JP4620969B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、紫外線照射により硬化する紫外線硬化型インクが記録媒体に付着されることにより画像形成を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、軽量、小型化が可能であり記録時の振動、騒音が少ないこと等から、現在では様々な分野で利用されており、印刷対象となる記録媒体についても多様化が進んでいる。従来は、記録媒体として紙が用いられる場合が大部分であったが、近年においては紙以外の記録媒体への応用が図られるようになってきた。そのための記録方式として、紫外線硬化型のインクを用いるインクジェット記録方式が提案されている。
紫外線硬化型インクは、紫外線を照射することにより硬化するという性質上、インクジェット記録ヘッドから吐出され記録媒体表面に付着したインクに紫外線を照射することで、記録媒体内部への浸透又は記録媒体上での滲みが発生する前に速やかにインクを硬化させることが可能である。従って、インク受容層を形成することなく紙、布帛、木材等のインク吸収性のある記録媒体はもとより、皮革、ガラス、金属、セラミックス、フィルム等のインク吸収性の無い記録媒体上にも高品質の画像を形成することができるようになる。
インクジェット記録ヘッドから吐出されたインクを紫外線照射により硬化させる場合、記録媒体上に付着したインクへの照射時間を均一にする必要がある。例えば、特許文献1では、印字終了時に最後の1ライン印字分の紫外線照射時間が少ないので、不足する照射時間分の紫外線照射を行うためにキャリッジを空走させる点が記載されている。
また、インクジェット記録装置では、記録動作を中断した後記録動作を再開すると濃度ムラが発生しやすいといった課題がある。記録動作後に中断するとインクが乾燥してしまうため、中断後に記録したインクの記録媒体への浸透の程度が微妙に変化して濃度ムラが発生すると考えられる。こうした濃度ムラは高密度に記録する場合に顕著になり、中断したラインに沿って濃度の連続性がなくなるため、いわゆるストップマークが発生することになる。こうした濃度ムラの影響を抑えるため、例えば、特許文献2では、各走査において間引き画像を形成するためのマスクパターンを形成して記録動作を行い、記録動作中断時には中断前後で間引き画像を完成するようなマスクパターンに切り換えて記録動作を行うようにした点が記載されている。
特開2002−292907号公報(段落0048の記載参照) 特開2000−15868号公報
紫外線硬化型インクを用いたインクジェット記録装置においても、記録動作の中断が生じることは避けられない。特に、柄模様等をカラー記録する場合には、記録動作の中断により色合いの変化した筋状のストップマークが発生すると、画像品質が大幅に低下してしまう。上述した特許文献1では、印字終了時の記録動作について記載されているが、こうした記録動作の中断に関する問題点を解決するものではない。また、特許文献2のように間引き等の複雑な画像処理を行うことは、装置の複雑化を招き、記録速度が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、記録動作の一時停止の際に、簡単な制御動作によりストップマークの発生を防止することが可能なインクジェット記録装置を提供するものである。
本発明に係るインクジェット記録装置は、それぞれ異なる色の紫外線硬化型インクを記録媒体に向かって吐出する複数のインクジェット記録ヘッドを副走査方向に配列したヘッド部と、前記記録媒体に付着したインクに紫外線を照射する紫外線照射手段と、選択的にインクを吐出するように前記インクジェット記録ヘッドを駆動する駆動手段と、前記記録媒体を副走査方向に搬送させて前記ヘッド部と前記記録媒体とを相対的に移動させる走査手段と、画像信号に基づいて主走査方向の走査ライン上に前記インクジェット記録ヘッドから各色インクを順次吐出してカラー記録動作を行うように前記駆動手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えたインクジェット記録装置において、前記制御手段は、記録動作を一時停止する際に先頭のインクジェット記録ヘッドが記録している走査ラインまで残りのインクジェット記録ヘッドの記録動作が完了するまでに必要な走査ライン数N1を算出して走査ライン数N1分の記録動作を行った後記録動作を停止する記録動作完了処理手段と、予め設定された照射回数データN2に基づいてインクジェット記録ヘッドからインクを吐出することなく走査ライン数N2分前記カラー記録動作と同様に前記走査手段を制御して前記記録動作完了処理手段により記録された走査ライン上を前記紫外線照射手段により照射する空走査手段と、前記空走査手段による走査後走査ライン数(N1+N2)分だけ前記記録媒体を副走査方向に逆搬送させて前記記録動作完了処理手段により記録された走査ラインに続いて記録動作を再開する位置に前記ヘッド部が配置されるように移動制御する移動制御手段とを備えていることを特徴とする。