JP4620449B2 - 炉心キャッチャ冷却のアセンブリおよび該アセンブリを有する原子炉 - Google Patents

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Description

本発明は一般に原子炉に関し、特に、原子炉格納容器内の熱除去系に関する。
周知の沸騰水型原子炉の1つは、ドライウェル又は原子炉格納容器の中に配置された原子炉圧力容器(RPV)と、圧力抑制プール(SP)と、受動原子炉格納容器冷却系(PCCS)とを含む。RPVは炉心を収納しており、原子炉格納容器は、冷却材喪失事故(LOCA)及び発電装置の運転と関連する他の負荷により規定される設計圧力に耐えるように設計される。PCCSは、想定冷却材喪失事故中、原子炉格納容器の圧力を設計値以下に制限すると共に、RPVの炉心をほぼ冷却状態に保持するように構成される。
特開2001−166081号公報
通常、原子炉格納容器の底床は、原子炉ビルディングのベースマットの一部である。状況によっては、ベースマットは岩盤の上に乗っており、通常、ベースマットは、原子炉ビルディング、原子炉格納容器の壁、圧力抑制プール及び原子炉ペデスタルを支持する。原子炉ペデスタルは、原子炉の内部構成要素を含めて、RPVを支持する。重大事故の場合、溶融炉心が原子炉の下部ヘッドに侵入すると想定される。溶融炉心は、原子炉圧力容器の下方の領域の内部へ流れ込み、ステンレス鋼ライナで被覆された原子炉圧力容器の床と接触すると考えられる。原子炉格納容器のライナ及びベースマット構造を溶融炉心デブリから保護する方法は、いくつか知られている。しかし、方法の中には、溶融炉心デブリを冷却することにより、長期間の安定化を図ることを含まないものもある。
1つの面において、提供されるアセンブリは、圧力容器の下方に配置され、原子炉格納容器の床から上方へ垂直方向に離間して配置され、床との間にサンプを規定するように構成された支持格子板を含む。アセンブリは、床から垂直方向上方へ延出する環状の壁を更に含み、この壁は、支持格子板及びサンプの側方の境界を規定する。壁は、サンプを圧力抑制プールから分離する。アセンブリは、壁からサンプ内部へ延出する少なくとも1つの流れそらせ板と、壁を貫通し、サンプと圧力抑制プールとを流体連通させる入口流路と、壁を貫通し、サンプと圧力抑制プールとを流体連通させる出口流路とを更に含む。
別の面において提供されるアセンブリは、ドライウェル及び床を有する原子炉格納容器と、原子炉格納容器の内側に設置された原子炉圧力容器と、圧力容器の下方に配置され、原子炉格納容器の床から上方へ垂直方向に離間して配置され、床との間にサンプを規定する支持格子板と、サンプ内部にある少なくとも1つの流れそらせ板と、支持格子板から垂直方向上方へ延出し、原子炉格納容器の側壁から内側へ離間して配置され、側壁との間に環状流路を規定する環状の壁と、環状流路を通って延出し、ドライウェルとサンプとを流体連通させる入口流路と、環状流路を通って延出し、サンプとドライウェルとを流体連通させる出口流路とを含む。
更に別の面において提供される原子炉は、床を含む一次原子炉格納容器と、一次原子炉格納容器の内部に配置された原子炉圧力容器と、一次原子炉格納容器の内部に位置し、原子炉圧力容器の上方に配置されたドライウェルと、一次原子炉格納容器の内部に位置し、原子炉圧力容器に隣接して配置された圧力抑制プールと、一次原子炉格納容器の内部に位置し、原子炉圧力容器の下方に配置された炉心冷却系とを含む。炉心冷却系は、支持格子板を含む。支持格子板は、上板と底板を有する。支持格子板は、原子炉格納容器の床から上方へ垂直方向に離間して配置されて、床との間にサンプを規定する。サンプの内部には、実質的に曲がりくねった流れ経路が規定される。炉心冷却系は、サンプと、ドライウェル及び圧力抑制プールのうちの少なくとも一方とを流体連通させる入口流路と、サンプと、ドライウェル及び圧力抑制プールのうちの少なくとも一方とを流体連通させる出口流路とを更に含む。入り口流路及び出口流路は、サンプと、ドライウェル及び圧力抑制プールのうちの少なくとも一方との間で、対流によって水を循環させるように構成される。
