であることを認証する。移動体通信端末を用いることで、IDカードやチケットの発行が不要となり、利用システム毎に汎用的に認証を行うことを実現する。また、個体識別情報を暗号化と復号化の各時点で取得することで、個人情報の漏洩や、アプリケーション情報のコピー、改竄を防ぎ、高いセキュリティを確保する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、移動体通信端末を用いて、イベントの座席等の予約や施設利用あるいは通信販売の購入代金の支払などについて、イベント会場等の現場で、前もって申込等を行った当人であることを認証する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、例えばスポーツ観戦のチケットや航空券等を購入するためには、それらを扱っている窓口や代理店へ行き、そこで直接、予約手続き及び購入を行う必要があった。しかしながら、このやり方では、その窓口や代理店まで直接出向かなければ予約、購入できない不便さや、その時間に間に合わない場合があるという問題があった。そこで、近年では電話もしくはインターネットを通じて、チケット販売センターに接続し、チケットの予約、購入を行う方法が利用されている。
【0003】
この方法によれば、電話もしくはインターネットを通じて所定の操作を行うことによって、チケットの予約または購入手続きを実行することができる。例えば、航空券の予約購入をインターネットを通じて行う場合、定められた入力フォームに住所氏名連絡先等を入力し送信することで、予約サービスを行うサーバにそのデータが送信される。そして、クレジットカードの番号を入力して送信し、チケットの発行をおこなわずして、航空券の予約購入を行うことができる。
【0004】
また、携帯電話の普及に伴い、例えば音楽CD等のレンタルの割引券を携帯電話の画面上に表示させ、紙媒体の割引券を発行せずに、割引サービスを実施することなどが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来行われているようなインターネットを通じて必要情報を送信するやり方に対して、その個人情報の漏洩について問題が指摘されている。もちろん、このようなサービスを行っているサイトはセキュリティ対策を行っている。一般的にはデータを暗号化して送信するというものが多い。しかし、インターネットでは多数のサーバを経由してデータが送られるため、その途中において悪意ある者がそのデータを盗み見ようとした場合には、必ずしも安全とは言えない。このため、公開鍵、秘密鍵などによりデータのセキュリティ度を増すという試みが行われているが、まだ一般的に普及しているとは言いがたく、その方法においても問題がある。例えば、データのコピーや悪意ある者によるデータの盗用を防ぐことはできない。
【0006】
一方、通話回線によって直接チケット予約販売センターに接続して、プッシュボタン(PB)信号により必要事項を入力する方法があるが、音声による案内にしたがって、プッシュボタンを押してデータを入力する必要がある。また、事前にそのチケットを受け取る必要があるが、その方法においても問題がある。例えば、チケットは郵送する手段もあるが、書留にした場合、不在がちな人や時間の余裕がない人には受け取りに不便である。
【0007】
更に、航空券のようにチケットレスで予約購入しても、最終的には、窓口にてチケットを受け取る必要が生じる場合がある。この場合、チケットの専用端末が、少なくともカードの照合機能及び印刷機能を有する必要がある。また、予約番号を知らされてもそれを失念した場合は、チェックインできないことがある。
【0008】
また、携帯電話を用いた割引サービスなどについては、不特定多数を対象にしたサービスであれば問題ないが、サービスを受けられる当人であることを認証する必要がある場合には、確実に認証する方法がまだ確立されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これらの課題は、個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムの配信を行う上位装置と、前記プログラムを受信する通信手段と受信したプログラムが動作するプログラム実行手段と2次元上に展開されたドットからなる2次元コードを表示する表示手段を有する移動体通信端末と、前記移動体通信端末に表示した2次元コードを光学的に読み取りあらかじめ定められた情報と照合して前記移動体通信端末を所持する者の認証を行う認証装置とを備えた認証方法により解決される。
【0010】
この認証方法において、認証装置は、利用者の移動体通信端末に表示された2次元コードを光学的に読み取り、それを解析して照合することで本人かどうかの認証を行うことができる。
【0011】
また、前記個体識別情報を別のアプリケーションプログラムとして前記アプリケーションプログラムと共に配信し、2次元コードとして前記個体識別情報を移動体通信端末に表示して、光学的に読み取ることによって、該移動体通信端末の個体識別情報をアプリケーションプログラムの実行によって取得することができないような場合においても、前記移動体通信端末を所持する者の認証を行うことができる。この場合、個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータは、ピクチャファイルとして配信しても良い。
【0012】
更に、前記移動体通信端末が赤外線伝送手段を備え、前記認証装置が赤外線受信手段を備えるようにして、アプリケーションデータ内容の送受信を、赤外線の伝送によって行うようにすることもできる。
【0013】
本発明に係る認証方法は、チケットの予約購入に限らず、単純に個人を識別するためのIDカードに代わる利用から、特典を受けられる者への限定サービスでの利用まで、移動体通信端末を用いた認証を適用できる、幅広い場面に応用することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1において、1は通信手段、プログラム実行手段及び表示手段を有する移動体通信端末であり、例えば、プログラムをダウンロードして実行できる携帯電話や、通信機能を備えたモバイルコンピュータといったものが含まれる。2は移動体通信端末1によってアクセスを行うセンターサーバである。3はセンターサーバに接続され、移動体通信端末1を利用するユーザー情報等を登録したり、アプリケーションデータを検索するデータベースである。