さらに、前記制御手段は、記録動作の一時停止信号に応答して前記記録動作完了処理手段を行うか否か判定する判定手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記走査手段は、前記紫外線照射手段及び前記ヘッド部を一体として主走査方向に往復移動させ、前記紫外線照射手段は、前記インクジェット記録ヘッドに対して主走査方向の前方及び後方の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする。さらに、前記ヘッド部は、複数のインク吐出口が主走査方向にライン状に配列されたインクジェット記録ヘッドを複数備えており、前記紫外線照射手段は、前記インクジェット記録ヘッドに対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置されていることを特徴とする。
上記のような構成を備えることで、記録動作の一時停止の際に先頭のインクジェット記録ヘッドが記録している走査ラインまで残りのインクジェット記録ヘッドにより記録を行うので、記録途中の走査ラインが未完了のまま記録動作を停止することがなく、ストップマークが発生しにくい。すなわち、一部の色のインクが記録動作されないままインクが硬化してしまうと、記録動作再開後に硬化したインクの上にインクを重ねて記録しても通常の記録動作の場合とインクの浸透特性が異なるため色合いが変化してストップマークが生じてしまうが、本発明では、記録に必要な色すべてについて記録動作を行った後記録動作を停止するので、上述したような記録動作の未完了に伴う色合いの変化を防止することができる。
また、記録動作完了処理手段が記録した走査ラインを予め設定された照射回数データに基づいて照射するようにしているので、記録媒体の材質、表面状態、気温、インクの特性(吸収速度、温度、粘度、表面張力等)、インク吐出量、紫外線照射強度等のインクが記録された際の色合いに影響を与えるパラメータに応じて紫外線の照射回数を設定してインク硬化の進行程度を調整することで、インクが未硬化状態による影響(例えば、未硬化インクが拡がって画像品質が劣化するといった影響)を抑えることができる。特に、記録動作を中断した先頭の走査ラインでは、次の走査ラインにインクが付着していないため次の走査ラインへインクが浸透していきやすくなることから、こうした浸透を防止するためにはインクの硬化を十分行う必要がある。
そして、空走査手段による走査後記録動作完了処理手段により記録された先頭の走査ライン上に先頭のインクジェット記録ヘッドが配置されるように移動制御することで、記録動作再開後に先頭の走査ラインからすぐ記録動作を行うことができるようになり、記録速度を全体として向上させることが可能となる。
さらに、記録動作の一時停止信号に応答して記録動作完了処理手段を行うか否かを判定することで、例えば、離散的な柄模様のようにストップマークが目立たない画像を記録する場合には、記録動作完了処理手段を行わないようにすれば、記録動作をより簡略化することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略斜視図である。記録媒体1は、無端ベルト2により支持されており、無端ベルト2は、一対の搬送ロール3により回転駆動される。搬送ロール3が回転することで、記録媒体1は、副走査方向Yf又はその逆方向Ybに搬送される。無端ベルト2に支持された記録媒体1上には、複数のインクジェット記録ヘッドを備えたヘッド部4がキャリッジ5に支持されて配置されており、各インクジェット記録ヘッドからは異なる色の紫外線硬化型インクが選択的に吐出される。キャリッジ5は、平行に配設された4本のガイドレール6に移動自在に取り付けられており、主走査方向Xf又はXbに移動可能に設定されている。また、キャリッジ5にはタイミングベルト7が固定されており、タイミングベルト7は、キャリッジモータ8の駆動プーリと従動プーリ9との間に張架されている。