JP4621037B2 - レンズ鏡筒及び該レンズ鏡筒を有する光学機器 - Google Patents
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Description
また、撮影レンズをズ−ムレンズにすると、レンズ枚数およびレンズ群が増加するので、全てのレンズをカメラ本体の厚みの中に収納させると、不必要にカメラ本体が厚くなる傾向があった。
また、上記従来例の特許文献2のものは、絞り羽根用のアクチュエータと減光フィルタ用の駆動を、一つのアクチュエータで兼用するものであり、レンズを光軸外の位置に退避させ、あるいは挿入させるために、これら絞り羽根用のアクチュエータを兼用させて、レンズ鏡筒の薄型化を図るようにしたものではない。
すなわち、本発明のレンズ鏡筒は、光量調節部材と、
撮影光学系の一部を構成する光学素子を保持する保持鏡筒と、
前記光量調節部材を開放位置と全閉位置との間で移動させる機能及び前記保持鏡筒を光軸外の位置と光軸内の位置の間で移動させる機能を兼用するアクチュエータと、
を有するレンズ鏡筒であって、
前記光量調節部材は、前記アクチュエータと係合され前記アクチュエータにより駆動される回転部材の回転によって、前記開放位置と全閉位置との間で移動させる構成を備え、
前記保持鏡筒は、前記保持鏡筒に形成された駆動軸が、
前記回転部材に形成された該保持鏡筒を光軸内に挿入させるための挿入突起部により押されることによって、該保持鏡筒を前記光軸内の位置に移動させると共に、
前記回転部材に形成された該保持鏡筒を光軸外に退避させるための退避突起部により押されることによって、該保持鏡筒を前記光軸外の位置に移動させる構成を備え、
前記駆動軸が、光軸と直交する面内において、前記挿入突起部と前記退避突起部との間に形成された前記保持鏡筒の移動阻止部に当接することによって、
前記保持鏡筒を光軸内に挿入させる時及び前記保持鏡筒を光軸外に退避させる時以外での前記保持鏡筒の回転駆動を阻止することが可能に構成されていることを特徴としている。
また、本発明の光学機器は、上記したいずれかに記載のレンズ鏡筒を有することを特徴としている。
また、前記アクチュエータが前記遮光部材を前記クローズ位置からさらに所定量、閉方向に動作することによって、前記保持鏡筒の光軸外の位置への移動、または前記保持鏡筒の光軸内の位置への移動を開始させるように駆動機構を構成することができる。
シャッタ羽根として用いられる遮光部材は高速で駆動されるため、オープン駆動やクローズ駆動された際にいわゆるオーバーシュートによってオープン位置やクローズ位置を超えてしまう場合があるが、レンズまたはレンズ群の挿入・退避に対して上記のように所定量の余裕を持たせておくことにより、上記オーバーシュートによりレンズまたはレンズ群が移動してしまうことを防止することが可能となる。
さらに、このようなオーバーシュートによるレンズまたはレンズ群への不必要な移動を確実に防止するため、レンズまたはレンズ群を移動させる際のアクチュエータの駆動速度を、遮光部材をオープン位置とクローズ位置との間で駆動する際のアクチュエータの駆動速度よりも遅くするようアクチュエータを制御する制御手段を設けることができる。
本発明の実施の形態によれば、光量調節装置の遮光部材を駆動するアクチュエータを、沈胴する際に光学系の一部を保持する退避鏡筒を光軸外の位置に退避させ、あるいは挿入させるために用いるアクチュエータと兼用するように構成することで、沈胴鏡筒の薄型化を図ることが可能となる。
本実施例においては、本発明を適用して光量調節装置の遮光部材を駆動するアクチュエータを、沈胴する際に光学系の一部を保持する退避鏡筒を光軸外の位置に退避させ、あるいはこの保持筒を使用状態において光軸内に挿入させるために用いるアクチュエータと兼用するようにした沈胴構造のレンズ鏡筒を構成した。
図1に本発明の実施例の沈胴構造のレンズ鏡筒において、光量調節装置のオープン状態で光学系の一部を保持する保持鏡筒が退避した状態を示す。
図2に本発明の実施例における沈胴構造(沈胴タイプ)のレンズ鏡筒に設けられた光量調節装置の分解斜視図を示す。
図3に本発明の実施例の沈胴構造のレンズ鏡筒において、図1の状態から風車部材を回転させて絞り羽根をクロ−ズさせた状態を示す。
図4に本発明の実施例の沈胴構造のレンズ鏡筒において、図3の状態から更にメカ端まで風車部材を回転させた状態を示す。
図5に本発明の実施例の沈胴構造のレンズ鏡筒において、図1の状態から風車部材を回転させて光学系の一部を保持する保持鏡筒を挿入させた状態を示す。
図6に図5の風車押え板を省略した斜視図を示す。
図7に本発明の実施例の沈胴構造のレンズ鏡筒におけるレンズ鏡筒腕部の拡大図を示す。
退避鏡筒108が光路内に挿入される位置(以下、挿入位置という)にあるときに、球凸部108bが風車押え板102内に形成された凹部102dに入りこみ、付勢状態で保持される。
また、退避鏡筒108が光路外に退避する位置(以下、退避位置という)にあるときに、球凸部108bが風車押え板102内に形成された凹部102eに入りこみ、付勢状態で保持される。