【0015】
センターサーバ2は、移動体通信端末1の表示手段を利用しHTMLタグやスクリプト等によって文字、画像等のコンテンツで作られたホームページデータを発信するWebサーバとすることができる。このセンターサーバ2は、大量の情報を効率的に登録、検索、照合する必要があるため、データベース3と連携させることとする。
【0016】
一方、移動体通信端末1を利用する者の認証を行う必要のある現場に、移動体通信端末1の表示手段に表示された2次元コードを読み取る機能を有する認証装置4がある。
【0017】
このシステムにおいて、移動体通信端末1とセンターサーバ2は、定められた周波数による電波で通信を行う無線通信局を介したりして、インターネットによる接続が行われており、互いにデータの送受信ができるものである。
【0018】
本発明は、特に、移動体通信端末の個体識別情報によって、アプリケーションデータをセンターサーバで暗号化して配信し、暗号化されたアプリケーションデータを移動体通信端末において復号化してその表示手段に表示し、認証装置は移動体通信端末の表示手段に表示されたデータを読み取り照合し、移動体通信端末の所持者であることを認証することに、従来技術にない大きな特長がある。
【0019】
その動作について説明する。まず、携帯電話等の移動体通信端末を用いて利用者がセンターサーバの利用システムにアクセスすると、センターサーバでは、必要なユーザー情報の入力を求める画面をその移動体通信端末の表示手段に表示させるデータを送信する。なお、この入力は、例えばカード決済システムであれば、氏名やカード番号等利用者個人を特定するためのものである。また、この際、移動体通信端末に内蔵されているユニークな個体識別情報の送信もリクエストする。
【0020】
利用者がユーザー情報を入力発信するとセンターサーバでは、センターサーバと連携しているデータベースに該ユーザー情報を登録し、アプリケーションデータを検索して利用システム名で暗号化する。
【0021】
次に、センターサーバは、利用システム名で暗号化されたアプリケーションデータを個体識別情報で二重暗号化し、それを含むアプリケーションプログラムを、移動体通信端末へ送信する。利用者はダウンロードしたプログラムを移動体通信端末に保存しておく。
【0022】
この際、請求項2に記載の方法として、個体識別情報を取得するためのアプリケーションプログラム及び利用システム名で暗号化した上で個体識別情報で二重暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを、センターサーバから移動体通信端末へ送信することもできる。
【0023】
また、請求項3に記載の方法として、利用システム名で暗号化した個体識別情報を含むアプリケーションプログラム及び前記個体識別情報で暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを、センターサーバから移動体通信端末へ送信することもできる。
【0024】
更に、請求項4に記載の方法として、前記暗号化したアプリケーションデータを2次元上に展開されたドットからなる2次元コードとして画像化して、ピクチャファイルとして移動体通信端末へ送信することもできる。
【0025】
その後、利用者個人の特定が必要な現場において、移動体通信端末に保存しておいたアプリケーションプログラムを実行し、該移動体通信端末の個体識別情報を取得して二重暗号化アプリケーションデータを復号し、利用システム名で暗号化された暗号化アプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、利用システム名で復号してアプリケーションデータを取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0026】
上記の認証方法によって、移動体通信端末をIDカードの代わりに用いて、利用システム毎に利用者個人の認証を行うことが可能となる。
【0027】
利用者個人の特定が必要な現場において、請求項2に記載の方法では、個体識別情報を取得するためのアプリケーションプログラムを実行し、該移動体通信端末の個体識別情報を取得して2次元コードにエンコードし、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、個体識別情報を取得し、認証装置に記憶しておく。
【0028】
次に、二重暗号化されたアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを実行し、二重暗号化アプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号し、更に利用システム名で復号してアプリケーションデータを取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0029】
前記請求項2に記載の方法で2度目のプログラム実行の代わりに、請求項4に記載の方法では、二重暗号化されたアプリケーションデータを2次元コードとして画像化したピクチャファイルを、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号し、更に利用システム名で復号してアプリケーションデータを取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0030】
また、利用者個人の特定が必要な現場において、請求項3に記載の方法では、暗号化された個体識別情報を含むアプリケーションプログラムを実行し、暗号化された個体識別情報を、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、利用システム名で復号して個体識別情報を取得し、認証装置に記憶しておく。