そして、キャリッジモータ8が回転駆動することで、キャリッジ5は主走査方向に記録媒体1の幅よりも広い範囲を移動することができる。キャリッジ5には、紫外線照射手段として紫外線ランプ10a及び10bが固定されており、紫外線ランプ10a及び10bは、ヘッド部4を主走査方向から挟むように配設されている。 図2は、ヘッド部4及び紫外線ランプ10a、10bを上方から見た平面図を示しており、ヘッド部4は、4つのインクジェット記録ヘッド4Y、4M、4C、4Kが副走査方向Yfに順に配列されている。記録ヘッド4Y、4M、4C、4Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの異なる色を吐出するようになっている。各インクジェット記録ヘッドには、図示しないフラットケーブルが接続されており、フラットケーブルを介して駆動信号が入力されると、選択的にインクを吐出するようになっている。ヘッド部4の主走査方向の両側には紫外線ランプ10a及び10bが配設されており、紫外線ランプ10a及び10bの副走査方向Yfの長さは、ヘッド部4の長さよりも長くなるように設定されている。なお、インクジェット記録ヘッドの配列は、副走査方向にずらせて配列されていればよく、例えば、副走査方向にずらせて階段状に配列されていてもよい。
ヘッド部4を主走査方向Xf又はXbに移動させながら、ヘッド部4からインクを吐出して記録媒体1に記録を行うと、紫外線ランプ10a及び10bがヘッド部4と一体となって移動するため、記録媒体1に記録されたインクには紫外線ランプ10a及び10bから紫外線が照射されるようになり、記録されたインクが速やかに硬化するようになる。そして、主走査方向にヘッド部4が往復移動する場合でもヘッド部4の両側に紫外線ランプ10a及び10bが設けられているので、往路及び復路のいずれも記録されたインクに紫外線が照射されるようになる。
記録動作は、ヘッド部4が主走査方向に移動しながら走査ラインに沿って駆動信号に応答して記録を行い、走査ラインの記録が終了すると、搬送ロール3が回転して記録媒体1を副走査方向Yfに所定の走査ライン分搬送し、ヘッド部4により主走査方向に記録を行う。以上の動作を繰り返すことで、記録媒体1上に画像が記録されていくようになる。
図3は、本実施形態であるインクジェット記録装置100のシステム構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置100は、装置全体を制御するCPU20、外部装置101との間でデータをやり取りするためのI/Oインターフェース部21、記録動作に必要なプログラムや画像データを記憶するメモリ部22、CPU20からのヘッド駆動制御信号を受信して各インクジェット記録ヘッド4Y〜4Kに駆動信号を出力するヘッド駆動回路23、CPU20からのキャリッジモータ駆動制御信号を受信してキャリッジモータ8を回転制御するキャリッジモータ制御回路24、CPU20からの搬送モータ駆動制御信号を受信して搬送ロール3を回転駆動する搬送モータ11を回転制御する搬送モータ制御回路25を備えている。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置が記録動作を開始する場合の記録制御処理を示しており、図5は、記録動作開始時の記録過程を示した説明図である。まず、予め記録動作を行う上で必要な条件設定が行われる。例えば、記録媒体の材質やインク特性に併せて、キャリッジ動作速度、インクジェット記録ヘッドのノズルからの吐出条件、記録媒体の搬送速度等が設定される。そして、外部装置から記録動作指示が送信されたかチェックし(S100)、記録動作指示があった場合には、記録動作を開始するスタートラインが決定されて、メモリ部22に記憶される(S101)。そして、記録する画像データを読み込み、画像データに対応して各記録ヘッドのノズル単位で決められたアドレス上に記録データが書き込まれる(S102)。次に、記録制限が必要な記録ヘッドを決めるために記録制限データが算出される(S103)。記録制限データの算出方法としては、例えば、ステップS101においてスタートラインが記憶されているので、各記録ヘッドが位置する走査ラインがスタートラインに到達するまでのライン数を算出して記録制限を行うようにすればよい。そして、記録制限された記録ヘッドか否かチェックされて(S104)、記録制限されていない記録ヘッドの場合には記録データがヘッド駆動回路23に送信され(S105)、記録制限された記録ヘッドの場合にはダミーデータがヘッド駆動回路23に送信されて(S106)記録処理が行われる(S107)。記録処理では、記録ヘッドからインク吐出及びキャリッジ移動による主走査方向の記録動作及び副走査方向の記録媒体の搬送動作が行われて記録データに基づいて記録媒体に画像が記録される。そして、ダミーデータが送信されると、記録ヘッドからインクが吐出されない。読み込まれた画像データが記録処理された後、再びステップS102に戻り、記録する画像データを読み込んで上述した処理を同様の処理が行われて記録媒体1上に記録されていく。