図1は、本発明の一実施例による原子炉システム10の概略図である。原子炉システム10は、原子炉の炉心14を封じ込める円筒形の原子炉圧力容器12(RPV)を含む。RPV12は円筒形の壁16を含み、壁16は、一端部でトップヘッド18により密閉され、他端部ではボトムヘッド20により密閉されている。RPV12は、一次原子炉格納容器22(PCV)の内部に収納される。一次原子炉格納容器22の内面は、鋼ライナで被覆されている。一次原子炉格納容器22は、ドライウェル24と、ウェットウェル26とを含む。一実施例では、ドライウェル24は、最上部がドーム形になっているコンクリートの円筒であり、ウェットウェル26は、RPVのペデスタル又は壁28と、一次原子炉格納容器22とにより形成される環状のチャンバである。ウェットウェル26には、水のプールである圧力抑制プール30が配置されており、RPV12はドライウェル24に配置されている。ドライウェル24とウェットウェル26を結合しているのは、壁28に埋設されたドライウェル/ウェットウェル通気系である。重大事故中、ドライウェルの壁28の下部にある複数の可溶弁32を介して、下部のドライウェルと圧力抑制プール26との間の補助結合が起動される。壁28の内部には、複数の下降管又は管状流路(図示せず)が垂直方向に延出している。各下降管の一端部はドライウェル24に開いており、他端部は、圧力抑制プール30の水の中に浸漬された複数の水平ノズル31に結合されている。ドライウェルの壁28は、PCV22のベースマット82から垂直方向に延出し、ドライウェル24を圧力抑制プール30から分離する。一実施例では、ドライウェルの壁28は環状である。弁32は可溶性であり、ドライウェル24の温度が所定の温度を超えるまで閉鎖された状態を保つ。所定の温度に達すると、弁32は開き、圧力抑制プール30からドライウェル24の内部へ水を流入させる。更に、給水ライン34がRPV12に水を供給し、蒸気ライン36はRPV12から蒸気を運び去る。
図1には、2つの一次原子炉格納容器冷却系38及び40も示されているが、本明細書においては、これらの冷却系は、場合によっては、PCCS38及び40と略される。PCCS38及び40は、復水器又は熱交換器42及び44を含む。復水器42及び44は、大きな復水器プール46において蒸気を凝縮し、熱を水に伝達する。復水器プール46は大気と連通している。各々の復水器42及び44は、原子炉ビルディングの中の、燃料プールとほぼ同じ高さの場所に配置される復水器プール46のそれぞれ対応する区画の中に浸漬されている。復水器プール46は、PCV22の外側の、PCV22より高い場所にある。一実施例では、原子炉システム10はPCCS38を含まない。
各々の復水器42及び44は、上部ドラム48と、下部ドラム50とに結合されている。蒸気は、ライン又は流路52を介してPCCS38に入り、また、ライン又は流れ経路54を介してPCCS40に入る。蒸気とガスの混合物も、RPV12からライン又は流れ経路56を介してPCCS38に入る。蒸気は復水器42及び44で凝縮され、下部ドラム50に落下する。凝縮蒸気と非凝縮性ガスは、下部ドラム50から排出され、ライン58及び60を介して放出されることが可能である。ライン58及び60の出口は、圧力抑制プール30の中に浸漬されている。
PCCS38及び40からの熱によって、復水器プール46の温度は、復水器プール内の水を沸騰させる値まで上昇する。それにより形成される蒸気は非放射性であり、ステーション周囲圧力に対してわずかな正の圧力を有する。この蒸気は、各々のPCCS38及び40の上方にある蒸気空間から、排出口62を経て原子炉ビルディングの外へ排出される。過剰な水分のキャリーオーバ及び復水器プールの水の損失を防止するために、排出口62の入口に湿分分離器を設置してもよい。