【0031】
次に、個体識別情報で暗号化されたアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを実行し、暗号化されたアプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号してアプリケーションデータを取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0032】
前記請求項3に記載の方法で2度目のプログラム実行の代わりに、請求項4に記載の方法では、暗号化されたアプリケーションデータを2次元コードとして画像化したピクチャファイルを、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号してアプリケーションデータを取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0033】
また、請求項5に記載の方法として、前記の説明中、2次元コードを移動体通信端末の表示手段に表示させて認証装置で光学的に読み取る代わりに、2次元コードのデータ内容の送受信を赤外線の伝送によって行うこともできる。
【0034】
(実施例2)次に、本発明の第2の実施例として、チケットの予約に利用する場合について、実施例1と同様、図1を用いて説明する。
【0035】
まず、携帯電話等の移動体通信端末を用いて利用者がセンターサーバの利用システムにアクセスすると、センターサーバは、移動体通信端末に内蔵されているユニークな個体識別情報の送信をリクエストし、既に利用者の登録が行われている場合には、該登録内容を移動体通信端末へ送信し、確認の画面を表示させる。
【0036】
未登録の場合には、氏名等のユーザー情報の入力を求める画面を表示させるデータを送信する。ここで、利用者がユーザー情報を入力発信するとセンターサーバでは、センターサーバと連携しているデータベースに該ユーザー情報を登録する。
【0037】
次に、センターサーバは、予約情報の入力を求める画面を移動体通信端末の表示手段に表示させるデータを送信する。利用者は、目的の案件名、条件等を選択入力し発信する。移動体通信端末が携帯電話のような場合は、表示データが限られているため、ガイダンスにしたがって、複数のページにまたがって入力を行うようにしてもよい。
【0038】
こうして入力された予約情報はセンターサーバのメモリに蓄積されていく。データベースを検索して、空きがあって予約可能かどうかを逐次表示させ、あらかじめ指定された命令にしたがい代案を提示するようにしてもよい。この場合、はじめに利用者に対して日時、場所、内容等に関して条件の入力を求める画面を表示し、入力送信されたその条件にしたがって希望する予約またはその代案を提示するようにしてもよい。
【0039】
このようにして予約情報の入力が全て完了すると、センターサーバから確認の入力を求める画面を表示させるデータを送信する。利用者は、これまで入力した内容に不備がないかどうかをチェックし、確認の送信を行う。
【0040】
センターサーバでは、この確認の受信をもってデータベースに予約登録を行い、予約情報等のアプリケーションデータを利用システム名で暗号化する。次に、利用システム名で暗号化されたアプリケーションデータを個体識別情報で二重暗号化し、それを含むアプリケーションプログラムを、移動体通信端末へ送信する。利用者はダウンロードしたプログラムを移動体通信端末に保存しておく。
【0041】
この際、請求項2に記載の方法として、個体識別情報を取得するためのアプリケーションプログラム及び利用システム名で暗号化した上で個体識別情報で二重暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを、センターサーバから移動体通信端末へ送信することもできる。
【0042】
また、請求項3に記載の方法として、利用システム名で暗号化した個体識別情報を含むアプリケーションプログラム及び前記個体識別情報で暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを、センターサーバから移動体通信端末へ送信することもできる。
【0043】
更に、請求項4に記載の方法として、前記暗号化したアプリケーションデータを2次元上に展開されたドットからなる2次元コードとして画像化して、ピクチャファイルとして移動体通信端末へ送信することもできる。
【0044】
その後、コンサート会場や空港など、利用者個人の特定が必要な施設において、移動体通信端末に保存しておいたアプリケーションプログラムを実行し、該移動体通信端末の個体識別情報を取得して二重暗号化アプリケーションデータを復号し、利用システム名で暗号化された暗号化アプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、利用システム名で復号して予約情報等を取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0045】
上記の認証方法によって、移動体通信端末を用いて、利用システム毎に利用者個人の認証を行い、チケットの代替機能を果たすことが可能となる。
【0046】
利用者個人の特定が必要な施設において、請求項2に記載の方法では、個体識別情報を取得するためのアプリケーションプログラムを実行し、該移動体通信端末の個体識別情報を取得して2次元コードにエンコードし、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、個体識別情報を取得し、認証装置に記憶しておく。
【0047】
次に、二重暗号化されたアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを実行し、二重暗号化アプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号し、更に利用システム名で復号して予約情報等を取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0048】