ステップS104における記録制限される記録ヘッドについて図5を参照しながら説明する。図5は、ヘッド部4を主走査方向からみた模式図であり、ヘッド部4の記録ヘッド4Y〜4Kは、記録ヘッド4Yを先頭に4M、4C、4Kの順に副走査方向Yfに配列されている。また、記録媒体1は、副走査方向Yfに走査ライン毎に搬送される。
図5(a)では、記録開始信号に応答してスタートラインに記録ヘッド4Yが位置決めされるように記録媒体1が副走査方向Yfに搬送された後、1走査ライン分副走査方向Yfに記録媒体が搬送される副走査が予め行われる。そして、記録動作を行う場合、スタートラインに対し上流側に位置しているのは記録ヘッド4Yであり、残りの記録ヘッド4M〜4Kは副走査方向Yfからみてスタートラインに対し下流側に位置しているので、記録ヘッド4Y以外は記録する必要がないことから記録制限される。したがって、記録ヘッド4Yには、記録データが送信され、残りの記録ヘッドにはダミーデータが送信されて、記録ラインY1のみが主走査方向に記録される。
図5(b)では、1走査ライン分副走査方向Yfに記録媒体1が搬送され、スタートラインが記録ヘッド4Mに対向する位置に位置決めされる。そして、記録動作を行う場合には、記録ヘッド4Y及び4Mに記録データが送信されて記録動作が行われて主走査方向に記録ラインY2及びM2が記録される。記録ラインM2は、記録ラインY1上に記録され、記録ラインY2は、次の走査ラインに記録される。一方、記録ヘッド4C及び4Kについては、未だスタートラインに到達していないので、記録制限が行われてダミーデータが送信され、記録動作は行われない。図5(c)では、1走査ライン分さらに副走査方向Yfに記録媒体1が搬送され、スタートラインが記録ヘッド4Cに対向する位置に位置決めされ、記録ヘッド4Y、4M及び4Cに記録データが送信されて記録動作が行われ、記録ラインY3、M3及びC3が記録される。記録ラインC3は記録ラインM2上に、記録ラインM3は記録ラインY2上に、記録ラインY3は次の走査ラインに記録される。そして、記録ヘッド4Kについては、未だスタートラインに到達していないので、記録制限が行われてダミーデータが送信され、記録動作は行われない。図5(d)では、さらに1走査ライン分副走査方向Yfに記録媒体1が搬送され、スタートラインが記録ヘッド4Kに対向する位置に位置決めされ、すべての記録ヘッドに記録データが送信されて記録動作が行われる。記録ラインK4は記録ラインC3上に、記録ラインC4は記録ラインM3上に、記録ラインM4は記録ラインY3上に、記録ラインY4は次の走査ラインにそれぞれ記録される。したがって、スタートラインに記録ラインY1、M2、C3及びK4が重ねて記録されて、スタートラインの記録動作が完了する。
以後図5(e)〜(h)に示すように各走査ラインに記録動作が行われて、各色の記録ラインが重ねて記録されて各走査ラインの記録動作が順次完了していく。各記録ラインを記録していく場合、記録ヘッドとともに紫外線ランプ10a及び10bが記録されたインクに紫外線を照射していく。図5(a)〜(d)をみると、各記録ラインには記録時に紫外線照射が行われてインクがある程度硬化するためその上に重ねて記録されたインクと混ざり合うことが少なくなり、より鮮明な色を表現することができる。また、記録ラインY1は4回の照射により十分な紫外線の照射が行われるが、記録ラインK4については、1回だけの照射しか行われていない。そのため、記録ラインK4に対しても十分な紫外線照射が行われるように、紫外線ランプ10a及び10bがヘッド部4に対して副走査方向Yfに長く設定されており、記録動作が完了したスタートラインの記録ラインK4に対して図5(e)〜(g)に示すように、さらに3回紫外線照射が行われるようになっている。こうしてすべての記録ラインに対して十分な紫外線が照射されてインクの硬化が速やかに進行し、品質の高い画像記録処理が行われる。