重大事故の場合、炉心14は過熱状態となり、ウランを含む炉心内部の核燃料が溶融して、液体状の溶融塊を形成することがある。本明細書では、この溶融塊をコリウム70と呼ぶ。コリウム70は、圧力容器12のボトムヘッド20を通過する間に溶融し、コリウム保護アセンブリに落下する。PCV22をコリウム70から保護し、コリウム70をPCVの内部に封じ込めるために、本発明の一実施例に従ったコリウム保護アセンブリ又は炉心キャッチャ80が設けられる。炉心キャッチャ80は、PCV22のベースマット82に近接して、ドライウェル24の下部領域に配置される。
図2は、炉心キャッチャ80の一実施例の概略側面図である。炉心キャッチャ80は、支持格子板84を含む。支持格子板84は、圧力容器12の下方にあり、PCV22のベースマット82から上方へ垂直方向に離間して配置されて、ベースマット82との間に間隙又はサンプ86を規定する。ドライウェルの壁28は、支持格子板84とサンプ86の側方の境界を規定する。
支持格子板84は、上板87及び底板88を有する。支持格子板84は、支持格子板84の上板87から垂直に延出する支持格子板遮蔽壁89を有する。一実施例では、支持格子板84が装着されているビーム92を、複数のカラム90が支持している。支持格子板84の下方における流体の流れを容易にするために、Iビーム92のウェブには、複数の開口部が設けられる。一実施例では、支持格子板84の上板87に、側方で隣接し合う保護ブロック(図示せず)から成る複数の層が配置されている。それらの保護ブロックの層は、PCV22をコリウム70から保護するように大きさを定められ、構成される。別の実施例においては、支持格子板84は、鋼層から製造された支持構造(図示せず)を含む。この支持構造は、上板87の上で耐火材によって被覆され、水94により冷却される。水94は、能動的な手段(ポンプ)又は受動的な手段(重力)のいずれかを使用して、導管96を介して下部ドライウェル24をあふれさせることにより供給されてもよい。別の実施例では、コリウム70からの高熱によって炉心キャッチャ80の強度が劣化するのを防止するために、底板88と、円筒形の壁89の側面が断熱材98(又はセラミック材料)によって被覆される。コリウム70を、炉心キャッチャ80の内部に保持し、且つ冷却することができるように、炉心キャッチャ80の構造上の一体性を維持するために、断熱材(又はセラミック材料)は炉心キャッチャ80を保護する。
炉心キャッチャ80は、少なくとも1つの流れそらせ板100を含む。流れそらせ板100は、サンプ86の内部に配置されている。一実施例では、流れそらせ板100は、壁28から延出している。流れそらせ板100は、根元端部106と、先端部107を有する。根元端部106は、先端部107より大きい横断面面積を有する。流れそらせ板100は、流れ入口面102及び流れ出口面104を有する。一実施例では、流れそらせ板100を収容するために既存のIビーム92が変形されることがないように、流れそらせ板100は、Iビーム92の周囲を回るように構成されている。別の実施例においては、流れそらせ板100は環状であり、壁28から延出して、流れそらせ板開口部108を規定する。
図2に示されるように、入口流路110及び出口流路112は、壁28を貫通している。入口流路110と出口流路112は、共に、圧力抑制プール30とサンプ86を流体連通させる。一実施例では、入口流路110はベースマット82とほぼ平行であり、出口流路112は、サンプ86から圧力抑制プール30まで上方へ屈曲している。入口流路110は、流れそらせ板100の流れ入口面102に近接する位置で、圧力抑制プール30からサンプ86の中へ水を放出するように、壁28に配置されている。