前記請求項2に記載の方法で2度目のプログラム実行の代わりに、請求項4に記載の方法では、二重暗号化されたアプリケーションデータを2次元コードとして画像化したピクチャファイルを、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号し、更に利用システム名で復号して予約情報等を取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0049】
また、利用者個人の特定が必要な施設において、請求項3に記載の方法では、暗号化された個体識別情報を含むアプリケーションプログラムを実行し、暗号化された個体識別情報を、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、利用システム名で復号して個体識別情報を取得し、認証装置に記憶しておく。
【0050】
次に、個体識別情報で暗号化されたアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムを実行し、暗号化されたアプリケーションデータを、2次元コードにエンコードして、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号して予約情報等を取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0051】
前記請求項3に記載の方法で2度目のプログラム実行の代わりに、請求項4に記載の方法では、暗号化されたアプリケーションデータを2次元コードとして画像化したピクチャファイルを、移動体通信端末の表示手段に表示させる。そして、認証装置で2次元コードを光学的に読み取り、記憶しておいた個体識別情報で復号して予約情報等を取得し、データが該システムのものであるか照合することで、特定の利用者であることを認証する。
【0052】
また、請求項5に記載の方法として、前記の説明中、2次元コードを移動体通信端末の表示手段に表示させて認証装置で光学的に読み取る代わりに、2次元コードのデータ内容の送受信を赤外線の伝送によって行うこともできる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、紙やカードといった資源を無駄にすることなく、単純にIDカードの代わりとして、或いは施設利用の入場時等における個人認証を容易に行うことができるようになる。
【0054】
また、暗証番号を入力する必要がないため、安全かつ迅速に認証を行うことができる。加えて、現場における認証装置は、インターネット接続することなく、スタンドアロン(単体)で利用できるという長所がある。
【0055】
また、表示手段と光学的読取手段のほかに特別なインターフェースを必要としないため、通信業者やメーカーの仕様の違いにも対応することが可能となる。更に、利用者は普及している機器のみで利用可能であり、例えば印刷する必要がない(プリンタ不要)といった利便性もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の認証方法を実施する基本構成を示す図

Claims (5)

  1. 個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムの配信を行う上位装置と、前記プログラムを受信する通信手段と受信したプログラムが動作するプログラム実行手段と2次元上に展開されたドットからなる2次元コードを表示する表示手段を有する移動体通信端末と、前記移動体通信端末に表示した2次元コードを光学的に読み取りあらかじめ定められた情報と照合して前記移動体通信端末を所持する者の認証を行う認証装置とを備えたことを特徴とする認証方法。
  2. 個体識別情報を取得するためのアプリケーションプログラム及び個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムの配信を行う上位装置と、前記二つのプログラムを受信する通信手段と受信した二つのプログラムが動作するプログラム実行手段と2次元コードを表示する表示手段を有する移動体通信端末と、前記移動体通信端末に表示した2次元コードを光学的に読み取りあらかじめ定められた情報と照合して前記移動体通信端末を所持する者の認証を行う認証装置とを備えたことを特徴とする認証方法。
  3. 個体識別情報を含むアプリケーションプログラム及び個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータを含むアプリケーションプログラムの配信を行う上位装置と、前記二つのプログラムを受信する通信手段と受信した二つのプログラムが動作するプログラム実行手段と2次元コードを表示する表示手段を有する移動体通信端末と、前記移動体通信端末に表示した2次元コードを光学的に読み取りあらかじめ定められた情報と照合して前記移動体通信端末を所持する者の認証を行う認証装置とを備えたことを特徴とする認証方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の認証方法において、個体識別情報によって暗号化したアプリケーションデータを2次元コードとして画像化したピクチャファイルとすることを特徴とし、前記移動体通信端末は前記プログラム及びピクチャファイルを受信し、その表示手段は2次元コード及びピクチャファイルを表示することを特徴とする認証方法。
  5. 前記移動体通信端末が赤外線伝送手段を備え、前記認証装置が赤外線受信手段を備えて、前記2次元コードのデータ内容の送受信を赤外線の伝送によって行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の認証方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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