次に、記録動作の一時停止が行われる場合の処理について説明する。図6は、記録動作の一時停止処理に関する処理フローを示しており、図7は、一時停止時の記録過程を示す説明図であり、図8は、記録動作の再開時の記録過程を示す説明図である。
記録動作の一時停止の信号は、インクジェット記録装置の本体又は外部装置から出力される。例えば、事前に設定した記録量(記録した走査ライン数、記録ヘッドのノズルから吐出したドット数、記録時間等)に到達するタイミングで記録ヘッドのクリーニングを行う場合、記録ヘッドのノズルの目詰まり検知、インクの残量検知といったトラブル検知に基づいて記録動作を停止する場合に一時停止処理が行われる。
一時停止信号が入力されると、一時停止処理が開始され、まず記録動作完了処理フラグの有無が判定される(S200)。記録動作完了処理フラグは、記録動作を行う前にインクの吐出量、記録媒体の材質、キャリッジの動作速度といった条件によりセットすることができる。すなわち、離散的な柄模様や文字のみを記録する場合のように、ストップマークが目立たない画像の場合には、フラグはセットする必要がなくなる。また、ノズルの吐出不良が検知された場合のように緊急に停止する必要がある場合には、セットされたフラグをリセットし、記録動作完了処理が行われないようにしてもよい。
記録動作完了処理フラグがセットされていない場合には、そのまま待機状態となる(S218)が、フラグがセットされている場合には、記録動作が完了する走査ラインを決定するとともに記録動作が完了するまでに必要な走査ライン数N1が算出される(S201)。ここでは、記録動作が完了する走査ラインとして、現在先頭の記録ヘッド4Yが記録している走査ラインが記憶されるとともに、走査ライン数N1を、現在先頭の記録ヘッド4Yが記録している走査ライン及び最後尾の記録ヘッド4Kが記録している走査ラインから求める。そして、走査ラインのカウント数Mに初期値として0が与えられる(S202)。
次に、記録する画像データを読み込み、画像データに対応して各記録ヘッドのノズル単位で決められたアドレス上に記録データが書き込まれる(S203)。そして、記録制限が必要な記録ヘッドかチェックされる(S204)。記録制限が必要な記録ヘッドであるか否かは、例えば、ステップS201において完了する走査ラインが記憶されているので、各記録ヘッドの走査ラインが完了ラインを超えた場合に記録制限を行うようにすればよい。記録制限されていない記録ヘッドの場合には記録データがヘッド駆動回路23に送信され(S205)、記録制限された記録ヘッドの場合にはダミーデータがヘッド駆動回路23に送信されて(S206)1走査ライン分の記録処理が行われる(S207)。記録処理後カウント数Mに1が加算されて(S208)MがN1に等しいか大きいかチェックされる(S209)。MがN1よりも小さい場合には、記録動作が完了していないとして、再びステップS203に戻り、記録画像データの読込が行われる。
ステップS209でカウント数MがN1に等しいか大きい場合には、照射回数データN2を読み込む(S210)。照射回数データN2は、記録動作を行う前に予め設定しておく。照射回数データは、記録媒体の材質、表面状態、気温、インクの特性(吸収速度、温度、粘度、表面張力等)、インク吐出量、紫外線照射強度、キャリッジ動作速度といったパラメータに基づいて決定する。例えば、記録モードとして、通常記録モードと高密度記録モードがある場合には、高密度記録モードではインクの吐出量や柄完成までの走査回数が増加するので、照射回数を通常記録モードに比べて多くなるように設定する。
そして、照射回数のカウント数Nに初期値として0が与えられる(S211)。次に、各記録ヘッドにダミーデータが送信されて(S212)空走査制御を行う(S213)。空走査制御は、通常の記録動作と同様に主走査方向にキャリッジを移動させるとともに副走査方向に1走査ライン分搬送される。この場合、紫外線照射を十分行う必要がある場合には、キャリッジの動作速度を遅くしてもよい。空走査制御が行われると、カウント数Nに1が加算されて(S214)NがN2に等しいか大きいかチェックされる(S215)。NがN2よりも小さい場合には、照射回数が到達していないとして、再びステップS212に戻る。