108cは退避鏡筒108に形成された駆動軸である。この駆動軸108cが風車部材103に形成された、レンズ駆動部を構成する挿入突起部103cと退避突起部103dにより押されることにより、退避鏡筒108は軸109を中心に回転駆動される。また、駆動軸108cは、風車部材103における挿入突起部103cと退避突起部103dとの間に形成された円弧突起部(レンズ鏡筒移動阻止部)103eの外周に当接(摺接)して、レンズ鏡筒挿入時および退避時以外での退避鏡筒108の回転を阻止する役割も有する。
図1に示すオープン状態から風車部材103が図中A方向とは反対方向(つまりは、さらにオープン方向)に回転して、ダボ104bがカム溝部103aのCからBの区間で移動する際には、退避鏡筒108は、駆動軸108cが風車部材103の挿入突起部103cによって押されて、軸109を中心に図中反時計回り方向に回転する。これにより、図5・図6に示すように、退避鏡筒108が光路内に挿入される。
なお、図1に示すように、ダボ104bがカム溝部103aのDとEの区間内で移動することにより、絞り羽根104が開閉して絞り開口径が変化し、絞り開口を通過する光量を調節できる。
例えば、Dの位置からステッピングモータ113が4ステップ回転した位置が「F4」の位置であり、オープン状態から1段絞られた位置である。更に2ステップ回転した位置が「F5.6」の位置で更に一段絞られた位置である。更に2ステップずつ回転すると、「F8」、「F11」、「F16」と一段ずつ絞られていく。そして「F16」の位置からステッピングモータ113が4ステップ回転した位置が、絞り羽根104が閉じきったクローズ位置である。
なお、DとCとの間の区間は、風車部材103をクローズ側から高速でオープン位置Dに向かって回転させたときに、風車部材103およびダボ104bがオープン位置Dを超えてオーバーシュートしても、レンズ108(駆動軸108c)が挿入突起部103cにより押されて挿入方向に移動しないようにするための回転余裕領域(所定量の領域)である。
このFとGとの間の区間では、カム溝部103aの風車部材径方向でのリフト変化がないため、絞り羽根104はクローズ位置(ダボ104bがEの位置にあるのと同じ位置)に保持される。
また、退避鏡筒108(駆動軸108c)が挿入突起部103cおよび退避突起部103dにより押されて回転する際には、駆動軸108cが風車部材103の径方向に若干変位するため、円弧突起部103eの周方向両端に、駆動軸108cの変位から逃げるための凹部103fが形成されている。
102:風車押え板
103:風車部材
103a:カム溝部
103c:挿入突起部
103d:退避突起部
103e:円弧突起部
104:絞り羽根
108:レンズ鏡筒(退避鏡筒)
108c:駆動軸
109:軸
113:ステッピングモ−タ
114:出力ピニオン
Claims (3)
- 光量調節部材と、
撮影光学系の一部を構成する光学素子を保持する保持鏡筒と、
前記光量調節部材を開放位置と全閉位置との間で移動させる機能及び前記保持鏡筒を光軸外の位置と光軸内の位置の間で移動させる機能を兼用するアクチュエータと、
を有するレンズ鏡筒であって、
前記光量調節部材は、前記アクチュエータと係合され前記アクチュエータにより駆動される回転部材の回転によって、前記開放位置と全閉位置との間で移動させる構成を備え、
前記保持鏡筒は、前記保持鏡筒に形成された駆動軸が、
前記回転部材に形成された該保持鏡筒を光軸内に挿入させるための挿入突起部により押されることによって、該保持鏡筒を前記光軸内の位置に移動させると共に、
前記回転部材に形成された該保持鏡筒を光軸外に退避させるための退避突起部により押されることによって、該保持鏡筒を前記光軸外の位置に移動させる構成を備え、
前記駆動軸が、光軸と直交する面内において、前記挿入突起部と前記退避突起部との間に形成された前記保持鏡筒の移動阻止部に当接することによって、
前記保持鏡筒を光軸内に挿入させる時及び前記保持鏡筒を光軸外に退避させる時以外での前記保持鏡筒の回転駆動を阻止することが可能に構成されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記レンズ鏡筒が、沈胴タイプのレンズ鏡筒であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
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JP2004037861A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Canon Inc | 光量調節装置、光学機器および撮像装置 |
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JP2004361921A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタルカメラ |
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