サンプ86は、本明細書中で説明する目的を達成するために十分な水位を有する状態に絶えず維持されている。炉心溶融の場合、圧力抑制プール30の下部領域から、入口流路110を経て、サンプ86まで水(冷却水)が引き込まれる。水は、第1の流れ経路120を通ってサンプ86に入り、流れそらせ板100の流れ入口面102に沿って進む。水がコリウム70により加熱されるにつれて、加熱された水/蒸気混合物はサンプ86を出て、自然対流のプロセスにより、第2の流れ経路122に従って、流れそらせ板100の流れ出口面104に沿って進む。加熱された水/蒸気混合物は、出口流路112を経てサンプ86から出た後、矢印124により示されるように、圧力抑制プール30の上部領域へ排出される。このように、冷却水の循環を促進するために、実質的に曲がりくねった進行経路が形成される。一実施例では、底板88に沿った流れを促進するために、炉心キャッチャ80の支持格子板84は円錐形である。あるいは、(よどみ点効果を最小限にすることにより)支持格子板84の中心付近の熱伝達を増進するために、支持格子板84の底板88の中心に小さな円錐形の補助部分が結合される。更に別の実施例においては、底板88に沿った流れを促進するために、支持格子板84はほぼ凸形である。加えて、支持格子板84の下方における冷却水の流れを促進するために、Iビーム92に複数の孔を形成してもよい。
図3は、炉心キャッチャ130の別の実施例の概略側面図である。先に図2に関して説明した炉心キャッチャ80の構成要素と同一である炉心キャッチャ130の構成要素は、図3でも、図2で使用されていたのと同一の図中符号を使用して示される。通常動作中、サンプ86は乾燥していてもよいし、あるいは水で充満されていることも可能であろう。通常動作中に、サンプ86が水で充満されていない場合、事故が起こったときに、ドライウェル24の下部領域をあふれさせることにより、サンプを水で充満させることが可能であろう。壁28から内側に間隔をおいて遮蔽壁89が配置され、壁28と遮蔽壁89との間に環状流路132が規定される。環状流路132は、流れ開口部134を有する。環状流路132に沿って、入口流路140と、出口流路142とが延出している。一実施例では、入口流路140と出口流路142は環状であり、流れそらせ板100の流れ出口面104から仕切り144が延出している。仕切り144は、環状流路132の中へ延出し、環状流路132を入口流路140と出口流路142に分割する。別の実施例においては、入口流路140と出口流路142は、ベースマット82に対してほぼ垂直に延出し、互いにほぼ平行である。
炉心溶融の場合、矢印146により示されるように、水94は、ドライウェル24から流れ開口部134に入り、第1の流れ経路150に従って、入口流路140を通過して循環される。水94は、第2の流れ経路160に従って、流れそらせ板100の流れ入口面102に沿って進む。水94がコリウム70により加熱されるにつれて、加熱された水/蒸気混合物は、自然対流のプロセスにより、第3の流れ経路170に従って、流れそらせ板100の流れ出口面104に沿って進む。加熱された水/蒸気混合物は、第4の流れ経路180に従って、出口流路104を経てサンプ86を出る。加熱された水/蒸気混合物は、流れ開口部134を経て排出され、ドライウェル24に戻される。このように、冷却水の循環を促進するために、実質的に曲がりくねった進行経路が形成される。図2及び図3に示される実施例では、コリウム70によるメルトスルーを回避するために、循環水は炉心キャッチャ80の底面と側面を十分に冷却された状態に保つ。
重大事故条件の下で炉心溶融塊を原子炉格納容器の境界の中に保持し、冷却するために、炉心キャッチャ80及び130は受動的デザインを利用する。PCV22の格納容器ベースマット82及び壁28と、コリウム70との相互作用を回避するように、炉心キャッチャ80及び130の内部構造を最適化することにより、炉心キャッチャ80及び130は、コリウム70の上下の冷却を同時に実行する。
以上説明した炉心キャッチャは、重大事故が起こったときに、コリウムを保持して冷却し、コリウムとコンクリートとの相互作用を抑制することにより、そのような相互作用によって起こる原子炉格納容器内部の圧力を最小限に抑え、格納容器構造に対する損傷を防止する。
様々な特定の実施例によって本発明を説明し、例示したが、本発明の趣旨の範囲内で本発明に変形を加えて実施できることは当業者には認識されるであろう。特許請求の範囲に示される図中符号は発明の範囲を狭めようとするのではなく、発明の理解を容易にするためであることが意図されている。