ステップS215でカウント数NがN2に等しいか大きい場合には、逆搬送量の算出が行われる(S216)。ここでは、記録動作完了処理及び照射処理により搬送された記録媒体を戻して記録動作の再開位置にセットする。具体的には、走査ライン数N1及び照射回数データN2から逆搬送が必要な走査ライン数を求めて、逆搬送量を算出する。そして、算出された逆搬送量に基づいて搬送モータ制御回路25に駆動信号を送信し、逆搬送制御を行い(S217)、待機状態とする(S218)。
以上の処理フローの記録過程の一例を図7に基づいて説明する。図7(a)のように記録動作中に一時停止信号が入力されると、先頭の記録ヘッド4Yが記録している走査ラインが完了ラインとして決められる。そして、最後尾の記録ヘッド4Kが記録している走査ラインから記録動作を完了するために必要な走査ライン数N1は3ラインと算出される。そして、図7(b)〜(d)に示すように、順次記録動作が行われるが、完了ラインを超えた記録ヘッドについてはダミーデータが送信されて記録されない。
完了に必要な記録動作が行われた後図7(e)〜(g)に示すように照射回数データN2に基づいた紫外線照射が行われる。この場合には、照射回数として3回行われるように設定されており、キャリッジの主走査方向への移動制御と記録媒体の副走査方向への搬送制御が行われ、キャリッジに搭載された紫外線ランプ10により記録されたインクに紫外線照射される。照射回数データに基づいて照射を行った後記録媒体を逆搬送して図7(h)に示すように、記録動作の再開位置にセットする。逆搬送量は、完了までの走査ライン数3と照射回数データ3から算出し、走査ライン数6の分だけ逆搬送を行えばよい。
一時停止後記録動作を再開する場合には、図4及び図5で説明した記録動作開始時と同様の処理を行えばよい。その際に、完了ラインは、図8(a)に示すように、スタートラインと同じように扱えばよい。その後は、図8(b)〜(d)に示すように、先頭の記録ヘッド4Yから順次記録動作を再開し、スタートラインに到達していない記録ヘッドについてはダミーデータが送信されて記録制限が行われるのは記録動作開始時の処理と同様である。
一時停止処理の際に、完了ラインまでの記録された走査ラインには十分な紫外線が照射されているのでインクが硬化しており、次の走査ラインにまでインクが拡がることがなく記録動作再開後の記録ラインに影響を及ぼすことがない。そのため、記録動作が一時停止したことによるストップマークの発生を防止することができ、画像の連続性が確保される。
以上説明したように、記録ヘッドの記録制限を行う場合ダミーデータを送信して記録しないようにしているので、通常の記録動作の処理の中で処理することができる。また、紫外線照射を行うための空走査制御の場合にも、通常の記録動作の処理の中で各記録ヘッドにダミーデータを送信してキャリッジの主走査制御を行うようにしており、記録動作完了処理のために別途複雑な処理を行う必要がなく、制御処理を簡略化することができる。
なお、本発明に使用可能な記録媒体としては、紙、布帛、木材等のインク吸収性のある記録媒体はもとより、皮革、ガラス、金属、セラミックス、フィルム等のインク吸収性の無い記録媒体にも使用することができる。また、表面が毛羽立った媒体や凹凸のある媒体についてもヘッドと媒体の間隔を大きくとることで記録可能である。
また、紫外線ランプをヘッド部とともにキャリッジに搭載するようにしたが、紫外線導光路として光ファイバーケーブルを用いてもよい。柔軟で可撓性を有する光ファイバーケーブルを介しヘッド部近傍まで紫外線を導くことができれば、紫外線ランプ自体をキャリッジに設置する必要がなくなり、キャリッジの小型、軽量化が可能となる。紫外線ランプに用いられる光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンフラッシュランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、ディープUVランプ、UVレーザー等が挙げられるが、使用されるインクを瞬時に硬化できるものであれば任意で使用することが可能である。
図9は、別の実施形態に関する概略斜視図である。上述した実施形態と同一機能を示す部分については同一符号で示し、重複する部分については説明を省略する。
この例では、ヘッド部30は、記録媒体1の副走査方向Yに対して交差する画像形成領域の全幅にわたって主走査方向にノズルが複数形成されたラインヘッド(フルライン型インクジェット記録ヘッド)であり、副走査方向Yに記録ヘッド30Y、30M、30C、30Kが配列されている。