本発明の一実施例による原子炉システムの概略図。 図1に示される圧力抑制プールと直接に境を接している、原子炉システムの炉心キャッチャ領域の一実施例の概略側面図。 ドライウェル内の水だめと直接に境を接しているが、図1に示される圧力抑制プールとは直接に連通していない原子炉システムの炉心キャッチャ領域の別の実施例の概略側面図。
符号の説明
10…原子炉システム、12…原子炉圧力容器(RPV)、14…炉心、22…一次原子炉格納容器(PCV)、24…ドライウェル、26…ウェットウェル、28…(ドライウェルの)壁、30…圧力抑制プール、70…コリウム、80…炉心キャッチャ、82…ベースマット、84…支持格子板、86…サンプ、89…支持格子板遮蔽壁、100…流れそらせ板、102…流れ入口面、104…流れ出口面、106…(流れそらせ板の)根元端部、107…(流れそらせ板の)先端部、110…入口流路、112…出口流路、130…炉心キャッチャ、132…環状流路、134…流れ開口部、140…入口流路、142…出口流路、144…仕切り

Claims (8)

  1. アセンブリであって、
    圧力抑制プール(30)、ドライウェル(24)及び床を具備する原子炉格納容器(22)を備え、
    前記床から上方へ延出するドライウェルの側壁(28)が設けられ、該側壁は前記ドライウェルから前記圧力抑制プールを分離し、前記圧力抑制プール、ドライウェル及び前記側壁(28)が前記原子炉格納容器(22)に格納されており、
    前記アセンブリは、さらに、
    前記原子炉格納容器の内側に設置された原子炉圧力容器(12)と、
    前記圧力容器の下方に配置され、前記原子炉格納容器の前記床から上方へ垂直方向に離間して配置され、前記床との間にサンプ(86)を規定する支持格子板(84)と
    を備え、
    前記ドライウェルの側壁が、前記サンプを規定し、
    前記支持格子板は上板(87)を備え、
    前記アセンブリは、さらに、
    前記上板(87)上に配置された耐火材と、
    前記支持格子板から垂直方向上方へ延出し、前記ドライウェルの側壁(28)から内側へ離間して配置され、前記ドライウェルの側壁との間に環状流路(132)を規定する環状の支持格子板遮蔽壁(89)と、
    前記サンプ内にある少なくとも1つの流れそらせ板(100)と、
    前記環状流路を通って延出し、前記ドライウェルと前記サンプとを流体連通させる入口流路(140)と、
    前記環状流路を通って延出し、前記サンプと前記ドライウェルとを流体連通させる出口流路(142)とを具備するアセンブリ。
  2. 前記サンプ(86)の内部に、実質的に曲がりくねった流れ経路が規定される請求項1記載のアセンブリ。
  3. 前記流れそらせ板(100)は、流れ入口面(102)及び流れ出口面(104)を有する請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  4. 前記流れそらせ板(100)は、該流れそらせ板(100)から垂直に前記環状流路(132)の中へ延出し、前記入口流路(140)と前記出口流路(142)とを分割する仕切り(144)を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  5. 前記入口流路(140)と前記出口流路(142)とは互いにほぼ平行である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  6. 対流により水が前記サンプから前記出口流路(142)を経て前記ドライウェルに戻される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  7. 水が前記ドライウェルから前記入口流路(140)を通過して前記流れそらせ板(100)の流れ入口面(102)に進む請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のアセンブリを有する原子炉。
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