紫外線照射ランプ31は、ヘッド部30から吐出されたインクが記録媒体1上に付着した後、直ちに紫外線が照射できるように記録媒体1の副走査方向Yの下流側に設置されている。紫外線照射ランプ31の紫外線照射範囲は、ヘッド部30の記録領域の両端からさらに長く設定されており、紫外線照射範囲の副走査方向の長さは、搬送速度に応じ記録媒体1上に付着したインクが紫外線照射範囲を通過する間に十分硬化するように設定されている。
記録媒体1を副走査方向Yへ連続して搬送し、画像信号に応答してヘッド部30を駆動制御しインクを吐出して、紫外線照射ランプ31により記録媒体1表面に紫外線照射し、記録媒体1に画像形成を行う。
この実施形態では、記録ヘッドをキャリッジに搭載して主走査方向に移動制御を行う必要がなく、高速の記録動作を行うことができる。そして、記録動作開始処理、一時停止処理及び記録動作再開処理については、空走査制御以外は上述した実施形態と同様の処理を行うことができる。そして、空走査制御では、記録が完了した走査ラインが紫外線照射ランプ31の照射範囲を通過するまで副走査方向にYに搬送制御するようにすればよい。このように処理することで品質の高い画像記録処理を行うことができる。また、記録動作の一時停止時にストップマークが発生することなく、画像の連続性が確保される。
本発明に係る実施形態に関する概略斜視図である。 ヘッド部を上面からみた概略図である。 本発明に係る実施形態に関するシステム構成ブロック図である。 記録動作開始時の処理フローである。 記録動作開始時の記録過程に関する説明図である。 一時停止処理時の処理フローである。 一時停止処理時の記録過程に関する説明図である。 記録動作再開時の記録過程に関する説明図である。 本発明に係る別の実施形態に関する概略斜視図である。
符号の説明
1 記録媒体
2 無端ベルト
3 搬送ロール
4 ヘッド部
5 キャリッジ
10 紫外線照射ランプ
30 ヘッド部
31 紫外線照射ランプ

Claims (4)

  1. それぞれ異なる色の紫外線硬化型インクを記録媒体に向かって吐出する複数のインクジェット記録ヘッドを副走査方向に配列したヘッド部と、前記記録媒体に付着したインクに紫外線を照射する紫外線照射手段と、選択的にインクを吐出するように前記インクジェット記録ヘッドを駆動する駆動手段と、前記記録媒体を副走査方向に搬送させて前記ヘッド部と前記記録媒体とを相対的に移動させる走査手段と、画像信号に基づいて主走査方向の走査ライン上に前記インクジェット記録ヘッドから各色インクを順次吐出してカラー記録動作を行うように前記駆動手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記制御手段は、記録動作を一時停止する際に先頭のインクジェット記録ヘッドが記録している走査ラインまで残りのインクジェット記録ヘッドの記録動作が完了するまでに必要な走査ライン数N1を算出して走査ライン数N1分の記録動作を行った後記録動作を停止する記録動作完了処理手段と、予め設定された照射回数データN2に基づいてインクジェット記録ヘッドからインクを吐出することなく走査ライン数N2分前記カラー記録動作と同様に前記走査手段を制御して前記記録動作完了処理手段により記録された走査ライン上を前記紫外線照射手段により照射する空走査手段と、前記空走査手段による走査後走査ライン数(N1+N2)分だけ前記記録媒体を副走査方向に逆搬送させて前記記録動作完了処理手段により記録された走査ラインに続いて記録動作を再開する位置に前記ヘッド部が配置されるように移動制御する移動制御手段とを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、記録動作の一時停止信号に応答して前記記録動作完了処理手段を行うか否か判定する判定手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記走査手段は、前記紫外線照射手段及び前記ヘッド部を一体として主走査方向に往復移動させ、前記紫外線照射手段は、前記インクジェット記録ヘッドに対して主走査方向の前方及び後方の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ヘッド部は、複数のインク吐出口が主走査方向にライン状に配列されたインクジェット記録ヘッドを複数備えており、前記紫外線照射手段は、前記インクジェット記録ヘッドに対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
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